呼吸と姿勢

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呼吸と姿勢 par Mind Map: 呼吸と姿勢

1. 腹腔内圧

1.1. メカニズム

1.1.1. 腹腔内圧=静水圧であり、理論的には腹腔内のどこでも均一である

1.1.2. 腹壁の緊張が高い状態=腹圧上昇ではない(腹筋の緊張上昇と腹腔内圧は相関しない)

1.1.3. バルサルバ操作における腹腔内圧において、腹横筋の貢献が最も大きい。腹直筋は最も低い

1.1.4. 腹腔内圧は体幹伸展と相関関係がある

1.1.4.1. 腹腔内圧上昇には、腹壁を全て緊張させる必要がある→腹横筋、横隔膜、骨盤底筋が主である

1.1.5. 腹腔内圧は椎間板圧にかかる力を30~50%上昇する

1.1.6. 腹腔内圧の上昇による脊柱安定化作用は、体幹筋群による脊柱安定化作用の二次的副産物であるとする見解もある

1.1.7. 吸気時には腹腔圧は低下する

1.2. バイオメカニクス

1.2.1. 脊柱伸展モーメントを発生させる

1.2.1.1. 腹腔内圧の伸展モーメントと腹筋群の屈曲モーメントの拮抗作用で脊柱安定

1.2.2. 脊椎椎間配列を整え、関節突起間関節の剪断力を最小限にする

1.2.2.1. 腹腔内圧上昇がピーク値比27~61%の時、腰椎前後の動揺性が8~31%低下減少した

1.2.3. 腹腔内圧上昇により、腹筋群の発揮効率を維持する(筋の長さ-張力関係)

1.2.3.1. 体幹における力の伝導効率を高める

1.3. エロンゲーション

1.3.1. 脊柱にかかる圧縮ストレスを減少させることで脳の危機認知を減らす

1.3.2. 体軸が抗重力方向に伸長する

1.3.3. 一般的な伸展は、恥骨結合よりも胸骨柄が後ろに移動するが、抗重力伸展は恥骨結合の真上に胸骨柄があり、その2点間の距離が遠ざかる

1.3.4. 小脳虫部機能(脊髄小脳)

1.4. 胸腔内圧

1.4.1. 胸郭内の空間

1.4.2. 声門と横隔膜によって蓋をされている

1.4.3. 頚椎、肩甲骨に構造的安定を提供

1.4.4. 口呼吸NG

1.5. 他機能

1.5.1. 3つの空間

1.5.1.1. 口腔

1.5.1.1.1. FHPと開口

1.5.1.2. 胸腔

1.5.1.3. 腹腔

1.5.2. 3つの機能

1.5.2.1. 舌骨上筋群

1.5.2.1.1. 舌骨上筋群と舌骨下筋群

1.5.2.1.2. 顎二腹筋と肩甲舌骨筋

1.5.2.2. 横隔膜

1.5.2.3. 骨盤底筋群

2. 姿勢

2.1. 良姿勢とは

2.1.1. 人種や年齢、性、また場合によって異なる

2.1.1.1. 脊柱のニュートラルに戻れる

2.1.1.2. 関節可動域が確保されている

2.1.1.3. 心理的負荷がかかっていない

2.1.1.4. 身体イメージが良好であること

2.1.2. 5つの観点

2.1.2.1. 心理学的視点:心理的に安定している

2.1.2.2. 作業能率的視点:作業能率が良い

2.1.2.3. 生理学的視点:疲労しにくい

2.1.2.4. 力学的視点:重心線と支持基底面

2.1.2.4.1. 全体

2.1.2.4.2. 骨盤・胸郭

2.1.2.4.3. 肩甲骨

2.1.2.5. 美学的視点:見た目に美しい

2.2. 機能不全

2.2.1. Chest Gripping

2.2.1.1. コアの安定性不全により発生

2.2.1.1.1. 下部腹横筋のコア安定性不全

2.2.1.1.2. 上部腹筋群(特に腹直筋と外腹斜筋)で締めて固める

2.2.1.1.3. 下位胸郭の側方拡張を妨げる

2.2.1.1.4. 吸気不全、脊柱伸展不全

2.2.2. Butt Gripping

2.2.2.1. 骨盤の安定性不全により発生

2.2.2.1.1. 大殿筋の緊張で不安定性を代償

2.2.3. オープンシザースシンドローム

2.2.3.1. 横隔膜、骨盤底筋の面がハサミのように開いている

2.2.3.1.1. 胸腰椎移行部での伸展で代償をする可能性がある

2.2.3.2. 特徴

2.2.3.2.1. 横隔膜のドームは低下し上向きとなっている

2.2.3.2.2. 骨盤底筋は下方を向く

2.2.3.2.3. 腰椎の前弯頂点がL5に移行していることも特徴

2.2.4. スウェイバック

2.2.4.1. 腰椎の前弯頂点がL3より下位に移行する

2.2.4.2. 下位胸椎の腰椎化

2.2.4.3. 横隔膜付着部(=脚部)の伸展

2.2.4.4. 適切なコアの安定性を生み出せないため、不定愁訴を引き起こしやすい

2.2.5. 現代人の姿勢の特徴

2.2.5.1. 脊柱

2.2.5.1.1. 胸椎フラットぎみ、腰椎は過前湾

2.2.5.1.2. 正常な彎曲を有している脊柱では10の抵抗力がある

2.2.5.1.3. 脊柱が耐えうる負荷量(骨・靭帯)

2.2.5.1.4. 緩衝機能

2.2.5.2. 肋骨

2.2.5.2.1. 内旋位に見えるが外旋位である

2.2.5.3. 骨盤

2.2.5.3.1. 後傾位に見えるが、前傾位である

2.2.5.4. スラウチング

2.2.5.4.1. 骨や靭帯などの受動的システムのみでの姿勢保持は脊柱を適切に維持できない

2.3. 中枢神経

2.3.1. 前庭脊髄系と筋緊張

2.3.1.1. 人は、日頃無意識のうちに「筋緊張」を調整して姿勢の維持を行っているが、主にその調整をするのが前庭-脊髄系。

2.3.1.1.1. 三半規管や平衡斑などの受容器で重力加速度などを感じ取り、その情報が中枢神経系に送られた後(インプット)

2.3.1.1.2. 姿勢調整回路から全身の筋肉などに指令がいき、姿勢を保っている(アウトプット)。

2.3.1.2. 赤ん坊は発育発達の過程において、筋力が鍛えられたから立てる様になるのではなく、平衡感覚系を中心とした脳の機能が発達をしたことで立てる様になる。

2.3.1.3. 筋力

2.3.1.3.1. 意識して使える

2.3.1.4. 筋緊張

2.3.1.4.1. 自分の意識で上げたり、下げたり出来るものではなく、脳の機能レベルに合わせて働く。

2.3.1.5. 重力と耳石

2.3.1.5.1. ヒトは地球上に存在する1つの物質であると捉える(=物体)

2.3.1.5.2. 地球上の質量ある物体には、全て9.8Gという重力加速度が生じる

2.3.1.5.3. 重力ストレスとどう付き合うかが重要

2.3.2. 視覚と姿勢

2.3.2.1. 視覚に引っ張られてFHになる

2.3.2.2. 過剰な固定視は筋の過緊張を生む

2.3.2.3. 視覚の情報は脳への影響が強い(他の感覚より)

2.3.2.4. 姿勢改善には視覚、前庭覚、表在&深部感覚の統合が必要

2.3.2.5. ボディスキーマ、ボディイメージを書き換える

2.3.2.5.1. ボディスキーマ:身体図式(無意識)

2.3.2.5.2. ボディイメージ:自分の体に関する表象(意識)

3. 呼吸

3.1. 呼吸とは?

3.1.1. 生体が生命の維持に必要な酸素を外界から取り入れ、代謝の結果生じた二酸化炭素を体外に排出すること。

3.1.1.1. 喚起…空気が気管を通り、常に肺から出入りする

3.1.1.2. 外呼吸…ガス交換(酸素の供給と二酸化炭素の排出)が肺内の血管と肺胞の間で行われる

3.1.1.3. ガスの運搬…酸素と二酸化炭素が血流にのって肺から各組織へ、あるいは組織から肺へと運搬される

3.1.1.4. 内呼吸…各組織の毛細血管にて、血液と組織細胞内でガス交換が行われる

3.1.2. 日常生活での呼吸

3.1.2.1. 鼻呼吸

3.1.2.1.1. 「静かな呼吸、軽い呼吸、ソフトな呼吸」

3.1.2.2. 横隔膜呼吸

3.1.2.3. 規則正しい呼吸

3.1.3. 理想

3.1.3.1. CP=40秒以上

3.1.3.1.1. 40秒以下であれば、まずは呼吸の問題を解決

3.1.3.2. Alternative&Reciprocalな呼吸

3.1.3.2.1. =交互的、且つ相反的

3.1.4. 過呼吸

3.1.4.1. 肋間筋と呼吸補助筋の過活動

3.1.4.2. 低酸素症:PaCO2の減少(↓40mmHg)が身体のpHを7.4以上にする(アルカリに傾く

3.1.4.2.1. 免疫システムの弱化

3.1.4.2.2. pHバランスを崩す要因

3.2. 改善方法

3.2.1. 生理学的アプローチ

3.2.2. 機能学的アプローチ

3.2.2.1. 抑制したい筋群

3.2.2.1.1. 頸部

3.2.2.1.2. 体幹部

3.2.2.2. 促通したい筋群

3.2.2.2.1. 体幹部

3.2.2.2.2. 肩甲骨

3.2.2.2.3. 骨盤

3.3. 生理学的要素

3.3.1. 血液

4. 胸郭

4.1. 胸部の外郭を成す部分

4.1.1. 役割

4.1.1.1. ①心肺器官や大血管の保護

4.1.1.2. ②頸椎、肩甲骨に対して構造的基盤として働く

4.1.1.3. ③頭部、頸部、上肢の運動と安定のための筋付着部の提供

4.1.2. 構造

4.1.2.1. 肺、心臓、大血管、食道

4.1.2.2. 上部は舌骨

4.1.2.2.1. 特に第11~12はキャリパーアクション

4.1.2.3. 横隔膜により腹壁を隔てる

4.1.2.4. 12の胸椎、24の肋骨

4.1.2.4.1. 肋骨

4.1.3. 可動域

4.1.3.1. 屈曲伸展

4.1.3.1.1. 腰椎:胸椎・1:1

4.1.3.1.2. 下位につれて増大

4.1.3.2. 回旋

4.1.3.2.1. 1:7

4.1.3.2.2. 下位につれて減少

4.1.4. 側屈

4.1.4.1. 一定

4.1.5. 胸骨柄体軟骨結合

4.1.5.1. 特徴

4.1.5.1.1. 胸骨柄と胸骨体から成る

4.1.5.1.2. 半関節(仙腸関節や恥骨結合と同じ)

4.1.5.1.3. 晩年には骨化をするが、それまでは胸郭拡張にわずかに寄与する

4.1.5.1.4. 胸骨柄靭帯が付着しており強度を高めている

4.1.5.2. アライメント

4.1.5.2.1. 胸骨柄と胸椎3番は同高にあるのがニュートラルである

4.1.5.2.2. 胸椎2番と同高の位置は、軍隊姿勢などにみられる

4.1.5.2.3. 胸椎4番と同行の位置は、フラットバックやスウェイバックなどの円背に見られる

4.2. 胸郭と肩甲骨

4.2.1. 肩甲骨は胸郭の影響を強く受ける

4.2.2. 例えば、胸郭が後方回転した場合、肩甲骨は前傾位となる

4.2.3. 挙上は頚部筋に引っ張られることに由来する

4.2.4. 肩甲骨の評価だけでは全体を把握することは出来ない

4.3. 筋肉

4.3.1. 横隔膜

4.3.1.1. 役割

4.3.1.1.1. 姿勢維持

4.3.1.1.2. 呼吸

4.3.1.1.3. 括約

4.3.1.2. 起始停止

4.3.1.2.1. 起始:中央腱

4.3.1.2.2. 停止

4.3.1.2.3. 横隔膜繊維の殆どが垂直に走っている。 水平繊維は腱中心と肺や心臓の下部分だけである。

4.3.1.3. 機能

4.3.1.3.1. ①胸腔体積上昇で換気が行われる

4.3.1.3.2. ②腹圧体積減少で腹圧高まり姿勢安定化

4.3.1.4. 特徴

4.3.1.4.1. 身体において最も左右差のある筋

4.3.1.4.2. 固有受容器が少ないため知覚できない

4.3.1.5. zoa

4.3.1.5.1. 肋骨と横隔膜が平行している部分を指す

5. 骨盤

5.1. 筋肉

5.1.1. 骨盤底筋群

5.1.1.1. 機能

5.1.1.1.1. 骨盤底筋の収縮は、腹横筋、内外腹斜筋の活動を増加させる

5.1.1.1.2. 緊張すると、仙骨のカウンターニューテーションを起こす

5.1.1.2. 構成

5.1.1.2.1. 表層(括約筋、勃起筋)

5.1.1.2.2. 中層(尿生殖隔膜)

5.1.1.2.3. 深層(骨盤隔膜)

5.1.1.2.4. 肋骨内旋位=緩みの位置

5.2. 動き

5.2.1. 前傾

5.2.1.1. インレット屈曲・外転・外旋&アウトレット伸展・内転・内旋

5.2.2. 後傾

5.2.2.1. インレット伸展・内転・内旋&アウトレット屈曲・外転・外旋