ISO9001認証取得と 「儲かるISO9001」のカンタン 仕組み再構築
作者:村山 一生

1. ISOがお荷物になって困っている
1.1. ISOを取得はしたが、事務作業が増えて困っている。 おまけに維持費も結構かかる。 このままでは、ISOを返上しなければならない。
1.2. 下の図を見てください。 ISO9001を取得して、経営改善を実現できた会社はわずか25%。 残りの75%の会社は、「ISOがお荷物」と感じているのです。
1.3. ところが、その内の50%の会社は、「ISOを取得してから仕事が増えたが、ISOとはこんな ものだろう」 と考えて、
1.4. 仕事が増えたことに何の疑問も持たず、何も手を打っていないのが 現状なのです。
1.5. ISO9001は、「経営の仕組みを改善するためのマネジメントツール」なのです。 もっと具体的にいえば、「会社を儲かる体質に改善するための社長の手引書」なのです。 ISOが重たくなった原因は大抵膨大な「文書」を作ってしまっていることにありま す。「文書管理規程」「工程管理規程」「購買管理規程」など。
1.6. おまけにその下位文書として、「文書作成要領」「文書変更管理要領」など、3次文 書が延々と続きます。 さらに、100枚以上もの「QC工程表」を作っている会社もあるのです。
2. なぜそのようなことが起こるのか?
2.1. ● 先にISOを取得した親会社などから文書類を借りてきて、自分の会社用に焼き直した場合。 早くにISOを取得した会社、とくに大企業は、 「文書を数多く作ることがISOだ」 と考えていますから、そんな会社の真似をしたら、とんでもないISOが出来あがってしまいます。
2.2. ● 神経質なコンサルタントの指導を受けて取得した場合 「文書をたくさん作っておいたほうが、審査員の印象を良くすることができる」 と信じて疑わないコンサルタントがいます。
2.3. コンサルタントは指導先の会社を無事審査にパスさせることが責任ですから、安全サイドを狙うことは無理のない場合があるのですが、
2.4. しかし、こちらは素人。「ISOとはこんなものだろう」と、言いなりになってしまうのです。
3. これからISOを取得しようと考えている経営者の方
3.1. 文書をむやみに作るのはやめましょう。
3.1.1. 文書は「品質マニュアル」と「作業手順書」など最小限度のものにとどめておくことです。 「○○規程」「○○要領」にこだわる必要はありません。 文書を沢山作ったら、システムがしっかりするし、審査にパスしやすくなる、というのは全くの誤解です。
4. ISO会社診断
4.1. これからISOを取得しようと考えておられる会社
4.1.1. 貴社の現状をリサーチさせていただき、貴社にとって最適のマネジメントシステムをご提案いたします。
4.2. すでにISOを取得された会社
4.2.1. 貴社のISOはおそらく効率的に機能していないのではないでしょうか。 「文書が多すぎる」「記録が多すぎる」といった悩みを抱えておられ、従業員から不平不満がでていませんか?
4.2.2. 実はほとんどの会社が、このような悩みを持っておられるのです。 少し発想を変えればいくらでも変えられます。不可能ではありません。
4.2.3. アイソバーコンサルタントは、日常業務と融合したISOの構築をお約束いたします。
5. 儲かるISO9001概要
5.1. ・ISO9001で「儲かる仕組み」の構築を行います。 ・運用中のISO9001を儲かるISO9001に変えます。
5.2. ・新規取得の会社、すでに取得していてISO9001を改善されたい方、いずれにも対応いたします。
6. 「儲かるISO9001」で儲かる会社にする
6.1. ISO9001の取得件数は、すでに3,3万件を超え、返上などもありましたが現在はこの数字は維持されています。
6.2. 最近の傾向としましては、業種の領域が多方面にわたってきたことと、中小企業の取得率増えてきていることです。
6.3. しかしながら、ISOを取得した会社がすべて順風満帆かというと、必ずしもそうではありません。 ISOを経営改善に活かすことが出来た会社は、約4分の1。 大部分の会社は、ISOがお荷物になって、こんなはずじゃなかったと嘆いています。
6.4. その理由は、大企業をそのまま真似たISOのシステムを作ってしまったことにあります。 大企業と中小企業の違いは、本質的に違います。何が違うかと言うと、経営のやり方、社長の仕事、すべてが全く異なるのです。 大企業の真似をした他中小企業は、ほとんど例外なくお金をどぶに捨ててしまっているのです。
6.5. アイソバーコンサルタントは、これからISOの取得にチャレンジされる経営者の方が、「中小企業にとっての正しいISO、儲かるISOの導入、運用」をご理解いただくためのご支援を行っています。 取り巻く環境の変化が激しい現在中小企業に、ISOで売上増・収益増を実現するノウハウを豊富な事例に基づいてご指導させていただきます。
7. すでにISOを取得された会社
7.1. 恐らくあなたの会社は、「○○規程」だの「○○要領」だの「○○手順書」など、膨大な文書ができあがっていることでしょう。 そのために、ISOを取得するのに、膨大な人手と時間がかかったはずです。 文書を見直して減らしても、これまでにかけた人手や時間を取り戻すことはできません。
7.2. 今からやることは、これら膨大な文書で規定された仕事が、お客様のためになるものかを基準に考える
7.2.1. そのうえで、マネジメントシステムが品基準を満たしていくうえで必要なものかと、部署ごとの狙いとするテーマのパフォーマンスが改善されるかに取り組んでていくことです。
7.3. あなたの会社のシステムは、おそらくそれほど重要でもない記録をたくさん作るルールになっていることでしょう。 記録をひとつひとつ見直して、思いきって切り捨てていきましょう。
7.4. それにともなって、記録を作成するという決め事がうたわれている文書を、改訂していきましょう。 最後に、関連する「○○規程」「○○要領」を削っていき、必要事項を「品質マニュアル」に移していきます。
7.5. ISO9001マネジメントシステムは生まれ変わることになります。
7.6. アイソバーコンサルタントでは、重たいISOでお困りの方に『ISOスリム化の診断とアドバイス』をご指導します。
8. 自己紹介:村山イッセイ
8.1. ISOコンサルタント
8.2. ISO9001セミナー講師
8.3. ISO27001セミナー講師
8.4. ISO14001セミナー講師
8.5. ISO主任審査員
8.6. ITコーディネーター
8.6.1. 講師