1. 移行は一歩ずつ(自己像のズレ、探索、試行錯誤、人的ネットワークからの情報)
1.1. 教育、自分探しの旅、起業、子育て、仕事
1.1.1. 大規模な変化や移行をいくつも経験する
1.1.1.1. 最初から変身することを前提に未来の人生を計画
1.1.2. アイデンティティによる一貫性をしっかり保つことでリスクを減らせる
1.1.3. 100年人生を生きるためにはリフレッシュし変身する移行期間が必要
2. 100年人生を生きるには、無形資産の構築が大切
2.1. 生産性資産
2.1.1. 無形資産は有形資産の形成を助ける。バランスをとって相乗効果をねらう
2.1.2. 評判、ブランド(SNS、学歴、職歴)
2.1.3. スキルと知識(経験学習したものが重要)
2.2. 活力資産
2.2.1. 肉体的・精神的健康
2.2.1.1. 友人や家族や同僚との良好な関係
2.2.1.2. 親しい友人・家族たちとのネットワーク
2.2.1.3. 健全な生活習慣
2.3. 変身資産
2.3.1. 新しいステージへの移行を成功させる意思と能力 不確実性への対処能力を高める要素
2.3.1.1. 自己理解(アイデンティティをたもちつつ変化する)
2.3.1.1.1. 他の人に意見を求め、寄せられた意見について内省することが有効
2.3.1.1.2. 自己認識と世界の見方を変更することで変身資産がつくれる
2.3.1.1.3. ウィークタイズ(弱い絆)から求人の情報などが手に入りやすい
2.3.1.1.4. ありえる自己像を想定する:どうなりたいか/どんな未来は避けたいか
2.3.1.1.5. 自己理解ができている人は人生に意味と一貫性をもたせることが容易。新しいステージで成功する確率が高い
2.3.1.2. 多様な人的ネットワーク(ロールモデル、有益な情報)
2.3.1.2.1. ロールモデルになり、意気投合できる人物、似た移行期を経験した人物を探すことで新たな世界の流儀を学ぶ
2.3.1.3. 新しい経験に対して開かれた態度(行動することで変化する)
2.3.1.3.1. 考えることでなく、行動することで変化に到達する
2.3.1.3.2. 古い常識ややり方に疑問を持つ、新しい生き方を実験する姿勢、他の人達の生き方や働き方に興味を持ち、新しいことをするときの曖昧さを嫌わない姿勢
2.3.1.3.3. 自己理解とネットワークによる変身基盤の上で行動が意味を成す
2.3.1.3.4. 変身過程では、行動パターンが脅かされ不安になり、心地悪いが、新しいやり方を受け入れることも可能になる。
3. 長寿化に伴い、教育⇒仕事⇒引退の3つに加え、更に新しいステージが3つ生まれる
3.1. エクスプローラー
3.1.1. 自分探し
3.1.1.1. 自己理解(得意、好きなこと)
3.2. インディペンデントプロデューサー
3.2.1. 自分で小さなビジネスをする、起業する
3.3. ポートフォリオ・ワーカー
3.3.1. 複業、様々な仕事を並行してすすめる
4. お金と時間の使い方を見直そう
4.1. 無形資産を作るには、お金と時間の使い方を見直す必要がある
4.2. 有形資産と無形資産を作るためにも、家庭内のパートナーとのバランス調整
4.3. ワークライフバランスを取ることで無形資産に投資する余裕が作れる
5. 新しいシナリオが生まれる
5.1. 複数のキャリアを持ち、多様な人生を歩む
5.1.1. 3.0シナリオ
5.1.1.1. 教育、仕事、引退
5.1.1.1.1. 100年人生には無形有形資産が不足
5.1.1.1.2. ↑上の引退後に生活費補填の仕事(非常勤講師など)
5.1.2. 3.5シナリオ
5.1.3. 4.0シナリオ
5.1.4. 5.0シナリオ
5.2. 移行期間はあいまい
5.2.1. 教育、仕事、起業orポートフォリオ型、引退
5.2.1.1. 仕事以外の時間をリクリエーションに使う(資格・学び・起業準備)
5.2.1.2. 引退後もポートフォリオ・ワーカーとして働く
5.3. 「資産」の管理と再点検が大切
6. ステージの移行期間の過ごし方
6.1. 次のステージを充実させるには、自分のリクリエーションが必要
6.2. アイデンティティは人間関係にねざしているので、移行期は交際範囲が変わる
6.2.1. 自分を取り巻く環境にいる人たちが変わることで視点が変わる
6.3. 移行はズレを感じることから。ありうる自己像が魅力的に見える⇒探索⇒アイデアの実行⇒移行のチャンス
6.4. 移行期間は2種
6.4.1. 自己の再創造型:新しいスキルや知識、新しい人的ネットワーク、などへの投資を行う。
6.4.1.1. 留学、大学、長期プログラム、パートタイムワーク、引っ越し、ライフスタイルの変更など
6.4.2. エネルギー再充填型:まとまって休む。スキルや知識、人的ネットワークなどの生産性資産は減退している可能性があり、効果は長続きしない。