【ラクめり】0章 物販・メルカリの基礎知識 転売は違法じゃないの?
加藤 拓也により
1. 転売自体は違法に当たるものではありませんが、 商品によっては違法になってしまうものもあったりします。
2. 転売=社会上の仕組み
3. 転売は、小売店等から仕入れた商品を販売して利益を得ています。 これは、スーパーやコンビニが商品をメーカーや卸から安く買い 利益が出る価格で販売してる行為と同じになります。
3.1. 仕入先が違うだけなので、行為自体は罪に問われることはありません。
3.2. もし、それ自体を禁止にすればスーパーやコンビニも違法になってしまう
4. ですが、転売の中で法律に抵触する行為をしていた場合は 違法とみなされてしまう場合がありますのでご注意ください。 最低限の法律知識がないと知らないうちに 違法行為をしてしまう可能性がありますのでしっかりと勉強しておきましょう!
4.1. 商売をやっている以上、罪に問われたときに知らなかったではすまない
4.2. 一番みなさんが耳にする違法転売というのはライブチケットの転売かと思われます!
4.3. ネットで定価の2-10倍ほどの値段で販売して利益を得る方法などが多く存在しています。 この転売を生業としてしている人はダフ屋といわれていますが この転売方法は違法行為です。絶対にやめてください!
5. ニュースやSNSなどで取り上げられるリアル店舗や通販サイトでの買い占め行為を見て 法律に抵触しないのかと疑問を持つ方も見かけます。 これに関してはモラル要素も関係してきますが、 どこからが違法になってどこからが違法にならないのか 合法になるのかの目安について説明します。
5.1. ① 買い占め・大量購入 買い占め・大量購入を規制する法律などは存在しません。 ただし、転売を防止する為に店舗側から禁止される場合もあります。 なぜ禁止されるのかと言うと できるだけ沢山のお客様に商品が平等に行き渡るようにという 配慮をしているからです。 チケット等を転売するのは違法行為とみなされていますが、 普通の商品に関しては規制はないので、 法律面よりモラル的側面が強いといえます。 厳密にいうと嘘をついて購入すると(一人一個まで制限されているものを身分や身なりを変えて買うなど)詐欺罪にあたるとも言われています。 このような悪質な仕入れ、転売が横行してしまうと 本格的に法律の強化や規制強化にもつながる可能性がありますので 社会のルールに違反しないようにルールを守っていきましょう。 なんでもやりすぎはよくありません。
5.2. ② プレ値がついている商品の転売 プレ値とはプレミア価格の略称で 商品の希少価値が跳ね上がっていることです。 需要に対して供給量が追いついておらず、その時の商品自体の価値と言えます。 例えば、音楽バンドが解散するという時に 過去のもう販売していないグッズなどが高騰します。 また、ほかの例として 1000円で売っていたiPhoneのケースが製造終了で廃盤商品になったものなどは Amazonで5000円で売っているというケースもあります。 需要が極端に高まると価格が高騰する、ということはよくあることではありますが、 その商品にどれだけの利益を乗せるかは商品を実際に販売してるお店側の判断なので 転売をしても違法とは判断されないのです。
5.3. ③ 人気ゲームの転売 こちらの転売方法も違法にはなりませんが お店側から拒否をされてしまうことがあります。 なぜなら、これも大量購入と同じような原理で、 一部の人たちが転売目的に商品を買ってしまうことで 本当に欲しいお客様の手元に届かなくなってしまうからです。 しかしこちらは違法ではない転売といえ 今後に違法となってしまう可能性は十分にあります。 買い占めや常識を超える高値での転売が横行すれば 社会の目は当然厳しくなってしまいます。 その結果としてこういった転売が何らかの形で違法となれば 苦しむのは自分になってしまいます。 その商品が欲しいお客様が困るために転売を禁止にしていることもあるので 仕入れを行う時はよく確認して買い占めをせず 節度を持って仕入れを行いましょう。
5.4. ④ 中古商品を新品商品として転売 新品を販売しても違法とはなりません。 ただし、未使用で新品であったとしても 消費者の手に一度渡ったものは古物としてみなされてしまいます。(新古品) そのため古物商許可証を得ていないと法律違反になってしまう事があります。 また、販路となるプラットフォーム側で問題となってしまう場合があります。 例えば、商品自体にほぼ新品だけどダメージがあるものを売って クレームになるとペナルティーを受けてしまったり 最悪の場合通報されて転売が発覚するパターンもあります。 こういった自体になってしまうと販路のアカウントの停止や 時には違法な転売と判断されてしまう可能性があるのでこちらは要注意です。 メルカリ上では、新品・未使用品という分類にはなりますが、 「1度人の手に渡っておりますので、移動の際にできた視認しにくい微小な傷などがある場合もございます。神経質な方はご遠慮ください」など文言を書いておいた方がよい
5.5. ⑤ 医療機器、医薬品の販売 こちらはよく勘違いされる方が多いのですが Amazonやメルカリで販売できるからOKというわけではなく 医療機器、医薬品は販売するにあたっては免許が必要です。 ですので販売すると法律違反となってしまいます! 出せるからという安易な考えで仕入れないようにしましょう。 医薬部外品は免許が不必要なのでこちらはOKです!
5.6. ⑥権利侵害は絶対にしてはいけない レンタルしたCDのコピーや既存商品の複製等は 商品に著作権が存在しているので絶対に転売はしてはいけません。 この行為は確実に法に抵触してしまいますので 自らの経歴に傷を作る行為になります。冗談抜きで逮捕されます!絶対にやめましょう!! 目先の利益のために法を犯してまでやることはないです。 リスクヘッジを必ず念頭に置いて行動しましょう。
6. 皆さんが思っているより、違法になってしまう転売は数多くあります。 ですが、今からお伝えすることをしっかりと理解すれば 法に抵触することなく、高い利益を得ることが可能です。 まず第一に転売はビジネスです。 ビジネス上で法を犯すことはあってはなりません。 しかし、破る人が一定数いるからこそ法律が作られています。 この原理を知らない人が「転売でお金を一時的に稼げればいいや」と 悪徳な手口で転売をし続けていれば、法は自然に厳しくなっていきます。 また、自らが法律を破ってしまうだけではなく 取引相手から訴えられてしまうケースもあります。 転売は法律やマナー、モラルを守っていれば 胸を張れるような仕事でもあります。 ですので、法律を守り、マナーやモラルのある転売を心掛けてしていきましょう。
7. 違法と判断されないように注意するべき点は古物商許可証について。 古物商許可の費用は2万円程度とリーズナブルで有効期限も更新も必要がないので 1度取得してしまえば一生有効です。 取っておいて損はないですので是非とも取得してみてください。 メーカーや卸で仕入れをしない限り 仕入れた商品を転売して違法となる可能性は少なからず存在しますので 古物商許可証を取得しましょう。 また、自分のものをオークションで販売する場合や 無償で手に入れたものであれば、古物商許可は必要はありません。 万が一、転売の違法性が判明すると懲役や、罰金が課せられることになってしまうので 細心の注意を払ってせどりを行いましょう。
8. 少し具体的な対策を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。 転売自体は違法でななくとも 方法ややり方次第では違法行為となってしまいます。 違法すれすれのグレーな転売手法や買い占め 大量購入などの違法ではないけどモラル的な問題になるもの。 古物商許可が必要になるものそうでないもの 転売を行うにあたって意識をしなければいけないことは沢山あります。 多くある注意点の中で共通して言えることは 人に迷惑が掛からないようにということです。 最低限これは守りましょう。 不安な場合にはこちらの記事をもう一度読み返して勉強しておきましょう。