
1. 自分の動きの癖や骨格を理解する必要がある理由
1.1. 機能解剖学で正しいフォームの基本を理解し
1.2. トレーニング器具や動作方法によって達成できる目標を理解し
1.3. 全身の連動性による効かせるテクニックで無意識に効かせるフォームを習得し
1.4. 各トレーニング種目ごとの効かせるテクニックで1つ1つの種目を極める
1.5. これまでの内容だけでも、十分トレーニングの質を高めることは可能です
1.6. しかし、最終的に自分の身体で効かせるようになるには動きの癖や骨格を元にフォームを修正し 自分のフォームを確立するしかありません
1.7. このトレーニングをやらなければいけないという決まりはないので、自分の骨格や動きの癖に合わせて種目を選ぶことが大切
2. 骨格別の鍛え方
2.1. 腕脚
2.1.1. 腕が長い人
2.1.1.1. モーメントアームが長くなり負荷が強くなる
2.1.1.2. 正しい姿勢で行わないと関節に負担がかかりやすい(フレンチプレス)
2.1.1.3. 一般的な広い可動域を取れない可能性がある(ベンチプレス)
2.1.2. 脚が長い人
2.1.2.1. モーメントアームが長くなり負荷が強くなる
2.1.2.2. 正しい姿勢で行わないて関節に負担がかかりやすい (スクワット)
2.1.2.3. 一般的な広い可動域を取れない可能性がある(スクワット)
2.2. 肩幅
2.2.1. 肩幅が狭い人
2.2.1.1. 僧帽筋上部に効きやすく
2.2.1.2. サイドレイズの場合、重心位置と肩関節が近く三角筋中部に効かせづらい
2.2.1.2.1. ワンハンドサイドレイズやワンハンドラテラルレイズマシンなど 片手で動作する
2.2.2. 肩幅が広い人
2.2.2.1. 三角筋前部や後部に効きやすい
2.2.2.2. 胸や背中の発達が遅れやすい
2.2.2.2.1. フォーム改善や背中にパットを挟んだプレスやチェストサポートロウイングマシンを行う
2.3. 肩
2.3.1. なで肩の人
2.3.1.1. なで肩で肩が落ちている人は僧帽筋上部や上腕二頭筋に効きやすい
2.3.1.2. 三角筋中部や大胸筋に効かせづらい
2.3.1.2.1. 最初に負荷を乗せてから動作する
2.3.1.2.2. プレス種目ではなくフライ種目をメインに行う
2.3.2. いかり肩の人
2.3.2.1. 僧帽筋中部下部や三角筋中部、大胸筋に効かせやすい
2.3.2.2. 腹筋や広背筋下部、上腕二頭筋に効かせづらい
2.3.2.2.1. 肩甲骨を下制する種目を行う
2.3.2.2.2. 前鋸筋や腹筋を使うトレーニング、肋骨を締める意識で鍛える
2.4. 骨盤
2.4.1. 前傾している人
2.4.1.1. 白人や黒人に多く太もも上部やお尻、ハムストリングスに効かせやすい
2.4.1.2. 膝周りの大腿四頭筋やふくらはぎに効かせづらい
2.4.1.2.1. ハックスクワットやレッグエクステンションなど、膝の曲げ伸ばしをメインで行う種目を行う
2.4.2. 後傾している人
2.4.2.1. 日本人に多く膝周りの大腿四頭筋やふくらはぎに効かせやすい
2.4.2.2. 太ももの上部やお尻、ハムストリングスに効かせづらい
2.4.2.2.1. 大臀筋とハムストリングスの柔軟性を高めて、骨盤をニュートラルにした上で脚のトレーニングを行う