1. 初めに
1.1. 勉強会にご参加いただきありがとうございます
1.2. 一応時間は90分としておりますが前後する可能性があるのでご了承ください
1.3. 途中で気になったことなどあったらいつでも止めてもらっていいので質問してください
1.4. 自分も質問させていただきます
1.5. 勉強会と銘打ってますが気楽に聞いてください
2. そもそもECとは
2.1. Electronic commerce(エレクトロニック コマース)の略で
2.1.1. 「電子商取引」と言われ、簡単に言うとデジタルで売買するということ
2.1.2. 呼び方としては、ネットショッピング、ネット通販、Eコマース
2.2. 大きく分けて3つの分野があります
2.2.1. 物販系
2.2.1.1. 食品、衣類、生活雑貨、家電、家具など
2.2.2. サービス系
2.2.2.1. 旅行サービス(チケットや予約)、ウーバーイーツ、サロン系、デジタルデザイン関係など
2.2.3. デジタル系
2.2.3.1. ゲーム課金、電子書籍、有料音楽配信など
2.3. 売買形態が主に4つあり、 誰が誰と取引きをするのかでタイプが分かれます
2.3.1. BtoB
2.3.1.1. 企業と企業の取引き、 部品や原材料の取引きなどで金額も大きなものになりやすい
2.3.2. BtoC
2.3.2.1. 企業から消費者への取引き、 一般的に小売と呼ばれるものになります
2.3.3. CtoC
2.3.3.1. 消費者同士が取引きを行う、 有名なECではヤフオクやメルカリなどがこれにあたります
2.3.4. DtoC
2.3.4.1. メーカーや生産者が直接消費者に取引きを行う 農家さんのECから直接買う
2.4. 市場規模
2.4.1. ECはここ15年以上右肩上がりを続けていて 2021年の時点で20兆円を超える市場規模になっています
2.4.1.1. ※参考資料、出典【経済産業省】
2.4.1.2. 2021年と2022年で比べると前年比2兆499億円の増加
2.4.1.3. 特に物販系が伸びていて13兆9997億円にも上り、 日本にある全コンビニの売上(11兆円2020年時点)や携帯電話の売上(11.9兆円2020年時点)よりも高い数字となっている
2.4.2. 余談ですが、国内で売上高が100億円以上のEC事業者は2022年時点で100社以上あります
2.4.2.1. ヨドバシ、アスクル、ZOZO、ビックカメラ、ユニクロなど
2.4.3. 伸びてる理由
2.4.3.1. ネットでの店舗探しが楽
2.4.3.2. SNSで人気のインフルエンサーが紹介する商品を 買いたい人が増えた
2.4.3.3. 決済方法が豊富ですぐお買い物ができる
2.4.3.4. 定期購入も楽に設定できて、売る側も買う側も
2.4.3.5. 24時間365日全国のECがあるお店から買える
2.4.3.6. スマホでいつでもどこでも購入できる
2.4.4. ECは今後も伸びていく市場と言われており、自社商品がネット販売向けなら参入しない理由はないと思います
3. EC運営に関して
3.1. 基本
3.1.1. 売上高=アクセス数(訪問者数)×購入率(CVR)×購入単価(客単価)で決まる
3.1.1.1. 売上アップに必須な3つの数値
3.1.1.1.1. アクセス数(訪問者数)
3.1.1.1.2. 購入率(CVR)
3.1.1.1.3. 購入単価(客単価)
3.1.2. 基本の3つをアップさせるには
3.1.2.1. アクセス数(訪問者数)
3.1.2.1.1. SEO対策
3.1.2.1.2. ネット広告
3.1.2.1.3. SNS運用
3.1.2.1.4. ブログ
3.1.2.1.5. 実店舗に来店したお客様
3.1.2.2. 購入率(CVR)
3.1.2.2.1. 買い物がしやすいデザイン、導線を作る
3.1.2.2.2. 商品の写真にこだわる
3.1.2.2.3. 商品ページの情報を充実させる
3.1.2.2.4. 決済方法を豊富にする
3.1.2.2.5. 口コミを増やす
3.1.2.2.6. ショップやスタッフの情報を載せる
3.1.2.2.7. カゴ落ちを防ぐ
3.1.2.3. 購入単価(客単価)
3.1.2.3.1. まとめ買いを促す
3.1.2.3.2. 関連商品の同時購入を提案する
3.1.2.3.3. 松竹梅の価格を設定してみる
3.1.2.3.4. ◯◯円以上で送料無料にする
3.1.3. 運営の流れ
3.1.3.1. 戦略立案
3.1.3.1.1. 市場調査
3.1.3.1.2. ターゲット設定
3.1.3.1.3. 差別化ポイント
3.1.3.2. プラットフォームの選定
3.1.3.2.1. 自社EC、ECモール、マーケットプレイス、SNSコマース、フリマアプリなど
3.1.3.2.2. 決済方法
3.1.3.3. 出店や商品販売ページの作成
3.1.3.3.1. ショップ作成
3.1.3.3.2. 商品ページ作成
3.1.3.3.3. 在庫管理
3.1.3.4. 梱包、配送方法
3.1.3.4.1. どんな梱包なのか
3.1.3.4.2. 何で配送するのか
3.1.3.4.3. 購入から配送までどのくらい掛かるのか
3.1.3.5. マーケティング戦略と実施
3.1.3.5.1. SNS、広告、メルマガ、LINE公式、動画作成など
3.1.3.6. カスタマーサポート
3.1.3.6.1. お問い合わせ対応
3.1.3.6.2. 購入後のフォロー
3.1.3.6.3. 返品について
3.1.3.7. ファン作り
3.1.3.7.1. リピーターからファンになってもらう為に コミュニケーションを取る
3.1.3.8. データ分析
3.1.3.8.1. CVRがどのくらいか
3.1.3.8.2. ABテストの実施
3.1.3.8.3. 顧客データの特徴をまとめる
3.2. その他
3.2.1. リピート率を上げる施策一例
3.2.1.1. LINE公式活用
3.2.1.2. 購入後の案内
3.2.1.3. 商品と一緒にチラシ同梱
3.2.1.4. SNSでの声がけ
3.2.1.5. SMS活用
3.2.1.6. メールでの案内
3.2.1.7. 顧客満足度を上げること
3.2.2. ECサイトの種類
3.2.2.1. 自社EC
3.2.2.1.1. メリット
3.2.2.1.2. デメリット
3.2.2.2. ショッピングモール型EC
3.2.2.2.1. メリット
3.2.2.2.2. デメリット
3.2.2.3. 越境EC
3.2.2.4. マルチチャネル型EC
3.2.3. インスタントECが急増している背景
3.2.3.1. 初期費用無料でお店が作れる
3.2.3.2. 設定やデザイン、出品が楽にできる
3.2.3.3. 大手より規制が少ない
3.3. ECで商品が売れない理由
3.3.1. 商品力がない
3.3.2. マーケティング不足
3.3.3. 導線が無い
3.3.4. 顧客対応が悪い(遅い)
3.3.5. サイトのデザイン
3.3.6. コンセプトが不明確
3.3.7. ファーストビューで魅力が伝わっていない
3.3.8. サイトが更新されていない
3.3.9. 商品ページに詳細が書かれていない
3.3.10. などなど、沢山の気を付けるべき点があります一つ一つ無くしていき、1%でも購入率を上げていきましょう!
4. メリット・デメリット
4.1. メリット
4.1.1. 全国のお客様に届けられる
4.1.1.1. 商圏に縛られずターゲットを広げられる
4.1.2. 顧客リストとして残る
4.1.2.1. 購入者データとして残り、想定していた ターゲット層に訴求できているかの判断もしやすい
4.1.2.2. 購入する上でお客様情報をいただくので そこからアプローチをすることもできる
4.1.3. 24時間365日販売可能
4.1.3.1. 実店舗のように営業時間は関係なく 販売が可能
4.1.3.2. 購入後のお礼メールも自動で送られる
4.1.4. 時間、場所を問わず作業ができる
4.1.4.1. スマホやPCがあればどこででも 顧客対応、宣伝、お客様とのコミュニケーションなどが取れる
4.1.5. 低コストで始められる
4.1.5.1. 実店舗を出店する場合、 家賃、地代、店舗改装費、仲介手数料 設備投資、人件費などが掛かるが
4.1.5.2. それらは必要ないのでモールによっては 無料で始められる
4.2. デメリット
4.2.1. 集客に注力しなければならない
4.2.1.1. 物理的にお店を構えてる実店舗に比べて 広いネットの世界だと認識されにくい
4.2.1.2. SNSや広告、実店舗からの流入を促す
4.2.1.2.1. 今の時代情報発信をしていかなければ すぐに忘れられて他のショップに移られてしまう為 どの道やらなければならない
4.2.2. 競合が多い
4.2.2.1. 調べれば誰かが何かしら売っていて それと似た商品が何種類もあるなんてのはザラにある
4.2.2.2. 対策としては、ショップとしてか商品自体、価格、 ラインナップ、導線作りなどを作り独自の強みを作る
4.2.2.2.1. おすすめは商品のラインナップを増やす
4.2.3. 売上が軌道に乗るまでに時間が掛かる
4.2.3.1. 他にも差別化が図りにくい、商品を直接手に取って見れない、 認知までに時間がかかるなどがある
4.2.3.2. 対策としては、根気良く続けるか広告を使って 認知を拡大させる、SNSをバズらせるなどアクセス数を増やすことが大切
4.2.4. 実物が手に取って見れない
4.2.4.1. 直接見れないので感触、香り、味などが伝わりずらい
4.2.4.2. 対策としては、写真点数を増やし、説明文を詳細に書き、キャッチコピーを付ける
4.2.5. 商品の登録、梱包、発送作業
4.2.5.1. 商品登録して販売、売れたら梱包して発送手続きが必要になり時間が掛かる
4.2.5.2. 対策としては、やりやすい流れをマニュアル化し、 正確かつ素早くできるようにする スタッフを雇ったり、家族に手伝ってもらう
5. まとめ
5.1. 結論、ECの市場規模は拡大し続けているので、今後も売上を伸ばしていける可能性は高い
5.1.1. 企業でも個人でも大きな売上は作れる