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1. ブロックチェーン

1.1. 特徴

1.1.1. あらゆる資産を仮想通貨と表現し、第三者不要かつ改ざんできない状態絵管理する事のできる技術

1.1.2. 特定の管理者が不要

1.1.2.1. ノードにより管理されており、全ノードが完全に同一の資産データを保有している

1.1.2.2. そのため、コピー、改ざんしても他のすべてのノードと照らし合わせて異なるデータであると判明したらそのデータは排除される

1.1.3. オープンソース

1.1.4. 明確な定義はない

1.1.5. 成長産業の中で最も必要とされている人材(エンジニア、マーケター、企画、etc)

1.1.6. あらゆる資産を仮想通貨として管理する

1.1.6.1. お金や土地、家など(資産と仮想通貨を紐づく事の証明が必要)

1.1.7. 全てのノードを同時に破壊しないとブロックチェーンは破壊されない

1.1.8. 仮想通貨の移動履歴が記録されており、公開鍵を使用することでその履歴を誰でも閲覧することができる。秘密鍵は実際に移動する際に必要

1.1.9. 中身は何時でも閲覧できる

1.1.10. 最初のブロックはGENESISブロック

1.1.11. 「パブリック型」「プライベート型」「コンソーシアム型」の3種類

1.1.11.1. パブリック型は無数のマイナーによって管理されており、非中央集権

1.1.11.1.1. ビットコインやイーサリアム

1.1.11.1.2. 非中央集権

1.1.11.1.3. トラストレス(仲介者がいないから信頼不要)、トランスペアレンシー(全て公開されいて透明性がある)の2つの要素を重視している

1.1.11.1.4. マイナーは不正を行うと報酬の価格が下がるため、経済合理性が働く

1.1.11.2. プライベート型は特定の運営者が存在し、記録データの編集・削除が可能、非公開

1.1.11.3. コンソーシアム型は特定できる多数の運営者で管理し、データは運営者にだけ公開する

1.1.11.3.1. LiquidNetwork、Hyperledger

1.1.12. 分散型データベースはクライアントサーバ型でクライアント、サーバ、データベースを行き来するが、ブロックチェーンはPtoP型でコンセンサスアルゴリズムでピア同士で完結する

1.1.12.1. ピア数が増えてもシステム性能は増えないが分散性は高まる

1.1.12.2. そもそも分散させてる目的が異なる

1.1.12.3. コンセンサスアルゴリズム(最適な意見しか出ないようにする)の例としてPoWやPoSがある

1.1.13. サーバがないためサーバダウンが発生しないゼロダウンタイムがある

1.1.14. 可用性(サーバが無い)と分断耐性(PtoP)はあるが一貫性(全ノードの同期に時間かかる)がない

1.1.14.1. 可用性:システム障害によりサービスが停止しない

1.1.14.2. 分断耐性:システムのネットワークが遮断された場合でもサービスが停止しない

1.1.14.3. 一貫性:サービス利用者が常に最新のデータにアクセスできる

1.1.14.4. CAP定理

1.1.15. 改ざんすると困るデータ(不動産など)を記録する事には向いているが。即時性が求められるもの(決済など)、閲覧されては困るもの(個人情報など)は向いていない

1.1.15.1. 基本的に取引データしか記録されない

1.1.16. 暗号化⇒複合化

1.1.16.1. エニグマ暗号、共通鍵暗号

1.1.16.2. ブロックチェーンでは公開鍵暗号(公開鍵⇒秘密鍵)を使う、その分セキュリティは上がるが処理速度が遅い

1.1.16.2.1. 一般的には共通鍵暗号と公開鍵暗号を組み合わせることが多い

1.1.17. ハッシュ関数を用いると入力値から予測できない出力値を出すが、マイニングは出力値が「000...」になる入力値を探す作業(PoW)

1.1.17.1. パスワードもハッシュ化されて、サービス提供者は毎回ハッシュ地を照合しているに過ぎない(だから再発行するしかない)

1.1.17.2. 000...を増やすことでディフィカルティを調整している

1.1.17.2.1. 1時間ごとに生成されるブロック数が一定になるように調整されている

1.1.17.3. 定期的にデータをハッシュ化する事により前後でハッシュ値が異なっていないか確認する

1.1.18. デジコンをハッシュ化して公開鍵で暗号化した電子署名とデジコンを送り、デジコンのハッシュ値と電子署名の複合化されたハッシュ値が一致しているか確認する

1.1.19. 公開鍵の持ち主を検証・管理するために電子認証局があり、一連の流れをPKIという

1.1.20. 電子署名にタイムスタンプを押す事でいつの時点でデータが存在したか証明する

1.1.21. P2P方式の分散データストレージにデータが保存され、データのハッシュ値をブロックチェーンに保存する事で、定期的にハッシュ値が変わらないか検証できる

1.1.22. 複数のノードの計算作業が異なる事で異なるブロックが形成される事があるが、基本的には一番長いチェーンが正となる

1.1.22.1. ソフトウォークとハードウォークがあり、ブロックの形成ルールを前者は厳しく、後者は易しく(だから反対意見が出る)したもの

1.1.22.2. ビットコインは反対意見が多かった(報酬の仮想通貨も分裂する)ため、ビットコインキャッシュが生まれた

2. 仮想通貨

2.1. 仮想通貨の特徴

2.1.1. 実態を持たず、デジタル上に存在する

2.1.1.1. ハッキングの危険性がある

2.1.1.1.1. 仮想通貨のウォレットにはインターネットに接続されているホットウォレットと、接続されていないコールドウォレットがある

2.1.1.1.2. ハッキングを防ぐためにはコールドウォレットが適している

2.1.1.1.3. デジタルであるため、意図せず紛失する可能性がある

2.1.2. 円やドルなどの法定通貨は財布で管理するが、仮想通貨はウォレットで管理する

2.1.2.1. ウォレットには公開鍵と秘密鍵があり、仮想通貨を受け取るために公開鍵のウォレットアドレスを送り主に教える必要がある

2.1.2.1.1. 送金者は秘密鍵のウォレットアドレスを生成する必要がある(パスワードの役割)

2.1.2.1.2. 秘密鍵は再発行できない

2.1.2.1.3. 秘密鍵を知られると勝手に仮想通貨を送金されてしまう

2.1.2.1.4. 秘密鍵を紛失すると永久に使用できなくなる

2.1.2.2. 仮想通貨のウォレットには実態があるハードウェアウォレットと実体がないソフトウェアウォレットがある

2.1.2.2.1. ハードウェアウォレットとして過疎通貨ウォレット専用の端末がある

2.1.2.2.2. 送金時のみインターネットに接続するためセキュリティは高いが利便性が低い

2.1.2.2.3. ソフトウェアウォレットは「ウェブ版」「モバイル版」「デスクトップ版」がある

2.1.2.2.4. ハードウェアウォレットを失っても秘密鍵を紛失しない限りは仮想通貨は無くならない

2.1.2.3. ビットコインはそのものをウォレットに入れず、未使用残高(UXTO)を取引履歴としてウォレットから閲覧する事ができる

2.1.2.3.1. イーサリアムはアカウントが存在し、そのものの残高をウォレットで管理している

2.1.3. 電子マネー(Suicaなど)は自国の法定通貨の代替手段に過ぎず、外国の法定通貨と交換できないが、仮想通貨は交換できる

2.1.4. ポイントサービスは利用者同士のポイントの譲渡や売買はできないが、仮想通貨は利用者同士で譲渡や売買ができる

2.1.5. ボラティリティがある

2.1.5.1. 法定通貨の需要が低くなった(キプロスの金融危機など)場合は価格が高騰する

2.1.5.1.1. 逆に、中国が仮想通貨の取引を禁止した際は10分の1に暴落した

2.1.6. 決済することができる

2.1.6.1. 仮想通貨はクレジットカードに比べて手数料が安く、また手数料はクレジットカード会社ではなくマイナーに渡る。また専用端末は不要で、QRコードで決済できる

2.1.7. 送金手数料が国内外問わず変動せず、法定通貨より安い

2.1.8. 売りたい人と買いたい人の希望価格が一致した時点で価格が決まる

2.1.9. 寄付をする場合にトランスペアレンシー(透明度)の問題を解決できる

2.1.10. ブロックチェーンという技術によって誕生した

2.1.10.1. ブロックチェーンは、デジタル上のあらゆる価値の流通を第三者を排除した状態で成立させる

2.1.10.2. 仮想通貨を作った人はいるが管理している人はいないのはブロックチェーンがあるから

2.1.10.3. 仮想通貨の信用は「偽造や改変ができない」「誰にも支配されない」「発行量に限りがある」と言う要素で成立しており、ブロックチェーンが可能にしている

2.1.10.3.1. 法定通貨は発行主体への信用がある

2.1.11. 正体不明のサトシナカモトが9枚の論文をあるサイトの暗号技術に関するメーリングリストに投稿した事でビットコインが生まれた

2.1.11.1. 現在の送金システムの抱える課題を解決した

2.1.11.2. 手数料が高い、少額送金ができない、休日は使用できない、第3者が不正できてしまう、個人情報の開示が必要

2.1.12. 投機・投資的な需要が多く、ボラティリティが大きいため仮想通貨は価値の保存は満たしていないため通貨として定義づけられない

2.1.12.1. 法定通貨は価値の交換手段、価値の尺度、価値の保存が成立している

2.2. 仮想通貨の入手方法

2.2.1. 誰かからウォレットに仮想通貨を送ってもらう

2.2.2. 仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する

2.2.2.1. 取引所にアカウントを開設し、法定通貨を振り込むことでUSDやJPCなど通貨コードで表現した単位概念を受け取れる

2.2.2.2. 他人の仮想通貨と法定通貨の交換を取り次ぐ場合は各国の規制当局からの認可が必要

2.2.2.3. 2011年Mt.Gox事件で、マリアビリティ(登山ざくしょん展性)という、取引に対する取引IDの偽物を作成する問題が原因で85万BTCが盗まれた

2.2.2.3.1. 取引所も利用者と同様1つのウォレットで管理しているためハッキングの対象になりやすく、できれば自分のウォレットで管理が必要

2.2.2.4. 取引所内での仮想通貨取引は取引所内部の独自のデータベースに記録され、ある程度の取引が蓄積されたらまとめてブロックチェーンに記録する

2.2.2.4.1. スケーラビリティ問題を回避しようとしている

2.2.2.5. 利用者それぞれのウォレットを1つのウォレットとして扱い、このウォレットが外部と取引をしている

2.2.2.5.1. スケーラビリティの問題を回避するため、内部の取引を外部との取引から分離させている

2.2.2.6. マネーロンダリング防止(AML)やテロ資金供与対策(CFT)のために、FATFと言う国際機関の勧告で、金融取引時に本人確認(KYC)が義務付けられている

2.2.2.6.1. 利用者のウオレットを本人と紐づけており、脱税も防止している

2.2.2.7. 管理者がいるCEXに対して、管理者がいないDEXはブロックチェーンのみで動いており、メンテやサーバダウンはないがKYCがない、秘密鍵の管理が自己責任になるというデメリットがある

2.2.3. マイナーがマイニングで仮想通貨を発行する(特殊な装置が必要)

2.2.3.1. マイニングによりブロックチェーンの各ブロックを形成している

2.2.3.1.1. ノンス(乱数)という特定の数字を見つける計算作業

2.2.3.1.2. 計算作業するコンピュータをノードといい、このノードがマイナーとなる

2.2.3.1.3. 各ブロックを形成できるマイナーは各ブロックにつき一人までのため、早い者勝ちとなる

2.2.3.2. 報酬として発行した仮想通貨がもらえる

2.3. 仮想通貨の種類

2.3.1. ビットコインは送金が目的なのに対して、イーサリアムはアプリケーション開発が目的

3. プロジェクト

3.1. ビットコイン

3.1.1. 「多重支払いが発生しない電子通貨を、金融機関などの第三者を仲介させることなく実現する」という仕組みを実現しようとしていた

3.1.2. 第3者が必要な状況の問題点

3.1.2.1. 個人間にトラブルが発生した場合の仲裁対応に備えて仲裁コストを手数料として予め徴収するため、仲裁コストを下回る少額取引を実現できない

3.1.2.2. トラブル対応のために取引を取消できる仕組みを備える必要があり、非可逆的な取引を実現できない

3.1.2.2.1. 可逆的な取引を実現するために高度な信用が求められるため、金融機関は顧客に対して必要以上の個人情報の取得が必要

3.1.2.3. 以上の備えをしても不正を完全に防ぐことはできない

3.1.3. 解決策

3.1.3.1. 第三者への信頼ではなく、暗号技術を基にした仕組みを使う

3.1.3.2. PtoP方式の分散タイムスタンプサーバを使用して取引時刻を数学的に検証し、多重支払いを防ぐ

3.1.3.2.1. 取引に関係ない人も含めて全員公開することで最初の取引だけ有効化する

3.1.3.2.2. タイムスタンプサーバによってある時点におけるデータの存在証明に活用される

3.1.3.3. 仮にPtoPネットワーク内に悪意のあるノードが存在したとしても、その数を善意のあるノードの数が上回っている限り、正常な状態を維持可能

3.1.4. 送信情報含めた過去の取引情報と、送り先の公開鍵をハッシュ化してチェーンの最後に電子署名する

3.1.4.1. 電子署名する事で誰が所有していたかを証明できる

3.1.5. POWとはハッシュ関数の逆算をする処理

3.1.5.1. POWにおける参加権は各CPUに対して1つ

3.1.6. ブロックチェーンの改ざん可能性は、特定のブロックの後に連なっているブロックの数に対して指数関数的に小さくなる(後ろに連なるブロックが多いほど、改ざんに必要な作業量が増える)

3.1.7. 最も多くのCPUが費やされたブロックチェーンが正しいチェーンとみなされ、合意形成の代表者となる

3.1.7.1. なので不正なチェーンは正しいチェーンを追い抜く必要がある

3.1.8. ブロックチェーンネットワークにおいては全てのノードが同じ動作を行っている

3.1.8.1. ①新しく発生したトランザクション(取引)は、全てのノードに共有される

3.1.8.2. ②各ノードは、受け取ったトランザクションを新規ブロックに取り込み始める

3.1.8.3. ③各ノードがPoWを開始する(ノンスを探し始める)

3.1.8.4. ④PoWが完了次第ブロックが形成され、そのブロックを全てのノードに共有する

3.1.8.5. ⑤各ノードは、受け取ったブロック内の全てのトランザクションが正しいものであるかどうか検証する

3.1.8.6. ⑥各ノードは、承認したブロックのハッシュ値を次のブロックに取り込み始める

3.1.8.7. 全てのノードが同時にPoWを行うため、僅かな時間差によって複数のブロックが形成される

3.1.8.7.1. そのため、結果的にブロックチェーンは最長のものが正しいものとして選ばれるものの、最新のブロックを生成している最中は、いくつものチェーンに分岐している状態になっている

3.1.9. PoW(マイニング)の報酬となるビットコインは新しく発行されるものであり、これが新しくビットコインを発行するための唯一の方法

3.1.9.1. 本質的にはビットコインの価値の裏付けは、PoWを実施するために必要なCPUの時間と電力であると考えられる

3.1.9.2. PoSは仮想通貨の保有量に応じてブロックの承認率が決まるため、マイニングに必要なコストを削減できる

3.1.10. ビットコイン取引は少額の手数料がかかり、これもノードのインセンティブ

3.1.10.1. ビットコインには発行上限(約2,100万枚)があるため、すべて発行した後は取引手数料のみがインセンティブとなる

3.1.10.1.1. その頃にはインフレから完全に開放されているはず

3.1.11. ビットコイン取引が増えるにつれてノードが保持しなければいけないデータも膨大になる

3.1.11.1. 複数の取引記録をまとめてハッシュ化し、出力されたハッシュ値のみを常に保持しておく(マークルツリー)

3.1.12. ブロックヘッダのみPoWで検証すればよい仕組みもあるが、過去のすべての取引記録を保持するフルノードも存在する

3.1.13. 最小単位は0.00000001BTCで1satoshiと呼ばれている

3.1.14. 新しいブロックが形成されてから6つのブロックが形成されると、ファイナリティ状態(不正確率が0.1%未満)

3.1.15. ビットコインの仕組みはプログラムにより全て制御されており、そこには一切の恣意性がない

3.2. イーサリアム

3.2.1. ワールドコンピュータと呼ばれるほど汎用性が高い

3.2.2. スマートコントラクトが実行できる

3.2.2.1. スマートコントラクトは一度デプロイ(実行)されるとプログラムコードが変更できないので新たなスマートコントラクトを定義してデプロイする必要がある

3.2.2.2. 高級プログラミング言語(Solidityが一番人気)が使用される

3.2.2.3. ほぼ全てのトランザクションでEVM(仮想マシン)が必要で、専用の高級言語デコンパイルができる

3.2.2.3.1. アカウント情報(アドレスやイーサ残高など)やブロック情報(ブロックナンバーやガス価格など)にアクセスできる

3.2.2.3.2. EVMはスタックベースのアーキテクチャを有しており、一時的な値は全てスタックに格納される

3.2.2.3.3. イーサリアムの状態(ステート)を更新する事が役割(常にステートを変化させている)

3.2.3. 複雑なコードを実行可能なバーチャルマシン(仮想マシン)を動かすことができる

3.2.4. ヴィタリックは自ら新しいプロジェクトを立ち上げる事を決めて2014年にICOを実施

3.2.5. 使用するにはガス代(手数料)が必要

3.2.6. ETHで支払われ、weiが最小単位(1ETH=1京wei)

3.2.7. 4段階の計画的ハードウォーク(イーサリアム2.0は未完成)を実施しており、旧チェーンはディフィカルティボムでディフィカルティを意図的に上げている

3.2.8. 汎用データストア(キー・バリュー型で表現できる全てのデータ)の状態遷移も記録するため、「ワールドステートコンピュータ」と呼ばれる

3.2.8.1. ネットワーク全体で1つの状態を管理している

3.2.9. ビットコインと違いチューリング完全(あらゆる処理を実行可能な仕組み)であり、プログラムの停止性問題(プログラムを実行する事なくそのプログラムの帰結を予測できない)を解決した

3.2.9.1. 意図しない無限ループを防ぐため、ガスが不足したら強制的にプログラムが停止する仕組みを導入

3.2.10. イーサリアムでは、web3.jsというJavaScriptライブラリを使用して非中央集権型サービス「DApps(DecentralizedApplications」の開発が可能

3.2.10.1. Swarm(P2Pストレージへのインターフェース)とWhisper(P2Pメッセージングサービス)も含めて3つの要素でWeb3.0サービス(DApps)の開発が可能

3.2.11. 外部所有アカウント(EOA)とコントラクトアカウントの2種類が存在し、普段使っているウォレットはEOA

3.2.11.1. EOAは秘密鍵によって制御され、0xから始まるウォレットアドレス、コントラクトアカウント(ウォレット)は秘密鍵はなく実行コードを有する

3.2.11.2. そのためコントラクトアカウントはトランザクションを開始できないが、EOAを起点に経由して別のEOAにイーサを送金する事は可能

3.2.11.3. 実行されたコントラクトは別のコントラクトを実行し、第三者無しで連鎖的に実行されていく(例:Defi)

3.2.12. トランザクションを分解すると「nonce,gasPrice,gasLimit,to,value,data,v/r/s」で構成される

3.2.12.1. gasPriceが高いほどトランザクションは早く処理される

3.2.12.1.1. 無料もあるが、高いものから優先的に処理される

3.2.12.2. gasLimitとgasPriceをかけるとガス代が算出できる。トランザクションの実行にかかった分だけ差し引かれ、残った分は送信元のEOAに返金される

3.2.12.2.1. EOA同士は21000で固定

3.2.12.3. ガスが不足したトランザクションは無効になり、消費されたガスも返却されない

3.2.12.4. toの値が20バイトなら送信可能のため、Burnでは意図的に存在しないアドレスに仮想通貨を送金して市場に出回る仮想通貨を減らすことで全体としての価値を高める

3.2.13. ガスは表面的にイーサで支払われるが、内部構造的にはイーサではなく独自仮想通貨であり、いーだの価格が急激に上下動した場合の影響からネットワークを保護するためのもの

3.2.14. ECDSAというデジタル署名アルゴリズムがあり、マルチシグネチャ(1つのトランザクションに複数の署名を施す)という仕組みが存在する

3.2.14.1. 誤ってイーサを送金するのを防止できる

3.2.14.2. イーサリアムにマルチシグネチャの仕組みは存在しないため、コントラクトウォレットにイーサを移行する事で疑似的にマルチシグネチャを実装できる

3.2.15. オラクルという仕組みによって、現実世界やオフチェーンとブロックチェーンを繋ぐ(例:スポーツの試合結果に関する予測市場を開設)

3.2.15.1. 集権型はオラクルを信用することでブロックチェーンの外部からデータを提供する

3.2.15.2. 分散型は恩チェーンによるデータ集約システムを備えた個々のテータ提供者からなるネットワークを構成する

3.2.15.2.1. 正しいデータを提供するとインセンティブを与え、誤ったデータを提供すると罰則を与える

3.2.16. PoWはEthash(イーサッシュ)と呼ばれており、ASICによるマイニングを阻止する仕組みが存在する

3.2.17. データはすべて閲覧可能だか、ブロックチェーンに精通した開発者でない限り閲覧は難しいため、パブリックチェーンにはエクスプローラ(Etherscanなど)が用意されている

3.2.18. イーサリアムにアクセス(検証など)するには専用のクライアントが必要

3.2.18.1. フルノード:完全なイーサリアムブロックチェーンのデータを保存し、全てのブロックとステートを検証する

3.2.18.2. ライトノード:ヘッダーチェーンを保存し、ブロックヘッダーのステートルートに対してデータの有効性を検証する。主に低容量のデバイスで実行する際に使用

3.2.18.3. アーカイブノード:フルノードと同様のデータを保存し、履歴を参照する際などに使用する。主にエクスプローラやウォレットが使用

3.2.19. GHOSTというプロトコルにより最も多くの計算が蓄積されているチェーンが正しいチェーンとなる(最も長いではない)

3.2.19.1. ブロック生成時間が15秒(ビットコインは10分)のため無駄になるマイニングリソースが発生するが、正しいチェーンの決定要素になり無駄ではなくなる

3.2.20. PoSにはNothing at Stakeという問題があるが、不正なチェーンを生成する同期の抑制が弱い(ETHをステークするだけなので)

3.2.20.1. そのため、Slashingという仕組みで不正なチェーンを作成したらステークしたETHが没収されることになる

3.2.21. 改善提案を行う仕組みEIP(ビットコインではBIP)で誰でも改善のためのアイデアを提案可能で、ERCはイーサリアムのスマートコントラクトに関する実装の提案

3.2.21.1. ユーティリティトークンを簡単に発行できるERC-20やNFTを簡単に発行できるERC-721がある

3.2.21.2. ERC-20によって普及したのがICO

3.2.22. PoWの課題としてスケーラビリティ問題(需要が増加すると処理可能なトランザクションがキャパを超え、ガス代が高くなる)、ストレージ問題(ノードになるにはBCの大量のデータを保存するため多額の初期費用がかかる)、環境問題(膨大な電力が必要)

3.2.23. イーサリアム2.0(Serenity)のゴールはPoS(環境問題の解決)への移行(Casperとも言う)とSharding(スケーラビリティ問題とストレージ問題を解決)

3.2.23.1. PoSではステーキング(マイニングの代わりにノードが32ETHを預けてバリデータとしてネットワーク運営者になる)ができる

3.2.23.2. イーサリアムのブロックが生成されるには全バリデータの2/3以上の承認が必要で、BCを改ざんしようとすると預けたETHが没収される

3.2.23.3. ブロック毎にバリデータがランダムに選定されるためマイニングのように先着順を争わず、電力の浪費を防げる

3.2.24. トリレンマ(スケーラビリティ、セキュリティ、分散性)全てを実現するのがイーサリアム2.0

3.2.24.1. スケーラビリティはSharding(メインのBCに加えてシャドーチェーンを64個新たに作ってメインを補助する)で1つのBCで行ってきたことを同時に何倍も行える。バリデータも各シャドーチェーンを検証すればよくなり、ノードで管理する容量を抑えれる

3.2.24.2. セキュリティと分散性について、PoSでは不正を行ったら預けたETHが没収になり、マイニングのような高性能なコンピュータがいらず、誰でもバリデータになれ、分散性があがり、従って特定のバリデータの影響力を小さくでいるため安全

3.2.25. イーサリアム2.0ではビーコンチェーン(イーサリアム2.0のメインチェーン、ETH2チェーン)稼働とステーキング開始が最初に起こった

3.2.25.1. 既存のイーサリアムBC(ETH1チェーン)と異なり、ビーコンチェーンはETHの送金やスマートコントラクトの処理ができない

3.2.25.2. ETH1チェーンとETH2チェーンは併存する(CasperFFG)が、統合される事をTheMerge(イーサリアムのマイニングが終わりを迎える)と呼ぶ

3.2.25.2.1. TheCliffening(ETH発行量が90%減少する)でETHの価格が一気に上がる

3.2.25.3. ビーコンチェーンの様子はbeaconcha.inやBeaconScanで確認できる

3.2.26. バリデータになるには32ETH必要だが、少額からでもステーキングできるように外部の企業がステーキングプールを用意している

3.2.26.1. ステーキングするにはクライアントが必要で、マルチくクライアントでバックアップの役割をもつ

3.2.26.2. イーサリアム公認のステーキングプールはない

3.2.27. バリデータになるにはLaunchpadで手順を踏む必要がある

3.2.27.1. バリデータの責任として、常時ネットワークに接続(オフラインになると獲得分が罰則、16ETHを下回るとバリデータの権限剝奪)が必要で、バリデータの存在率によって年間2-20%の報酬がもらえる

3.2.27.2. Slashing(意図的に不正なトランザクションを承認する)するとイーサリアムネットワークから強制的に排除

3.2.27.3. メインネットとテストネットがあり、前者でデプロイすると修正に時間がかかる

3.2.27.4. TheMergeの後に預け分を引き出すためにキーとニーモック(コンピュータの言語を人間が扱いやすいようにした簡略記号=シード)

4. DMM

4.1. インターネット上で取引される暗号化されたデジタル資産(電子データ)

4.1.1. 暗号化技術(公開鍵暗号、ハッシュ関数等)により偽造や二重払いなどの基本的な問題を回避している

4.1.2. ブロックチェーンとは暗号資産の取引データがまとめられたブロックが鎖のように繋ぎ合わされた分散型データベース

4.1.3. 暗号化技術をブロックチェーンに適用することでデータの信頼性が担保されるため、暗号資産の価値移転を安全に行う事ができる

4.1.3.1. 安全性を確保するための暗号化技術が行われることから、米国では「暗号通貨(クリプトカレンシー)」と呼んでいます

4.1.4. 分散型データベースを中央管理者ではなく世界中のコンピューターが取引の正当性を検証・承認しています

4.1.4.1. なので、悪意ある第三者がデータを改ざんしようとしてもすぐに判明します

4.1.4.2. またビットコインではデータ改ざんには大量の計算が必要となるため不正を行う労力に見合わないとされています

4.1.4.3. 暗号資産を発行する代表的な方法であるマイニングはブロックを生成する作業の事です。マイニングを行う人の事をマイナーと言います

4.1.4.3.1. マイナーがマイニングを行う事でブロックチェーンが正常に稼働し、不正なども検証されます。

4.1.4.3.2. マイナーはマイニングを行ったインセンティブとして暗号資産を受け取ることができます

4.2. 暗号資産の種類

4.2.1. ビットコイン

4.2.1.1. 2008年にSatoshi Nakamoto名義で発表された論文(Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System)が発表され、2009年にビットコインネットワークがスタートし現在に至ります。

4.2.1.1.1. 手数料のせいで少額取引ができない

4.2.1.1.2. 完全な送金キャンセルができない

4.2.1.1.3. 2重支払いの防止コスト、リスクがある

4.2.1.2. 暗号技術や分散システムの研究の集大成ともいえ、最初の暗号資産ともいわれています。暗号資産 =ビットコインといえるほど、取引高・時価総額ともに大きく、最もポピュラーな暗号資産 といえるのがビットコインです。

4.2.1.3. 暗号資産の発行上限が2100万枚と決められており、将来的に通貨がインフレーションを起こすことがないよう、設計されているのも大きな特徴です。

4.2.1.4. デジタル署名して履歴を残す=コインを送る

4.2.1.5. ナンスを見つけるためにマイニングしている

4.2.2. アルトコイン

4.2.2.1. イーサリアム

4.2.2.1.1. イーサリアム(Ethereum:ETH)は、スマートコントラクトという技術を採用しているのが大きな特徴です。

4.2.2.1.2. ブロックチェーン上に取引情報だけでなく、コントラクト(=契約)の内容をブロックチェーンに記録することができ、その内容を自動的に実行させることもできます。

4.2.2.2. リップル

4.2.2.2.1. 独自に開発されたコンセンサス・システムにより、スケーラビリティに優れ、素早い決済を可能とする暗号資産です

4.2.2.2.2. リップルは銀行間送金だけではなくあらゆる通貨間をブリッジするブリッジ通貨となることを目標としています

4.2.2.3. ライトコイン

4.2.2.3.1. ビットコインから派生した暗号資産で、ビットコインを補完する役割を担うことを目的とし、ビットコインの欠点(トランザクションの承認時間等)を補う機能を実装しています。

4.2.2.3.2. また、発行上限もビットコインの4倍となる8400万枚に設定されていることも大きな特徴です。

4.2.2.4. ビットコインキャッシュ

4.2.2.4.1. ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash:BCH)は、2017年8月1日にビットコインからハードフォークした暗号資産です。

4.2.2.4.2. ブロックサイズ(取引処理能力)を最大8倍に拡大し、スケーラビリティ問題を解決するための仕組みが導入されています。

4.2.2.5. モナーコイン

4.2.2.5.1. ライトコインをベースに、非中央集権によるクライアントプログラムによって維持される完全分散型決済システムを基盤とした暗号資産です。

4.2.2.5.2. モナーコインはユーザーによる様々なサービスの開発や、神社の建立、語呂合わせの投げ銭等、他のコインではあまり見られない使われ方が定着するなど、コミュニティ主体で発展を続けている点が特徴です。

4.2.2.6. ネム

4.2.2.6.1. ネム(NEM:XEM)は、ビットコインから派生したアルトコインの一種で、POI(Proof-of-importance)という仕組みが採用されています。

4.2.2.6.2. POIによりNEMのネットワークに貢献(残高や取引頻度から算出されたスコアによって判断)した人が多くの報酬(ハーベスト報酬)を得られるため、一部の採掘者やグループに報酬が偏ることがありません。

4.3. 法定通貨との関係性

4.3.1. 日本では、日本銀行が発行する日本銀行券(紙幣)、造幣局が製造し政府が発行する貨幣のみが法定通貨

4.3.2. 違いは①物理的な実体がない、②特定の国家による価値の保証がない

4.3.3. 共通点は交換/決済/送付/融資/投資ができること

4.3.3.1. 法定通貨と交換できるため経済的価値の土台となっている

4.3.3.1.1. 暗号資産交換業者を通じて購入や取引ができる

4.3.3.2. ゲーム利用取引、物販の支払い、国際送金、投資用資産に使われる

4.4. 取引の種類

4.4.1. 現物取引

4.4.1.1. 現物取引はお客様と当社との間で取引の都度現金及び暗号資産(仮想通貨)の受け渡しが行われる取引となります。

4.4.1.2. なお、現物取引はお客様が当社に預け入れている資金(暗号資産(仮想通貨)を含む)の範囲内でしか取引できず、保有していない暗号資産(仮想通貨)を売ることもできません。

4.4.2. レバレッジ取引

4.4.2.1. 差金決済では、現物の受け渡しがないので、取引の際に取引金額の全額を用意する必要はありません。

4.4.2.2. しかし、取引により損失が生じた場合でも決済ができるよう、一定額の資金を預け入れる必要があります。この預け入れる資金を「証拠金」と呼びます。

4.4.2.3. そのため、お客様は預け入れた資金以上の金額の取引を行うことが可能となっており、これをレバレッジ効果といいます。