30年上がっていない日本の賃金が これからも上がらない理由

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30年上がっていない日本の賃金が これからも上がらない理由 により Mind Map: 30年上がっていない日本の賃金が これからも上がらない理由

1. 日本の賃金はここ30年ほどずっと上がっていない。 その理由と背景を知ると、 今後の流れが読みやすくなる。

1.1. 日本の賃金がずっと上がらない理由 → 一言でいうと、ダメな人を救う意識が強すぎるから。 年功序列はいまだに結構残っていて、 使えない高給取りが大抵の会社にいる。 (公務員が典型) 法律上、彼らを首にすることはかなり難しい。 そうすると、優秀な人、新入社員など含め、全体の給与水準を下げざるを得ない。 そうすると、やる気が出ないので、会社全体の業績が上がらない。 この負のスパイラル状態は会社側も当然理解してる。 そこでよく希望退職を募っているが、優秀な人もやめてしまうし、 退職金も多く払わないといけないので、これはかなり効率が悪いやり方。

1.1.1. 日本の賃金が上がらないのは、実はデメリットばかりではなくメリットもある。 仕事は出来ないし、やる気もないけど、 勤続年数が長い人からしたら、非常にありがたい。 年功序列制度+正社員の首切りが実質出来ない この2つが組み合わさると、対象者は 既得権益を手にしているようなもの。 そして、この既得権益を手にしてる人は結構なボリュームになる。 会社員経験が長い人なら大体分かるはずで、 50代と30代では、30代の方が使える人が多いが、 給与水準は50代の方が高いことがよくある。 無能な高給取りを残すと 全体の生産性は大きく落とすし、 有能な人の給料を上げる余力が会社に出ないので、全体的な業績は伸びない。 結果として、首を切りやすい非正規比率が高くなり、 生産性が下がり、賃金がずっと上がらない。 無能な高給取りはラッキーだが、それ以外の人は全体的に苦しくなる。 経営者の立場からすると、採用時点でその人を完全に見抜くことは不可能なので、 辞めさせることが難しい正社員採用はリスクが高い。 派遣なんて、派遣会社に相当抜かれるので、全然いい雇用形態じゃないが、 それでも需要があるのは、こういう背景がある。

1.1.1.1. この体制を変えるためには、簡単に首がきれるように法改正する必要があるが、 それをやると失業率は上がる。 政治家は失業率をあげたがらないし、 既得権益を手に入れてる人数は相当数いるので、強い反発が出る。 結局変わらない。 日本は失業率が低いが、背景として首を切れないので、 能力が高くなくても、ずっと会社に残れてしまうから。 もし、簡単に首を切れるようになったら、失業者はきっと増える。 中高年の再就職事情はとても厳しい。 特に公務員→民間は絶望的なほど厳しい。 日本の特徴で、弱者も強者も、有能も無能も関係なく、全員平等に困らないようにしよう という考えが根強い。 これがメリットになる部分ももちろんあるが、 無能な人を救う=有能な人が割を食う=全体の成長が抑えられる という図式は成立してると思う。 そのため、日本の賃金は30年上がっていないし、経済も成長していない。 これだけが原因ではないが、 賃金が上がらない要因の1つになっていることは確か。 今後も賃金は上がっていかない可能性が高い。

1.1.1.1.1. こういった仕組みや背景を知ることに意味はあるが、 話が大きく構造的な問題なので、自分で変えることは出来ない。 現実的に出来ることは、 ネットを使って起業したり、副業したりすること。 数あるネット起業の中で、 輸入物販ビジネスはとてもおススメ。 興味がある人は、ぜひメルマガを登録ください。