1. SVB銀行の今後
1.1. どうなるかはわからないが
1.1.1. 経営破綻をしたうえで引き取る銀行があるかもしれない状況
1.2. これがリーマンショックみたいなシステミックリスクは発生しないだろう
1.3. シリコンバレーのスタートアップのエコシステムが崩壊してしまう可能性がある。
1.3.1. 給料の支払い、企業間決済に利用していた
1.3.1.1. 給料、支払い遅延が起こりうる
1.3.2. 不況になったり、資金調達しにくくなったりとか
1.3.3. 殆どのアセットを失って経営破綻するスタートアップも出る可能性がある。
2. 波及
2.1. シルバーゲート銀行も同様のメカニズムで事業を閉鎖
2.1.1. こちらは仮想通貨関連
3. 日本ではどうか?
3.1. 日本の長期金利上昇傾向にある
3.1.1. アメリカほどではない
3.1.2. 日本国債価格が下がり
3.1.2.1. 含み損となったりするケースはある
3.1.2.2. 住宅ローンの金利が上昇するリスクはある
3.2. 日本人は大手のメガバンクにお金を預けているので取り付け騒ぎのようなことが考えにくい
3.3. スタートアップのエコシステムが崩壊することもあまりないのではないか
3.4. Youtuberの広告が減ってしまう可能性がある。
3.4.1. テックバブル崩壊
3.4.2. 弱気トレンドになると考えられる
4. 問題の本質
4.1. 空前の金融緩和によるバブルの崩壊
4.1.1. 世界中の中央銀行があらゆるところにお金をばらまいた
4.1.1.1. コロナ対策
4.1.1.2. テック企業に流れて
4.1.1.2.1. それがSVB銀行に流れた
4.2. 反動が来るのはあたりまえ
4.2.1. 大手銀行や事業会社にも当てはまる
4.2.1.1. 特殊事情とは言えず、経済全体に波及して
4.2.1.1.1. ポツポツ似たような話が出てくる可能性がある
4.3. SVB銀行においてリスク管理が十分でなかった
4.3.1. 金利の変動に備えるためにはなるべく短い期間の債券を持つというのが必要になってくる
4.3.2. 高い利息を取ろうと思って長い期間(10年国債)の債券を持っていたのではないかと思われる。
4.4. 金融機関自身
4.4.1. 投資の抑制
4.4.1.1. 経済の萎縮
4.4.1.1.1. 2008年リーマンショックのリスク想起
4.5. これはツイッターにあおられた初めてのバンクラン(取り付け騒ぎ)だ。正しい道筋を見極めるには冷静さを保ち、臆測ではなく事実を見ることが重要だ」
4.6. ストレステスト
4.6.1. 1000億ドルから2500億ドル未満の銀行は、審査の頻度が、2年に1度に減らされました。
4.6.1.1. すり抜けてしまった
4.6.1.1.1. 今回、起きたような金利の上昇を想定していないという指摘
5. 概要
5.1. SVB
5.1.1. シリコンバレーバンク
5.1.1.1. 1983年設立
5.1.1.1.1. カルフォルニア州シリコンバレー
5.2. シリコンバレーの企業に対し、多少高い金利を提案して預金を集め銀行が経営破綻したことについて解説
6. SVB銀行とは
6.1. 規模
6.1.1. 総資産2000億ドルくらい
6.1.2. 預金が1800億ドル位
6.1.3. 全米でも29位
6.1.3.1. りそな銀行クラス
6.2. 新興企業向けに預金を集めることで伸びていた銀行
6.2.1. ベンチャー企業やベンチャーキャピタルから
6.2.1.1. 多少高い金利?
6.3. https://www.buffett-code.com/company/us/0000719739/
7. SVB銀行のバランスシート
7.1. 銀行は右側の負債の部に預金が入っている。
7.1.1. 預金は普通の企業とバランスシートが逆
7.1.1.1. お客さんから預金を借りている。
7.1.1.2. 普通の企業:預金は左側=当座資産(流動資産)
7.2. SVB銀行の場合
7.2.1. BS(総資産の規模)が2000億ドルくらい
7.2.1.1. 右側(負債)
7.2.1.1.1. 預金=負債1800億ドル
7.2.1.1.2. 自己資本=200億ドル
7.2.1.2. 左側
7.2.1.2.1. 米国債と不動産担保証券(MBS)
7.2.1.2.2. 現金(6.5%)
7.2.2. 他銀行とのPBR(株価純資産倍率)比較(3/10)
7.2.2.1. SVB FINANCIAL GROUP【SIVB】
7.2.2.1.1. PBR=0.4倍
7.2.2.2. JPMORGAN CHASE & CO【JPM】
7.2.2.2.1. PBR=1.3倍
7.2.2.3. みずほフィナンシャルG【8411】
7.2.2.3.1. 0.6倍
7.2.2.4. りそなHD【8308】
7.2.2.4.1. 0.7倍
8. SVB銀行の運用方法
8.1. 米国債とか不動産担保証券(MBS)といった債券を買って運用
8.1.1. 安全資産とされるものに投資しており、ごくごく一般的な投資
8.1.1.1. 本来なら安全運用
8.1.2. 通常の銀行業務:貸出
8.1.2.1. 長らく低金利が続いたため、貸出より債券投資にシフトしていた
8.1.2.1.1. 通常の銀行
8.1.2.1.2. 投資銀行
8.1.3. 最近の長期金利の値上がりに寄って債券価格が値下がりした。
8.1.3.1. 債券は国の借金
8.1.3.1.1. 金利が下がると価格価格が上がる
8.1.3.1.2. 金利が上がると価格価格が下がる
8.1.4. 目論見
8.1.4.1. 10年国債だったら10年間運用する計画だったらしい
8.1.4.1.1. 満期まで待てばよいデフォルトのリスクもほぼない
8.1.4.1.2. しかし途中で売るとなると安い価格で売らざるを得ない
8.1.5. 現在
8.1.5.1. テック企業にお金が流れにくくなっていてお金が無くなってきた
8.1.5.1.1. 従業員の給料支払い
8.1.5.1.2. 要因は利上げ
8.1.5.2. SVB銀行引き出し率
8.1.5.2.1. 13%超え
8.1.5.3. 引き出しのもう一つの要因
8.1.5.3.1. MMFに預ければ4.5%の利回りが取れる環境
8.1.5.4. 長期金利が上がり価格価格が下がる
8.1.5.4.1. 運用益の含み損
8.1.5.4.2. 売却(譲渡)益の損失
8.1.5.5. 明るみになったのは3/9
8.2. 運用益が含み損を抱えてしまった。
8.2.1. 売れるもの売って
8.2.1.1. 増資または救済するところを探していると発表した。
8.2.1.1.1. いよいよこれはやばいのではないか
8.2.2. それを見たスタートアップがこの銀行破綻するかもしれない
8.2.2.1. 取り付け騒ぎ発生
9. SVB銀行で取り付け騒ぎ発生
9.1. 預金者が大挙して預金を引き出す
9.1.1. 実際には現金はない
9.1.1.1. 米国債とMBSに変えている
9.1.2. 1000億ドル(預金の半分)位が一気に引き出される
9.1.2.1. お金を返せません。預金を降ろせません
9.1.3. 預金保険機構のようなものがアメリカにもあり、ある程度は保護されるが不透明
9.1.3.1. FDICに加盟している
9.1.3.1.1. 25万ドルまで保護
9.2. 期日までに預金が足りないとなった時にも他金融機関が救済することもある
9.2.1. 救済に動くところもなかった
9.3. 歴史的に何度も起きていた
9.3.1. 銀行に信用不安が出る
9.3.1.1. 立ち行かなくなり
9.3.1.1.1. 政府の管理下に置かれる