趣味ドラム演奏

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趣味ドラム演奏 por Mind Map: 趣味ドラム演奏

1. ドラム上達を諦めないためのマインド(旧)

1.1. 目的を決める

1.1.1. 何のためにドラム上達を目指しているのか

1.1.1.1. 好きな音楽を楽しく演奏するため

1.1.1.2. 憧れのドラマーみたいに演奏したい

1.1.1.2.1. そのための段階的目標を決める

1.1.1.3. バンドでかっこよく演奏するため

1.2. やり始めてすぐに出来る事なんて無い

1.2.1. 大体の事はゴールに向けて段階的に継続しているからこそ 出来るようになっている

1.2.1.1. 自転車

1.2.1.1.1. 補助輪装着

1.2.1.2. 文字を書く

1.2.1.2.1. 最初は「さ」なのか「ち」なのか分からないくらいの文字を書いていた

1.2.1.3. PCのスキル

1.2.1.3.1. タイピングが1日で出来るようになった人なんて聞いたことない

1.2.1.4. トマトを育てる

1.2.1.4.1. 水やりをサボったら枯れてしまう

1.2.2. コツを教えてもらったけど出来ない

1.2.2.1. そのコツを自分の感覚に落とし込むために長時間かけることが前提

1.2.2.1.1. コツを教えてもらったら出来ると思うのは大間違い

1.3. 完璧主義を捨てる

1.3.1. 常に80〜90%くらい上手くいっていたら良しとする

1.3.1.1. プロでも自分が完璧に納得のいく演奏が出来た事は数えるくらいしかないと言うほど

1.3.1.1.1. なにもかもが完璧なんてことは存在しない

1.3.2. 1つのことを完璧にできるまでこだわりすぎると永遠に前に進まない

1.3.2.1. 実際たしこも全てが完璧に満足できた演奏を動画に撮れたことは無い

1.3.2.1.1. 90%程度の出来栄えであれば上出来として前に進んでいる

1.3.3. 色んな他のテクニックが入った基礎・曲を経験することによって、 あの時は出来なかったテクニックが出来るようになることが多々ある

1.3.3.1. あの時はあんなに苦労して出来なかった曲が、 前やった時よりもスムーズに出来てる気がするなど

1.4. 期限を決める

1.4.1. 完璧主義を捨てるための強い味方

1.4.1.1. 例えばバンドのライブが1ヶ月にある

1.4.1.1.1. やらなければ間に合わないという強制力

1.4.1.1.2. 1ヶ月間の練習計画

1.4.1.1.3. ライブ本番

1.4.1.1.4. 次のライブに向けて新しい曲練

1.4.1.2. ドラムレッスンが1週間後にある

1.4.1.2.1. 基礎と曲の1番までやってきてと言われている

1.4.1.2.2. やらなければ間に合わないという強制力

1.4.1.2.3. 1週間の練習計画

1.4.1.2.4. レッスン当日

1.4.1.2.5. 次回レッスンまでの新しい課題

1.5. 新しいリズム・テクニックは短期集中・短期反復

1.5.1. エビングハウスの忘却曲線 (新しい知識を定着させるには、 短かい時間に何度も反復させることで、記憶に定着しやすい)

1.5.1.1. その日には満足に出来なかった新しいリズム・パターンも、 休憩や睡眠を挟むことで脳が情報を整理する

1.5.1.1.1. 早ければ数日後に上達を感じられることがある

1.5.2. 定着していないパターンやリズムは期間が開けば開くほど0からのスタート地点に戻る

1.5.2.1. 1日5〜10分でも思い出す時間を作る

1.5.3. 楽譜を見ながらじゃないと叩けないリズム・フレーズは定着していない証拠

1.5.3.1. 楽譜は曲の地図であり常に見ておくものじゃない

1.5.3.2. 地図だけ見ていては実際の道を歩くこともできない

1.5.3.3. 楽譜はあくまでも定着したリズムやフレーズを叩く前に確認するためのもの

1.5.3.3.1. 曲に合わせて演奏するときに、 今やっている8ビートを何回やったら、次のリズムやフレーズを叩く。 次のフレーズはあのフレーズだな。 と、あらかじめ確認するために見るイメージ

1.5.3.4. 実際プレイするときには叩く場所や手の動きを確認しながらやる

1.5.3.5. これをいろんな曲を通じて繰り返していくことでリズムやフレーズの引き出しが増えて 結果的に楽譜を見ながらでも叩けるようになっていることはある

1.5.3.5.1. 楽譜を見ながら叩けるようになることがゴールじゃない

1.5.3.5.2. 楽譜からリズムやフレーズをイメージして、実際にプレイできるようにすることが 最大の目的であることを忘れない

1.6. 試行錯誤

1.6.1. テクニック的に上手くいっていない時ほど次の3つから情報を得る

1.6.1.1. 視覚情報

1.6.1.1.1. 動画

1.6.1.1.2. 鏡

1.6.1.2. 聴覚情報

1.6.1.2.1. ボイスメモや動画などの録音音声

1.6.1.2.2. レコーディング

1.6.1.3. 感覚情報

1.6.1.3.1. 右足の動き始めは右手の動き始めよりも若干遅らせた方がいいのかなど

1.6.2. 時期によってやりやすい叩き方が変わったりする

1.6.2.1. 最初は親指上向きで叩くのがやりにくかった

1.6.2.2. 手の甲上向きで叩く方がやりやすい

1.6.2.3. ずっとそのやり方で慣れてきたけど行き詰まってきた

1.6.2.4. 久しぶりに親指上向きにして叩いてみたらこっちの方が楽に叩けるようになっていた

1.6.2.4.1. 色んな経験を積んできたことで最初はやりにくかった奏法もやりやすくなっていたりする

1.6.2.5. 行き詰まってきたらやりにくかった奏法や叩き方に対する固定観念を捨てて色々試してみること

1.7. 毎回練習の仕上げで動画を撮る

1.7.1. 自分の目指している演奏に近づいているかを客観的に分析する材料になる

1.7.1.1. 叩いている時には気付けなかった改善点が見えたりすることが多々ある

1.7.1.1.1. これやるかやらないかで上達スピードまじで変わる

1.7.2. 数ヶ月後に同じテクニックをやっている動画を見比べることで 上達を実感できる or もっと頑張らないとというモチベーションUPにつながる

1.7.3. ドラムを始めてから1ヶ月目、3ヶ月目、1年後というSNS動画投稿も可能

1.7.3.1. これからドラムを始めたい人に向けての需要がある

1.7.3.2. 趣味ドラムの仲間を増やせる

1.7.3.2.1. モチベーションアップ

1.8. 基礎練習は上達スピードを上げるためのもの

1.8.1. 拍・リズム・手順・テンポによるテクニックの使い分け

1.8.1.1. これらを頭と身体の実践で理解できてくると

1.8.1.1.1. 音楽・ドラムの基本である拍とリズムが自分で分かるようになる

1.8.1.1.2. 耳コピでどの太鼓を叩いているのか聴きづらい時

1.8.1.1.3. 連打の回数をわざわざ1つ1つ数えなくても分かるようになる

1.8.1.1.4. テンポの速い曲もついていけるようになってくる

1.8.1.1.5. 1から頭で考えなくても感覚で出来るようになってくる

1.8.1.1.6. 出来ない箇所の練習方法を自分で考えることが出来るようになる

1.9. 好きな音楽をやるためにドラム上達を目指している

1.9.1. 好きな事って気づかないうちに興味を持って調べたりする

1.9.1.1. 上手くいかないテクニックがあれば色んな人の演奏動画や解説動画をみたりしてみる

1.9.1.1.1. 固定観念を覆すような思いがけないやり方を発見出来たりする

1.9.2. 自分には無理だと思うならやめちゃってもいい

1.9.2.1. やめても誰も損しない

1.9.2.1.1. 誰も損しないと思えると気持ちが楽になる

1.9.3. 人と比べることがなくなる

2. 音符とリズムがわかるようになるために(旧)

2.1. 突然ですが、 あなたが楽譜を見るとき、最初に目がいくのはどの部分ですか? ・黒丸や×で書かれた音符そのもの ・黒丸の音符から伸びた棒の部分 ・拍子記号 ・見たこともないような音符が並んでいる部分 パッと思いつくものだけでもこれくらい存在します。

2.2. 僕は元々楽譜からリズムを読み取るのは苦手な方でした。 苦手な時代は楽譜を見るとき、最初に目がいくのは ・黒丸や×で書かれた音符そのもの だったんですよね。

2.3. ここに楽譜からリズムを読み取ることを苦手としていた 大きな原因があったんです。 それが大きな原因となっていることに気づいたのは、 楽譜を見るようになってから7〜8年経ったあとでした。 以前の僕のように、 黒丸や×の音符部分を見れば、どこの音を鳴らすのか多少時間がかかってでも読み解ける人って多いんです。 ただ、肝心のリズムが分からない。 それは、楽譜本来の見方を正しく習慣化してこなかったからなんですよね。

2.4. ドラム以外の楽器で使われる長く伸ばす音符を含まないという前提のもとで 誤解を恐れずに言うと、 黒丸の音符部分がなくても楽譜からリズムを読み取ることはできます。 なぜか。 それは、 黒丸の音符から伸びた棒の部分でリズムが決まっているからなんですね。

2.5. ただし、その伸びた棒の部分も、ただ適当に並べられるだけでリズムが作れられているわけではありません。 楽譜を読み解くうえでの重要なルールに沿って並べられています。 楽譜だけではなくて、 音楽をやる上での最重要なルールに沿って パズルのピースみたいに当てはめられることによって リズムが作られているんです。

2.6. この事実を知った今からでも、 正しい楽譜の読み解き方を習慣化していくことで、 楽譜からリズムを読み取れるようになります。 さらには、ドラムを叩く際の基礎テクニックも底上げされてきます。 音符とリズムを理解するためにも、 正しい順番で楽譜を読み解いていきましょう。

2.7. では、楽譜を見るとき、最初に目を向けるのはどの部分なのでしょうか。 これは「パーカッション記号」や「ヘ音記号」でドラムの楽譜だと 分かっている前提の話になるということはお伝えさせてください。

2.8. その前提をもとに話を進めると、 答えは「拍子記号」です。

2.9. 音楽には「拍子」というものがあります。 この「拍子」の中に存在する心臓の鼓動のような「拍」という場所に音符を当てはめるとリズムが生まれるんです。 つまり、音符とリズムを理解するためには、 「拍子」「拍」というものから理解しなければならないということなんですね。

2.10. まず前提として、音符の書き方というのは4拍子を基準として考えられるものです。 ですので、4拍子を理解することから始めていきます。

2.11. 楽譜に書かれている4/4は4分の4拍子という拍子記号です。 上の数字が「4拍子の楽譜ですよ」と教えてくれているんですね。

2.12. 4拍子というのは、 1、2、3、4、1、2、3、4〜 というように4拍が一定の間隔で繰り返されるものです。 ずーっと同じ間隔で心臓の鼓動が鳴り続けていて、 その心拍を4つずつ数えているような状態ですね。 この数字で数えている心拍、1拍1拍のことを「拍」といいます。 4拍とか心拍という言葉の中に「拍」という文字が含まれているのでこれは何となく想像できますよね。

2.13. ただ、実際には楽譜に1、2、3、4、と4拍子の拍が書き込んであるわけではないので 4拍子というのが分かっただけじゃ楽譜のどこに拍があるのか見ても分からないんです。

2.14. 拍を見える化するためには、 4拍子の拍と同じタイミングで鳴らす音符を楽譜に書き記すことで、 拍がどこにあるのかが目で見て分かるようになります。

2.15. でも、どの音符が拍と同じタイミングの音符となるのか分からないですよね。

2.16. そこで、どの音符が拍と同じ基準になるのかを教えてくれるのが 拍子記号の下部分に書かれた数字なんです。

2.17. 下の数字は、 「4分音符を4拍子の拍と同じタイミングで鳴らす基準の音符にしてね」 ということを教えてくれている数字だったんです。

2.18. そして、この4分音符の「拍」を基準として、 4分音符と交換できる音符をパズルのピースみたいに当てはめていくことで、 いろんなリズムが生まれるんです。 常に「拍」の存在を意識して、いろんなリズムを習得していくことで、 楽譜からリズムを読み解けるようになるので、 「拍」を感じながらリズムをイメージできるようにしていきましょう。

2.19. では、どのような音符を当てはめられるのか。 結論から言うと、 ・4分音符 ・8分音符 ・16分音符 この3種類の音符になります。

2.20. もっと厳密に言うと、3種類よりも多くの音符が当てはめられるのですが、 拍子や拍と音符の関係性を理解するにはこの3種類から理解しなければ ほぼ確実に読譜から挫折してしまいます。 むしろ、この3種類が分かれば ポップスや歌謡曲の6〜7割程度の曲はいけてしまうと言っても過言ではないですし、 その後に出てくる多くの音符の礎にもなります。 なので、まずはこの3種類を確実に理解しましょう。

2.21. 通常は、 4分音符→8分音符→16分音符 という順番で解説されることが多いのですが、 ここでは16分音符から解説していきます。 この順序で進めていくことで、各音符の正確な長さを自分の頭で認識しやすく、リズムをイメージしやすくなるんですよね。

2.22. なので、次の動画では16分音符から解説していきます。

3. 拍とリズム(旧

3.1. 16分音符

3.1.1. ではまず、4拍子の拍を取りますね。 メトロノームをテンポ80で鳴らします。 鳴らしたメトロノームの音に合わせて、 イスに座った状態でその場でカカトを上げ下げして拍を取りましょう。 1、2、3、4、1、2、3、4、〜 1拍の中に「タカタカ」という4文字の言葉を当てはめて口に出して言っていきます。 「タカタカタカタカ〜」 「タカタカ」と口に出して歌っているこのリズムに合わせて、右手から左右交互に両膝を叩いてみましょう。 「タカタカ〜」 「R L R L〜」 いま鳴らしているリズムが16分音符と呼ばれるリズムです。

3.1.2. 楽譜で見ると、 黒丸の音符から縦棒が伸びていて、 その縦棒を2本の横線でつなぎ合わせた音符が16分音符になります。 足踏みしている1拍の中に、16分音符が4つまとめて並べられているんです。 (※足踏みの拍と16分音符をガイドつきで表示する)

3.1.3. 4/4と書かれている表記は「4分の4拍子」という拍子記号でしたね。 4拍子の拍が4分音符で書き記されることを教えてくれている楽譜には欠かせない表記です。 楽譜を見る際には1番最初にこの拍子記号を確認するクセをつけてください。

3.1.4. そして、拍を4つ数えるごとに縦線(じゅうせん)で区切り1枠ごとに分けられます。 この縦線の事を「小節線」、 「小節線」で区切ることによって作られた枠を「小節」と呼びます。 4拍かぞえるごとに小節線で区切って1小節の枠を作ることで、 4拍子の拍が各小節ごとのどこにあるのかが分かりやすくなるんです。

3.1.5. ちなみに、16分音符をまとめずに1つ1つ単体で書くとこのようになります。 2本の横線が縦棒から旗のようについている状態ですね。 このように16分音符1つずつの単体で表記されることもありますが、 基本的には1拍ずつでまとめて表記されるのが一般的です。 まとめずに1つずつ並べられても拍がどこにあるのかパッと見で分かりづらいですよね? 1拍ごとに4つまとめて表記されたほうが拍がどこにあるのか、自分が今何個目の16分音符を演奏しているのかが目で見て分かりやすくなります。

3.1.6. 16分音符4つのまとまりが1小節に4拍分入れられると覚えておきましょう。 これを踏まえると、1小節に入る16分音符の数は、 1拍に16分音符「4つ」 × 「4拍分」= 16個 になります。 16分音符と言われる所以も、1小節に16個入れられる音符だからなんですね。

3.1.7. では、もう一度16分音符を実践してみますね。

3.1.8. まず、4拍子の拍を取りましょう。 メトロノームをテンポ80で鳴らします。 鳴らしたメトロノームの音に合わせて、 イスに座った状態でその場でカカトを上げ下げして拍を取ります。 1、2、3、4、1、2、3、4、〜 1拍の中に「タカタカ」という4文字の言葉を当てはめて口に出して言っていきます。 「タカタカタカタカ〜」 「タカタカ」と口に出して歌っている16分音符のリズムを手で叩いてみましょう。 右手から左右交互に両膝を叩いていきます。 (※カカトで4拍子の拍を取る) 1、2、3、4、1、2、3、4、〜 「タカタカタカタカ〜」 「R L R L〜」 実際のドラムで16分音符を叩く際も、 このリズムと右左の手順で叩きますので覚えておいてください。

3.1.9. ここで「リズム言葉」の説明をしておきます。

3.1.10. 「リズム言葉」とは、 音符のリズムを口に出して歌っている言葉のことです。 さっきまで口に出して言っていた「タカタカ」という言葉のことですね。

3.1.11. この「リズム言葉」を使うことによって、 日常生活で言葉を話すようにリズムがイメージしやすくなります。

3.1.12. なので、これから出てくる様々な音符も「リズム言葉」を使ってやっていきましょう。

3.1.13. で、今回の16分音符はどのように「リズム言葉」が当てはめられているかと言うと、 16分音符1つに対して1文字が当てはめられています。 16分音符1つが1文字分の長さと意識しながら口に出して歌うことで、 これから出てくる他の音符との違いが分かりやすくなるので 16分音符1つに対して1文字分のリズム言葉が当てはめられていると認識しておいてください。

3.1.14. ちなみに、16分音符は「タタタタ」という同じ4文字の連続で表現されることもあります。 これも間違いではないですし、むしろそっちの方が音の均等さを表現するのにはいいかもしれません。 今回のように連続させず、単体で出てくる16分音符の場合も「タ」という1文字で表す場合が多いです。 しかし、ドラムの場合16分音符が連続して出てきた時はあえて「タカタカ」と言う方が使い勝手がいいんですよね。

3.1.15. これには2つ理由があるんですが、 1つ目は、 テンポの速い曲で16分音符の連打が出てきた場合、 「タタタタ〜」と常に言うのはかなり無理があります。 これを言える人はドラムじゃなくて早口言葉の大会を目指した方がいいんじゃないかってくらい無理がありますよね。笑 「タカタカ〜」と言う方が、楽に16分音符の連打を表現できますし、 拍を取りながらでも速い16分音符のイメージが圧倒的にしやすくなります。

3.1.16. 2つ目の理由は、 ドラムで16分音符を連続で叩く場合、 「R L R L〜」という右左の交互で叩くことが基本になります。 「タカタカ」と 「R L R L」を照らし合わせてみると、 「タ = R 」 「カ = L 」 というふうに、それぞれの文字に左右が振り分けられていることにもなるんです。 これによって叩く手順も明確になり 実際に叩く際のイメージとうまくリンクしやすくなっているんですよね。 なので、ドラム演奏の場合 16分音符が続く連打の際は「タカタカ」という4文字で表現しましょう。

3.2. 8分音符

3.2.1. では、つぎに8分音符をやっていきます。

3.2.2. 16分音符の時と同じように、 メトロノームをテンポ80で鳴らします。 鳴らしたメトロノームの音に合わせて、 イスに座った状態でその場でカカトを上げ下げして4拍子の拍を取りましょう。 1、2、3、4、1、2、3、4、〜 まずは、さっきの16分音符を叩いていきます。 「タカタカ〜」 「R L R L 〜」 ここから右手だけを叩き続けて、左手を抜きます。 左手で叩いていた音の部分は鳴らさないということです。 「R(L)R(L)〜」

3.2.3. この右手だけが鳴っているリズムが8分音符です。 16分音符よりも細かいリズムではなくなりましたよね。 16分音符のときに鳴らしていた L の分まで音を伸ばしてくれています。 つまり、16分音符の音の長さを2倍に伸ばすと8分音符になるんです。 16分音符1つで1文字分の音の長さだったものが、 8分音符1つで2文字分の音の長さになるということです。 1つの8分音符を2文字で表現する際は、 「タン」という2文字を使います。

3.2.4. あなたが普段、手拍子をするときも手拍子1回に対して、 「パン」とか「タン」という2文字で表現することが多いのではないでしょうか。 怒った上司が机を「バン」と叩く時も1回しか机を叩いてないのに「バン」と2文字で表現されたりするのとも同じです。 このように、叩いた後の余韻の音を「ン」で表現されることが多いんですよね。 それと同じように、 8分音符は「タン」と言っていきましょう。

3.2.5. 16分音符1つで1文字分の音の長さだったものが、 8分音符1つで2文字分の音の長さ(16分音符2つ分の音の長さ)になっているので、 1拍の中に入れられる8分音符は2つになります。 (※拍、音符、4文字を表示しながら音・ガイド付きでわかりやすく!!) 8分音符の「タン」という2文字を、 16分音符の時と同じように1拍に4文字当てはめた形が 「タンタン」になっているんですね。 1拍で「タンタン」と2回音を鳴らすことができるのが8分音符です。

3.2.6. このように、16分音符、8分音符、4分音符と音符の種類が変わっても、 1拍に入れられるリズムを言葉で表現する文字数が4文字というのは変わりません。 「4文字で1拍」というのがポイントです。

3.2.7. 楽譜で見ると、 黒丸の音符から縦棒が伸びていて、 その縦棒を1本の横線でつなぎ合わせた音符が8分音符になります。 足踏みしている1拍の中に、8分音符が2つ並べられているんです。 (※足踏みの拍と8分音符をガイドつきで表示する)

3.2.8. 8分音符をまとめずに1つ1つ単体で書くとこのようになります。 16分音符のときには2本の横線だったものを、 8分音符くんが「君の分もオレが持つよ」 と言って持ってくれて、 さらに重いものをもっているんだよと見た目でアピールしないように1本の旗に見えるように持ってくれているんですね。 なんとも男前です。 このような理由から、8分音符が連続したものをつなぐときも1本の横棒でつながれています。 (※フィクションです。)

3.2.9. 16分音符のときと同じように1つずつの単体で表記されることもありますが、 基本的には1拍ずつでまとめて表記されるのが一般的ですのでおぼえておきましょう。

3.2.10. 8分音符の「タンタン」という4文字のまとまりが1小節に4拍分入れられます。 これを踏まえると、1小節に入る8分音符の数は、 1拍に8分音符「2つ」 × 「4拍分」= 8個 になります。 8分音符と言われる所以も、1小節に8個入れられる音符だからなんですね。

3.2.11. ここまでくるとピンと来た人もいるかもしれませんが、 8ビートと言われる所以もこの8分音符にあります。 8ビートの譜面を見てみましょう。 手で鳴らしている音符が1小節の中に全部で8個ありますよね。 これも実は8分音符だから1小節に8個入れられているんです。

3.2.12. 「え?なんか×印が書かれてるけど、これって8分音符なの?」 と思った人は要注意です。 「音符とリズムがわかるようになるために」のところでもお伝えしましたが、 何音符なのかというのを判断するためには、 基本的に黒丸の音符部分で判断するのではなく、縦棒から上の部分の形を見て判断するんです。 縦棒の上に1本の横線でつながれた形は、 8分音符のところで解説した形と同じですよね? 黒丸の部分は、 スネアを叩くのか ハイタムを叩くのか によって五線の中で記される段が変わり、 ハイハットシンバルなどのシンバル系は、 黒丸ではなく×印の音符を使ってどのシンバルを叩くのか記されるんです。

3.2.13. なので、 黒丸や×印自体は16分音符なのか8分音符なのかを教えているのではなく、 鳴らす楽器がどれなのかを教えてくれているんですよね。 16分音符のリズムなのか8分音符のリズムなのかは、 音符から上の縦棒や横線部分の形で教えてくれているのだと覚えてください。

3.2.14. そして、ここで更に注目したいポイントがあります。 8ビートの譜面になると、 横線でつながれる8分音符の数が増えていることに気付いた人も多いかと思います。

3.2.15. 「え、8分音符の横線は1拍ごとにつなげるものだから、拍を通り越してつなげたらダメなんじゃないの?」 こう思いませんでしたか? これはその通りなんです。 しかし、8分音符の場合だけ例外が存在するんですね。

3.2.16. それは、 『8分音符は2拍分つなげて書くことができる』 というものです。

3.2.17. 1拍分に入る8分音符は2つでしたが、 これを更に1拍分増やすと8分音符が4つで2拍分になります。 つまり、8分音符4つまでは拍を通り越してもつなげられるんですよね。 楽譜というのは見たときにできるだけ整理整頓されているようにするのが一般的です。 最初は4つ繋げて書かれていると、 拍を見つけるのに苦労することもありますが、 まずは1小節のちょうど半分である3拍目を見分ける。 そこからさらに半分の2拍目、4拍目を見分けていく。 これに慣れてきたら、今まで時間がかかっていた見分け作業も一瞬で出来るようになり、 8分音符が1〜2拍目で4つ、3〜4拍目で4つずつ繋げられている方が、 整理整頓されていて拍を見分けやすくなっていくんですね。

3.2.18. 慣れるまでは、小節のちょうど半分で縦線を書き、 1〜2拍目と3〜4拍目に分けます。 そこから更に半分細かく縦線を書きこんで、1拍ずつ分けられるように慣れていきましょう。

3.2.19. ひとつ注意点をお伝えしておくと、 2拍目から4つ繋げたり、 途中の部分から4つ繋げることは基本的にはありません注意してください。

3.2.20. 途中から4つ繋げてしまうと、拍を見分けるのも面倒になるくらい見にくくなってしまいますよね。 あくまでも、1小節のちょうど半分を分かりやすく整頓するために、 2拍分をつなげて書かれているものだと覚えておくといいです。 僕たちドラマーの場合だとツッツッパッツッという8ビート1まとまり分を繋げて書くことができるというふうに思うと楽に覚えられます。

3.2.21. では、これらを踏まえてもう一度8分音符を実践しましょう。 メトロノームをテンポ80で鳴らします。 鳴らしたメトロノームの音に合わせて、 イスに座った状態でその場でカカトを上げ下げして4拍子の拍を取ります。 1、2、3、4、1、2、3、4、〜 まずは、16分音符を叩いていきます。 「タカタカ〜」 このリズムですね。 RL交互に叩いていきます。 ※カウント 「R L R L 〜」 ここから右手だけを叩き続けて、左手を抜きます。 ※1拍ごとの8分音符表示 ※カウント 「R(L)R(L)〜」 8分音符を1拍に当てはまる4文字で言葉にすると 「タンタン〜」 でしたね。

3.2.22. 2拍繋げた譜面も見ながらやっておきましょう。 ※2拍の8分音符表示

3.2.23. 8分音符の叩き手順は、 「RRRR〜」 常に右手で覚えてください。 ドラムの基礎練習では、左右の動きを揃えたり、左右の音粒を揃えたりするために 右左の交互で練習することがありますが、 ここでは、16分音符と明確に差別化する意味でも右手の連続でやります。

3.2.24. あと、シンプルに右手連続の方がリズムが取りやすいし、同じリズムをキープしやすいです。 16分音符の時と右手の動き自体が変わらないので、 8分音符から16分音符に切り替えたり、 16分音符から8分音符への切り替えがスムーズに出来やすいんですね。 実際のドラムで8分音符のフレーズを叩く際も、 右手だけで8分音符を連打する方が汎用性が高いです。 スネアからロータムやフロアタムへの移動もやりやすくなります。

3.2.25. 8分音符と16分音符のリズムを区別できない人ほど、 実際のフレーズで8分音符もRLRLと叩いている人が多い傾向がありますので、 実際に8分音符を演奏する際は右手の連続で覚えて16分音符とのリズムの違いをしっかり差別化していきましょう。

3.3. 4分音符

3.3.1. 最後に4分音符です。

3.3.2. 16分音符の時と同じように、 メトロノームをテンポ80で鳴らします。 鳴らしたメトロノームの音に合わせて、 イスに座った状態でその場でカカトを上げ下げして4拍子の拍を取りましょう。 1、2、3、4、1、2、3、4、〜 まずは、16分音符を叩いていきます。 「タカタカ〜」 「R L R L 〜」 ここから、4つで1まとまりの16分音符のうち、1つ目の右手だけを叩きましょう。 2つ目、3つ目、4つ目の音は鳴らさないということです。 「R(L)(R)(L)〜」

3.3.3. この右手で鳴っているリズムが4分音符です。 今までで一番ゆったりと長い音になりましたよね。 16分音符のときに鳴らしていた2つ目、3つ目、4つ目の分まで音を伸ばしてくれています。 つまり、16分音符の音の長さを4倍に伸ばすと4分音符になるんです。

3.3.4. ここである事に気付いた人もいるんじゃないでしょうか。 16分音符の1つ目だけを鳴らすと、 カカトで取っている4拍子の拍と同じタイミングで音が鳴っていることになりますよね。 そうなんです。 4分音符は、常に感じている拍と同じタイミングで鳴らす音符なんです。

3.3.5. 「4/4」という拍子記号は 4拍子の拍が4分音符で書き記されることを教えてくれているものでしたよね? 4分音符(下の数字)が1枠(1小節)の中に4拍(上の数字)入れられますよ と教えてくれているものだとも言えます。 つまり、「4/4」と書かれた楽譜では、4分音符が拍の基準となっているんです。

3.3.6. 「だったら16分音符から考えなくても拍と同じタイミングで鳴らせばいいだけじゃん!」 と思われた方もいますよね。 たしかにそれで上手くいく場合もあります。

3.3.7. しかし、拍と同じタイミングで鳴らすだけと思っている人が、文字や言葉で4分音符を表現しようとすると、 ほとんどの人が「タン」と表現してしまいます。 これではさっき出てきた8分音符と同じ表現になってしまいますよね?

3.3.8. ただ、こういう人が多いのは仕方のないことなんです。 なぜなら、多くの音楽教室や学校教育の中で、 4分音符は「タン」という言葉で表現されていることが多いからなんですね。 ですが、「タン」という表現でやってしまっていると、 この先4分音符・8分音符・16分音符が色々混ざって出てきたときに、 16分音符から4分音符に切り替えようとしたけど8分音符のリズムに切り替えてしまったり、 8分音符のリズムを4分音符と間違えてしまったりというエラーが起こる人が本当に多いんです。

3.3.9. 今回4分音符を実践する際に16分音符から説明したのも、 このエラーを解消するためという訳なんですが、 じゃあ、どのように4分音符を表現するのが良いのでしょうか。

3.3.10. それは、 16分音符と同じ4文字で表現する ということです。

3.3.11. 8分音符のときにも言いましたが、 「4文字で1拍」というのがポイントです。 これを基に、どんな4文字にすればいいのか ちょっと考えてみてください。

3.3.12. 答えは「ターーン」になります。 「間に伸ばし棒2本だとちょっと違和感あるなー、、」 と思われた方もいらっしゃるでしょう。 しかし、ここで重要なのは、 16分音符4つ分と同じ分だけ音を伸ばしている音符が4分音符ということです。

3.3.13. 16分音符と同じ4文字を書き出すことで、 並べられた4文字をまずは目で認識し、 16分音符のタイミングをイメージしながら4文字の言葉として4分音符を口で言うことで、 他の音符がごちゃ混ぜになった時でも、 1拍の中でどのくらいの長さになるのかが圧倒的にイメージしやすくなるんです。

3.3.14. ちなみに、「ターーー」と考えてくださった方もいらっしゃると思いますが、 これももちろん正解です。 歌や管楽器のように音を一定に伸ばすことが出来る楽器の場合は、 「ターーー」と伸ばし続ける方が合っていることもあると思います。

3.3.15. ただ今回は、 太鼓を叩いた後は音がすぐに消えていく ドラムの音のイメージに寄せるために4つ目を「ン」としています。 タムとか叩いてみるとよく分かると思いますが、 音の余韻が消えていくのを聴くと 「ターーン」と語尾が消えていくように聴こえませんかね? この太鼓の特性に寄せるためにも、 「ターーン」を使っていきましょう。

3.3.16. 4分音符を楽譜で見てみると、 黒丸の音符に縦棒が1本伸びているだけの音符です。 1拍の中に1つだけ入れられる音符なので、 拍の中に仲間となる黒丸が存在しません。 つなげられる仲間がいないので横線は必要ないということですね。

3.3.17. ただし、16分音符4つ分、 あるいは、8分音符2つ分の音の長さが この4分音符に詰め込まれた集合体だと覚えておいてください。 (※16分音符を横からギュッと押し潰すようにまとめると、 横線も縦棒に潰されて、巨大な完全体モンスターになるアニメーション的な、、)

3.3.18. では4分音符を実践していきます。 最終的には「ターーン」と間を伸ばして表現していきますが、 まずは16分音符のタイミングを意識しやすいように間の伸ばし棒を「ア」に変えますね。 変えるとこうなります。 「タアアン」 このように4文字の言葉として言っていきましょう。

3.3.19. では、メトロノームをテンポ80で鳴らします。 鳴らしたメトロノームの音に合わせて、 イスに座った状態でその場でカカトを上げ下げして4拍子の拍を取ります。 1、2、3、4、1、2、3、4、〜 まずは、16分音符を叩いていきます。 「タカタカ〜」 「R L R L 〜」 ここから、4つで1まとまりの16分音符のうち、1つ目の右手だけを叩きましょう。 「R(L)(R)(L)〜」 「タアアン〜」 左右の動きを揃えるための練習や左手強化の練習、右左交互の基礎練習などでは左手もまじえたりしますが、 4分音符もフレーズの際に使われる手順は右手が多いので、右手で慣れてください。

3.4. 3種類の音符チェンジ

3.4.1. 3種類の音符、リズムを一旦整理しておきます。

3.4.1.1. 16分音符は、 ・1拍の中に4つ並べられる2本の横線でまとめられた音符 ・4文字で表現すると「タカタカ」 ・16分音符1つで1文字分の音の長さ ・「タ = R」「カ = L」の右左交互で叩く

3.4.1.2. 8分音符は、 ・1拍の中に2つ並べられる1本の横線でまとめられた音符 ・4文字で表現すると「タンタン」 ・8分音符1つで2文字分の音の長さ(16分音符2つ分の音の長さ) ・「タン = R」右手の連続で叩く

3.4.1.3. 4分音符は、 ・1拍の中に1つ入れられる黒丸に一本の縦棒のみの音符 ・4文字で表現すると「ターーン」 ・4分音符1つで4文字分の音の長さ(16分音符4つ分の音の長さ) ・「ターーン = R」右手で叩く

3.4.2. では、この3種類の音符をスムーズに切り替えられるようにしていきましょう。

3.4.2.1. まず、4拍子の拍を取ります。 メトロノームをテンポ80で鳴らしましょう。 鳴らしたメトロノームの音に合わせて、 イスに座った状態でその場でカカトを上げ下げして拍を取ります。 1、2、3、4、1、2、3、4、〜

3.4.2.2. まずは16分音符からです。 右手から左右交互に両膝を叩いていきます。 「タカタカタカタカ〜」 「R L R L〜」

3.4.2.3. ↓↓ ここから右手のリズムはそのまま叩き続けて左手だけ抜くと8分音符です。 「タンタン〜」 「R(L)R(L)〜」

3.4.2.4. ↓↓ 最後にメトロノームやカカトの拍と同じタイミングの4分音符ですね。 右手で叩きます。 「タアアン〜」 「R(L)(R)(L)〜」

3.4.2.5. 今度は、4分音符→8分音符→16分音符 という順番で切り替えていきましょう。 2小節ずつで切り替えていきます。

3.4.2.6. 4分音符→8分音符→16分音符 16分音符→8分音符→4分音符 と何度も切り替えていき、 それぞれのリズムに慣れてきたら、 4分音符の4文字を 「タアアン」から「ターーン」という普段使いしやすい4文字に戻してやってみてください。

3.4.2.7. 4分音符→8分音符→16分音符 ターーン タンタン タカタカ 16分音符→8分音符→4分音符 タカタカ タンタン ターーン

3.4.2.8. ターーンという言い方の方が、 自然に使えますし、 テンポが速くなってきた時に「タアアン」だと言いづらくなってきてしまいます。 実際にbpm140くらいの速いテンポで言ってみると、 「タアアン〜」 結構きついですよね。 でも、同じ140のテンポでも「ターーン」と自然な余韻で表現すると シンプルに言いやすくなります。 ですので、16分音符の4文字分を1まとまりにした音の長さが4分音符だと意識しながらも、 最終的には「ターーン」というイメージに慣れていきましょう。

3.4.2.9. ここまでで拍と音符リズムの基礎知識はオッケーです! このリズムイメージを実際にスティックで音にしていきましょう!

4. -0章-ドラム上達を諦めないためのマインド

4.1. たしこです。 
この章では、技術的な話に入る前に、 皆さんがこれからドラムを楽しく、 そして確実に上達させていくために、 絶対に知っておいてほしい「考え方」についてお話しします。

4.2. ドラムを始めたけど、なかなか上手くならない…。 多くの人がそう感じて、途中で諦めてしまいます。 でも、安心してください。 今からお話しするいくつかの「心がけ」を知っているだけで、 あなたのドラムライフはもっと楽しく、そして確実に上達への道を歩んでいけます。

4.3. 一緒に、諦めないための「お守り」を手にしていきましょう!

4.4. ●目的を見失わない

4.4.1. まず最初に、 あなたは何のためにドラムの上達を目指しているのでしょうか?

4.4.2. * 「好きな音楽を楽しく演奏したい」 * 「憧れのドラマーみたいにかっこよく叩きたい」 * 「バンドを組んで、最高の瞬間を味わいたい」

4.4.3. 人それぞれ、色々な目的があると思います。 どんな目的でも素晴らしいです。 大事なのは、その目的を忘れないこと。 それが、あなたの旅の道標となります。

4.4.4. 練習が辛くなった時、道に迷った時は、 目的を思い出してください。 なぜ自分がここにいるのかを きっと思い出させてくれるでしょう。

4.5. ●やり始めてすぐに出来る事なんて無い

4.5.1. 「やり始めてすぐに出来る事なんて無い」 これはドラムに限らず、 僕たちが経験してきた全てのことに言えますよね。

4.5.2. 考えてみてほしいんですけど、 僕たちが何かを習得するときって 誰もが初心者だったはずなんです。

4.5.3. 例えば、 「自転車」を乗れるようになった過程を思い出してみましょうか。

4.5.4. 最初は補助輪をつけて、それを外してからは何度も転びそうになりながら、 少しずつ体でバランス感覚を掴んでいったはずです。

4.5.5. 「PCのタイピング」だってそうですよね。 1日でできるようになった人なんて、聞いたことないです。 母音の位置を覚え、子音の位置を実践の中で少しずつ覚えていく。 その繰り返しで、今では何も考えずに打てるようになっているわけです。

4.5.6. ドラムもこれらと全く同じ。 頭で考えるだけでなく、体で覚え、反復することでしか得られない感覚があるんです。

4.5.7. そして、この成長の過程は、特に僕たちが普段使っている「日本語」とすごく似ています。

4.5.8. そもそも僕が考えるドラム演奏っていうのは、 「リズムに迷いがなく曲として聴かせること」 です。

4.5.9. 別に、難しいパターンを叩けたら「中級」とか、そういうことじゃないんですよね。 むしろ、「ポップスや歌謡曲の6〜7割が演奏できたら、 それはもう中級と言っていいレベル」だと僕は考えています。

4.5.10. これを日常会話に置き換えてみましょう。

4.5.11. 最初は「パパ」「ママ」みたいに、言葉も少ないですよね。 でも、小学生くらいになれば日常会話はできるようになります。 もちろん、まだ知らない言葉もたくさんあります。

4.5.12. そこから、いろんな会話をしていく内に、 たくさんの言葉や言い回しを覚えていくものじゃないですか?

4.5.13. 大人になった僕たちだって、聞いたことのない言葉ってありますよね。

4.5.14. そういう言葉を他の人が使っているのを聞いて、 「なるほど、今の使い方良いな」って学習して、 実際の会話で使いながら自分の言葉として定着させていく。 この繰り返しじゃないでしょうか。

4.5.15. ドラムだって、全く同じです。

4.5.16. 最低限のリズム(日本語の例で言うと言葉ですね) それさえ定着していれば、それを使い回して、ある程度の曲は演奏できます。 最低限の会話はできてコミュニケーションが取れる状態ということです。

4.5.17. 最初は難しい部分を、簡単なパターンに置き換えてでも、 まずは「曲として成り立たせる」こと。

4.5.18. そして、その最低限のリズムが定着したら、 新しいリズム。 つまり新しい言葉を少しずつ取り入れて、自分の引き出しを増やしていくんです。

4.5.19. 新しいリズムの言葉を頭でイメージして、 それを練習して実践で定着させていく。 この繰り返しなんですよね。

4.5.20. こうすると、今までは原曲通りに叩けなかった曲のフレーズが少しずつ分かるようになり、 原曲通りに叩けなかった2フレーズのうち 1フレーズは原曲通りに叩けるようになった!

4.5.21. というように、少しずつ、でも確実に階段を上がっていけるんです。

4.6. ●完璧主義を捨てる

4.6.1. この、日本語を習得するようにリズムも習得をしていく上で、 あなたの心を縛る最大の敵が「完璧主義」です。

4.6.2. はっきり言います。100%の出来はあり得ません。

4.6.3. 完璧を目指すと、いつまで経っても前進できません。

4.6.4. もちろん、練習のその瞬間は100%を目指して集中してほしいんです。

4.6.5. でも、 完璧主義すぎると一つのことができないだけで次に進めなくなり、 結局全部諦めちゃう…なんてことになり兼ねません。

4.6.6. 大事なのは、その時のベストを目指すということです。

4.6.7. ある程度、期限を決めて練習して、 その期限が来た時に8割くらいいけていたらとにかく前に進んでください。

4.6.8. 進んだ先に残り2割の出来なかった部分のヒントが隠されていたり、 出来なかった部分と上手くリンクしてつながってきたりすることが多々あるんですよね。

4.6.9. 考えてみてほしいんですけど、 例えばレベル2のときに8割くらいの出来だと思っていた項目があったとします。

4.6.10. それをレベル4のときにふと振り返って実践してみると、 「あれ、9割以上できるようになってるかも」みたいにつながってくることがあるんですよね。

4.6.11. 「完璧」よりも「完了」を目指して継続していると、 自分の「8割」の実力そのものが少しずつ底上げされていくイメージです。

4.6.12. 実際、僕も全てが完璧に満足できた演奏を動画に撮れたことはありません。

4.6.13. 自分の中で8割、9割の出来であれば 公開するようにしています。

4.6.14. もっというと、 僕が大学時代に習っていたドラムの師匠はJAZZの第一線で大活躍しているドラマーだったんですが、 その師匠ですら 「自分が本当に納得のいく演奏ができたことは数えるくらいしかない」 と言うほどなんです。

4.6.15. 世界のオオタニサン「大谷翔平選手」だって、毎打席ホームランを打つわけじゃないですよね。 なにもかもが完璧なんてことは存在しないんです。

4.6.16. だから、完了主義を念頭に置きながら、 常にその時のベストを尽くして継続する。

4.6.17. そうすれば、あなたの最低水準は、周りよりも高い位置にどんどん底上げされていきます。

4.6.18. そして、そのベストを尽くした結果として「8割くらい出来てきた」というイメージです。

4.6.19. とはいえ、
この「常にベストを尽くした完了主義」で、 本人が実践をしなければ結果は出ません。

4.7. ●実践とは「試行錯誤」のこと

4.7.1. 実践とは、「試行錯誤をする」ということです。

4.7.2. 新しいことに挑戦すれば、必ず壁が立ちはだかります。 その壁を乗り越える試行錯誤を繰り返していくからこそ、結果に繋がるんです。

4.7.3. 「他責思考」なんてもってのほかです。

4.7.4. 「あの人が言っていたからこうしたのになんか上手くいかない」 「本当はこんなことやりたくないのにやらされて楽しくない」 という他責思考的な考えだと上手くいくものもいかなくなります。

4.7.5. 「今は上手くいかないけど、やり始めてすぐにできる事なんて無いんだから継続しよう!」 「どんなやり方があるか色々調べてみて試してみよう!」 「いまやっている練習はちょっとしんどいけど、自分がやりたいことにつながるはず」 「他にもこんな曲で使えるんじゃないかな」 みたいに主体的に考えられると成長スピードは爆上がりします。

4.7.6. この試行錯誤を繰り返して、一歩ずつスキルの底上げに向けて、階段を上っていくイメージです。 その試行錯誤をするための具体的なヒントをお伝えしておきますね。

4.7.7. * 3つの情報源を活用する * テクニック的に上手くいっていない時ほど、客観的な情報が助けになります。 * 視覚情報: 自分の叩いている姿を動画で撮ったり、鏡で見たりする。 
 * 聴覚情報: 録音して、自分の音を客観的に聴いてみる。 
 * 感覚情報: 「右足は右手の少し後に出した方がいいかな?」など、自分の体の感覚に集中してみる。

4.7.8. この情報源を基にして、自分が理想としているドラマーや、お手本動画と何が違うのかを分析することで自ら答えを導き出せたりします。 動画を客観的にみて試行錯誤するということです。

4.7.9. * 固定観念を捨てる * 時期によって、やりやすい叩き方は変わったりします。 「昔はこの叩き方、やりにくかったな」と思っていた奏法が、 色んな経験を積んだ今なら、しっくりくるかもしれません。 行き詰まった時こそ、 昔のやり方や、苦手だった奏法を試してみるチャンスと捉えてみてください。

4.8. ●期限を決める

4.8.1. 完璧主義を捨てるための強い味方が「期限」です。

4.8.2. ★例えばバンドのライブが1ヶ月後にあるとします。

4.8.3. やらなければ間に合わないという強制力が働きますよね。

4.8.4. ここで ①「1ヶ月間の練習計画」を立てるといいです。

4.8.5. まずは、曲の全体像を理解。 曲で使われているリズムパターンを練習し、 リズムフレーズ・フィルインを覚えていきます。 その際、まずは曲の1番までがある程度できるようになるように順番にやっていきます。 ある程度まとまってきたら2番〜を覚えていく。 全体がある程度いけてきたら、苦手な箇所を重点的に練習するという順番です。

4.8.6. このように、1ヶ月後になんとしてもやらなければという場合 まずは、曲全体を把握して1番までを8割型完了し、 2番からも8割型完了させる。 そうすると曲全体がある程度通せる段階になっているので、あとは上手くいきづらい箇所を重点的にやるという流れですね。

4.8.7. そして、 ②「ライブ本番」を迎えます。

4.8.8. 練習で不安材料が残ったとしても本番はやってきます。 仮に多少うまくいかなかった箇所があったとしても、本番を乗り越えた達成感は大きいんですよね。 誰にでも何か1つくらいは反省点があるものです。 その反省点、改善点こそが次のライブ、新曲へのモチベーションアップへつながっていくんです。

4.8.9. ライブを1回経験したあとはまた、 ③「次のライブに向けて新しい曲練」をやるといサイクルです。

4.8.10. この繰り返しによって経験値がたまり、レベルアップしていきますし、 色んな他のテクニックが入った基礎・曲を経験することによって、 出来なかったテクニックが出来るようになることが多々あるというイメージです。

4.8.11. ★ドラムレッスンが1週間後にある という場合も同じように言えます。

4.8.12. レッスンの先生に基礎と曲の1番までやってきてと言われているとしましょう。 ライブの期限と同じようにやらなければ間に合わないという強制力が働きます。

4.8.13. ここでも ①「1週間の練習計画」を立てます。

4.8.14. - 毎回5分基礎 - 曲の1番の全体像を理解 - 使われているリズムパターン - リズムフレーズ・フィルイン 曲の1番まである程度まとまってきたら - 苦手な箇所をゆっくりから重点的に という流れです。

4.8.15. そして、 ②「レッスン当日」を迎えます。 - 完璧ではないがある程度出来た - この1週間で少しでも前に進んだ達成感 ここまでで8割くらいできていると判断できれば、完了させて

4.8.16. ③次回レッスンまでの新しい課題として - 基礎と曲の2番に取り組む というサイクルができるわけです。

4.8.17. この小さな目標設定と達成感の繰り返しによって経験値がたまり、 自分の8割の実力が徐々に底上げされていき、 あなたを着実にレベルアップさせてくれます。

4.9. ●新しいリズム・テクニックは「短期集中・短期反復」で脳を味方につける

4.9.1. 「エビングハウスの忘却曲線」という脳科学に基づいた考え方を知っているでしょうか。

4.9.2. 簡単に言うと、 (新しい知識を定着させるには、短かい時間に何度も反復させることで、記憶に定着しやすい) というものです。

4.9.3. 短期集中・短期反復を実践することで、 その日には満足に出来なかった新しいリズム・パターンも、 休憩や睡眠を挟むことで脳が情報を整理し、 早ければ数日後に上達を感じられることがあるんですよね。

4.9.4. 定着していないパターンやリズムは期間が開けば開くほど0からのスタート地点に戻ってしまいます。 なので、1日5〜10分でも思い出す時間を作るといいでしょう。

4.9.5. 楽譜を見ながらじゃないと叩けないリズム・フレーズはまだ頭と身体に定着していない証拠として捉え、 新しいリズムやフレーズほど短期集中・短期反復を実践して楽譜を見なくてもイメージできて叩けるように定着させていきましょう。

4.9.6. この繰り返しで自分の中の引き出しが広がっていきます。

4.10. ●楽譜は地図であり道ではない

4.10.1. 楽譜を見ながらじゃないと叩けないリズム・フレーズは定着していない証拠です。 楽譜は曲の地図であり常に見ておくものではありません。 実際の道を歩くときも地図だけ見ていては段差や車などを確認できず、歩くことすら難しいですよね。

4.10.2. 楽譜はあくまでも拍やリズム、叩く場所を読み取り、定着したリズムやフレーズを叩く前に確認するためのものです。

4.10.3. 曲に合わせて演奏するときに、 今やっている8ビートを何回やったら、次のリズムやフレーズを叩く。 次のフレーズはあのフレーズだな。 と、あらかじめ確認するために見るイメージですね。

4.10.4. 実際プレイするときには叩く場所や手の動きを目で見て確認しながらやるのが普通です。

4.10.5. 目で見て叩く場所や自分の腕や身体の動きを確認することで「視覚情報」を得られ、 タムを叩くときにはこういう身体の使い方をするとこんな音がなるという「聴覚情報」が得られる。 さらには、目と耳で得られた情報を基に微調整をする「感覚情報」を組み込むことで あらゆるリズム・フレーズが上手くいくようになっていくものです。

4.10.6. これをいろんな曲を通じて繰り返していくことでリズムやフレーズの引き出しが増えて 結果的に楽譜を見ながらでも叩けるようになっていることはあります。

4.10.7. ただ、楽譜を見ながら叩けるようになることがゴールではありません。

4.10.8. 楽譜から拍やリズム・フレーズをイメージして、 楽譜を見なくても実際にプレイできるようにすることが 最大の目的であることを忘れないでください。

4.11. ●毎回練習の仕上げで動画を撮る

4.11.1. 自分の目指している演奏に近づいているかを客観的に分析する材料として、 練習の最後には必ず動画を撮りましょう。

4.11.2. 叩いている時には気付けなかった改善点が見えたりすることが多々あるからです。

4.11.3. これやるかやらないかで上達スピードがまじで変わります。

4.11.4. 自分の映像を見返すのは勇気がいるかもしれませんが、 この一歩を踏み出せたらその後は慣れてきます。

4.11.5. 数ヶ月後に同じテクニックをやっている動画を見比べることで上達を実感できたり、 もっと頑張らないとというモチベーションUPにつながるんですよね。

4.11.6. ドラムを始めてから1ヶ月目、3ヶ月目、1年後というSNS動画投稿も可能になります。

4.11.7. これからドラムを始めたい人に向けての需要があるし、 自分の振り返りとして記録することもできる。 さらには、 趣味ドラムの仲間を増やせたりします。 そういう仲間が周りにいると、 モチベーションアップにもつながるんですよね。

4.11.8. ですのでドラムを始めた最初の段階から 動画を撮って客観的に分析するということはメリットだらけです。 ぜひ実践していきましょう。

4.12. ●拍・リズム・叩き手順

4.12.1. 拍・リズム・叩き手順の理解は曲を最短で演奏できるようになるための基本事項です。

4.12.2. これらを頭と身体の実践で理解できてくると、 音楽・ドラムの基本である拍とリズム、叩き手順が自分で分かるようになってくるんですよね。

4.12.3. これが出来ないから独学でやってもつまづいて結局続かない人が多いわけなんです。

4.12.4. 拍・リズム・叩き手順の理解で得られる例を挙げると、

4.12.4.1. ・連打の回数をわざわざ1つ1つ数えなくても分かるようになる

4.12.4.2. ・余裕のあるテンポの曲でリズムや叩き手順が分かってくると テンポの速い曲も徐々にわかるようになってくる

4.12.4.3. ・耳コピでどの太鼓を叩いているのか聴きづらい時

4.12.4.3.1. このリズムならこの手順で叩いているだろうから、 左手でこの太鼓を叩いているかもなどの予想がつくようになる

4.12.4.4. ・1から頭で考えなくても感覚で出来るようになってくる

4.12.4.5. ・出来ない箇所の練習方法を自分で考えることが出来るようになる

4.12.5. こんなふうにかなりのメリットがあります。

4.12.6. 自分の中に 「このリズムのときはこの手順だな」 といった基準ができることで、 それを基に応用的に考えることができるようになるんですよね。

4.12.7. ですので、 応用に活かせる基準を持つためにも 拍・リズム・叩き手順の理解を目指す そのためには最低限の基礎練習も行っていくようにしましょう。

4.13. ●好きな音楽をやるためにドラム上達を目指している

4.13.1. ここまで、上達のための心構えや具体的な方法論をお伝えしてきました。

4.13.2. でも、忘れないでください。

4.13.3. あなたは、誰かに強制されたわけではなく、 「好きな音楽をやりたい」からここにいます。

4.13.4. 好きなことって気づかないうちに興味を持って調べたりしますよね?

4.13.5. 上手くいかないテクニックがあれば いろんな人の演奏動画をみたり 解説動画をみたりしてみる。

4.13.6. その結果、固定観念を覆すような思いがけないやり方を発見できたりすることもあります。

4.13.7. その好奇心を大切にしてください。

4.13.8. そして、もし「自分には無理だ」と思ったら、やめちゃってもいいんです。 やめても誰も損しない。 そう思えると気持ちが楽になりませんか?

4.13.9. 自分が好きな音楽をやるためにやっていると考えると ・前向きに捉えられるし ・人と比べること から解放され、本当に前向きにドラムと向き合えると思います。

4.13.10. この試行錯誤のプロセス自体が、 ドラムの技術以上に、 あなたのにとってかけがえのない「財産」になることは間違いありません。

4.13.11. そして、もし途中で壁にぶつかったら、 いつでも相談してください。 壁を乗り越えるための客観的な視点や 一緒に考え前進するためのお手伝いは必ずできますので。

4.13.12. あなたは、決して一人じゃありません。

4.13.13. 好きな音楽を楽しむために 僕と一緒にドラムをやっていきましょう!

5. ドラムを叩きたい・叩くまでにいたったきっかけ

5.1. バンドをみていてドラムがかっこいいと思った

5.2. 楽器に憧れがあった

5.3. 何か楽器をやってみたい

5.4. ストレス発散になりそう

5.5. 叩くだけで音が出るから自分にも出来そうだ

5.6. 体全体を使うので運動になりそう

5.7. 脳トレ的で頭の体操になりそう

5.8. バンドを組むことになってドラム担当になった

5.9. モテそう笑

5.10. たまたまドラムを触る機会があって叩いてみたら楽しかった

5.11. リズム感を鍛えたい

6. 好きな曲を1曲叩けるようになるまでのロードマップ(旧)

6.1. セッティング・座り方・スティックの持ち方

6.2. ペダルの踏み方・スティックの叩き方

6.2.1. 力まずに楽器を鳴らす為の考え方

6.3. よく使う基本的なリズムパターン

6.3.1. 8ビート

6.4. よく使う基本的なフィルイン・リズムフレーズ

6.5. 基本のリズムパターン・フィルインを使った曲で実践ベースで習得

6.5.1. ドラムでリズムを叩いて曲に合わせる感覚を体感する

6.5.1.1. ドラム演奏の雰囲気が分かる

6.5.1.2. もっと色んな曲でやってみたい

6.5.1.3. 好きな曲で演奏したい

6.6. 好きな1曲を選択

6.6.1. 既存の楽譜や動画をみて練習

6.6.1.1. やり方が分からないテクニックがあったら教材でやり方を補う

6.6.1.1.1. そもそも何のテクニックなのか分からない場合は教材の質問チャットで解決

6.7. 上達スピードを上げるために基礎練習も取り入れる

6.7.1. 色んな好きな曲に取り組んでいく時に

6.7.1.1. 楽譜、音源、映像から

6.7.1.1.1. リズムパターン

6.7.1.1.2. リズムフレーズ

6.7.1.1.3. テクニック

7. 好きな曲を1曲叩けるようになるまでのロードマップ(改訂版)

7.1. 最速で好きな曲を叩けるまでの流れ

7.1.1. まずはドラムの超基本パターンを使って曲に合わせて演奏してみましょう。 最初に曲と合わせて演奏できるというのを体感することで 「もっとドラムを楽しみたい!」ってなると思います。 この次の動画で【特別体験】がありますので、ぜひやってみて下さい!

7.1.2. 好きな曲を最速で叩けるようになるには、 正しいドラムの知識や叩き方、 よく使われる基本的なリズムを理解していないといけません。 これを理解していないと、変な叩き方の癖がついてしまったり 何が原因でつまづいているのか分からなかったりしてドラム演奏を諦めてしまいかねません。 なので、まずはドラムに関する基礎知識と音を鳴らす時の考え方をマスターしていきましょう。

7.1.3. まずはあなたが演奏しようとしているドラムセットの 全体像を把握することから始まります。

7.1.4. 次に、上達を妨げないためのドラムセッティング方法を知る事で、 悪いセッティングのままで練習してしまい 上手くいかない原因がなんなのか分からないという事態を 事前に防ぐ方法を知ってもらいます。

7.1.5. そして実際に音を出す方法に移っていきましょう。 ドラムはスティックを手で操り 足元のペダルを足で操り音を出します。 その操り方にも根本的な操作方法・考え方があるので、 間違った奏法にしないためにもここは絶対におさえておきましょう。

7.1.6. ここからドラム演奏に欠かせない 「リズムパターン」と「フィルイン」 これらを音楽の土台となる拍とリズムを理解しながら取り組んでいきましょう。 いやいや、とにかく「リズムパターン」と「フィルイン」が叩けたらいいんでしょ? と思った人は危険です。 僕はこれまでに、拍とリズムが分からなくて好きな曲が演奏できない人を幾度となく見てきました。 それさえ分かっていれば演奏できるという事例も多々あるくらい重要なんです。

7.1.7. 曲の中でリズムを奏でるためには、 自らがしっかりと「拍」を感じ、 その上でリズムをイメージ出来なければなりません。

7.1.8. そもそもドラム演奏とは、 「リズムに迷いがなく曲として聴かせること」 だと上達を諦めないためのマインド編でもお伝えしました。

7.1.9. ・なんか難しいフレーズやテクニックをやっていても 叩いているリズムに自信なさげだったり、 ・なんか難しいことやってるけどリズムがよく分からなくてノレないな みたいな演奏をしている人よりも、 ・この人のドラムはリズムがバッチリで、 奏でられているリズムに合わせて体を動かしたくなるし気持ちいい! っていう演奏している人の方が絶対いいですよね?

7.1.10. そういう人の根幹にあるのは 自らがしっかりと「拍」を感じ、 その上でリズムをイメージ出来ているという部分なんです。

7.1.11. じゃあそうなるためにどうすればいいのかというと、 『拍からリズムをイメージして具現化すること』 これができるようになればいいんです。 ポップスや歌謡曲では、ほぼ常に一定の拍が存在しているので、 これ無くして演奏するのは不可能だと言えます。

7.1.12. 極端に言わせてもらうと、 拍からリズムさえイメージ出来れば 叩く場所が違ってもそれなりに音楽として成り立つんですよね。

7.1.13. ギターやボーカルなど音程のある楽器だと、 ドとレが違っていたら音が外れたと分かってしまいますが、 ドラムという楽器は、主にリズムを担う楽器です。 ぶっちゃけ叩く場所が違ったとしても リズムさえ合っていればなんとかなる楽器でもあります。 逆に、音程がない分リズムをしっかり奏でなければならないのに リズムがイメージできずに間違ったリズムを鳴らしてしまうと ただの騒音になってしまいかねません。 そんな風にはなりたくないですよね。

7.1.14. 正しいリズムをイメージ出来る人がほぼ例外なく出来ることがあります。 それは、リズムを口で歌うことが出来るということです。 歌い方に多少の違いはあれど、 頭の中でリズムがちゃんとイメージできていれば、 自然と口からリズムが出てくるはずなんです。 すなわち、口ドラムと呼ばれるものなんですが、 口ドラムで歌えるということは、 頭の中に叩きたいリズムのイメージがしっかり定着している証拠なんですよね。 だから、ドラム演奏もスムーズにいくことが多いんです。

7.1.15. でも、リズムがイメージできて、口ドラムもできる!って状態でも、 実際にドラムを叩くとなると、 「あれ?このリズム、右手から叩くんだっけ?左手だっけ?」 「右手連続でやっちゃっていいのかな、、」 って、叩き方の順番で迷っちゃうことがあるんですよね。 叩き方の手順に迷ってしまうと、 なんだかぎこちない演奏になったりリズムも悪くなるしで苦労してしまいます。

7.1.16. これを解消するためにはどうしたらいいのか? 結論 楽譜の音符から「リズム言葉と手順」をイメージ出来るようになること なんです。

7.1.17. ドラムの演奏には、拍ごとに当てはめられた音符の形によって 「この音符の並びなら、右手から叩くのが基本」 みたいな、叩き方の順番のセオリーがあるんです。 それを、リズムと一緒に覚えていくことで、 「このリズムは、この順番で叩けばいいんだ!」 って迷わなくなるから演奏がスムーズになるんですね。

7.1.18. ただ、楽譜が苦手な人って多いと思います。 なぜ楽譜が苦手な人が多いのか。 ちょっと考えてみてください。 その理由として一番に考えられるのは 楽譜を見てもリズムが分からない人が多いからではないでしょうか。 仮に、叩き手順を音符ごとに覚えていても、 リズムが分からなければ何の意味もないですよね。 楽譜を見たときにリズムがイメージ出来ないのは、 シンプルに音符とリズムのイメージがリンクしてないからです。

7.1.19. 拍とリズムの基本を学び、 楽譜の音符とリズムのイメージをしっかりとリンクさせていくことで 楽譜を読むのが苦手なのは克服できます。 その過程で役立つのが「リズム言葉」です。 拍ごとに当てはめられた音符とリズムを結びつける際に 「タン」とか「タカタカ」などのリズム言葉を当てはめていくようにするんです。 そうすると、音符の形を見ただけで、 「この音符は、タン、というリズムだな」 っていう風に、リズムがイメージできるようになります。 あなたが日常生活の中で使う言葉のような感覚でリズムを覚えていけるんですよね。

7.1.20. 音符の形でリズム言葉をイメージできたら それを口ドラムで歌う。 歌ったリズムを実際に叩く際は 音符の形によって覚えた叩き手順のセオリーに沿って叩く。

7.1.21. このように、拍とリズムを理解しながら、 ドラムをやっていく上で絶対に出てくるリズムパターンと 押さえておきたいリズムやフィルインフレーズの手順を習得していきます。 これをやることで、好きな音楽を何曲もやっていく時に よりスムーズにリズム、演奏手順がイメージできるようになります。 なぜかというと、あなたの好きな曲を演奏しているそのドラマーは 「こういうフィルインリズムの時はこの手順でやる」 という基礎をやってきている事が多いからです。 ということは、あなたもその基礎を分かっていることで、 好きな曲をやる時にこのリズムはこういう手順でやればいいんだなと 自分で分かるようになるんです。

7.1.22. このコンテンツでは、拍とリズムを理解し実践、 理解したリズムをリズムパターン、フィルインというリズムフレーズで実践できるようにするために、 段階別のレベルに応じて「章分け」しています。

7.1.23. その章の中であなたのものにしてもらいたいリズム・フレーズなどを 頭と動作で理解する「インプット編」 理解した動きを無意識にできるようになるための「実践反復編」 というようにステップ化されているんです。

7.1.24. そして、あなたが今現在どのようなレベルにいるのかが、 あなた自身でわかるように「レベル別チェックシート」というテンプレートがあります。 「10段階ロードマップ表」の各項目に準じて作成されたこのチェックシートの レベル1から順に取り組んでいき、チェックマークをつけられるくらい出来るようになったら、 次のチェックチェック項目に進むという感じです。

7.1.25. ただし、このチェック項目には、 「リズム」「テクニック」「リズムパターン」「フィルイン」 という風に、複数の項目があります。

7.1.26. これらはバランス良く取り組んでいけるといいのですが、 「じゃあどんな風に時間配分していけばいいんだろう?」 と思いますよね?

7.1.27. その時間配分もテンプレート化してあります! 「練習フロー表」というシートに基づいて日々の練習を組み立てていけるようにしました!

7.1.28. 日々の練習をステップごとに時間配分を分けていますし、 そのステップごとに、レベル別チェックシートの どの項目から練習する項目を選べばいいのかがわかるように設計されているんです。

7.1.29. ですので、あなたは、 練習フロー表のステップの具体的練習手順の欄を、 その欄に書かれたレベル別チェックシートのどの項目から選べばいいのかが一目瞭然ですし、 チェックシートのチェックマークをつけられるように順番に取り組んでいけばいいということです!

7.1.30. レベル別チェックシートの一番右にある具体的手順と書かれたステップは、 該当のコンテンツ動画を再生できるリンクもありますので迷うことはないと思います!

7.1.31. コンテンツの3章に「練習フロー表の取扱説明書」がありますので、 詳しくはそちらを見てみてください!

7.1.32. まずはコンテンツの2章までこのまま動画を進めてもらうことをおすすめします!

7.1.33. そして、取り組んでもらったリズムパターンとフィルインを実際の曲で叩くために、 僕のYouTubeで公開している動画で曲練習ができます。 これは既存の教本などでは滅多に通れない過程だと思いますので ぜひこれを活用してもらって、ドラムで曲を演奏しながら 楽しく習得していってください。

7.1.34. 押さえておきたいリズムパターンやフィルインがある程度習得できたら いよいよ好きな曲にも取り組んでいきましょう!

7.1.35. ここまでにリズムパターンやリズム、フィルインフレーズを取り組んできたことによって、 自分がやりたい曲の楽譜や動画を観たり聴いたりしたときに 「これはあのリズムパターンと一緒だな」とか 「あのリズムパターンに何かが付け加わった感じかな?」 「この前やったフィルインフレーズに似ているからその時やった手順を参考にしてやってみよう」 という風に、それまでに取り組んだパターンやリズムに似たものだと、 だいたいの手順が予想できるようになってきていると思います。 難易度が超高い曲とかだとまだ何がなんだか分からないという状態かもしれませんが、 初心者からは一歩抜けている状態だと思ってください。

7.1.36. 好きな曲を選ぶ時のポイントなんですが、 ・演奏動画があるもの ・楽譜が販売されているもの ・動画や楽譜をみて挑戦してみようかなと思えるもの を選ぶといいです。

7.1.37. ・演奏動画があるものを選んでおくと、 自分で取り組んでいく中で分からない箇所が出てきた時に演奏動画をお手本にすることが出来ます。 YouTubeのスロー再生機能を使えば分からない箇所がどうやっているのか一発で解決する事も多々あります。 このメリットは大きいです。

7.1.38. ・楽譜が販売されているもの 楽譜とは言わば曲を演奏するための道しるべです。 地図やナビがあれば、目的地にたどり着くためにはこのコンビニがある角を右に曲がって 大きな病院を過ぎたら右手側に目的地があるというのが分かりますよね。 楽譜もこれと同じで、 このリズムパターンを7回やったらフィルインフレーズを叩いて次のリズムパターンに進む。 次のリズムパターンを5回やったらフィルインフレーズをやってサビへ進む。 というように曲を進めていくための情報が書かれた道しるべなんです。 フィルインフレーズを叩くときのリズムや手順は、 ここまでに習得してきた拍・リズムの叩き方手順などによって 「このリズムは基本この手順だからこう叩けばいいな」 という情報を道しるべである楽譜からある程度読み取れるようになっていると思います。

7.1.39. (「このリズムなんだっけ」とか「どんな手順でやればよかったかな」と迷った時は、 4章ステップ3-3に「リズム早見表」というものがあります。 リズム別のリズム言葉・手順を書き出しているものがあるので それを見れば大体の事は解決できるでしょう。)

7.1.40. ・動画や楽譜をみて挑戦してみようかなと思えるもの 難易度が超高い曲でまだ何がなんだか分からないという曲ではモチベーションも上がらないと思うので、 ドラムがどんな風にやっているかがなんとなくある程度分かって 「今の自分ならちょっと頑張ればできるかもな」 「難しそうな一部分だけ省いて出来そうなところをまずはやってみよ」 「結構頑張らないといけないけど挑戦したい!」 と思える曲がモチベーションアップにも繋がるのでこういったものを選ぶといいです。

7.1.41. これら3点のポイントに当てはまる好きな曲を選んで取り組みます。 曲の練習方法をコンテンツ内で詳しく解説していますので コンテンツ動画を観ながら実践していきましょう。 途中分からない箇所が出てきたら 『演奏動画のお手本』 『リズム早見表』(リズム別のリズム言葉・手順) を取り入れながら練習していく。 そうすれば自分の好きな曲が 「一応ある程度叩けるようになったな」 となっていると思います。 すると「ドラムってやっぱり楽しいな!」 「これは夢中になって辞めれんくなるわ」 と思い、もっと違う曲にもチャレンジしたくなってくるでしょう。

7.1.41.1. ※この好きな曲を選ぶ手間・実際どう選べばいいか分からない人向けの特典 「好きな曲が見つかるリスト」も考えた方がいいかも

7.1.42. ここまで来たら、主に次の2つを繰り返していくだけです。 ①次にやりたい曲をまた3点のポイントに当てはめながら決めて取り組む。 ②好きな曲にチャレンジしながら段階的に基礎練習、テクニックにも取り組んでいく。 この繰り返しによって、少しずつドラム演奏が上達していく。 こういった流れになります。

7.1.43. ここまでが一連の流れになりますが、 「憧れのドラマーみたいに演奏したい」 「この曲のドラムがかっこいいから演奏できるようになりたい」 と思ったドラムの難易度が超高い場合は、 ①次にやりたい曲をまた3点のポイントに当てはめながら決めて取り組む。 ②好きな曲にチャレンジしながら段階的に基礎練習、テクニックにも取り組んでいく。 この流れは継続しつつ、 ②の中にある「段階的に基礎練習、テクニックにも取り組んでいく」 という事を重点的にやることをオススメします。

7.1.44. なぜかというと、 例えば、あなたがKing Gnuや髭男、東京事変、アニソンやボカロなどの曲をやりたい場合。 また、やりたい曲のレコーディングをしたドラマーがプロスタジオミュージシャンだった場合。 ドラム演奏のスキルとしてはより高度なテクニックが頻繁に出てきます。 自分の理解していない範疇のテクニックが出てくるとそもそも何を叩いているのか分からないし、 どんな叩き方で音を鳴らしているのか楽譜や動画を見ても分からないんですよね。 ですが、ドラムの中〜上級テクニックを少しずつ丁寧に日々やっていくことで ドラムスキル向上に役立つことはもちろんの事、 自分が理解しているテクニックが増えてきます。 すると、最初は難易度高過ぎて何やってるのかが分からなかった曲も なんとなくこういう風にやっているのかなという感じになってきます。 そうすると挑戦してみようかなと思える曲になってくる訳です。 実際僕も「こういうかっこいいドラムを叩きたいけど何がなんだか訳分からんな」 という曲があったんですが、段階的にテクニックを学んでいき普段の基礎練習としてやることで 訳分からんかったドラムがちょっとずつ分かるようになってきて 「ちょっと頑張ればいけるかもしれない!」 と思えるところまでたどり着いたんですよね。 ここまでくれば、まずはゆっくりからでも練習してみようと思えるようになります。 なので、難易度の高い曲を叩きたいと思う人は 「段階的に基礎練習、テクニックにも取り組んでいく」 ぜひこれを実践しましょう!

7.1.45. レベル別チェックシートの4〜6のテクニック項目をまずはやってみるといいと思います。

7.1.46. 「自分はそんな難易度の高い曲をやりたい訳じゃなくて音楽をドラムで楽しみたいんだ」 という人も好きな曲をやりながら基礎練習はした方がいいです。 例えば、曲練習の時って色んなリズムパターンやフィルインが出てくるので 曲の楽譜ばかり見て練習してしまっている人って結構います。 楽譜を見て、このリズムのときはこの手順だからこう叩かなきゃと頭では分かっているけど 実際には自分の手が思っている手順通りになっていなくて上手くいっていない。 でも曲練習のときは楽譜ばかりみているから自分が叩いている手順が間違っていることに気づかない。 信じられないかもしれませんが結構あるあるなんですよね。 基礎練習で自分の手元を見ながら正しい動きを確認する事で 曲練習で上手くいかなかったところがやりやすくなったりします。

7.1.47. 1番のメリットは、 普段の基礎練習でしっかり拍を意識しながらリズムを叩いていくことで 曲を聴いた時に自分で拍が取れるようになり、曲の拍を取りながら自分が叩くリズムをイメージ出来るようになることです。 楽譜を見た時のリズムイメージもかなり早くなっていきます。 しかし、こういった基礎が出来てない人は、 「歌のメロディーがここで鳴っているからここで叩けばいいんだ」 みたいに考えてしまいがちです。 これがドラム演奏を妨げる原因になっています。 なぜなら、ドラムが叩くリズムはメロディーと同じタイミングでは無いことが多いからなんです。 今やっている曲だけで考えたら 「この歌詞と同じタイミングで叩き始めたらいい!」 それでも上手くいくこともあるかもしれません。 ですが、色んな曲をやっていく時に、それでは再現性が持てず時間がかかりすぎてしまいます。 曲の拍を取りながら自分が叩くリズムをイメージ出来るようになることで、 趣味でドラムを長く楽しみたい人にとっては、長い目で見るとこうしたちょっとの事が時短につながり ストレスなく多くの曲にチャレンジしていける訳です。 こういう音楽の基礎的なところが自分で分かるようになっていくと、 ドラムを叩くことがもっと楽しくなっていくのは間違いありません。 実際僕も、こうした基礎を継続してきて拍とリズム、手順が自分で分かるようになってから 色んなリズムやフレーズ、手順などが全てリンクするようになってきました。 なので、取り組んでいる基礎が無意識にできるようになるまでは、 毎回5分からでもいいのでぜひ継続してやっていきましょう!

8. 特別体験〜30分でドラマーデビュー! 〜理屈抜きで叩いてみよう〜

8.1. 1. オープニング(1分)

8.1.1. (画面:講師のバストアップ。明るくエネルギッシュに!)

8.1.2. 「ドラムって、手と足をバラバラに動かすから 難しそう…」 そんなふうに思っちゃいますよね?

8.1.3. 実は、ドラム未経験の完全初心者でも、 たった2つのことを覚えるだけで、 今日この動画を見終わる頃には、 曲に合わせて演奏できるようになっちゃうんです!

8.1.4. この「体験レッスン」では、 難しい理屈や細かいフォームの話は一旦置いておきます。 まずは理屈抜きで、ドラムを叩く楽しさを 体感してみましょう。 準備はいいですか? それではスタートです!

8.2. 2. 最低限の準備(2分)

8.2.1. (画面:スタジオのドラムセット、または電子ドラムの前に座る講師) まずは準備から始めていきましょう。

8.2.2. スティックを持ってみてください。 持ち方は…細かいことは気にしなくてOK! 「ギュッと握りしめない」。 これだけは守ってくださいね。 卵を割らないように、ふんわりと持つイメージです。

8.2.3. 次に、イスに座ります。 足がペダルに届く位置に、リラックスして座ってみましょう。

8.2.4. 右足は「一番大きな太鼓」のペダルに置きます。 これが「バスドラム」ですね。 そして左足は、左側にある **「2枚重なったシンバル」**のペダルに置きます。 これが「ハイハット」です。 (画面:ハイハットのアップ。講師が手を伸ばす)

8.2.5. ここで、いい音を鳴らすための 簡単なセッティングをしちゃいましょう。 上のシンバルの真ん中についているネジを、 手で左に回して、一度緩めてみてください。 (画面:手元アップ。ネジを緩めると、上のシンバルが落ちて下のシンバルと重なる)

8.2.6. そうすると、上のシンバルがストンと落ちて、 下のシンバルと重なりますよね。 その状態で、ネジを右に回してキュッと締めるだけです。 (画面:重なった状態でネジを締める)

8.2.7. これで、シンバル同士がピッタリくっつきました。 あとは、左足でペダルを踏み込んでおけば完璧です! これで**「ツッ、ツッ」**という、 歯切れの良い音が出るようになるんですよね。 さあ、これで準備完了です!

8.3. 3. 8ビート攻略「口ドラム作戦」(8分)

8.3.1. (画面:テロップで大きく『魔法の呪文:ドッ・ツッ・パッ・ツッ』と表示) では、ドラムの基本リズムである 「8ビート」を叩いていきますね。 楽譜は使いません。

8.3.2. この**「魔法の呪文」**を覚えるだけで叩けちゃうんです。 それは… 「ドッ・ツッ・パッ・ツッ」 です! (画面:講師が実際に叩きながら解説。手元のアップ映像)

8.3.3. まずは分解してみましょう。 右手はずーっと「ツ・ツ・ツ・ツ…」と、 ハイハットを刻み続けます。 時計の針みたいに、止めないのがポイントなんですよ。

8.3.4. ここに、呪文を当てはめていきます。 「ドッ」:右手と一緒に、**右足(バスドラム)** を踏みます。 「ツッ」:右手だけ叩きます。 「パッ」:右手と一緒に、**左手(スネア)** を叩きます。 「ツッ」:右手だけ叩きます。 (画面:スローモーションで動きを見せる。「ドッ(右足+手) →ツッ(手) →パッ(左手+手)→ツッ(手)」)

8.3.5. まずは口で言いながらやってみましょう。せーの、 「ドッ・ツッ・パッ・ツッ」 「ドッ・ツッ・パッ・ツッ」

8.3.6. いかがでしたか? もし手足がこんがらがっちゃう人は、動画を止めて 「右手と右足だけ(ドッ・ツッ)」で1回止まって 「右手と左手だけ(パッ・ツッ)」 と分けながら 止まりながらでも順番に確実につなげていってみてください! ゆっくりで大丈夫なので、焦らずやってみましょう!

8.4. 4. 魔法の合言葉(フィルイン)(5分)

8.4.1. (画面:テロップ『必殺技:タントントントン』)

8.4.2. 8ビートに慣れてきたら次は、 曲の場面切り替えなどで使う必殺技、 **「フィルイン」**です。 これも呪文で覚えちゃいましょう。

8.4.3. 「タン・トン・トン・トン」 です! (画面:ドラムセットのタム類に色がつく。ハイタム=赤、ロータム=緑、フロアタム=青)

8.4.4. この動画では、叩く場所を分かりやすく色分けしています。 右手だけで、手元にあるスネアという太鼓から 時計回りに太鼓を順番に叩いていくだけ。 タン(スネア) トン(赤:ハイタム) トン(緑:ロータム) トン(青:フロアタム) (画面:実演。「タントントントン」とタムを回していく)

8.4.5. どうですか?シンプルじゃないですか? では、これを組み合わせて練習してみましょう。

8.4.6. 「8ビートを3回繰り返して、最後にフィルインを1回」 このセットで回していきますね。 (画面:練習用ループ映像。カウントが入る) 「1・2・3・4…」 「(ビート)ドッ・ツッ・パッ・ツッ…」×3回 「(フィル)タン・トン・トン・トン!」 失敗しても止まらないでくださいね!

8.4.7. 間違えたら、次の「ドッ」から入り直せば大丈夫です。 まずはこの流れを体に覚えさせちゃいましょう!

8.5. 5. いざ実践!「デモ曲」でセッション!(8分)

8.5.1. (画面:スタジオの照明が少し変わり、ライブっぽい雰囲気に)

8.5.2. さあ、いよいよ本番ですよ! 実際に**「曲」**に合わせて叩いてみましょう。 この動画のために用意した、 特製のロックなデモトラックを流しますね。 テンポはゆったりめです。

8.5.3. さっき練習した**「8ビート3回 + フィルイン1回」** のセットを、 曲に合わせて繰り返し叩いてみてください。 準備はいいですか? ドラマーになりきって、楽しんで!

8.5.4. (画面:デモ音源スタート。画面下部に「現在地」を示すガイドバーや、 次に叩く「ドッ・ツッ・パッ・ツッ」のテロップが出る)

8.5.5. (〜約2分間、講師と一緒に演奏体験〜) (演奏終了)

8.5.6. はい、OK!お疲れ様でした!! できましたでしょうか? 少しミスがあった方も、音楽に合わせる楽しさが 分かってもらえたんじゃないかなと思います! これがドラムの楽しさなんですよね!

8.6. 6. 【重要】実は、あの名曲も叩けます!(3分)

8.6.1. (画面:BGMが止まり、講師が少し秘密を打ち明けるようなトーンで)

8.6.2. ここで一つ、皆さんにドラムがもっと楽しくなる 秘密をお伝えします。

8.6.3. 今、皆さんが叩けるようになったこの 「8ビート」と「フィルイン」。 実は…世の中にあるヒット曲の多くが、 これと全く同じリズムで叩けちゃうんです。 (画面:イメージ映像やテロップで、有名な曲名をいくつか例示) ※例:「例えば、〇〇(有名なロック曲)や、△△(人気のアニメ曲)など…」

8.6.4. もちろん、曲によっては 「8ビートを叩く回数」が3回じゃなくて7回だったり、 フィルインのタイミングが少し違ったりはします。 でも、使っているパーツ(ドッ・ツッ・パッ・ツッ、 タン・トン・トン・トン)は全く同じでできちゃうんです。

8.6.5. なので、この動画を見終わった後、 僕のYouTubeチャンネルで 『初めての8ビート』 という再生リストの中から曲を選び、 今日覚えた「ドッ・ツッ・パッ・ツッ」を 合わせてみてください。 「うわっ!自分でもできそう!」って、感激しちゃうと思います。 ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

8.7. 7. まとめと「次のステージ」への招待状(3分)

8.7.1. (画面:講師のバストアップ。優しく、真剣な眼差しで)

8.7.2. お疲れ様でした! 今日であなたは「ドラマー」としての 第一歩を踏み出しましたね!

8.7.3. 最後に、これからもっとドラムを楽しみたいあなたへ、 とても大事な話をさせてください。 もしかしたら、叩いてみて こう思った人がいるかもしれません。 「なんだ、ドラムって意外と簡単じゃん!」 「今日の『ドッ・ツッ・パッ・ツッ』だけで、 私がやりたいあの難しい曲も、 本当に叩けるようになるの?」

8.7.4. (画面:大きく頷く講師) その答えは…**「イエス」**であり、 **「もっと楽しい世界があるよ」**です。

8.7.5. 実は…ここで一つ、ネタばらしをします。 さっき紹介した『初めての8ビート』の 再生リストの曲。

8.7.6. あれは、初めての人でも叩けるように、 僕が「簡単な言葉」だけで 通じるようにアレンジしたものなんです。 (画面:イラスト表示。「簡単な言葉(こんにちは!)」と「難しい言葉(早口言葉やスピーチ)」の対比)

8.7.7. 音楽を**「おしゃべり」**に例えてみましょう。 今日やったリズムは、音楽の世界で言うと **「こんにちは!」とか「ありがとう!」という、 一番シンプルで、一番大切な「あいさつ」**なんです。 (画面:イラスト。あなたが「こんにちは!」と言うと、難しい曲(大人)が優しく微笑むイメージ)

8.7.8. あなたがやりたい「あの曲」が、 どんなに難しくて速い曲だったとしても、 この「あいさつ(今日のリズム)」を続ければ、 曲と仲良くすることはできます。 なぜなら、どんな複雑な曲でも、 **「リズムの土台である心臓部」**は変わらないからなんです。

8.7.9. 実は、プロのすごい演奏も、 今日やった**「ドッ・ツッ・パッ・ツッ」** や **「タン・トン・トン・トン」**という基本の形に、 飾り付けをしたり、言葉を足したりしているだけなんですよ。

8.7.10. だから、今のままでも 「間違い」ではありません。 シンプルに音楽を楽しむ、立派なドラマーです! (画面:今度は、ドラマーが曲と激しく、楽しそうに「議論」したり「ラップ」したりしているイメージ)

8.7.11. でも、ドラマーとしての第一歩を踏み出したあなたは、 きっとこう思ったはずです。 「曲の中にある、あのかっこいいリズムや 連打もマネしてみたい!」 「あいさつだけじゃなくて、 相手の言葉(リズムの仕組み)を理解して、 同じように会話してみたい!」 そう思いましたよね?

8.7.12. (画面:ここで**「ドラムスキル向上図解2」** を表示) ※Level 1が一番下、Level 2,3がその上に乗っている図

8.7.13. まさに、この図を見てください。 今日あなたがやったのは、この一番下にある **「Level 1」**の技術です。

8.7.14. でも、あなたがやりたい 「Bメロのちょっとリズミカルなリズム」や 「サビ前の派手なフィルイン」は、 この階段を登った先にある、 **「Level 2」や「Level 3」**の技術なんですよね。 「じゃあ、早くLevel 3の練習をすればいいじゃん!」 って思うかもしれません。 でも、ここで一つだけ、 絶対に勘違いしてはいけないことがあります。

8.7.15. (画面:ケーキのイラスト。「スポンジ(土台)」と「イチゴ・クリーム(飾り)」に分かれるアニメーション) ドラムの演奏は、「ケーキ」と同じなんです。 Level 1のシンプルなリズムも、 Level 3の派手なテクニックも、 実はすべて、ケーキの上に乗せる **「イチゴ」や「クリーム」などの「飾り付け」** に過ぎません。 では、一番大事な**「スポンジ(土台)」** は何だと思いますか? (画面:「スポンジ=曲の土台(心臓部)」という文字が浮かび上がる)

8.7.16. それは、どんな曲でも共通して存在している **「曲の土台(心臓部)」**のことなんです。 想像してみてください。 ケーキのスポンジ(土台)がない状態で、 イチゴやクリームの飾り付けって、できないですよね? どんなに美味しいイチゴ(派手なテクニック)を持っていても、 乗せるためのスポンジ(土台)がなかったら、 グチャグチャに崩れてしまいます。

8.7.17. 今日みなさんが叩けたのは、 「Level 1」というシンプルなリズムの飾り付けを、 なんとなく見よう見まねで乗せてみた状態です。 でも、これからもっと自由にかっこよく演奏するためには、 まずはしっかりとした**「美味しいスポンジ」** を 焼けるようにならなければいけません。

8.7.18. プロのドラマーが叩いている「かっこいいフレーズ」は、 おしゃべりで言うと、 飾り付けのレパートリーを活かした、 感動的なスピーチだったり、 ものすごく速いラップだったりするからなんですよね。

8.7.19. それを自分でも喋れるようになるためには、 ドラムの**「あいうえお(基礎)」**や **「言葉のルール(リズムの仕組み)」** を 知っておく必要がある、というわけなんです。

8.7.20. (画面:第1章〜3章のサムネイルが並び、それが「魔法の辞書」や「設計図」のように輝く) だからこそ、次からの**「章」**があります。 ここでは、ドラムという楽器を使って、 もっと自由におしゃべりするための 「言葉のルール」や「滑舌を良くする方法」 つまり「リズムのルール」や「上手に演奏する方法」を 一つずつ手渡していきます。

8.7.21. この基礎を知っていれば、 シンプルな言葉で優しく語ることも、 飾り付けのレパートリーでカッコよく決めることも、 あなたの「自由」に選べるようになるんです。 そして、最高に美味しいケーキを作るために。 「曲からどんな心臓部(土台)を感じればいいのか」 「その土台の上で、どうやってリズムが生まれるのか」 この一番大切な「スポンジの作り方」を、 一つずつ手渡していきます。

8.7.22. この基礎さえしっかりしていれば、 シンプルな言葉で優しく語ることも、 飾り付けのレパートリーでカッコよく決めることも、 あなたの「自由」に選べるようになるんです。

8.7.23. 「あいさつ」だけでも、音楽は楽しめます。 でも、もっと深く仲良く、もっとリズミカルに、 大好きな曲とおしゃべりしたくなったあなた。 僕と一緒に、その「自由への階段」を 登っていきませんか? 第1章で、あなたを待っています! 一緒に、最高のドラムライフを始めましょう! (画面:フェードアウト。力強い文字で「第1章へ進む」のボタン表示)

9. -1章-上達を妨げないためのドラムチュートリアル

9.1. ドラムセットの全体像

9.1.1. まずはドラムセットの全体像を見ていきましょう。 そもそもドラムセットとは何なのかをお話ししますね。 打面を打つことで音が鳴る「打楽器」と呼ばれる太鼓やシンバル類を、 一人でいくつも演奏出来るようにセッティングしたものを「ドラムセット」と呼びます。 皆さんが普段耳にする「ドラム」というのは実は正式名称ではないんですね。 ものすごく細かい事を言うと、 「ドラム」だけだと何かの太鼓一つだけがそこにあるという状態なので、 本当は「ドラムセット」というのが正式名称になります。 英語で「ドラムセット」の事を書くときも、 「Drum」ではなく「Drums」というように複数形を意味する「s」がつくんですよね。 普段「ドラムセット」の事を言うときは略して「ドラム」と言うのが一般的ですし、 このコンテンツでも「ドラム」と言っていきますが、 正しい名称は「Drums」「ドラムセット」だという事は一応頭に入れておいて下さい。 で、この「ドラムセット」は大きく分けると2つに分類されます。 1つ目は太鼓系、2つ目はシンバル系です。

9.1.2. 1つ目の太鼓系を見ていきましょう。 ・スネアドラム ・バスドラム この2点はかなり重要な太鼓です。 この2点の太鼓だけ名称の最後に 「ドラム」という単語が付いているくらいドラムの核を担っている太鼓なんですよね。 あまりにも普段使われる太鼓なので、 スネアドラムは「スネア」バスドラムは「バスドラ」「キック」 などと略して呼ばれることが一般的です。 「スネア」は小太鼓 「バスドラ」は大太鼓 と言う方が分かりやすい方もいるかもしれません。 それぞれの特徴をお話ししていきますね。 「スネアドラム」は「スナッピー」と呼ばれる何本もの金属線が太鼓の裏側に密着することで 「ザッ」「ザン!」「パン!」「ダッ」「タン」 のような音を鳴らす小太鼓です。 ここでドラムロールと呼ばれるものを想像してみましょう。 よくテレビ番組などで 「それでは発表します!」 「ザァァーーーー...........」 みたいな音聞いたことないですか? まさにあれが「スネアドラム」いわゆる小太鼓の音です。 その特有な音を出すために「スナッピー」という針金のような何本もの金属線が使われている訳ですね。 この「スネアドラム」の音はドラムを演奏するプレイヤーによって個性が出る最も重要な太鼓とも言えます。 色んなドラムを聴く中で、「この人の叩くスネアがめちゃくちゃかっこいい!」 というものを見つけたら徹底的に深ぼっていくのも面白いでしょう。

9.1.3. そして、「バスドラム」はドラムの中で最も低い重低音の部分を支える大太鼓です。 「ドン」「ドッ」「ブーン」のような低い音が出ます。 「バスドラムペダル」「フットペダル」「キックペダル」 と呼ばれる足で操作する機材を使って音を出します。 これからドラムをやっていく中で、 「バスドラムってなんか音も地味だし実は必要ないんじゃないの?」 って思う方も中にはいるかもしれません。 実際に僕もこう思っていた中の一人なんです。 ただ、自分のドラムがなんかダサいしなんか足りないなと思ったときに、 このバスドラムを使って音の響きが低い部分をちょっと大きめに鳴らして リズムの土台となるように意識して演奏したことがあったんですね。 すると、それだけで自分のドラムがかっこよく聴こえるようになり、 ドラムのプレイ自体も格段にやりやすくなった経験があります。 それくらいバスドラムが担う音の響きが低い低音部分は重要です。 以上2点の太鼓、ドラムが、実際のリズムパターンを叩く時にも欠かせませんので、 まずは「スネア」そして「バスドラ」この2点を押さえておいて下さい。

9.1.4. そしてここまでの説明の中で、 スネアなら「パン!」 バスドラなら「ドン」 のような各楽器が出す音のイメージを擬音化して言葉にしたものを説明の中で使ったりしました。 これから実際にドラムを演奏する際に、 「ドンドンパン! ドンドンパン!」 という風に演奏したい太鼓やシンバルの音・リズムを頭でイメージして口で発音することで、 実際に演奏する音やリズムがより明確になって叩きやすくなったりします。 これは一般的に「口ドラム」と呼ばれる手法です。 僕のYouTubeチャンネルでも、この「口ドラム」を表記してリズムや演奏イメージの手助けになるようにしてきました。 叩くリズムや音を頭でイメージできるようになることは本当に重要です。 僕自身、それから僕がこれまでドラムをレクチャーしてきた方達も イメージ出来ているリズムは口で言うことが出来ますし、 イメージ出来ていないリズムは口で言うことすら出来ませんでした。 なんなら、ドラムで音を鳴らす前に口で言ってからリズムを確認して音を鳴らす人の方が 不自由なくドラム演奏が出来ていることが本当に多いです。 なので、演奏したいリズムをイメージして口で発音・言うことも重要だと覚えておきましょう。

9.1.5. では、残りの太鼓系を見ていきます。 先ほど説明したスネアとバスドラの他にも「タム」と呼ばれる太鼓類があります。 ・ハイタム ・ロータム ・フロアタム この3点です。 主にフィルインなどのリズムフレーズで使われます。 一般的には、太鼓のサイズが小さい方が音の響きが高く、 音の響きが高くて小さいサイズの方から順に並べてあります。 これを念頭に置いて見ていくと、 他のタムに比べてサイズが小さくて、鳴らしたときに音の響きが一番高いタムが「ハイタム(音が高いタム)」 ハイタムよりも1サイズ大きくて、ハイタムよりも音の響きが低いタムが「ロータム(音が低いタム)」 床に脚を着けている音の響きが超低い大きめのタムが「フロアタム(フロア=床)」 こう覚えておくと呼び名も見分けもつきやすいと思います。 「トーントーントーン(ハイタムから順に1つずつ)」「トントントン」「トコトコ」「トコトコトコトコ」 このように音の高さを組み合わせて、リズムフレーズのバリエーションを増やすことが出来ます。 ごく稀に、 ロータムを設置せずに「ハイタム」「フロアタム」の2点だけ設置しているスタジオや、 ロータムを設置せずにサイズ違いのフロアタムを2点設置しているスタジオなどがあったりしますが、 一般的な音楽スタジオに設置されているドラムセットや電子ドラムは、 ほぼほぼこの3点で構成されていますので覚えておきましょう。

9.1.6. 次に2つ目のシンバル系です。 ・ハイハットシンバル ・ライドシンバル ・クラッシュシンバル この3点があります。 まず「ハイハットシンバル」を見ていきましょう。 このシンバルは「スネア」「バスドラ」と同じように実際のリズムパターンを叩く上で最も重要なシンバルです。 専用のハイハットスタンドに取り付けられた上下2枚のシンバルを、 左足を踏み込みっぱなしにした状態でスティックで叩き「ツッツッ」という歯切れの良い音を出したり、 左足を緩めた状態でスティックで叩き「シャーシャー」というワイルドな音を出したり、 はたまた左足で踏み込んだ際に「ザッ」と歯切れの良い音を出したりと、 操作方法をおぼえると何通りもの音を楽しめる優れものです。 2枚あるシンバルのうち、上側を「トップ」、下側を「ボトム」と呼ぶことから、 「ハイハットのトップ」とか「ボトムハイハット」「ボトムシンバル」と呼ぶこともあります。 主に実際のリズムパターンで使うのは、 左足を踏み込みっぱなしにした状態でスティックで叩く歯切れの良い「ツッツッ」という音です。 まずは、この基本を押さえてからバリエーションを広げていきましょう。

9.1.7. 次に「ライドシンバル」です。 大きめな1枚のシンバルとなっています。 このシンバルも実際のリズムパターンを叩く上で使われるシンバルですが、 ハイハットシンバルを使って習得したリズムパターンで応用的に使うことがほとんどです。 ハイハットでは表現しづらかった音色を ライドシンバルを使ってバリエーションを広げるために使うイメージですね。 大きなシンバルで 「ツー」「チーン」「ディーン」 というように音の伸びが良く、 スティックの先端で鳴らした時の粒立ちが良いのが特徴です。 この特徴を活かして、 曲のサビや間奏などの盛り上がった場面で曲の展開をつけるために、 ハイハットシンバルではなく、このライドシンバルを使ってリズムパターンを叩いたりすることが多いです。

9.1.8. そして最後に「クラッシュシンバル」です。 クラッシュというその名の通り、 強めの「シャーン!」という音が鳴るシンバルです。 その特徴を活かすために、このシンバルだけが違う役割を担っています。 「ハイハットシンバル」や「ライドシンバル」のようにリズムパターンに使われる訳ではなく、 ・曲の展開の変わり目 ・強めに音を鳴らしたいアクセントを表現する時 などで多く使います。 曲の展開の変わり目というのは、 AメロからBメロ、Bメロからサビに切り替わった瞬間などのことです。 「今Bメロに入ったよ」 「ここは他の楽器もみんな同じリズムを強調して弾いているからドラムもクラッシュシンバルで強調して音を鳴らそう!」 みたいな分かりやすいアクセントとして使うイメージです。 これが決まるとシンプルにめちゃくちゃ気持ちいいしドラム楽しいってなると思います!

9.1.9. 以上3点がシンバル類でした。 シンバル類の名称は全部最後にシンバルと付いているし、 毎回「クラッシュシンバル」とか全部言うのも面倒なので、 一般的には語尾のシンバルは省いた呼び方をします。 「ハイハット」 「ライド」 「クラッシュ」 という呼び方がほとんどですのでこれを使っていきましょう。

9.2. ドラムをセッティングする機材について

9.2.1. ここではドラムをセッティングする上で使う機材をみていきましょう。 ドラムをセッティングするための機材にもいくつか種類があります。 「スタンド類」 「タムホルダー、フロアタムレッグ」 「ペダル」 「ドラムスローン」 主にこの4種類です。

9.2.2. 1つ目の「スタンド類」は、 「ハイハットスタンド」 「シンバルスタンド」 「スネアスタンド」 この3つがあります。 「ハイハットスタンド」はハイハットをセットするために使われるスタンドで、 「シンバルスタンド」はハイハット以外のクラッシュシンバル、ライドシンバルをセットするために使います。 そして「スネアスタンド」は名前の通りスネアドラムがセット出来るスタンドです。 これらのスタンドを使って、各楽器の高さや角度を調節していく訳ですね。

9.2.3. この高さや角度を調節するために、スタンドのネジやボルトを操作します。 調節の際に絶対に覚えておいてほしいことが 「高さや角度を調節したい対象物を空いている手で支えながらネジを緩める」 ということです。 基本的にネジやボルト達は、自分よりも上の棒や先のパイプ部分を止めて固定する役割を担っています。 固定している棒やパイプ部分を空いている手で支えずにネジを緩めてしまうと、 固定されていた棒の部分が勢いよく落下してきて指を挟んでしまったり、楽器が落下して壊れてしまったりと、 思わぬ事故につながってしまうんです。 こうなってしまってはドラム演奏どころじゃなくなってしまいますよね。 これ本当にあるあるなので、 「高さや角度を調節したい対象物を空いている手で支えながらネジを緩める」 ここは絶対に徹底するようにしましょう。

9.2.4. 次に「タムホルダー、フロアタムレッグ」です。 これは名称にも入っている通り、 タム類をセッティングするための機材ですね。 「タムホルダー」はバスドラムに差し込み口があるタイプの物が一般的です。 バスドラムの差し込み口についたネジでタムの高さを調節し、 「タムホルダー」の真ん中についたネジとタムについたネジで角度を調節します。 そして「フロアタムレッグ」は、フロアタムを演奏しやすいように高さと角度を調節できる脚です。 このタム類で調節するネジに関しても、 「高さや角度を調節したい対象物を空いている手で支えながらネジを緩める」 これを守りながら調節していきますので覚えておいて下さい。

9.2.5. では次に「ペダル」です。 足で操作する機材にペダルという名称がつけられます。 自転車の場合も、足でこぐ部分をペダルとよびますよね。 ドラムの場合、基本的には 左足で「ハイハットペダル」 右足で「バスドラムペダル」 を操作します。

9.2.6. 「ハイハットペダル」は、ハイハットスタンドに必ずくっついているモノです。 ハイハットスタンドの一番下にある左足で操作する部分のことを「ハイハットペダル」とよびます。 一方で「バスドラムペダル」は、バスドラムの音を鳴らすために右足で操作するための機材です。 バスドラムのフープと呼ばれるフチの部分にバスドラムペダルを正しくセットしておかないと、 音が上手く鳴らなかったりするので頭に入れておいてください。

9.2.7. 最後に「ドラムスローン」とよばれるドラム専用のスツール・イスです。 ただ一般的には「ドラムイス」とか「イス」という風に分かりやすく言う場合が多いですね。 丸い座面が一般的で、高さを調節できます。 高さ調節がスクリュータイプのモノは、 座面を時計まわりに回すと低くなり、反時計まわりに回すと高くなります。 スクリュータイプではないパイプ、支柱タイプのモノは、ボルトを緩めて上げ下げし高さを調節します。 まれにバーに置いてあるイスのように、ノブを引くと高くなったりするものもありますが、 ほぼお目にかかることはないでしょう。

9.2.8. 以上4種類のセッティング機材をお伝えしました。 次は実際のセッティング方法をやっていきましょう。

9.3. 上達を妨げないセッティング方法

9.3.1. ここでは詳しいセッティング手順についてお伝えします。 スタジオをレンタルしたときやライブハウスなどでは、 ある程度ドラムセットが組み上がっている状態ですので、 それを前提に進めていきますね。 では詳しいセッティングに移っていきます。 今から言う8つの手順に沿ってセットしていきましょう。 ①バスドラムペダルをセットする ②スネアドラムをセットする ③ドラムスローンの高さを調節する ④スネアドラムの高さ、角度を調節する ⑤ペダル、スネア、イスを置く位置の調整 ⑥ハイハットの高さ、開き具合を調節する ⑦タム類の高さ、角度を調節する ⑧クラッシュ、ライドシンバルの高さ、角度を調節する この8つになります。

9.3.2. 1つ目は、 「①バスドラムペダルをセットする」ことです。 バスドラムペダルは、レンタルしたスタジオによって最初からセットされている場合と、セットされていない場合があります。 ここではセットされていない場合を前提にお話ししていきますね。 自分のマイペダルを持っていない場合は、 スタジオで大体100円〜300円ほどでレンタルできますので、各スタジオのレンタルシステムを使いましょう。 レンタルしてきたペダルのクランプと呼ばれる部分でバスドラムのフープ(フチ)を挟むようにセットします。 バスドラムを片手で持ち上げながらじゃないとセット出来ませんので、 バスドラムの上あたりを持ち上げながらセットするようにして下さい。 挟むようにセットできたら、ペダルについている固定ボルトを締めて演奏中に動かないようにしましょう。

9.3.3. ペダルを装着するときに合わせて確認したほうが良いことがあります。 それは、「バスドラムレッグの固定ボルトが緩んでいないか」ということです。 このバスドラムレッグは、バスドラムを地面から少し浮かせて、左右対象にセッティングするために使われています。 バスドラムを地面から少し浮かせていないと、 バスドラム自体に傷がついてしまったり、バスドラムペダルをセットした際に、 バスドラムペダルのヒール(カカト)部分が浮いてしまったりして演奏の妨げになってしまったりします。 ですので、 ・バスドラムレッグの固定ボルトが緩んでいないか? ・バスドラムが地面についてしまっていないか? この2つは確認するようにしましょう。 ちなみに、バスドラムと地面との高さはスティック一本分くらいを目安にするといいですね。 そうすると、バスドラムペダルをセットした際に、バスドラムが地面と並行に浮いているくらいになってちょうど良い高さになりやすいです。

9.3.4. 次は2つ目の 「②スネアドラムをセットする」に進みます。 先ほどのバスドラムペダルと同じで、レンタルしたスタジオによって最初からセットされている場合と、セットされていない場合があります。 スネアもスタジオで大体100円〜300円ほどでレンタルできますので、マイスネアを持っていなくて最初からセットされていない場合は、 各スタジオのレンタルシステムを使いましょう。 ではスネアをセットしていきます。 スネアスタンドの1番上にある三本のアーム部分がスネアを置く場所です。 この上にスネアを置いてみましょう。 このとき、スネアを支えるアームが狭すぎたり広すぎたりすると、上手く置くことができません。 こういう場合は、スネアを置くアームのすぐ下に、広さを調節するスクリューや調節ネジがあるので、 そこを使ってスネアが置けるように広さを調節して下さい。 アームの端にあるストッパーでギュッと締め付ける必要はありません。 ギュッと締め付けてしまうと、音の鳴りを妨げたり、楽器の変形につながることがあったりします。 スタンドの上に乗せているだけという状態を目指してください。 (アームの端にある)ストッパーとスネアが1〜2mm程度開いている状態がいいと思いますが、 感覚的に言うと、スネアを持ち上げた時に、ストッパーが邪魔してまったく持ち上がらないという状態じゃなければ大丈夫です。

9.3.5. 3つ目は 「③ドラムスローンの高さを調節する」です。 ドラムスローンには主に3つのボルトがあります。 ・三脚部分を固定する1番下のボルト ・高さを固定するためのボルト ・座面を固定するためのボルト この3点です。 高さを調節する前に、1番下のボルトが固定されているか。 座面はパイプ・支柱にしっかりハマって固定されているかを確認しましょう。 座面がしっかりハマっていないと、 高さを調節しようとしても上手くいかなかったり、腰掛けたときに安定しなかったり、 最悪の場合イスから落ちてしまったりすることが考えられます。 そうならないためにも確認して下さいね。 そして高さを調節していきます。 スクリュータイプではないパイプタイプは、高さ固定のボルトを緩めて高さを調整します。 ボルトを緩める際は、座面が急に落ちて来ないように空いた方の手で座面などを支えながら行うようにしましょう。 スクリュータイプでは、下から2番目の高さを固定するボルトが緩んでいることを確認しましょう。 そして座面を時計まわりに回すと低く、半時計まわりに回すと高くなっていきます。 高さの基準ですが、スピードを重視したペダルワークを多く使う場合は高め。 パワーを重視したペダルワークを多く使う場合は低めにセットすると良いと言われています。 今後どのようなプレイを重視するかによって変わったりすると思いますが、 まずはどちらもバランスが取りやすい高すぎず低すぎずを基準にセットしていきましょう。 太ももの部分が、足の付け根から膝に向けてゆるやかな下り坂になる高さがいいですね。 イスに腰をかけるときに深すぎると、もも裏が邪魔をしてゆるやかな下り坂を作るのがむずかしくなります。 なので、座面の半分くらい、または3分の2程度腰かけるようにするといいでしょう。

9.3.6. 4つ目は 「④スネアドラムの高さ、角度を調節する」です。 スネアには主に3つのボルトがあります。 地面に近い1番下のボルトから順に見ていくと ・三脚部分を固定する1番下のボルト ・高さを調節するためのボルト ・角度を調節するためのボルト 基本的にこの3点です。 これにプラスして ・アームの開き具合を調整するスクリュー というのがアームのすぐ下にあります。 これはさっき「②スネアドラムをセットする」のところで説明した部分ですね。 その時にスネアはセット完了しているので、それを前提に進めましょう。 わかりやすくするために、一旦スネアとイスだけを取り出して説明しますね。

9.3.7. まずは、1番下の三脚部分を固定するボルトが緩んでいないかチェックしておきます。 三脚部分の開き具合は、三角のテントを作るイメージですね。 これを基準にもっと安定させたい場合は開き具合を大きくしたりします。 3つある三脚のうち1本が自分に向くようにセッティングしていくと、 後のペダル類もセットしやすくなりますので、まずはこれを基準にしていきましょう。 つぎに、下から2番目のボルトを使って高さを調節していきます。 このときにまず確認しておきたいのが、下から3番目にある角度調節のボルト部分です。 使うスタンドによって角度調節する方法が2タイプあるんですよね。 ・一定方向にしか調節できないタイプ ・無段階調節タイプ この2タイプです。 無段階だと前後左右斜めなどすべての方向に調節できるのであまり気にしなくていいんですけど、 一定方向にしか調節できないタイプはイスに腰かけた自分から見て、 前後に角度を調節できるようセッティングしていかなければなりません。 スネアを叩く手は左右均等に構えるのですが、 スネアの角度が左右どちらかに偏っていては、 それに合わせて身体を偏らせてしまうことになるので無理のある姿勢になってしまいがちです。 ですので、高さを調節するときの角度調節の部分が 自分が座る方向から見て前後、上下に調節できるように揃えることも念頭に置いて進めていきましょう。

9.3.8. では、下から2番目のボルトを使って高さ調節をしていきます。 スタンド類を調節するときの注意点をお話ししたことを覚えてますか? 「高さや角度を調節したい対象物を空いている手で支えながらネジを緩める」 ということです。 ボルトの上にあるパイプ・支柱部分を空いている手で支えながらボルトを緩め、 一旦可動域の1番下まで支柱を下ろしてきましょう。 そして角度が前後、上下に調節できるように自分側に向けます。 自分側に向けたら、支柱の上近辺やアームの下部分を持ち、 スネア打面中心の高さが自分のオヘソと同じくらいか、 オヘソより2〜3㎝下の下腹部あたりになるくらいの高さまで上げます。 その部分を維持しながら、ボルトを締めて固定します。 つぎに、角度調節です。 角度を調節するボルトは、基本的に下から3番目のボルトになります。 スネアの角度を調節するとき、ボルトを緩める手が右手だったとしたら空いている左手でスネアを支えます。 ボルトを緩めたら、スネアの上端から手前の自分側に向かって超ゆるやかな下り坂を作るようにします。 これからドラムを続けていくと、 「角度は極力ついてない方が自分に合っているな」とか 「角度はつけるけど高さはもう少し低い方が自分の演奏したいフレーズに合っているな」となってくる場合もあるので、 基準の目安としてください。 そして今回は三脚部分、高さ、角度の順番で進めましたが、 スタジオレンタルした場合に、スネアスタンドを見ると極端な角度がついていたりとか 極端に高すぎるなどの場合も考えられるので、 極端に角度がついている場合は、「スネアをセットできるように先に角度をある程度調節する」 など臨機応変にセット手順は変えてオッケーです。

9.3.9. では5つ目の 「⑤ペダル、スネア、イスを置く位置の調整」という項目ですね。 理想の位置調節をするためにイスとスネア、ペダルをドラムセットから引っこ抜いて解説します。 まずはイスに座りましょう。 浅めに腰かけて、両足を肩幅と同じかそれよりもちょっと広いくらいに開いてください。 そして両足の間にスネアを置きます。 スネアと足が当たらないように足をVの字のように前に伸ばしてみましょう。 足裏は地面につけたままでオッケーですので、つま先まで一直線に伸びている感じを心がけてください。 そこからVの字の直線上を通ってカカトを引いていきます。 前膝の真下にカカトが来た辺りで止めましょう。 ここで、 ・つま先を地面につけたままカカトを上げる ・反対にカカトを地面につけたまま つま先を上げる この2つを繰り返してシーソーのようにやってみます。 これをやってみた時に、足首にオーバーな違和感や窮屈な感じがしなければオッケーです。 窮屈な感じがするときの原因としては、 ・つま先を上げたときに曲がっている前足首近辺が窮屈に感じたら足の位置が身体に近すぎる。 ・カカトを上げたときに曲がっている後ろ足首近辺が窮屈に感じたら足の位置が身体から遠くて前すぎる。 この2つが考えらます。 骨格などによって個人差がありますし、絶対的な正解はありませんが、 足の位置を前後に微調整し、自分にとってつま先とカカト両方に違和感が少ないところをさがしてみましょう。 でですね、この時の足裏の位置と方向に合わせてハイハットペダルとバスドラムペダルが置いてあるのが理想なんですよ。 イス、スネアを中心にハイハットペダル、バスドラムペダルがVの字的に左右対称になっていて、つま先側が斜め外方向に向いている状態ですね。 この状態が、イスとペダル、スネアを理想の位置に調節する根本的な考え方になります。

9.3.10. これを基にドラムセットでセッティングしていく訳なんですけど、 スタジオやライブハウスなどでは主に見栄えをよくするためにバスドラが正面を向くようにセットされていることがほとんどです。 バスドラが正面を向いているということは、さっきVの字の斜め右上に向いていた右足がまっすぐ正面を向くことになりますよね。 これではスネアとイスを基準にセットするのが難しくなるんですが、 理想の位置基準さえわかっていればバスドラを動かさなくてもセットできます。 このバスドラを移動させるとなると他のスタンド類すべて移動させることになるし、なにしろこのバスドラが機材の中で一番重いので、 理想の位置調節をバスドラ基準に逆算してセッティングできるようにしていきましょう。 まず、バスドラムペダルの左側にスネアをセットします。 スネアの右端部分を中心にして上から見たときに、スネアの右端とペダルがかぶってしまわないようにしましょう。 ここがかぶってしまうと足でペダルの操作をするときにスネアが足の邪魔をしてしまうので注意してください。 スネアの上端はバスドラ手前のフープ部分に合わせるくらいの位置ですね。 演奏中の変な雑音や楽器を傷つけてしまう原因につながってしまう恐れがあるので、 スネアとバスドラが当たってしまわないくらいの間隔はあけるようにしましょう。

9.3.11. つぎにイスを置く位置です。 イスよりも手前に立った状態でバスドラを正面にみましょう。 バスドラやペダルの中心の直線上に、イス座面の半分から右側部分が位置するように置きます。 参考程度に僕の経験則をお話しすると、座面の割と右側の方がこのあとの手順も上手くいきやすくなりますね。 ドラム始めたての人は、バスドラやペダルの中心に座面の中心付近を直線上に合わせることが多いのですが、 これでは、 「理想の位置調節で説明した位置関係になりづらい」 「ドラムセット右側のタム類、シンバル類が演奏しづらい」 という事になってしまいますので注意してください。 そしてハイハットスタンドのペダル部分が、イスとスネアを中心に見てバスドラペダルと左右対称になるようにセットしましょう。 イスとスネアを中心に見ると、北北西を正面に立つ感じになっていると思います。 なので、そこを基準にハイハットスタンド、ペダルを置くようにしてください。

9.3.12. ここまで出来たら、理想の位置調節に限りなく近い状態になっていると思うので、 イスに浅く腰かけてペダルに足を置き、 つま先とカカトを上げ下げして足首に違和感のないようにイスの位置を微調節してください。 イスを微調節するときに基準になるのは「バスドラムペダル」です。 バスドラは動かさない前提なので、バスドラムペダルが操作しやすいようにイスの位置を調節して、 それを基準に「スネア」「ハイハットペダル」を操作しやすいように置く位置を微調節しましょう。 ドラム演奏の経験を積んでいくなかで、 「ハイハットペダルはほんのちょっと手前にあった方が操作しやすいな」 「自分の演奏スタイルはタムとか右のシンバルを多く使うから、右側を演奏しやすいようにイスとスネア、ハイハットをもう少し奥にセットしてみよ」 というような事があると思います。 このあたりは、ここまでお伝えしてきた足の操作に違和感や窮屈感がないようなセッティングを心がけながら色々試してみるのがいいでしょう。 以上、「ペダル、スネア、イスを置く位置の調整」ということでお伝えしてきました。 曲の中で叩くことが多いのが「スネア」「バスドラ」「ハイハット」の3点なので、 この3点を違和感なく演奏できるように優先的にセッティングしましょう。

9.3.13. そして今回は「④スネアドラムの高さ、角度を調節する」の後に「⑤ペダル、スネア、イスを置く位置の調整」という順番で進めていますが、 実際にセッティングを経験してくると、 ・②のスネアをセットする段階で、ある程度高さ・角度を調節しておく ・イスの高さを調節する ・その後にペダル、イス、スネアの置く位置を調節して、最終的にスネアの角度と高さを微調節する などの順番に入れ替えていった方がご自身にとって効率的になる場合もあります。 なので、セッティングに慣れていない初心者の基準として考えてもらい、 ご自身が経験を積んできたらセット手順を変えてもなんら問題はないのでそこは一応押さえておいてくださいね。

9.3.14. 「⑥ハイハットの高さ、開き具合を調節する」にいきます。 このハイハットスタンドには調節する部分がありまくりと言っても過言ではないです。 なので、調節するためにおさえておきたい基本的なパーツ4点と、それを調節するために付随してくるパーツや調節箇所というかたちでお伝えしていきますね。 ハイハットスタンドの調節パーツは、 ・三脚固定ボルト ・高さ調節ボルト ・ボトムハイハットの傾き調節ボルト ・ハイハットクラッチ 主にこの4点です。

9.3.15. まずは三脚部分をみていきます。 ハイハットペダルが地面についているけど、三脚にグラつきなどの遊びがあると演奏中安定しなかったりしてしまいます。 なので、三脚がグラつかないようにしっかり地面についているか確認して「三脚固定ボルト」を締めましょう。 つぎに「ハイハットクラッチ」をみます。 ハイハットクラッチは、上下2枚重なったシンバルのうち、上側の「トップシンバル」を固定するためのパーツです。 ハイハットのトップが、スタンド上部の真ん中にあるハイハットシャフト・センターシャフト、シンバルロッドなどと呼ばれる細長い棒に固定されたままだと 高さを調節しようとしても上手くいかないので、まずはハイハットクラッチのウイングボルトが緩んでいるか確認してください。 このとき、トップシンバルを挟んで固定しているパーツにも変な緩みがないかを見ます。 ハイハットクラッチを片手で持ち上げて、トップシンバル下側の固定ナットが、 取り付ける棒であるロッドから外れそうになってないかを空いている方の手で確認してください。 ここ最近のハイハットクラッチは「下側のナットもしっかり固定できるタイプのもの」や「ワンタッチ式で着脱できるタイプ」も増えましたが、 けっこう前のハイハットクラッチだと下側のナットが固定できず、演奏中にナットが外れてしまい左足で操作できなくなる原因になったりします。 なので、下側の固定ナットが緩んで外れそうになっていないか確認するようにしましょう。

9.3.16. つぎに、トップシンバル上側の調節ナットです。 この部分でトップシンバルの固定具合を調節します。 キツすぎず緩すぎずがどのシンバルやジャンルでもコントロールしやすい基準になりますので、まずはこの状態を目指して調節しましょう。 上側の調節ナットをシンバルの方向に回していき、ナットが止まるところまで回します。 そこから少し緩めたくらいを目安にしてみてください。 そうするとトップシンバルが若干揺れるくらいになっていると思います。 これを基準に、 ・キツめに締めたら音切れがかなり短いタイトな音に。 ・ジャズなどの細かい表現ニュアンスをたくさん使う場合は緩めに。 などご自身の好みが確立されてきたら微調節するといいです。 ただ、ロックやパンクなどの激しい音楽でキツめに締めすぎていると、 叩いたときの衝撃とナットで締め付けている力が反発しすぎて、シンバル中心のホールにヒビが入ってしまったりするのでここは注意しましょう。 ちなみに、このトップシンバル上部の調節ナットが2つ付いているものもあります。 これは、調節したナットが演奏中緩んだりしないように2つのナットで固定するためについているものです。 この場合は、トップシンバル側の締め具合をナットで調節したあとに、もう一つの固定用ナットを使って緩まないようにキュッと締めましょう。 これをギューッッと締めてしまうと、後で緩めようとしたときに全く動かなくなって大変な思いをすることになります。 実際ぼくも体験したんですが、自力じゃ全く歯が立たないくらいガッチガチになっちゃうんですよ。 なので、ナットが動かないようにキュッとだけ締めるのがいいと思います。

9.3.17. では高さの調節にいきましょう。 スネアからハイハットが20㎝ほど開いているのを基準にします。 20㎝の目安としてスティックを使うといいです。 なぜなら、スティックの半分くらいの高さがだいたい20㎝くらいなんですよね。 では、スネアの上にスティックを立ててみましょう。 そのスティックの半分くらいの高さにハイハットが来るように調節していきます。 高さ調節ボルトは三脚固定ボルトの1つ上にあるボルトなんですが、 ここを緩める前に、高さが演奏中に変わってしまわないようにするストッパーがついているか確認しましょう。 最近のハイハットスタンドにはほとんど付いています。 ストッパーが固定されたままだと高さを調節できないので、ストッパーがついている場合は先にここを緩める必要があるんですね。 で、このストッパーを調節するには、ドラムのチューニングキーと呼ばれるものが必要になります。 主に、太鼓類の皮を張ったり調整するときに使うものなんですが、 高さ調節のウイングボルトと干渉することを防ぐためにチューニングキーでストッパーを調節するように設計されているスタンドが多い印象です。 チューニングキーは、各スタジオの部屋に常備されていたり、受付で貸し出ししていることがほとんどですので、 ストッパーが固定されていて高さ調節ができない場合はチューニングキーを借りましょう。 余談ですが、僕はなんでも形から入りたいタイプなので、楽器店に行ってチューニングキーを500円前後で買ってからキーホルダーに装着して常に持ち歩いていましたね。 ただそのおかげでスタジオの部屋にチューニングキーが無いとなったときに、受付まで借りにいく工程を減らすことができました。 ドラムってセッティング箇所が多いので、チューニングキーがなかったら、 「あー!また受付まで行かないといけないやん!」 ってなってしまいがちなんです。 こういう時短はその日のモチベーション維持にもつながったりしますので、一応お伝えしておきますね。 ではこのチューニングキーを使ってストッパーを緩めます。 そして、高さ調節のウイングボルトを緩める工程に入っていきます。 このときも「高さや角度を調節したい対象物を空いている手で支えながらネジを緩める」を意識してください。 高さ調節ボルトのすぐ上にある上部パイプを利き手ではない方の手で支え、利き手でボルトを緩めていきます。 スネアとハイハットの間隔が20㎝程度、スティックの半分くらいに高さを調節してボルトをしっかり締めましょう。 その後にストッパーも固定しておくと安心です。 今回の高さを目安に調節して、慣れてきたらご自身のやりやすい高さがでてくるので、 肌感覚で調節できるようになるといいでしょう。

9.3.18. 高さが調節できたらトップシンバルをセンターシャフトに固定していきます。 トップシンバルの高さは、下側のボトムシンバルから2〜3cm浮かせた状態でセッティングするのが一般的です。 指一本分やスティック1本分くらいの間隔ですね。 これよりも間隔が大きすぎると 踏み込む幅が大きくなってしんどくなったり、 踏み込んでも上下2枚のシンバルが合わさらず閉じなくなってしまいます。 なので、上下のシンバルは指一本分やスティック1本分くらいの間隔でセットするようにしましょう。 クラッチの部分を片手で持って、指一本分やスティック1本分くらい浮かせた状態にしたら、 空いているもう片方の手でネジを締めて固定しましょう。 この浮かせた状態でスティックや指をハイハットの間に一本入れて確認するのが確実ですね。 このシンバルの開き具合が肌感覚でわかってきてセッティングに慣れてきたら、次の方法が手取り早くなったりします。 クラッチのウイングボルトが緩んだ状態でハイハットペダルをちょっとだけ踏みます。 意識的には1㎝だけ踏んだみたいな感覚ですね。 その1㎝だけ踏んでいる状態をキープしてハイハットクラッチのウイングボルトを締めます。 ボルトが締まったら踏んでいた足を外してみてください。 そうすると、センターシャフトが上に上がってトップシンバルがちょっと浮きましたよね。 このときにハイハットのトップとボトムの間にスティック1本を入れてみて上下の間隔をはかってみるといいでしょう。 最終的に左足を踏み込んでみて、上下2枚のハイハットシンバルが合わさって閉じている状態になればオッケーです。

9.3.19. 最後に「ボトムハイハットの傾き調節ボルト」の調節をします。 ジャズなどで左足を踏んだときにハイハットを鳴らすフットハイハットという奏法があるんですが、 踏んだときの音を明確に明瞭に歯切れよく鳴らすためにボトムシンバルを極端な斜めにセッティングする場合があります。 こういう音を使いたい人がセッティングした後のスタジオはボトムハイハットが極端に斜めになっている可能性があるので、 ドラム初心者や、J-POP・歌謡曲などをメインに演奏したい場合は「ボトムハイハットの傾き調節ボルト」を調節しましょう。 ボトムハイハット受け皿の下にあるボルトを扱っていきます。 このボルトを回して調節して、ボトムシンバルがトップシンバルと平行に近いくらいにしましょう。 完全に平行というよりも、めっちゃくちゃちょっとだけ角度がついているくらいがいいです。 今後ドラムスキルをつけていくと、左足を緩めて上下2枚のシンバルが少しだけ触れ合った状態で叩くときに、 ちょっとだけ角度がついているくらいが音を調節しやすくなったりするので、ちょっとだけ角度がついている状態をオススメします。 以上ハイハットの高さ、開き具合についてお伝えしました。 調整箇所が多いんですけど、経験するうちに無意識にできるようになってくるので挑戦してみてください。

9.3.20. では「⑦タム類の高さ、角度を調節する」に進みましょう。 まずスネアの右手側にあるフロアタムからやりますね。 演奏中の変な雑音や楽器を傷つけてしまう原因につながってしまう恐れがあるので、 スネアと同じようにバスドラが当たってしまわないくらいの間隔はあけるようにしましょう。 フロアタムを支えているフロアタムレッグという3点の脚を使って高さと角度を調節します。 この脚を固定しているウイングボルトを緩めるときは、フロアタムを片手で支えながらボルトを緩めましょう。 ここまで何回もお伝えしているのでしつこいと思われそうですが、 ボルトを緩めるときは支えがないと怪我や楽器故障につながってしまいますので徹底してくださいね。 3本あるレッグのうち、1本のレッグをドラムイスに向けるようにセットして下さい。 なぜかというと、フロアタムはスネアと同じような高さと角度に調節することが一般的なんですが、 スネアと同じように自分側に少し傾けたときに1本支える脚がないと、フロアタムのように大きくて重量があるタムは演奏中に自分側に倒れてくることがあります。 なので、自分側に傾けたときでも倒れないように1本のレッグを自分側に向けましょう。 そして、その脚は下の方にいくと外角に向けられるように設計されています。 これは重量のあるフロアタムを安定させて支えるための設計になっているんですよね。 すべての脚が外側に向くようにセットするのが理想なので、自分側にある1本の脚も外側に向けてセットして、 スネアと同じくらいの高さ、角度に調節をしましょう。

9.3.21. つぎに、バスドラムの上に配置されているタム類、ハイタムとロータムのセット方法です。 一般的なタムホルダーは、バスドラに差し込まれていて、バスドラについているウイングボルトで高さを調節します。 !!!タムインチ、ホルダーの高さ目安、ロータム基準に高さ目安!!! 角度調節は、その上にあるボルトで調節し、さらにその先のタムについているボルトで最終的な角度・傾き調節をするんですが、 そのとき、タムの角度が手前に傾きすぎてると、打面に対してスティックが斜めに当たってしまうようになり上手く音が鳴らせなくなったりします。 かといって、打面に対してスティックの角度をつけずに叩こうとすると、肩から前腕までをピーンと伸ばさなければならなくなり、 腕の負担につながってしまいやすくなるんですよね。 逆に角度があまりついていない場合も、打面をヒットしたいのにフープ(フチ)にスティックが当たってしまって上手く音が鳴らせなくなります。 こうならないようにするため、タムの傾き具合を調節するときに基準となるものがあるんです。 それは、スネアの角度調節のときにお話しした「おへそ」です。 イスに座った状態で位置関係をみてみましょう。 ハイタムの上端から自分側(手前)の端を直線上に見たときに、その直線が自分のおへそと同じくらいのところに伸びているように傾けます。 そうすると、スティックが打面にヒットするときに極端な角度がつきすぎず上手くヒットでき、上手く音を鳴らせる角度になりやすいです。 これを基準にし、自分の腕の長さやよく使うテクニックなどに合わせて傾き具合を調整するのがいいでしょう。 具体的なセット手順はメーカーやスタジオの備品によって異なることがありますが、 ここではリーズナブルなセットで最も多く使われている(?)タムホルダーを例に調整してみましょう。 ※スネアを構えたところから、腕をダラーんとしたままハイタムの方に腕を伸ばすと、ママチャリのハンドルを握るような形になる。 前腕からスティックを通って伸びた直線がハイタムの打面中心にくるように。 そのとき、タムの角度が手前に傾きすぎてると、打面に対してスティックが斜めに当たってしまうようになり、上手く音が鳴らせない。 角度があまりついていなくても、スティックの軌道上にフープ(フチ)が当たってしまって上手く音が鳴らせない。 なので、タムの上端から自分側(手前)の端を直線上に見たとき、その直線が自分のおへそと同じくらいのところに伸びているように傾ける。 そうすると、スティックが打面にヒットするときに極端な角度がつきすぎず上手くヒットでき、上手く音を鳴らせる角度の基準となる。 (※自分のおへそ位置から見たスネア打面・タム打面の位置関係を直線で表した写真や図でわかりやすくする。)

9.3.22. 最後に「⑧クラッシュ、ライドシンバルの高さ、角度を調節する」です。 シンバルスタンドは主に2タイプあります。 ・ストレートタイプのシンバルスタンドと ・ブームタイプのシンバルスタンド この2タイプです。 ストレートタイプのスタンドは、下から上への直線上でのみ高さと角度を調節するタイプで、 ブームタイプと比べると安定感があって倒れにくかったりします。 ブームタイプのスタンドは、直線上の高さ調節に加えて斜めの方向にも高さや長さ・角度が調節できるタイプです。 斜め方向にも伸ばすことが出来るブームタイプの方が、より自由にセッティングできることが多いので、 一般的にスタジオでよく見かけるシンバルスタンドも、ブームタイプが多い印象です。 例えばライドシンバルの置く位置を微調整したいときに、 ストレートタイプだと、ライドとクラッシュの三脚部分、さらにフロアタムレッグが交錯してしまいやすくなって、 「こっちのライドをもっと近くしたいのにクラッシュとライドの三脚部分に当たって位置を調節しづらい!」 みたいな事があったりしやすいんですよね。 これがブームタイプだと、スタンドの三脚部分をちょっと遠めに離したところからでも、 ブームアームを斜めに伸ばすことによってスタンド類の脚元をあまり気にせず余裕のある置き方ができたりします。 なので、今回は一般的にスタジオでよく見かけるブームタイプのスタンドメインで進めていきましょう。

9.3.23. ブームスタンドの調節箇所は主に4箇所あります。 ・三脚固定ボルト ・高さ調節ボルト ・ブームアームの角度&長さ調節ボルト ・シンバルの角度調節ボルト この4つです。 各調節箇所の説明に移る前に、シンバルの取り付け方法を知っておきましょう。 シンバルを取り付けるロッドには、 まず「受け皿 or シンバルスリーブ」が付いているか確認します。 これがないとシンバルを支えられませんので、どちらかが着いていなければいけないんですね。 「受け皿」と「シンバルスリーブ」は何か違うのかという点についてもお話しておきます。 「受け皿」を取り付けている場合は、シンバルを支える役割を果たしてはくれているんですが、 シンバルを取り付けた際にシンバル真ん中のホール部分が、ロッドのスクリュー部分に当たり続けています。 このスクリュー部分にかなり長い期間シンバルが当たった状態で使い続けると、シンバルのホールが削れてきて変形してしまう事があるんですね。 シンバルスリーブはそれを防ぐためにプラスチックの筒がロッドの部分までカバー出来るようにやっているんです。 なので、受け皿よりもシンバルスリーブの方がシンバルを傷つけづらい安心感があります。 受け皿を取り付けた場合でも、ロッドをカバーする透明なチューブを取り付ければ傷つきづらくなるので、心配な方はこれを使うのもいいでしょう。 ここではシンバルスリーブの上にフェルトを乗せます。 そしてロッドにシンバルホールを通してフェルトの上にシンバルを置きましょう。 あとは、その上からもう一つフェルトを乗せて、ネジをある程度締めたらセット完了です。

9.3.24. スタジオ利用などの際に最初からシンバルが取り付けられている場合は、シンバルの真ん中を留めているネジがある程度締まっているか確認してください。 ネジがある程度締まっていないと、 スタンドの高さや傾きを調節するときにシンバルが落下したりしてヒビや破損につながってしまいます。 なので、シンバルが落ちないようにある程度ネジが締まっているか確認しましょう。

9.3.25. ではスタンドの各調節箇所を見ていきます。 三脚部分がある程度開いているか確認して、三脚固定ボルトで固定します。 スタンドの高さを調節する場合は、高さを調節したいパイプ部分を、利き手ではない方の手で支えて高さ調節ボルトを緩めて調節します。 この高さ調節ボルトは、スタンドによって1箇所のみだったり2箇所あったりするので、 このあたりは調節したい高さによって使い分けてみてください。 高さの目安は後ほどのセッティングお伝えします。

9.3.26. そしてブームアームの調節です。 ブームアームの調節ボルトも、各メーカーによって1箇所のみだったり2箇所だったりします。 1箇所のみの場合は、1つのボルトで「長さ」「傾き」を調節します。 2箇所ついている場合、1つ目のボルトで「長さ」調節し、もう1つのボルトで「傾き」を調節するんですね。 どちらの場合もボルトを緩めるときは、シンバルの角度調節ボルト付近をもってあげた方が支えやすくなります。 それとは逆のアームが伸び切った端付近を持ってしまうと、思いのほか重量があって支えるのが大変だったり、 手がスベッて支えられなくなったりしてしまいますので、 シンバルの角度調節ボルト付近を手で支えてあげてからブームアームの調節ボルトを緩めるようにしましょう。

9.3.27. アームの長さの目安ですが、「アームの真ん中付近〜シンバルの角度調節ボルトまでの間」で長さを調節するように心がけるといいです。 なぜかというと、アームの長さを固定する箇所が、シンバルが装着された方とは逆のアーム先端方向にいけばいくほど シンバルの重みをスタンドで支えきれなくなってしまいます。 するとスタンドごと倒れてしまって演奏どころではなくなりますし、楽器やスタンドの故障・破損につながってしまうんですよね。 これを防ぐためにも、アームの長さは「アームの真ん中付近〜シンバルの角度調節ボルトまでの間」を目安に調節するように心がけましょう。 これに加えて、スタンドがシンバルの重みに耐えやすくするために知っておいていただきたい事があります。 高さや長さをセッティングする際、伸びているブームアームの真下に三脚の脚が一本くるようにセッティングしてあげると、 伸びたアームとシンバルの重さを支えてくれやすくなります。 試しに、シンバルをはずした状態のブームスタンドで ①三脚の脚と同じ方向にアームが伸びている状態 ②三脚の脚と脚の間の方向にアームが伸びている状態 この2パターンを比較してみましょう。 アームの長さはどちらも一緒です。 スタンドが立っている状態で、シンバルを取り付けるアームの先端部分に力を下方向へ加えてみましょう。 「②三脚の脚と脚の間の方向にアームが伸びている状態」のときは、比較的軽い力でもスタンドが倒れそうになってしまいました。 一方 「①三脚の脚と同じ方向にアームが伸びている状態」のときは、ちょっと強めに力を加えても耐えているのが分かると思います。 なので、セッティングの都合上どうしてもアームを長くセットしなければならない時や、重量のあるシンバルをセットする時は 三脚の脚と同じ方向にアームも伸ばすとセッティングしやすくなるので、普段のセッティングから心がけておくといいでしょう。

9.3.28. アームの角度は、斜め45度を基本目安にします。 厳密に45度にしなければいけないわけではないので、大体このくらいかなという程度でオッケーです。 例えばこれが極端に縦方向のセッティングになっていたとします。 すると、シンバルをもっと自分の方に近づけたい場合にセットしづらくなったり、スタンド同士が交錯しやすくなったりして また角度やスタンドの位置を調節をやり直さなければならなくなります。 このちょっとした一手間はできるだけ減らしてあげた方が演奏前のストレスが軽減されるんですよね。 反対に極端に横方向にセットされていると、 シンバルのエッジと呼ばれる端の部分を叩いたときに、揺れたシンバルがアーム部分に当たってしまったりします。 当たったときに変な雑音が鳴ったりしてしまうのでこれは避けたいんですね。 あと直接演奏には関係ないのですが、人が移動するときに上半身に当たりやすくなってしまい、 場合によっては顔付近に当たってしまって思わぬ事故やケガにつながってしまいます。 自分が移動するときもそうですし、バンドでスタジオ練習したときやライブハウスで演奏するときなどは 他の人の移動も妨げてしまいますので、特に気をつけたい部分です。 これらのことを防ぐためにも、アームの角度は斜め45度くらいを基本にしましょう。

9.3.29. 最後にシンバルの角度調節の仕方です。 角度調節ボルトとシンバルの間のロッド部分を片手で支えながら、もう片方の手で角度調節ボルトを緩めて調節しましょう。 クラッシュシンバルを叩く時は、基本的にシンバルのフチであるエッジ部分をスティック横部分のショルダーで叩きます。 なので、スティックのショルダーでフチを狙いやすいように角度はつけすぎない方がいいですね。 気持ち手前に傾けるくらいでオッケーです。 ライドシンバルは、シンバルの面であるボウと呼ばれる部分を基本的に叩きます。 スティック先端のチップ部分でシンバルのボウを叩きやすいように手前側に傾けましょう。 ここまでが各調節の基本的な部分でした。 ここからはドラムセットにセッティングしていきましょう。

9.3.30. 三脚の脚部分とブームアームを同じ方向に調節している前提で進めていきます。 バスドラの両端にクラッシュシンバルをセットします。 タム類を叩く際、手やスティックがシンバルに当たってしまわないようタムとシンバルが被りすぎないようにセットしましょう。 三脚とブームアーム、シンバルをドラマーに向くようセットします。 そうするとシンバルの角度も自分側に傾けたり外側に傾けたり調節しやすくなりますね。 クラッシュシンバルの高さは、ハイハットから20cm程度高い状態がちょうど良いでしょう。 ハイハットからクラッシュまでの距離がスティック半分の長さと同じ程度です。 これはスネアの打面からハイハットの高さと同じくらいの間隔にもなります。 高さが低すぎてもクラッシュする時に腕を振り抜きづらくなるし、 高すぎても距離が遠くなるので腕の移動が大変になってミスショットが起こりやすくなったりするんですよね。 なので、まずは「ハイハットからクラッシュまでの距離がスティック半分の長さと同じくらい」というのを基準にしましょう。 これを基準にして、クラッシュする前に連打する動きが多いプレイで低い方が連打の後やりやすい場合やあまり音量を出したくないプレイの時は低め。 パフォーマンス重視のプレイを魅せたい場合などは高め。 みたいにご自身のプレイスタイルやジャンルによって好みの高さを見つけていくのがおすすめです。

9.3.31. ※補足・原因がわからない時のお助け

9.3.31.1. ハイハットスタンドの各部名称

9.3.31.1.1. これはこうと確実に決まった呼び方がない。メーカーによって呼び方が様々なほど

9.3.31.2. ハイハットペダルがパタパタする

9.3.31.2.1. 連結棒(ラジアスロッド)がハマっているか

9.3.31.2.2. フットボード部の固定ボルトは締まっているか

9.3.31.3. ハイハットのセンターシャフトがグラつく

9.3.31.3.1. 上部パイプ内にあるシャフトのコネクト部にシャフトが取り付けられているか

9.4. 【フェーズ1】 ドラムにおいての正しい姿勢 「ステップ1-1(インプット編)」

9.4.1. ここでは、ドラムを叩くときの座り方や姿勢についてお伝えしていきます。 上達を妨げないセッティング方法の動画で少しお伝えしましたが、 もう一度イスの高さからお伝えしますので確認していきましょう。

9.4.2. イスの高さを調節する際、 スピードを重視したペダルワークを多く使う場合は高めに。 パワーを重視したペダルワークを多く使う場合は低めに。 という考えを基に、 まずはペダルワークのパワーとスピードのバランスが取りやすい中間くらいの高さを基準にセットします。 足の付け根から膝までをゆるやかな下り坂になるようなイスの高さに調節すると、だいたい中間くらいの基準になります。 イスに深く腰掛けすぎると、太ももの裏が足の導線を邪魔してしまうので、 座面の半分くらい、または3分の2程度腰かけるのを基準にしましょう。 深く腰掛けすぎる方の良くない傾向として、 重心が後ろに傾いてしまってペダルワークやスティックワークが上手くいかなくなったりするという方を僕自身も結構見てきました。 そうならない為にも深く腰はかけすぎないようにしましょう。

9.4.3. ここから更にイスの腰掛け方をもう少し深ぼっていきます。 座面の半分程度に腰かけたら、重心が後ろに傾かないように骨盤を起こします。 骨盤を起こした後にお尻の下に手を入れてみてください。 そうするとちょっと出っ張った骨に手が当たるところがありませんか? この骨のことを「坐骨」といいます。 触った後に手を抜いてみると、「坐骨」でイスに座っている感覚が出てくるんじゃないでしょうか。 「坐骨」を「押しピン」に例えると、ピンが座面に刺さっているイメージです。 骨盤が起きていないと、ピンが斜めにしか刺せない、あるいは刺せずに安定しません。 (坐骨の図を挿入してイメージしやすく)

9.4.4. 骨盤を起こして「坐骨」で座ることで、身体の重心を前にかけやすくなり、 下半身を動かした時の安定感につながりやすくなります。 そのどっしりとした土台の上に上半身を乗っけてあげるイメージを持ってください。 下半身の安定あっての上半身。 つまり、腕の動きやスティックワークが上手くいくようになるわけです。 これは後ほど詳しく解説します。

9.4.5. ちなみに、しばらくドラムスローンに座っていると坐骨で窪んだ跡が座面に残ることが多いのですが、 座面のちょうど真ん中くらいに窪んだ跡がついていると 座面の半分くらいに座っている目安の確認にもなりますので覚えておくといいでしょう。

9.4.6. では、ここから下半身の基本姿勢に入ります。 ペダルボードに足を置いたとき、前膝の真下にカカトが位置するくらいを目安にイスの位置を調節します。 そして、 ・つま先を地面につけたままカカトを上げる ・反対にカカトを地面につけたまま つま先を上げる この2つをシーソーのように繰り返しやってみます。 これをやってみた時に、足首にオーバーな違和感や窮屈な感じがしなければオッケーだということを セッティング方法の動画でお伝えしました。 でですね、足をただ置いておくだけでは間違った操作方法で音を出すことにつながってしまいます。 この間違った方法でやってしまう方が本当に多いので、 実際に良い例と悪い例をペダルの踏み方も交えて下半身の正しい姿勢を実践していきましょう。

9.4.7. まず、両足をペダルに置いてください。 骨盤を起こし「坐骨」で座ります。 この状態から片足立ちするときのように右足だけ上げてみましょう。 右足を上げた時に上半身が後ろに傾かないように注意してください。 どうでしょうか。 腰の左後ろ付近が引っ張られたり、 右足の太ももや足の付け根がちょっとキツくなると思います。 この状態を維持するには、上げていない左足を地面で踏ん張ってあげないとバランスが取りづらくなるんですよね。 踏ん張る量を少なくして楽にしようとすると、右足を上げたときに上半身も後ろに傾けないとバランスが取れなくなるので、 重心が後ろに傾いてしまう方がほとんどなんです。 しかし、左足を踏ん張ろうが、上半身を後ろに傾けようが、右足の太ももや付け根がキツくなる事に変わりはないですし、 何よりペダルの構造を無視した踏み方をしてしまうことにつながってしまうので、 ペダルワークが上手くいかなくなる原因になります。

9.4.8. つまり何が言いたいかというと、 片足立ちの時みたいに片足だけ宙に浮いているという状態は踏み方的にも姿勢的にも間違っているということです。 では、どのように使うのかと思いましたよね? 結論からいくと、 「ジャンプする時のように使う」 というのが答えになります。

9.4.9. どういうことか説明するために、 まずはイス無しで立ったときの状態を例にあげてみますね。 まず、両足のカカトを着けた状態でまっすぐ立ちます。 そこから右足だけ上げて片足立ちしてみましょう。 これをずっと続けていると上げている右足の太ももがキツくなってきますよね。

9.4.10. 今度は両足で軽くジャンプしてみます。 全身を垂直に伸ばすように意識してください。 両足でやると、片足立ちした時のように空中の同じ高さで足をキープするのは不可能ですよね。 アンパンマンのような空飛ぶ能力を持っていないと絶対に出来ません。 また「垂直に伸ばすように」というのもポイントです。 思いっきり大きくジャンプしようとすると、 ジャンプした後に太ももを上半身に引きつけて跳んだ幅を大きくしようとしてしまう方もいらっしゃると思います。 ですが、これだと片脚立ちのときみたいに太ももを自力で上げる動きも入っちゃうんですね。 太ももの補助が意図的に入ってしまうとバスドラペダルを操作するときに疲れやすくなってしまいます。 垂直に伸ばすように軽くジャンプすると、「ふくらはぎ」や「もも裏」の動きを必要最小限使えばいいだけなんですよね。 これだけで疲れにくくなりますし、楽に音を出せるようになります。 この「垂直に伸ばすように」軽くジャンプしたときのようにバスドラペダルを操作するんです。 「軽く一瞬片足ジャンプ」してバスドラペダルを操作しているという言い方が分かりやすいかもしれません。

9.4.11. このように、 片足立ちの時みたいに片足だけ宙に浮いている状態を維持するということは基本的には無いです。 これとは反対に、ジャンプする時というのは足で地面に立っている時の状態からじゃないとできません。 地面からポンッと跳ぶと重力で勝手に地面に戻ってくるので、 片足立ちのように空中の同じ高さの場所でキープできないというのが特徴です。 つまり、イスに腰掛けている状態でも、足の裏で地に足つけて立っているときの感覚と同じように 両足裏で重心バランスを取っているのが下半身の理想的な基本姿勢になります。 「両足裏でバランスを取っている状態がデフォルト」 その状態が下半身の基本姿勢で、 音を鳴らす直前に「一瞬で片足ジャンプ」 というのがポイントになります。 この考えを基に、イスに腰掛けた状態から両足裏で重心バランスを取る感覚をつかんでいきましょう。

9.4.12. 両足裏全体をペダルボードにペタッと置き、骨盤を起こして坐骨で座ります。 この状態から上半身を前に傾けてみます。 前に傾けば傾くほど両足で身体を支えている感覚が強くなるんじゃないでしょうか。 両足裏全体でバランスを取っている感覚です。 太ももの裏やふくらはぎがある程度張っている状態になると思います。 実際に太もも裏を触ってみると分かりやすいですね。 そして上半身を前に傾けた状態のまま両足を上げてみてください。 両足を長い時間上げようとすると前に倒れ込みそうになってしまいます。 反対に一瞬だけジャンプするようにしたら、上半身の位置をキープしたままで動かすことができるんです。 このジャンプする跳び幅とビーターやボードに着地するタイミングが上手くつかめると信じられないくらい楽に音を鳴らすことが出来ます。 こ れ が ペダルワークの基本につながるんですね。

9.4.13. 上半身を前に傾けて両足で地に足を着け、重心を支えている感覚をつかむまでは、 結構大げさ目に上半身を前に傾けて慣れるのがいいかもしれません。 ただ、前すぎる状態で続けていると、バスドラの音が必要以上に出てしまったりするので、 ・両足裏が地に足ついている感覚 ・両足で重心を支えている感覚 に慣れてきたら徐々に前すぎないところまで上半身を戻していくのが良いと思います。 坐骨よりも胸の位置を前に出すくらいを目安に調整してみましょう。 このくらいの位置でも ・両足裏が地に足ついている感覚 ・両足で重心を支えている感覚 という感覚でいられるように常に意識しておいてくださいね。 ここまでが下半身の基本姿勢になります。

9.4.14. 上半身の基本姿勢については、 下半身の基本姿勢の延長線上のようなものです。 まずはさっきの下半身の基本姿勢をつくってください。 両足をペダルに置き、骨盤を起こして坐骨で座ります。 ここから坐骨よりも胸の位置を前に出すくらいを目安に上半身を前に傾け両足裏全体で重心を支えるようにバランスを取ります。 この状態を維持して、肩の力を抜き腕をダラーンと下に落とします。 腕の重さで肩までダラーンと落とすイメージですね。 そしてダラーンとした状態のままから肘を曲げて前腕を地面とだいたい平行になるように上げます。 この時、手の甲が斜め上の外側を向くようにしましょう。 はい。これだけです。 なんだか拍子抜けさせてしまったかもしれませんが、 下半身の土台がしっかりしていると、その上に上半身を乗っけて腕をダラーンとさせた状態で構えるというのが基本になるんです。 両足を浮かせた状態で両腕を振ると、上半身まで振り回されてしまいがちになりますが、 地に足つけた状態で両腕を振ると、上半身が安定して目線も動くことなく動かしやすくなりますよね。 それほど下半身で重心を支えるというのが重要だったということです。

9.4.15. ここまでの座り方と姿勢を⑦つのポイントにまとめます。 ① 足の付け根から膝までを緩やかな下り坂になるように高さを調整 ② 座面の半分くらいか2/3程度腰掛ける ③ 骨盤を起こして「坐骨(ざこつ)」で座る ④ ペダルボードに足を置いた時、前膝の真下にカカトが位置するくらいにイスの位置を調整 ⑤ 両足裏で重心バランスを取っている状態がデフォルト ・両足裏が地に足ついている感覚 ・両足に重心をかけている感覚 ⑥ 両足で重心を感じやすいように、坐骨よりも胸の位置を前に出すくらいを目安に上半身を傾ける意識 ⑦ 肩から腕をダラーンと落としたところから肘を曲げ、前腕を地面と平行くらいに上げる ⑧ 手の甲は斜め上の外側を向くようにする。 以上⑧つのポイントです。 この感覚に慣れるまでは、練習に入る前に常に⑥つのポイントを意識していきましょう。 注意点として、今回の姿勢が基本となりますが、 実際にドラムセットを叩く際には叩く場所や使うテクニックなどによって 重心を左寄りにしたり身体を傾けたりと姿勢は流動的になることもあります。 ここは頭の片隅にでも入れておいてください。 では、今回は以上になります。

9.5. 【フェーズ2】 バスドラムペダルの操作方法・チューニング

9.5.1. バスドラムペダルの踏み方 「ステップ2-1(インプット編)」

9.5.1.1. 基本編

9.5.1.1.1. 足の操作方法をマスターして、楽にバスドラムを鳴らしましょう! まずは、バネの力を最大限に活かす練習から始めます。

9.5.1.2. フットワークの奏法の種類

9.5.1.2.1. ここまででバスドラムの鳴らし方を解説してきましたが、 実は音を鳴らすときの演奏法にはいくつかの種類があります。 大きく分けると 「カカトに関する奏法」 「ビーターに関する奏法」 この二つです。 順番に解説していきます。

9.5.2. ペダルのチューニング基準 「ステップ2-2(インプット編)」

9.5.2.1. この動画では、バスドラムペダルの調整・チューニング方法について触れていきます。 バスドラムペダルのチューニング(調整)をするためには、 ペダルの基本構造について知っていないとどんな調整をするのが良いのか分かりませんよね? まずは、ペダルの構造を知ってから調整の基準についてやっていきましょう。

9.5.2.1.1. ●ペダルの基本構造

9.5.2.1.2. ●チューニングの基準

9.5.2.1.3. ●チューニング箇所

9.5.2.1.4. ●チューニング手順

9.5.2.1.5. ●踏み心地の調整

9.5.2.1.6. ●まとめ

9.6. 【フェーズ3】 スティックの操作方法・選び方

9.6.1. スティック選びの基準

9.6.1.1. ドラムスティックは、太さ、長さ、材質、チップの形状など、様々な要素が組み合わさってできています。 自分に合った一本を選ぶためには、実際に様々なスティックを試して、 音色やリバウンド感、グリップ感、パワーやコントロール感を確認することが重要です。 初心者の方の目安もお伝えしていきますので、 まずは、スティックの構造によって何が変わるのかを見ていきましょう。

9.6.1.1.1. ●ドラムスティックの構造 - チップ(先端): ドラムの打面をヒットする部分です。音色や打感に影響を与えます。 - ショルダー(テーパー): チップの付け根からシャフトに向けて、斜めに太くなっていっている部分です。スティックの重心バランスに影響を与えます。 - シャフト(オープンリムの部分): スティックの軸となる部分です。オープンリムショットと呼ばれる奏法で叩く際などに使用されたりもします。 - グリップ : スティックを手で支える部分です。グリップ感に影響を与えます。 - グリップエンド : スティックの端の部分です。 - スケール(長さ): スティック全体の長さです。重さと重心バランスに影響を与えます。 - 太さ(シャフトの直径): シャフトの太さです。重さ、音色、グリップ感に影響を与えます。 - 材質 : スティックに使われている素材です。重さ、音色、耐久性に影響を与えます。

9.6.2. スティックの持ち方・操り方

9.6.2.1. ドラムの音を心地よく鳴らすためには、 スティックの持ち方や力感の基本を身につけることがめちゃくちゃ重要です。 これが出来ていないと変な力みにつながり、 ただただうるさいだけの雑音になってしまい兼ねませんので基本の感覚を身につけていきましょう!

9.6.2.1.1. ●基本姿勢

9.6.2.1.2. ●スティックの重さを感じる

9.6.2.1.3. ●基本の1打:ダウンストローク 「ステップ3-1(インプット編)」

9.6.2.1.4. ●連打の基本:リバウンドコントロール 「ステップ3-2(インプット編)」

9.6.2.1.5. ●バウンド感の違い

9.7. ドラムの楽譜ってどうなってるの?

9.7.1. ドラムセットに使われる記号

9.7.1.1. ピアノとか他の楽器をやってた人は、「ドがスネアで、ミがハイタム」みたいに、 音の高さを楽譜で覚えることができるかもしれません。 でも、楽器を全然やったことがない人は、 どこからどうやって覚えればいいかさっぱりわからないですよね。

9.7.1.2. そんな時に便利なのが、ドラムセットの絵と楽譜を重ねた見取り図です。 これを見ると、実際のドラムセットの高さや位置と、 楽譜の音符がどう対応しているかがすごく分かりやすくなります。 ここでは、シンバル系と太鼓系に分けて、よく使う基本的な音符から順番に説明していきます。

9.7.1.3. まずはドラム譜を書くときに最初に書かれる音分記号と呼ばれる記号について解説しておきますね。 ピアノや歌などの楽譜でいうト音記号やヘ音記号にあたる部分です。 このト音記号が書かれているから、 五線の上から2段目に記されている音符は「ド」とかが分かるようになっているわけなんですね。

9.7.1.4. それと同じようにドラムセットの楽譜の場合もドラムセット用の音部記号が使われます。 ドラムセットはパーカッションや打楽器などで使われる 「パーカッション記号」という記号で表記される場合が多いです。

9.7.1.5. この「パーカッション記号」とは別にもう一つ表記の仕方があります。 それは、さっきチラッと出てきた「ヘ音記号」と呼ばれる記号です。 主に、ピアノの低い音や合唱の男性パートのバス、弦楽器の低いベース音などを記すときに使われる記号です。 見たことある方も多いんじゃないでしょうか。

9.7.1.6. 「ヘ音記号」が使われるようになった経緯は定かではないのですが、 ドラムにはこの音程じゃないとダメという確定的な音がないため、 バンドでリズム隊と呼ばれるうち、低音パート(ベース)とより密接な関係を持っているので 「ヘ音記号」が使われたり、 パーカッション記号の存在をあまり知らなかった人が使い始めたものが普及していったのではないかと推測してます。

9.7.1.7. 「パーカッション記号」と「ヘ音記号」 どちらも見かける機会が多い記号ですので、一応両方の記号を頭に入れておいてください。

9.7.2. 1. シンバル系の楽譜

9.7.2.1. ①ハイハット

9.7.2.1.1. 楽譜の一番上の線の上に、×印で書かれた音符です。 ポップスや歌謡曲では、本当によく出てきます。

9.7.2.2. ②クラッシュ

9.7.2.2.1. ハイハットよりも少し上に書かれていて、見分けやすいように×印の下に横線がついています。 それに加えて、アクセント記号がついていることが多いです。 実際の演奏でも、曲の区切りや盛り上げたいところでアクセントとして使います。

9.7.2.3. ③ライド

9.7.2.3.1. クラッシュシンバルと同じように高い位置にあるシンバルです。 ハイハットみたいに、一定のリズムを刻むことが多いです。 クラッシュみたいにアクセントはつけませんが、クラッシュと同じくらいの高さなので、 クラッシュからアクセント記号を抜いたものだと考えると覚えやすいかもしれません。 ただ、ここでは他の音符と区別しやすいように、×印の真ん中に横線が入った音符をライドシンバルとして使います。 最近は、この記号をライドシンバルとして使う楽譜も増えています。

9.7.2.4. ※楽譜によっては、シンバルの種類を区別するために、音符の形や記号が違うこともあります。

9.7.3. 2. 太鼓系の楽譜

9.7.3.1. ①スネア

9.7.3.1.1. 楽譜の真ん中あたり、上から2段目に黒丸で書かれた音符です。 楽譜の真ん中の線の上ににある音符だと覚えてもいいですね。

9.7.3.2. ②バスドラム

9.7.3.2.1. 楽譜の一番下の段に、縦棒が下向きについた黒丸で書かれた音符です。 縦棒が下向きなのは、足で操作するからです。 他の音符は基本的に手で叩くので、縦棒は上向きになります。

9.7.3.2.2. ハイハット、スネア、バスドラム:この3つは、ドラムの基本中の基本なので、最初に覚えましょう。 ポップスや歌謡曲でよく出てくるリズムパターンで、一番よく使われる音符です。 ・バスドラ、ハイハット、スネアの順番で覚えるなら、一番下がバスドラ、一番上がハイハット、真ん中がスネアです。 ・バスドラ、スネア、ハイハットの順番で覚えるなら、一番下がバスドラ、そこから一段飛ばしてスネア、さらに一段飛ばしてハイハットです。 ・覚えやすい方で覚えましょう。最終的には、スネアは楽譜の真ん中より上にある音符だと分かるといいですね。 ・スネアだけの音符も、よく出てくるのでスネアだけパッと見て分かるようになるのが理想です。

9.7.3.3. ③フロアタム

9.7.3.3.1. 楽譜の下から2番目の段に黒丸で書かれた音符です。 手で叩くので、縦棒は上向きです。 バスドラムとスネアのちょうど間にあります。 ドラムセットを手前から見た時に、 地面に近い順にバスドラム、フロアタム、スネアとなっているので 楽譜も同じ順番だと考えると覚えやすいです。

9.7.3.4. ④ハイタム

9.7.3.4.1. 楽譜の一番上の段に黒丸で書かれた音符です。 これも手で叩くので、縦棒は上向きです。 これもドラムセットを手前から見た時に、 地面に近い順にバスドラム、フロアタム、スネア、ハイタムとなっているので 楽譜も同じ順番だと考えると覚えやすいです。

9.7.3.4.2. ドラムセットの太鼓は、まずは地面に近い順に、バスドラム、フロアタム、スネア、ハイタムと覚えましょう。

9.7.3.5. ⑤ロータム

9.7.3.5.1. 楽譜の上から2番目の線上に黒丸で書かれた音符です。 ハイタムよりも大きくて、低い音なので、 ハイタムよりも少し下にぶら下がって書かれていると考えると覚えやすいです。

9.7.3.5.2. 実はロータムは、昔のドラムセットにはなかったので、 後から付け加えられた結果ロータムだけ線上に書かれていると覚えるのも良いですね。 最近のでもロータムを省いたバスドラ、ハイタム、フロアタムの俗に言う3点セットでプレイするドラマーは多いです。

9.7.4. 3. 優先順位と覚え方

9.7.4.1. まずは、ハイハット、スネア、バスドラムの3つを覚えましょう。

9.7.4.2. そしてドラムセットの配置と楽譜の配置をイメージしながら覚えます。 地面に近い順に、バスドラム、フロアタム、スネア、ハイタム、 そしてハイタムにぶら下がるようにロータムです。

9.7.4.3. タム類は、高い音ほど上に配置されています。

9.7.4.4. スネアやバスドラムを基準にして、他の音符を消去法で特定する方法も有効です。

9.7.5. 4. 応用的な考え方

9.7.5.1. ドラム譜は、音程がはっきりしない楽器なので、 スネアやバスドラム以外の音符は楽譜によって違うことがあります。

9.7.5.2. まずは、スネアやバスドラムを基準にして、 他の音符がいくつあるかを確認しましょう。

9.7.5.3. スネアとバスドラ以外に黒丸の音符が3つあったら、 高い順にハイタム、ロータム、フロアタムだと考えましょう。

9.7.5.4. スネアとバスドラ以外の黒丸が2つだったら、 ロータムを省いた3点セットだと解釈し 高い順にハイタム、フロアタムだと応用できます。

9.7.5.5. 親切な楽譜には、どの楽器を叩くか書いてあることもあります。

9.7.5.6. まずは、ここで説明した記譜法を覚えて、 それを基準に他の楽譜にも対応できるようにしましょう。

9.7.6. こんな感じで、ドラムの楽譜はドラムセットの配置と対応させて覚えると分かりやすいと思います。頑張ってください!

10. -2章-リズムを理解する上で重要なこと

10.1. 【フェーズ1】 音符とリズムがわかるようになるために(新)

10.1.1. リズムが分かる!音符の新常識 (資料 : 拍と拍子5)

10.1.1.1. 拍と拍子 「ステップ1-1」

10.1.1.1.1. 【ページ1】

10.1.1.1.2. 【ページ2】

10.1.1.1.3. 【ページ3】

10.1.1.1.4. 【ページ4】

10.1.1.1.5. 【ページ5】

10.1.1.1.6. 音符のリズム

10.1.1.2. リズム理解の新常識 拍とリズム 「ステップ1-2」

10.1.1.2.1. 「16分音符」から始めよう!

10.1.1.2.2. 「8分音符」は「16分音符」の応用編

10.1.1.2.3. 「4分音符」もやっぱり「16分音符」が基準!

10.1.1.2.4. 全ての音符に共通!最強の魔法のルール

10.1.1.3. 魔法のルールで音符切り替え 「ステップ1-3」

10.1.1.3.1. 基本3種類の音符、切り替え実践!

10.1.1.4. 実際の楽譜を読んでみよう! 「ステップ1-4」

10.1.1.4.1. 【ページ28】

10.1.1.4.2. 【ページ29】

10.1.1.4.3. 【ページ30】

10.1.1.4.4. 【ページ31】

10.1.1.4.5. 【ページ32】

10.1.1.4.6. 【ページ33】

10.2. 【フェーズ2】 拍とリズム〜スティック実践編〜

10.2.1. 全ての基本4分音符 「ステップ2-1(インプット編)」

10.2.1.1. ●ダウンストロークの手順確認

10.2.1.1.1. この動画では、基本の音符を実際にスティックで演奏できるようにしましょう。 自宅でも練習しやすいように「練習パッド」を使って実践しますね。

10.2.1.1.2. 常に身体の中で感じてほしい「拍」を意識するために、 拍と同じタイミングとなる4分音符から取り組んでいきます。 4分音符を鳴らすときには、 基本の1打である「ダウンストローク」を使いましょう。

10.2.1.1.3. 「ダウンストローク」を使ってドラムの音を鳴らすためには 「レディポジション」と呼ばれる基本の構えから全ての動作が始まります。 まずはこの「レディポジション」を作るための確認「下ごしらえ」から確認します。

10.2.1.1.4. ❶下ごしらえ

10.2.1.1.5. ❷レディポジション

10.2.1.1.6. 打面の真ん中付近にスティック先端のチップを持ってきて、 チップを打面から数センチ浮かせたところが 構える場所「レディポジション」になります。 このレディポジションから全ての動作が始まりますので、 「下ごしらえ」と「レディポジション」が無意識にできるようになるまでは毎回この順序で確認するようにしましょう。

10.2.1.1.7. つぎに、スティックを上げる「予備動作」から打面に「ヒット」させて音を鳴らす動作です。

10.2.1.1.8. ❸予備動作 → ❹ヒット

10.2.1.1.9. 実際の「❸予備動作」→「❹ヒット」のときの動きは、 カクついた機械的な動きではなく スムースに波が流れるように意識してください。

10.2.1.1.10. レディポジションから、音を鳴らす予備動作でスティックの先端を振り上げ、スティックを落下させて音が鳴ったらレディポジションに戻ってくる。

10.2.1.1.11. これが「ダウンストローク」です。 この「ダウンストローク」を使って、4分音符を鳴らしていきましょう。

10.2.1.2. ①手だけでダウンストローク

10.2.1.2.1. メトロノームの拍と同じタイミングで4分音符を鳴らしていきます。 まずは右手だけでやりますね。

10.2.1.2.2. 右手が終わったらつぎは左手です。 左手も1分間続けてみましょう。

10.2.1.2.3. 1分間出来ましたか? 右利きの人だと左手でスティックを操るのがやりづらいと思われる方がほとんどだと思います。 左手の感覚に慣れるために、1分間を1セットとして何セットもやってみるのもいいですね。

10.2.1.2.4. ただあんまりやりすぎても集中できてないと逆効果だったりしますので、3セットと決めてやっている間は集中してやるなどを毎日やる方が効果的だったりします。 ⑵〜⑷のポイントが無意識にできるようになるまでは、毎日最低3セット集中して続けてみましょう。

10.2.1.3. ②足で拍を取りながらダウンストローク

10.2.1.3.1. 片手ずつで無意識的に出来るようになってきたら、足で拍を取りながらできるようにします。

10.2.1.3.2. 足で拍を取りながらでも、⑷⑸が無意識的に出来るようになるまでは、 右手だけで1分間3セット 左手だけで1分間3セット毎日できるとベストです。

10.2.1.4. ③リズム言葉(口ドラム)を変換する

10.2.1.4.1. ポイントが無意識的に出来るようになったら、 4分音符を「タアアン」から「ターーン」と普段使いしやすい言い方に変えて慣れていきましょう。 ※※変更文字を分かりやすく表示する

10.2.1.4.2. 予備動作を意識するタイミングが3つ目というのは「タアアン」のときと同じです。 慣れるまでは「ターアン」と3つ目で「ア」を発音するのもいいですね。 ただ、最終的には「ターーン」と一定のトーンで言いながらでも3つ目の「ー」の伸ばし棒のタイミングで予備動作が入れられるようにしましょう。 そちらの方がテンポが速くなったも普段使いしやすくなります。

10.2.1.4.3. では、実践していきましょう。

10.2.1.5. 基本のダウンストロークがメトロノームに合わせて無意識的にできるようになると、 ドラムセットや曲で叩くときにも力みづらくスティックの重さで良い音が鳴ります。 これらの練習を短時間でも良いので、毎日練習パッドを使って行ってみてください。 こういった感覚を掴む練習は、1回の練習時間の長さより短い時間でも日々継続できている方が上手くいきやすくなりますので。

10.2.1.6. ここまでの流れをまとめます。 この動画を見終わって日々の練習手順の参考にしてみてください。

10.2.1.6.1. ★★「ダウンストローク」の練習手順 ★★

10.2.1.6.2. ★★ダウンストロークで4分音符★ ★

10.2.1.7. このような流れです。 最後になりますが、 無意識的に出来るようになるまでは、 ・スティックを握り込んでしまっているような気がする ・もう一度予備動作の確認がしたい などと感じたときは、またこの動画を最初から見直して動きを確認するというように、何度も動画を活用してみてください。 日々の練習動画として一緒に実践反復できる動画が「ステップ2-1(実践反復編)」としてあるので、 こちらも活用してみてください! では、一緒に頑張っていきましょう!

10.2.2. 「ステップ2-1(実践反復編)」

10.2.2.1. BPM80

10.2.2.1.1. 実践2-1① ダウンストローク『タアアン』(手だけ)BPM80(右手版)

10.2.2.1.2. 実践2-1① ダウンストローク『タアアン』(手だけ)BPM80(左手版)

10.2.2.1.3. 実践2-1② ダウンストローク『タアアン』(足あり)BPM80(右手版)

10.2.2.1.4. 実践2-1② ダウンストローク『タアアン』(足あり)BPM80(左手版)

10.2.2.1.5. 実践2-1③ ダウンストローク『ターーン』(足あり)BPM80(右手版)

10.2.2.1.6. 実践2-1③ ダウンストローク『ターーン』(足あり)BPM80(左手版)

10.2.2.2. BPM90

10.2.2.2.1. 実践2-1③ ダウンストローク『ターーン』(足あり)BPM90(右手版)

10.2.2.2.2. 実践2-1③ ダウンストローク『ターーン』(足あり)BPM90(左手版)

10.2.3. 4分休符 「ステップ2-2(インプット編)」

10.2.3.1. ここでは4分音符と同じ1拍分の休符「4分休符」について解説していきます。

10.2.3.1.1. まず、「4分休符」っていうのは、4分音符と同じ1拍分の長さで、音を鳴らさないところのことです。 1拍分を「4文字」で表すとすると、4分音符は「ターーン」でしたよね。 この「ターーン」の最初の「タ」を「ウ」に変えたのが4分休符で、「ウーーン」となります。

10.2.3.1.2. 4分音符と4分休符が順番にくるとどういう風になるかやってみましょう。 実践「4分音符→4分休符→4分音符→4分休符→」 こういう感じです。

10.2.3.1.3. で、この4分休符って、実は「4分音符を鳴らすための予備動作」とも捉えられます。 どういうことかというと、 4分音符がずっと連続していたときは「ターーン」の3つ目の「ー」で、次の音を出す準備、つまり予備動作をしていましたよね。 だから、4分音符の前にある4分休符の「ウーーン」も同じように、3つ目の「ー」で予備動作をするって意識するといいんです。

10.2.3.1.4. さらに、この予備動作のタイミングをもっと分かりやすくするために、最初は3つ目の「ー」を「ウ」に変えてみてもオッケーです。 そうすると「ウーウン」になります。 この「ウーウン」の後に「ターーン」と4分音符を鳴らす、という風に練習すると、予備動作のタイミングがすごく掴みやすくなるんです。 「ウーウン」と同じように「ターーン」の4分音符も「ターアン」と言うようにすると、歌い方も分かりやすいと思います。

10.2.3.1.5. もちろん、最終的には「ー」に戻して「ウーーン」から「ターーン」と自然に出来るように練習していくんですけどね。

10.2.3.1.6. あと、「1拍目に入る直前の4拍目」って、実は4分休符が隠れているって考えると、すごく便利なんです。 4分音符の練習のときは、そこまで詳しくやりませんでしたが、1拍目を鳴らすには、やっぱり予備動作が必要ですよね。 だから、1拍目の前に4分休符が隠れている、って考えると、 「1、2、3、ウーウン」となります。 この「ウーウン」の3つ目の「ウ」で、次の1拍目を鳴らす予備動作をするんです。 こうすると、最初の一音の予備動作も取りやすくなって、スムーズに演奏できるようになります。

10.2.3.1.7. じゃあ、これを踏まえて、実際に練習してみましょう。

10.2.3.1.8. ★★4分音符と4分休符を実践★ ★

10.2.4. 「ステップ2-2(実践反復編)」

10.2.4.1. BPM80

10.2.4.1.1. 実践2-2① 4分休符『ターアン, ウーウン』BPM80(右手版)

10.2.4.1.2. 実践2-2① 4分休符『ターアン, ウーウン』BPM80(左手版)

10.2.4.1.3. 実践2-2② 4分休符『例題』BPM80(右手版)

10.2.4.1.4. 実践2-2② 4分休符『例題』BPM80(左手版)

10.2.4.1.5. 実践2-2③ 4分休符『ターーン, ウーーン』BPM80(右手版)

10.2.4.1.6. 実践2-2③ 4分休符『ターーン, ウーーン』BPM80(左手版)

10.2.4.2. BPM90

10.2.4.2.1. 実践2-2③ 4分休符『ターーン, ウーーン』BPM90(右手版)

10.2.4.2.2. 実践2-2③ 4分休符『ターーン, ウーーン』BPM90(左手版)

10.2.5. 8分音符 「ステップ2-3(インプット編)」

10.2.5.1. ここからは8分音符をスティックで鳴らせるようにしていきます。

10.2.5.1.1. 8分音符を叩くときって、4分音符の時に使ったダウンストロークは使いません。 スティックが自然に跳ね返ってくる力、つまり「リバウンド」を使うのが大事なんです。 そこで、まずはリバウンドをうまくコントロールする練習から始めましょう!

10.2.5.1.2. リバウンドコントロールについては、前に別の動画で詳しく解説してます。 「スティックの持ち方・操り方編 連打の基礎『リバウンドコントロール』」という動画です。 先にこれを見てもらうと、今回の8分音符の練習がスムーズに進むと思います。

10.2.5.2. ●リバウンドコントロールをおさらい!

10.2.5.2.1. リバウンドコントロールの動画の中で、 ❼少し速めのリバウンドをコントロールする方法を説明した部分がありましたよね? あの時のスティック操作を思い出して、 8分音符を叩いていきます。

10.2.5.2.2. 念のため、少し復習しておきましょう!

10.2.5.3. ●メトロノームに合わせる

10.2.5.3.1. リバウンドの感覚をつかんだら、 いよいよメトロノームに合わせて8分音符を叩いてみましょう。 1拍に2つずつ音を入れれば、それが8分音符になります。

10.2.5.4. ●うまくいかない時は?

10.2.5.4.1. もしリバウンド感が薄れて、スティックがうまく跳ね返ってこないときは、 次の4つのポイントをチェックしてみてください。

10.2.5.4.2. この4つをもう一度確認して、この後の実践反復編もぜひやってみてください!

10.2.6. 「ステップ2-3(実践反復編)」

10.2.6.1. BPM80

10.2.6.1.1. 実践2-3① リバウンド『タンタン』(手だけ)BPM80(右手版)

10.2.6.1.2. 実践2-3① リバウンド『タンタン』(手だけ)BPM80(左手版)

10.2.6.1.3. 実践2-3② リバウンド『タンタン』(足あり)BPM80(右手版)

10.2.6.1.4. 実践2-3② リバウンド『タンタン』(足あり)BPM80(左手版)

10.2.6.2. BPM90

10.2.6.2.1. 実践2-3① リバウンド『タンタン』(手だけ)BPM90(右手版)

10.2.6.2.2. 実践2-3① リバウンド『タンタン』(手だけ)BPM90(左手版)

10.2.6.2.3. 実践2-3② リバウンド『タンタン』(足あり)BPM90(右手版)

10.2.6.2.4. 実践2-3② リバウンド『タンタン』(足あり)BPM90(左手版)

11. -3章-ドラムの超基本チュートリアル〜レベル1〜

11.1. 【フェーズ1:リズムの土台作り 〜超基本の8ビート〜】

11.1.1. 楽譜の「縦のルール」を知ろう! 「ステップ1-0」

11.1.1.1. さあ、ここからはいよいよ、 実際のドラムセット全体を使った 「リズムパターン」を演奏していく章になります。

11.1.1.2. -2章-では、楽譜の**「横軸」、 つまり時間の流れであるリズムの読み解き方をマスターしましたよね。 
この-3章-では、 これまでに得たその知識を実践に活かせるように、 まずは楽譜の「縦のルール」**について学んでいきましょう!

11.1.1.3. (スネアとハイハットの同時演奏) まずは復習です。 -2章-のスティック実践編でやった、スネアドラムでの4分音符、覚えていますか? 
メトロノームに合わせて、「ターーン、ターーン…」と叩きましたよね。 
(※スネアで4分音符を数回叩く実演)

11.1.1.4. では次に、ハイハットで同じように4分音符を叩いてみましょう。 
ハイハットは、楽譜だとこの「×印」で書かれます。 
(※ハイハットで4分音符を数回叩く実演)

11.1.1.5. さて、ここからが本題です。
「じゃあ、ハイハットとスネアを同時に叩く場合は、楽譜ではどうなるのか?」 答えはシンプルで、 ハイハットの「×印」とスネアの「●印」が、 同じ縦軸上に並べられるんです。 
そして、この同時に鳴らす音符全体が「4分音符ですよ」という意味を表すために、 一本の縦棒で繋ぎ合わせられます。 こんな感じですね。
(※ハイハットとスネアを同時に4分音符で数回叩く実演)

11.1.1.6. じゃあ、例えば「1拍目と2拍目はハイハットだけを叩いて、3拍目と4拍目はハイハットとスネアを同時に叩く」 という場合は、こうなります。 (※譜面を指しながら実演)

11.1.1.7. こんな感じで、「同時に鳴らす音は、同じ縦軸上に並べられる」。 
これが、楽譜の「縦のルール」の基本になります。

11.1.1.8. (バスドラムと符幹の向き) 今度は、この音符を見てみましょう。 
(※バスドラムの4分音符の譜面を表示) これは、黒丸の音符から下に向かって縦棒が伸ばされていますよね。 
これは、「バスドラムを鳴らしてください」という音符になります。 「なぜ、これだけ下向きの縦棒なの?」と思いますよね。 
これは、-1章-でも軽く説明した通り、 手で鳴らす音符は「上向き」の縦棒、 そして足で鳴らす音符は「下向き」の縦棒で書き記される、 というルールがあるからなんです。 実際に叩いてみましょう。
(※バスドラムで4分音符を数回叩く実演)

11.1.1.9. では、4分音符と4分休符を交互に叩くと、こうなりますね。 
「ターーン、ウーーン、ターーン、ウーーン…」 
(※バスドラムで4分音符と4分休符を交互に実践)

11.1.1.10. (手と足の同時演奏と休符のルール) じゃあ、これはどうでしょう? 
(※スネア4分音符とバスドラ4分音符が同時に書かれた譜面を表示) もう分かりますよね。 同じ縦軸上にあるので、「スネアとバスドラムを同時に鳴らしてください」ということです。 「でも、同じ縦軸上なのに、縦棒は上下で別々なの?」 
その通りです。 これもさっきのルール通り、 手で鳴らすスネアは上向きの縦棒、 足で鳴らすバスドラムは下向きの縦棒、 という法則に従っているんですね。 
日本ではこれが一般的なので、 まずはこの形に慣れていきましょう。

11.1.1.11. ちなみに例外として、 手と足をまとめて考えた方が分かりやすいフレーズの場合は、 上向きの縦棒でまとめられることも稀にありますが、 ほとんどはこの形です。

11.1.1.12. さて、ここから、**「休符」**が入った場合はどうなるか。 ここがすごく大事なポイントです。 例えば、バスドラムが「4分音符→ 4分休符」を繰り返す、こういう譜面があったとします。 
そして、その上で、スネアは1小節ずっと4分音符を休符なく鳴らすという場合。 
楽譜は、こうなります。

11.1.1.13. バスドラムの「音符→休符」という表記はそのままに、 その上に、スネアの4分音符の表記がずっと乗っかる形になるんですね。 
これはつまり、 「手は鳴らすけど、足はそのタイミングで鳴らさないでね」という休符を、 足のパートにちゃんと書き記しておかないといけない ということです。 もし、足のパートに独立した休符が書かれていないとどうなるでしょうか。

11.1.1.14. 障害物競争を例に例えてみましょう。 第1コースが「手」、第2コースが「足」だとします。 
手のコースには、 ずっと道標となる白線が引かれていて、 どこに進めばいいか分かります。 
でも、足のコースは、 白線に沿って進んでいたのに、 途中でいきなり白線がなくなってしまった。 
「あれ、次の障害物に行くには、どこを通ればいいんだ?」 
と、迷子になってその場で立ちすくんでしまいますよね。

11.1.1.15. 楽譜もこれと全く同じです。 手と足は、縦軸上で常に同時進行しないと音楽が進んでいかないのに、 片方の道標(休符)がなくなってしまうと、 どんどんズレていって、最終的に変な曲になってしまいます。 そんな、置いてけぼりにするような性格の悪い「手」の音符は、楽譜上にはいません! なので、足は足で、「鳴らさないなら鳴らさない」という休符を、 ちゃんと表記してあげないといけないんですね。 今の例は足を鳴らさない時の話でしたが、 手を鳴らさない時も全く同じです。 バスドラムがずっと4分音符を叩いていて、 スネアが「鳴らさない→鳴らす」を繰り返す場合でも、 手のパート(第1コース)に「4分休符→4分音符」という表記がちゃんと必要になります。

11.1.1.16. このように楽譜の進行方向に対して、 縦軸で重なる音符のリズムは非常に大事な観点ですので覚えておいてください。

11.1.1.17. 次はこの読み方も踏まえて 超基本のリズムパターンに進んでいきましょう!

11.1.2. 4分音符で8ビートの原型を演奏 「ステップ1-1(インプット編)」

11.1.2.1. はい!楽譜の「縦のルール」は理解できましたか? 
この読み方も踏まえて、 いよいよここからは 超基本のリズムパターンに進んでいきましょう! 超基本の8ビートへ進む前に、 まずは、 手と足を別々に動かす感覚を養うために、 ウォーミングアップから始めます。

11.1.2.2. (手と足の分離練習) メトロノームをBPM80に設定してください。 
まずは右手だけでスネアを4分音符で繰り返し鳴らしてみましょう。 
(※右手でスネアを4分音符で叩く実演)

11.1.2.3. はい、OKです。 次は左手だけで、同じようにスネアを4分音符で繰り返し鳴らします。 
(※左手でスネアを4分音符で叩く実演)

11.1.2.4. 慣れてきましたか?
では今度は、体の中に拍を取り込むために、 足踏みを加えましょう。

11.1.2.5. メトロノームに合わせて、 「右、左、右、左」と4分音符で足踏みをしながら、 もう一度右手でスネアを繰り返し鳴らします。 
(※足踏みをしながら、右手でスネアを4分音符で叩く実演)

11.1.2.6. いいですね。次は左手です。 同じように足踏みを続けながら、左手でスネアを繰り返し鳴らしましょう。 (※足踏みをしながら、左手でスネアを4分音符で叩く実演)

11.1.2.7. (バックビートの導入) さあ、ここからがすごく大事なポイントです。 
今から左手で、2拍目と4拍目だけを叩いていきます。 楽譜で言うと、1拍目と3拍目は4分休符になりますね。 「ウーーン、ターーン、ウーーン、ターーン」 というリズムです。
足踏みは続けたままでやってみましょう。 
(※足踏みをしながら、左手で2・4拍目だけスネアを叩く実演)

11.1.2.8. 多くのポピュラー音楽の世界では、 この**『2拍目と4拍目を強調すること』を『バックビート』** と呼びます。 
このバックビートこそが、 僕たちが普段聴いているポップスやロックの、 あの心地よいノリを生み出す心臓部分なんですよね。 
まずは、この『バックビート』の感覚を 左手だけでしっかり掴んでいきましょう!

11.1.2.9. (8ビートの原型の構築)
では、今度は足踏みのうち、 右足が着地するタイミングだけ 実際にバスドラムを鳴らしてみましょう。

11.1.2.10. まずは、-1章-で学んだヒールダウンでやってみます。 左手は、さっきと同じバックビートです。 
(※右足ヒールダウンのバスドラ(1・3拍目)と左手のバックビート(2・4拍目)を同時に実践)

11.1.2.11. どうでしょうか。 バスドラムとスネアだけで だんだんリズムっぽくなってきましたよね。 
-1章-でやった、ヒールダウンのレディポジションから、 バネを活かして楽に音を出す感覚もつかみながらやってください。

11.1.2.12. では、この土台の上に、 右手で4分音符のハイハットを重ねてみましょう。 左足でハイハットペダルを踏み込み、 「ツッ」と短く歯切れのいい音が出るように準備してください。 この状態で右手で4分音符のハイハットを重ねていきます。 
(※右手ハイハットを加え、手足3点で「4分音符の8ビート原型」を叩く実演)

11.1.2.13. はい!これが**「8ビート原型」**です! 楽譜で見てみると、こうなっています。 (※完成した8ビート原型の譜面を表示)

11.1.2.14. バスドラムとバックビートのスネアが、 それぞれ独立した譜面で書かれているのが分かりますよね。

11.1.2.15. (ヒールアップへの移行と、その意味) このヒールダウンでの動きに慣れて、 迷いがなくなってきたら、 今度は右足をヒールアップに切り替えてみましょう。

11.1.2.16. -1章-でやった、バネを活かした「片足ジャンプ」の感覚をここで使っていきます。 
あの感覚で、同じリズムを叩いてみましょう。 
(※ヒールアップで8ビートの原型を叩く実演)

11.1.2.17. なぜ、ヒールアップでも練習するのか。 
それは、**拍に合わせて前に進んでいくような、「歩く感覚」** を身につけてほしいからです。 最初に実践したヒールダウンよりも、 このヒールアップの方が、一歩一歩、力強く地面を踏みしめて、 歩いて前進していくような感覚を掴みやすいんですね。 全ての基本は、 この**「4分音符の拍を感じて道を歩いていく」** ということが最も重要なんです。 
この力強く前進していく4分音符の感覚を土台として、 さっきやった「2拍目と4拍目を強調するバックビート」が生まれたり、 これから学ぶ8分音符や16分音符といった より細かいリズムが生まれていく ということを覚えておいてください。

11.1.2.18. さあ、いよいよ超基本のリズムパターン「8ビート」へと進みましょう!

11.1.3. 超基本の8ビート 「ステップ1-2(インプット編)」

11.1.3.1. さあ、いよいよ超基本のリズムパターン、「8ビート」へと進みましょう!

11.1.3.2. (8ビートへの発展) さっきマスターした「8ビートの原型」を基に、 「8ビート」へと発展させていきます。 まず、もう一度8ビートの原型を思い出してみましょう。 
左手のバックビート(2・4拍)と、右足のバスドラム(1・3拍)の土台がありましたね。 ヒールアップで叩いてみましょう。 
(※ヒールアップでバスドラとスネアだけ叩く実演)

11.1.3.3. この上に、右手で4分音符のハイハットを重ねたのが、「8ビートの原型」でした。 
(※8ビートの原型を叩く実演)

11.1.3.4. そして、
この上に重ねた右手の4分音符を8分音符に変えます。 (※バスドラ、スネア、ハイハットが それぞれ独立した符幹で書かれた8ビートの譜面を 「ガッチャンコ」と表示するアニメーション)

11.1.3.5. はい!これが**「8ビート」**です!

11.1.3.6. 見ての通り、 右手のハイハットが8分音符になっているから 「8ビート」と呼ばれるんですね。 イメージとしては、 「歩いて前進していく4分音符」と 「2拍目と4拍目を強調するバックビート」という力強い拍を感じながら、 その上に軽やかな8分音符のリズムが乗っかっているというイメージです。

11.1.3.7. 忘れないでほしいのは、 どんなに右手が細かくなっても、 8ビートの土台、つまり心臓部は、 バスドラとバックビートの拍が基本になっている ということです。

11.1.3.8. (難しい人のための練習法) ただ、これをいきなりやろうとすると、 手足がバラバラに感じて、すごく難しく感じる人も多いと思います。 
なので、この方法で難しい人のために、 とっておきの練習方法を2つ紹介します。

11.1.3.9. 練習法①:パート別合体練習

11.1.3.9.1. まず一つ目の練習法です。 始める前に、左足はハイハットペダルを軽く踏み込んで、 シンバルが閉じた状態をキープしておいてくださいね。 では、「1と2と3と4と」と声に出してカウントします。 このカウントに合わせて、まずは右手のハイハットだけを鳴らしてみましょう。 8分音符のカウントは、基本的にこのように数えます。 (※「1と2と3と4と」のカウントに合わせてハイハットを叩く実演)

11.1.3.9.2. -2章-で学んだリズム言葉で言うと、 「1と2と3と4と」のカウント一つひとつにつき、「タン」という8分音符が1つ入る感じですね。 
(※「タンタンタンタンタンタンタンタン」と言いながらハイハットを叩く実演)

11.1.3.9.3. この、数字で数えている「1, 2, 3, 4」の拍を**「表拍(おもてはく)」、 そして、その拍と拍の間でカウントしている「と」の部分を「裏拍(うらはく)」**と呼びます。

11.1.3.9.4. * リズム言葉で言うと、拍の頭である* *「1」で叩く8分音符が「タン」* *。 * その裏拍である**「と」で叩く8分音符も「タン」**。 * この「1と」のセットで1拍分。リズム言葉で言うと * *「タンタン」**になります。

11.1.3.9.5. では、このカウントに合わせて右手を鳴らし続けたまま、 まずは1と3の表拍に、右足のバスドラムを加えてみましょう。 カウントしながらやってみます。 
(※「1と2と3と4と」とカウントしながら、右手ハイハットと右足バスドラムを叩く実演)

11.1.3.9.6. どうでしょう。ある程度迷いがなくなってきたら、一度ストップしてください。

11.1.3.9.7. 次に、同じように「1と2と3と4と」のカウントで右手を鳴らし続けたまま、 今度は2と4の表拍に、左手のスネアを加えてみます。 
(※「1と2と3と4と」とカウントしながら、右手ハイハットと左手スネアを叩く実演) これも、ある程度迷いがなくなってきたら、ストップします。

11.1.3.9.8. では、もう一度、右手と右足の練習に戻ります。 
「1と2と3と4と」のカウントで、ハイハットとバスドラムを叩き続けましょう。 
(※右手と右足の練習を再開) 少し続けてみて、「あ、次は左手も入れていけるかも」というタイミングで、 2と4拍目に左手のスネアも加えてみてください。 
(※途中で左手を加える実演)

11.1.3.9.9. もし、ちょっと分からなくなってきたら左手をやめて、 ハイハットとバスドラだけの状態に戻します。 
そして、また少し続けて、 「いけるかも」というタイミングでスネアを加えてみる。 
この繰り返しで、だんだん慣れていきましょう。 
(※繰り返しと、全部入りで継続する実演)

11.1.3.10. 練習法②:動きのコマ送り練習

11.1.3.10.1. 練習法①でも難しいと感じる場合は、この方法を試してください。 
これは、「リズムを叩く」という難しい課題を、 一旦**「決まった順番で手足を動かすゲーム」** に置き換える練習です。 拍やリズムは一旦忘れて、一つひとつの動きに集中しましょう。

11.1.3.10.2. まず、「1」のタイミング。これは、右手と右足を同時に叩きます。 (※「1」の動きを実演)

11.1.3.10.3. 次の「と」の裏拍は、右手だけです。 (※「と」の動きを実演)

11.1.3.10.4. 次の「2」のタイミングは、右手と左手を同時に叩きます。 
(※「2」の動きを実演)

11.1.3.10.5. 次の「と」は、また右手だけですね。 
(※「と」の動きを実演)

11.1.3.10.6. 「3」は、右手と右足。 (※「3」の動きを実演)

11.1.3.10.7. 「と」は、右手だけ。 (※「と」の動きを実演)

11.1.3.10.8. 「4」は、右手と左手。 (※「4」の動きを実演)

11.1.3.10.9. 最後の「と」は、右手だけです。 
(※「と」の動きを実演)

11.1.3.10.10. この「コマ送り」の動きに慣れてきたら、 少しずつコマとコマの間隔を短くしていき、 最終的にゆっくりとしたテンポで止めずに続けられるように反復練習していきましょう。 
(※コマ送りを徐々に速くして、繋げていく実演)

11.1.3.11. (まとめと最終意識) はい、お疲れ様でした! まとめると、練習の順番はこうです。

11.1.3.12. まずは、完成形にチャレンジしてみてください。 
左手のバックビートと右足のバスドラムの土台の上に、右手で8分音符を重ねる。 
(※完成形を叩く実演)

11.1.3.13. もし、これで難しければ、練習法①の「パート別合体練習」でやってみる。

11.1.3.14. このまま続けても難しそうだな、と感じる場合は、 練習法②の「コマ送り練習」で、体の動きを確認しながら覚えさせてあげてください。 そして、練習法②である程度慣れてきたら、 ゆっくりとしたテンポで止めずに続けられるように反復練習、 という感じですね。

11.1.3.15. ここまでで、ある程度8ビートの動きが掴めてきたなと感じたら、 いよいよ次のステップに進みましょう。 次は、**『8ビート実践トレーニング』** と題して、 頭で理解したこの動きを、 完全に体に染み込ませるための反復練習パートを用意しました。 
僕のカウントと演奏に合わせて一緒に1分間叩き続けるトレーニングです。 解説はもう大丈夫だから、とにかく体に叩き込みたい! という方は、ぜひ次の動画に進んで毎日の練習に役立ててください!

11.1.3.16. そして、実践トレーニングで8ビートが何も考えずにできるくらい慣れてきたら、 最後に一番大事なことを意識するようにします。

11.1.3.17. それは、**「バスドラとスネアのバックビートが、このリズムの拍、つまり心臓部になっている」** ということです。

11.1.3.18. 右手のハイハットは、あくまでその力強い心臓の鼓動の上で、軽やかに鳴っているだけ。 この意識ができるようになると、 あなたの8ビートはただの練習パターンから、 聴いていて心地よい、 聴き手が手拍子で4分音符の拍を取りたくなるような安定したリズム へと変わっていきます。

11.1.3.19. この意識が曲に合わせても無意識にできるように、 ・反復動画と一緒に何度もやってみる ・メトロノームを鳴らしながら自分だけでやってみる こんな風にして4分音符の拍の土台を感じられる8ビートを目指しましょう!

11.1.4. 1分間チャレンジ 「ステップ1-3(実践反復編)」

11.1.4.1. BPM80

11.1.4.1.1. 実践1-3 8ビート実践トレーニング〜BPM80〜

11.1.4.2. BPM90

11.1.4.2.1. 実践1-3 8ビート実践トレーニング〜BPM90〜

11.2. 【フェーズ2:音楽の言葉を学ぶ ~楽譜の読み解き~】

11.2.1. 「譜面読み解き7ステップ」で8ビートの譜面を攻略しよう! 「ステップ2-1(インプット編)」 資料:音符とリズム-導入-7(BD4分)

11.2.1.1. 【スライド1:冒頭の楽譜と「質問」】

11.2.1.1.1. はい、お疲れ様でした!
8ビート、叩けるようになりましたか? さて、ここからは少し視点を変えて、 **『譜面を読む力』を鍛えていきましょう。 
あなたは今、8ビートを『叩ける』** ようになりましたが、 その演奏が、楽譜の上ではどのように書かれているのか。 それを自力で読み解けるようになるのがこのセクションのゴールです。

11.2.1.1.2. では、突然ですが、あなたに質問です。 
この楽譜を見たとき、最初に目がいく部分はどこですか? (選択肢を読み上げる)

11.2.1.1.3. ① 黒丸や×で書かれた音符そのもの ② 黒丸の音符から伸びた棒の部分 ③ 拍子記号 ④ 見たこともないような音符が並んでいる部分 少し考えてみてください。

11.2.1.2. 【スライド2:答えへの誘導】

11.2.1.2.1. どうでしょうか。
実は、楽譜からリズムを読み解いていくということを前提とすると、 
この黒丸や×印の音符そのものの部分がなくても、 楽譜からリズムを読み取ることはできるんです。 なんでか?
それは、黒丸や×から伸びた棒(符幹)の部分で、 リズムが決まっているからです。

11.2.1.2.2. ただし、その伸びた棒の部分も、ただ適当に並べられているわけではありません。 
そこには、 **『何拍子なのか?』『拍の基準となる音符は何か?』** という、 音楽の根本的なルールが存在します。

11.2.1.2.3. これが分からないと、 どんな音符をどんな風に当てはめたらいいか 全く分からなくなってしまいますよね。 
そのルールを読み解くために、最初に見るべき最も重要な部分とは…

11.2.1.3. 【スライド3:答えの提示】

11.2.1.3.1. もうお分かりですね。
答えは、③の『拍子記号』を見るべきなんです。

11.2.1.3.2. この拍子記号を見ることで『1拍の基準音符』と『何拍子か』が分かります。 
それが分かれば、
『1拍に何音符がいくつ入るのか(=リズム言葉で何文字分なのか)』 
そして、 
『1小節に拍がいくつ入る拍子なのか(=1小節で何文字分なのか)』 
という、リズムの全てを導き出すことができるんです。

11.2.1.3.3. 例えば、4/4拍子だったら、
4拍子の『拍』それぞれに、 4分音符と同じ価値になる何種類かの音符をパズルみたいに当てはめていく。 
その結果、いろんなリズムが生まれる、ということです。 なので、リズムを読み解く際は、まず拍と拍子確認を徹底しましょう! では、実際の読譜手順にいく前に、 -2章-で学んだ、あの『魔法のルール』を一度再確認しておきましょう。

11.2.1.4. 【スライド4:魔法のルール「1拍=4文字」】

11.2.1.4.1. (※このスライドは情報量が多いため、アニメーションで一つずつ表示させながら解説) 【台本】
「全ての音符に共通する、魔法のルール。 それは**『1拍のリズム言葉が4文字になる』** いうことです。

11.2.1.4.2. * 16分音符1つは、リズム言葉**「タ」の1文字**。 * つまり、1拍分には**「タカタカ」と4文字**入ります。

11.2.1.4.3. * 8分音符1つは、リズム言葉**「タン」の2文字**。 * なので、1拍分には**「タンタン」と4文字**入ります。

11.2.1.4.4. * 4分音符1つは、リズム言葉**「ターーン」の4文字**。 * すでに1拍分の4文字になっているので* *「ターーン」と、そのまま4文字**入ります。

11.2.1.4.5. どんな音符を使っても、1拍がリズム言葉4文字分というのは変わりません! 
重りで例えるなら、 『1文字=1g』『1拍=4g』とイメージすることもできます。 理数系の方だとこの例えの方がイメージしやすいかもしれませんね。

11.2.1.5. 【スライド5〜7:8ビート譜面の構造解説】

11.2.1.5.1. このルールを頭に入れた上で、8ビートの楽譜を見てみましょう。 
8ビートの『8』は、8分音符の『8』という意味でした。 
見ての通り、手で鳴らしているハイハットの音符が、 1小節の中に全部で8個あります。 
これは、8分音符だから、1小節に8個入れられていたんですね。 8分音符は1拍に2つ入るリズムで、 4拍子だと4拍分になります。 1拍に2つの8分音符が×4拍分になると、 2×4=8で8つになりますよね?

11.2.1.5.2. ここで、 『え?なんか×印で書かれてるけど、これって8分音符なの?』 と思った人は要注意です!

11.2.1.5.3. 何音符なのかというリズムを判断するためには、 黒丸や×などの音符部分で判断するのではなく、 そこから伸びている縦棒(符幹)から上の部分で判断します。

11.2.1.5.4. 縦棒の上が1本の横線で繋がっているのは、 8分音符のところで解説したのと同じ形ですよね? じゃあ、黒丸や×の音符部分は何を表しているのか? 
それは、ドラムセットのどこを鳴らす音符なのか というのを表しています。

11.2.1.5.5. * 黒丸の音符部分は、主に太鼓系。 * 五線の上から2段目の黒丸はスネア、1段目の黒丸はハイタム、というように、叩く場所によって五線の中の段が変わります。 


11.2.1.5.6. * ×印の音符部分は、主にシンバル系。 * 五線の一番上の×はハイハット、さらにその上でアクセントマークがついた×はクラッシュシンバル、 というように、どのシンバルを叩くのかが分かるようにしています。

11.2.1.5.7. このように、『鳴らす楽器=黒丸・×印』、 そして **『リズム=縦棒・横線部分』**と、 役割を分けて覚えるのがコツです!

11.2.1.6. 【スライド8〜15:譜面読み解き7ステップの実践】

11.2.1.6.1. さあ、ここまでの基礎知識を使えば、 冒頭の譜面のリズムがもう自力で読み解けます! 
拍を感じながらリズムをイメージできるようになるために楽譜を見たときにやるべきこと。 
それが、この**『譜面読み解き7ステップ』** です。 一緒に実践してみましょう!

11.2.1.6.2. ① 拍子記号確認

11.2.1.6.3. ② 黒丸などの音符から伸びた棒の部分を書き出す

11.2.1.6.4. ③ リズム言葉書き込み

11.2.1.6.5. ④ 拍ごとに線を引く

11.2.1.6.6. ⑤ メトロノームを鳴らしながらリズム言葉を歌う

11.2.1.6.7. ⑥ 叩き手順確認

11.2.1.6.8. ⑦ イメージしたリズムを楽器で鳴らす

11.2.1.7. 実際に叩くとこのようになります。 今回の譜面読み解きステップで使ったフレーズは、 実際にやってみるとまだ難しい方もいると思うので、 実践的にやってみたいと思われる方は読み解いた譜面と動画をみながら実践してみるといいでしょう。

11.2.1.8. これよりもやりやすい最初の実践的ステップは、 フェーズ3の後に出てきますので、 そちらからやってみても大丈夫です!

11.2.1.9. はい、お疲れ様でした!
この『譜面読み解き7ステップ』の手順を、 いろんな譜面を見たときに繰り返し実践することで、 だんだん音符からリズムと叩き手順が直接イメージできるようになります! もちろん、慣れてきて、音符を見ただけでリズムや手順が思い浮かぶようになったら、 ②から⑥の工程は、状況に応じて省略してもOKです。 
例えば、「4小節目だけリズムのイメージが不安だな…」という時は、 その部分だけリズム言葉を書き込んでみる というように、徐々にステップアップしていけば大丈夫です。 ぜひ、この7ステップをあなたの武器にしてください!」

11.2.2. 足のリズムを手のリズムと「ガ ッチャンコ」 「ステップ2-2(インプット編)」 資料:音符とリズム-導入-7(BD解読)

11.2.2.1. 【スライド1:タイトルと目的】

11.2.2.1.1. 前回の譜面読み解き7ステップで、 8ビートの手のリズムと手順は、完全に読み解けるようになりましたね。 ここからは、その応用編です。

11.2.2.1.2. **『8ビートのバスドラムリズム読み解き方法』** と題して、 譜面の一番下に書かれている足のリズムを、 どうやって読み解いていけばいいのかを解説していきます。

11.2.2.1.3. このセクションが終わる頃には、 8ビートのバスドラムをどこで鳴らすのか具体的かつ論理的に理解できるようになるでしょう。

11.2.2.1.4. やり方は、さっき学んだ『譜面のリズム・叩き手順の読み解き順序』あの7ステップを応用するだけです。 
今回は、②、③、④の手順を、バスドラムの音符の下に書き出していきます。 順番に実践しましょう!

11.2.2.2. 【スライド2〜4:バスドラムのリズムを書き出す】

11.2.2.2.1. では、**ステップ②『黒丸などの音符から伸びた棒の部分を書き出す』** です。 まず、譜面の一番下に書かれている下に伸ばされた縦棒を、 譜面の下のスペースに書き出してみましょう。 8ビートのような同じリズムが続く場合は、最初の1〜2小節程度書き出します。 フィルイン部分は足で鳴らす音符がないので、ここは書き出さなくて大丈夫です。 (※スライドで書き出すアニメーション)

11.2.2.2.2. はい、書き出せました。
ここで、すごく大事なポイントです。 
音符の縦棒だけじゃなく、休符がある場合は、休符そのものを書き出してください。 なんでか?
それは、1小節がきっかり4拍になるようにリズムを解読したいからです。 
もし休符を書き出さずに、ただの隙間として空けておくと、 『あれ、間があるけど、そのまま休みなく次の音符にいっちゃっていいのかな?』 『真上のハイハットにタイミングを合わせるのかな?』 と迷ってしまいますよね。

11.2.2.2.3. ここで、障害物競争の例えを思い出してください。 第1コースの『手』には、ずっと道標があるのに、 第2コースの『足』の道標が途中で途切れてしまったら、 どこに進んでいいのか分からずにその場で立ちすくんでしまいますよね。

11.2.2.2.4. 手と足は縦軸上で常に同時進行しないと、音楽が進んでいきません。 
そんな、置いてけぼりにするような性格の悪い『手』の音符は、楽譜上にはいないんです。 なので、手と同じように、足もちゃんと1小節で4拍になるように、 足の音符と休符のリズムが分かるように書き出してあげましょう。

11.2.2.3. 【スライド5:リズム言葉を書き込む】

11.2.2.3.1. では、**ステップ③『リズム言葉書き込み』** です。
1拍ごとのリズムをイメージしやすくするために、 さっき書き出したバスドラムのリズムの下に、リズム言葉を書き込んでいきましょう。 使うのは、この『各音符ごとのリズム言葉一覧表(休符入り完全版)』です。 
これを見ながら、書き込んでいきます。 
(※スライドで書き込むアニメーション)

11.2.2.3.2. …はい、書き込めました。
バスドラムのリズムは、 『ターーン ウーーン ターーン ウーーン』という、 4分音符と4分休符の繰り返しだということが これでハッキリと分かりましたね。

11.2.2.4. 【スライド6〜7:手と足のリズムを統合する(ガッチャンコ)】

11.2.2.4.1. そして、最後の仕上げ、ステップ④『拍ごとに線を引く』です。 
『4文字で1拍』になるように、拍ごとに線を引いていきます。 
(※スライドで線を引くアニメーション)

11.2.2.4.2. これで、4拍子の何拍目なのかが、手も足も分かりやすくなりました。 ここから、バスドラムの音を鳴らす部分と、手の音を鳴らす部分を一致させていきます。

11.2.2.4.3. まずはバスドラムのリズム言葉から見てみましょう。 リズム言葉で、『タ』の音で書かれている部分が、音を鳴らすタイミングの文字になります。 この譜面だと、バスドラムの『ターーン』の、最初の『タ』の部分ですね。 
(※○印をつけるアニメーション)

11.2.2.4.4. では、1拍ごとに、手のリズム言葉4文字のどことタイミングが合うか、照らし合わせてみましょう。 
バスドラムの『ターーン』の、最初の『タ』の部分は1拍目と3拍目の、それぞれ1つ目になります。 手のリズム言葉で1拍目と3拍目の、それぞれ1つ目を見ると『タ』になっていますよね? つまり、手で鳴らす1拍目と3拍目の、それぞれ1つ目の『タ」と同じタイミングで バスドラムを鳴らすようにしたらいいわけです。

11.2.2.4.5. これを、手で鳴らす縦棒部分にバスドラムの足を一緒に鳴らすと分かるように、 色ペンなどで印を付けてみましょう。 
(※スライドで印を付けるアニメーション)

11.2.2.4.6. 手の縦棒に色ペンでバスドラムのタイミングを書き込むことで、 手のどの部分で一緒に足を鳴らすのかが、一目瞭然になりますよね!

11.2.2.5. 【スライド8:まとめ】

11.2.2.5.1. はい、お疲れ様でした!
今回は、手のリズム読み解きとは別で実施しましたが、 慣れてきたら、手のリズム読み解きの②③④の工程を踏む時に、 足のリズム読み解きを同時にやってももちろんOKです。

11.2.2.5.2. そして、この手順は、初めて出てきた足のパターンのときに、 どのタイミングか分からない、という時に実践するのが最も効果的です。 
一度この手順で読み解いていて、 『前にやったことあるパターンだな』と分かるようになった場合は、 この工程は省略してもOKです。

11.2.2.5.3. この読み解きの工程を積み重ねていくと、 見るだけで分かるパターンが、徐々に増えていきますので、 
ぜひ、8ビートのバスドラムリズム読み解き方も、あなたの武器にしてください!

11.3. 【フェーズ3:表現の幅を広げる ~初めてのフィルイン~】

11.3.1. フィルインとは? 「ステップ3-1(インプット編)」

11.3.1.1. 【スライド1:8ビートはリズムパターン】

11.3.1.1.1. はい!ここまでで、8ビートというドラムの基本的な叩き方をマスターしました。 あなたが今実践してきた8ビートは、 **『曲のリズムの土台を作るために、基本的にずっと繰り返されるパターン』になります。 これを『リズムパターン』** と呼びます。 そして、この8ビートは、ポップスやロックで使われる、 全ての **リズムパターンの“親玉”** のような存在なんです。 つまりあなたは今、ドラム演奏における最も重要な土台を手に入れた、ということなんですね。

11.3.1.2. 【スライド2:フィルインの役割解説】

11.3.1.2.1. そして、ドラムが曲の中で担う役割は、大きく分けてもう一つだけあります。 
ここで、音楽全体の大きな地図を一度見てみましょう。

11.3.1.2.2. (メロディー・ハーモニー・リズムのシンプルな図)

11.3.1.2.3. 音楽には、『音楽の三大要素』と呼ばれるものがあります。 それは、①メロディー、②ハーモニー、そして③リズムです。 * ①メロディーは、主にボーカルが歌っている、曲の主役となる旋律のこと。 * ②ハーモニーは、ギターやピアノが奏でる伴奏(コード)で、曲に彩りや厚みを与えます。

11.3.1.2.4. このメロディーとハーモニーは、ドレミの音階ありきで成り立ちますが、ドラムには音階がありません。 ということは、つまり、我々ドラマーが主に担っているのが、 この③リズム。音楽全体の時間的な流れやノリ、グルーヴを作り出す、 **“心臓”**の役割を担っている訳なんですよね。

11.3.1.3. 【スライド3:主食(ごはん)とおかずのイラスト】

11.3.1.3.1. (ごはんのイラストの横に「リズムパターン」、唐揚げなどのおかずのイラストの横に「フィルイン」と書かれているイメージ)

11.3.1.3.2. この③リズムを支えるために、ドラムは主に2つの要素を叩き分けています。 一つは、先ほどマスターした8ビートのような **『リズムパターン』**です。 
これは、Aメロやサビの間、**ほぼずっと叩き続けることで音楽のリズムを支える、いわば『主食(ごはん)』** のようなものです。

11.3.1.3.3. そして、もう一つが、これから学ぶ **『フィルイン』というものになります。 これは、AメロからBメロへ移る時など、曲の場面が変わる節目に入れて、 曲を盛り上げるための特別なフレーズです。日本語では、まさに『おかず』** と訳されることもあります。

11.3.1.3.4. 『主食』だけでは単調になるところに、美味しい『おかず』を入れることで、 曲全体をより豊かで、ドラマティックなものにしているんですね。

11.3.1.4. 【スライド4:フィルインの役割を示す譜例】

11.3.1.4.1. (8ビートが3小節続いた後、4小節目のフィルインでサビに繋がる、といったシンプルな譜例)

11.3.1.4.2. もう少し具体的に見てみましょう。 
POPSや歌謡曲は、イントロからAメロ、Bメロ、サビ、という順番で進んでいくことが多いですよね。 ドラムは、そのAメロやBメロの間、基本的にリズムパターンを繰り返し叩き続けます。 
そして、例えばBメロからサビに切り替わる、まさにその直前でリズムパターンから変化したフレーズのフィルインを入れる。

11.3.1.4.3. これは、ボーカルや他の楽器隊に **『さあ、ここからサビに入って、一番盛り上がるパートですよ!』という、最高の合図** を送っているんです。 フィルインは、リズムパターンと次のリズムパターンを繋ぐ、重要な『橋』の役割も果たしているんですね。

11.3.1.4.4. フィルインの役割はわかりましたか? 次のステップでは具体的にどんなリズムフレーズになるのか見ていきましょう!

11.3.2. 「7ステップ」を武器にフィル インを読み解く 「ステップ3-2(インプット編)」

11.3.2.1. 【スライド5:スネアからタム類へ1つずつ移動する譜面】

11.3.2.1.1. さて、その役割が分かったところで、いよいよ実践です。 
この-3章-(Lv.1)では、まず最もシンプルで、どんな曲にも合わせやすい **『初めてのフィルイン』**をマスターしていきましょう!

11.3.2.1.2. ここに、そのフィルインの楽譜があります。 
一見すると、新しい形に見えるかもしれません。でも、安心してください。 
あなたはついさっき、 **どんな譜面でも読み解ける『最強の武器』** を手に入れたはずです。 そう、**『譜面読み解き7ステップ』** です。
このフィルインがどんなリズムなのか、一緒に読み解いてみましょう!

11.3.2.2. 【スライド6:譜面読み解き実践(フィルインver.)】

11.3.2.2.1. (スライドのアニメーションで、7ステップを追いながら譜面が解析されていくイメージ)

11.3.2.2.2. ステップ①、拍子記号は4/4ですね。1拍は4文字です。 ステップ②、音符から伸びた棒の部分を書き出してみましょう。…全て、旗が1本の形ですね。 ステップ③、リズム言葉を書き込みます。旗1本は、8分音符なので『タン』でした。つまり、このフィルインは **『タン タン タン タン』** というリズムだということが分かりました! ステップ④、拍ごとに線を引くと…ちょうど2拍分の長さのフィルインだということも分かりますね。 どうですか?教わった手順通りにやれば、初めて見る譜面でも、ちゃんとリズムが読み解けますよね。

11.3.2.2.3. ちなみに、今回は縦棒から上のリズムを読み取ることに特化したものでしたが、 鳴らす楽器を見てみると、スネア →ハイタム→ロータム→フロアタムと1つずつ移動しています。 これって慣れないうちはどこを叩くのか一瞬で見分けるのが難しいです。 そんなときは、蛍光ペンなどで「ハイタムは赤」「ロータムは緑」「フロアタムは青」 という風に色付けしておくといいです。

11.3.2.2.4. 僕のYouTubeチャンネル「たしこ@カラーリングドラム」では、 まさにこういう考えでタム類に色付けして、 見分けがつきやすいようにしているんですね。

11.3.2.2.5. これと同じように、蛍光ペンなどで色付けしていくと、 だんだん慣れてきてハイタムの黒丸音符を見たときは 「あ、ハイタムだな」と分かるようになってくるので おすすめです!

11.3.2.3. 【スライド7:フィルインの実践譜面(叩く場所・手順入り)】

11.3.2.3.1. リズムが『タン タン タン タン』という8分音符4つ分だと分かったところで、実践できるようにしていきます。

11.3.2.3.2. ステップ⑤メトロノームをbpm80で鳴らしてリズム言葉を歌ってみます。 ステップ⑥このリズムをどういう手順で叩くのか読みとくために、リズム早見表を見て手順を書き込んでいきましょう。 このフィルインは8分音符で構成されているので右手だけで叩きます。 ステップ⑦楽譜に書いてある通り、右手で、スネアから順番に、太鼓類を一つずつ叩いてみましょう。」 これで譜面読み解き7ステップで読み解きから実践まで完了です!

11.3.3. リズムパターンとフィルインを繋げる 「ステップ3-3(インプット編)」

11.3.3.1. ここからはリズムパターンからフィルインへとつなげてより実践的にしていきます。

11.3.3.2. ①まずメトロノームをbpm80で鳴らします。 ②4分音符の拍を意識しながら8ビートから叩きましょう。 ③4小節目の3、4拍目にさっき実践した8分音符4つのフィルインを入れます。

11.3.3.3. できましたか? 曲の中でAメロからBメロへ移るときなどの場面切り替えでスムーズに演奏できるように、 反復して慣れていきましょう!

11.3.3.4. 〜8回程度反復〜

11.3.3.5. 少し迷いがあるなとかもう少し慣れたいなという方は、 自分のペースで手順やリズムなど確認しながら慣れてみてください! 慣れてきたら、もう一度動画に合わせてやってみましょう!

11.3.3.6. では、ここからはもう2パターンフィルインを読み解いてみます。

11.3.3.7. (1、4小節目の3拍目に4分音符、4拍目に4分音符) このフレーズもまず譜面読み解き7ステップを使ってどんなリズムか読み解きましょう。

11.3.3.8. ステップ①、拍子記号は4/4ですね。1拍は4文字です。 ステップ②、音符から伸びた棒の部分を書き出してみましょう。旗なしの縦棒1本の形ですね。 ステップ③、リズム言葉を書き込みます。旗なし縦棒1本は、4分音符なので『ターーン』でした。つまり、このフィルインは **『ターーン、ターーン』**というリズムだということが分かりましたね! ステップ④、拍ごとに線を引くと…これもちょうど2拍分の長さのフィルインだということが分かります。 ステップ⑤、メトロノームをbpm80で鳴らしリズム言葉を歌います。フィルインだけだと『ターーン ターーン』というリズムです。 同じように読み解けましたか?1、2拍目の8ビートから歌ってみると『タンタンタンタンターーン ターーン』というリズムになりますね。 ステップ⑥、実際のフィルイン叩き手順は4分音符2つなので右手2回です。 ステップ⑦では、リズムパターンからフィルインへとつなげて実践的に演奏してみましょう!

11.3.3.9. ①まずメトロノームをbpm80で鳴らします。 ②4分音符の拍を意識しながら8ビートから叩きましょう。 ③4小節目の3、4拍目にさっき実践した4分音符2つのフィルインを入れます。

11.3.3.10. できましたか? 少し迷いがあるなとかもう少し慣れたいなという方は、 自分のペースで手順やリズムなど確認しながら慣れてみてください! 慣れてきたら、もう一度動画に合わせてやってみましょう!

11.3.3.11. あと一つフィルインフレーズをやってみましょう!

11.3.3.12. (2、4小節目の3拍目に4分音符、4拍目に8分音符) このフレーズもまず譜面読み解き7ステップを使ってどんなリズムか読み解きましょう。

11.3.3.13. ステップ①、拍子記号は4/4ですね。1拍は4文字です。 ステップ②、音符から伸びた棒の部分を書き出してみましょう。旗なしの縦棒1本と横線の旗1本の組み合わせで出来ていますね。 ステップ③、リズム言葉を書き込みます。旗なし縦棒1本は、4分音符の『ターーン』。横線の旗1本は、8分音符の『タンタン』つまり、このフィルインは **『ターーン、タンタン』**というリズムだということが分かりましたね! ステップ④、拍ごとに線を引くと…これもちょうど2拍分の長さのフィルインだということが分かります。 ステップ⑤、メトロノームをbpm80で鳴らしリズム言葉を歌います。フィルインだけだと『ターーン タンタン』というリズムです。 同じように読み解けましたか?1、2拍目の8ビートから歌ってみると『タンタンタンタンターーン タンタン』というリズムになりますね。 ステップ⑥、実際のフィルイン叩き手順を早見表で見てみると、4分音符1つ、8分音符2つなので全て右手です。 いかがでしょうか?譜面の読み解きも少し慣れてきたんじゃないでしょうか。 ステップ⑦では、リズムパターンからフィルインへとつなげて実践的に演奏してみましょう!

11.3.3.14. ①まずメトロノームをbpm80で鳴らします。 ②4分音符の拍を意識しながら8ビートから叩きましょう。 ③4小節目の3、4拍目にさっき実践した4分音符1つ8分音符2つのフィルインを入れます。

11.3.3.15. できましたか? こんな感じで、 リズムパターンと違うフレーズがでてきて、リズムがイメージできないフレーズに出会ったら、 ❶読み解き→まず譜面読み解き7ステップを使って拍ごとにどんなリズムになっているのか読み解く ❷つなげて反復→7ステップの実践までできたら、曲を想定して繋げてできるように反復して慣れる。 ❸定着させる→ある程度迷いがなくなるまで反復 という風に読み解きから反復までを実践するのがいいです! 読み解きができても演奏できるように慣れないと意味がないからですね。

11.3.3.16. ここまでの工程をつなげて出来るか試す、すなわち、 ❸定着させるという部分のフィルイン実践パートの動画があります! (ステップ3-4実践反復編) これに挑戦しておくと、 実際の曲でフィルインが何パターンか出てきたときの準備練習にもなりますのでチャレンジしてみてください!

11.3.3.17. 8ビートとフィルインの切り替えコンビネーションが慣れてきたら、 曲に合わせてやってみましょう!

11.3.3.18. 僕のYouTube動画で 「30分で曲を叩けるようになる方法」 という動画があります。

11.3.3.19. その動画の後半部分で今回の8ビートとフィルインを使って3曲体験できますので、 ぜひやってみてください!

11.3.4. 「ステップ3-4(実践反復編)」

11.3.4.1. BPM80

11.3.4.1.1. 3-4 実践反復編パート『フィルイン・メドレー』BPM80

11.3.4.2. BPM90

11.3.4.2.1. 3-4 実践反復編パート『フィルイン・メドレー』BPM90

11.4. 【フェーズ4:音を言葉に変える ~口ドラム応用編~】

11.4.1. リズムパターンを口ドラムに変 換する 「ステップ4-1(インプット編)」

11.4.1.1. はい、前回までの動画で8ビートとフィルインを実践してきました! 8ビートの譜面をあの『譜面読み解き7ステップ』で書き出していくと、 基本的には8分音符で構成されているので、『タンタンタンタン…』という、『タン』の連続になると思います。 では、これを実際の8ビートの、あの歯切れの良いサウンドに近いリズム言葉で表現するには、どうしたらいいのでしょうか? 今回は、僕がこれまでのYouTube演奏動画でも実践してきた、 リズム言葉をより楽器の音色に近づけるための変換理論について、具体的にお話ししていきます。 これをマスターすれば、あなたの頭の中で鳴るリズムの解像度が、一気に上がるのでやっていきましょう!

11.4.1.2. 【8ビートの口ドラム化:原則の構築】

11.4.1.2.1. ① まずはハイハットのリズム言葉変換から

11.4.1.2.2. ② スネアが入った2, 4拍目のリズム言葉

11.4.1.2.3. ③ バスドラムが入った1, 3拍目のリズム言葉

11.4.1.3. 【リズムパターン変換のまとめと、2つのアプローチ】

11.4.1.3.1. ここまでの手順をまとめると、こうなります。

11.4.1.3.2. * ① まず、ハイハットの8分音符1つを『ツッ』という2文字に変換する。 * ② その『ツッ』を基準に、バスドラムと重なる部分は頭文字を『ド』に変えて『ドッ』にする。 * ③ 同じく『ツッ』を基準に、スネアと重なる部分は頭文字を『パ』に変えて『パッ』にする。

11.4.1.3.3. ここで、超基本の8ビートで解説したものを思い出してほしいのですが、 8ビートの土台となるバスドラムとスネアだけでイメージする時は、 『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』でしたよね。

11.4.1.3.4. もし、この**『ドーーン・ターーン』**のイメージのままハイハットを乗せた方が上手くいく、 という人は、無理に変える必要はありません。そのままで実践してください。 一方で、そのイメージでやることは分かるけれど、ハイハットが入ると途端に難しく感じる、 という人は、今回完成した **『ドッ・ツッ・パッ・ツッ』** という、 リズムパターン専用の口ドラムで8ビートを実践していくと、手足の動きがイメージしやすくと思います。

11.4.1.3.5. ちなみに、どちらの方法でも、リズム言葉で叩けるようになったら、 最終的には **『1、2、3、4、』という4分音符の拍を口で言いながら** でも叩けるようにすると、さらに良くなります。 なぜなら、曲から拍を感じ取れない人が曲に合わせられないのと同じで、 自分が叩いているリズムの中で拍を感じられていないと、歌のメロディなどにつられてリズムが崩れる原因になってしまうからです。

11.4.1.3.6. なので、まずはリズム言葉でイメージできるようになり、その次に拍を数えながらでも叩けるようにする、というステップを目指しましょう。

11.4.1.4. 【変換表:音符ごとの応用ルール】

11.4.1.4.1. は、今回使った変換の理論を、今後のリズムパターンでも使えるように、 4分音符と8分音符、それぞれの変換の仕方を、楽器ごとに具体的に見てみましょう。

11.4.1.4.2. 【4分音符】(1つにつき4文字)

11.4.1.4.3. 【8分音符】(1つにつき2文字)

11.4.2. フィルインを口ドラムに変換する 「ステップ4-2(インプット編)」

11.4.2.1. 【フィルイン(リズムフレーズ)への応用】

11.4.2.1.1. ここまでが、主にハイハットをメインに使ったリズムパターンでの変換術でした。 
ここからは、フィルインなどでタム類をメインに使ったフレーズの変換術を見ていきましょう。

11.4.2.1.2. これは、もっとシンプルです。 -3章-で出てきたフィルイン1、「タンタンタンタン」と8分音符を スネア→ハイタム →ロータム→ フロアタムと移動するフレーズを例に見てみましょう。

11.4.2.1.3. このフィルイン(リズムフレーズ)は、ハイハットが入らないものが大多数ですので、 2. 例外:それで違和感がある場合は、通常通りの『タン』や『ドン』も選択肢に入れる。 この考え方でやることになります。 スネアは、これまで通り**『タン』** で問題ありません。

11.4.2.1.4. では、タム類はどう言い換えるのか? 
結論は、実際に音を発音する頭の文字を『ト』に言い換えるだけです。

11.4.2.1.5. スネアだと『タン』としていた『タ』の発音部分を、『ト』に変える。すると **『トン』**になります。 タム類は、ハイタム、ロータム、フロアタム、全てこの『トン』を当てはめます。 なぜ『ト』なのか?

11.4.2.1.6. それは、スネアのような『タン!』という破裂音に近い音より、 タムは『トォン…』という、少し丸くて温かみのある響きに聞こえませんか? そのイメージに寄せるために、僕は『ト』という言葉を選んでいます。 つまり、フィルイン1を口ドラムで表現すると、 『タン・トン・トン・トン』 となるわけです。 簡単ですよね?

11.4.2.1.7. このルールは、音符の長さが変わっても同じです。 もし、ハイタムを4分音符で2回叩くフィルインなら、『ターーン・ターーン』の頭の文字を変えて、 **『トーーン・トーーン』** となります。

11.4.2.1.8. 手順としては、たったこれだけです。 * ① スネアで『タ』と発音していた部分を、タムでは『ト』に言い換える。 このシンプルなルールを覚えるだけで、あなたのフィルインのイメージは、よりリアルなものになります!」

11.4.2.1.9. ここまで変換してきたリズム言葉の一覧はこんな感じです。 『リズムパターン向けリズム言葉変換一覧表』 『フィルイン・リズムフレーズ向けリズム言葉変換一覧表』

11.4.3. リズムパターン・フィルインフレーズの口ドラム変換を実践 「ステップ4-3(実践編)」

11.4.3.1. ここまでで、基本的なリズム言葉を、楽器の音色に合わせたリアルな口ドラムに変換する技術を学びました。 ここからは、いよいよ実践です。 -3章-のフェーズ2で学んだ**『譜面読み解き』と、今学んだ『口ドラム変換術』、 そして実際の『演奏』** を繋ぎ合わせるトレーニングを行います。 3つのステップで、超基本の8ビートからフィルインまでを完全にマスターしましょう!

11.4.3.2. 実践ステップ⑴:超基本の8ビートを叩く

11.4.3.2.1. 【Step 1-1:譜面読み解き7ステップで「リズム」を再確認】

11.4.3.2.2. 【Step 1-2:口ドラム変換術で「リアルな音」に書き換える】

11.4.3.2.3. 【Step 1-3:実践】

11.4.3.3. 実践ステップ⑵:時短で口ドラム変換譜面読み解き7ステップ】

11.4.3.3.1. ここまで解説してきた変換術は、通常の8分音符のリズムである「タン」のリズムと同じ2文字で、 ハイハットの響きに近い「ツッ」に変換してそれを基準に言い換えていくという順を追ったものにしていました。

11.4.3.3.2. ここまでの理屈を理解した上で、8ビートなどのリズムパターンの譜面を読み解く際には、 手と足のレーンそれぞれのリズムを読み解く際に、 最初からリズムパターンに寄せた変換術でリズム言葉を書き出していくといいと思います。

11.4.3.3.3. どういうことかと言うと、 譜面読み解き7ステップの 手順③ リズム言葉を書き込む という手順のときに、通常のリズム言葉である「タン」とか「ターーン」と書き出す工程は省いて、 リズムパターン・フィルインを口ドラムに変換したときに表示した、 『リズムパターン向けリズム言葉変換一覧表』

11.4.3.3.4. これを使って、すでにリズムパターン向けに変換されたリズム言葉をそれぞれ書き出していくと少し時短になるんですよね。

11.4.3.3.5. 大前提として、通常の8分音符のリズムである「タン」のリズムと同じ2文字で、 ハイハットの響きに近い「ツッ」に変換してそれを基準に言い換えていく という風に文字数は各音符の長さと一致させた上で、 各楽器の特性に合わせた変換術になっていると理解しておいてください!

11.4.3.3.6. じゃあ、最初から変換済みのリズム言葉を書き出す際の読み解き手順はどうなるの? って思われる方のいらっしゃるかと思いますので、 実際の読み解き手順を解説しておきます。

11.4.3.3.7. 手順① 拍子記号

11.4.3.3.8. 手順② 棒/旗を書き出す

11.4.3.3.9. 手順③ 変換したリズム言葉を書き込む

11.4.3.3.10. 手順④ 拍ごとに線を引く

11.4.3.3.11. 手順⑤ 歌う

11.4.3.3.12. 手順⑥ 手順確認

11.4.3.3.13. 手順⑦ 演奏

11.4.3.3.14. 変換一覧表での譜面読み解き7スタップの手順は、 手順① 拍子記号 手順② 棒/旗を書き出す 手順③ 変換したリズム言葉を書き込む 手順④ 拍ごとに線を引く 手順⑤ 歌う 手順⑥ 手順確認 手順⑦ 演奏 この7ステップでした!

11.4.3.3.15. 読み解きが慣れてくると、足のレーンのリズム言葉は書き出さなくても、頭の中で手と合う部分がイメージできるようになったりして、 最初から「ドッツッパッツッ」と脳内変換できるようになったりすると思います。

11.4.3.3.16. そのような場合は、足のレーンはわざわざ書き出さなくてもよくなってくるし、 8ビートの楽譜を見ただけで「ドッツッパッツッ」とリズムが脳内イメージできるようになっていれば 譜面読み解きステップはやらなくても大丈夫です。

11.4.3.3.17. 譜面を見ても ・どんなリズムなのか? ・足と手が合う部分はどこなのか? こういったときが分からなかったり不安なときは、 リズム言葉変換一覧表を使った譜面読み解き7ステップをやるようにしましょう!

11.4.3.4. 実践ステップ⑶:クラッシュシンバル入り8ビートを叩く

11.4.3.4.1. 【Step 2-1:読み解き&変換】

11.4.3.4.2. 【Step 2-2:実践】

11.4.3.5. 実践ステップ⑷:フィルイン入りパターンを叩く

11.4.3.5.1. 【Step 3-1:読み解き&変換】

11.4.3.5.2. 【Step 3-2:実践】

11.4.3.6. 「はい、お疲れ様でした! 今回実践してきた、どんな譜面でも迷わず演奏できるようになるための、 具体的なステップを最後にまとめておきましょう。

11.4.3.7. ●【実践ステップ⑴】の流れ 今回最初に体験した、リズム変換の理屈を理解するための手順です。 * 【Step 1-1】で、『譜面読み解き7ステップ』を使い、基本のリズムを把握します。 * 【Step 1-2】で、それを『口ドラム変換術』でリアルな音に書き換えます。 * 【Step 1-3】で、声に出してイメージを固めてから実践します。

11.4.3.8. ●【実践ステップ⑵】の『時短テクニック』をマスターし、応用する。 そして、リズム変換の理屈を理解した上で、【実践ステップ⑵】で学んだ 【時短で口ドラム変換譜面読み解き7ステップ】の『時短テクニック』をマスターし、 様々なパターンに応用することを目指しましょう。 * まず、時短テクニック(変換一覧表を使った読み解き手順)を使い、譜面から直接リアルな口ドラムを導き出せるようにします。 * そのテクニックを使って、【実践ステップ⑶】のクラッシュ入りパターンや、 【実践ステップ⑷】のフィルイン入りパターンといった少しずつ違った形にも応用していきます。

11.4.3.9. この手順を繰り返せば、最終的には、譜面を見ただけで、 頭の中にリアルなドラムサウンドが鳴り響く『脳内変換』ができる状態になってくると思います。 このステップこそが、リズム言葉をあなたの演奏の武器にするための、具体的な方法論です。 ぜひ、これから新しい曲に挑戦するときも、このステップを思い出してみてください! 最後に補足なんですが、口ドラムのリズム言葉が、実際の各楽器の音のイメージにより近くなてもリズムイメージできる方もいらっしゃると思います。 そういう方々は、無理して各楽器に寄せた変換術をやる必要はありません。 ただ、より各楽器の音イメージに近いリズムを思い浮かべた方が、上手く行く方は数多くいらっしゃいます。 そんな体験を今回されたあなたは、今回のステップを自分のものにしてくださいね!

11.5. 【フェーズ5:いざ実践へ! ~自分の好きな曲を攻略しよう!~】

11.5.1. フェーズ5:好きな曲を攻略するための実践練習法

11.5.1.1. さて、ここからは、いよいよ自分の好きな曲を練習していくための、具体的な手順についてお話しします。 短いフレーズだけでなく、『曲全体』の流れの中で迷子にならないようにするための、より大きな視点での練習手順になります。 短いフレーズを覚えることと、曲全体を演奏することの最大の違いとは何か? それは**『曲全体を通してリズムパターンや短いフレーズが散りばめられている』** その全体をつなげられるかどうかです。 そのために、いくつかの新しいステップが加わります。一緒に見ていきましょう!

11.5.2. まず「森の地図」を作って全ての心臓部「拍」を確認 「ステップ5-1」

11.5.2.1. このコンテンツでは 楽譜からリズムを読み取れるようになることをベースに進めていますので、 楽譜を見てリズムがイメージできるかやってみることから始めていきましょう。 1曲全体を1本1本の木が集まった1つの森だと考えてみてください。 まずは、森全体がどのよう木を使って構成されているのかを読み解くセクション、 つまり、森全体の地図を完成させるステップです。

11.5.2.2. 手順① 拍とリズムを譜面読み解き7ステップに沿って書き出す

11.5.2.2.1. まだ拍からリズムをイメージすることに慣れていない初期段階では、 
譜面読み解き7ステップに沿って基本のリズムパターン・フィルインそれぞれのリズムを書き出していきます。 
ある程度見たことがあってリズムがイメージできると確信がもてるリズムパターンやフィルインフレーズは、書き出さなくても大丈夫です。 
確実に分かるリズム以外のフレーズ部分だけを「譜面読み解き7ステップ」に沿ってリズム言葉を書き出していきましょう。

11.5.2.3. 手順② 楽譜を見ながら曲を聴く

11.5.2.3.1. 譜面に書き出した拍とリズムを曲で実践するためには、 そもそも曲から拍が取れるか? その拍を基に楽譜のどこを進行しているのか? というのが分からなければ叩くリズムも明確になりません。 この工程が一番重要といっても過言ではないので実践しましょう。

11.5.2.3.2. 【もし、曲から拍を聴き出すのが難しいと感じたら…】 ここで一つ、強力なヒントがあります。 楽譜の左上を見てください。

11.5.2.3.3. **「♩= 120」のような記号が書かれていませんか?これは「テンポ記号」** といって、 「この曲は、1分間に4分音符を120回刻む速さですよ」 という拍のテンポを教えてくれている記号なんです。 楽譜によっては表記されていない場合もありますが、 多くの楽譜でどのくらいのテンポで演奏したらいいのか記されているんですね。

11.5.2.3.4. まずは、この数値をメトロノームに設定して鳴らしてみましょう。 カチ、カチ〜、ピッ、ピッ〜、と鳴っているその音こそが、 この曲の **「拍の速さ(BPM)」そのものです。 まずこのメトロノームの音で、曲の心臓部である拍の速さを体で覚えて** から、 改めて曲を聴いてみてください。

11.5.2.3.5. 【拍を感じながら曲を聴く】
メトロノームで掴んだ拍の速さを基準に、曲を聴いていきましょう。 
手や足を軽く打ったり、頭を振って拍を取りながら 
楽譜のどこを進行しているかが分かるか確認しながら曲を聴いてください。 
拍がよく分からない場合は、 
ライブやコンサートなどで手拍子をする時のように 
曲に合わせて手拍子してみるといいでしょう。

11.5.2.4. 手順③ 譜面のリズムを手拍子しながら口で歌う

11.5.2.4.1. 曲の拍に合わせてリズムを演奏するためには、 
拍からリズムがイメージできていないとできません。 
手拍子などで拍を取りながら譜面のリズムを口で言える・歌えるか実践しましょう。 
こうすることで、 
実際に叩くリズムフレーズを理解し、 
歌うことでリズムがイメージできるようになります。

11.5.2.5. 手順④ 今一度楽譜を見ながら曲を聴く

11.5.2.5.1. リズムがイメージできたら、 もう一度拍を取りながらどこを進行しているか確認していきます。 曲の拍を感じながら楽譜を見て 分からなかったリズムがある程度イメージできていたらオッケーです。

11.5.3. 森の中の「1本の木」をお手入れする(部分練習) 「ステップ5-2」

11.5.3.1. では、ドラムで実際に叩いていく工程に入っていきましょう。 基本的に曲を練習するときは、 自分が理解して迷いなく叩ける速さで反復練習するのが、 最も効率的で確実な方法です!

11.5.3.2. 1. 曲のテンポが速くなく、リズムがイメージできて実践もしやすい場合はそのままのテンポでもOKですが、 2. 曲のテンポがついていけそうだけどちょっとキツイ 3. 曲のテンポに到底ついていけない

11.5.3.3. 2.3.の場合は、 動画や曲の再生速度を0.7〜0.9倍速まで落として練習を始めるようにしましょう! 迷いなく叩けるようになったら、0.75倍→ 0.8倍 → 0.85倍… というように、 少しずつ元のテンポに近づけていくイメージです!

11.5.3.4. その過程で、以下のような「つまずきポイント」が出てきたら、一つずつ解決していきましょう。 * 自分の頭でリズムがイメージできていないフレーズやパターン * リズムや叩く場所のイメージが曖昧 * 叩き方に迷いがあり、スムーズに手足が動かない * 頭では分かっているけど、動きが追いつかない これらの「つまずき」を解消するための、具体的な練習手順を紹介します。

11.5.3.5. 練習手順❶:特定の「リズムパターン」や「フィルイン」が叩けない場合

11.5.3.5.1. これは、リズムの構造理解と身体の動きがまだ一致していないことが多いんですね。 まずは、リズムがイメージできているかを確認して、そのリズムを確実に繋げられるようにするために、 
以下の「分解練習」が非常に効果です。

11.5.3.5.2. * ステップ⓪:まずは「リズム言葉」で完璧に歌えるようにする!

11.5.3.5.3. * ステップ①:1拍ずつ、または半拍ずつに分解して反復する

11.5.3.5.4. * ステップ②:少しずつ繋げていく

11.5.3.6. 練習手順❷:特定の「拍」でつっかかってしまう場合

11.5.3.6.1. (例:1小節のうち、どうしても3拍目だけ止まってしまう…など) これは、前後のフレーズの繋ぎ目に課題があることが多いです。 以下の手順で、問題の箇所から逆算して練習してみましょう。

11.5.3.6.2. これも当然ながらリズムのイメージができていないと叩くフレーズすらわかりませんので、その場合は、 
練習手順❶で実践した、
ステップ⓪:まずは「リズム言葉」で完璧に歌えるようにする! 
というステップをまずは踏んでください。

11.5.3.6.3. リズムがイメージできている場合は、以下の手順に進みましょう。 ここでも練習手順❶と同じように、曲のテンポが速くなく、 リズムがイメージできて実践もしやすい場合でも曲のテンポのままで実践していて難しい場合は、 この部分練習でもリズムのスピードを遅くして自分が理解して身体の動きがついていけそうな速さまで落として実践してください。

11.5.3.6.4. ステップ①:つっかかる「3拍目」の手順だけを、何度も反復して迷いなくできるようにします。

11.5.3.6.5. ステップ②:迷いがなくなってきたら、「2拍目から3拍目へ」繋げて練習しましょう。

11.5.3.6.6. ステップ③:それもスムーズになったら、「1拍目から」通して練習します。

11.5.3.6.7. これで練習手順❶のように1小節はできるようになってきましたよね。

11.5.4. 木・林が整備されたか「森」全体を歩いてみる(セクション練習・通し練習) 「ステップ5-3」

11.5.4.1. ここから練習手順❶❷で出来るようになってきたフレーズをより実践的に出来るようにしていきます。

11.5.4.2. (1)セクション練習

11.5.4.2.1. 1、練習したフレーズが入ったその小節の「1小節前から」繋げてみて、流れの中で叩けるか確認しましょう。

11.5.4.2.2. 2、最終的に、その小節の「4小節前から」繋げてみて、流れの中で叩けるか確認するのが効果的です。

11.5.4.2.3. これはある意味、劇やスピーチのセリフを言うコトと似た工程になります。 劇のセリフでも、 その一部分だけは覚えたつもりでも 実際に前のセリフから繋げると 「あれ?次なんだったっけ?」 となってしまうことがあると思うんですね。

11.5.4.2.4. それと同じようなことがリズムやフレーズを長く続けていると起こってしまうことがあるので、 最終的に、その小節の「4小節前から」繋げてみて、流れの中で叩けるか確認する工程もやっておく方がいいんです。 言うなればこの練習手順は、 フィルインのセクションで実践した 『❶読み解く →❷繋げて反復 → ❸定着させる』 という、短いフレーズを覚えるための3ステップ を使って、 曲の中で迷いなく出来るように反復・定着させるものと言えます。

11.5.4.2.5. もちろん、10回中10回できるに越したことはないですが、 最初10回中2回しかできなかったことが、 10回中8回や9回くらいできてきたら確率が上がってきているので、 その部分が曲に合わせてできるように実践していくといいでしょう。 できれば正しい拍で正しいリズムが演奏できているか確認するためにも、 メトロノームを使って曲と同じ拍を感じながらできるか確認しながらやってください。 自分が気づかないうちに自分のやりやすい速さだけで反復して出来たと思い、 いざ曲に合わせると出来ないというケースが結構あるからなんですね。

11.5.4.2.6. 曲のテンポが速くなくその曲の速さと同じくらいの拍とリズムイメージで練習していた場合は曲と同じテンポでメトロノームを鳴らします。 部分練習でリズムのスピードを遅くしている場合や、そもそもの曲スピードを0.7〜0.9倍速に落としている場合は、 その曲のテンポ×0.7を計算すると0.7倍速のテンポ数値が出ます。 例えば、bpm120だったら 「120×0.7=84」 で、テンポ120の曲の0.7倍速の数値が84だと分かるという感じです。 このようにして、正しい拍とリズムで演奏できているか確認するのが良いです。 メトロノームに合わせて正しい拍とリズムで確認できたら曲に合わせてやっていきましょう。

11.5.4.3. (2)通し練習

11.5.4.3.1. 曲に合わせて実践する際も、
練習していた箇所がBメロの7小節目だったとすると、 
曲のBメロの前から流し始めて、 
Bメロから叩いて合わせていくという流れです。

11.5.4.4. (3)課題があればステップ5-2に戻る (PDCAサイクルを回す)

11.5.4.4.1. 合わせてやっていくうちに、 リズムイメージが曖昧になってきたときや 叩き手順や叩く場所がわからなくなってきた時は、 曲に合わせるのをやめて、 つっかかる場所のリズム確認からやり直し、 ・スムーズに叩けるようにつっかかっている拍だけ反復 ↓ ・少し前からつなげる ↓ ・1小節つなげる ↓ ・4小節つなげる ↓ ・ 練習しているフレーズの1セクション(Aメロ、サビなど)だけ曲に合わせて実践 という風に工程をやり直していきましょう。

11.5.4.4.2. 曲のテンポが速くなく、リズムがイメージできて実践もしやすい場合でも 
この部分練習だけテンポスピードを遅くして慣れてきた場合は、 
このセクション練習で0.05倍速ずつ徐々にテンポスピードを上げて慣れていきましょう。 
この手順で練習すれば、どんなに難しい曲やフレーズでも、攻略の糸口が見つかるはずです!

11.5.4.5. 以上を踏まえた難しい部分の練習手順は5ステップになります。

11.5.4.6. ⑴ 分解練習 ⑵ つなげて反復 ⑶ 定着させる ⑷ 定着したものが曲に合わせて出来るようにその部分が含まれたセクション(Aメロ、サビなど)を反復 →もし上手くいかなくなってきたら⑴から確認し直す ⑸ 曲全体を通して出来るように反復 →まだ不完全でもう少しその部分を反復したい場合は⑴から確認、あるいは⑶、⑷で確認し直す ⑹ 曲全体のスピード・テンポを遅くして慣れている場合は、0.05倍速ずつ速くして慣れていく というステップです。

11.5.4.7. もしも曲全体を通して難しいフレーズが各所に散りばめられている場合は、 
まず曲の1番だけを8〜9割仕上げることを目標にします。 
1番の中で難しい何箇所かを⑴〜⑷の手順で練習し、ある程度形になったら 
⑸ 曲全体を通して出来るように反復 
というところを、曲の1番を通して出来るように反復していきましょう。

11.5.4.8. 8〜9割完成したら、
曲の2番を、1番と同じように練習していく流れです。 
このようにして最終的に曲全体を通してできるようにしていくんですね。 


11.5.4.9. 曲全体を通してまだ不完全でもう少しその部分を反復したい場合は ⑴から確認、あるいは⑶、⑷で確認し直してから、また曲全体を通してやっていきましょう。

11.5.4.10. 曲全体の練習イメージを、一本の『森』を美しく整備していく作業に例えてみると分かりやすいです。

11.5.4.11. 【スライド:森全体のイラストと、その中の一本の木をアップにしたイラスト】

11.5.4.12. 曲全体を演奏できるようになること」が、森全体を豊かにすることだと考えてください。 あなたが練習中につまずいた「特定の難しいフレーズ」が、 その森の中に生えている **一本一本の『木』** です。

11.5.4.13. いきなり森全体をきれいにしようとしても、どこから手をつけていいか分かりませんよね? だから、まずは一本一本の木を丁寧に手入れしていくんです。

11.5.4.14. 先ほどの難しい部分の練習手順5ステップを、この『森と木の整備』に当てはめてみると、こうなります。

11.5.4.15. * ⑴ 分解練習 & ⑵ つなげて反復 & ⑶ 定着させる * これが、一本の『木』(つまずいたフレーズ)を、根元から枝先まで丁寧にお手入れする作業です。

11.5.4.16. * ⑷ その部分が含まれたセクション(Aメロなど)を反復 * これは、手入れした木の周りの* *『林』**が、森全体の景色と調和しているかを確認する作業ですね。

11.5.4.17. * ⑸ 曲全体を通して出来るように反復 * そして、最後に森全体を歩いてみて、すべての木々が美しく立ち並んでいるか、最終チェックをするわけです。 


11.5.4.18. もし、森を歩いている途中で、まだ手入れが不十分な木を見つけたら? 簡単ですよね。 もう一度、その一本の木(⑴)に戻って、丁寧にお手入れをし直せばいいんです。

11.5.4.19. もしも、あなたの挑戦する曲が、難しい木々がたくさん生えている、広大で複雑な森だった場合はどうでしょう? そんな時は、 **『まずは森の入り口から、1番の歌詞が終わるエリアまでを完璧に整備しよう』** と、目標を小さく区切ればいいんです。

11.5.4.20. 『1番エリア』の整備が終わったら、次は『2番エリア』へ。 そうやって少しずつエリアを広げていくことで、どんなに広大な森でも、必ず踏破することができます。

11.5.4.21. このように、常に『森全体(曲)』を意識しつつ、目の前の『一本の木(フレーズ)』に集中する。 この視点の切り替えこそが、難しい曲を攻略するための最大のコツです。

11.5.5. 練習中に常に意識し続けること(最も重要なマインドセット) 「ステップ5-4」

11.5.5.1. これらの練習手順をやる際に常に意識して欲しいことは、 
とにかく拍を感じることを忘れない 
ということです。

11.5.5.2. 曲から拍を感じられるようにしないと、 
歌につられて違うリズムを演奏してしまって、 
結局どこをどう叩けばいいのか分からなくなるということが結構あります。

11.5.5.3. 歌に合わせるのではなく、
リズムやハーモニーをバンドの楽器で組み立てて、 
その上に歌が乗っているという意識なんですね。

11.5.5.4. なので、曲練習するときにも、 * メトロノームで拍を感じながら正しいリズムを演奏できるようにする * 曲からしっかり拍を感じられるようにする * 曲の拍と合わせて正しいリズムを演奏できるようにする この意識でやってみてください!

11.6. 【重要】迷わず上達!練習効率を爆上げする「最強の練習フロー」

11.6.1. 〜あなたの『練習スマホ』を作ろう〜

11.6.1.1. ここまでの基礎知識、本当にお疲れ様でした。 皆さんは今、ドラムを演奏するための基本的な技術、 そして楽譜を読み解くための知識を手に入れた状態です ですが、ここからが本当のスタートです。

11.6.1.2. スポーツでも料理でもそうですが、 
個別の技術を知っているだけでは、試合に勝ったり、 
美味しいコース料理を作ったりすることはできませんよね。 
どの技術を、いつ、どのように練習し、 
どう組み合わせるか。 
その『練習の進め方』そのものを理解することが、 
上達への最短ルートなんです。 
この動画では、皆さんがこれから

11.6.1.3. この動画では、皆さんがこれから迷うことなく、 
自分自身の力で上達していくために 
「練習フロー表」を基盤とした練習の仕方 
『最強の取扱説明書』をお渡しします。

11.6.1.4. 練習フロー表を基盤として、自分のレベルに応じて 
各練習ステップを更新、入れ替えていく。 
例えるなら、『自分のスマホに必要なアプリ』を 
インストールしていくという考え方に似ています。

11.6.1.5. これを理解すれば、あなたはもう練習方法で 
迷うことはありません。 
それでは、始めていきましょう! 
(画面テロップ: 最強の練習法!〜あなたの『練習スマホ』を作ろう〜)

11.6.1.6. ①あなたの練習は、一台の「練習スマホ」である

11.6.1.6.1. まず、練習フロー表に基づいたドラム練習全体の枠組みを、 
一台の『スマホ』だと考えてみてください 
(画面にスマホのイラストが登場)

11.6.1.6.2. そして、皆さんがこれまで学んできた『8ビート』や 
『フィルイン』、レベル別チェックシートに書かれている 
一つ一つの練習項目。 
これらは、そのスマホを便利にするための 
『アプリ』や『写真データ』だと思ってください 
(スマホの画面にアイコンや練習風景の写真が追加されていく)

11.6.1.6.3. つまり、『練習スマホ』とは、
あなたの練習の進め方そのものであり、 
『アプリ』とは、その中で行う具体的な練習内容のことなんです。

11.6.1.6.4. この教材の最終的なゴールは、皆さんがこの『練習スマホ』を 
自分で使いこなし、好きなアプリを自由に入れたり消したりしながら、 
自分だけの最強の練習メニューを組み立てられるようになることです

11.6.1.7. ②「固定アプリ」と「変動アプリ」を使いこなそう

11.6.1.7.1. (画面テロップ: アプリには2種類ある!) 
あなたのスマホにも、『電話』や『メール』のように、 
絶対に消すことのできない『固定アプリ』がありますよね。 
これらはスマホを使う上で不可欠な基本機能です 
ドラム練習も同じです。

11.6.1.7.2. -3章-フェーズ5で学んだ『曲練習の手順』、 
つまり『森の地図を作って、一本の木を手入れする』というあの流れ。 
これは、どんな曲を練習するときも絶対に変わらない、 
あなたの『練習スマホ』における『固定アプリ』です。 
常にホーム画面に置いておいてください 
(画面: ドック部分に「曲練習の手順」という固定アプリアイコン)

11.6.1.7.3. 一方で、ホーム画面の大部分は、自分で好きなアプリを配置できますよね。 
これが『変動アプリ』です。 
ドラム練習で言うと、これこそがレベル別チェックシートに書かれている、 
個々の練習ステップにあたります 
では、その変動アプリをどうやって選べばいいのか。 
その具体的な方法を見ていきましょう

11.6.1.8. ③変動アプリの選び方:レベル別チェックシートとの連携

11.6.1.8.1. (画面テロップ: チェックシートがあなただけの「App Store」になる) 
変動アプリの選び方は非常にシンプルです。 
まず、練習フローのテンプレート(パターンA, B, Cなど)を見てください。 
どのパターンを選ぶのかはあなたの練習環境によって 
使い分けてほしいんですね。

11.6.1.8.2. 【パターンA】自宅に練習パッドがあり、週1~2回スタジオで練習する人向け 
【パターンB】自宅に電子ドラムがあり、毎日練習できる人向け 
【パターンC】電子ドラムがあり、さらに週1~2回スタジオ練習もする人向け

11.6.1.8.3. 電子ドラムが自宅にない場合は【パターンA】 
電子ドラムが自宅にある場合は【パターンB】または【パターンC】を選択しましょう! 
例として、【パターンA】の場合を見ていきます。 
(画面に練習フロー【パターンA】の「具体的手順」欄を表示)

11.6.1.8.4. 例えば、Step1の『スティックコントロール練習』の具体的手順には 
『レベル別チェックシート「リズム」から選択』と書かれていますね 
これが、『ここには、あなたに必要な変動アプリを 
インストールしてください』というサインです 
やり方はこうです
(画面で手順をアニメーション表示)

11.6.1.8.5. まず、レベル別チェックシートを開きます 
次に、『リズム』の項目の中から、まだチェックがついていない項目を探します。 
例えば、『8分音符(タン)』にまだチェックがついていなかったとしましょう

11.6.1.8.6. その項目の右側、『具体的手順』の欄を見てください。 
『2章 ステップ2-3(実践反復編)』と書かれていますね 
その『ステップ2-3』こそが、今あなたがインストールすべき 
『変動アプリ』なんです。

11.6.1.8.7. これを、練習フローのStep1の場所に入れて、集中的に練習します 
そして、練習を重ねてチェックがつけられるようになったら、 
そのアプリは一度ホーム画面から外してOKです。 
そしてまた、チェックがついていない別のアプリを新しくインストールする。 
この繰り返しというわけなんですね!

11.6.1.9. ④時間(容量)の賢い使い方と「忘却曲線」

11.6.1.9.1. (画面テロップ: 練習時間をハックする科学的な方法) 
次はあなたの練習スマホの『容量(時間)』を、 
その日の目的に合わせて最適化していきましょう。 
ここからお話しするのは、どの練習パターンを選んだ方にも 
共通するとても重要な考え方です。

11.6.1.9.2. 具体的なイメージを掴んでもらうために、 
【パターンB】を例に、2つの状況での使い方を見ていきましょう

11.6.1.9.3. パターン①:新しい技術(アプリ)を学ぶ日

11.6.1.9.4. 練習時間を調整する方法は2つあります

11.6.1.9.5. (1) 全体の練習時間を伸ばす

11.6.1.9.6. (2) 他のアプリの時間を再配分する

11.6.1.9.7. パターン②:既存の技術(アプリ)を磨く日

11.6.1.9.8. エビングハウスの忘却曲線

11.6.1.9.9. 時間のカスタマイズ

11.7. 【フェーズ6:POPS・歌謡曲・ロック系の常套句~8ビート2(BD2連打)~】

11.7.1. 「ステップ6-1(インプット編)」

11.7.1.1. 導入

11.7.1.1.1. この超基本の8ビートは、 右手の8分音符を軸として、 その土台となるバスドラムのリズムを変化させることで、 いくつものバリエーションを生み出すことができるんです。

11.7.1.1.2. あなたはここまでで、超基本の8ビートを叩けるようになっていると思います!

11.7.1.1.3. そして今回は、その中でも、ポップス、歌謡曲、ロック系で 『これ以上使われるパターンは無いんじゃないか?』というくらい、 本当に頻繁に出てくる、最強の8ビートパターンをマスターしていきましょう。

11.7.1.1.4. ここでも重要なのは、バスドラムのパターンが変わっても、 超基本の8ビートで掴んだ『歩くような4分音符の拍』を感じながら実践するということです。 その心臓部さえ忘れなければ、どんなパターンにも必ず対応できます。

11.7.1.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

11.7.1.2.1. ①まず、超基本の8ビートの骨格を、バスドラムとスネアだけで見てみましょう。 
(※譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面)

11.7.1.2.2. 口ドラムで言うと、 『ターーン・ターーン・ターーン・ターーン』 という4分音符を右足と左手交互に鳴らしているパターンです。

11.7.1.2.3. より楽器の音のイメージに近くなるように、 バスドラムの音が鳴る部分を「ド」に言い換えて、 『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』 と変換てみましょう。

11.7.1.2.4. 『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』 (※まず口ドラム)
(※バスドラとスネアで数回実演)

11.7.1.2.5. この上に、ハイハットの8分音符が合わさることで、超基本の8ビートが完成していました。 
(※譜面表示:完成形の8ビート1譜面) リズムパターンの口ドラムに変換すると 『ドッツッパッツッドッツッパッツッ』 というリズムパターンでしたね。

11.7.1.3. 【⑵リズムをイメージする】

11.7.1.3.1. ②そして、今回マスターする『8ビート2』では、この3拍目のバスドラムが、8分音符の2連打に変化します。 
(※譜面のアニメーション:3拍目の4分音符バスドラムが、8分音符2つに変化する)

11.7.1.3.2. バスドラムとスネアだけで見ると、こうなります。 
(※譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート2譜面) 
リズムパターン向けリズム言葉で変換すると、 『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』 ですね。
(※バスドラとスネアで数回実演)

11.7.1.3.3. このバスドラムの2連打が加わることで、リズムに **“タメ”と“食い込むような勢い”** が生まれて、よりリズミカルに前に進む推進力を加えることができるんです。 J-POPなどでは、このパターンで表現されることが本当に多いんですよね。

11.7.1.3.4. これにハイハットも加えてみます。 (※譜面表示:3点の8ビート2譜面)

11.7.1.3.5. では、実際にハイハットを乗っけた完成形を演奏してみます。 
(※8ビート2の完成形を数小節、実演する)

11.7.1.3.6. 『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』 という土台のリズムに、ハイハットの8分音符が乗っかっているイメージです。

11.7.1.3.7. 『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』 というリズムイメージだとハイハットを乗っけるのが難しい方のためにも、 リズムパターン向けリズム言葉に変換する譜面読み解き7ステップで一度8ビートのリズム言葉で読み解いてみましょうか。

11.7.1.3.8. 手順① 拍子記号

11.7.1.3.9. 手順② 棒/旗を書き出す

11.7.1.3.10. 手順③ 変換したリズム言葉を書き込む

11.7.1.3.11. 手順④ 拍ごとに線を引く

11.7.1.3.12. 手順⑤ 歌う

11.7.1.3.13. 手順⑥ 手順確認

11.7.1.3.14. 手順⑦ 演奏

11.7.1.4. 【⑶実践】

11.7.1.4.1. はい!では、何度か繰り返して慣れていきましょう! 
(※8ビート2の完成形を実演する) (ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン〜) (1、2、3、4、〜) (ドッツッ・パッツッ・ドッドッ・パッツッ〜)

11.7.1.4.2. …どうでしょうか。慣れないうちは、3拍目の『ドンドン』の部分で、 右手と足のタイミングがこんがらがってしまうかもしれません。

11.7.1.4.3. もし、これで『難しい!』と感じたら、どうすればいいか。 もう、あなたなら分かりますよね? そうです。超基本の8ビートをマスターするために使った、あの **練習法①『パート別合体練習』** と、練習法②『コマ送り練習』を、この新しいパターンにも応用すればいいんです。

11.7.1.5. 【練習法①の応用ガイド】

11.7.1.5.1. 練習法①『パート別合体練習』を応用してみましょう。 右手と左手の動きは、超基本の8ビートと全く同じです。 違うのは、右手と右足の組み合わせだけですよね。 超基本の8ビートでは、『1』と『3』の表拍でバスドラムを踏んでいました。 (※『1と2と3と4と』のカウント表示と、8ビート1の右手・右足の動きを実演)

11.7.1.5.2. 『8ビート2』では、これに加えて、 『3』の裏拍である『と』のタイミングでも、もう一度バスドラムを踏みます。 (※『1と2と3と4と』のカウント表示と、8ビート2の右手・右足の動きを実演)

11.7.1.5.3. まずは、この右手と右足の新しい組み合わせだけを、 カウントしながら完璧になるまで反復練習してみてください。 これができるようになったら、超基本の8ビートの時と全く同じように、 左手のスネアが入れられそうな時に合体させていくという方法です。

11.7.1.6. 【練習法②の応用ガイド】

11.7.1.6.1. 練習法②『コマ送り練習』の場合は、もっとシンプルです。 
変化するのは、3拍目の動きだけ。

11.7.1.6.2. * 『3』のタイミングで、右手と右足を同時に鳴らす。 * 『と』のタイミングで、もう一度右手と右足を同時に鳴らす。(超基本の8ビートでは、ここは『右手だけ』でしたね!)

11.7.1.6.3. この『3』と『と』の動きだけを、最初はゆっくり、確実に確認しながら繰り返してみてください。 右足を2打踏まなきゃと思って、足を浮かしてしまい、タイミングが取れない方もいると思います。

11.7.1.6.4. ポイントは、1打目も2打目も1回1回ちゃんと地面に着地するということです。 片足ジャンプの感覚を思い出してください。 片足でケンケンとジャンプするには、 1回1回地面にしっかり着地していないと無理ですよね? その時と同じ感覚でできるようにするためにも、 上半身が後ろに傾いてしまったりしないように、 重心は前目のままでケンケンするときのような感覚をつかんでみてください。

11.7.1.6.5. この部分さえクリアできれば、あとは超基本の8ビートと全く同じ手順です。

11.7.1.6.6. では完成系のリズムパターンがどんな音と叩き方なのか実際にやってみます! (一定時間実践)

11.7.1.7. 【締め】

11.7.1.7.1. はい、お疲れ様でした!
このように、新しいパターンが出てきて難しく感じたら、 まずは ⑴「超基本の8ビートとの差分」 『超基本のパターンと、どこが違うんだろう?』とその“差分”を見つけてください。 今回の場合で言うと、3拍目のバスドラムが2回連続の8分音符になっていところですね。

11.7.1.7.2. そして、4分音符の歩くような拍を感じながら、 『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』 という ⑵リズムをイメージする。
その上に、 ⑶軽く右手ハイハットの8分音符を乗っけるという流れです。

11.7.1.7.3. ハイハットも加えたリズムパターンの口ドラム(ドッツッ・パッツッ・ドッドッ・パッツッ)で慣れていくのもアリです。 最終的には、拍を感じて出来るようにしたいので、 実践中に僕がカウントしていたように、 1、2、3、4、と頭の中で感じながらできるようにしてみてください!

11.7.1.7.4. 流れに乗せると上手くいかない場合は、 練習法①や②に当てはめて練習してみる。 このやり方さえ身につければ、この先いろんなパターンが出てきても、この順番で攻略の糸口が必ず見つかるはずです。 
ぜひ、チャレンジしてみてください!

11.7.1.7.5. そして、この8ビート2も、慣れてきたら専用の実践反復パートを用意していますので、 そちらで完全に体に染み込ませていきましょう!

11.7.2. 「ステップ6-2(実践反復編)」

11.7.2.1. 実践6-2 8ビート2(BD2連打)BPM80実践反復パート

11.7.2.1.1. この動画は、BPM80で、8ビート2、バスドラム2連打パターンを体に染み込ませるための、 1分間×3セットの実践反復パートです。 解説編で学んだ動きを、ここで完全に自分のものにしましょう。

11.7.2.1.2. 【ポイント確認】ポイントは3つ。 1. 左足でハイハットペダルをしっかり踏み、シンバルを閉じておくこと。 2. 3拍目のバスドラム『ドンドン』を、『ケンケン』する感覚で、1打ずつしっかり着地するように踏むこと。 3. そして最も重要なのが、拍を感じながら、バスドラムとスネアの『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』 という土台のリズムを常に意識すること。 この3点を意識しながら、1分間集中して反復しましょう。では、始めます!

11.7.2.1.3. * (1セット目) * たしこ: 「では1セット目、いきましょう!BPMは80です。 まずは『1と2と3と4と』と口でカウントして、8分音符のタイミングを掴みます。 リズムパターンの口ドラムがイメージしやすい方は、 この8分音符のタイミングとドッツッパッツッドッドッパッツッが合うようにイメージしてください!」 * (※口ドラムを2回程度繰り返す) * たしこ: 「OKです!通常4拍子のカウントをする時は、1,2,3,4とカウントされます。 4拍子のカウントからさっきイメージした8ビートのリズムがイメージ出来るようにしていきましょう! 準備はいいですか?、、、ワン、ツー、スリー、フォー!」 * (※BPM80で1分間、8ビート2を叩き続ける) * (実践中の声かけ) 「3拍目の『ドンドン』!ケンケンの感覚ですよ!上半身は前!」 * (1分間終了) * たしこ: 「はい、お疲れ様です!30秒休憩します。」

11.7.2.1.4. * (2セット目) * たしこ: 「2セット目です!もう一度カウントをイメージしましょう。『1と2と3と4と…』」 * (※口ドラムを2回程度繰り返す) * たしこ: 「OK!集中していきましょう。ワン、ツー、スリー、フォー!」 * (※BPM80で1分間、8ビート2を叩き続ける) * (実践中の声かけ) 「土台のリズムを感じて!『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』!その上にハイハットを乗せるだけ!」 * (1分間終了) * たしこ: 「はい、お疲れ様です!30秒休憩します。次がラストです!」

11.7.2.1.5. * (3セット目) * たしこ: 「ラスト3セット目!完全に体に覚え込ませましょう。『1と2と3と4と…』」 * (※口ドラムを2回程度繰り返す) * たしこ: 「OK!最後の集中です。ワン、ツー、スリー、フォー!」 * (※BPM80で1分間、8ビート2を叩き続ける) * (実践中の声かけ) 「その感覚です!素晴らしい!力強い推進力が出てきましたね!」 * (1分間終了)

11.7.2.1.6. * 【締め】 「はい、お疲れ様でした!これで8ビート2の実践トレーニングは完了です。 このパターンは、本当にたくさんの曲で使われています。 これが無意識に叩けるようになれば、あなたの演奏できる曲のレパートリーは一気に広がるはずです。 もし難しく感じたら、焦らず解説編に戻って、練習法①や②を応用してみてくださいね。 お疲れ様でした!

11.7.2.2. 実践6-2 8ビート2(BD2連打)BPM90実践反復パート

11.7.2.2.1. この動画は、BPM90で、8ビート2、バスドラム2連打パターンを体に染み込ませるための、 1分間×3セットの実践反復パートです。 解説編で学んだ動きを、ここで完全に自分のものにしましょう。

11.7.2.2.2. 【ポイント確認】ポイントは3つ。 1. 左足でハイハットペダルをしっかり踏み、シンバルを閉じておくこと。 2. 3拍目のバスドラム『ドンドン』を、『ケンケン』する感覚で、1打ずつしっかり着地するように踏むこと。 3. そして最も重要なのが、拍を感じながら、バスドラムとスネアの『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』 という土台のリズムを常に意識すること。 この3点を意識しながら、1分間集中して反復しましょう。では、始めます!

11.7.2.2.3. * (1セット目) * たしこ: 「では1セット目、いきましょう!BPMは90です。 まずは『1と2と3と4と』と口でカウントして、8分音符のタイミングを掴みます。 リズムパターンの口ドラムがイメージしやすい方は、 この8分音符のタイミングとドッツッパッツッドッドッパッツッが合うようにイメージしてください!」 * (※口ドラムを2回程度繰り返す) * たしこ: 「OKです!通常4拍子のカウントをする時は、1,2,3,4とカウントされます。 4拍子のカウントからさっきイメージした8ビートのリズムがイメージ出来るようにしていきましょう! 準備はいいですか?、、、ワン、ツー、スリー、フォー!」 * (※BPM80で1分間、8ビート2を叩き続ける) * (実践中の声かけ) 「3拍目の『ドンドン』!ケンケンの感覚ですよ!上半身は前!」 * (1分間終了) * たしこ: 「はい、お疲れ様です!30秒休憩します。」

11.7.2.2.4. * (2セット目) * たしこ: 「2セット目です!もう一度カウントをイメージしましょう。『1と2と3と4と…』」 * (※口ドラムを2回程度繰り返す) * たしこ: 「OK!集中していきましょう。ワン、ツー、スリー、フォー!」 * (※BPM80で1分間、8ビート2を叩き続ける) * (実践中の声かけ) 「土台のリズムを感じて!『ドーーン・ターーン・ドンドン・ターーン』!その上にハイハットを乗せるだけ!」 * (1分間終了) * たしこ: 「はい、お疲れ様です!30秒休憩します。次がラストです!」

11.7.2.2.5. * (3セット目) * たしこ: 「ラスト3セット目!完全に体に覚え込ませましょう。『1と2と3と4と…』」 * (※口ドラムを2回程度繰り返す) * たしこ: 「OK!最後の集中です。ワン、ツー、スリー、フォー!」 * (※BPM80で1分間、8ビート2を叩き続ける) * (実践中の声かけ) 「その感覚です!素晴らしい!力強い推進力が出てきましたね!」 * (1分間終了)

11.7.2.2.6. * 【締め】 「はい、お疲れ様でした!これでBPM9で8ビート2の実践トレーニングは完了です。 このパターンは、本当にたくさんの曲で使われています。 これが無意識に叩けるようになれば、あなたの演奏できる曲のレパートリーは一気に広がるはずです。 もし難しく感じたら、焦らず解説編に戻って、練習法①や②を応用してみてくださいね。 お疲れ様でした!

12. -番外編-ドラム演奏とは

12.1. リズムパターンやフィルインを 曲のテンポや曲調、構成、展開などの シチュエーションに応じて使い分けること

12.1.1. テンポ

12.1.1.1. ゆっくり・遅め

12.1.1.2. ゆったり歩く程度

12.1.1.3. 普通に歩く程度

12.1.1.4. 早歩きくらい

12.1.1.5. 軽くジョギング

12.1.1.6. ダッシュ

12.1.1.7. 猛ダッシュ

12.1.2. 曲調

12.1.2.1. 静かなバラード

12.1.2.2. 壮大なバラード

12.1.2.3. 激しいロック調

12.1.2.4. 温かい雰囲気の明るい歌

12.1.2.5. 元気が出る明るい曲調

12.1.2.6. 哀しい雰囲気の失恋ソング

12.1.2.7. 明るい雰囲気の恋愛ソング

12.1.2.8. 軽快なノリの明るい曲調

12.1.2.9. 疾走感溢れる走り出したくなるような曲調

12.1.3. 構成

12.1.3.1. J-POPなど

12.1.3.1.1. イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、2番Aメロ、Bメロ、間奏、サビ、ラスサビ、アウトロ

12.1.3.2. 洋ロックなど

12.1.3.2.1. イントロ、Aメロ、Bメロ、2番Aメロ、Bメロ、ギターソロ、Bメロ、アウトロ

12.1.4. 展開

12.1.4.1. ピアノだけの静かなイントロ

12.1.4.1.1. 落ち着いた雰囲気のAメロ

12.1.4.1.2. ドラムはリズムパターンを演奏

12.1.4.1.3. Bメロに切り替わる直前に少し盛り上げるフィルインを入れる

12.1.4.2. ロック調の激しいイントロ

12.1.4.3. バンド全体で同じリズムを合わせるキメを多く使ったイントロ

13. -4章-軽音初心者〜レベル2〜

13.1. 【フェーズ1: リズムの語彙を増やす】

13.1.1. 8分休符『ウン』の感覚を掴む 「ステップ1-1(インプット編)

13.1.1.1. -4章-へようこそ!
【フェーズ1:リズムの語彙を増やす】では、 
フィルインやリズムパターンを豊かにするための、 
新しいリズムの『単語』を一つずつ覚えていきましょう。 
それでは早速、最初のステップに進みます!」 (画面テロップ: -4章- ステップ1-1 8分休符『ウン』の感覚を掴む)

13.1.1.2. 【1. 8分休符『ウン』とは?】

13.1.1.2.1. 「今回学ぶのは**『8分休符』**です。 8分休符は、この8分音符と全く同じ長さの『お休み』、 音を鳴らさないところに書き記されます。 
楽譜では、このような記号で書かれます。 8分音符に付いていた1本の旗が、 「音を鳴らさないでくるっと丸まっておきまーす」 という感じの休符にも見えませんか?」 (画面に大きく8分休符の記号を表示)

13.1.1.2.2. 「そして、-2章-で学んだ最強のルールを思い出してください。 
そう、 **『1拍=4文字』**のルールです。 
このルールに当てはめて、8分休符の長さを考えてみましょう」 
「まず、8分“音符”のリズム言葉は何でしたか?」 
「…そう、『タン』という2文字でしたね」 (画面に8分音符とリズム言葉「タン」を表示)

13.1.1.2.3. 「8分休符は、この8分音符と全く同じ長さの『お休み』です。 つまり、リズム言葉も同じ2文字分になります」 「そして、休符を表す言葉は『ウ』でしたね。 なので、8分休符のリズム言葉は **『ウン』**という2文字になります」 (画面に8分休符とリズム言葉「ウン」を表示。 8分音符「タン」と長さが同じであることを視覚的に示す)

13.1.1.2.4. 「ここで大事なのが、4分休符との違いです。 
4分休符は『ウーーン』という4文字分の長さでした。 それに対して8分休符は『ウン』という2文字分。 
長さが半分なんです。 この違いを意識することが非常に重要になります。 4分音符や4分休符のときにも説明しましたが、 4分音符・休符と8分音符・休符の長さを混同している方が本当に多いんですね。 ここの違いは明確にしっかりとつけておいてください!」

13.1.1.3. 【2. 実践:『ウン』の感覚を掴もう】

13.1.1.3.1. 「では、実際にメトロノームを使って『ウン』の感覚を体に覚えさせていきましょう。 
メトロノームをBPM80に設定してください」 まずは、8分音符を鳴らしていきましょう。 スティックの重さを感じ、リバウンドを使って出来ているか確認してください。

13.1.1.3.2. 練習①:8分音符半拍

13.1.1.3.3. 練習②:1拍目裏から入るパターン

13.1.1.3.4. 練習③:裏拍で鳴らすパターン

13.1.1.4. 【まとめ】

13.1.1.4.1. 「はい、お疲れ様でした! 今回のまとめです」

13.1.1.4.2. * 8分休符の長さは、8分音符と同じ2文字分。リズム言葉は『ウン』。 * 『ウン』は、次の音を叩くための重要な『準備時間』である。

13.1.1.4.3. 「この『ウン』という短い休み、つまり裏拍を感じる感覚こそが、 -4章-で学ぶ新しいリズムパターンの土台になります」 「次のステップ1-1 実践反復編では、今日掴んだこの感覚を、 体に完全に染み込ませるためのトレーニングを行います。 ぜひ、繰り返し練習して、自分のものにしてくださいね!」

13.1.2. 「ステップ1-1(実践反復編)8分休符『ウン』」

13.1.2.1. BPM80

13.1.2.1.1. 【1. 練習①:8分音符連打からの休符】

13.1.2.1.2. 【2. 練習②:裏拍から入るパターン】

13.1.2.1.3. 【3. 練習③:裏拍のみを叩くパターン】

13.1.2.2. BPM90

13.1.2.2.1. 【1. 練習①:8分音符連打からの休符】

13.1.2.2.2. 【2. 練習②:裏拍から入るパターン】

13.1.2.2.3. 【3. 練習③:裏拍のみを叩くパターン】

13.1.2.3. BPM100

13.1.2.3.1. 【1. 練習①:8分音符連打からの休符】

13.1.2.3.2. 【2. 練習②:裏拍から入るパターン】

13.1.2.3.3. 【3. 練習③:裏拍のみを叩くパターン】

13.1.3. 16分音符の基本『タカタカ』 「ステップ1-2(インプット編)

13.1.3.1. ここからは、いよいよ16分音符を使ったリズムに取り組んでいきます。 「今回は-2章-で学んだ1拍4文字の基準となる、 16分音符『タカタカ』の奏法を理解し、 誰もがつまずくポイントを乗り越えるための具体的な解決策をお渡しします!」 (画面テロップ: -4章- ステップ1-2 16分音符の基本『タカタカ』)

13.1.3.2. 【1. 実践:16分音符を叩いてみよう】

13.1.3.2.1. 「まずは16分音符『タカタカ』のリズムをイメージしながら、 -2章-でやった『少し速めのリバウンドコントロール』のように、 空中でスティックを右左交互に振ってみましょう」

13.1.3.2.2. ⑴ 「まず、親指と中指でスティックを軽く支え、人差し指は上から軽く添えるだけにします」

13.1.3.2.3. ⑵「薬指と小指はスティックから離しておいてください」

13.1.3.2.4. ⑶「この状態で、スティックを右左交互でシュッシュッと空中で振ってみましょう。 下方向に叩きつけるイメージじゃなくて、 手の甲側を上に持ち上げるように振るのがポイントです」 (空中で実演)

13.1.3.2.5. ⑷ 「慣れてきたら、今度は練習パッドに当ててみましょう。 パッドに当たった反動で、 右左両方のスティックがリバウンドしている感覚があればOKです」 (パッドで実演)

13.1.3.2.6. ⑸「この右左交互のリバウンドを、16分音符の『タカタカ』に当てはめていきます。 『タ』が右手、『カ』が左手ですね」

13.1.3.2.7. ⑹ 「では、BPM80のメトロノームに合わせてみましょう。 右左それぞれのリバウンドを維持しながら、 『タカタカ』と16分音符が鳴らせていたらOKです!」 (BPM80に合わせて『タカタカ』を叩く)

13.1.3.3. 【2. 16分音符の正体は、既にできる動きの組み合わせだった】

13.1.3.3.1. 「…実は、今やったこの動き、片手ずつで見てみると、 
皆さんがすでによく知っている動きの組み合わせなんです」

13.1.3.3.2. 「今、右左交互に鳴らしていた左手を抜いて、右手だけで叩いてみると…どうでしょう?」 
(『タカタカ』から左手を抜き、右手だけで『タンタン』と叩く)

13.1.3.3.3. 「そう、8分音符の右手リバウンドになりますよね」 「-2章-のフェーズ1で8分音符を説明したときも、 
『RLRL』交互の16分音符から左手(L)を抜いたら8分音符になる、と説明しました。 
そして、-2章-のフェーズ2で、8分音符は片手のリバウンドを使って鳴らす、 
ということをやりましたよね」

13.1.3.3.4. 「逆に、右手を抜いて左手だけで叩いてみます」 
(『タカタカ』から右手を抜き、左手だけで『タンタン』と叩く) 
「これも、8分音符を左手のリバウンドで実践している形になるんです」

13.1.3.3.5. 「つまり、16分音符を鳴らすときの動きの正体は、 『右手の8分音符』と『左手の8分音符』、これを交互に繋げたものだったんですね」 (画面に大きく数式のように表示) 右手の8分音符リバウンド + 左手の8分音符リバウンド= 16分音符

13.1.3.4. 【3. つまずきポイントと2つの解決法】

13.1.3.4.1. 「しかし、いざ実践となったとき、 
『片手それぞれだとリバウンドを維持できていても、両手交互にするとリバウンドが止まってしまう』 
ということが、結構あります」

13.1.3.4.2. 「特に、利き手じゃない方の手のリバウンドが止まってしまうことが多いんですね。 
右利きの人だったら、右手はある程度リバウンドを維持できても、 
左手のリバウンドが止まってしまう、という感じです」

13.1.3.4.3. 「でも安心してください。
そんな時は、これから紹介する2つの解決法を試して、一歩ずつ段階を踏んでいきましょう」

13.1.3.4.4. 【解決法①】

13.1.3.4.5. 【解決法②】

13.1.3.5. 【4.応用練習:リズムの切り替え】

13.1.3.5.1. 「16分音符の右左リバウンドに慣れてきたら、 
BPM80でメトロノームの拍に合わせてできるようにしましょう。 
そして、より実践的な応用力をつけるために、リズムの切り替え練習を行います」

13.1.3.5.2. 「まずは4分音符からの切り替えです。 4分音符を3拍叩いて、4拍目に16分音符を入れてみましょう。 ポイントは、1,2,3拍目はダウンストロークで、4拍目はリバウンド、 そして次の小節の1拍目の4分音符に戻ったときに、 またダウンストロークでしっかり着地する、というストロークの切り替えができるようになることが重要です」

13.1.3.5.3. 「この後の実践反復編では、この『4拍目に16分音符』というパターンを練習しますが、 
自主的に、
・1拍目に16分音符、2,3,4拍目は4分音符 
・2拍目に16分音符、1,3,4拍目は4分音符 ・3拍目に16分音符、1,2,4拍目は4分音符 
というように、どの拍に16分音符が来てもリバウンドとダウンストロークを切り替えられるようにしておくと、 
応用力が格段に上がりますのでおすすめです!」

13.1.3.5.4. 「では次に、8分音符からの切り替え練習です。 
同じように、8分音符を3拍叩いて、4拍目に16分音符を入れてみます。 
8分音符の間は片手でリバウンドを継続しているので、 
そのリバウンドを維持しながら、 
スムーズに16分音符の交互のリバウンドに繋げていけるようにしましょう」 
(実演)

13.1.3.5.5. 「このステップも、実践反復編では4拍目に入れますが、 
自主的に1拍目、2拍目、3拍目に入れる練習もしておくと、さらに応用力がアップします」

13.1.3.5.6. 「16分音符をリバウンドで叩けるようになると、 
・スティックの重さで楽器が自然に鳴ってくれる 
・力まず楽にできるようになる 
ので、必ずできるようにしていきましょう!」

13.1.3.6. 【まとめ】

13.1.3.6.1. 「はい、お疲れ様でした!
最初はなかなか上手くいかないこともあると思います。 
なぜなら、これは例えるなら、 
2つのバスケットボールを、左右それぞれの手で交互にドリブルしているようなものだからです」 「焦らず、今日紹介した解決法を一歩ずつ着実に登っていきましょう!」

13.1.4. 「ステップ1-2(実践反復編)16分音符」

13.1.4.1. BPM80

13.1.4.1.1. 【1. 練習①:16分音符『タカタカ』連続】

13.1.4.1.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.4.1.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.4.2. BPM90

13.1.4.2.1. 【1. 練習①:16分音符『タカタカ』連続】

13.1.4.2.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.4.2.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.4.3. BPM100

13.1.4.3.1. 【1. 練習①:16分音符『タカタカ』連続】

13.1.4.3.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.4.3.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.5. 8分音符+16分音符①『タカタン』 「ステップ1-3 (インプット編)」

13.1.5.1. 「ここからは、8分音符と16分音符を組み合わせた、新しいリズムを覚えていきましょう。 これができるようになると、フィルインの表現力が一気に豊かになります。 (画面テロップ: -4章- ステップ1-3 8分音符+16分音符①『タカタン』)

13.1.5.2. 【1. 『タカタン』の構造を分解する】

13.1.5.2.1. 「まず、この譜面を見てください」 
(画面に「タカタン」の音符を表示)

13.1.5.2.2. 「この音符のリズムは、8分音符と16分音符の組み合わせでできているんですけど、分かりますでしょうか。 一緒に読み解いていきましょう!」

13.1.5.2.3. 「どんなリズムか解き明かすためには、旗や棒の部分を見なければいけなかったですよね。 
今回注意しなければならないのは、対象音符の縦棒にくっついた旗や横線の部分が、 2本のものなのか、1本のものなのかということです。 
縦棒にくっついた横線に2本のものがあれば、その音符のリズムは16分音符。 1本だけだったら8分音符。このように区別していきます」

13.1.5.2.4. 「では、順番に見ていきましょう。 
1つ目の縦棒には、横線が2本ありますね。なのでこれは16分音符です。 
2つ目の縦棒にも、横線が2本あります。よって、これも16分音符です」

13.1.5.2.5. 「ここで、『2つ目の縦棒には1本の横線もくっついてるから8分音符とも言えるんじゃないの?』 と思われた方もいるかもしれません。 
先に説明した通り、 縦棒にくっついた横線に2本のものがあれば、その音符のリズムは16分音符になります。 これが重要なんです。
これが分かっていれば、2本の横線がくっついている時点で16分音符だと断定できます」

13.1.5.2.6. 「じゃあ8分音符の時はどうなっているか。 3つ目の縦棒を見てください。くっついた横線が1本だけですよね。 これが8分音符です」

13.1.5.2.7. 「つまり、全体で見ると、16分音符+16分音符+8分音符のリズムになっている、 ということです。 16分音符(1文字)+16分音符(1文字)+8分音符(2文字) 1拍分の4文字のリズムになっていますよね。

13.1.5.2.8. この形は旗を横線でつなげていますが、横線でつなげるのを解除すると、こうなります」 
(画面に単体の旗で書かれた音符を表示)

13.1.5.2.9. 「これを1拍のまとまりとして横線でつなげてあげると、最初の形になるわけです。 
1拍でまとめられると拍を感じながらリズムをイメージしやすくなりますし、 何より、単体で同じものを並べたら、どこが何拍目なのか分かりづらいですよね? 
なので、特別な意図がない限り、1拍ごとにまとめた形で記されることが基本になります」

13.1.5.2.10. 「この形で出てくることがほとんどなので、 慣れてくると縦棒から上の部分を見ただけで「タカタン」のリズムだと分かるようになってくるはずです! あれ、この形のリズムなんだったけと言う場合は、1拍リズム早見表を見れば一発で解決できます! この早見表も使いながら、何度も色んな譜読みをしていくうちに記憶に定着してくるでしょう!」

13.1.5.3. 【2. リズム言葉とストローク手順】

13.1.5.3.1. 「では次に、リズム言葉とストローク手順です。 
8分音符と16分音符の組み合わせで出来たリズムは、1拍分の16分音符を基準に考えます」 (画面に「タカタカ / RLRL」を表示)

13.1.5.3.2. 「この4つ並んだ16分音符の、何個目が8分音符になっているのかを見ていきましょう。」 
(画面に「タカタン」の音符も表示)

13.1.5.3.3. 「1つ目、2つ目は16分音符。3つ目が8分音符です。 8分音符は16分音符2つ分の長さを持つ音符でした。 つまり、4つ並んだ16分音符の1個目と2個目が16分音符のままで 3個目と4個目が8分音符に統合された構成で出来ているのがこのリズムなんです」

13.1.5.3.4. 「4つ並んだ16分音符の『タカタカ』というリズム言葉を基準に、 8分音符に統合された3個目、4個目の部分を8分音符のリズム言葉に変えてあげます。 
8分音符1つは『タン』という2文字でしたね。 
これを8分音符に統合された3個目、4個目の部分に 当てはめると『タカタン』という、1拍で4文字のリズム言葉が完成しました」

13.1.5.3.5. 「では、叩き手順はどうなるか。 このストローク手順も4つ並んだ16分音符を基準に考えます。 『タカタン』の鳴らすタイミングは、4つ並んだ16分音符を基準に考えると、 1個目、2個目、3個目で鳴らすリズムになります。 4個目の『L』は、3個目の8分音符が代わりに音を伸ばしてくれているので、 叩かなくていいわけです。 つまり、『タカタン』の叩き手順は『R L R』になります。こういう考え方ですね」

13.1.5.3.6. 「実践してみると、こんなリズムになります」 
(講師が『タカタン』を何度か実践)

13.1.5.3.7. 「さて、ここからが実際のストロークの話です。 
連続する16分音符『タカタカ』のときに実践したように片手ずつ見ていきましょう。 「タカタン」と叩いてみます。 (実践)

13.1.5.3.8. ここから、左手を抜いて右手だけを見ると8分音符と同じリズムになります。 タンタンタン〜(実践しながら言う) これ8分音符ですよね? なので、右手はリバウンドを使ってスティックを弾ませてあげます」

13.1.5.3.9. 「では、左手はどうでしょう。右手を抜いて見てみます。 
この動き、どこかで見たことありませんか? 
実は、4分音符のダウンストロークと同じなんです」

13.1.5.3.10. 「4分音符の文字数と、『タカタン』の左手だけを叩く間隔の文字数で比べてみましょう」 (画面に以下のように表示) 「ターーン ターーン」 ・・・・ 「タカ○○ ○カタン」 ・・・・

13.1.5.3.11. 「左手だけを見ると、4分音符の4文字を叩くのと同じ間隔なのが分かりますよね。 なので、左手はダウンストロークで操作していきます」

13.1.5.3.12. 「ダウンストロークを使うということは、 左手で音を鳴らした直後は、スティックの先端が打面の近くで止まるということですよね? 次に左手で音を鳴らすためには、左手を上げるという予備動作を入れなければなりません。 この左手の予備動作を入れるタイミングの目安についても 4分音符の時の予備動作を参考にみてみましょう。

13.1.5.3.13. 4分音符『ターーン』の時は、音を鳴らすのが1つ目の『タ』 予備動作を入れるのが3つ目の『ー(伸ばし棒)』でしたよね。 この4分音符の『ターーン』と言う文字を 『タカタン』の左手で鳴らす『カ』の部分から当てはめてみましょう」 ターーン ↓ ・ 「タカタン タカタン」 ・

13.1.5.3.14. 「『ターーン』と言う文字を『カ』の部分から順番に当てはめていくと、 3文字目の『ー(伸ばし棒)』で予備動作を入れていたところが 『タカタン』の『ン』の部分にくることがわかります。 つまり、『ン』の部分を目安に予備動作を入れるようにすると、 4分音符のときのようにダウンストロークが上手くいきやすくなるんです」 
(講師が「ン」で予備動作を入れる動きを数回実演)

13.1.5.3.15. 「右手はリバウンド、左手はダウンストローク。 この左右の組み合わせで出来るようにしてみてください。

13.1.5.3.16. ただ、左右の手で動作が異なるので、最初はやりづらい方が多いと思います。 しばらく根気強く続けてみて、全く感覚がつかめないという方は、 ひとまず左手もリバウンドで実践していっても大丈夫です」

13.1.5.4. 【3. 実践:『タカタン』の感覚を掴もう】

13.1.5.4.1. 「では、この感覚を掴むために、メトロノームに合わせて練習してみましょう。 メトロノームはBPM80に設定してください」

13.1.5.4.2. 練習①:『タカタン』だけを繰り返す

13.1.5.4.3. 練習②:4分音符と組み合わせる

13.1.5.4.4. 練習③:8分音符と組み合わせる

13.1.5.5. 【まとめ】

13.1.5.5.1. 「はい、お疲れ様でした!
今回のまとめです」

13.1.5.5.2. * 『タカタン』は、16分音符2つ+8分音符1つで構成される1拍のリズム。 * 手順は『R L R』、右手はリバウンド、左手はダウンストロークが基本。

13.1.5.5.3. 「この『タカタン』は、フィルインの引き出しを一気に増やしてくれる魔法の言葉です」 「次のステップ1-3 実践反復編では、今日掴んだこの感覚を、体に完全に染み込ませるためのトレーニングを行います。 ぜひ、繰り返し練習して、自分のものにしてくださいね!」

13.1.6. 「ステップ1-3(実践反復編) 8分音符+16分音符①『タカタン』」

13.1.6.1. BPM80

13.1.6.1.1. 【1. 練習①:『タカタン』連続】

13.1.6.1.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.6.1.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.6.2. BPM90

13.1.6.2.1. 【1. 練習①:『タカタン』連続】

13.1.6.2.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.6.2.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.6.3. BPM100

13.1.6.3.1. 【1. 練習①:『タカタン』連続】

13.1.6.3.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.6.3.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.7. 8分音符+16分音符②『タンタカ』 「ステップ1-4(インプット編)」

13.1.7.1. 「『タカタン』の練習、お疲れ様でした。新しいリズムの語彙が一つ増えましたね」 「今回は、その『タカタン』と非常によく似た、『タンタカ』をマスターしていきましょう!」 (画面テロップ: -4章- ステップ1-4 8分音符+16分音符②『タンタカ』)

13.1.7.2. 【1. 『タンタカ』の構造を分解する】

13.1.7.2.1. 「まず、この譜面を見てください」 
(画面に「タンタカ」の音符を表示)

13.1.7.2.2. 「この音符のリズムも、8分音符と16分音符の組み合わせでできています。 一緒に読み解いていきましょう!」 「どんなリズムか解き明かすためには、旗や棒の部分を見なければいけなかったですよね。 今回も、縦棒にくっついた横線が2本なのか1本なのか、という点に注意してください」

13.1.7.2.3. 「では、順番に見ていきましょう。 1つ目の縦棒にくっついている横線は、1本だけですね。なので、これは8分音符です」 「次に2つ目と3つ目の縦棒を見てください。 これらは2本の横線で繋がっています。ということは、この2つは16分音符ですね」

13.1.7.2.4. 「つまり、全体で見ると、 8分音符+16分音符+16分音符のリズムになっている、ということです。 
8分音符(2文字)+16分音符(1文字)+16分音符(1文字)で、 1拍分の4文字のリズムになっていますよね」 「この形も、横線で繋げるのを解除すると、こうなります」 
(画面に単体の旗で書かれた音符を表示)

13.1.7.2.5. 「これを1拍のまとまりとして横線で繋げてあげると、最初の形になるわけです。 特別な意図がない限り、このように1拍ごとにまとめた形で記されるのが基本です」

13.1.7.3. 【2. リズム言葉とストローク手順】

13.1.7.3.1. 「では次に、リズム言葉とストローク手順です。これも1拍分の16分音符を基準に考えます」 (画面に「タカタカ / RLRL」を表示)

13.1.7.3.2. 「この4つ並んだ16分音符と、『タンタカ』の音符を比べてみましょう」 
(画面に「タンタカ」の音符も表示)

13.1.7.3.3. 「1つ目が8分音符で、2つ目と3つ目は16分音符ですね。 ここで思い出してください。8分音符は、16分音符2つ分の長さをもつ音符でした。 つまり、4つ並んだ16分音符の1個目と2個目が、1つの8分音符に統合され、 3個目と4個目の16分音符はそのまま残っている という構成で出来ているのがこのリズムなんです」

13.1.7.3.4. 「4つ並んだ16分音符の『タカタカ』というリズム言葉を基準に、 8分音符に統合された1個目と2個目の部分を、8分音符のリズム言葉に変えてあげます。 
8分音符1つは『タン』という2文字でしたね。 
これを、8分音符に統合された1個目と2個目の部分に当てはめると、 『タンタカ』という、1拍で4文字のリズム言葉が完成しました」

13.1.7.3.5. 「では、叩き手順はどうなるか。これも16分音符を基準に考えます。 『タンタカ』の鳴らすタイミングは、16分音符の1個目、3個目、4個目で鳴らすリズムになります。 2個目の『L』は、1個目の8分音符が代わりに音を伸ばしてくれているので、叩かなくていいわけです。 つまり、『タンタカ』の叩き手順は『R R L』になります。こういう考え方ですね」

13.1.7.3.6. 「実践してみると、こんなリズムになります」 
(講師が『タンタカ』を何度か実践)

13.1.7.3.7. 「さて、ここからが実際のストロークの話です。 『タカタン』の時と同じように、片手ずつ見ていきましょう。『タンタカ』と叩いてみます」 


13.1.7.3.8. 「まず、右手を抜いて左手だけを見ると…「タカタン」のときと同じように4分音符の4文字分になっているんです。 なので、左手はダウンストロークで操作していきます」

13.1.7.3.9. 「では、右手はどうでしょう。左手を抜いて見てみます。 タンタンタンタン〜 「タカタン」のときと同じ8分音符のリズムになっているのが分かりますか? これも常に一定の連打の動きなので、右手はリバウンドを使ってスティックを弾ませてあげます」

13.1.7.3.10. 「つまり、『タンタカ』は『右手リバウンド、右手リバウンド、最後に左手ダウン』というストロークになります。 
『タカタン』と比べると、左手を入れる箇所が変わっただけというイメージですね」

13.1.7.3.11. 「左手のダウンストロークの予備動作を入れるタイミングも、『タカタン』の時と同じ考え方です。 『タカタン』の動作を今回の『タンタカ』に当てはめて考えてみましょう。 (タンタカの譜面の「カ」が、タカタンの「カ」が当てはまるように譜面を合わせて表示)

13.1.7.3.12. 「カ」の部分でダウンストロークで音を鳴らし、「ン」の部分を目安に予備動作を入れていました。 つまり『タンタカ』の2文字目『ン』の部分を目安に予備動作を入れると、スムーズに繋がりやすくなるということです」 
(講師が「ン」で予備動作を入れる動きを数回実演)

13.1.7.3.13. 「これも左右で動きが違うので、最初は難しいかもしれませんが、根気強く続けてみましょう。 根気強く続けても、もし感覚が掴めなければ、ひとまず全てリバウンドで実践しても大丈夫です」

13.1.7.4. 【3. 実践:『タンタカ』の感覚を掴もう】

13.1.7.4.1. 「では、この感覚を掴むために、メトロノームに合わせて練習してみましょう。 
メトロノームはBPM80に設定してください」

13.1.7.4.2. 練習①:『タンタカ』だけを繰り返す

13.1.7.4.3. 練習②:4分音符と組み合わせる

13.1.7.4.4. 練習③:8分音符と組み合わせる

13.1.7.5. 【まとめ】

13.1.7.5.1. 「はい、お疲れ様でした!
今回のまとめです」

13.1.7.5.2. * 『タンタカ』は、8分音符1つ+16分音符2つで構成される1拍のリズム。 * 手順は『R R L』、右手はリバウンド、左手はダウンストロークが基本。

13.1.7.5.3. 「この『タンタカ』も、フィルインのバリエーションを豊かにする重要な言葉です」 「次のステップ1-4実践反復編では、今日掴んだこの感覚を、体に完全に染み込ませるためのトレーニングを行います。 ぜひ、繰り返し練習して、自分のものにしてくださいね!」

13.1.8. 「ステップ1-4(実践反復編) 8分音符+16分音符②『タンタカ』」

13.1.8.1. BPM80

13.1.8.1.1. 【1. 練習①:『タンタカ』連続】

13.1.8.1.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.8.1.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.8.2. BPM90

13.1.8.2.1. 【1. 練習①:『タンタカ』連続】

13.1.8.2.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.8.2.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.8.3. BPM100

13.1.8.3.1. 【1. 練習①:『タンタカ』連続】

13.1.8.3.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.8.3.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.9. 8分音符+16分音符③『タタンカ』 「ステップ1-5(インプット編)」

13.1.9.1. 「今回は、フェーズ1の最後のリズム、『タタンカ』をマスターしていきましょう! これは少し手順が特殊ですが、 マスターすればあなたのフィルインの表現力がさらに何倍にも広がります。 頑張っていきましょう!」 (画面テロップ: -4章- ステップ1-5 8分音符+16分音符③『タタンカ』)

13.1.9.2. 【1. 『タタンカ』の構造を分解する】

13.1.9.2.1. 「まず、この譜面を見てください」 
(画面に「タタンカ」の音符を表示)

13.1.9.2.2. 「この音符のリズムも、8分音符と16分音符の組み合わせです。 
しかし、『タカタン』や『タンタカ』と比べて、少し見た目が特殊ですよね。 
横線が全部繋がっていません。 
なぜこうなるのかも含めて、一緒に読み解いていきましょう!」

13.1.9.2.3. 「まず、これまでのルール通り、一つ一つの音符を見ていきます」

13.1.9.2.4. * 1つ目の音符: 縦棒に旗が2本ついています。これは16分音符ですね。 * 2つ目の音符: 縦棒に旗が1本ついています。これは8分音符です。 * 3つ目の音符: 縦棒に旗が2本ついています。これも16分音符です。

13.1.9.2.5. 「つまり、リズムの構成としては、16分音符+8分音符+16分音符。 1文字+2文字+1文字で、合計4文字。ちゃんと1拍分の長さになっています」 (画面に、単体の旗で書かれた3つの音符を並べて表示)

13.1.9.2.6. 「これが本来の姿、つまり単体の音符で書き記した形です」

13.1.9.2.7. 「では、なぜ最初の譜面のような、少し変わった繋がり方になるのか。」

13.1.9.2.8. 「『タカタン』や『タンタカ』の場合は、 16分音符が隣同士に並んでいたので、2本の横線で繋ぐことができました。 しかし、この場合は、16分音符の間に8分音符が挟まっていますよね」

13.1.9.2.9. 「16分音符(旗2本)と8分音符(旗1本)では、 旗の数が違うので、2本の横線で繋ぐことができません。 これがもし2本の横線でつながれていたら、 1つ目は16分音符、2つ目も横線2本で繋がれているので16分音符と判断してしまいますよね。 
だから、最初の16分音符は孤立して、8分音符の旗1本の形を尊重してあげる表記になるんです。

13.1.9.2.10. 8分音符とその後に出てくる16分音符も、 後ろの16分音符は2本の旗を書き記さないといけないけど、 8分音符と繋いでしまったら、 8分音符側が8分音符と見なされず16分音符と見なされてしまうので、 最後の16分音符も孤立して、 8分音符の旗1本の形を尊重してあげる表記にしなければならないというわけなんですよね」 (画面のアニメーションで解説)

13.1.9.2.11. 「このように、見た目は少し特殊ですが、 分解して考えれば、これまで学んだことの組み合わせでしかありません。 この形に、ぜひ慣れていってください」

13.1.9.3. 【2. リズム言葉とストローク手順】

13.1.9.3.1. 「では次に、リズム言葉とストローク手順です。これも1拍分の16分音符を基準に考えます」 (画面に「タカタカ / RLRL」を表示)

13.1.9.3.2. 「この4つ並んだ16分音符と、今回の音符を比べてみましょう。 16分音符の2個目と3個目が、1つの8分音符に統合されている形ですね」

13.1.9.3.3. 「『タカタカ』というリズム言葉を基準に、 統合された2個目と3個目の部分を、8分音符のリズム言葉『タン』に変えてあげます。 すると、『タタンカ』という、1拍で4文字のリズム言葉が完成しました」

13.1.9.3.4. 「では、叩き手順はどうなるか。これが今回の最大のポイントです。 『タタンカ』の鳴らすタイミングは、 16分音符の1個目、2個目、4個目で鳴らすリズムになります。 3個目の『R』は、2個目の8分音符が代わりに音を伸ばしてくれているので、叩かなくていいわけです。 つまり、『タタンカ』の叩き手順は『RL L』になります」

13.1.9.4. 【3. なぜ『RLL』なのか? なぜ『タタンカ』なのか?】

13.1.9.4.1. 「ここで、『え、RLRじゃだめなの?』と思った方も多いと思います。 もちろん、RLRでも間違いではありません。 しかし、僕が『RLL』、そしてリズム言葉を『タタンカ』**と教えているのには、 これまでのリバウンドやストロークを上手く機能させるため、 そして音楽をよりカッコよく聴かせるための、非常に重要な理由があるんです」

13.1.9.4.2. 「まず、『RLL』という手順のメリットなんですが、 左手(L)の動きだけを見ると、『・タンカ』の部分で、ちょうど8分音符の間隔でリバウンドさせられます。 基本の16分音符『タカタカ』を基準に、手順を整理する事で、 『タカタカ』の延長線上として考えられ、リズムの安定感にもつながってくるし、 『タタンカ』のときは『RLL』という基準があると、 余計なことを考えずにフレーズがつながりやすくなるんですよね。

13.1.9.4.3. そして、『RLL』の1つ目の右手(R)は常に拍の頭と同じになります。 これまでのリズムも、拍の頭は右手から始まっていたので、 拍に対してリズムが非常に安定しやすいという大きなメリットがあります

13.1.9.4.4. このような理由から、 左手からの練習をしていた場合を除いてこれまでのリズムでも 全て右手が拍頭になっていたんですね。

13.1.9.4.5. ここまでは拍の頭がR(右手) になっていたのに、 『RLR』の手順で『タタンカ』のリズムを叩いてしまうとどうなるか。 つぎの拍頭でL(左手)を叩こうとすると、 いつも右手で叩いていた拍頭を、 右利きの人にとっては利き手では無い L で叩かないといけないので違和感があったり、 逆に『RLR』の手順で『タタンカ』を叩いた後に R を拍頭で叩こうとすると、 1文字間隔で右手を連続で叩くことになり、 かなり窮屈になってしまいます。 その結果、これまで機能していたダウンストロークやリバウンドが 上手く機能しなくなったりするんですね。

13.1.9.4.6. 実際に、この基準で基礎練習を行なってきたプロドラマーの方達は、 この『RLL』という手順で『タタンカ』のリズムを演奏することを基準としているので、 僕たちがフレーズの途中で『タタンカ』のリズムが出てきたときに、 この基準の手順を知らずに『RLR』と安易に左右交互の手順でやってしまうと、 繋がりが悪くなってやりづらくなってしまうということが起こります。 これは、この手順の基礎をやってこなかった初心者の方に、 本当によく起こるエラーの一つです。」

13.1.9.4.7. そして、『タタンカ』というリズム言葉を選んでいる理由にも繋がります。 16分音符の基本『タカタカ』の『カ』の部分は、裏拍の音ですよね。 ちなみに、拍と同じ部分を「表拍」 8分音符の裏拍に当たる部分は通常通り「裏拍」 4つ並んだ16分音符の2つ目の部分は「16分音符の裏拍(16分裏)」 4つ並んだ16分音符の4つ目の部分は「16分音符の裏裏拍(16分裏裏)」 と棲み分けられているので、覚えておくと便利です。

13.1.9.4.8. 話を戻すと、『タタンカ』という言葉は、 『タカタカ』の基準に、8分音符の『タン』をそのまま入れ込んでいる形になっています。 
こうすることで、『カ』の部分、 つまり2つ目の左手を弱くならずに叩くイメージがしやすくなるんです」

13.1.9.4.9. 「技術的な話をすると、『RLL』の左手は連続でリバウンドを使います。 もし2打目の左手が弱くなってしまうと、スティックから十分なバウンドが返って来ず、 次の3打目の左手が非常に叩きにくくなってしまうんです。 だからこそ、 『タ』という言葉を言い直して弱くならないように意識を向ける必要があるんですね。

13.1.9.4.10. 「なんなら、この16分音符の2つ目・裏拍は頭拍の右手と同じよりも、 少し強調して聴こえてもいいくらいです。 なぜ強調されてもいいのか。
それは、リズムに立体感を持たせるためです」

13.1.9.4.11. もちろん拍を感じていないといけないし、 聞き手に拍を感じさせるリズムを演奏することは大前提なのですが、 ずっと拍に合わせた単調なリズムだけが聴こえてきていても、 聞き手は常にメリーゴーランドに乗っているだけと感じてしまう部分があるんですね。 テーマパークに行ったのにずっとメリーゴーランドだけじゃ退屈じゃないですか? たまには少しスリルのある乗り物に乗ってみたいですよね?

13.1.9.4.12. 「皆さんがつまずきがちなポイントとして、 16分音符の2つ目の音、つまり裏拍の音が弱くなりがち、というのがあります。 特に、利き手じゃない左手で叩く場合はなおさらです。 しかし、多くのカッコいいドラマーのリズムを聴いていると、 この裏の部分がしっかりと聴こえることが多いんです。 拍の頭だけでなく、裏の部分が強調されると、 普段聴いているリズムと違う展開になって、聴いている人は『おっ』となります。 これがリズムの立体感であり、聴き手をメリーゴーランドに乗っているだけの退屈感だけでなく、 ちょっとしたスリルを味わえるワクワク感に繋がるんです」

13.1.9.4.13. むしろ利き手じゃなく拍の頭ではない部分を左手でアクセントで鳴らそうとすることによって、 やっと右手と同じくらいの音量で鳴らせるようになることがほとんどなんですね。

13.1.9.4.14. 「こうした考え方が『タタンカ』というリズム言葉を選んでいる理由になります。 こうすることで、2つ目の左手が弱くならずに叩くイメージがしやすくなるんです」

13.1.9.4.15. リズムに立体感を持たせて自分もノリ良く、聞き手にもワクワクしてもらうためにも、 左手のリバウンドを意識して弱くならないようにしっかりヒットする。 その結果、上手く操作できるようになるというwin-winのサイクルを意識して 『タタンカ』のリズムを完全なものにしていきましょう!

13.1.9.5. 【4. ストロークの考え方と予備動作】

13.1.9.5.1. 「では、この『RLL』を、具体的なストロークで見ていきましょう」 「まず、1つ目の右手(R)だけを見ていきます。 左手を抜いてRだけを叩くと、 4分音符の「ターーン」の時と全く一緒ですよね。

13.1.9.5.2. 「1つ目の音(R)を叩いた後、 次に右手で叩くのは、次の拍の頭になります。 つまり、右手と次の右手の間には、丸々1拍分の時間があるんですね。 これは、4分音符を連続で叩く時と、右手の動きの間隔が全く同じなんです。 なのでダウンストロークを使います」

13.1.9.5.3. 「そして、続く2つの左手(LL)は、先に説明した通り、 8分音符間隔の動きなのでリバウンドを使います」

13.1.9.5.4. 「そして『タタンカ』の後の次の拍に、 例えば同じリズムの『タタンカ』が来るとします。 その場合、次の音を叩くための予備動作はどこで入れるべきかについても触れておきます。」

13.1.9.5.5. 「これは『タカタン』や『タンタカ』と同じようにこれまでのルール通りです。 『タタンカ』の3文字目、つまり『ン』のタイミングで、次の音を叩くための腕を上げる。 この意識を持つことで、どんなリズムに繋がる時も、音をスムーズに鳴らすことができます。」

13.1.9.6. 【5. 実践:『タタンカ』の感覚を掴もう】

13.1.9.6.1. 「では、この感覚を掴むために、メトロノームに合わせて練習してみましょう。 
メトロノームはBPM80に設定してください」

13.1.9.6.2. 練習①:『タタンカ』だけを繰り返す

13.1.9.6.3. 練習②:4分音符と組み合わせる

13.1.9.6.4. 練習③:8分音符と組み合わせる

13.1.9.6.5. 【まとめ】

13.1.10. 「ステップ1-5(実践反復編) 8分音符+16分音符③『タタンカ』」

13.1.10.1. BPM80

13.1.10.1.1. 【1. 練習①:『タタンカ』連続】

13.1.10.1.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.10.1.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.10.2. BPM90

13.1.10.2.1. 【1. 練習①:『タタンカ』連続】

13.1.10.2.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.10.2.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.10.3. BPM100

13.1.10.3.1. 【1. 練習①:『タタンカ』連続】

13.1.10.3.2. 【2. 練習②:4分音符からの切り替え】

13.1.10.3.3. 【3. 練習③:8分音符からの切り替え】

13.1.11. 「ステップ1-6(実践反復編) 16分音符応用リズム メドレー」

13.1.11.1. BPM80

13.1.11.1.1. 【実践1-6】

13.1.11.2. BPM90

13.1.11.2.1. 【実践1-6】

13.1.11.3. BPM100

13.1.11.3.1. 【実践1-6】

13.2. 【フェーズ2: リズムパターン】

13.2.1. 8ビート3:裏打ちキックで軽やかなステップを踏もう! 「ステップ2-1 (インプット編)」

13.2.1.1. 導入

13.2.1.1.1. 「-4章-フェーズ2へようこそ!
このフェーズでは、8ビートをさらに進化させていきます」 「今回は、8ビート3をマスターしましょう。 これは、バスドラムが8分音符の裏拍で入ってくることで、 リズムに独特の推進力とグルーヴを生み出す、非常に重要なパターンです。 
ここでも重要なのは、バスドラムのパターンが変わっても、 常に『歩くような4分音符の拍』を感じながら実践することです。 その心臓部さえ忘れなければ、どんなパターンにも必ず対応できます」

13.2.1.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

13.2.1.2.1. 「まず、超基本の8ビート1の骨格を、バスドラムとスネアだけで見てみましょう」 
(譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面)

13.2.1.2.2. 「口ドラムで言うと、『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』でしたね」 「そして、今回マスターする**『8ビート3』では、この2拍目の後に、8分音符裏拍のバスドラムが追加** されます」 (譜面のアニメーション:2拍目と3拍目の間に、裏拍のバスドラム音符が追加される)

13.2.1.2.3. 「バスドラムとスネアだけで見ると、こうなります」 
(譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート3譜面)

13.2.1.2.4. 「このように、スネアのようなシンプルな4分音符のレーンに、 バスドラムのような8分音符8・分休符が絡んでくると、 途端にリズムの解読が難しく感じてしまう方が多いです。 
なぜなら、手と足のレーンそれぞれの音符の長さ(時間の物差し)が違うからなんですね」

13.2.1.2.5. 「そんな時の解決方法は、2つのステップで考えることです。 まず、 『❶休符の部分も、一度すべて音符として捉えて縦棒で書き出してみる』 ということをやっていきます。 実際に書き出すとこんな感じです。」 (添付画像①のイメージを表示)

13.2.1.2.6. 「こうすることで、『どこが休符か』という情報を一旦無視して、 それぞれのレーンで“本来”音が鳴っているタイミングの骨格だけを抜き出すことができます。 
これだけでも、手と足の位置関係が少し見やすくなりますよね」

13.2.1.2.7. 「そして、ここからが本番です。 
次のステップは 『❷細かい方のリズム(時間の物差し)に、もう片方を合わせてあげる』 というものです。
今回の例で言うと、細かいリズムのレーンは『足のレーン』になります。 
4分音符よりも細かい8分音符を使っていますよね」

13.2.1.2.8. 「なので、その足のレーンと同じように、手のレーン(4分音符)も、 8分音符の物差しに合わせて細分化して考えてみます。 
手の4分音符『ターーン』は、8分音符で言うと『タンタン』と同じ長さですよね。 
このように、両方のレーンを同じ8分音符の物差しで見てあげるんです」 (添付画像②のイメージを表示)

13.2.1.2.9. 「こうして書き出した縦棒も加えて元の音符を見てみると、 2拍目の頭(タン)で手が鳴っていて、2拍目の裏(タン)で足が鳴っている、 という関係性が一目瞭然になりますよね」

13.2.1.2.10. 「ここで、-3章-で実践した譜面読み解きステップを思い出してみましょう。 それぞれのレーンにリズム言葉を当てはめて、ガッチャンコする方法というのがありました。 今回の2拍目に、あの方法を適用してみます」

13.2.1.2.11. * 手のレーン (細分化後): 8分音符が2つなので * *「タンタン」* * * 足のレーン: 8分音符が2つなので* *「ドンドン」* *

13.2.1.2.12. 「そして、本来音が鳴るタイミングにだけ、リズム言葉を配置します。 
手は2拍目の頭なので、最初の『タン』。 
足は2拍目の裏なので、2つ目の『ドン』ですね」

13.2.1.2.13. 「これを組み合わせると、2拍目は**『タンドン』というリズムになるわけです。 
-4章-に進んだ皆さんなら、ここまで細かく分解しなくても、 頭の中でイメージできるかもしれませんが、 もし複雑なリズムで迷ったら、 いつでもこの-3章-の基本**に立ち返ってください」

13.2.1.2.14. 今回のように休符があるリズムの組み合わせの時は、 『❶休符の部分も、一度すべて音符として捉えて縦棒で書き出してみる』 『❷細かい方のリズム(時間の物差し)に、もう片方を合わせてあげる』 というステップを踏むことで、 混沌としたカオスなリズムも読み解けると思います!

13.2.1.2.15. 「ここまででリズムが読み解けました。 
1小節全体のリズム言葉にすると、 『ドーーン・タンドン・ドーーン・ターーン』ですね」

13.2.1.2.16. (バスドラとスネアで数回実演) 「この2拍目の裏から3拍目の頭に誘う(いざなう)ように入ってくるバスドラムが、 単調なリズムを、より軽やかにリズミカルに聞こえさせてくれます」

13.2.1.3. 【⑵リズムをイメージする】

13.2.1.3.1. 「これにハイハットも加えてみます」 
(譜面表示:3点の8ビート3譜面)

13.2.1.3.2. 「では、実際にハイハットを乗っけた完成形を演奏してみます」 
(8ビート3の完成形を数小節、実演する)

13.2.1.3.3. 「『ドーーン・タンドン・ドーーン・ターーン』という土台のリズムに、 ハイハットの8分音符が乗っかっているイメージですね」 「この土台のリズムだけだと、実際にハイハットを入れるのが難しい方のために、 リズムパターン向けの口ドラムに変換してみましょう」

13.2.1.3.4. 譜面読み解き7ステップ応用

13.2.1.3.5. 「『ドーーン・タンドン…』のイメージが難しい方は、こちらの口ドラムで慣れてみるといいでしょう!」

13.2.1.4. 【⑶実践】

13.2.1.4.1. 「はい!では、何度か繰り返して慣れていきましょう!」 
(8ビート3の完成形を様々な口ドラムで言いながら実演する)

13.2.1.4.2. 「…どうでしょうか。慣れないうちは、 2拍目の裏、『と』のタイミングでバスドラムを入れるのが難しく感じるかもしれません。 
もし、これで『難しい!』と感じたら、あの練習法を応用しましょう」

13.2.1.5. 【練習法①の応用ガイド】

13.2.1.5.1. 「右手と左手の動きは、超基本の8ビートと全く同じです。 違うのは、バスドラムのタイミングだけ。 
まずは、ハイハットとバスドラムだけで、 『ドッツッ・ツッドッ・ドッツッ・ツッツッ』というパターンを 完璧になるまで反復練習してみてください。 
これができるようになったら、2拍目と4拍目にスネアを合体させていく、 という方法です」

13.2.1.6. 【練習法②の応用ガイド】

13.2.1.6.1. 「コマ送りで見ていきましょう。変化するのは2拍目の裏の動きだけです」

13.2.1.6.2. * 「『2』のタイミングで、右手と左手を同時に鳴らす」 * 「『と』のタイミングで、右手と右足を同時に鳴らす」

13.2.1.6.3. 「この2拍目から3拍目にかけての、『右左→右足』という動きだけを、 最初はゆっくり、確実に確認しながら繰り返してみてください。 この部分さえクリアできれば、あとは超基本の8ビートと全く同じ手順です」

13.2.1.7. 【締め】

13.2.1.7.1. 「はい、お疲れ様でした! このように、バスドラムとスネアだけの土台のリズムをイメージし、その上にハイハットを乗せる。 もし難しければ、口ドラムに変換したり、練習法①や②に応用してみる。 このやり方で実践していきましょう!」 「この8ビート3も、慣れてきたら専用の実践反復パートを用意していますので、 そちらで完全に体に染み込ませていきましょう!」

13.2.2. 「ステップ2-1 (実践反復編)」 8ビート3:裏打ちキックで軽やかなステップを踏もう!

13.2.2.1. BPM80

13.2.2.1.1. 実践2-1 (実践反復編) BPM80

13.2.2.2. BPM90

13.2.2.2.1. 実践2-1 (実践反復編) BPM90

13.2.2.3. BPM100

13.2.2.3.1. 実践2-1 (実践反復編) BPM100

13.2.3. 8ビート4:4つ打ちキックで踊らせる! 「ステップ2-2 (インプット編)

13.2.3.1. 【導入】

13.2.3.1.1. 「今回は、8ビートのバリエーションの中で最も力強く、 ダンスミュージックなどでも多用される『8ビート』をマスターしていきましょう。 
このパターンは、バスドラムが4分音符で均等に打ち鳴らされることから、 通称『4つ打ち(よつうち)』とも呼ばれます。 
ここでも重要なのは、バスドラムのパターンが変わっても、 常に『歩くような4分音符の拍』を感じながら実践することです。 その心臓部さえ忘れなければ、どんなパターンにも必ず対応できます」

13.2.3.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

13.2.3.2.1. 「まず、超基本の8ビート1の骨格を、バスドラムとスネアだけで見てみましょう」 
(譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面)

13.2.3.2.2. 「口ドラムで言うと、『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』でしたね」 「そして、今回マスターする『8ビート4』では、 1拍目から4拍目まで、全ての拍の頭でバスドラムを鳴らし続けます」 
(譜面のアニメーション:1, 2, 3, 4拍目の全てに4分音符のバスドラムが配置される)

13.2.3.2.3. 「バスドラムとスネアだけで見ると、こうなります」 
(譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート4譜面)

13.2.3.2.4. 「1拍目から4拍目まで常にバスドラムは鳴らし続け、 そのバスドラムの土台の上で2拍目と4拍目はスネアを同時に叩きます。 リズム言葉にすると、バスドラムとスネアが同時に鳴るので、 何か変化をつけたいところではありますが、 ここは変に変えるよりも、スネアが入ったということを表現するために 『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』というリズム言葉でいきたいと思います。 少し変化をつけるとすれば、 『ドーーン・ダーーン・ドーーン・ダーーン』という風に バスドラの「ド」についている濁点をスネアにつけてあげるといいかもしれません。

13.2.3.2.5. そして、今回のパターンはバスドラムとスネアを同時に鳴らす8ビートなのですが、 8ビート1〜3までを制覇してきたあなたからすると、 意外と違和感のあるパターンになる可能性が高いです。 なぜかというと、 これまでの8ビートのパターンでは、 バスドラムとスネアを同時に鳴らすというパターンが無かったからなんですね。

13.2.3.2.6. なので、 1度バスドラムとスネアを同時に鳴らすということを実践しておきましょう。

13.2.3.2.7. では、 4分音符でバスドラムを鳴らしていきます。 「ドーーン〜」

13.2.3.2.8. バスドラムの土台の上に2拍、4拍の左手スネアでを乗せていきましょう! 『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』 (バスドラとスネアで数回実演)

13.2.3.2.9. スネアを鳴らすのは左手です。 (バスドラとスネアで数回実演) この感覚覚えておいてください

13.2.3.3. 【⑵リズムをイメージする】

13.2.3.3.1. 「これにハイハットも加えてみます」 
(譜面表示:3点の8ビート4譜面)

13.2.3.3.2. 「では、実際にハイハットを乗っけた完成形を演奏してみます」 
(8ビート4の完成形を数小節、実演する)

13.2.3.3.3. 「『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』という土台のリズムに、 ハイハットの8分音符が乗っかっているイメージですね」 「このリズムイメージが難しい方のために、リズムパターン向けの口ドラムに変換してみましょう」

13.2.3.3.4. 譜面読み解き7ステップ応用

13.2.3.3.5. 「『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』のイメージが難しい方は、 こちらの口ドラムで慣れてみるといいでしょう!」

13.2.3.4. 【⑶実践】

13.2.3.4.1. 「はい!では、何度か繰り返して慣れていきましょう!」 
(8ビート4の完成形を様々な口ドラムで言いながら実演する)

13.2.3.4.2. 「…どうでしょうか。このパターンの最も難しいポイントは、 2拍目と4拍目で、右手(ハイハット)、左手(スネア)、右足(バスドラム)の3点を同時に、 かつタイミングを正確に合わせることです。 
もし、これで『難しい!』と感じたら、あの練習法を応用しましょう」

13.2.3.5. 【練習法①の応用ガイド】

13.2.3.5.1. 「まず、このパターンの土台である『4つ打ち』、 つまりバスドラムだけを4分音符で叩き続ける練習をします。 これが全ての基本です」
(バスドラムだけで4分音符を叩き続ける)

13.2.3.5.2. 「この動きが安定したら、次にハイハットを加えて、『ドッツッ・ドッツッ…』というパターンを練習します。 
そして、この『4つ打ち+ハイハット』のパターンに慣れてきたら、 最後に2拍目と4拍目にスネアを合体させていく、という方法です」

13.2.3.6. 【練習法②の応用ガイド】

13.2.3.6.1. 「コマ送りで見ていきましょう」

13.2.3.6.2. * 「『1』のタイミングで、右手と右足を同時に鳴らす」 * 「『と』のタイミングで、右手だけを鳴らす」 * 「『2』のタイミングで、右手、左手、右足を同時に鳴らす」 * 「『と』のタイミングで、右手だけを鳴らす」

13.2.3.6.3. 「このように、1拍ごとに動きを分解して、ゆっくり確実に確認しながら繰り返してみてください。 この部分さえクリアできれば、あとはその繰り返しです」

13.2.3.7. 【締め】

13.2.3.7.1. 「はい、お疲れ様でした!
このように、バスドラムとスネアだけの土台のリズムをイメージし、その上にハイハットを乗せる。 
もし難しければ、口ドラムに変換したり、練習法①や②に応用してみる。 
このやり方で実践していきましょう!」 「この8ビート4も、慣れてきたら専用の実践反復パートを用意していますので、 そちらで完全に体に染み込ませていきましょう!」

13.2.4. 「ステップ2-2 (実践反復編)」 8ビート4:4つ打ちキックで踊らせる!

13.2.4.1. BPM80

13.2.4.1.1. 実践ステップ2-2 (実践反復編)BPM80

13.2.4.2. BPM90

13.2.4.2.1. 実践ステップ2-2 (実践反復編)BPM90

13.2.4.3. BPM100

13.2.4.3.1. 実践ステップ2-2 (実践反復編)BPM100

13.2.5. 8ビート5:裏打ちキックで”呼び込む”グルーヴ! 「ステップ2-3 (インプット編)」

13.2.5.1. 【導入】

13.2.5.1.1. 「今回は、8ビート5をマスターしましょう。 
このパターンは、3拍目の裏拍に入るバスドラムが、 
**4拍目のスネアを“呼び込む”** ような、
非常にリズミカルなグルーヴが特徴です」

13.2.5.1.2. 「4拍目の着地点に向かって、一歩ステップを踏むようなイメージ、 
と捉えてもいいかもしれません。 
この“呼び込み”のステップがあることで、 
リズムに独特の疾走感が生まれ、 
聴いている人をグッと惹きつけることができるんです」

13.2.5.1.3. 「ここでも重要なのは、バスドラムのパターンが変わっても、 
常に『歩くような4分音符の拍』を感じながら実践することです。 
その心臓部さえ忘れなければ、どんなパターンにも必ず対応できます」

13.2.5.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

13.2.5.2.1. 「まず、超基本の8ビート1の骨格を、 
バスドラムとスネアだけで見てみましょう」 
(譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面)

13.2.5.2.2. 「口ドラムで言うと、『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』でしたね」 「そして、今回マスターする**『8ビート5』** では、
3拍目の頭にあったバスドラムが、 
同じ3拍目の中の8分音符裏拍に移動(スライド)します」 
(譜面のアニメーション:3拍目の頭にあるバスドラム音符が、スライドするように3拍目の裏拍の位置に移動する)

13.2.5.2.3. 「バスドラムとスネアだけで見ると、こうなります」 
(譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート5譜面)

13.2.5.2.4. 「このように、異なる長さの音符や休符が組み合わさると、 
一見、複雑に見えますよね。 
しかし、安心してください。ここで、 
8ビート3の時にも実践した、あの解決方法が役に立ちます」

13.2.5.2.5. 「解決方法は、2つのステップで考えることです。 まず、 『❶休符の部分も、一度すべて音符として捉えて縦棒で書き出してみる』 ということです」 (添付画像①のイメージを表示➡︎TT4章メモのステップ2-3インプット編の中に添付画像あり)

13.2.5.2.6. 「こうすることで、『どこが休符か』という情報を一旦無視して、 
それぞれのレーンで“本来”音が鳴っているタイミングの骨格だけを 
抜き出すことができます。 3拍目、足のレーンの8分休符を8分音符として縦棒横線でつなぎ、 手のレーンの4分休符も4分音符の縦棒で書き出してみましょう。 
これだけでも、手と足の位置関係が少し見やすくなりますよね」

13.2.5.2.7. 「そして、ここから、
『❷細かい方のリズム(時間の物差し)に、もう片方を合わせてあげる』 
というものです。 
今回も、3拍目だけを見ると、 
細かいリズムのレーンは『足のレーン』です」

13.2.5.2.8. 「なので、その足のレーンと同じように、 
手のレーン(この場合は4分休符)も、 
8分音符の物差しに合わせて細分化して考えてみます。 手の4分休符を4分音符と見立てたものは「ターーン」です。 これは8分音符で言うと「タンタン」と同じ長さですよね。 
なので手のレーンの4分休符も、8分音符の縦棒に変換して書き出してあげます。 
このように、両方のレーンを同じ8分音符の物差しで見てあげるんです」 (添付画像②のイメージを表示)

13.2.5.2.9. 「こうして両方のレーンを同じ8分音符の物差しで見てあげた後に 元の音符の本来音が鳴っている部分を見ていくと、 3拍目の頭では手も足も鳴っておらず、 
3拍目の裏で足だけが鳴っている、 
という関係性が一目瞭然になります」

13.2.5.2.10. 「ここで、-3章-で実践した譜面読み解きステップを思い出してみましょう。 
それぞれのレーンにリズム言葉を当てはめて、ガッチャンコする方法でしたね。 
今回の3拍目に、あの方法を適用してみます」

13.2.5.2.11. すでに細分化して書き出しているそれぞれのレーン8分音符リズム言葉は、 * 手のレーン (細分化後): 8分音符が2つで* *「タンタン」* * * 足のレーン: こちらも8分音符が2つなので* *「ドンドン」* *

13.2.5.2.12. 「そして、本来音が鳴るタイミングの8分音符は手なら「タン」足なら「ドン」 休符のタイミングは「ウン」 このようにリズム言葉を配置します。

13.2.5.2.13. 3拍目の頭は、手も足も休みなので**『ウン』。 
3拍目の裏は、手は休みで足だけが鳴るので『ドン』。 
合わせて、3拍目は『ウンドン』となるわけです。

13.2.5.2.14. -4章-に進んだ皆さんなら、ここまで細かく分解しなくても、 
頭の中でイメージできるかもしれませんが、 
もし複雑なリズムで迷ったら、 
いつでもこの-3章-の基本**に立ち返ってください」

13.2.5.2.15. 「ここまででリズムが読み解けました。 
1小節全体のリズム言葉にすると、 
『ドーーン・ターーン・ウンドン・ターーン』ですね」 
(バスドラムとスネアで数回実演) 
「この、4拍目のスネアを“呼び込む”ように入ってくる3拍裏のバスドラムが、 
リズムに独特の緊張感と疾走感を与えるんです」

13.2.5.3. 【⑵リズムをイメージする】

13.2.5.3.1. 「これにハイハットも加えてみます」 
(譜面表示:3点の8ビート5譜面) 
「では、実際にハイハットを乗っけた完成形を演奏してみます」 
(8ビート5の完成形を数小節、実演する)

13.2.5.3.2. 「『ドーーン・ターーン・ウンドン・ターーン』という土台のリズムに、 
ハイハットの8分音符が乗っかっているイメージですね」 
「このリズムイメージが難しい方のために、 
リズムパターン向けの口ドラムに変換してみましょう」

13.2.5.3.3. 譜面読み解き7ステップ応用

13.2.5.4. 【⑶実践】

13.2.5.4.1. 「はい!では、何度か繰り返して慣れていきましょう!」 
(8ビート5の完成形を様々な口ドラムで言いながら実演する)

13.2.5.4.2. 「…どうでしょうか。慣れないうちは、 
3拍目の裏、『と』のタイミングでバスドラムを入れるのが 
難しく感じるかもしれません。 
もし、これで『難しい!』と感じたら、あの練習法を応用しましょう」

13.2.5.5. 【練習法①の応用ガイド】

13.2.5.5.1. 「右手と左手の動きは、超基本の8ビートと全く同じです。 
違うのは、バスドラムのタイミングだけ。 
まずは、ハイハットとバスドラムだけで、 
『ドッツッ・ツッツッ・ツッドッ・ツッツッ』というパターンを 
完璧になるまで反復練習してみてください。 
これができるようになったら、2拍目と4拍目にスネアを合体させていく、 
という方法です」

13.2.5.6. 【練習法②の応用ガイド】

13.2.5.6.1. 「コマ送りで見ていきましょう。 変化するのは3拍目の裏の動きだけです」 * 「『3』のタイミングで、右手だけを鳴らす」 * 「『と』のタイミングで、右手と右足を同時に鳴らす」

13.2.5.6.2. 「この3拍目から4拍目にかけての、『右手 → 右足』という動きだけを、 最初はゆっくり、確実に確認しながら繰り返してみてください。 この部分さえクリアできれば、あとはこれまでと同じ手順です」

13.2.5.7. 【締め】

13.2.5.7.1. 「はい、お疲れ様でした!
このように、バスドラムとスネアだけの土台のリズムをイメージし、 
その上にハイハットを乗せる。 
もし難しければ、口ドラムに変換したり、 
練習法①や②に応用してみる。 
このやり方で実践していきましょう!」 「この8ビート5も、慣れてきたら専用の実践反復パートを用意していますので、 
そちらで完全に体に染み込ませていきましょう!」

13.2.6. 「ステップ2-3 (実践反復編)」 8ビート5:裏打ちキックで”呼び込む”グルーヴ!

13.2.6.1. BPM80

13.2.6.1.1. 実践ステップ2-3 (実践反復編)BPM80

13.2.6.2. BPM90

13.2.6.2.1. 実践ステップ2-3 (実践反復編)BPM90

13.2.6.3. BPM100

13.2.6.3.1. 実践ステップ2-3 (実践反復編)BPM100

13.2.7. 音色で曲に展開をつける〜ライド・シンバルを使った8ビート〜 「ステップ2-4 (インプット編)」

13.2.7.1. 「ここまでの8ビートのバリエーションでは、 
バスドラムのパターンが変わるだけで、 
リズムの表情が大きく変わることを実感できたのではないでしょうか」 「今回は、リズムパターンそのものを変えるのではなく、 
使う楽器を変えることで曲の雰囲気をガラッと変える方法を学びます。 
主役は **『ライド・シンバル』**です!」 (画面テロップ: -4章- ステップ2-4 音色で曲に展開をつける〜ライド・シンバルを使った8ビート〜)

13.2.7.2. 【1. なぜライド・シンバルを使うのか?〜音色の魔法〜】

13.2.7.2.1. 「-1章-で少し触れましたが、ライド・シンバルはハイハットと同じく、 
リズムパターンを刻むために使われるシンバルです。 
では、なぜわざわざハイハットからライド・シンバルに切り替えるのでしょうか?」 「答えは、その**『音色』**にあります。聴き比べてみましょう」

13.2.7.2.2. * (ハイハットで8ビートを4小節演奏) 「こちらがハイハットの8ビート。 『ツッツッ』という、タイトで刻むようなサウンドですね」 * (ライド・シンバルで8ビートを4小節演奏) 「そして、こちらがライド・シンバルの8ビート。 『ディーン、ディーン』あるいは『カン、カン』という、より金属的で、 音が伸びやか(サスティンがある)なサウンドです」

13.2.7.2.3. 「この音色の違いを利用して、
曲の展開にメリハリをつけるのが、 
ライド・シンバルを使う最大の目的なんです。 
例えば、AメロやBメロはハイハットでタイトに刻み、 
曲が一番盛り上がるサビで、一気にライド・シンバルに切り替える。 
そうすることで、音の空間がパッと広がり、 
聴いている人に『サビが来た!』という高揚感を与えることができるんです」

13.2.7.3. 【2. ライド・シンバルを使った8ビートの叩き方】

13.2.7.3.1. 「では、具体的な叩き方に進みましょう。 
やることは驚くほどシンプルです」 「これまでハイハットで叩いていた右手の動きを、 
そのままライド・シンバルに移動させるだけです」 (8ビート1の譜面が表示され、ハイハットの音符だけがライド・シンバルの位置に移動するアニメーション)

13.2.7.3.2. 「バスドラムとスネアのパターンは、 
これまで学んだ8ビート1でも、3でも、4でも、何でも構いません。 
今回は、最も基本的な8ビート1をライド・シンバルで叩いてみましょう」

13.2.7.4. 【ポイント①:ヒットする場所】

13.2.7.4.1. 「ライド・シンバルを叩く場所は、主に2つあります」

13.2.7.4.2. * ボウ (Bow): シンバルの平らな面の部分です。 スティックの先端(チップ)で叩くと、『ディーン、ディーン』という粒立ちの良い音が出ます。 エッジ(端)に近ければ近いほど粒立ちよりも響きの余韻が強調され、 カップ(中央)に近ければ近い方が響きよりも粒立ちがより強調された音色になります。 この両方のいいとこ取りをして、 エッジとカップのちょうど間の真ん中あたりをヒットすると、 粒立ちと響きのちょうど良い音色になるので、 8ビートを刻む際は、基本的にここを使います。

13.2.7.4.3. * カップ (Cup): 中央の膨らんだ部分です。 『カン!カン!』という、より高く、硬く、通る音がします。 曲の中で特にアクセントをつけたい時などに使うことが多いです。

13.2.7.4.4. 「まずは、このエッジとカップのちょうど真ん中のボウの部分を、 
スティックのチップで狙ってヒットする練習をしましょう」

13.2.7.5. 【ポイント②:手の使い方】

13.2.7.5.1. 「スティックのチップでヒットすると、 スネアと同じようにリバウンドします。 そして、8ビートの時は8分音符を鳴らしているので、 8分音符のリバウンドと同じ感覚で ライドも鳴らせるといいんですよね。

13.2.7.5.2. その時の手の使い方なんですが、 スネアは自分の目の前にあるのに対し、 ライドは結構右の方にありますよね。 なので、前腕を肘よりも外側に開き、 手首から先も手の甲を外側に向けて、 親指が真上に向くようにしましょう。

13.2.7.5.3. そして、手首から先の部分をドアノブを右に回すときのように振ってあげます。 ドアノブの時ほど真横の動きじゃなく、 右斜め上の方向にスティックを振ってあげるイメージの方が 上手くいきやすいと思いますね。 リバウンドのときと同じように、 親指中指を軸にして振ってあげると、 リバウンドが返ってきてくれます。

13.2.7.5.4. 普段とは手の方向が違うので、 最初は慣れないかもしれませんが、 スティックの重さで自然なリバウンドを混ぜることで、 心地よいシンバル本来の響きを引き出すことができます。 ぜひライドでもリバウンドでできるようにしてください。

13.2.7.6. 【3. 実践:ライド・シンバルで8ビートを叩いてみよう】

13.2.7.6.1. 「では、これまで学んだポイントを体に馴染ませるために、 
メトロノームに合わせて練習してみましょう。 
メトロノームはBPM80に設定してください」

13.2.7.6.2. 練習①:ライド8ビートを叩いてみる

13.2.7.6.3. 練習②:ハイハットとの切り替え

13.2.7.7. 【まとめ】

13.2.7.7.1. 「はい、お疲れ様でした!
今回のまとめです」

13.2.7.7.2. * ライド・シンバルは、主にサビなどで曲の展開を広げるために使う。 * リズムパターンの考え方は、右手をハイハットからライドに移動させるだけ。 * ライドを叩く時は、親指を上に向け、ドアノブを回すようにリバウンドさせる。

13.2.7.7.3. 「このライド・シンバルを使いこなせるようになると、 
あなたの8ビートは、ただのリズムから『歌のある演奏』へと進化します」 「次のステップ2-4 実践反復編では、今日掴んだこの感覚を、 
体に完全に染み込ませるためのトレーニングを行います。 
ぜひ、繰り返し練習して、自分のものにしてくださいね!」

13.2.8. 「ステップ2-4 (実践反復編)」 音色で曲に展開をつける〜ライド・シンバルを使った8ビート〜

13.2.8.1. BPM80

13.2.8.1.1. 実践ステップ2-4 (実践反復編)BPM80

13.2.8.2. BPM90

13.2.8.2.1. 実践ステップ2-4 (実践反復編)BPM90

13.2.8.3. BPM100

13.2.8.3.1. 実践ステップ2-4 (実践反復編)BPM100

13.2.9. 「ステップ2-5 (実践反復編)」 8ビートバリエーション実践トレーニング

13.2.9.1. BPM80

13.2.9.1.1. 実践ステップ2-5 (実践反復編)BPM80

13.2.9.2. BPM90

13.2.9.2.1. 実践ステップ2-5 (実践反復編)BPM90

13.2.9.3. BPM100

13.2.9.3.1. 実践ステップ2-5 (実践反復編)BPM100

13.3. 【フェーズ3: フィルインバリエーション】

13.3.1. 1拍フィルインの作り方と繋ぎ方 「ステップ3-1 (インプット編)」

13.3.1.1. フェーズ3【コンビネーション実践編】では、 
フェーズ1で覚えた新しいリズムの語彙を、 
実際の演奏で使える強力な武器に変えていきます」

13.3.1.2. 「具体的には、これまで学んだ8ビートと、 新しいリズムを組み合わせた **『フィルイン』**の作り方をマスターします。 これができれば、あなたの演奏の引き出しは 一気に何倍にも増えますよ。 それでは、始めていきましょう!」 (画面テロップ: -4章- ステップ3-1 1拍フィルインの作り方と繋ぎ方)

13.3.1.3. 【1. 復習:フィルインの基本ルール】

13.3.1.3.1. 「まず、-3章-で学んだフィルインの基本を思い出してください。 
フィルインとは、AメロからBメロへ、 
Bメロからサビへ、といった曲の場面転換の合図となる **『おかず』**でしたね」

13.3.1.3.2. 「-3章-で練習したフィルインは、 4小節目の 3拍目と4拍目を使った、2拍の長さのものでした。 (画面に-3章-のフィルイン譜面を表示)

13.3.1.3.3. 8ビートを叩いてきて、最後の2拍でフィルインを入れる、 
という流れでしたよね」

13.3.1.3.4. 「そして今回学ぶのは、さらに短く、 より様々な場面で使える**『1拍フィルイン』** です。 名前の通り、場面が切り替わる前の小節の最後の1拍、 つまり4拍目だけを使って、リズムに変化を加えるテクニックです。 この短いフィルインを使いこなせるようになると、 曲の中でちょっとしたアクセントをつけたり、 より細かな展開を表現できるようになります」

13.3.1.4. 【2. 1拍フィルインの組み立て方】

13.3.1.4.1. 「では、どうやって1拍フィルインを作るのか。 
やり方は非常にシンプルです。 
まず、基本となるリズムパターンを用意します。 
今回は、-3章-でマスターしたPOPSや歌謡曲、 ロックの常套句的リズムパターンの8ビート2を使いましょう」 (画面に8ビート2を3拍分だけ表示し、4拍目を空白にする)

13.3.1.4.2. 「このように、8ビート2を3拍目まで叩きます。 
口ドラムで言うと、『ドッツッ・パッツッ・ドッドッ…』ですね。 
そして、この4拍目のスペースに、 
フェーズ1で覚えた新しいリズムの語彙を、 
そのまま“ポン”と入れてあげるんです」

13.3.1.5. 【実践①:スネアだけのフィルイン】

13.3.1.5.1. 「まずは、一番シンプルなスネアドラムだけでやってみましょう。」

13.3.1.5.2. ①『タカタカ』 フェーズ1で学んだ**『タカタカ』**。 
これを4拍目に入れてみます」 「すると、1小節全体の口ドラムはこうなります。 
『ドッツッ・パッツッ・ドッドッ・タカタカ』。 
最後の4拍目だけがフィルインに変わりましたね。 
実際に叩いてみると、こうなります」 
(講師が「8ビート2(3拍)+タカタカ(1拍)」を実演)

13.3.1.5.3. ②『タカタン』 「同じように、**『タカタン』**を入れると… 
『ドッツッ・パッツッ・ドッドッ・タカタン』」 
(講師が「8ビート2(3拍)+タカタン(1拍)」を実演)

13.3.1.5.4. ③『タンタカ』 「**『タンタカ』**を入れると…
『ドッツッ・パッツッ・ドッドッ・タンタカ』」 
(講師が「8ビート2(3拍)+タンタカ(1拍)」を実演)

13.3.1.5.5. ④『タタンカ』 「**『タタンカ』**なら…
『ドッツッ・パッツッ・ドッドッ・タタンカ』となります」 
(講師が「8ビート2(3拍)+タタンカ(1拍)」を実演)

13.3.1.5.6. 「どうでしょう。4拍目を変えるだけで、 
全然違うフレーズに聞こえますよね」

13.3.1.6. 【実践②:タムを使ったフィルイン】

13.3.1.6.1. 「そして、フィルインの醍醐味といえば、やはりタム回しです。 
これも考え方は同じです。 
リズムと手順は全く変えずに、叩く場所だけを移動させます」

13.3.1.6.2. 「例えば、『タカタン』(RLR)を、 
『スネア→スネア→ハイタム』という順番で叩いてみましょう」 (画面にタム移動の譜面を表示)

13.3.1.6.3. 「8ビート2から繋げてみます。 
『ドッツッ・パッツッ・ドッドッ・タカ(スネア)タン(ハイタム)』」 
(講師がタムを使ったフィルインを実演)

13.3.1.6.4. 「こんな感じでリズムと手順はそのままに、 叩く場所だけを移動させるだけでバリエーションを無限大に増やすことも可能です。 フェーズ1の『タカタン』のリズムで無意識にできるようになった、 右手はリバウンド、左手はダウンストロークというものをそのまま維持できますし、 このリズムのときはこの手順という基準があることで、 リズムの安定感につながり、迷いもなくなってくるんですよね」

13.3.1.6.5. 「さて、ここでリズム言葉についてです。 
もちろん、『タカタン』という言葉のままで、 
タムに移動する、と考えても全く問題ありません。 
ただ、-3章-のフィルインのフェーズで、 
**『タム類の音が鳴るタイミングは “ト” に言い換える』** という、
フィルイン・リズムフレーズ向けの変換術も実践しましたよね。 
タムの音に近い口ドラムの方がイメージしやすい場合もあるので、 今回のフィルインでも、その方法を適用してみましょう!」

13.3.1.6.6. 「ハイタムに移動しているのは、 『タカタン』というリズムの3、4文字目、『タン』という箇所でした。 -3章-で実践した手順、 『① スネアで“タ” と発音していた部分を、タムでは “ト” に言い換える』。 これをこの部分でも使っていきます」

13.3.1.6.7. 「『タカタン』の3文字目、『タ』の部分を『ト』に言い換えてあげると… 
そう、**『タカトン』**になりますよね。 
これで、『スネア→スネア →ハイタム』と移動する際の、 
フィルイン・リズムフレーズの口ドラムが完成しました!」

13.3.1.6.8. 「実際に、口で言いながら叩き比べてみますね」 (「タカタン」と言いながら『スネア →スネア→ ハイタム』を叩く) (次に「タカトン」と言いながら『スネア →スネア →ハイタム』を叩く)

13.3.1.6.9. 「どうでしょうか。『タカトン』の方が、 
ハイタムに移動した時の音のイメージに、より近くなりますよね」 「なので、リズム言葉の『タ』の部分がタムを鳴らす時の場合は、 『ト』と言い換えてあげるとイメージしやすくなります」

13.3.1.6.10. 「では、『タカタカ』という16分音符の連打を、 
全てタムで鳴らすときはどうなるんだろう?と思った方もいると思います。 
ここからは、16分音符が連続したときのリズム言葉の変換について、 
詳しく見ていきましょう!」

13.3.1.7. 【16分音符の口ドラム変換術】

13.3.1.7.1. 「16分音符のスネア連打は『タカタカ』でした。 これを全てタムで叩いた場合、口ドラムは **『トコトコ』** に変換します」

13.3.1.7.2. 「『はい、ではこれを覚えてください』というだけでは、 
何を根拠にしているのか分かりませんよね。 
なぜ、『カ』の部分が『コ』に変換されたのか。その理由を説明します」

13.3.1.7.3. 「-3章-で、タム類の発音を『ト』にしたのは、 
スネアの『タン!』という破裂音に近い音より、 
タムの『トォン…』という、少し丸くて温かみのある響きに 
寄せるため、と説明しました。 
この時、言葉の母音部分を **『あ』から『お』**に変えることで、 
その響きの変化を表現していたんです」

13.3.1.7.4. 「この考え方を、16分音符にも当てはめてみましょう。 
スネアの連打で使っていた『カ』という発音は、 
破裂音に近く、母音は『あ』ですよね。 
これを、タムの少し丸くて温かみのある響きに近づけるために、 
母音を**『お』に変えてあげると…そう、『コ』** になるんです」

13.3.1.7.5. (画面に分かりやすく表示) * タカタカ (母音: a, a, a, a) → スネアの破裂音に近い * トコトコ (母音: o, o, o, o) → タムの温かみのある響きに近い

13.3.1.7.6. 「こういう理由で『カ』の母音を『お』に変えて『コ』としていたんですね。 
もちろん、『タカタカ』のままでもリズムはイメージできます。 
でも、よりタムの音に近づけたリズム言葉の方が、 
実践のイメージがしやすいという方は、 
ぜひこの『トコトコ』という言葉を使ってみてください」

13.3.1.8. 【2つの変換方法】

13.3.1.8.1. 「この考え方を基にして、
2パターンの変換方法を実践してみましょう」

13.3.1.8.2. 【❶ 基本の母音変換】

13.3.1.8.3. 【❷ テンプレ当てはめ方式】

13.3.1.9. 【3. 8ビートのバリエーションとの組み合わせ】

13.3.1.9.1. 「この後の実践反復編では、基本の8ビート2と組み合わせて練習しますが、 
もちろん、他の8ビートのバリエーションとも組み合わせることができます」 「例えば、8ビート4(4つ打ち)の最後に『タタンカ』を入れたり、 
8ビート5の最後に『タンタカ』を入れたり…。 
組み合わせは無限大です」

13.3.1.9.2. 「もし、『他の8ビートでも試してみたい!』という方のために、 8ビート3,4, 5と今回のフィルインを組み合わせた練習譜面を、 ダウンロードできるようにしておきますので、 ぜひ自主練習に活用してください!」

13.3.1.10. 【まとめ】

13.3.1.10.1. 「はい、お疲れ様でした!
今回のまとめです」

13.3.1.10.2. * 1拍フィルインは、リズムパターンの最後の1拍(4拍目)と入れ替える。 * フェーズ1で学んだリズム語彙が、そのままフィルインの材料になる。 * 叩く場所をタムに変えることで、多彩な表現ができる。

13.3.1.10.3. 「そして、タムを使ったフィルインの口ドラム変換には、2つの重要な方法がありましたね」

13.3.1.10.4. * 【❶ 基本の母音変換】 * スネアで**『ア』の母音(タ, カ)だった部分を、 タムでは『オ』の母音(ト, コ)**に変える、という考え方でした。 * これにより、8分音符の『タン』は『トン』に、16分音符の『タカタカ』は『トコトコ』になります。

13.3.1.10.5. * 【❷ テンプレ当てはめ方式】 * この考え方を基に、**スネア用(タカタカ)とタム用(トコトコ)**の2つのテンプレートを用意し、 
叩く楽器に合わせて1文字ずつ当てはめていく、という実践的な方法でした。

13.3.1.10.6. 「もし変換方法で迷ったら、 いつでもこの**【❶母音変換】と【 ❷テンプレ方式】**に立ち返ってください。 これを使いこなせば、どんなタム移動のフィルインでも、 自信を持って口ドラムに変換できるようになります。 必ずしもタム変換する必要はないのですが、 よりドラムの音にイメージを近づけた方が分かりやすい方は、 この方法も実践してみてください。」

13.3.1.10.7. 「次のステップ3-1 実践反復編では、 
今日学んだこの組み合わせを、 
体に完全に染み込ませるためのトレーニングを、 
8つのパターンに分けて行います。 
ぜひ、繰り返し練習して、 
フィルインの引き出しを一気に増やしていきましょう!」

13.3.2. ステップ3-1 (実践反復編)」 1拍フィルイン

13.3.2.1. BPM80

13.3.2.1.1. 実践3-1①:8ビート2 + タカタカ(BPM80)

13.3.2.1.2. 実践3-1②:8ビート2 + タカタン(BPM80)

13.3.2.1.3. 実践3-1③:8ビート2 + タンタカ(BPM80)

13.3.2.1.4. 実践3-1④:8ビート2 + タタンカ(BPM80)

13.3.2.1.5. 実践3-1⑤:8ビート2 + タカトン(BPM80)

13.3.2.1.6. 実践3-1⑥:8ビート2 + タコトン(BPM80)

13.3.2.1.7. 実践3-1⑦:8ビート2 + トンタカ(BPM80)

13.3.2.1.8. 実践3-1⑧:8ビート2 + タントコ(BPM80)

13.3.2.2. BPM90

13.3.2.2.1. 実践3-1①:8ビート2 + タカタカ (BPM90)

13.3.2.2.2. 実践3-1②:8ビート2 + タカタン (BPM90)

13.3.2.2.3. 実践3-1③:8ビート2 + タンタカ (BPM90)

13.3.2.2.4. 実践3-1④:8ビート2 + タタンカ (BPM90)

13.3.2.2.5. 実践3-1⑤:8ビート2 + タカトン (BPM90)

13.3.2.2.6. 実践3-1⑥:8ビート2 + タコトン (BPM90)

13.3.2.2.7. 実践3-1⑦:8ビート2 + トンタカ (BPM90)

13.3.2.2.8. 実践3-1⑧:8ビート2 + タントコ (BPM90)

13.3.2.3. BPM100

13.3.2.3.1. 実践3-1①:8ビート2 + タカタカ (BPM100)

13.3.2.3.2. 実践3-1②:8ビート2 + タカタン (BPM100)

13.3.2.3.3. 実践3-1③:8ビート2 + タンタカ (BPM100)

13.3.2.3.4. 実践3-1④:8ビート2 + タタンカ (BPM100)

13.3.2.3.5. 実践3-1⑤:8ビート2 + タカトン (BPM100)

13.3.2.3.6. 実践3-1⑥:8ビート2 + タコトン (BPM100)

13.3.2.3.7. 実践3-1⑦:8ビート2 + トンタカ (BPM100)

13.3.2.3.8. 実践3-1⑧:8ビート2 + タントコ (BPM100)

13.3.3. 2拍フィルインの組み立て方 〜語彙を組み合わせて文章を作る〜 「ステップ3-2 (インプット編) 」

13.3.3.1. 【導入】

13.3.3.1.1. 「ステップ3-1の練習、お疲れ様でした! 
1拍フィルインという新しい『語彙』が、 
かなり体に染み込んできたのではないでしょうか。」

13.3.3.1.2. 「ここからは、その語彙を2つ組み合わせて、 
短い『文章』を作るトレーニング、 
**『2拍フィルイン』**の組み立て方をマスターしていきます。」

13.3.3.1.3. 「これができるようになると、
より長く、ハッキリとした切り替えの合図として、 フィルインを自在に組み立てられるようになります。 
表現の幅をさらに広げるために、 
集中して取り組んでいきましょう!」 (画面テロップ: -4章- ステップ3-2 2拍フィルインの組み立て方)

13.3.3.2. 【1. 2拍フィルインの基本構造】

13.3.3.2.1. 「2拍フィルインの構造は、驚くほどシンプルです。 
それは、ステップ3-1で学んだ1拍フィルインを、 
単純に2つ繋げるだけなんです。」

13.3.3.2.2. 「具体的には、リズムパターンを2拍目まで叩いた後、 
3拍目と4拍目に、それぞれ1拍のフィルインを 
1つずつ入れてあげる、という形になります。」

13.3.3.2.3. (画面に譜例を表示: 8ビート2を2拍分だけ表示し、 
 3拍目と4拍目に「1拍フィルイン①」「1拍フィルイン②」という枠を表示)

13.3.3.2.4. 「例えば、3拍目に『タカタカ』、4拍目に『タンタン』を入れると、 
『タカタカ・タンタン』という2拍のフィルインが完成します。 
今回は、こういう組み合わせのパターンを、 
スネアのみ、タム移動を含めて一気に学んでいきましょう!」

13.3.3.3. 【2. 『実践1』:スネアのみの組み合わせ】

13.3.3.3.1. ④ タンタカから始まるパターン

13.3.3.3.2. 「まずは基本となる、スネアドラムだけで完結する 
2拍フィルインの組み合わせを実践します。 
8ビート2を2拍叩いた後、 
3拍目と4拍目にフィルインを入れていきます。 
まずは私がお手本を見せますので、 
リズムと言葉、手順を確認してください。 
その後、一緒に2サイクルずつ練習しましょう。」 (画面に各パターンの譜面とリズム言葉、手順を順番に表示)

13.3.3.3.3. ① タンタンから始まるパターン

13.3.3.3.4. ② タカタカから始まるパターン

13.3.3.3.5. ③ タカタンから始まるパターン

13.3.3.3.6. ⑤ タタンカから始まるパターン

13.3.3.4. 【3. 『実践2』:タム移動バージョンの紹介】

13.3.3.4.1. 「スネアのみのパターンに慣れてきたら、 
次はタムを組み合わせて、よりカラフルなフィルインに挑戦しましょう。」

13.3.3.4.2. 「考え方はステップ3-1と全く同じです。 
スネアで叩いていた手順の一部を、 
そのままタムに移動させるだけです。 
そして、口ドラムも、タムを叩く箇所の母音を『オ』に変える 
**『母音変換』や『テンプレ当てはめ方式』** を適用します。

13.3.3.4.3. もちろん、通常のリズム言葉のままで、 
タムに移動する、と考えても全く問題ありません。 タムの『トコトコ』という口ドラムに変換した方がイメージしやすいという方は、 タム類をタムのリズム言葉に変換してみてください。」

13.3.3.4.4. 「ここでは、譜面で紹介した全てのタム移動パターンを、 
私が一度お手本として演奏してみます。 
口ドラムの変換と手の動きに注目してみてください。」

13.3.3.4.5. (4章ステップ3-2譜面表示)

13.3.3.4.6. 【①タンタンから始まるパターン】

13.3.3.4.7. 【②タカタカから始まるパターン】

13.3.3.4.8. 【③タカタンから始まるパターン】

13.3.3.4.9. 【④タンタカから始まるパターン】

13.3.3.4.10. 【⑤タタンカから始まるパターン】

13.3.3.5. 【4. 『実践3』:2つ以上の太鼓を組み合わせたフィルイン】

13.3.3.5.1. 「最後に、スネアとタムを同時に叩くことで、 音に厚みとパワーを与えるフィルインを2つ紹介します。」

13.3.3.5.2. ⑥ ダンダンダンダン(スネア+フロア)

13.3.3.5.3. ⑦ ウンダンダンダン(スネア+フロア)のバリエーション

13.3.3.6. 【まとめ】

13.3.3.6.1. 「はい、お疲れ様でした!
今回のまとめです。」

13.3.3.6.2. * 2拍フィルインは、**1拍フィルインを2つ組み合わせた『文章』 * *である。 * スネアのみの組み合わせが、全ての基本となる。 * タム移動や同時打ちを加えることで、表現は無限に広がる。

13.3.3.6.3. 「そして、タムを使ったフィルインの口ドラム変換には、 
ステップ3-1で学んだ2つの方法が、ここでも有効でしたね。」

13.3.3.6.4. * 【❶ 基本の母音変換】 * スネアで**『ア』の母音(タ, カ)だった部分を、 タムでは『オ』の母音(ト, コ)**に変える考え方。 * 【❷ テンプレ当てはめ方式】 * **スネア用(タカタカ)とタム用(トコトコ)**のテンプレートを、 叩く楽器に合わせて当てはめていく実践的な方法。

13.3.3.6.5. 「これらの基本ルールさえ押さえておけば、 
どんなに複雑に見えるフィルインでも、 
必ず読み解き、自分のものにすることができます。」

13.3.3.6.6. '【次のステップへの案内】
「次のステップ3-2 実践反復編では、
今日学んだ膨大なパターンの中から、 
特に重要なものを厳選して練習します。 8ビートのリズムパターンは8ビート2を使って実践しましょう。」

13.3.3.6.7. 「まず**【スネアのみメドレー】では、 
今回解説した全16パターン**をメドレー形式で反復し、 
2拍フィルインの基本語彙を体に叩き込みます。」 「次に**【タム移動 代表選手メドレー】では、 
特に汎用性の高い代表12パターン** を厳選して練習し、
応用力を高めていきます。」

13.3.3.6.8. 「実践反復編で取り上げない応用パターンについては、 
この動画の説明欄から譜面をダウンロードできるようにしておきます。 (8ビート2以外のリズムパターンも)

13.3.3.6.9. インプット編のこの模範演奏を参考に、 ぜひ自主練習に活用して、 フィルインの引き出しを増やしてみてください!」

13.3.4. 「ステップ3-2 (実践反復編)」 2拍フィルイン

13.3.4.1. BPM80

13.3.4.1.1. 実践3-2-①S:【スネアのみ】2拍フィルイン① タンタンから始まるパターン (BPM80)

13.3.4.1.2. 実践3-2-②S:【スネアのみ】2拍フィルイン② タカタカから始まるパターン (BPM80)

13.3.4.1.3. 実践3-2-③S:【スネアのみ】2拍フィルイン③ タカタンから始まるパターン (BPM80)

13.3.4.1.4. 実践3-2-④S:【スネアのみ】2拍フィルイン④ タンタカから始まるパターン (BPM80)

13.3.4.1.5. 実践3-2-⑤S:【スネアのみ】2拍フィルイン⑤ タタンカから始まるパターン (BPM80)

13.3.4.1.6. 実践3-2-❶T: 【タム移動メドレー❶】(BPM80)

13.3.4.1.7. 実践3-2-❷T: 【タム移動メドレー❷】(BPM80)

13.3.4.1.8. 実践3-2-❸T: 【タム移動メドレー❸】(BPM80)

13.3.4.2. BPM90

13.3.4.2.1. 実践3-2-①S:【スネアのみ】2拍フィルイン① タンタンから始まるパターン (BPM90)

13.3.4.2.2. 実践3-2-②S:【スネアのみ】2拍フィルイン② タカタカから始まるパターン (BPM90)

13.3.4.2.3. 実践3-2-③S:【スネアのみ】2拍フィルイン③ タカタンから始まるパターン (BPM90)

13.3.4.2.4. 実践3-2-④S:【スネアのみ】2拍フィルイン④ タンタカから始まるパターン (BPM90)

13.3.4.2.5. 実践3-2-⑤S:【スネアのみ】2拍フィルイン⑤ タタンカから始まるパターン (BPM90)

13.3.4.2.6. 実践3-2-❶T: 【タム移動メドレー❶】(BPM90)

13.3.4.2.7. 実践3-2-❷T: 【タム移動メドレー❷】(BPM90)

13.3.4.2.8. 実践3-2-❸T: 【タム移動メドレー❸】(BPM90)

13.3.4.3. BPM100

13.3.4.3.1. 実践3-2-①S:【スネアのみ】2拍フィルイン① タンタンから始まるパターン (BPM100)

13.3.4.3.2. 実践3-2-②S:【スネアのみ】2拍フィルイン② タカタカから始まるパターン (BPM100)

13.3.4.3.3. 実践3-2-③S:【スネアのみ】2拍フィルイン③ タカタンから始まるパターン (BPM100)

13.3.4.3.4. 実践3-2-④S:【スネアのみ】2拍フィルイン④ タンタカから始まるパターン (BPM100)

13.3.4.3.5. 実践3-2-⑤S:【スネアのみ】2拍フィルイン⑤ タタンカから始まるパターン (BPM100)

13.3.4.3.6. 実践3-2-❶T: 【タム移動メドレー❶】(BPM100)

13.3.4.3.7. 実践3-2-❷T: 【タム移動メドレー❷】(BPM100)

13.3.4.3.8. 実践3-2-❸T: 【タム移動メドレー❸】(BPM100)

13.3.5. リズムの構造を”表拍・裏拍”で“見える化”する 「ステップ3-3 (インプット編)」

13.3.5.1. 【導入】

13.3.5.1.1. 「ステップ3-2まで、お疲れ様でした! 
皆さんは今、様々なリズムの『語彙』と、 
それを組み合わせた『文章』を作れるようになりました。」

13.3.5.1.2. 「ここからは少し視点を変えて、 
これまで言葉で捉えてきたリズムを、 
より論理的に、そして視覚的に分析する方法を紹介します。」 「これが分かると、リズムの構造が 
驚くほどクリアに見えるようになりますよ。」

13.3.5.2. 【1. 拍の中の『位置情報』を知ろう 〜表拍と裏拍〜】

13.3.5.2.1. 「まず、最も基本的な時間の区切り方から 
確認しましょう。」 「皆さんがメトロノームで聴いている 
『カッ、カッ、カッ、カッ』という音。 
この拍のド頭のタイミングを 
**『表拍(おもてはく)』**と言います。」 (4分音符の上に1・2・3・4の表拍と表記した譜面表示)

13.3.5.2.2. 「そして、その拍と拍の
ちょうど真ん中のタイミング。
ここを **『裏拍(うらはく)』**と言います。 音符で言うと、1拍の中に2つ入る8分音符の 2つ目が鳴るタイミングのところですね。」 (8分音符の上に4分音符の1・2〜の間に裏と表記した譜面表示)

13.3.5.2.3. 「日本ではよく、8分音符を数える時に 『1・と・2・と・3・と・4・と』と声に出すのですが、 この数字の『1, 2, 3, 4』が表拍で、『と』が裏拍にあたります。」 (画面に「1 と 2 と 3 と 4 と」と、「と」の部分に「裏」という字を重ねて表示)

13.3.5.2.4. 世界共通の数え方としては 「1 (ワン)&(エン) 2 & 3 & 4 &」とするのが共通認識です。 (画面に「1 & 2 & 3 & 4 &」と、「&」の部分に「裏」という字を重ねて表示)

13.3.5.2.5. 一般的に「裏拍」と言うと、 8分音符の裏拍を表すことになります。 8分裏と表現されることもありますので覚えておいてください。

13.3.5.2.6. 「この『裏拍』を正確に感じられるようになることが、 リズム感が良いと言われたり、リズムにノリを生み出すための、 非常に重要な第一歩なんです。」

13.3.5.3. 【2. 1拍をさらに細かく分解する】

13.3.5.3.1. 「では、1拍をさらに4分割してみましょう。 
これが、これまで学んできた 
16分音符のタイミングです。」

13.3.5.3.2. 「日本では、この4つのタイミングを 
『い・ち・と・お』(1拍目)、 
『に・い・と・お』(2拍目)…という風に 
数える方法があります。」 (画面に16分音符4つと対応する表記を表示)

13.3.5.3.3. 「そして、世界共通の数え方として、 
英語の読み方を使うことも一般的です。」 
(画面に16分音符4つと対応する表記を表示)

13.3.5.3.4. * 1つ目 (表拍): 1 (ワン) * 2つ目 (16分裏): e (イー) * 3つ目 (8分裏/裏拍): & (アンド) * 4つ目 (16分裏裏): a (ア)

13.3.5.3.5. 「合わせて**『1 e & a (ワン・イー・アンド・ア)』** 。
これが、1拍の中の4つの16分音符の、 
より詳細な『位置情報』になります。」

13.3.5.3.6. 実際にこのように細分化して口に出してカウントすることがあるのですが、 その際は、 アンドを英語の発音に近い「エンド」に変え、 (ワン・イー・エン・ダ) という風にエンドとアの発音を繋げて言うことが大半です。

13.3.5.3.7. これは英語の発音がそうだからというのもありますが、 (ワン・イー・アンド・ア) と言うと16分音符の細かいカウントを表現する際には、 アンドの部分がちょっと窮屈になりますよね。

13.3.5.3.8. なので口に出すときは (ワン・イー・エン・ダ) と言うことを頭に入れておいてください。

13.3.5.4. 【3. なぜ、この『位置情報』を知ると便利なのか?】

13.3.5.4.1. 「ここで、少しイメージを膨らせてみましょう。 
この『1e&a』は、いわば **『1拍分の方眼紙』**のようなものです。」

13.3.5.4.2. 「白い紙にフリーハンドで絵を描く時、 
私たちは感覚を頼りにしますよね。 
でも、方眼紙があれば、 
『この線からマス目2つ分、右に行った場所』というように、 
どんなに複雑な点でも正確な位置に打つことができます。」

13.3.5.4.3. 「リズムも全く同じです。
このリズムはこのくらいの感覚という風に 感覚的に捉えるのがフリーハンドだとすれば、 
『1e&a』という方眼紙の線を使うことで、 
『&』の裏拍や『a』の細かいタイミングが、 
1拍の中のどの位置にあるのかを、 
目で見て正確に理解できるようになるんです。」

13.3.5.4.4. 「この『1e&a』のような細かい位置情報を知っていて、 譜面の音符の位置情報として認識できるようになると、 
鳴らすタイミングを目と頭で 
正確に理解しやすくなります。」

13.3.5.4.5. 「例えば、メトロノームには、
4分音符だけでなく、8分音符や 
16分音符で音を鳴らす機能があります。」

13.3.5.4.6. 「裏拍や、さらに細かい『e』や『a』の 
タイミングが苦手な時に、 
メトロノームを細かく鳴らして練習すると、 
まるで答え合わせをするように、 
正確なタイミングを体に染み込ませることができるんですね。」

13.3.5.4.7. 「8分音符の裏拍や16分音符の裏拍が理解できていると、 
この機能が非常に使いやすくなり、 
より複雑な譜面にも対応できるようになってきます。 
まさに、上達のための強力な武器になるわけです。」

13.3.5.5. 【4. 応用リズムを『1e&a』で分析する】

13.3.5.5.1. 「この物差しが真価を発揮するのが、 
まさに皆さんが学んできた8分音符+16分音符のリズムなんですよね。」

13.3.5.5.2. 『タカタン』の場合:
「これは16分音符2つと8分音符1つでしたね。 
16分音符は1文字分、 
8分音符は2文字分の長さです。」 
「つまり、16分音符1文字分+16分音符1文字分 
+8分音符2文字分で、 
音を鳴らすのは『1』『e』『&』の部分になります。」 
「詳しいタイミングで言うと、 
『1』表拍、『e』16分裏、『&』8分裏が 
鳴らすタイミングということです。」 
「16分裏裏の『a』は、『&』の8分音符が 
『a』の部分まで2文字分使っていますよね。」 
(画面に「タカタン」の譜面と「1 e & (a)」を並べて表示)

13.3.5.5.3. 『タンタカ』の場合:
「次に『タンタカ』の場合です。 
これは8分音符1つと16分音符2つでしたね。」 
「8分音符は2文字分、 
16分音符は1文字分の長さです。 
つまり、8分音符2文字分+16分音符1文字分 
+16分音符1文字分で、 
音を鳴らすのは『1』『&』『a』の部分になります。」 
「詳しいタイミングで言うと、 
『1』表拍、『&』8分裏、『a』16分裏裏が 
鳴らすタイミングということです。」 
「16分裏の『e』は、『1』の8分音符が 
『e』の部分まで2文字分使っていますよね。」 
(画面に「タンタカ」の譜面と「1 (e) & a」を並べて表示)

13.3.5.5.4. 『タタンカ』の場合:
「最後に『タタンカ』の場合です。 
これは16分音符、8分音符、16分音符の組み合わせでした。」 
「16分音符1文字分+8分音符2文字分 
+16分音符1文字分なので、 
音を鳴らすのは『1』『e』『a』の部分になります。」 
「詳しいタイミングで言うと、 
『1』表拍、『e』16分裏、『a』16分裏裏が 
鳴らすタイミングということです。」 
「真ん中の8分音符が2文字分なので、 
『e』から始まって『&』の場所まで使っている、 
ということになります。」 
「手順が『RLL』なので、真ん中の長い音『e』と 
最後の『a』を左手で叩くのがポイントですね。」 
(画面に「タタンカ」の譜面と「1 e (&) a」を並べて表示)

13.3.5.6. 【5. 改訂版『1拍のリズム早見表』の使い方】

13.3.5.6.1. 「そして、この考え方をまとめたのが、 
この改訂版**『1拍のリズム早見表』** です。」
(画面に、1e&a表記が追加された新しい早見表を表示)

13.3.5.6.2. 「この表を使えば、 * リズム言葉 * 『1e&a』のタイミング * 叩く手順 * 音符の形 この4つの情報が全てリンクします。」

13.3.5.6.3. 「今後、新しいリズムで迷った時は、 
まずは1拍ごとに分けてリズム言葉で歌ってみる。 
それでも曖昧な時は、この早見表で 
『どの位置で鳴っているのか』を論理的に確認する。 
この手順を踏めば、どんなリズムも怖くありません。」

13.3.5.6.4. 「なんなら、リズムに迷った時、迷っているリズムの縦棒から上の部分と この1拍リズム早見表の同じ形を見つけて照らし合わせるだけで どのタイミングで音を鳴らすのか、どんなリズムのイメージなのかを リズム言葉と合わせて分かるようになりますよね。 もちろん、どんなリズムなのかまずはイメージをつかんでいないと 早見表を見ただけではイメージのしようもないので、 まずは各リズムをインプットする必要はありますが、 思い出す用のテンプレとしてぜひ使ってください。」

13.3.5.7. 【まとめ】

13.3.5.7.1. 「リズムの捉え方には、 * リズム言葉で感覚的に捉える方法 * 『1e&a』という位置情報で論理的に分析する方法 の2つの視点があります。」

13.3.5.7.2. 「どちらが良いという訳ではなく、 
両方の視点を持つことで、より深く、 
正確にリズムを理解することができます。」

13.3.5.7.3. 「自分にしっくりくる方法をメインに使いつつ、 
分からなくなった時にもう一方の武器も使える、 
という状態が理想ですね。」

13.3.5.7.4. 「一度覚えたリズムを思い出すときに使うテンプレートとしても この1拍早見表を使いながら自分に合った方法を試していってください。」

13.3.5.7.5. 「では今回の動画は以上になります。 ありがとうございました!」

13.3.6. 「ステップ4-4 (実践反復編) 1拍&2拍フィルイン総合メドレー

13.3.6.1. BPM80

13.3.6.1.1. 実践3-4:まとめ 1拍&2拍 総合メドレー (BPM80)

13.3.6.2. BPM90

13.3.6.2.1. 実践3-4:まとめ 1拍&2拍 総合メドレー (BPM90)

13.3.6.3. BPM100

13.3.6.3.1. 実践3-4:まとめ 1拍&2拍 総合メドレー (BPM100)

14. -5章-初級=脱初心者!リズムの「隙間」「彩り」〜レベル3〜

14.1. 【フェーズ1:リズムの隙間と長さを制する 〜16分音符・応用編〜】

14.1.1. 16分休符『ウカタカ』とゴーストモーション 「ステップ 1-1(インプット編)」

14.1.1.1. 【導入】

14.1.1.1.1. さあ、いよいよ第5章、フェーズ1のスタートです! ここからのテーマは、ズバリ**「リズムの隙間(休符)を制する」** ことです。

14.1.1.1.2. 4章までは、16分音符のマス目を「音で埋める」ことがメインでしたが、 ここからは、あえて**「音を抜く」** ことで、 ドラムのフレーズに、より一層の「深み」と「躍動感」を与えていきます。 「音がない場所」こそが、実はリズム一番の旨味成分なんですね。

14.1.1.1.3. その第一歩として、まずは**「最初の1音目を休む」** リズム、 **「ウカタカ」**の攻略から始めていきましょう!

14.1.1.2. 【1. 16分休符の「見た目」を覚えよう】

14.1.1.2.1. (画面:16分音符(旗2本)と、16分休符のイラストが並んで表示される) まずは、今回主役となる**「16分休符」** の形をしっかり覚えましょう。 4章でやった「8分休符」を覚えていますか? 「数字の7みたいな形」でしたよね。 
これは、「8分音符」の1本の旗・横線が、クルッと丸まった形でした。

14.1.1.2.2. 今回の「16分休符」は、これです。 (画面:16分休符をズームアップ) よーく見てください。 **「クルッとした丸まった小さい頭が、2つ」** 付いていますよね? (画面:16分音符の「旗2本」と、休符の「頭2つ」を赤丸で囲んでリンクさせる)

14.1.1.2.3. これも8分休符のときと同じ考え方で、すごく簡単です。 「16分音符」には、旗が**「2本」付いていましたよね。 だから、「16分休符」にも、頭が「2つ」**付いているんです。 「旗が2本なら、休符の頭も2つ」。

14.1.1.2.4. こうやってセットで覚えておけば、 楽譜を見た瞬間に「あ、これは16分音符の長さだけ休むんだな」 とすぐに判断できます!

14.1.1.3. 【2.「ウカタカ」の算出ロジック】

14.1.1.3.1. (画面:16分音符の4つのマス目が表示される。「タ」「カ」「タ」「カ」と文字が入っている) 次に、リズム言葉の読み方です。 なぜこのリズムを**「ウカタカ」**と呼ぶのか、その理由を紐解いていきましょう。

14.1.1.3.2. これまで学んできた「魔法のルール」を思い出してください。 **「16分音符1つ = 1文字」**でしたよね。 1拍分の4つのマス目が16分音符で全部埋まっている基本形は、 「タ・カ・タ・カ」です。 (画面:1つ目の「タ」が消え、16分休符のマークに変わる) 今回は、この先頭の1つ目が「16分休符」になります。

14.1.1.3.3. ここがポイントです。 4章でやった**「8分休符」**は、16分音符2つ分の長さがあったので、 「ウン」という2文字を使って休みましたよね。 それに対して、今回の**「16分休符」は、 16分音符1つ分、つまり1文字分だけの長さしかありません。 なので、8分休符の1文字目でもある「ウ」**を当てはめてあげるんです。 (画面:比較として「8分休符=ウン(2文字)」の図を小さく出し、今回は「1文字」であることを強調)

14.1.1.3.4. つまり、 1つ目の「タ」が、1文字分の「ウ」に変わって… 残りの「カ・タ・カ」はそのまま。 (画面:文字が変化するアニメーション) 「タ・カ・タ・カ」    ↓ 「ウ・カ・タ・カ」 これが、このリズム言葉の正体です。

14.1.1.4. 【3. 動きの仕組み 〜「空打ち」という必殺技〜】

14.1.1.4.1. (画面:講師がスティックを持って構える。「空打ち」の文字が大きく出る) では、実際にどう叩くのか。 ここが、5章で最も重要なポイントです。 リズム言葉の「ウ」で音は鳴りませんが、体まで止まってはいけません。 ここで使うのが、**「空打ち(ゴーストモーション)」** と呼ばれるテクニックです! スティックで空中を打つように素振り・空振りすることを言います。 (画面:スローモーション映像。右手が打面の寸前で止まる(または空を切る)動き)

14.1.1.4.2. 手順を見てください。 音が出るのは2つ目の「カ(左手)」からですが… 動き出しは、必ず「右手(利き手)」からスタートします。 具体的にはこうです。

14.1.1.4.3. * ①「ウ」: 右手で、**叩くフリ(空打ち)**をします。 * ②「カ」: その裏で、左手を叩きます。 * ③「タ」: 右手を叩きます。 * ④「カ」: 左手を叩きます。

14.1.1.4.4. つまり、手順としては**「(右)・左・右・左」** 。 **「(R) L R L」**となります。 (画面:実際に叩く映像。「ウ」のところで右手が小さく動いているのを強調)

14.1.1.4.5. 音は「カ・タ・カ」と聞こえていますが、 僕の右手は、あたかも「タ・カ・タ・カ」と叩いているかのように、 ずっと動き続けていますよね?

14.1.1.4.6. なんでこの「空打ち」を入れるかというと、 1拍の中に4つ並んだ16分音符の2つ目を左手で鳴らすのって、 
タイミングを掴むのがものすごく難しいんですね。

14.1.1.4.7. なんですが、 1拍目の頭・表拍で16分音符を鳴らしていた「タカタカ」 と同じように右手も「空打ち」を入れてあげることで、 
16分音符の2つ目 つまり、16分裏の鳴らすタイミングが取りやすくなると理由で 頭拍に「空打ち」入れてあげて、 16分音符の2つ目・16分裏のタイミングに慣れていこうというわけなんです。

14.1.1.4.8. この空打ちがあることで、 4つ並んだ16分音符の1つ目を鳴らさないリズムなんだなということが 頭と身体で認識しやすくなります。

14.1.1.4.9. だから「空打ち(ゴーストモーション)」を入れて、 正確なタイミングを掴めるようにしようということなんですね。 「ウ」と口で言った瞬間に、右手で空気を「サッ」と切るイメージ。 これがあるからこそ、次の左手が迷わずに、正確なタイミングで入ることができるんです。

14.1.1.4.10. 実際にステップ1-1 の譜面から、 実践1-1 ②(4分音符3拍→ウカタカ) 
という例で実践してみますね。 (実践)

14.1.1.4.11. このようになります。 今回も譜面の中から抜粋して実践反復編で実践していきますので、 応用編の譜面は、余裕があって応用力アップしたい方はぜひ自主的にやってみてください!

14.1.1.4.12. ここでの目標テンポはbpm100です! 最初はbpm100だと難しい方は、 実践反復動画はbpm80、90、100と段階的に用意していますので、 数字が小さいテンポから徐々に慣れていってください!

14.1.1.5. 【4. よくあるNG例】

14.1.1.5.1. (画面:NGマークと共に、左手からいきなり叩き始める映像) ここで、多くの人が陥りがちな「落とし穴」があります。 それは、「音が出るのが左手からだから」といって、 **「空打ちをサボって、いきなり左手から動いてしまう」こと。 あるいは、やりやすいからと言って「右・左・右(R L R)」**という手順に変えてしまうことです。 (画面:リズムがヨレヨレになっているイメージ)

14.1.1.5.2. これをやってしまうと、その瞬間、 「16分音符の4つのマス目」が体から消えてしまいます。 結果、「ウ」の長さが適当になってリズムが走ったり、 もっと複雑なリズムになった時に、手も足も出なくなってしまいますので注意してください。

14.1.1.6. 【5. まとめ】

14.1.1.6.1. (画面:講師のバストアップに戻る) これからの5章の練習では、 「音がない場所(休符)には、必ず『空打ち』という動きが隠れている」 ということを、常に意識してください。 最初は「右手は振るけど叩かない」という動きに脳が混乱するかもしれませんが、 これができると、リズム感が劇的に良くなります!

14.1.1.6.2. それでは、この「空打ち」の感覚をマスターするために、 次のステップで実際に練習していきましょう!

14.1.2. 「ステップ1-1(実践反復編)」 16分休符『ウカタカ』

14.1.2.1. BPM80

14.1.2.1.1. 実践1-1①(ウカタカ連続)

14.1.2.1.2. 実践1-1②(4分音符切り替え)

14.1.2.1.3. 実践1-1③(8分音符切り替え)

14.1.2.2. BPM90

14.1.2.2.1. 実践1-1①(ウカタカ連続)

14.1.2.2.2. 実践1-1②(4分音符切り替え)

14.1.2.2.3. 実践1-1③(8分音符切り替え)

14.1.2.3. BPM100

14.1.2.3.1. 実践1-1①(ウカタカ連続)

14.1.2.3.2. 実践1-1②(4分音符切り替え)

14.1.2.3.3. 実践1-1③(8分音符切り替え)

14.1.3. 8分+16分変形①『ウカタン』 「ステップ 1-2(インプット編)」

14.1.3.1. 【導入】

14.1.3.1.1. (画面:講師のバストアップ。明るく!) 前回の「ウカタカ」、いかがでしたか? 「右手の空打ち」の感覚、 少しずつ掴めてきたでしょうか?

14.1.3.1.2. 今回は、その応用編です! 新しいリズム、**「ウカタン」**に挑戦します。 (画面:テロップ『今回のテーマ:ウカタン』) これは、前回の「ウカタカ」のお尻が、 少し変化した形です。

14.1.3.1.3. 「このリズムができるようになると、 フィルインの語尾や、リズムパターンのキメなどで、 グッと大人っぽい表現ができるようになりますよ。 一緒に紐解いていきましょう!」

14.1.3.2. 【1. 「ウ・カ・タン」算出ロジック】

14.1.3.2.1. (画面:16分音符の4つのマス目が表示される) まず、リズムの形を見てみましょう。 いつもの4つのマス目ですが…今回はこうなっています。 (画面:[ウ][カ][タ][ン] の文字が表示される) ※3つ目と4つ目が結合して「タン(8分音符)」になっている図

14.1.3.2.2. 1つ目は、前回と同じ**「ウ(16分休符)」** 。 2つ目も同じ、「カ(16分音符)」。 そして3つ目と4つ目がくっついて… **「タン(8分音符)」**になっています。

14.1.3.2.3. つまり、リズム言葉は 「ウ・カ・タン」 となります。 (画面:講師が口ずさむ) 「ウ・カ・タン、ウ・カ・タン…」 最後の**「ン」の余韻**を感じることがポイントです!

14.1.3.3. 【2. 動きの仕組み 〜「空打ち」〜】

14.1.3.3.1. (画面:重要なポイントとしてズームアップ) 「ここでのポイントは2つあります」 「まず1つ目は、ステップ1-1と同じ、 **『ウ』での空打ち(ゴーストモーション)』** です。 やはりここでも、右手で『サッ』と空気を切る動きが、 次の左手を導くガイド役になります」 (画面:右手の空打ちを強調)

14.1.3.3.2. (画面:講師がスティックを持って構える) では、実際にどう叩くのか。 手順を見ていきましょう。 (画面:スローモーション映像。手順のテロップ [ (R) L R ] )

14.1.3.3.3. ①「ウ」: ここは前回と同じ! **右手で「空打ち」** です。 ②「カ」: その裏で、左手を叩きます。 ③「タン」: 最後は、右手で叩きます。

14.1.3.3.4. つまり、手順は 「(右)・左・右」**『(R) L R』** となります。

14.1.3.3.5. 「そして2つ目、これが今回のカギです。 『ウカタカ』の時は、(R) L R L と、 最後にもう一度左手が動いていましたよね? でも今回は『タン』と音を伸ばすので、最後の左手はお休みです」

14.1.3.3.6. 「つまり、 『(右)・左・右・(休み)』 という動きになります」 「実際に叩いてみると、こうなります」 (実演:「(ウ)・カ・タン… (ウ)・カ・タン…」と言いながら叩く) 『ウ』の空打ちで準備して、『カ』と『タン』で着地する。 そんなイメージでやってみましょう」

14.1.3.4. 【3. まとめ】

14.1.3.4.1. (画面:講師のバストアップ) いかがでしたか?

14.1.3.4.2. ・『ウカタン』は、16分休符+16分音符+8分音符。 ・手順は『(R) L R』。最初の右手の空打ちを忘れずに!

14.1.3.4.3. 今回も譜面の中から抜粋して実践反復編で実践していきますので、 応用編の譜面は、余裕があって応用力アップしたい方はぜひ自主的にやってみてください! ここでの目標テンポはbpm100です!

14.1.3.4.4. 最初はbpm100だと難しい方は、 実践反復動画はbpm80、90、100と段階的に用意していますので、 数字が小さいテンポから徐々に慣れていってください!

14.1.3.4.5. 実践1-2①は「ウカタン」の連続となっていますが、 最初から連続でやるのが難しい方は、 実践1-2②、③から慣れていく ↓ 実践1-2①を1小節だけ続けられるようにする という風に段階的に慣れてみてください!

14.1.3.4.6. この「ウカタン」というリズムは、 実は8ビートの裏打ちパターンなどにも応用できる、 すごく重要なパーツです。 次の実践反復編で、体にしっかり染み込ませていきましょう!」

14.1.4. 「ステップ1-2(実践反復編)」 8分+16分変形①『ウカタン』

14.1.4.1. BPM 80

14.1.4.1.1. 実践 1-2 ①(ウカタン連続)

14.1.4.1.2. 実践 1-2 ②(4分音符切り替え)

14.1.4.1.3. 実践 1-2 ③(8分音符切り替え)

14.1.4.2. BPM 90

14.1.4.2.1. 実践 1-2 ①(ウカタン連続)

14.1.4.2.2. 実践 1-2 ②(4分音符切り替え)

14.1.4.2.3. 実践 1-2 ③(8分音符切り替え)

14.1.4.3. BPM100

14.1.4.3.1. 実践 1-2 ①(ウカタン連続)

14.1.4.3.2. 実践 1-2 ②(4分音符切り替え)

14.1.4.3.3. 実践 1-2 ③(8分音符切り替え)

14.1.5. 8分+16分変形②『タカウン』 「ステップ1-3(インプット編)

14.1.5.1. 【導入】

14.1.5.1.1. (画面:講師のバストアップ。明るく!) 「『ウカタン』の練習、お疲れ様でした!」 「今回は、その逆のパターンとも言える、 **『タカウン』**をマスターしていきましょう!」

14.1.5.1.2. (画面:テロップ『今回のテーマ:タカウン』) 「このリズムは、演奏にメリハリを出すのにすごく役立ちます。 キレのある演奏を目指して、一緒に紐解いていきましょう!」

14.1.5.2. 【1. 『タ・カ・ウン』算出ロジック】

14.1.5.2.1. (画面:16分音符の4つのマス目が表示される) 「まず、リズムの形を見てみましょう。 いつもの4つのマス目ですが…今回はこうなっています」

14.1.5.2.2. (画面:[タ][カ][ウ][ン] の文字が表示される) ※3つ目と4つ目が結合して「ウン(8分休符)」になっている図

14.1.5.2.3. 「1つ目は、16分音符の**『タ』。 2つ目も、16分音符の『カ』**。 そして、3つ目と4つ目がくっついて… **『ウン(8分休符)』**になっています」

14.1.5.2.4. (画面:4章の『タカタン』の図が横に並ぶ) 「ここで、4章でやった**『タカタン』** を思い出してください。 『タ・カ・タン』というリズムでしたよね」

14.1.5.2.5. 「今回の『タカウン』は、実はこの『タカタン』と 構造は全く同じなんです」 「違いは、最後の『タン』を鳴らすか、休むかだけ。 つまり、『タカタン』の『タン(3・4文字目)』を あえて鳴らさないリズム、として捉えると分かりやすいです」

14.1.5.2.6. 「『タカ(タン)』というリズムを感じながら… 最後の『タン』の部分だけ音を出さずに、 **『タカ(ウン)』**と休むイメージですね」 「なので、リズム言葉は 『タ・カ・ウン』 となります」

14.1.5.2.7. (画面:講師が口ずさむ) 「タ・カ・ウン、タ・カ・ウン…」 「前半で『タカ』っと叩いて、後半の『ウン』はしっかり休む。 この**『ウン』の休符**を感じることが最大のポイントです!」

14.1.5.3. 【2. 動きの仕組み 〜「叩く」+「スペース」〜】

14.1.5.3.1. (画面:講師がスティックを持って構える) 「では、実際にどう叩くのか。 手順を見ていきましょう」

14.1.5.3.2. (画面:スローモーション映像。手順のテロップ [ R L (休) ] ) ①「タ」: 右手で叩きます。 ②「カ」: 左手で叩きます。 ③「ウン」: ここは休みです!

14.1.5.3.3. 「つまり、手順は 『(右)・(左)・(休み)』 『R L (休み)』 となります」

14.1.5.3.4. (画面:重要なポイントとしてズームアップ) 「ここでのポイントは2つあります」 「まず1つ目は、『R L』の流れです。 これは『タカタカ』や『タカタン』の前半と同じ動きです。 リラックスして、軽いタッチで『タカッ』と叩きましょう」

14.1.5.3.5. 「そして2つ目、これが今回のカギです。 叩いた後の**『ウン』での待ち方**です」 「『タカタン』の時は、最後に音を伸ばしていましたが、 今回の『タカウン』は**『休符』**です。 音を伸ばすのではなく、 『ウン』と8分休符の間隔をしっかり意識してください」

14.1.5.3.6. 「叩き終わった後、慌てて次の動きに入ろうとせず、 しっかりと『ウン』と口で言って、心の中で休みを感じてください。 この『間(ま)』が、リズムにキレを生みます」 「実際に叩いてみると、こうなります」

14.1.5.3.7. (実演:「タ・カ・ウン… タ・カ・ウン…」と言いながら叩く) 「『タカッ』と叩いて、『ウン』で待つ。 この休符の間隔を大切にしてやってみましょう」

14.1.5.4. 【3. まとめ】

14.1.5.4.1. (画面:講師のバストアップ) 「いかがでしたか?」

14.1.5.4.2. ・『タカウン』は、『タカタン』の『タン』を休みにしたリズム。 ・手順は『R L』。叩いた後の『ウン』の間隔を大切に!

14.1.5.4.3. 「今回も譜面の中から抜粋して実践反復編で実践していきますので、 応用編の譜面は、余裕があって応用力アップしたい方はぜひ自主的にやってみてください!」

14.1.5.4.4. 「ここでの目標テンポはbpm100です! 最初はbpm100だと難しい方は、 実践反復動画はbpm80、90、100と段階的に用意していますので、 数字が小さいテンポから徐々に慣れていってください!」

14.1.5.4.5. 「実践1-3①は『タカウン』の連続となっていますが、 最初から連続でやるのが難しい方は、 実践1-3②、③の切り替え練習から慣れていく ↓ 実践1-3①を1小節だけ続けられるようにする という風に段階的に慣れてみてください!」

14.1.5.4.6. 「この『タカウン』というリズムは、 曲のブレイクや、キメのフレーズで本当によく使われます。 次の実践反復編で、体にしっかり染み込ませていきましょう!」

14.1.6. 「ステップ1-3(実践反復編)」 8分+16分変形②『タカウン』

14.1.6.1. BPM 80

14.1.6.1.1. 実践 1-3 ①(タカウン連続)

14.1.6.1.2. 実践 1-3 ②(4分音符切り替え)

14.1.6.1.3. 実践 1-3 ③(8分音符切り替え)

14.1.6.2. BPM 90

14.1.6.2.1. 実践 1-3 ①(タカウン連続)

14.1.6.2.2. 実践 1-3 ②(4分音符切り替え)

14.1.6.2.3. 実践 1-3 ③(8分音符切り替え)

14.1.6.3. BPM 100

14.1.6.3.1. 実践 1-3 ①(タカウン連続)

14.1.6.3.2. 実践 1-3 ②(4分音符切り替え)

14.1.6.3.3. 実践 1-3 ③(8分音符切り替え)

14.1.7. 8分休符+16分音符変形③『ウンタカ』 「ステップ 1-4(インプット編)」

14.1.7.1. 【導入】

14.1.7.1.1. (画面:講師のバストアップ。新たな課題への期待感を持たせる表情で) 「さあ、リズムの隙間を制する旅、 どんどん進んでいきましょう! 今回は、**『ウンタカ』**というリズムに挑戦します。」

14.1.7.1.2. (画面:テロップ『今回のテーマ:ウンタカ』) 「これは、『8分休符』から始まる、 いわゆる『裏拍』スタートの16分音符です。

14.1.7.1.3. これができると、曲のメロディの合間を縫うような、 すごくお洒落でリズミカルなフィルインが 叩けるようになりますよ! 仕組みはシンプルですので、 リラックスして見ていきましょう!」

14.1.7.2. 【1. 「ウン・タ・カ」算出ロジック】

14.1.7.2.1. (画面:16分音符の4つのマス目が表示される) 「まず、リズムの形を分解します。 いつもの4つのマス目ですが、 今回はこうなっています。」

14.1.7.2.2. (画面:[ウ][ン][タ][カ] の文字が表示される。 ※1つ目と2つ目が結合して「ウン(8分休符)」になっている図) 「まず、頭にきているのが**『8分休符』です。 4章でもやりましたね。 数字の『7』みたいな形の記号です。 8分休符は、16分音符2つ分の長さでした。 つまり、リズム言葉は『ウン』の2文字分**を使います。」

14.1.7.2.3. 「そして、残りの3つ目と4つ目に、 16分音符の『タ』と『カ』が入ります。」 「つなげると… 『ウン・タ・カ』 となります。」

14.1.7.2.4. (画面:講師が手拍子をしながら) 「ウン・タ・カ、ウン・タ・カ… 前半がお休みで、後半だけタカっと動くイメージですね」

14.1.7.3. 【2. 「タンタカ」からの引き算】

14.1.7.3.1. (画面:4章の『タンタカ』の図が横に並ぶ) 「ここで、4章でやった**『タンタカ』** を思い出してください。 『タン・タ・カ』というリズムでしたよね」

14.1.7.3.2. 「今回の『ウンタカ』は、実はこの『タンタカ』と 構造は全く同じなんです」

14.1.7.3.3. 「違いは、最初の『タン』を鳴らすか、休むかだけ。 つまり、『タンタカ』の『タン(1・2文字目)』を あえて鳴らさないリズム、として捉えると分かりやすいです」

14.1.7.4. 【3. 動きの仕組み 〜「空打ち」はどうする?〜】

14.1.7.4.1. (画面:講師がスティックを持って構える) 「では、これをどう叩くか。 ここでも、5章のテーマである **『空打ち(ゴーストモーション)』** がカギになります。」

14.1.7.4.2. (画面:手順のテロップ [ (R) (L) R L ] を表示し、前半を薄くする) 「ここでの『空打ち』は、 **『最初の右手(R)』**だけでOKです!」

14.1.7.4.3. 「なぜかというと、さっき説明したように、 『タンタカ』と同じ構造だからなんですね。 最初の1・2文字目『ウン』の部分で、 『タンタカ』の『タン』と鳴らしていたときのように、 空打ちを入れてあげれば、 『タンタカ』と同じリズムの取り方ができますよね」

14.1.7.4.4. (画面:重要なポイントとしてズームアップ) 「具体的にはこう動きます。」 ①「ウ」: ここで **右手で「空打ち」**を入れます。 これがあることで、『タンタカ』のときと同じ 表拍のタイミングを体で感じられます。 ②「ン」: ここは、4つ目の「カ」で音を鳴らすための **左手の「予備動作」**を入れる目安部分です。 ③「タ」: 裏拍(&)のタイミングで、右手を叩きます。 ④「カ」: 最後の裏裏拍(a)で、左手を叩きます。

14.1.7.4.5. 「つまり、手順としては 『(右)・(休み)・右・左』 『(R) ・ R L』 となります。」

14.1.7.4.6. (画面:実演。「(ウ)・ン・タ・カ…」と言いながら叩く。 「ウ」で右手が動き、「タカ」で右左と叩く様子を強調) 「『ウ』で空打ち、『ン』で左手準備、 そして『タカ』っと叩く。 そんなイメージでやってみましょう!」

14.1.7.5. 【4. よくあるNGとコツ】

14.1.7.5.1. (画面:NG例の映像。空打ちなしで、いきなり裏から入ろうとして詰まる様子) 「ここで一番難しいのは、 **『休符の長さを待てずに、早く入ってしまうこと』** です。 『ウン』という2文字分のスペースを、 『ウ』と1文字分だけで切り上げてしまいがちなんですね。」

14.1.7.5.2. 「これを防ぐために、 最初の『ウン』の空打ちがめちゃくちゃ大事なんです。 『タンタカ』と同じ感覚で空打ちを入れることで、 『あ、ここはタンタカの頭と同じ長さだな』と体が認識できるので、 しっかり『ウン』と待てるようになります。」

14.1.7.5.3. (画面:OK例の映像。ゆったりと空打ちをして、正確に入る様子) 「焦らず、しっかりと『ウン』のスペースを感じてから、 『タカ』と入るように意識してみてください。」

14.1.7.6. 【5. まとめ】

14.1.7.6.1. (画面:講師のバストアップ) 「いかがでしたか? 『ウンタカ』は、 8分休符(2文字)+16分音符(1文字)+16分音符(1文字)。 手順は**『(R) R L』**。 最初の空打ちで、しっかり『ウン』という リズム・スペースを感じるのがコツです!

14.1.7.6.2. 「ここでの目標テンポはbpm100です! 最初はbpm100だと難しい方は、 実践反復動画はbpm80、90、100と段階的に用意していますので、 数字が小さいテンポから徐々に慣れていってください!」

14.1.7.6.3. 「実践1-4①は『ウンタカ』の連続となっていますが、 最初から連続でやるのが難しい方は、 実践1-4②、③の切り替え練習から慣れていく ↓ 実践1-3①を1小節だけ続けられるようにする という風に段階的に慣れてみてください!」

14.1.7.6.4. このリズムは、Aメロの静かなパターンや、 サビ前の期待感を煽るフィルインなどで、 本当によく使われます。 次の実践反復編で、 体にしっかり染み込ませていきましょう!」

14.1.8. 「ステップ1-4(実践反復編)」 8分休符+16分音符変形③『ウンタカ』

14.1.8.1. BPM 80

14.1.8.1.1. 実践 1-4 ①(ウンタカ連続)

14.1.8.1.2. 実践 1-4 ②(4分音符切り替え)

14.1.8.1.3. 実践 1-4 ③(8分音符切り替え)

14.1.8.2. BPM 90

14.1.8.2.1. 実践 1-4 ①(ウンタカ連続)

14.1.8.2.2. 実践 1-4 ②(4分音符切り替え)

14.1.8.2.3. 実践 1-4 ③(8分音符切り替え)

14.1.8.3. BPM 100

14.1.8.3.1. 実践 1-4 ①(ウンタカ連続)

14.1.8.3.2. 実践 1-4 ②(4分音符切り替え)

14.1.8.3.3. 実践 1-4 ③(8分音符切り替え)

14.1.9. 付点8分+16分変形④『ターンカ』 「ステップ 1-5(インプット編)」

14.1.9.1. 【導入】

14.1.9.1.1. (画面:講師のバストアップ。明るくリズムに乗っている様子で) 「これまでは、『休符(ウン)』を使って、 リズムの『隙間』を感じる練習をしてきましたよね。」

14.1.9.1.2. (画面:テロップ『今回のテーマ:ターンカ』) 「今回は、その『隙間』を、 今度は音を伸ばす『長さ』に変えていきます。 学ぶリズムは、**『ターンカ』**です!」

14.1.9.1.3. 「これができると、まるでスキップしているような、 ウキウキする跳ねたリズムが叩けるようになりますよ! バラードからロックまで幅広く使える、 超重要なリズムです。 一緒にマスターしていきましょう!」

14.1.9.2. 【1. 『ターンカ』の構造を分解する】

14.1.9.2.1. (画面:16分音符の4つのマス目が表示される) 「まずは、いつものように分解してみましょう。 1拍4文字のルールは絶対です。」

14.1.9.2.2. (画面:[タ][ー][ン][カ] の文字が表示される。) (画面:1〜3つ目が結合して「ターン(付点8分)」になっている図) 「見てください。 最初の3つのマス目が合体していますね。 これは**『付点8分音符』**と呼ばれる音符です。」

14.1.9.2.3. (画面:『付点』の部分と『8分音符』の部分を分けて図解するアニメーション) 「『付点』について、ここで一度しっかり解説しておきますね。 ルールはとってもシンプルです。 『付点(黒い点)は、くっついている音符の“半分の長さ”をプラスする』 という記号なんです。」

14.1.9.2.4. (画面:「8分音符=2文字」という図を表示) 「計算してみましょう。 元の音符は『8分音符』です。 2章でやった通り、8分音符は**『タン』の2文字分** の長さでしたよね。」

14.1.9.2.5. (画面:「2文字の半分は1文字」という図を表示) 「じゃあ、その『半分』は? そう、1文字分ですよね。」

14.1.9.2.6. 「ここで思い出してください。 『1文字分』の音符は、何でしたか? …そう、16分音符でしたよね!」

14.1.9.2.7. (画面:2文字(8分)+1文字(16分)=3文字 という計算式を表示) 「つまり… 元の『2文字(8分音符)』に、 半分の『1文字(16分音符)』をプラスして、 合計**『3文字分』**の長さになる。 これが『付点8分音符』の正体なんです!」

14.1.9.2.8. 「だから、16分音符(1文字)が3つ分、 つまり3つのマス目を使っているんですね。」

14.1.9.2.9. 「そして、残った最後の1マスに、 16分音符の『カ』が入ります。」

14.1.9.2.10. 「つなげると、 『3文字分伸ばして、最後に1文字』。 リズム言葉で言うと、 『タ・ー・ン・カ』 となります。」

14.1.9.2.11. (画面:補足説明のテロップ) 「もちろん、『ターーカ』という風に、 そのまま伸ばし棒で表現するのも正解です。 ただ、4分音符の時に解説した通り、 太鼓の音は『ドーン』と減衰して(弱くなって)いきますよね? そのニュアンスに合わせて、 語尾(つまり3文字目)を『ン』にする方が、 ドラムの場合は自然だと感じるため、 ここでは『ン』を採用しています。」

14.1.9.2.12. 「加えて、この『ン』という言葉のところで **『8分音符の裏拍』**のリズムを取るように意識してあげることで、 リズムが明確に分かりやすくなります。 なので、ぜひこの『ン』を入れた形で慣れていってください!」

14.1.9.2.13. (画面:講師が手拍子をしながら) 「ターンカ、ターンカ… 『ン』までしっかり音を伸ばして、 最後の『カ』で着地するイメージですね」

14.1.9.3. 【2. 手順と動きのポイント】

14.1.9.3.1. (画面:スティックを持った手元アップ) 「では、叩き方を見ていきましょう。 手順は、16分音符の基本『R L R L』に当てはめると…」

14.1.9.3.2. (画面:[R][(L)][(R)][L] の文字。真ん中の(L)(R)が薄くなっている) 「1つ目の『タ』は右手(R)。 2つ目と3つ目は伸ばしているので叩きません。 そして、4つ目の『カ』は左手(L)。」 「つまり、手順は**『R・・・L』**となります。」

14.1.9.3.3. (画面:実演。右手を叩いた後、ゆったりと構え、左手を入れる) 「ポイントは、 **『1文字目の“タ”を飾り付けする』** ようなイメージを持つことです。」

14.1.9.3.4. 「右手の『ターーン』という長い音の最後に、 左手の『カ』という短い音を添えてあげる。 そうすることで、次の『タ(右手)』に向かう勢いをつけるんです。」

14.1.9.3.5. 「『ター(ン)カ・タ!』『ター(ン)カ・タ!』と、 左手が次の右手を呼び込むような感覚ですね。」

14.1.9.4. 【3. 「いとまき」の感覚で!】

14.1.9.4.1. (画面:「いとまきまき」の手遊びをしているイラストやアニメーション) 「このリズム、もっと簡単に掴める魔法の言葉があります。 誰もが知っている童謡、 **『いとまき』**の歌を思い出してみてください。」

14.1.9.4.2. 「『いーとーまきまき、いーとーまきまき、 ひーいて、ひーいて、トントントン』」

14.1.9.4.3. (画面:「ひーいて、ひーいて」の部分と、「ターンカ、ターンカ」の譜面がリンクする) 「この、**『ひーいて、ひーいて』** のリズム。 まさにこれが『ターンカ、ターンカ』なんです!」

14.1.9.4.4. (画面:文字の対応を表示 [ひーい]=[タ・ー・ン] / [て]=[カ]) 「『ひーい』までで、たっぷり3文字分を使って引いて、 最後の**『て(1文字)』**で戻す感覚です。」

14.1.9.4.5. (画面:比較実演(NG例)) 「『ひーい』の3文字が十分に伸ばしきれていないとどんな感じになるかやってみましょう。」 (実践:少しだけ跳ねたようなリズムで叩く)

14.1.9.4.6. (画面:比較実演(OK例)) 「今度は『ひーい』の3文字を十分に3文字分伸ばす意識でやってみます。」 (実践:ゆったりと伸ばした正確な長さで叩く)

14.1.9.4.7. (画面:講師のバストアップ) 「どうでしょう? 『ひーい』の3文字が十分に伸ばしきれていないと、 ちょっと緩い、締まりのないリズムになった感じがしませんか? 逆に、『ひーい』の3文字を十分に3文字分伸ばした方は、 歯切れの良い、整ったリズムに聞こえますよね?」

14.1.9.4.8. 「この『しっかり伸ばすことによる歯切れの良さ』を出せるドラマーは、 『リズム感がとても良い!』と感じてもらえる要素の一つでもあります。 なので、しっかり3文字分伸ばして、歯切れの良いリズムを意識しましょう!」

14.1.9.4.9. 「『ひーいて(ターンカ)』という粘っこい感じが出せると、 めちゃくちゃカッコいいドラムになりますよ!」

14.1.9.5. 【4. まとめ】

14.1.9.5.1. (画面:講師のバストアップ) 「いかがでしたか? 『ターンカ』は、 付点8分(3文字)+16分音符(1文字)。 付点は『元の長さ+半分』でしたね!

14.1.9.5.2. 手順は**『R・・・L』**。 『ひーいて(ターンカ)』の感覚で、 粘りのあるリズムを楽しみましょう!」

14.1.9.5.3. 「ここでの目標テンポはBPM100です! 最初はBPM100だと難しい方は、 実践反復動画はBPM80、90、100と 段階的に用意していますので、 数字が小さいテンポから徐々に慣れていってください!」

14.1.9.5.4. '「実践1-5①は『ターンカ』の連続となっていますが、 最初から連続でやるのが難しい方は、 実践1-5②、③の切り替え練習から慣れていく、 あるいは、 実践1-5①を1小節だけ続けられるようにする、 という風に段階的に慣れてみてください!」

14.1.9.5.5. 「このリズムは、 バラードで壮大な雰囲気を出したり、 ポップスでウキウキするようなノリを出す時に、 本当によく使われます。 次の実践反復編で、 体にしっかり染み込ませていきましょう!」

14.1.10. 「ステップ 1-5(実践反復編)」 付点8分+16分変形④『ターンカ』

14.1.10.1. BPM 80

14.1.10.1.1. 実践 1-5 ①(ターンカ連続)

14.1.10.1.2. 実践 1-5 ②(4分音符切り替え)

14.1.10.1.3. 実践 1-5 ③(8分音符切り替え)

14.1.10.2. BPM 90

14.1.10.2.1. 実践 1-5 ①(ターンカ連続)

14.1.10.2.2. 実践 1-5 ②(4分音符切り替え)

14.1.10.2.3. 実践 1-5 ③(8分音符切り替え)

14.1.10.3. BPM 100

14.1.10.3.1. 実践 1-5 ①(ターンカ連続)

14.1.10.3.2. 実践 1-5 ②(4分音符切り替え)

14.1.10.3.3. 実践 1-5 ③(8分音符切り替え)

14.1.11. リズムの魔法「シンコペーション」を攻略しよう! 「ステップ1-6(インプット編)」

14.1.11.1. 【1. シンコペーションって何?】

14.1.11.1.1. 「シンコペーション」……なんて難しい言葉を聞くと、 ちょっと身構えてしまいますよね。 でも大丈夫です。 一言で言うと、 これは**「リズムの“食いしん坊”」**です!

14.1.11.1.2. 本来叩くはずの「オモテ拍」のアクセントを、 手前の「ウラ拍」でパクッ!と、 先に食べて(叩いて)しまうテクニックなんです。

14.1.11.1.3. つまり、 本来叩くはずの「オモテ拍」のアクセントを、 手前の「ウラ拍」で先取ってアクセントで鳴らすことが、 「シンコペーション」というリズムです。

14.1.11.1.4. これを使うと、 曲にスピード感や「ウキウキする感じ」が生まれて、 ドラムがぐっとカッコよくなるので、 今日はこれを、3つのステップでマスターしましょう!

14.1.11.2. 【2. シンコペーションのリズムを覚えよう】

14.1.11.2.1. では、シンコペーションのリズムを、 具体的に譜面で見てみましょう。 (※ここで、タイではなく「8分休符」を使った譜面を見せる、あるいはイメージさせる)

14.1.11.2.2. いつものリズム: 「イチ・ト・ニ・ト……」と全部叩きますよね。 今回のリズム: 「タン!」とウラ拍でシンバルをアクセントで鳴らしたら、 次のオモテ拍は **「ウン(8分休符)」**です。

14.1.11.2.3. このシンコペーションが入ったリズムパターンを、 リズムパターンの口ドラム変換すると、 「ドッツッパッジャンウンドッパッツッ」になりますね。

14.1.11.2.4. 「ジャン!(叩く) ウン!(休む)」 この「ウン!」の場所で、 しっかりと8分休符分のスペース(間)を感じること。

14.1.11.2.5. しっかりと8分休符分のスペースを感じるために、 有効なのが「空打ち」です。

14.1.11.2.6. 3拍目頭の8分休符も、 これまでと同じ8分音符を連続して鳴らしているかのように、 「空打ち」を入れることでリズムが取りやすくなります。

14.1.11.2.7. 本来は鳴らすはずの頭拍が休符っていうのは、 思った以上にリズムが取りづらかったりするんですね。 なので、この「空打ち」でリズムのガイドを作ってあげながら、 まずは、このメリハリのあるリズムを、 頭と身体で覚え込ませてください。

14.1.11.2.8. (何度か実践)

14.1.11.3. 【3. シンバルの「音」に注目してみよう】

14.1.11.3.1. 動きに慣れてきましたか? ではここで、ドラムの**「音」**に耳を澄ませてみましょう。 今、「ジャン!ウン!」と叩いて、 手は止まっていますよね。

14.1.11.3.2. でも、叩いたシンバルの音はどうなっていますか? そう、 「ジャ〜〜ン」と長く響き続けていますよね?

14.1.11.3.3. 手は「休符」のようにお休み、 または、「空打ち」していますが、 シンバルの音は、次の拍まで伸びているんです。

14.1.11.4. 【4. 音を伸ばす記号「タイ」】

14.1.11.4.1. ここで、新しい記号の登場です。 「手はお休み(叩かない)けれど、音はずーっと響いているよ」 楽譜でこれを表現するために使われるのが、 **「タイ(Tie)」**という、 音符同士をつなぐアーチ状の線です。

14.1.11.4.2. (※ここで初めて、タイで繋がった本来のシンコペーション譜面を見せる)

14.1.11.4.3. 今まで「休符(ウン)」だと思っていた場所が、 音符になり、アーチ状の線で繋がっていますね。 これが**「前の音と後ろの音をつなげて、1つの長い音にする」** 、 という記号なんです。

14.1.11.4.4. シンバルの音は伸びていることを表現するために、 休符ではなく音を伸ばすための音符にして、 前と後ろの音を1つの長い音符として、 タイが使われる楽譜が多いので、覚えておいてください。

14.1.11.4.5. このタイを使ったシンコペーションが入ったリズムパターンを、 リズムパターンの口ドラム変換するとどうなるか見てみましょう。

14.1.11.4.6. 2拍目裏から3拍目表にかけて、 タイで音が伸ばされていましたね。 では、これがリズム言葉何文字分かわかりますか?

14.1.11.4.7. 2拍目裏の8分音符(2文字分)、 3拍目表も8分音符(2文字分)、 つまり、4文字分になります。 ということは、 4分音符と同じ(4文字分)で表現してあげるといいんです。

14.1.11.4.8. クラッシュシンバルとバスドラの同時打ち4分音符は、 「ジャーーン」というリズム言葉になるので、 それを2拍目裏から3拍目表にかけて当てはめてあげると、 「ドッツッパッジャー ーンドッパッツッ」になります。

14.1.11.4.9. 言葉は「ジャーーン」と長く伸びていますが、 身体の動きはさっき練習した通り、 タイで伸ばしている後ろのオモテ拍の場所で、 **「空打ち」**を入れるのを忘れないでくださいね。

14.1.11.4.10. 口では「足し算した長さ」を歌い、 体では「正確なリズム」を刻む。 これがシンコペーション攻略のカギです! ぜひやってみてください!

14.1.11.4.11. (何度か実践)

14.1.11.5. 【具体的なシンコペーションパターンの紹介】

14.1.11.5.1. それでは、 シンコペーションリズムを使った 具体的なパターンの譜面見ていきましょう。

14.1.11.5.2. 実践1-6②

14.1.11.5.3. 実践1-6③

14.1.11.5.4. 実践1-6④

14.1.11.5.5. 実践1-6⑤

14.1.11.5.6. 実践1-6⑥

14.1.11.5.7. 実践1-6⑦

14.1.11.5.8. 実践1-6⑧

14.1.11.5.9. 実践1-6⑨

14.1.11.5.10. 実践1-6⑩

14.1.11.6. 【5. まとめ】

14.1.11.6.1. いかがでしたか? ウラ拍アクセントで、 次の表拍のスペース(間)を「空打ち」を使いながら感じる。

14.1.11.6.2. シンバルの**「音の余韻」**を表現するために、 **「タイ」**という記号が使われていることを理解する。 このシンコペーションはポップスやロック、 歌謡曲で欠かす事の出来ないリズムですので、 実践反復編で慣れていきましょう!

14.1.11.6.3. シンコペーションのリズムが曲に合わせてできると、 めちゃくちゃ気持ち良くて楽しいはずです! では、今回の動画は以上になります! ありがとうございました!

14.1.12. 「ステップ 1-6(実践反復編)」 8分シンコペーション

14.1.12.1. BPM80

14.1.12.1.1. 今回は、5章ステップ1-6(インプット編)で学んだ 「シンコペーション」の全パターンを、 一気に体へ染み込ませる「メドレー形式」で行います。

14.1.12.1.2. 基本の「2拍目裏」から、 「フィルイン応用」「4拍目裏の先取り」まで、 実践②から⑩の9つのパターンを順番に叩いていきます。 ルールはシンプルです。

14.1.12.1.3. 「2小節のパターン」を「4回」繰り返したら、 すぐに次のパターンへ切り替わります。 一番のポイントは**「空打ち(ゴーストモーション)」** です。 タイで音が伸びている間、 本来叩くはずの場所で、 しっかりと空振りの動作を入れること。 これさえ出来れば、リズムを見失うことはありません。

14.1.12.1.4. 準備はいいですか? 最後まで集中して走り抜けましょう! BPM80でスタートです!

14.1.12.1.5. (実践②:基本の2拍目裏シンコペーション)

14.1.12.1.6. (実践③:1拍目クラッシュ+2拍目裏シンコペ)

14.1.12.1.7. (実践④:タムを使ったフィルイン的シンコペ)

14.1.12.1.8. (実践⑤:シンコペ+後半フィルイン)

14.1.12.1.9. (実践⑥:2拍目裏シンコペ+4拍目呼び込み)

14.1.12.1.10. (実践⑦:シンバルはクラッシュだけのパフォーマンス重視型)

14.1.12.1.11. (実践⑧:4拍目裏の先取りシンコペーション)

14.1.12.1.12. (実践⑨:連続シンコペーション)

14.1.12.1.13. (実践⑩:3拍目裏シンコペ+つなぎのスネア)

14.1.12.1.14. お疲れ様でした! シンコペーションメドレー完走できましたか? 上手くいかないパターンは、 動画を止めて自主的に慣れてみてくださいね。

14.1.12.1.15. この動画を流しながら、 「空打ち」の動作を入れることで、 リズムの「間」を感じられるように 何度もやってみてください! 慣れてきたら、ぜひあなた自身で メトロノームを鳴らして、 動画なしで実践できるようにやってみてくださいね! では、今回の動画は以上になります! ありがとうございました!

14.1.12.2. BPM90

14.1.12.2.1. この動画では、 テンポを上げてBPM90で実践反復を行います。 少し速くなりますが、やることは同じです。 焦らず、しっかりと「空打ち」を入れて、 「8分音符と同じスペース・間」を感じながら進みましょう。

14.1.12.2.2. 準備はいいですか? 集中していきましょう! スタートです!

14.1.12.2.3. (実践②:基本の2拍目裏シンコペーション)

14.1.12.2.4. (実践③:1拍目クラッシュ+2拍目裏シンコペ)

14.1.12.2.5. (実践④:タムを使ったフィルイン的シンコペ)

14.1.12.2.6. (実践⑤:シンコペ+後半フィルイン)

14.1.12.2.7. (実践⑥:2拍目裏シンコペ+4拍目呼び込み)

14.1.12.2.8. (実践⑦:シンバルはクラッシュだけのパフォーマンス重視型)

14.1.12.2.9. (実践⑧:4拍目裏の先取りシンコペーション)

14.1.12.2.10. (実践⑨:連続シンコペーション)

14.1.12.2.11. (実践⑩:3拍目裏シンコペ+つなぎのスネア)

14.1.12.2.12. お疲れ様でした! シンコペーションメドレー完走できましたか? 上手くいかないパターンは、 動画を止めて自主的に慣れてみてくださいね。

14.1.12.2.13. この動画を流しながら、 「空打ち」の動作を入れることで、 リズムの「間」を感じられるように 何度もやってみてください! 慣れてきたら、ぜひあなた自身で メトロノームを鳴らして、 動画なしで実践できるようにやってみてくださいね!

14.1.12.2.14. では、今回の動画は以上になります! ありがとうございました!

14.1.12.3. BPM100

14.1.12.3.1. この動画では、 いよいよ最終目標、BPM100に挑戦します。 速くなっても焦る必要はありません。 「空打ち」を使って、 「8分音符と同じスペース・間」を正確に確保しましょう。 それでは、気合を入れて。 ラスト、行きますよ!

14.1.12.3.2. (実践②:基本の2拍目裏シンコペーション)

14.1.12.3.3. (実践③:1拍目クラッシュ+2拍目裏シンコペ)

14.1.12.3.4. (実践④:タムを使ったフィルイン的シンコペ)

14.1.12.3.5. (実践⑤:シンコペ+後半フィルイン)

14.1.12.3.6. (実践⑥:2拍目裏シンコペ+4拍目呼び込み)

14.1.12.3.7. (実践⑦:シンバルはクラッシュだけのパフォーマンス重視型)

14.1.12.3.8. (実践⑧:4拍目裏の先取りシンコペーション)

14.1.12.3.9. (実践⑨:連続シンコペーション)

14.1.12.3.10. (実践⑩:3拍目裏シンコペ+つなぎのスネア)

14.1.12.3.11. お疲れ様でした! シンコペーションメドレー完走できましたか? 上手くいかないパターンは、 動画を止めて自主的に慣れてみてくださいね。

14.1.12.3.12. この動画を流しながら、 「空打ち」の動作を入れることで、 リズムの「間」を感じられるように 何度もやってみてください! 慣れてきたら、ぜひあなた自身で メトロノームを鳴らして、 動画なしで実践できるようにやってみてくださいね!

14.1.12.3.13. では、今回の動画は以上になります! ありがとうございました!

14.1.13. 「ステップ1-7(実践反復編)」 卒業検定

14.1.13.1. BPM80

14.1.13.1.1. 【実践1-7】

14.1.13.2. BPM90

14.1.13.2.1. 【実践1-7】

14.1.13.3. BPM100

14.1.13.3.1. 【実践1-7】

14.2. 【フェーズ2:リズムパターン】

14.2.1. 8ビート6:「足の連打&ステップ」が生む、リズミカルなパターン! 「ステップ2-1 (インプット編)」

14.2.1.1. 【導入:バリエーションの提示】

14.2.1.1.1. 「今回は、8ビート6をマスターしましょう。 このパターンは、1拍目に入るバスドラムが、 『ドンドン』と2回続き、さらに3拍目裏のバスドラムが 4拍目への呼び込みステップ的リズムというのが最大の特徴です」

14.2.1.1.2. 「この『足の連打&ステップ』があることで、 力強いリズムの中にも、リズミカルな疾走感を出すために 使われたりすることが多い印象のパターンになります。」

14.2.1.1.3. 「ここでも重要なのは、足の数が増えても、 常に『歩くような4分音符の拍』を感じながら実践することです。」

14.2.1.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

14.2.1.2.1. 「まず、超基本の8ビート1の骨格を元に考えていきましょう。」 (譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面) 「口ドラムで言うと、『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』でしたね」

14.2.1.2.2. 「そして、今回マスターする**『8ビート6』** では、 1拍目と3拍目のバスドラムの4分音符が、8分音符に変わります。」 (譜面のアニメーション:1拍目、3拍目のバスドラ4分音符が、8分音符にポンっと変更される) 「4分音符で歩く拍を感じながら口ドラムで言ってみましょう。 「1、2、3、4、」 『ドンドン・ターーン・ドンドン・ターーン』」

14.2.1.2.3. 「さらにここから、3拍目8分音符の頭拍を休符に変えてあげます。」 (譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート6譜面) 「4分音符で歩く拍を感じながら口ドラムで言ってみましょう。 「1、2、3、4、」 『ドンドン・ターーン・ウンドン・ターーン』」 「これが今回の8ビートパターンのバスドラとスネアのリズムです。」

14.2.1.2.4. 8ビート6のバスドラとスネアの譜面からリズムを読み解く方法も、 4章で実践していた譜面の読み解き方法でやっておきましょうか。 「その方法とは、2つのステップで考えることでしたね。

14.2.1.2.5. まず、 『❶休符の部分も、一度すべて音符として捉えて縦棒で書き出してみる』 ということです」

14.2.1.2.6. 「こうすることで、『音符の長さ』という情報を一旦整理して、 それぞれのレーンで“本来”音が鳴っているタイミングの骨格だけを 抜き出すことができます。 3拍目、足のレーンの8分休符と8分音符を、 
8分音符が2つ並んでいると考えて、縦棒・横線で書き出してみましょう。」

14.2.1.2.7. 「これだけでも、さっきの8ビート6のバスドラとスネアパターンにたどり着く一歩手前の 『ドンドン・ターーン・ドンドン・ターーン』というリズムになるので、 リズムは把握しやすいですよね。」

14.2.1.2.8. 「ぶっちゃけ、ここまで読み解くことができれば、 
3拍目の頭を8分休符の「ウン」に変えればいいだけなので、 
リズムは分かる方が多いと思います。」

14.2.1.2.9. (「ウン」に変えた譜面表記) 「あとは、拍ごとにしっかりリズムをイメージできればいいだけなんですね。」

14.2.1.2.10. 「もっと細かい工程を踏むとすれば、ここから、 『❷細かい方のリズム(時間の物差し)に、もう片方を合わせてあげる』 という作業があるのですが、 今回のリズムではその必要性はあまりないので、詳しく説明はしませんが、 ハイハットの8分音符を乗っける時のために、 一応8分音符に細分化したタイミングを横線と縦棒で記しておきます。

14.2.1.2.11. (※リズム早見表のような縦棒・横線書き出して、 音が鳴るタイミングだけ黒丸音符表記したものを5秒間程度表示)

14.2.1.3. 【⑵リズムをイメージする】

14.2.1.3.1. 「ではこれにハイハットを加えていきます」 (譜面表示:3点の8ビート6譜面) 「実際にハイハットを乗っけた完成形を演奏してみます」 (8ビート6の完成形を数小節、実演する)

14.2.1.3.2. 「『ドンドン・ターーン・ウンドン・ターーン』という土台のリズムに、 ハイハットの8分音符が乗っかっているイメージですね」 「このリズムイメージが難しい方のためにも、 リズムパターン向けの口ドラムに変換してみましょう」

14.2.1.3.3. 譜面読み解き7ステップ応用

14.2.1.3.4. 手順①〜④: 「手順はこれまでと同じです。ハイハットの『ツッツッ…』を基準に、 手と足のリズムを書き出し、ガッチャンコします。 8ビート6のバスドラとスネアのリズム言葉は、 『ドンドン・ターーン・ウンドン・ターーン』でしたよね。 まずはバスドラの音が鳴る「ド」の部分だけハイハットに当てはめると…」 (画面に完成した口ドラムを表示) 「**『ドッドッ・ツッツッ・ツッドッ・ツッツッ』** となります!

14.2.1.3.5. 「さらに、2拍4拍でなっているスネアの「タ」を、 ハイハットと同時に鳴っていることを表現する「パ」に書き換えてあげると、 
「**『ドッドッ・パッツッ・ツッドッ・パッツッ』** となります!

14.2.1.3.6. 手順⑤〜⑦: 「このリズムをメトロノームに合わせて歌い、 手順を確認してから、実際に叩いてみます」 「『ドッドッ・パッツッ・ツッドッ・パッツッ』』」 (言いながら実演)

14.2.1.3.7. 『ドンドン・ターーン・ウンドン・ターーン』のイメージだけだと ハイハットも一緒に鳴らすのが難しい方は、 
こちらの口ドラムでも慣れてみるといいでしょう!

14.2.1.4. 【⑶実践】

14.2.1.4.1. 「はい!では、何度か繰り返して慣れていきましょう!」 (8ビート6の完成形を様々な口ドラムで言いながら実演する)

14.2.1.4.2. もし、これで『難しい!』『音がズレる!』と感じたら、 あの練習法を応用しましょう」

14.2.1.4.3. 【練習法①の応用ガイド】

14.2.1.4.4. 【練習法②の応用ガイド】

14.2.1.5. 【締め:学習者へのメッセージ】

14.2.1.5.1. 「はい、お疲れ様でした! このように、バスドラムとスネアだけの土台のリズムをイメージし、 
その上にハイハットを乗せる。 
もし難しければ、口ドラムに変換したり、 
練習法①や②に応用してみる。 
このやり方で実践していきましょう!」

14.2.1.5.2. 「この8ビート6も、慣れてきたら専用の実践反復パートを用意していますので、 そちらで完全に体に染み込ませていきましょう!」

14.2.1.5.3. 「では、今回は以上になります! 
ありがとうございました!」

14.2.2. 「ステップ2-1 (実践反復編)」 8ビート6:「足の連打&ステップ」が生む、リズミカルなパターン!

14.2.2.1. BPM80

14.2.2.1.1. 【-5章- ステップ2-1 (実践反復編)BPM80】

14.2.2.2. BPM90

14.2.2.2.1. 【-5章- ステップ2-1 (実践反復編)BPM90】

14.2.2.3. BPM100

14.2.2.3.1. 【-5章- ステップ2-1 (実践反復編)BPM100】

14.2.3. 8ビート7:「バスドラの裏拍」を強調したパターン! 「ステップ2-2 (インプット編)」

14.2.3.1. 【導入:バリエーションの提示】

14.2.3.1.1. 「今回は、8ビート7をマスターしましょう。 このパターンは、2拍目裏でバスドラムを鳴らし、 その後の3拍目バスドラムは鳴らさないという、 
いわば裏拍を強調したシンコペーション的なリズムというのが最大の特徴です。」

14.2.3.1.2. 「この『頭拍を鳴らさず裏拍を強調する』ことで、 常に頭拍を意識させていたリズムにいい緊張感が生まれたり、 躍動的なリズムに聴こえさせることができるパターンになります。」

14.2.3.1.3. 「ここでも重要なのは、裏拍を強調するリズムになっても、 常に『歩くような4分音符の拍』を感じながら、 頭拍を意識して実践することです。」

14.2.3.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

14.2.3.2.1. 「ここでも、超基本の8ビート1の骨格を元に考えていきましょう。」 (譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面)

14.2.3.2.2. 「口ドラムで言うと、『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』です。」

14.2.3.2.3. 「そして、今回マスターする**『8ビート7』** では、 3拍目のバスドラムを半拍先取りして2拍目裏にバスドラムが入ります。」 (譜面のアニメーション:3拍目のバスドラが、2拍目裏の8分音符にポンっと変更される)

14.2.3.2.4. 「4分音符で歩く拍を感じながら口ドラムで言ってみましょう。 「1、2、3、4、」 『ドーーン・タンドン・ウーーン・ターーン』」 「これが今回の8ビートパターンのバスドラとスネアのリズムです。」

14.2.3.2.5. このように3拍目のバスドラが半拍早く2拍目裏に来ると説明されると ある程度わかりやすいと思うのですが、 初見で今回のバスドラ&スネアに出くわした時のためにも、 8ビート7のバスドラとスネアの譜面から リズムを読み解く方法をやっておきましょう。

14.2.3.2.6. 「その方法とは、2つのステップで考えることです。 まず、 『❶休符の部分も、一度すべて音符として捉えて縦棒で書き出してみます』

14.2.3.2.7. 「音符と休符が混じっていることで、 見た目も音を鳴らすタイミングも手足両方で見ると混乱してしまいがちですが、 それぞれのレーンで音が鳴っているタイミングを目で見て理解しやすくなります。

14.2.3.2.8. 今回の場合だと、
2拍目の手のレーンの4分音符、足のレーンの8分休符と8分音符の部分が 
音符の種類が入り組んでいて分かりづらいところです。 足のレーンの8分休符・8分音符は一旦二つとも、 
8分音符が2つ並んでいると考えて、縦棒・横線で書き出してみましょう。」 「これだけでも、目で見て手と足の鳴らすリズムの関係がわかりやすくなったと思います。」

14.2.3.2.9. 「本来なら、手の4分音符と8分休符だった箇所が、 同じタイミングで音を鳴らす箇所だったと判断しやすくなりますよね。 
そこから2拍目の頭を8分休符の「ウン」に変えれば、 本来手と足を同時に鳴らすはずだった2拍目頭の足を鳴らさず、 
手だけを鳴らすというのが頭で理解しやすくなります。」

14.2.3.2.10. (「ウン」に変えた譜面表記) 「あとは、拍ごとにしっかりリズムをイメージできればいいだけなんですね。」

14.2.3.2.11. 「もっと細かい工程を踏むとすれば、ここから、 『❷細かい方のリズム(時間の物差し)に、もう片方を合わせてあげる』 という作業があります。

14.2.3.2.12. でも、ここまで歩んできたあなたなら、 その必要性はあまりないと思うので、詳しく説明はしませんが、 ハイハットの8分音符を乗っける時のために、 一応8分音符に細分化したタイミングを横線と縦棒で記しておきます。

14.2.3.2.13. (※リズム早見表のような縦棒・横線書き出して、 音が鳴るタイミングだけ黒丸音符表記したものを5秒間程度表示)

14.2.3.3. 【⑵リズムをイメージする】

14.2.3.3.1. 「ではこれにハイハットを加えていきます」 (譜面表示:3点の8ビート7譜面) 「実際にハイハットを乗っけた完成形を演奏してみます」 (8ビート7の完成形を数小節、実演する)

14.2.3.3.2. 「『ドーーン・タンドン・ウーーン・ターーン』という土台のリズムに、 ハイハットの8分音符が乗っかっているイメージですね」 「このリズムイメージが難しい方のためにも、 リズムパターン向けの口ドラムに変換してみましょう」

14.2.3.3.3. 譜面読み解き7ステップ応用

14.2.3.3.4. 手順①〜④: 「手順はこれまでと同じです。ハイハットの『ツッツッ…』を基準に、 手と足のリズムを書き出し、ガッチャンコします。 8ビート7のバスドラとスネアのリズム言葉、 『ドーーン・タンドン・ウーーン・ターーン』を、 まずはバスドラの音が鳴る「ド」の部分だけハイハットに当てはめると…」 (画面に完成した口ドラムを表示) 「**『ドッツッ・ツッドッ・ツッツッ・ツッツッ』** となります!

14.2.3.3.5. 「さらに、2拍4拍でなっているスネアの「タ」を、 ハイハットと同時に鳴っていることを表現する「パ」に書き換えてあげると、 
「**『ドッツッ・パッドッ・ツッツッ・パッツッ』** となります!

14.2.3.3.6. 手順⑤〜⑦: 「このリズムをメトロノームに合わせて歌い、 手順を確認してから、実際に叩いてみます」 「『ドッツッ・パッドッ・ツッツッ・パッツッ』』」 (言いながら実演)

14.2.3.3.7. 『ドーーン・タンドン・ウーーン・ターーン』のイメージだけだと ハイハットも一緒に鳴らすのが難しい方は、 
こちらの口ドラムでも慣れてみるといいでしょう!

14.2.3.4. 【⑶実践】

14.2.3.4.1. 「はい!では、何度か繰り返して慣れていきましょう!」 (8ビート7の完成形を様々な口ドラムで言いながら実演する)

14.2.3.4.2. もし、これで『難しい!』『音がズレる!』と感じたら、 あの練習法を応用しましょう」

14.2.3.4.3. 【練習法①の応用ガイド】

14.2.3.4.4. 【練習法②の応用ガイド】

14.2.3.5. 【締め:学習者へのメッセージ】

14.2.3.5.1. 「はい、お疲れ様でした! このように、バスドラムとスネアだけの土台のリズムをイメージし、 
その上にハイハットを乗せる。 
もし難しければ、口ドラムに変換したり、 
練習法①や②に応用してみる。 
このやり方で実践していきましょう!」

14.2.3.5.2. 「この8ビート7も、慣れてきたら専用の実践反復パートを用意していますので、 そちらで完全に体に染み込ませていきましょう!」 「では、今回は以上になります! 
ありがとうございました!」

14.2.4. 「ステップ2-2 (実践反復編)」 8ビート7:「バスドラの裏拍」を強調したパターン!

14.2.4.1. BPM80

14.2.4.1.1. 【-5章- ステップ2-2 (実践反復編)BPM80】

14.2.4.2. BPM90

14.2.4.2.1. 【-5章- ステップ2-2 (実践反復編)BPM90】

14.2.4.3. BPM100

14.2.4.3.1. 【-5章- ステップ2-2 (実践反復編)BPM100】

14.2.5. 8ビート8:「裏打ち連鎖」の難関パターン! 「ステップ2-3 (インプット編)」

14.2.5.1. 【導入:バリエーションの提示】

14.2.5.1.1. 「今回は、8ビート8をマスターしましょう。 このパターンは、1拍目頭に加え、 2拍目裏と3拍目裏でバスドラムを鳴らすという、 いわば『裏打ちが連鎖する』リズムというのが最大の特徴です。」

14.2.5.1.2. 「この『2拍目裏・3拍目裏と連続で足が入る』ことで、 リズムに独特のうねりが生まれたり、 楽曲の疾走感をさらに加速させて聴こえさせることができるパターンになります。」

14.2.5.1.3. 「ここでも重要なのは、裏拍が連続するリズムになっても、 常に『歩くような4分音符の拍』を感じながら、 頭拍を意識して実践することです。」

14.2.5.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

14.2.5.2.1. 「ここでも、超基本の8ビート1の骨格を元に考えていきましょう。」 (譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面) 「口ドラムで言うと、『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』です。」

14.2.5.2.2. 「そして、今回マスターする**『8ビート8』** では、 まず、3拍目のバスドラムを半拍先取りして2拍目裏にバスドラムが入ります。 これは、前回やった8ビート7の『シンコペーション的裏拍の強調』と一緒ですね。」

14.2.5.2.3. 「そしてさらに、4拍目のスネアに向けた『呼び込みステップ』的なリズムを、 3拍目裏に加えてあげたパターンです。」 (譜面のアニメーション:3拍目のバスドラが2拍目裏へ移動し、 さらに3拍目裏にもポンっと追加される)

14.2.5.2.4. 「4分音符で歩く拍を感じながら口ドラムで言ってみましょう。 『1、2、3、4、』 『ドーーン・タンドン・ウンドン・ターーン』」 「これが今回の8ビートパターンのバスドラとスネアのリズムになります。」

14.2.5.2.5. 「このようにリズム言葉で伝えられると、 ある程度わかりやすいと思うのですが、 初見で今回のバスドラ&スネアに出くわした時のためにも、 8ビート8のバスドラとスネアの譜面から リズムを読み解く方法をやっておきましょう。」

14.2.5.2.6. 「その方法とは、2つのステップで考えることでしたね。 まず、 『❶休符の部分も、一度すべて音符として捉えて縦棒で書き出してみる』ことです。」

14.2.5.2.7. 「音符と休符が混じっていることで、 見た目も音を鳴らすタイミングも手足両方で見ると混乱してしまいがちですが、 それぞれのレーンで音が鳴っているタイミングを目で見て理解しやすくなります。

14.2.5.2.8. 今回の場合だと、 2拍目の手のレーンの4分音符、足のレーンの8分休符と8分音符の部分に加え、 3拍目の手のレーンの4分休符、足のレーンの8分休符と8分音符の部分が 音符の種類が入り組んでいて分かりづらいところです。 足のレーンの8分休符・8分音符は一旦二つとも、 8分音符が2つ並んでいると考えて、縦棒・横線で書き出してみましょう。」 (8分音符が拍ごとに並んでいるように表示)

14.2.5.2.9. 「これだけでも、目で見て手と足の鳴らすリズムの関係がわかりやすくなったと思います。」

14.2.5.2.10. 「本来なら、手の4分音符・休符と8分休符だった箇所が、 同じタイミングの拍頭の箇所だったと判断しやすくなりますよね。 そこから2拍目、3拍目の頭を8分休符の「ウン」に変えれば、 本来手と足を同時に鳴らすはずだった3拍目頭の足を鳴らさず、 手だけを鳴らすというのが頭で理解しやすくなります。」 (「ウン」に変えた譜面表記) 「あとは、拍ごとにしっかりリズムをイメージできればいいだけなんですね。」

14.2.5.2.11. 「もっと細かい工程を踏むとすれば、ここから、 『❷細かい方のリズム(時間の物差し)に、もう片方を合わせてあげる』 という作業があります。

14.2.5.2.12. でも、ここまで歩んできたあなたなら、 その必要性はあまりないと思うので、詳しく説明はしませんが、 ハイハットの8分音符を乗っける時のために、 一応8分音符に細分化したタイミングを横線と縦棒で記しておきます。」 (※リズム早見表のような縦棒・横線書き出して、 音が鳴るタイミングだけ黒丸音符表記したものを5秒間程度表示)

14.2.5.3. 【⑵リズムをイメージする】

14.2.5.3.1. 「ではこれにハイハットを加えていきます」 (譜面表示:3点の8ビート8譜面) 「実際にハイハットを乗っけた完成形を演奏してみます」 (8ビート8の完成形を数小節、実演する) 「『ドーーン・タンドン・ウンドン・ターーン』という土台のリズムに、 ハイハットの8分音符が乗っかっているイメージですね」

14.2.5.3.2. 「このリズムイメージが難しい方のためにも、 リズムパターン向けの口ドラムに変換してみましょう」

14.2.5.3.3. 譜面読み解き7ステップ応用

14.2.5.3.4. 手順①〜④: 「手順はこれまでと同じです。ハイハットの『ツッツッ…』を基準に、 手と足のリズムを書き出し、ガッチャンコします。

14.2.5.3.5. 8ビート8のバスドラとスネアのリズム言葉、 『ドーーン・タンドン・ウンドン・ターーン』を、 まずはバスドラの音が鳴る「ド」の部分だけハイハットに当てはめると…」 (画面に完成した口ドラムを表示) 「**『ドッツッ・ツッドッ・ツッドッ・ツッツッ』** となります!」

14.2.5.3.6. 「さらに、2拍4拍でなっているスネアの「タ」を、 ハイハットと同時に鳴っていることを表現する「パ」に書き換えてあげると、 「**『ドッツッ・パッドッ・ツッドッ・パッツッ』** となります!」

14.2.5.3.7. 手順⑤〜⑦: 「このリズムをメトロノームに合わせて歌い、 手順を確認してから、実際に叩いてみましょう。」 「『ドッツッ・パッドッ・ツッドッ・パッツッ』」 (言いながら実演) 『ドーーン・タンドン・ウンドン・ターーン』のイメージだけだと ハイハットも一緒に鳴らすのが難しい方は、 こちらの口ドラムでも慣れてみるといいでしょう!

14.2.5.4. 【⑶実践】

14.2.5.4.1. 「はい!では、何度か繰り返して慣れていきましょう!」 (8ビート8の完成形を様々な口ドラムで言いながら実演する) 「もし、これで『難しい!』『音がズレる!』と感じたら、 あの練習法を応用しましょう」

14.2.5.4.2. 【練習法①の応用ガイド】 「右手と右足の同調(リンク)です。 左手はお休みして、右手と右足だけで練習します。 『ドッツッ・ツッドッ・ツッドッ・ツッツッ』というパターンを 完璧になるまで反復練習してみてください。」

14.2.5.4.3. 【練習法②の応用ガイド】 「コマ送りで見ていきましょう。 リズムに乗ることは一旦無視して、 手足の動きを止まりながらでも理解しながら慣れていきましょう。」

14.2.5.5. 【締め:学習者へのメッセージ】

14.2.5.5.1. 「はい、お疲れ様でした! このように、バスドラムとスネアだけの土台のリズムをイメージし、 その上にハイハットを乗せる。 もし難しければ、口ドラムに変換したり、 練習法①や②に応用してみる。 このやり方で実践していきましょう!」

14.2.5.5.2. 「この8ビート8も、慣れてきたら専用の実践反復パートを用意していますので、 そちらで完全に体に染み込ませていきましょう!」

14.2.5.5.3. 「では、今回は以上になります! ありがとうございました!」

14.2.6. 「ステップ2-3 (実践反復編)」 8ビート8:「裏打ち連鎖」の難関パターン!

14.2.6.1. BPM80

14.2.6.1.1. 【-5章- ステップ2-3 (実践反復編)BPM80】

14.2.6.2. BPM90

14.2.6.2.1. 【-5章- ステップ2-3 (実践反復編)BPM90】

14.2.6.3. BPM100

14.2.6.3.1. 【-5章- ステップ2-3 (実践反復編)BPM100】

14.2.7. 8ビート応用:「フロアビート」で重低音を響かせろ! 「ステップ2-4 (インプット編) 」

14.2.7.1. 【導入】

14.2.7.1.1. 「今回は、少し趣向を変えて『フロアビート』をマスターしましょう。 これまではバスドラムのパターンを変えることでリズムを進化させてきましたが、 今回は**『右手の叩く場所』**を変えます。」 「普段、ツッツッと刻んでいるハイハットを、 低い音の出る『フロアタム』で叩く。 たったこれだけで、同じ8ビートが **『ズシッと重たい、迫力のあるリズム』** に生まれ変わります。」

14.2.7.1.2. 「曲の雰囲気を変えたいセクションや、 サビ前の静かながらも力強いパートなどで 非常によく使われるテクニックです。 ここでのポイントは、 『8分音符で鳴らす』という役割は変えずに 
鳴らす楽器だけを変えるという点です。」

14.2.7.2. 【⑴「差分」:8ビート1からの変化】

14.2.7.2.1. 「まずは、超基本の8ビート1の骨格を元に考えていきましょう。」 (譜面表示:バスドラとスネアのみの8ビート1譜面) 「口ドラムで言うと、『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』です。」

14.2.7.2.2. 「いつものようにハイハットの8分音符を乗っけると、、」 (譜面表示:3点の8ビート1譜面) (8ビート8の完成形を数小節、実演する) 『ドッツッ・パッツッ・ドッツッ・パッツッ』 「という8ビートのリズムパターンになりますよね。」

14.2.7.2.3. 「そして、今回マスターする**『フロアタムの8ビート』** では、 この『ハイハット』の部分が、すべて『フロアタム』に変わります。」 (譜面のアニメーション:ハイハットの「×」印が、 譜面の一番下の「●」印(フロアタム)へ移動する)

14.2.7.2.4. 「右手のリズム(タイミング)は全く一緒です。 ただ、叩く場所が右側の大きな太鼓に移動しただけなんですね。」

14.2.7.2.5. 「譜面で読み解く際も、難しく考える必要はありません。 **『右手の担当エリアが移動した』** と捉えてください。」

14.2.7.2.6. 「バスドラとスネアの『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』 という土台のリズムイメージだけで8ビートを叩ける方は問題ないかもしれませんが、 「フロアタムを使った8ビートの口ドラム変換では、 頭の中のリズムイメージで注意すべき点があります。 それは**『音の長さ(サステイン)』** です。」

14.2.7.2.7. 「ハイハットは『ツッ』と鋭く短い音でしたが、 フロアタムは『トーン』と太く伸びる音がしますよね。」 「なので、フロアタムで8ビートを鳴らす際のリズム言葉にも、 
多少変化があります。」

14.2.7.3. 【⑵リズムをイメージする】

14.2.7.3.1. 「では、実際に音のイメージを考えていきましょう」 (譜面表示:フロアビートの譜面) 「実際に演奏してみると、こんな響きになります」 (フロアビートの8ビート1を数小節、実演する。)

14.2.7.3.2. 「フロアタムとバスドラの低い響きがメインで、 2拍4拍のスネア(バックビート)でリズムを聞かせるサウンドですよね」 「このリズムイメージを体に馴染ませるために、 口ドラムもフロアタムメインの『重低音バージョン』に変換しましょう」

14.2.7.3.3. 口ドラム変換

14.2.7.3.4. 「ハイハットの8ビートの時は、 ハイハットの『ツッツッ〜』というリズム言葉を元に考えていましたが、 それを今回はフロアタムに置き換えて考えるだけです。

14.2.7.3.5. フロアタムのリズム言葉を8分音符で書き出す際は、 『トン』という2文字で表現してあげましょう。

14.2.7.3.6. これは「3章フェーズ4」でも出てきた 「タム類は『ト』に変換してあげる」という考えから 『トン』というリズム言葉を使います。 こっちの方が、ハイハットの短く切った『ツッ』よりも タム特有の響きが残ったイメージに近いですよね。」

14.2.7.3.7. 「『トン』じゃなくて『ドン』の方が音のイメージに近い気がするんだけど、、」 「という方もいらっしゃると思いますが、 ここではあえて今まで通りタム類は「ト」と言い換えていきましょう。」 「理由は、 バスドラムを表現する際に 『ド』という濁点をつけて表現したいからなんです。」 「バスドラムとの違いを出すために、 あえて今まで通り『トン』と表現するんですね。」

14.2.7.3.8. 手順①〜④:

14.2.7.3.9. 「では、実際にフロアタムの8ビートを口ドラム変換していきましょう。」 「まずは、ハイハットの時の『ツッツッ…』というリズム言葉を フロアタムの『トントン…』というリズム言葉基準に変えます。」 「そして、フロアタムの『トントン…』を基準に、 手と足のリズムを書き出し、ガッチャンコします。

14.2.7.3.10. 8ビートのバスドラとスネアのリズム言葉、 『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』を、 まずはバスドラの音が鳴る「ド」の部分だけフロアに当てはめると…」 (画面に完成した口ドラムを表示) 「**『ドントン・トントン・ドントン・トントン』** となります!」

14.2.7.3.11. 「ここからがポイントです。 2拍4拍でなっているスネアの「タ」を、 ハイハットと同時に鳴っていることを表現するときは 「パ」に書き換えてあげていました。

14.2.7.3.12. しかし今回は、 スネアとフロアタムが同時に鳴っていることを表現することに重きを置きます。 スネアの「タ」という明るい破裂音的な響きと、 フロアの低い響きが同時に鳴っていることを表現するために、 『ダ』という文字で置き換えてあげましょう。

14.2.7.3.13. これを元に2拍4拍のフロアとスネアが同時に鳴っている箇所を 『ダ』に書き換えてあげると、 「**『ドントン・ダントン・ドントン・ダントン』** になります!」

14.2.7.3.14. 手順⑤〜⑦:

14.2.7.3.15. 「このリズムをメトロノームに合わせて歌い、 手順を確認してから、実際に叩いてみます。」 「『ドントン・ダントン・ドントン・ダントン』」 (言いながら実演) 『ドーーン・ターーン・ドーーン・ターーン』のイメージだけだと フロアタムも一緒に鳴らすのが難しい方は、 こちらの口ドラムでも慣れてみるといいでしょう!

14.2.7.4. 【⑶右手の使い方】

14.2.7.4.1. 「フロアタムで8ビートを実践する時の手の使い方なんですが、 スネアは自分の目の前にあるのに対し、 フロアは右側にありますよね。 なので、前腕を肘よりも外側に開き、 手首から先も手の甲を外側に向けて、 親指が真上に向くようにしましょう。 これは、ライドシンバルを鳴らすときと同じ考え方ですね。

14.2.7.4.2. そして、手首から先の部分をドアノブを右に回すときのように振ってあげます。 このとき、手首よりも外側に手の甲が向くように角度をつけてあげると、 スティックが振りやすくなります。 ドアノブのように右に回すイメージだけど、 実際には、前腕に対して斜め上にスティックを振っているイメージです。

14.2.7.4.3. 普段とは手の方向が違うので、 最初は慣れないかもしれませんが、 スティックの重さを使ってヒットさせることで、 心地よい太鼓本来の響きを引き出すことができます。

14.2.7.4.4. さらに、フロアタムは他の太鼓類よりも 『リバウンド(跳ね返り)』が感じにくい太鼓です。 ハイハットのエッジにヒットさせて8ビートを叩いていたときも、 リバウンドを感じづらかったと思いますが、 跳ね返りが弱い分、ヒットした後は自分の手首でしっかり引き上げる意識が必要です。 この『自力で引き上げる感覚』を掴んでください。

14.2.7.4.5. このときに、リバウンドが感じづらいので、 リバウンドさせようとして力んでしまう方も多いので注意しましょう。 リバウンドが弱い打面を叩く際は、 中指から薬指・小指側を軸にしてスティックを振ってあげると、 力みづらく、スティックの重さを使って操りやすくなります。

14.2.7.4.6. ギュッと握り込んでしまわないように注意が必要ですが、 手の中に隙間がありすぎても緩すぎて思うようにスティックが振れなくなるので、 フロアタムを叩く時のように空中で空打ちしたときに、 ある程度思い通りスティックがフリフリできるくらい スティックに指を引っ掛けたり添えておく感覚をつかんでみるといいと思います。

14.2.7.5. 【 ⑷実践:フロアタムで8ビートを叩いてみよう】

14.2.7.5.1. 「では、これまで学んだフロアタムの8ビートを 
メトロノームに合わせて練習してみましょう。 
メトロノームはBPM80に設定してください」

14.2.7.5.2. 練習①:フロアタムで8ビートを叩いてみる

14.2.7.5.3. 練習②:ハイハットとの切り替え

14.2.7.6. 【まとめ】

14.2.7.6.1. 「はい、お疲れ様でした! 叩く場所を変えるだけで、 ドラムセットの表情がガラッと変わりましたよね。 『Aメロはハイハット、サビ前はフロアタム』といった使い分けができるようになると、 曲の展開をドラマチックに演出できるようになります。」

14.2.7.6.2. 「このフロアビートも、実践反復パートを用意しています。 そちらで、太く重いビートを体に染み込ませていきましょう!」 「では、今回は以上になります! ありがとうございました!」

14.2.8. 「ステップ2-4 (実践反復編) 」 8ビート応用:「フロアビート」で重低音を響かせろ!

14.2.8.1. BPM80

14.2.8.1.1. 【-5章-ステップ2-4(実践反復編)】

14.2.8.2. BPM90

14.2.8.2.1. 【-5章-ステップ2-4 実践反復編)BPM90】

14.2.8.3. BPM100

14.2.8.3.1. 【-5章-ステップ2-4(実践反復編)BPM100】

14.2.9. 8ビート応用:「頭打ち」で盛り上がりを演出しろ! 「ステップ2-5(インプット編)」

14.2.9.1. 【導入】

14.2.9.1.1. 「今回は、フェーズ2の最終ステップ、 通称『頭打ち(あたまうち)』と呼ばれるビートをマスターしましょう。」

14.2.9.1.2. 「これまでの8ビートは、スネアドラムを『2拍目と4拍目(バックビート)』に入れていましたよね。 しかし、この頭打ちでは、 **『1、2、3、4拍目の頭、すべて』** にスネアを入れます。」

14.2.9.1.3. 「すべての拍の『頭』を打つ。 だから『頭打ち』と呼ばれているんですね。」 「頭拍すべてをスネアで強調することで、 聴いている人が思わず頭を縦に振りたくなるようなノリを作り出したり、 楽曲の『ここぞ!』という場面で、圧倒的な盛り上がり感を演出することができます。」

14.2.9.1.4. 「ポップスや歌謡曲では、 サビの間や、サビ前の盛り上がり、 そして曲のクライマックスで非常によく使われる、 まさに『切り札』のようなリズムパターンです。」

14.2.9.2. 【頭打ちを組み立てよう】

14.2.9.2.1. 「では、この頭打ちビートを、 今回は4つの手順で組み立てていきましょう。」

14.2.9.2.2. (譜面表示:手順①の譜面) 「まずは**【手順①】**、手の動きだけを確認します。」 「ハイハットはいつも通り、右手で8分音符『ツッツッ…』と刻みます。 そして左手のスネアを、 1、2、3、4、すべての拍の頭で叩きます。」 「これまでの8ビートに慣れていると、 全ての拍に左手のスネアを入れるのって意外と難しかったりしますよね。 まずはこの頭拍で左手を入れる感覚に慣れていきましょう。」

14.2.9.2.3. 「リズム言葉は、ハイハットの『ツッツッ…』を基準にして、 両手で鳴らす頭拍を『パ』に変えてあげます。 『パッツッ…』このようになりますね。」

14.2.9.2.4. (譜面表示:手順②の譜面) 「次に**【手順②】**、ここにバスドラムを加えます。」 「まずはシンプルに、スネアと同じタイミングで 『4分音符の頭すべて』に足を入れてみましょう。」 「つまり、手も足も全部一緒です。 リズム言葉はさっきと同じ『パッツッ…』で問題ないですが、 「パッ」の部分はバスドラも一緒ということを頭に入れておいてください。

14.2.9.2.5. 「口ドラムでもバスドラムが入ったように表現したい場合は、 より強烈なイメージの濁点に変えて『バ』としたり、 『ダ』と置き換えてもらっても構いません。」 「あくまでも2文字を使って8分音符の長さを表現する というところは崩さないようにしましょう。」

14.2.9.2.6. (譜面表示:手順③の譜面) 「そして**【手順③】**、ここから実践的なノリを作っていきます。」 「足のタイミングを変えていきましょう。 1拍目と2拍目の足はお休みして、 3拍目の裏と、4拍目の裏に、バスドラムを入れてみてください。」 「『(手)・(手)・(手)ド・(手)ド』 というように、後半で足が手を追いかける形になります。」 「頭拍の間に足のステップでリズムの合いの手を 入れるようなイメージでやってみてください。」

14.2.9.2.7. 「リズム言葉は、3拍目裏、4拍目裏の『ツ』を、 バスドラムの『ド』に変えてあげましょう。」 リズム言葉『パッツッ・パッツッ・パッドッ・パッドッ』

14.2.9.2.8. (譜面表示:手順④の譜面) 「最後に**【手順④】**、これが今回の完成形です。」 「手順③のパターンに、 『1拍目の頭』のバスドラムを復活させます。」 「1拍目で『ドン!』と勢いをつけて、 後半の3拍裏・4拍裏で疾走感を出すパターンです。」

14.2.9.2.9. 「3拍裏・4拍裏でバスドラを鳴らした後に、 小節の頭、1拍目の頭で両手足を鳴らすのって、 かなり違和感あると思います。」 「最初は止まりながらでもいいので、 3拍目からゆっくりやって1拍目頭の両手足で止める。 みたいに慣れていくといいですね。」

14.2.9.2.10. 「リズム言葉は、手順③と同じで問題ありませんが、 1拍目頭でバスドラムが入ることは意識しておいてください。」 「より強烈に口ドラムでも表現したい場合は、 「手順②のときと同じように、 1拍目頭の言葉を『バ』とか『ダ』という 強烈な濁点に変えてあげてもオッケーです。」 リズム言葉『パッツッ・パッツッ・パッドッ・パッドッ』

14.2.9.3. 【ポイント】

14.2.9.3.1. 「この頭打ちリズムを叩く時は、 『パン!パン!パン!パン!』と、 スネアの頭拍をしっかり強調してあげることが、 カッコよく聞かせるコツです。 まずはこの頭拍がズレないように意識して、 そこから間にバスドラを埋め込んでいくようなイメージでやってみましょう。」

14.2.9.3.2. 「ちなみに、今回はやりませんが、 さらに難易度を上げたバリエーションとして、 『バスドラムを全ての裏拍に入れる』パターンや、 『1拍目の頭に加え、2拍・3拍・4拍の裏に入れる』パターンなどもあります。」 (参考譜面をチラッと表示)

14.2.9.3.3. 「これらは足のコントロールがさらに難しくなりますので、 まずは今回の『手順④』をマスターして、 余裕が出てきた方は、チャレンジしてみるといいでしょう。」

14.2.9.4. 【まとめ】

14.2.9.4.1. 「はい、お疲れ様でした! この『頭打ち』ができるようになると、 バラードからロックまで、 盛り上がりを自在に演出できるようになります。」

14.2.9.4.2. 「次回の実践反復編では、 頭打ちのリズムパターンを 体に染み込ませていきましょう! では、今回は以上になります! ありがとうございました!」

14.2.10. 「ステップ2-5(実践反復編)」 8ビート応用:「頭打ち」で盛り上がりを演出しろ!

14.2.10.1. BPM80

14.2.10.1.1. 【-5章-ステップ2-5(実践反復編)BPM80】

14.2.10.2. BPM90

14.2.10.2.1. 【-5章-ステップ2-5(実践反復編)BPM90】

14.2.10.3. BPM100

14.2.10.3.1. 【-5章-ステップ2-5(実践反復編)BPM100】

14.3. 【フェーズ3:フィルインバリエーション】

14.3.1. 2拍フィルインの組み立て方 〜実践的頻出パターンを攻略せよ〜 「ステップ3-1 (インプット編)」

14.3.1.1. 【導入】

14.3.1.1.1. 「ここからはフェーズ3、**『実践コンビネーション』** に入ります。」 「フェーズ1で学んだ、 『ウンタカ』や『ウカタン』といった新しい16分音符のリズム。 これらは単体で使うよりも、 他のリズムと組み合わせて**『2拍フィルイン』** として使うことで、 より実践的な『文章』として機能するようになります。」

14.3.1.1.2. 【なぜこの厳選パターンなのか?】

14.3.1.1.3. 「ただ、組み合わせと言っても、 すべての16分音符バリエーションを数学的に総当たりで組み合わせると、 とんでもない数になってしまいます。」

14.3.1.1.4. 「それはまるで、一生使わないようなマニアックな英単語や言い回しを、 辞書順にすべて暗記しようとするようなものです。 効率が悪い上に、実際の曲ではほとんど出てこない…なんてことになりかねません。」

14.3.1.1.5. 「そこで今回は、 『実際のポップスやロックで頻繁に使われる組み合わせ』 に絞って、実践していきます。」 「実際に曲をやっていくと『あ、これ練習したリズムだ!』 という実践でも出てきやすいリズムですので、 『このリズムはこの叩き手順だな』という風に、 実際のリズムイメージや叩き手順の定着に役立ててください。」

14.3.1.1.6. 【今回の土台:8ビート2】

14.3.1.1.7. 「そして、フィルインの手前のビートには、 お馴染みの『8ビート2』を使用します。」 「今回も8ビート2を使う理由は2つあります。」

14.3.1.1.8. 「1つ目は、**『切り替えへの集中』** です。 慣れ親しんだビートを使うことで、 『ビートから新しいフィルインへの切り替え』 という最重要課題に集中しやすくなります。」

14.3.1.1.9. 「2つ目は、**『汎用性』**です。 8ビート2は、ポップスや歌謡曲で最も使われる標準的なパターンです。 つまり、『8ビート2からこのフィルインへ繋ぐ』という流れ自体が、 そのまま曲の中で使える黄金パターンにもなるということなんですね。」

14.3.1.1.10. 【応用へのヒント】

14.3.1.1.11. 「もちろん、余裕がある方は、 ここで紹介する8ビート2だけでなく、 第5章フェーズ2で習得した、 『スネア直後のキック(パッ・ドッ)8ビート6』や『頭打ち』などのリズムから、 このフィルインに繋げる練習もしてみてください。」

14.3.1.1.12. 「土台のリズムが変わっても、スムーズに切り替えられるようになれば、 あなたのドラムの応用力は一気に中級レベルに近づきます。」 「では、実践的な『使えるフィルイン』の組み合わせを、 一緒にマスターしていきましょう!」

14.3.1.1.13. (画面テロップ: -5章- ステップ3-1 実践的2拍フィルイン全集)

14.3.1.2. 【1. 2拍フィルインの基本構造とカウント】

14.3.1.2.1. 「2拍フィルインの構造は、4章でもやりましたが非常にシンプルです。 1拍フィルインを2つ繋げて2拍にするだけなんですね」

14.3.1.2.2. 「今回は、添付資料にある3つのカテゴリーを軸に、 スネアのみの組み合わせパターンを徹底的に実践していきます。」

14.3.1.2.3. 「また、今回はリズムの理解を深めるために、 4章の最後でやった**『1e&a(ワン・イー・エン・ア)』** というカウントも表示します。 『言葉』と『数字』の両方で、リズムの場所を正確に把握していきましょう!」

14.3.1.2.4. (画面に譜例を表示: 8ビート2を2拍分+3・4拍目のフィルイン枠)

14.3.1.3. 【2. 『実践』:スネアのみの頻出コンビネーション】

14.3.1.3.1. 「それでは実践です。 8ビート2を2拍叩いた後、3拍目と4拍目にフィルインを入れていきます。」

14.3.1.3.2. (画面に各パターンの譜面、リズム言葉、カウント、手順を順番に表示)

14.3.1.3.3. ① α + ウカタン

14.3.1.3.4. ② α + ウカタカ

14.3.1.3.5. ③ ターンカ + α

14.3.1.4. 【まとめ】

14.3.1.4.1. 「はい、お疲れ様でした! 4章までのリズムよりも、 よりリズミカルに聞こえるフレーズが増えたんじゃないでしょうか。 その分、休符の後の入りに戸惑ったり、 左手始まりに違和感があったりすると思います。」

14.3.1.4.2. 「ですが、継続は力なりです。 リズムイメージをしっかり持って、 空打ちや左手バウンドを意識しながら実践反復編で慣れていきましょう。」

14.3.1.4.3. 「譜面は説明欄からダウンロードできます。 ありがとうございました!」

14.3.2. 「ステップ3-1 (実践反復編)」

14.3.2.1. BPM80

14.3.2.1.1. 【-5章- ステップ3-1 (実践反復編)BPM80】

14.3.2.2. BPM90

14.3.2.2.1. 【-5章- ステップ3-1 (実践反復編)BPM90】

14.3.2.3. BPM100

14.3.2.3.1. 【-5章- ステップ3-1(実践反復編)BPM100】

14.3.3. 2拍フィルインの彩り 〜タム移動で表現力を爆発させろ〜 「ステップ3-2 (インプット編)」

14.3.3.1. 【導入】

14.3.3.1.1. 「スネアのみのパターンに慣れてきたら、 次はタムを組み合わせて、 よりカラフルなフィルインに挑戦しましょう。」

14.3.3.1.2. 「考え方は4章のステップ3-2と全く同じです。 スネアで叩いていた手順の一部を、 そのままタムに移動させるだけです。」

14.3.3.1.3. 「そして、口ドラムも、タムを叩く箇所の母音を『オ』に変える **『母音変換』や『テンプレ当てはめ方式』** を適用します。」

14.3.3.1.4. 「もちろん、通常のリズム言葉のままで、 タムに移動する、と考えても全く問題ありません。 タムの『トコトコ』という口ドラムに変換した方がイメージしやすいという方は、 タム類をタムのリズム言葉に変換してみてください。」

14.3.3.1.5. 「ここでは、譜面で紹介した全てのタム移動パターンを、 私が一度お手本として演奏してみます。 口ドラムの変換と手の動きに注目してみてください。」 (画面テロップ: -5章- ステップ3-2 タム移動フィルイン全集)

14.3.3.2. 【①『α + ウカタン』】

14.3.3.2.1. 「まずは、①番のカテゴリー。後半が『ウカタン』になるパターンです。 4拍目の頭『4』を休むのがポイントです。」

14.3.3.2.2. ・ タンタカ + ウカタン派生

14.3.3.2.3. ・ タタンカ + ウカタン派生

14.3.3.3. 【 ②『α + ウカタカ』】

14.3.3.3.1. 「次は②番のカテゴリー。後半が『ウカタカ』になるパターンです。 4拍目『4』を休んで、『e&a』を叩きます。 左手スタート(LRL)の手順を維持したまま移動します。」

14.3.3.3.2. ・ タカタカ + ウカタカ派生

14.3.3.3.3. ・ タンタカ + ウカタカ派生

14.3.3.4. 【③『ターンカ + α 』】

14.3.3.4.1. 「最後は③番。3拍目が『ターンカ』で始まるパターンです。 ここでは3拍目の頭『3』、付点8分音符をハイタムで叩きます。 変換すると、**『トーンカ』**という響きになります。」

14.3.3.4.2. * ⑴「トーンカ + タンタン」

14.3.3.4.3. * ⑵「トーンカ + タカタカ」

14.3.3.4.4. * ⑶「トーンカ + タカトン」

14.3.3.4.5. * ⑷「トーンカ + タントコ」

14.3.3.4.6. * ⑸「トーンカ + ウカトン」

14.3.3.5. 【まとめ】

14.3.3.5.1. 「お疲れ様でした!一気に13パターン、紹介しました。 スネアだけの時とは、結構印象が違いますよね。」

14.3.3.5.2. 「タム移動の時も、スネアの時と同じ手順でやることを忘れないでください。 そうすることによって、 このリズムの時はこの手順だというのが頭と身体に染み込んでいき、 
いろんな曲を実践するときに迷うことなく、 再現性がかなり高くなります。」

14.3.3.5.3. 「まずはこの動画で理解して、 実践反復編でタム移動に慣れていきましょう。 (譜面は説明欄からダウンロードできます。) ありがとうございました!」

14.3.4. 「ステップ3-2 (実践反復編)」

14.3.4.1. BPM80

14.3.4.1.1. 【-5章- ステップ3-2 (実践反復編)BPM80】

14.3.4.2. BPM90

14.3.4.2.1. 【-5章- ステップ3-2 (実践反復編)BPM90】

14.3.4.3. BPM100

14.3.4.3.1. 【-5章- ステップ3-2(実践反復編)BPM100】

14.3.5. オフビートフィルの極意 〜「ツ」のガイド音で作る「1拍半」の架け橋〜 「ステップ3-3 (インプット編)」

14.3.5.1. 【導入:オンビートからオフビートへ】

14.3.5.1.1. 「これまでのステップ3-1、3-2では、 リズムパターンから切り替わる際、 『タンタカ』や『ターンカ』といった、 **『拍の頭に必ず音がある』**フィルインを練習してきました。」

14.3.5.1.2. 「これを専門用語で**『オンビート(On-Beat)始まり』** と言います。 『オン(On)』とは『〜の上に』という意味。 つまり、メトロノームの拍(ビート)の真上に、音が乗っかっている状態です。 入り口がハッキリしているので、タイミングが取りやすかったと思います。」

14.3.5.1.3. 「しかし今回は、いきなり**『休符』から始まります。 『ウンタン』や『ウンタカ』のように、 拍の真上(オン)から外れた場所からスタートする。 これを『オフビート(Off-Beat)始まり』** と言います。」

14.3.5.1.4. 「このオフビート始まりは、非常にカッコいいのですが、 リズムの流れの中で休符が入ると、 『前のリズムパターンとの繋がりが悪くなる』 『入り損ねてリズムが崩れる』 ということが起こりやすいリズムでもあるんですよね。」

14.3.5.2. 【1拍半フィルの考え方】

14.3.5.2.1. 「そんなオフビート始まり、実は捉え方ひとつで グッと演奏がラクに、そしてカッコよくなるんです。 それが、今回お伝えする**『1拍半フィル』** という考え方です。」

14.3.5.2.2. 「2拍分のフィルを作ろうとして焦る必要はありません。 3拍目の頭(表)は、 今叩いているリズムパターンのハイハットを **『一打だけ延長』**して叩いてみてください。」

14.3.5.2.3. 「実際の太鼓が鳴り出すのは、3拍目の裏から。 長さにして**『1.5拍(つまり1拍半)』** 。 3拍目の頭を『伴奏の終わり』兼 『フィルのガイド音』にすることで、 自分の中ではオンビートの安定感を保ちつつ、 外にはカッコいいオフビートを響かせることができます。」

14.3.5.3. 【なぜこの「1拍半」が武器になるのか?】

14.3.5.3.1. 「この1拍半という考え方は、 リズムの流れを自然に聴かせるためにも、 非常に音楽的なアプローチになります。」

14.3.5.3.2. 「リズムパターン(HH)を、 フィルインの休符部分にあたる表拍まで叩く。 つまり、右手のハイハットが”土台、命綱”となって表拍を支え、 その後の裏拍からフィルが浮き出てくる。」

14.3.5.3.3. 「『聴いている人には裏拍のフィル(オフビート)が 強調されて聴こえるが、 叩いている自分は表拍のHH(オンビート)で ガッチリ支えている』。」

14.3.5.3.4. 「この感覚をマスターすることで、 リズムパターンとの不自然な途切れ感が減少し、 あなたのドラムは『鉄壁』になります。」

14.3.5.4. 【課題:リズムの架け橋をかけよう】

14.3.5.4.1. 「休符の部分に入れる**『右手ハイハット(ツ)』。 これは、リズムパターンという陸地から フィルの島へ渡るための『架け橋』**です。」

14.3.5.4.2. 「演奏者には『鉄壁のガイド』。 聴き手には『鋭いオフビート』。 この一石二鳥の『1拍半の魔法』を、 これから紹介する12個のパターンで マスターしていきましょう!」

14.3.5.5. 【1. ウンタン系(ガイド:ツッ・タン)】

14.3.5.5.1. 「まずは、一番基本となる8分音符のオフビート、『ウンタン』からです。」 「3拍目の頭にハイハットの『ツッ』を置いて、 1拍半のストーリーを始めていきましょう。」

14.3.5.5.2. 「これまで8分音符は右手で叩いてきました。 ここでも同じルール、8分音符は右・右という手順で実践しましょう。」 「『ツッ(HH)・タン(Sn)』。 手順は『右・右』です。」

14.3.5.5.3. (1) ウンタン + タンタン

14.3.5.5.4. (2) ウンタン + タカタカ

14.3.5.5.5. (3) ウンタン + タカタン

14.3.5.5.6. (4) ウンタン + タンタカ

14.3.5.6. 【2. ウンタカ系(ガイド:ツッ・タ・カ)】

14.3.5.6.1. 「次は、同じ8分休符スタートでも、16分音符で切り込む『ウンタカ』です。」 「休符の長さはさっきと同じですが、 後ろに続く音符が16分音符で細かくなります。

14.3.5.6.2. (1) ウンタカ + タンタン

14.3.5.6.3. (2) ウンタカ + タカタカ

14.3.5.6.4. (3) ウンタカ + タカタン

14.3.5.6.5. (4) ウンタカ + タンタカ

14.3.5.7. 【3. ウカタン系(ガイド:ツ・カ・タン)】

14.3.5.7.1. 「次は、16分休符から始まる『ウカタン』です。 ここでも、最初の16分休符『ウ』を ハイハットの『ツ』に置き換えます。」

14.3.5.7.2. 「ちなみに、鋭い方はお気づきかもしれませんが、 これはスネアのフィルが16分裏から始まるので、 厳密に計算すると『1.75拍のフィル』になります。」

14.3.5.7.3. 「ですが、細かい数字はいったん置いておきましょう。 『表拍をハイハットで支えて、裏からフィルに入る』という 構成自体はこれまでのウンタン系と同じです。 なので、これも大きく**『1拍半フィルの仲間』** として捉えて、 同じ感覚で練習していきましょう!」

14.3.5.7.4. 「『ツ・カ・タン』。 スネアが鳴り始める『カ』の部分は、 1e&a(ワンイーエンダ)でいうと**『e(イー)』の場所、 つまり、16分裏です。** なので、必ず**『左手始まり』**にしてくださいね。 これを右手でやってしまうと、リズムが転ぶ原因になります。」

14.3.5.7.5. (1) ウカタン + タカタン

14.3.5.7.6. (2) ウカタン + タンタカ

14.3.5.8. 【4. ウカタカ系(ガイド:ツ・カ・タ・カ)】

14.3.5.8.1. 「最後は、連打が始まる『ウカタカ』です。 これも頭の『ウ』を『ツ』に変えて、 **『ツ・カ・タ・カ』**と歌います。」

14.3.5.8.2. (1) ウカタカ + タカタン

14.3.5.8.3. (2) ウカタカ + タカタカ

14.3.5.9. 【まとめ】

14.3.5.9.1. 「お疲れ様でした!全12パターン、いかがでしたか?」 「今回練習した『1拍半』の感覚は、 自分の演奏を安定させるだけの、単なるガイドではありません。 ビートとフィルを滑らかに繋ぐ、**『最高のリズム・メイク』**でもあります。」

14.3.5.9.2. 「ハイハットがリズムパターンからの『架け橋』になることで、 リズムが途切れることなく、 その後のフィルインが、より鋭く、よりドラマチックに響いてきます。」

14.3.5.9.3. 「**『演奏を安定させる命綱』であり、かつ『フィルを際立たせる演出』** でもある。 この一石二鳥のテクニックを、ぜひマスターしてください。」

14.3.5.9.4. 「それでは、次回の実践反復編で、この感覚を身体に叩き込みましょう! ありがとうございました!」

14.3.6. 「ステップ3-3 (実践反復編)」

14.3.6.1. BPM80

14.3.6.1.1. 【-5章- ステップ3-3 (実践反復編)BPM80】

14.3.6.2. BPM90

14.3.6.2.1. 【-5章- ステップ3-3 (実践反復編)BPM90】

14.3.6.3. BPM100

14.3.6.3.1. 【-5章- ステップ3-3(実践反復編)BPM100】

14.3.7. オフビート×タム移動の極意 〜1拍半フレーズのタム移動〜 「ステップ3-4 (インプット編)」

14.3.7.1. 【導入】

14.3.7.1.1. 「5章3-4では、 前回実践した『1拍半のオフビート』とタムを組み合わせて、 よりカラフルなフィルインに挑戦しましょう。」

14.3.7.1.2. 「オフビートの鋭いリズムに、 タムの音程の変化が加わることで、 あなたのドラムは、初心者には出来ない カッコいいリズムを表現できるようになります。」

14.3.7.1.3. 「基本ルールは5章3-3の1拍半フレーズと全く同じです。 3拍目の頭は、ハイハットの『ツッ』で リズムの架け橋(命綱)を作ること。」

14.3.7.1.4. 「そして、これまでの実践でタム移動を実践した時のように、 タムに移動する音符の口ドラムは、 母音を『お』の段に変換して歌うこと。 タンは『トン』、タカは『トコ』ですね。」

14.3.7.1.5. 「今回のリズムでも、どのタムをどこで叩くかという 組み合わせは数えきれないくらいありますが、 特に汎用性の高い組み合わせを各リズムで実践します。」 「この『1拍半』と『タム移動』を組み合わせて、 一気に12パターンを攻略していきましょう!」 (画面テロップ: -5章- ステップ3-4 HHガイド音×タム移動 全集)

14.3.7.2. 【1. ウンタン系(ガイド:ツッ・タン)】

14.3.7.2.1. 「まずは3拍目の裏が8分音符のウンタン系です。」

14.3.7.2.2. (1) ウンタン + タンタン 「ツッ・タン + トン・トン」 「4拍目でハイタム、ロータムと降ります。 『ツッ・タン・トン・トン』。」 (模範演奏)

14.3.7.2.3. (2) ウンタン + タカタカ 「ツッ・トン + タカ・タカ」 「3拍目の裏でいきなりハイタムにいきます。 『ツッ・トン・タカ・タカ』。 4拍目のスネアへ弾みを付けるイメージです。」 (模範演奏)

14.3.7.2.4. (3) ウンタン + タカタン 「ツッ・タン + タカ・トン」 「最後だけハイタムに移動します。 『ツッ・タン・タカ・トン』。」 (模範演奏)

14.3.7.2.5. (4) ウンタン + タンタカ 「ツッ・トン + タン・タカ」 「3拍目裏がハイタムです。 『ツッ・トン・タン・タカ』。」 (模範演奏)

14.3.7.3. 【2. ウンタカ系(ガイド:ツッ・タ・カ)】

14.3.7.3.1. 「次は16分音符で切り込むウンタカ系です。 疾走感が増したように聞こえるのが特徴です。」

14.3.7.3.2. (1) ウンタカ + タンタン 「ツッ・タ・カ + タン・トン」 「4拍目の裏でハイタムに移動します。 『ツッ・タ・カ・タン・トン』。」 (模範演奏)

14.3.7.3.3. (2) ウンタカ + タカタカ 「ツッ・タ・カ + タカ・トコ」 「4拍目の後半がハイタムの連打です。 『ツッ・タ・カ・タカ・トコ』。」 (模範演奏)

14.3.7.3.4. (3) ウンタカ + タカタン 「ツッ・タ・カ + タカ・トン」 「最後の一打をハイタムで決めます。 『ツッ・タ・カ・タカ・トン』。」 (模範演奏)

14.3.7.3.5. (4) ウンタカ + タンタカ 「ツッ・タ・カ + トン・タカ」 「一度ハイタムでステップを踏むイメージです。 『ツッ・タ・カ・トン・タカ』。」 (模範演奏)

14.3.7.4. 【3. ウカタン系(ガイド:ツ・カ・タン)】

14.3.7.4.1. 「次は、ハイハットの次が左手から始まるウカタン系です。 手順が逆になるので、手元をよく見てくださいね。」

14.3.7.4.2. (1) ウカタン + タカタン 「ツ・カ・トン + タカ・トン」 「3拍目の裏をハイタム、最後をフロアタムで。 『ツ・カ・トン・タカ・トン』。」 (模範演奏)

14.3.7.4.3. (2) ウカタン + タンタカ 「ツ・カ・トン + トン・トコ」 「3拍目裏をハイタム。 4拍目はロータムからフロアの連打へ! 『ツ・カ・トン・トン・トコ』。 「『ツカトン』っていうフレーズがかなりリズミカルで カッコ良く聞こえますよね。」 (模範演奏)

14.3.7.5. 【4. ウカタカ系(ガイド:ツ・カ・タ・カ)】

14.3.7.5.1. 「最後は連打の嵐、ウカタカ系です。」

14.3.7.5.2. (1) ウカタカ + タカタン 「ツ・カ・タ・カ + タカ・トン」 「最後の一打だけハイタムに落とします。 『ツ・カ・タ・カ・タカ・トン』。」 (模範演奏)

14.3.7.5.3. (2) ウカタカ + タカタカ 「ツ・カ・ト・コ + ト・コ・ト・コ」 「3拍目の後半からタム回しが始まります。 ハイタム、ロータム、フロアタムと、 流れるように叩き切ります! 『ツ・カ・ト・コ・ト・コ・ト・コ』。 フィルイン始まりの16分裏でスネア1打になるだけで、 
3拍目の頭からスネアで始まるよりも、 より高度なフレーズを叩いているように聞かせることができる、 非常にカッコいいフレーズです。」 (模範演奏)

14.3.7.6. 【まとめ】

14.3.7.6.1. 「お疲れ様でした!全12パターン、 タムの彩りが加わって、最高にカッコよかったですよね!」 「タム移動の時も、スネアの時と同じ手順でやることを忘れないでください。 そうすることによって、 このリズムの時はこの手順だというのが頭と身体に染み込んでいき、 
いろんな曲を実践するときに迷うことなく、 再現性がかなり高くなります。」

14.3.7.6.2. 「まずはこの動画で理解して、 実践反復編でタム移動に慣れていきましょう。 (譜面は説明欄からダウンロードできます。) ありがとうございました!」

14.3.8. 「ステップ3-4 (実践反復編)」

14.3.8.1. BPM80

14.3.8.1.1. 【-5章- ステップ3-4(実践反復編)BPM80】

14.3.8.2. BPM90

14.3.8.2.1. 【-5章- ステップ3-4(実践反復編)BPM90】

14.3.8.3. BPM100

14.3.8.3.1. 【-5章-ステップ3-4(実践反復編)BPM100】

14.4. 【フェーズ4:奏法バリエーション】

14.4.1. リズムに大人の彩りを 〜クローズド・リムショット〜 「ステップ4-1 (インプット編)」

14.4.1.1. 【導入:表現力の拡張へ】

14.4.1.1.1. 「第5章もいよいよフェーズ4に突入です。 これまでのフェーズでは、音符の隙間や長さを操る 『リズムの組み合わせ』を学んできました。」

14.4.1.1.2. 「ここから学ぶのは、ドラムの **『表現力(彩り)』**です。 同じ8ビートでも、叩く『音色』を変えるだけで、 曲の雰囲気はガラッと変わります。」

14.4.1.1.3. 「今回は、バラードや曲の静かなAメロで大活躍する、 **『クローズド・リムショット』**というテクニックを解説します。 『カッ』という、木の温かみのある音が特徴です。」

14.4.1.2. 【クローズド・リムショットとは?】

14.4.1.2.1. 「『リム』とは、スネアドラムの周りにある金属の枠、縁(ふち)のこと。 ここをスティックで直接叩く技術をリムショットと呼びます。」

14.4.1.2.2. 「この時、手のひらを打面(皮)にピタッとつけて、 太鼓の響きを『閉じた(クローズド)』状態で枠を叩くから、 『クローズド・リムショット』という名称がついていると 思っておくといいですね。」

14.4.1.2.3. 「曲の中で、落ち着いた雰囲気を聴かせたい時や、 徐々に盛り上げていきたい時の最初の落ち着いた演出効果として、 通常のバシッ!というスネアの代わりに使うと、 グッと大人っぽく、 プロらしい表現力に近づいた演奏に聴かせることができます。」

14.4.1.3. 【構え方と叩き方の3ステップ】

14.4.1.3.1. 「それでは、具体的なやり方を3つのステップで解説します。」

14.4.1.3.2. ① スティックを逆さに持つ

14.4.1.3.3. ② スティックを打面(ヘッド)に密着させる

14.4.1.3.4. ③ スイートスポットを探して叩く

14.4.1.4. 【スティックの持ち替えが難しい場合】

14.4.1.4.1. ここまででスティックの持ち替えや、 具体的なデフォルト位置はわかったと思います。 ただ、実際の曲の中でスティックを持ち替えたり、 ヘッドに構えながら2時の位置に持っていくのは慣れが必要です。 中でも、スティックの上下を持ち替えるのって結構難易度高いんですよね。

14.4.1.4.2. そんな時は、スティックの上下を持ち替えずに、 いつも通りの方向でショットしてオッケーです。

14.4.1.4.3. ぶっちゃけ僕も、 よっぽどクローズドリムショットの音色や音量にこだわる場面じゃない限り、 スティックの方向を変えずにそのままやっちゃう事が多いんですよね。 普段通りの方向で演奏しても、 自分のスティックの良い音が鳴るポイントさえ掴んでいれば、 ちゃんと芯のある音色、音量で鳴ってくれます。

14.4.1.4.4. なので、まずは一度スティックの方向を逆にして太い方で鳴っている音を耳に覚えさせ、 これと同じような音色を普段と同じスティックの向きで試して、 同じような音を出せるようになれば実質問題はありません。

14.4.1.5. 【電子ドラムの場合】

14.4.1.5.1. 電子ドラムの場合だと、 クローズドリムショットの音色自体が装備されていない機種もあります。

14.4.1.5.2. その場合は、実際の生ドラムで鳴らした時のイメージを持ちながらやるしかなかったりするのですが、 それなりにちゃんとした電子ドラムだと、 クローズドリムショットの音色も再現してくれる機種も多くあります。

14.4.1.5.3. その際の注意点を挙げると、 ヘッドにスティックの先端と手のひらがくっついていなくても、 スネアの縁であるリム部分だけをヒットさえしていれば、 ちゃんと良い音がなってくれたりします。 でも実際は、ヘッドにくっつけたスティックの振動が伝わるから、 クローズドリムショットの音が鳴るものなんだと理解しておいてください。

14.4.1.5.4. 電子ドラムで実践する際、 スネアのサイズ自体が生スネアの14インチ程大きくなく、 小さいサイズのものも多いです。

14.4.1.5.5. そんなときは、できる限りヘッドにスティックと手のひらをくっつけた状態を優先してください。 その結果、ヒットする側のスティックが1/3以上スネアの外にはみ出してしまっても構いません。

14.4.1.5.6. この状態でもクローズドリムショットの音色が出るのであれば、 その状態で練習しましょう。 ヘッドにスティックと手のひらをくっつけた状態じゃないと、 クローズドリムショットの音が鳴る仕組みを理解しないまま頭と身体が覚えてしまい、 何かのときに生ドラムで実践して 『あれ、全然芯のある音がしない』 とならないためにも意識してみてください。

14.4.1.6. 【実践:8ビートに組み込んでみよう】

14.4.1.6.1. 「音の出し方が分かったら、さっそく実践です。 基本の『8ビート1』や『8ビート2』の、 2拍目と4拍目のスネアを、 このクローズド・リムショットに置き換えて叩いてみます。」

14.4.1.6.2. 「右手と右足はいつも通り。 左手だけが、打面に張り付いた状態になります。 最初は、右手のハイハットにつられて左手が浮きやすいので、 『左手は打面に接着剤でくっついている』 くらいのイメージを持って叩いてみましょう。」 (模範演奏:8ビート1のリムショットver) (模範演奏:8ビート2のリムショットver)

14.4.1.7. 【まとめ】

14.4.1.7.1. 「お疲れ様でした! スネアの音色が変わるだけで、 一気に『曲に強弱をつけられる演奏感』が出ますよね。」

14.4.1.7.2. 「芯のある『カッ』という音を出すために、 スティックの1/3程度の部分を目安にヒットすること。 ヘッドにスティックの端をくっつけた状態を維持できるように慣れましょう。」

14.4.1.7.3. 「ただ、通常のショットからの切り替えで慣れない最初は、 『なんとなくカッという音が鳴っていればOK』という精神で大丈夫です。 音色に悩みすぎるよりも、まずはリズムの中で 左手を浮かさずに叩き続ける感覚を優先しましょう。」

14.4.1.7.4. 「次回の実践反復編では、 通常のスネアショットとクローズドリムショットの切り替え練習もして、 実際の曲を想定して慣れていきましょう。 では、今回は以上になります。 ありがとうございました!」

14.4.2. 「ステップ4-1 (実践反復編)」

14.4.2.1. BPM80

14.4.2.1.1. 【-5章- ステップ4-1(実践反復編)BPM80】

14.4.2.2. BPM90

14.4.2.2.1. 【-5章- ステップ4-1(実践反復編)BPM90】

14.4.2.3. BPM100

14.4.2.3.1. 【-5章-ステップ4-1(実践反復編)BPM100】

14.4.3. リズムに呼吸を吹き込む 〜ハイハット・オープン〜 「ステップ4-2 (インプット編)」

14.4.3.1. 【導入:さらなる表現力の拡張】

14.4.3.1.1. 「第5章フェーズ4、表現力の拡張。 前回は『クローズド・リムショット』で、 静かで大人っぽい音色の変化を学びましたね。」

14.4.3.1.2. 「今回はもう一つの強力な表現方法、 **『ハイハット・オープン』**を解説します。」 「これまでは、左足でペダルをしっかり踏み込み、 ハイハットを閉じた状態(ツッ、ツッという音)で 叩いてきました。 この左足を少しだけ緩めて、 2枚のシンバルに隙間を作って叩き、 『ツーッ』という伸びる音を出すテクニックです。」

14.4.3.1.3. 「8ビートの途中、特に小節の終わりにこの音を入れると、 リズムに『呼吸』のようなうねりが生まれ、 次の小節へ向かう勢いや華やかさを 演出することができます。」

14.4.3.2. 【ハイハット・オープンの仕組みとリアルな譜面表記】

14.4.3.2.1. 「それでは、具体的なやり方を解説していきます。 ハイハットの開き幅は、1章のセッティングと同じ、 スティック1本分に設定しておいてください。」

14.4.3.2.2. 「まず前提として、ハイハット・オープンが 『楽譜』でどう表記されるかを見てみましょう。」 (※画面上に「ツッ・ツッ・ツッ・ツー|ツッ・ツッ・ツッ・ツッ」の譜面テロップ。 4打目のみに○を表記し、あとは通常の×印)

14.4.3.2.3. 「基本的には、ハイハットの何のマークもない 通常の『×』印は、閉じた状態(クローズ)を 表しています。 そして、オープンで鳴らす箇所だけに **『○(丸)』**のマークが書かれます。」

14.4.3.2.4. 「すごく丁寧な楽譜だと、オープンの『○』の直後の音符に、 『ここで閉じるよ!』という意味で **『+(プラス)』**のマークを書き記してくれている 場合もあります。」

14.4.3.2.5. 「また、五線譜の一番下に『×』印を書き、 下に縦棒を伸ばして、足でハイハットを踏む場所だと 教えてくれる「フットハイハット」と呼ばれる記し方をする場合もあります。」

14.4.3.2.6. 「でも、実際の市販のバンドスコアや楽譜では、 オープンの部分だけ『○』表記をして、 『+』は省略されている場合がほとんどです。」 「その場合でも、 **『○の次の通常のハイハット(×)などのタイミングで、 必ずクローズして音を切る』**というのが絶対のルールになります。 つまり、オープンは『開く』と『閉じる』の動作が 必ずセットになるということです。 この実践的な表記ルールをまず覚えておいてくださいね。」

14.4.3.3. 【基本動作の3ステップ】

14.4.3.3.1. 「この譜面の流れを踏まえて、具体的な足と手の動かし方を 3つのステップで確認しましょう。」

14.4.3.3.2. ① 左足は「上下のシンバルが触れ合う状態」まで緩める

14.4.3.3.3. ② 緩めた状態のまま叩き、オープン音(○)を鳴らす

14.4.3.3.4. ③ 次の音符のタイミングで踏み込み、音を短く切る

14.4.3.4. 【左足の「シーソー」で感覚を掴もう(単体練習)】

14.4.3.4.1. 「基本の動きが分かったところで、 ハイハット単体で練習してみましょう。」 「ここで、左足をコントロールする超重要なコツ、 『重心』についてお話しします。 通常のハイハットを踏み込んで閉じている時、 左足の重心は『つま先側(母指球)』に乗っていますよね。」

14.4.3.4.2. 「○のマークでオープンにする時は、 足首の力で無理やりつま先を持ち上げるのではなく、 この重心を『カカト側』に移動させます。 いわば、つま先側とカカト側を シーソーのように重心移動させるイメージです。」

14.4.3.4.3. 「これを踏まえて、譜面の通り 『ツッ・ツッ・ツッ・ツー』と鳴らしてみましょう。 最初の3回は通常の×印なので、母指球に重心を乗せてクローズ。 4回目の『○』で重心をカカトに移し、つま先を緩めてオープン。 そして次の瞬間、5回目の通常の音符で再び 母指球に重心を戻して『ツッ』と閉じます。」

14.4.3.4.4. (模範演奏:ハイハットのみで「ツッ・ツッ・ツッ・ツー|ツッ(閉じる)」の繰り返し)

14.4.3.4.5. (※ペダルの足の位置に関するアドバイス)

14.4.3.4.6. 「ここで、もし『上手く開かない』や『開きすぎる』と感じた方は、 左足をペダルに置く前後の位置をチェックしてみてください。」 「左足がペダルの前すぎると、カカトに重心を移しても ペダルが十分に上がらず開きません。」 「逆に、左足が後ろすぎると、少し緩めただけで開きすぎて 雑な音になり、閉じる時のタイトな音も出しにくくなります。」

14.4.3.4.7. 「なぜそうなるのか? 足の重心移動もシーソーのようですが、 **ペダルそのものの仕組みも『テコの原理』** になっているからです。 身近なもので例えてみますね。」

14.4.3.4.8. 「1つ目は、公園の『シーソー』です。 ペダルのカカト側がシーソーの『真ん中の支点』だと思ってください。 そして、反対側には『ペダルを押し上げようとするバネの力』という 重り(大柄な人)が乗っていると想像してみてください。」

14.4.3.4.9. 「左足が前すぎるというのは、シーソーの一番端っこに 乗っている状態です。テコの原理で自分の体重が伝わりやすいため、 反対側の重りをしっかり押さえ込めます。 ただ、自分が大きく上下に動かないと全体が傾きませんよね。 だから、重心を少しカカトに移したくらいでは重りが持ち上がらず、 ペダルが十分に開いてくれないんです。」

14.4.3.4.10. 「逆に、左足が後ろすぎるというのは、 シーソーの支点のすぐ近くに乗っている状態です。 ここは自分が少し動いただけで、端っこが大きく動く場所です。 さらに、反対側の重りに力負けしやすいポジションなので、 少し緩めただけで、大柄な人にシーソーを一気に跳ね上げられるように バカン!とハイハットが開きすぎてしまうんです。」

14.4.3.4.11. 「2つ目は、**料理で使う『トング』です。 トングの根元(繋がっている部分)をギューッと閉じるのって、 すごく握力が要りますよね? 左足が後ろすぎる(カカト側の付け根に近い)** というのは、まさにこの 『トングの根元を必死に閉じようとしている状態』です。 踏み込むのが非常に重くなるため、 タイトな『ツッ』というクローズ音が出しにくくなってしまいます。」

14.4.3.4.12. 「反対に、物を掴む先端側(前すぎる位置)を閉じるのは、 根元側を閉じるよりも楽に閉じられると思います。 ただその分、開く際にはちょっと緩めたくらいでは、 先端の開き幅が十分に取れず開かないこともあるんですね。」

14.4.3.4.13. 「このように、動きの幅と踏み込む重さの理由から、 ご自身が一番コントロールしやすい軽すぎず重すぎない 『ちょうどいい足の位置』を探りながら、 左足の感覚を身体に覚えさせてくださいね。」

14.4.3.5. 【実践:8ビートの「4拍目の裏」に入れてみよう】

14.4.3.5.1. 「左足のシーソーの感覚が掴めたら、 実際の8ビートに組み込んでみましょう。 よく使われる、**『4拍目の裏』**でオープンにする パターンを練習します。」

14.4.3.5.2. 「8ビートの王道の『8ビート2』を叩きながら、 4拍目の裏の『○』の瞬間に、カカトに重心を移してオープン。 そして、次の小節の『1拍目の頭』。 ここで右手のハイハットと右足のキックを叩くのと同時に、 母指球に重心を戻して『ツッ』と閉じます。」

14.4.3.5.3. 「開くタイミングよりも、 **『1拍目の頭に合わせてしっかり閉じる』** ことを 強く意識してください。」

14.4.3.5.4. 【超重要!左右の足の『タイミングの罠』】

14.4.3.5.5. 「ここで一つ、実践における超重要な注意点があります。 4拍目裏でオープンにするため『左足のつま先を緩めるタイミング』と、 次の1拍目でバスドラムを鳴らすための 『右足の予備動作(持ち上げる動き)を入れるタイミング』は、 全く別物です。」

14.4.3.5.6. 「初心者のうちは、左足を開く動きにつられて、 右足まで一緒に早く持ち上がってしまいがちです。 『左右の足は別々の動きをしている』ということを、 頭の片隅に必ず置いておいてくださいね。」

14.4.3.5.7. (模範演奏:8ビート2の4拍目裏オープンver をゆっくり)

14.4.3.5.8. 「4拍目裏で左足だけ緩めてオープン。 そして、バスドラムを鳴らすため右足だけジャンプの予備動作を入れて、 1拍目で両足同時に踏み込む。 このイメージです。」

14.4.3.5.9. (模範演奏:8ビート2の4拍目裏オープンver を通常のテンポで)

14.4.3.6. 【上手くコントロールできない時のチェックポイント】

14.4.3.6.1. 「最後に、機材のセッティングについてです。 先ほどお伝えした『左足をペダルのどの位置に置くか』に加えて、 ハイハット自体の開き具合の設定によっても、 足の動きに対する『反応のシビアさ』が劇的に変わります。」

14.4.3.6.2. 「なぜ反応が変わるのか? それはペダルを閉じた時の **『バネの押し返してくる力』**が関係しています。 一番イメージしやすい身近な例でいうと、 **『自転車の空気入れ(フロアポンプ)』** を下に押し込む時の 感覚とよく似た仕組みなんです。」

14.4.3.6.3. 「空気入れのハンドルを、上の方で少しだけ シュコシュコと浅く押し込んでいる時は、 押し返してくる抵抗も弱くて軽いですよね。」

14.4.3.6.4. 「でも、一番下まで全体重をかけてギュッと深く押し込んだ時は どうでしょう? 中の空気がパンパンに圧縮されて、 足腰にグッとくるほどの強い力で押し返してきますよね。 もしここで少しでも手の力をフワッと緩めたら、 ハンドルが『ポンッ!』と勢いよく上に跳ね返ってきます。」

14.4.3.6.5. 「もちろん、実際のハイハットでは足の裏のわずかな感覚なので、 空気入れほど極端に分かるわけではなく実感しづらいと思います。 ですが、ペダルの中で起こっている現象としては、 これと同じようなことが起こっていると思ってください。」

14.4.3.6.6. 「例えば、ハイハットの開き具合を 大きく(広く)設定しているとします。 これを閉じるためには、ペダルを一番下まで 深く踏み込む必要がありますよね。これはまさに 『空気入れを一番下まで押し込んで、強烈に押し返してきている状態』 です。」

14.4.3.6.7. 「深く踏み込んでいる分、バネが限界まで縮んで 足の裏を強く押し返しています。 だから、カカトへほんの少し重心を移した(緩めた)だけで、 その強い反発力によってペダルが一気に持ち上がり、 ちょっと緩めただけで過敏にガシャ!っと開いてしまうんです。」

14.4.3.6.8. 「逆に、ハイハットの開き具合を 小さく(狭く)設定しているとします。 これは数ミリ踏むだけで閉じるので、まさに **『空気入れを上の方で少しだけ浅く押し込んでいる状態』** です。」

14.4.3.6.9. 「バネが少ししか縮んでおらず、 足裏を押し返してくる力も非常に弱くなります。 だから今度は、カカト側へしっかりと大きく重心を移して、 自分から積極的につま先を解放して(持ち上げて)あげないと、 ペダルが上に戻ってこず、十分な隙間ができないため 『ツーッ』というオープンの音が出にくくなります。」

14.4.3.6.10. 「このように、開き具合によってペダルの重さや暴れやすさが 変わってしまうため、調節の具合が良く分からない最初のうちは、 コンテンツ序盤で学んだ**『スティック1本分』の基本の開き具合** に 設定し、まずは『左足の置く位置』と『重心の移動具合』だけで オープンの音を探ってみるのが一番おすすめです。」

14.4.3.6.11. (※電子ドラムの場合の注意点)

14.4.3.6.12. 「電子ドラムの場合は、センサーと生ドラムの 物理的な感覚にズレがある場合があります。 その場合は、ご自身の電子ドラムがしっかりオープン音を出してくれる ポイントまで、左足を緩める幅を調整してみてください。」

14.4.3.7. 【まとめ】

14.4.3.7.1. 「お疲れ様でした! ハイハット・オープンが入ると、 一気にドラムプレイが立体的になりますよね。」 「今回は『開いたら、次のハイハットを叩くタイミングで閉じる』 という一番基本の形を学びました。」

14.4.3.7.2. 「実際に鳴っている音を確認しながら、 『4拍目裏でカカト側に重心を移して緩め、 次の1拍目で母指球に乗せてしっかり踏み込む』という 足のシーソーのタイミングを身体に覚えさせることを優先しましょう。」

14.4.3.7.3. 「次回の実践反復編で、このハイハット・オープンを 8ビートの中に組み込む感覚に慣れていきましょう。 では、今回は以上になります。ありがとうございました!」

14.4.4. 「ステップ4-2 (実践反復編)」

14.4.4.1. BPM80

14.4.4.1.1. 【-5章- ステップ4-2(実践反復編)BPM80】

14.4.4.2. BPM90

14.4.4.2.1. 【-5章- ステップ4-2(実践反復編)BPM90】

14.4.4.3. BPM100

14.4.4.3.1. 【-5章- ステップ4-2(実践反復編)BPM100】

14.4.5. ハイハットオープンバリエーション 「ステップ4-3 (インプット編)」

14.4.5.1. 【導入】

14.4.5.1.1. 「第5章フェーズ4、ハイハット・オープンの応用編です。」 「前回は一番基本となる『4拍目裏でオープンにする形』を 学びましたね。 今回はそれをさらに発展させて、小節の途中に入れたり、 連続してオープンを入れたりする 実践的なパターンを解説していきます。」

14.4.5.2. 【パターン1&2:曲中でよく使われる定番アプローチ】

14.4.5.2.1. 「まずは、1箇所だけオープンを入れるパターンの応用です。」 (テロップ表記:パターン1(前回の復習)の譜面) 「パターン1は、前回のステップ4-2で練習した形です。 8ビートの『4拍目裏』で開いて、 次の小節の頭で閉じましたね。」 (テロップ表記:パターン2(3拍目裏オープン)の譜面)

14.4.5.2.2. 「これを、小節の途中に移動させたのが『パターン2』です。 8ビート1を叩きながら、**『3拍目の裏』** でオープンし、 4拍目の頭(スネアを叩くタイミング)でハイハットを閉じます。」

14.4.5.2.3. 「パターン1では左足オープンの後、 次に閉じるタイミングでバスドラムを鳴らすために 右足も同時に踏み込んでいましたが、 パターン2では右足を動かさない代わりに スネアが加わっています。」

14.4.5.2.4. 「この場合も、 『裏で開いて、次の表(スネア)に合わせてしっかり閉じる』 という左足のシーソーの基本は全く同じです。」 「この3拍目裏でオープンハイハットを鳴らすパターンも、 実際の曲の中で非常によく使われる定番フレーズなので、 慣れていきましょう。」

14.4.5.3. 【パターン3:連続オープン(ディスコビート)】

14.4.5.3.1. 「次は、すべての裏拍で連続してオープンにする 『パターン3』です。 いわゆる『ディスコビート(裏打ち)』と呼ばれる、 ダンスミュージックでよく聴かれるリズムになります。」 (テロップ表記:パターン3の譜面)

14.4.5.3.2. 「ここでは、『すべての裏拍』でオープンし、 『すべての表拍』でクローズします。 ここで注目したいのが、**『両足の動作順序』**です。」

14.4.5.3.3. 「① まず、裏拍で左足を緩めます。 ② 左足を緩めたまま、右足は次のキックに向けて ジャンプの予備動作を入れます。 ③ 次の表拍で、両足同時に踏み込みます。」

14.4.5.3.4. 「……お気づきでしょうか? 実はこの足の動き自体は、ステップ4-2のパターン1でやった 『1回だけのオープン』の時と全く同じ動きなんです。」

14.4.5.3.5. 「ただ、これが『連続して出てくる』ことに加えて、 2拍目と4拍目にはスネアが入るため、 『両手両足のすべてを同時に動かす(合わせる)瞬間』 が生まれます。 これがパニックになりやすく、一気に難易度が上がる原因です。」

14.4.5.3.6. 「ですので、練習する時は絶対に無理をせず、 まずはスネアを抜いた状態(右手と両足だけ)で、 ゆっくりしたテンポから動作を連続させることに 慣れてください。 足の連続シーソーがスムーズにできるようになったら、 そこにスネアを加えていきましょう。」

14.4.5.4. 【パターン4:足が逆の動きをするパターン】

14.4.5.4.1. 「続いて『パターン4』です。 これは、3拍目の表・裏でキックを2連打し、 その『裏のキック』のタイミングに合わせてオープンします。」 (テロップ表記:パターン4の譜面)

14.4.5.4.2. 「ここで引っかかりやすいのが、3拍目裏の瞬間です。 右足はキックを踏み込む(下へ)。 左足はオープンで緩める(上へ)。 このように**『右足と左足が逆の動き』** になるため、 手足が釣られやすくなります。」

14.4.5.4.3. 「上手くいかない時は、以下の3段階で 『部分練習』をしてみてください。」

14.4.5.4.4. (テロップ:(1)右足と左足逆の動きに慣れる) 「まずは左手のスネアをお休みして、 『3拍目裏のキック&オープン』と『4拍目表のクローズ』の 動きだけを反復し、足の逆の動きに慣れます。」

14.4.5.4.5. (テロップ:(2)スネア加える) 「足が慣れたら、4拍目の表で閉じる時に、 左手のスネアを加えます。」

14.4.5.4.6. (テロップ:(3)1つ前からつなげる) 「最後に、3拍目表の最初のキックから繋げて、 一連の動作としてスムーズに動かせるか確認します。 このように、つまずいた箇所だけを切り出して 部分練習するのが、上達の最短ルートです!」

14.4.5.5. 【パターン5:オープンの『長さ』を変える】

14.4.5.5.1. 「最後の『パターン5』です。 これまでは『裏拍』で開いていましたが、 今回は**『表拍』でオープン** します。」 (テロップ表記:パターン5の譜面)

14.4.5.5.2. 「4拍目表の両手を叩くのと『同時』にオープンします。 そして、そのまま4拍目裏も伸ばし続け (4分音符分の長さをキープし)、 次の小節のアタマで閉じます。」

14.4.5.5.3. 「足の動かし方としては、パターン1の基本動作に スネアが加わったようなイメージです。 『開いたままキープする長さ』が変わるだけで、 フレーズの印象が大きく変わりますよね。」

14.4.5.5.4. 「次の小節に向かうときに、 フィルインフレーズ程ではないけど ちょっとしたアクセントを入れたいときや、 分かりやすく4拍目の頭で次の1拍目に向かう 合図として使われたりもします。」 「このパターンも慣れておくといいでしょう。」

14.4.5.6. 【まとめ】

14.4.5.6.1. 「お疲れ様でした! 今回紹介した応用パターンは、どれも実際の曲を叩く上で 出てくる重要なものばかりです。」 「いきなり全てを完璧にする必要はありません。 『足が釣られるな』と思ったら、紹介したように 『分解し、部分練習をする』ということを 思い出してくださいね。」

14.4.5.6.2. 「次回の実践反復編で、これらのパターンを 実際に身体に叩き込んでいきましょう! 今回は以上になります。ありがとうございました!」