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皮膚科学 により Mind Map: 皮膚科学

1. 第5章 皮膚と皮膚付属器官の保健

1.1. 皮膚と全身状態

1.1.1. 皮膚にも健康状態が現れる

1.1.2. 健康

1.1.2.1. 血色が良くて

1.1.2.2. 艶やか

1.1.3. 不健康

1.1.3.1. 顔が青ざめたり

1.1.3.2. 艶が無い

1.1.4. 貧血の場合

1.1.4.1. 皮膚が青白くなる

1.1.5. 栄養失調の場合

1.1.5.1. 皮下脂肪が減少

1.1.5.2. やせ細る

1.1.5.3. 皮膚はむくんでくる

1.1.6. 胃がんの場合

1.1.6.1. 全身衰弱

1.1.6.2. 皮膚は暗黒色

1.1.6.3. シミができる

1.1.7. 心臓や腎臓が悪い場合

1.1.7.1. 心臓

1.1.7.1.1. 血液循環がうまくいかなくなる

1.1.7.1.2. チアノーゼ

1.1.7.1.3. 皮膚が紫色に

1.1.7.1.4. むくみ

1.1.7.2. 腎臓

1.1.7.2.1. 顔からむくむ

1.1.8. 肝臓が悪い場合

1.1.8.1. 黄疸という症状になると

1.1.8.2. 皮膚が黄色になる

1.1.9. 便秘の場合

1.1.9.1. 調子が悪い

1.1.10. 糖尿病の場合

1.1.10.1. 細菌や真菌による皮膚疾患などにかかりやすくなる

1.1.11. これだけ見ても皮膚に体調の変化が現れることが分かります

1.1.12. 不規則な生活

1.1.13. 飲酒・喫煙・暴飲暴食

1.1.14. 気を付けましょう

1.2. 皮膚と精神

1.2.1. 精神面の状態によって皮膚の状態も変化する

1.2.2. ストレス

1.2.2.1. ホルモンのバランスが崩れて月経が止まったり

1.2.2.2. 蕁麻疹が出たり

1.2.2.3. アトピーがひどくなったり

1.2.2.4. 円形脱毛症もストレスが原因の一部と言われてる

1.2.3. 緊張すると

1.2.3.1. 汗の分泌が盛んに

1.2.3.2. 特に汗の分泌が多い人を

1.2.3.3. 多汗症といいます

1.2.3.4. 多汗症の人は汗をかいていることを気にし始めると

1.2.3.5. ますます汗の分泌が多くなる

1.2.3.6. 無限ループ

1.2.4. 精神的に病むと良くないことばかり

1.2.4.1. 過度に頑張りすぎない

1.2.4.2. ゆっくり休む

1.2.4.3. 悩んだら誰かに相談する

1.2.4.4. ストレスで死ぬ人もたくさんいるので

1.3. 皮膚と栄養

1.3.1. 皮膚は食べ物から栄養を補給する

1.3.2. 食べ物から得た栄養は体内から血液によって供給される

1.3.3. 栄養を効率よく吸収するには

1.3.3.1. 胃腸が健康である必要がある

1.3.3.2. そのためには規則正しい生活

1.3.4. 栄養を効率よく利用するには

1.3.4.1. 外部からの刺激の影響を最小限にとどめるために

1.3.4.2. クリームなどで皮膚を保護する

1.3.4.3. 栄養のバランスを良くする

1.3.4.4. 無理なダイエットで栄養バランスが崩れると

1.3.4.5. 皮膚に影響がでて来る

1.3.4.6. タンパク質が皮膚の主成分なので

1.3.4.7. 不足しないようにする

1.3.4.8. 特に動物性タンパク質が体内で利用されやすい

1.3.4.9. 食べ過ぎると胃腸に負担がかかるので

1.3.4.10. 適度な量・適切な時間に食べる

1.4. 皮膚とし好品

1.4.1. し好品とは

1.4.1.1. アルコール

1.4.1.2. タバコ

1.4.1.3. コーヒー

1.4.1.4. お茶

1.4.1.5. などなど

1.4.1.6. 栄養が全くないかほぼ無いもの

1.4.1.7. 楽しむだけのもの

1.4.2. 常用すると人体に影響が

1.4.2.1. コーヒー、ココア、お茶

1.4.2.1.1. カフェイン

1.4.2.2. 大量に摂取すると悪影響

1.4.3. 特にたばこやアルコール

1.4.3.1. タバコ

1.4.3.1.1. ニコチン

1.4.3.1.2. ニコチンは血液循環を悪くしたり

1.4.3.1.3. 皮膚の張りがなくなったり

1.4.3.1.4. 胃も荒れる

1.4.3.1.5. 腸の働きも悪くなるから栄養を吸収し辛くなる

1.4.3.1.6. 妊娠中にタバコを吸うと胎児にも悪影響

1.4.3.1.7. 悪いことばっかり

1.4.3.2. アルコール

1.4.3.2.1. 大量摂取は胃が荒れる

1.4.3.2.2. 炎症が悪化

1.4.3.2.3. 肝臓が悪くなる

1.4.3.2.4. 皮膚が荒れ、老化が早くなる

1.4.3.2.5. 飲酒はほどほどに

1.5. 皮膚と体内病変

1.5.1. 体調が悪かったり、臓器に病気があると皮膚にいろいろな変化が起こる

1.5.1.1. 寝不足や疲れなどでは青ざめてつやが無い肌

1.5.1.2. 貧血だと青白く

1.5.1.3. 栄養失調だとむくみや虚弱

1.5.2. 肝臓と皮膚

1.5.2.1. 肝臓は消化・吸収されたものを処理する臓器

1.5.2.2. 体内の大化学工場

1.5.2.3. 血中に胆汁色素が増加

1.5.2.4. 皮膚が黄色くなり、黄疸と言われる症状に

1.5.2.5. かゆみが出ることも

1.5.2.6. ビタミンBを利用し辛くなる

1.5.2.7. 男性の女性化

1.5.3. 腎臓と皮膚

1.5.3.1. むくみが出て、弾力、光沢が無くなる

1.5.4. 胃腸と皮膚

1.5.4.1. 栄養の吸収、利用の妨げ

1.5.4.2. 便秘になり、ニキビ、蕁麻疹、湿疹の悪化

1.5.5. 膵臓と皮膚(糖尿病と皮膚変化)

1.5.5.1. 糖尿病は、膵臓から分泌される

1.5.5.2. インスリンというホルモンの不足によるもの

1.5.5.3. https://d3lqfxv2uj61gi.cloudfront.net/media/article/images/cjnxhpvnaf5seuy9y2lntuskacwnb4rw.png?width=1200

1.5.5.4. 糖尿病の人は自分でインスリン注射を投与

1.5.5.5. 身体が糖を分解できなくなる

1.5.5.6. 症状としては血糖値の上昇

1.5.5.7. 皮膚の変化

1.5.5.7.1. 抵抗力が低下し、化膿菌や真菌による感染症を起こしやすくなる

1.5.5.7.2. 動脈硬化を起こし、腎不全や失明、足の潰瘍など

1.5.5.7.3. 知覚が鈍くなる

1.6. 皮膚の水分と脂の状態

1.6.1. 人間の場合、体重の約60%が水分

1.6.2. 新生児はもっと多く、老化によって減少する

1.6.3. 皮膚の水分と油分が不足すると以下の症状が出やすい

1.6.4. しわ

1.6.4.1. 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われると

1.6.4.2. たるみが生じしわとなる

1.6.4.2.1. しわの原因は表皮の乾燥

1.6.4.2.2. 膠原繊維、弾性繊維の減少など

1.6.4.2.3. たるみの原因は皮下脂肪の萎縮や下垂

1.6.4.2.4. 表情筋の収縮や弛緩など

1.6.4.3. 皮膚の老化と対策

1.6.4.3.1. 前提として老化は止められません

1.6.4.3.2. 人間誰しも劣化していきます

1.6.4.3.3. ただ、ケアをして遅らせることはできる

1.6.4.3.4. 老化によるしわと対策

1.6.4.3.5. 老化によるたるみと対策

1.6.4.3.6. 老化によるシミと対策

1.6.5. 乾皮

1.6.5.1. 肌のみずみずしさは水分量による

1.6.5.2. 角質層の保水機能

1.6.5.2.1. https://konjacceramide-pj.jp/images/barrier_about_element_all.png

1.6.5.2.2. 角質層の成分と結合した水

1.6.5.2.3. 自由な水

1.6.5.2.4. 天然保湿因子

1.6.5.2.5. 角質細胞間脂質

1.6.5.2.6. これらの機能で水分を失うことなく

1.6.5.2.7. 細菌やウイルスの侵入を防いでいる

1.6.5.2.8. 乾皮はこれらのバランスが崩れた状態

1.6.5.2.9. 主婦とか料理人、美容師

1.6.5.2.10. 水仕事の多い人は脱脂によって乾皮になりやすい

1.6.5.3. 乾皮対策

1.6.5.3.1. 思春期には男性ホルモンによって皮脂が再び増加し

1.6.5.3.2. 50歳以降再び減少する

1.6.5.3.3. このような皮脂の増減に合わせて調整しなければいけない

1.6.5.3.4. 皮膚表面をきれいにする

1.6.5.3.5. 皮膚表面の余分な角質層を取り除く

1.6.5.3.6. 保湿因子(皮脂、NMF)を補う

1.6.5.3.7. 入浴後、水分の残っている間に保湿剤を塗布する

1.6.5.4. 老人性乾皮症

1.6.5.4.1. 歳をとるにつれて、皮膚の分泌作用も

1.6.5.4.2. 新陳代謝も低下する

1.6.5.4.3. そうなると水分不足、乾燥を招き

1.6.5.4.4. 皮膚は硬くなる

1.6.5.4.5. 角質層、脂質、天然保湿因子、環境、真皮

1.6.5.4.6. これらの変化が年を取るとみられる

1.6.5.5. 手荒れ

1.6.5.5.1. 一時刺激性皮膚炎

1.6.5.5.2. アレルギー性接触皮膚炎

1.6.5.5.3. これらが原因で柔軟性や滑らかさが欠ける

1.6.5.5.4. 対処法

1.6.5.6. 口唇荒れ

1.6.5.6.1. 唇をなめると皮脂膜が取れ、唾液が付着し皮膚炎を起こす

1.6.5.6.2. 接触皮膚炎

1.6.6. あぶら性の皮膚

1.6.6.1. 皮脂の分泌が多い脂性肌

1.6.6.2. 顔全体がぎとっとした感じ

1.6.6.3. テカテカして、毛孔が開き、小鼻から頬に赤味

1.6.6.4. 脂性肌の人は毛孔や汗孔に汚れがたまりやすい

1.6.6.5. ニキビができやすいのでケアが大事

1.6.7. 敏感肌

1.6.7.1. かゆみ、火照り、痛みの症状を敏感に示す肌

1.6.7.2. 刺激の強い化粧品を避ける

1.6.7.3. 敏感肌用を使う

1.6.7.3.1. タール色素、防腐剤、アルコールが配合されてないもの

1.7. 皮膚・付属機関とホルモン

1.7.1. 男性ホルモンと皮膚

1.7.1.1. 男性ホルモンは

1.7.1.2. 男性の場合は精巣から、女性の場合は副腎皮質から分泌される

1.7.1.2.1. 副腎は腎臓の傍にあります

1.7.1.2.2. 副腎皮質の働きが高まると

1.7.1.2.3. 女性の男性化

1.7.1.2.4. 髭やその他の毛が生えて来たり、濃くなったり

1.7.1.2.5. 脂性肌になったり

1.7.1.2.6. ふけがでできたり

1.7.1.3. 脂腺が発育して皮脂の分泌が増加

1.7.1.4. 角質層が厚くなる

1.7.1.5. 筋肉成分を作る

1.7.2. 女性ホルモンと皮膚

1.7.2.1. 女性ホルモンは

1.7.2.2. 卵胞ホルモンと黄体ホルモンといわれるもののこと

1.7.2.3. 更年期になると女性ホルモンの分泌が停止

1.7.2.3.1. 男性ホルモンの比率が高くなり男性化

1.7.2.3.2. 自律神経が不安定に

1.7.2.4. 月経周期によっても肌は変化する

1.7.2.4.1. 月経の2~3日前から

1.7.2.4.2. 皮膚の水分量が増加

1.7.2.4.3. 光線に対して過敏に

1.7.2.4.4. くまが濃くなり

1.7.2.4.5. アポクリン腺の活動が盛んに

1.7.2.4.6. ニキビが悪化

1.7.2.4.7. 月経中はパーマやカラーがうまくいかない場合も

1.7.2.5. 妊娠中も肌が変化

1.7.2.5.1. 色素沈着

1.7.2.5.2. 手掌の紅斑

1.7.2.5.3. 多汗症

1.7.2.5.4. 妊娠線

1.7.3. 副腎皮質ホルモンと皮膚

1.7.3.1. 副腎皮質ホルモンが減少すると

1.7.3.2. 血圧が下がり

1.7.3.3. 筋肉の力が弱くなる

1.7.3.4. 皮膚は刺激を受けやすくなる

1.7.4. 脂腺とホルモン

1.7.4.1. 何度も出てきてますが

1.7.4.2. 脂腺は男性ホルモンの影響によって発育

1.7.4.3. 思春期に多く分泌

1.7.5. 毛とホルモン

1.7.5.1. 毛の硬さは遺伝的な要素もあるが

1.7.5.2. 性ホルモンも関係している

1.7.5.3. 成長していくにつれて腋毛、陰毛が生え

1.7.5.4. 男性は髭、胸毛や四肢に硬毛が生える

1.7.5.5. 更に年を取ると

1.7.5.6. 男性は脱毛が目立ち始める

1.7.5.6.1. 前頭部から頭頂部が抜け落ちる

1.7.5.6.2. 男性型脱毛症

1.7.5.7. 毛の変化は

1.7.5.7.1. 遺伝因子

1.7.5.7.2. 男性ホルモン

1.7.5.7.3. 年齢

1.7.5.7.4. この3つの要因で起こる

1.8. 皮膚の保護と手入れ

1.8.1. 皮膚の保健

1.8.1.1. 必要な栄養をとり、内側から皮膚の保健に努めると共に

1.8.1.2. 適切な皮膚の手入れを行うことが皮膚にとって何より大切

1.8.1.3. また自分の身体の状態を知って適せつな化粧品を使う

1.8.2. 皮膚の手入れ

1.8.2.1. 皮膚の手入れの目的は

1.8.2.1.1. 皮膚を清潔にすること

1.8.2.1.2. 皮膚を保護すること

1.8.2.1.3. 皮膚を強くすること

1.8.2.1.4. 皮膚を美しくすること

1.8.2.1.5. 皮膚に合わないクリームを塗ったり、皮膚の働きを失うような手入れはダメ

1.8.2.2. 皮膚の手入れで最も大切なことは

1.8.2.2.1. 皮膚表面にたまったほこりや垢

1.8.2.2.2. 細菌などを洗い落として清潔にすること

1.8.2.2.3. 化膿を防ぐと共に、血行を良くし物質代謝を盛んにすること

1.8.2.3. 顔や体を洗う際はぬるま湯がおススメ

1.8.2.3.1. 石鹸の効果が一番出るのがぬるま湯

1.8.2.3.2. 良く泡立てた石鹸でこすりすぎないように

1.8.2.3.3. 入浴に関しては1日1回がちょうどいい

1.8.2.3.4. 入りすぎて皮脂が落ちると乾燥や皮膚感染につながる

1.8.2.3.5. 入浴後は水分補給の化粧水と

1.8.2.3.6. 水に溶けないクリームを塗るといい

1.8.2.3.7. https://img.favor.life/rich/rich_files/rich_files/90394/blog/0da08b715072a65cc2f11d908c37f691.jpg

1.8.2.4. 乾燥肌の人は洗浄力を押さえた洗顔料・ボディーソープを使って

1.8.2.5. その後しっかりとクリームで保湿

1.8.2.5.1. クリーム・乳液は皮脂膜に近いものなので

1.8.2.5.2. 皮膚の生理機能の妨げにならない

1.8.3. ひげそりあとの皮膚の手入れ

1.8.3.1. 髭剃りは肌の負担を抑えるために毛流に沿って行う

1.8.3.2. 泡立てた石鹸液やシェービングフォームを使い

1.8.3.3. 肌の負担を抑える

1.8.3.4. 髭剃り後

1.8.3.4.1. シェービングで皮脂膜が無くなるので

1.8.3.4.2. アフターシェービングローション

1.8.3.4.3. クリーム

1.8.3.4.4. 塗っておく

1.8.3.4.5. シェービング時に傷ができると

1.8.3.4.6. カミソリカブレを起こす可能性が

1.8.3.4.7. 殺菌作用のあるクリームで保湿・殺菌

1.8.4. ふけ症の手入れ

1.8.4.1. ふけ症は頭皮の角化が促進して角質層が正常以上に剥がれ落ちること

1.8.4.2. 脂性のふけ症

1.8.4.2.1. シャンプーして汚れやふけを落とすことが大切

1.8.4.2.2. 特に頭皮を良く洗う

1.8.4.2.3. 汚れが多いときは2度洗い

1.8.4.2.4. 油分の少ないシャンプーを選ぶ

1.8.4.3. 乾性のふけ症

1.8.4.3.1. シャンプーしすぎないようにして、シャンプー後リンスをする

1.8.4.3.2. 洗いすぎると油分がますます無くなる

1.8.4.4. ふけ止めシャンプーを使うのもおすすめ

1.8.4.4.1. https://www.biteki.com/wp-content/uploads/2018/05/201710gcc-136-1-e1526350911410.jpg

1.8.4.4.2. ふけの繁殖する原因である微生物の繁殖を抑制

1.8.4.4.3. ジンクピリチオン・サリチル酸・タール・硫黄

1.8.4.4.4. シャンプー成分表を見てみるとこれらが入ってる場合が多い

1.8.4.4.5. ただし、頭皮に赤味があったり

1.8.4.4.6. ざらざらしている場合は皮膚病の可能性があるので

1.8.4.4.7. 皮膚科へ

1.8.5. 汗をかきやすい部位の手入れ

1.8.5.1. 汗をかきやすい部分を清潔にしないと

1.8.5.2. 悪臭を発したり、真菌による皮膚疾患にかかりやすくなったりする

1.8.5.3. 良く洗い汗を流す

1.8.5.4. デオドラント剤

1.8.5.5. 収れん作用のある化粧水などを使う

1.8.6. 紫外線に対する皮膚の手入れ

1.8.6.1. 教科書の図を見てください

1.8.6.2. 紫外線が当たると皮膚は赤くなったり、黒くなったりする

1.8.6.3. 主に皮膚に影響のある紫外線が

1.8.6.4. UVA

1.8.6.4.1. 最も波長が長い

1.8.6.4.2. 真皮まで達する

1.8.6.4.3. 皮膚が黒くなる

1.8.6.5. UVB

1.8.6.5.1. 皮膚に対する刺激が強い

1.8.6.5.2. 皮膚に紅斑を起こす(赤くなる)

1.8.6.6. 紫外線によってしわ・老人性色素斑・肝斑・脂漏性角化症・光線過敏症などを起こす

1.8.6.7. 対策

1.8.6.7.1. サンスクリーン製品を使う

1.8.6.7.2. サンスクリーン製品の作用は2つ

1.8.6.7.3. 紫外線を吸収

1.8.6.7.4. 紫外線を散乱

1.8.7. 皮膚表面のpHと化粧品

1.8.7.1. 皮膚表面は弱酸性

1.8.7.2. アルカリを中和してくれる働きがある

1.8.7.3. 皮膚の水分バランスが崩れている人は

1.8.7.4. アルカリの中和機能が低下している場合がある

1.8.7.5. そういった人は外から保湿をしてあげる必要がある

1.8.8. 皮膚の色を白くする化粧品

1.8.8.1. 美白化粧品と言われるもの

1.8.8.2. 昔は水銀や、ヒ素を含むものもあったが副作用の危険から

1.8.8.3. 今は使われていない

1.8.8.4. 現在は

1.8.8.4.1. メラニンの生成を抑えるような成分が使われている

1.8.8.4.2. ビタミンC誘導体・アルブチン・トラネキサム酸など

1.8.8.4.3. シミ予防にも効果的

1.8.9. 硬い皮膚のケア

1.8.9.1. 機械的刺激が長く続くことで角質層が硬くなる

1.8.9.2. タコ・ウオノメ

1.8.9.3. 機械的刺激を避ける・靴を変えるなどの対策を

1.9. 毛の保護と手入れ

1.9.1. 毛は脂腺から分泌される皮脂によって水分が失われることを防ぎ

1.9.2. 光沢としなやかさを保っている

1.9.3. ただし髪の毛が長い場合皮脂だけだと足りない

1.9.3.1. リンス・トリートメント

1.9.3.2. アウトバストリートメント

1.9.3.3. パサつく人はこれらでケアする

1.9.4. ケアとして大事なのは

1.9.4.1. シャンプー

1.9.4.1.1. 整髪料を落とし頭皮・髪の毛を清潔に保つ

1.9.4.1.2. 臭いを軽減

1.9.4.1.3. 夏場はシャンプーの回数を増やすなどの工夫が必要

1.9.4.1.4. 怠るとふけが多くなったり細菌による悪臭を発する

1.9.4.2. ブラッシング

1.9.4.2.1. 頭毛の汚れを取り、皮脂が毛先まで行き渡る

1.9.4.2.2. 髪の毛の絡まりを取る

1.9.4.2.3. 血行を良くし皮脂の分泌を促す

1.9.4.2.4. クッションブラシ等を使うとマッサージ効果アップ

1.9.5. 髪が傷む原因

1.9.5.1. プール

1.9.5.1.1. 塩素によるダメージが大きい

1.9.5.1.2. 濡れたまま放置

1.9.5.1.3. メラニンが脱色される

1.9.5.2. パーマやカラー

1.9.5.2.1. 薬剤によるダメージ

1.9.5.2.2. パーマはシスチン結合の切断・再結合

1.9.5.2.3. カラーも強アルカリ剤

1.9.5.2.4. これらが髪の毛に作用しタンパク質が流れ出る

1.9.5.3. 機械的刺激

1.9.5.3.1. ブラッシングのやりすぎ

1.9.5.3.2. 逆毛

1.9.5.3.3. 長い時間強く結んだ状態

1.9.5.3.4. 切れ味の悪いシザー・セニングでカット

1.9.5.4. 熱・乾燥

1.9.5.4.1. ドライヤー・コテ・アイロンの当てすぎ

1.9.5.4.2. 外気・紫外線の影響

1.9.5.4.3. ※デジタルパーマ・縮毛矯正は薬剤+アイロンによる熱でダメージが大きい

1.9.5.4.4. 熱を当てすぎると手触りが硬くなる

1.10. 爪の保護と手入れ

1.10.1. 爪が伸びすぎているとゴミが溜まり細菌が繁殖しやすい

1.10.2. 爪の手入れとしてはまず短く切り清潔にすること

1.10.3. ただし

1.10.3.1. 深く切りすぎて爪床や指先の炎症を起こさないように注意する

1.10.4. マニキュアは爪の水分・脂質を奪っていくので

1.10.5. ネイルオイル等で保湿・油分の補給が必要

1.10.6. ささくれができた場合はささくれをはさみで切り保湿

1.11. 子供のおしゃれによる皮膚トラブル

1.11.1. 最近は小中学生のメイクやカラーが普通になってきている

1.11.2. 子供は化粧品に対する知識が無く間違った使い方をする場合がある

1.11.3. 美容師として適切なアドバイスができるようにしておきましょう

1.11.4. 染色などのトラブル

1.11.4.1. カラーのトラブルの主なものとしては

1.11.4.2. カラーの成分であるパラフェニレンジアミンによるカブレ

1.11.4.2.1. カラー剤が頭皮や顔などに付いて赤くなったりかゆくなったりします

1.11.4.2.2. もともと湿疹のある所に付いて悪化したりということも

1.11.4.3. ブリーチの場合は過酸化水素によっての頭皮の傷み

1.11.4.3.1. 荒れやすい人は頭皮がかゆくなったり痛くなったり

1.11.4.3.2. ひどい場合は頭皮から血が出てくる

1.11.4.4. セルフカラーによって起こることが多い

1.11.4.4.1. サロンであれば色々な対処ができる

1.11.4.4.2. カブレないように頭皮に付かないようにカラーを塗る

1.11.4.4.3. 保護クリーム・オイルで肌を守る

1.11.4.4.4. ジアミンフリーのカラー剤で施術

1.11.4.4.5. 知識があれば回避できる部分が大きい

1.11.5. 化粧品によるトラブル(アイメイク)

1.11.5.1. 最近は雑誌の付録に化粧品がついてくることも多い

1.11.5.2. 小学~年生みたいなやつ

1.11.5.3. https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61wJ2KcxkeL._AC_SY450_.jpg

1.11.5.4. 化粧品に関しては子供用っていうくくりが特に無い

1.11.5.4.1. 含まれる成分は大人向け・子供向けどちらも同じ

1.11.5.4.2. 入ってる成分の質に差はありますが

1.11.5.4.3. 付録や100均のコスメは質がいいとは言えない

1.11.5.5. アイメイクのトラブルに関して

1.11.5.5.1. ビューラーによる金属アレルギー

1.11.5.5.2. アイラインを粘膜に引いてしまってカブレ

1.11.5.5.3. つけまつげが眼球に触れて細菌感染

1.11.5.5.4. 汚れたカラコン・アイプチの刺激による炎症

1.11.6. マニキュア等のトラブル

1.11.6.1. 大人同様、子供もマニキュアによって爪の脂質・水分が失われます

1.11.6.2. オフする際のリムーバーによって爪が変形したりということも

1.11.6.3. https://image1.shopserve.jp/otonanail.net/pic-labo/llimg/pty1.jpg?t=20200630103145

1.11.7. その他

1.11.7.1. ピアスによるトラブルも多い

1.11.7.2. https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/R/RnMtravelwithkids/20180421/20180421151419.jpg

1.11.7.3. ピアス穴に細菌感染

1.11.7.4. 金属アレルギー

1.11.7.5. 消毒液の接触皮膚炎

1.11.7.6. ケロイド・肉芽腫

1.11.8. 子供にはしっかりと知識を与えたうえでおしゃれをさせることが大切

1.11.8.1. 大人・プロとして子供にヘアメイクするのであれば

1.11.8.2. アフターケアまで教えてあげる

1.11.8.3. 基本的に子供は自然のままでいい

2. 第6章 皮膚と皮膚付属器官の疾病

2.1. 皮膚の異常とその種類

2.1.1. 皮膚に触ったり、目で見てわかる異常を発疹と言います

2.1.1.1. 最初に現れる発疹を原発疹

2.1.1.1.1. ①斑

2.1.1.1.2. 以下は教科書を絵を見て確認

2.1.1.1.3. ②丘疹

2.1.1.1.4. ③結節

2.1.1.1.5. ④小水疱

2.1.1.1.6. ⑤水泡

2.1.1.1.7. ⑥膿疱

2.1.1.1.8. ⑦膿腫

2.1.1.1.9. ⑧蕁麻疹または膨疹

2.1.1.2. 発疹が続いてるものを続発疹

2.1.1.2.1. 教科書の絵を見て確認

2.1.1.2.2. ①表皮剥離

2.1.1.2.3. ②糜爛

2.1.1.2.4. ③潰瘍

2.1.1.2.5. ④膿瘍

2.1.1.2.6. ⑤亀裂

2.1.1.2.7. ⑥鱗屑

2.1.1.2.8. ⑦痂疲

2.1.1.2.9. ⑧胼胝

2.1.1.2.10. ⑨瘢痕

2.1.1.2.11. ⑩委縮

2.1.1.2.12. ⑪色素沈着

2.2. 皮膚疾患の原因

2.2.1. 皮膚疾患の原因には外的要因と内的要因がある

2.2.1.1. 外的要因

2.2.1.1.1. 機械的刺激

2.2.1.1.2. 温熱・寒冷

2.2.1.1.3. 細菌・真菌・ウイルス・寄生虫

2.2.1.2. 内的要因

2.2.1.2.1. ホルモン関連

2.2.1.2.2. 内臓疾患

2.2.1.2.3. アトピー

2.2.1.2.4. アレルギー

2.2.2. その中でも内的要因であるアレルギーについて触れていきます

2.2.2.1. アレルギーとは大部分の人には無害な物質も

2.2.2.2. 一部の人には強い炎症を起こす現象

2.2.2.3. 皮膚に物質が触れ経皮吸収されると

2.2.2.4. 一部の人はその物質に対する抗体を作る

2.2.2.5. その物質が再び皮膚に吸収されたとき

2.2.2.6. 強い炎症を起こす

2.2.2.6.1. アレルギー反応で重い場合は死にます

2.2.2.6.2. アナフィラキシーショック

2.2.2.6.3. 蜂に刺されて死ぬ人もいます

2.2.2.7. 抗体を作らせる物質のことを

2.2.2.7.1. 抗原

2.2.2.7.2. または

2.2.2.7.3. 感作物質

2.2.2.7.4. と言います

2.2.3. アレルギー性のカブレ 例

2.2.3.1. カラー剤によるカブレ(ジアミンによるものが多い)

2.2.3.2. 食器に塗ってあるうるしによるカブレ

2.2.3.3. 時計やイヤリング、ピアスによるカブレ

2.2.3.4. 猫の毛等の動物によるカブレ

2.2.3.5. これらは抗原が皮膚に触れることで起こる

2.2.3.5.1. 接触皮膚炎

2.2.4. 体内に抗原が入ることで起こるアレルギー

2.2.4.1. 蕁麻疹等

2.2.4.2. 薬の内服によって起こるものを薬疹という

2.3. 皮膚疾患の治療法

2.3.1. 食事療法・薬の内服・外科的手術

2.3.2. 紫外線療法

2.3.2.1. 紫外線には殺菌作用がある

2.3.2.2. 皮膚に害の無い紫外線を当てて治療する

2.3.3. レーザー療法

2.3.3.1. 切除すると回復が遅く傷跡も残るが

2.3.3.2. レーザーは痛みも少なく傷跡も残らない

2.4. 皮膚炎と湿疹・蕁麻疹・薬疹

2.4.1. 接触皮膚炎(カブレ)

2.4.1.1. 第1形式

2.4.1.1.1. 化学物質や薬品、毒を持った虫や植物

2.4.1.1.2. これらに触れた時に皮膚に炎症を起こす

2.4.1.1.3. 炎症を起こす原因の物質を一時刺激性物質と言います

2.4.1.2. 第2形式

2.4.1.2.1. アレルギー性のカブレ

2.4.1.2.2. 金属・うるし・銀杏・ゴム・アルコールなど

2.4.1.2.3. アレルギー性のカブレは薄い濃度でも起きる

2.4.1.2.4. 使用をやめないと治らない

2.4.1.3. カブレの症状の特徴

2.4.1.3.1. 原因となるものに接触した場所に一致して、比較的はっきりと表れる

2.4.1.3.2. カブレは原因が分かりやすいので

2.4.1.3.3. その原因となるものに再び触れないようにするのが大切

2.4.1.4. 接触皮膚炎の例

2.4.1.4.1. 化粧カブレ

2.4.1.4.2. クリーム・乳液によるカブレ

2.4.1.4.3. パーマ・カラー剤によるカブレ

2.4.1.5. まつエク施術で起こるカブレと健康被害

2.4.1.5.1. 昔はまつエクの施術をするのに免許は必要なかった

2.4.1.5.2. まつエクの需要が増えてその分事故も増えてきたので

2.4.1.5.3. 今では美容師免許が必須

2.4.1.6. 理容師美容師に多い職業性接触皮膚炎

2.4.1.6.1. 理容師美容師は主に手を使って作業する仕事

2.4.1.6.2. 日々水に触れ、薬剤に触れ、ドライヤー等の熱にさらされる

2.4.1.6.3. 一度接触皮膚炎になると原因となるものを避けないと治らないので

2.4.1.6.4. 多くの理容師美容師は手荒れに悩まされています

2.4.1.6.5. 理美容師の刺激性接触皮膚炎

2.4.1.6.6. 理美容師のアレルギー性皮膚炎

2.4.1.7. 理美容師の職業接触皮膚炎の予防と対策

2.4.1.7.1. 対策としては原因となるものと距離を置く

2.4.1.7.2. カラー剤やパーマ剤、シャンプー剤や水

2.4.1.7.3. これらは手袋をつけて施術することで軽減できる

2.4.1.7.4. ラテックスアレルギーの場合はラテックスフリーの手袋を使う

2.4.1.7.5. あとは地道に外用薬を塗る、内服薬でアレルギー症状を抑える

2.4.1.7.6. 極論、理美容師を辞めればあっという間に治る

2.4.2. 日光皮膚炎

2.4.2.1. 名前の通り日光によってできる皮膚炎

2.4.2.2. 発赤や湿疹ができる

2.4.3. 小児湿疹

2.4.3.1. 名前の通り子供に見られる湿疹

2.4.3.2. アトピーは乳幼児期の症状の場合がある

2.4.4. アトピー性皮膚炎

2.4.4.1. 生まれつき皮膚のバリア機能が低下して

2.4.4.2. 後天的に乾燥やダニ・ハウスダストなどのアレルギーが関与し

2.4.4.3. 強いかゆみを伴う皮膚炎

2.4.4.4. ストレスで悪化することも多い

2.4.4.5. 成長と共に緩和する場合が多いが、一部の人は成人になっても続く

2.4.4.6. アトピーのケアは皮膚のケアの最も大事なことである

2.4.4.6.1. 皮膚を清潔にすること

2.4.4.6.2. 保湿剤を付ける

2.4.4.6.3. アトピー持ちの人は皮膚が敏感なことを認識して

2.4.4.6.4. スキンケアをしっかりするのが大切

2.4.5. 脂漏性皮膚炎

2.4.5.1. ふけ症や、あぶら性の人に多い皮膚炎

2.4.5.2. 頭部、額から眉間部、鼻及び鼻翼、その周囲の鼻唇溝

2.4.5.3. 耳の前後、外耳道、腋窩などに

2.4.5.4. 黄色味を帯びた紅斑を生じ、落屑がみられる

2.4.5.5. 皮脂を栄養とする真菌が関与している

2.4.5.6. ケア

2.4.5.6.1. 石鹸やシャンプーで脂漏部位を清潔にする

2.4.5.6.2. 抗菌作用のあるシャンプー等を使う

2.4.5.6.3. 油性の整髪料、化粧品を使わないようにする

2.4.6. 尋常性乾癬

2.4.6.1. 新陳代謝が異常に高まることにより

2.4.6.2. 紅斑や肥厚、鱗屑がみられる

2.4.7. ウィダール苔癬

2.4.7.1. 主に女性にできる

2.4.7.2. ネックレスや洋服などの刺激が原因

2.4.7.3. かゆみがあり、かいてるうちに円形の発疹ができる

2.4.8. 蕁麻疹

2.4.8.1. かゆみの強い膨疹が生じる

2.4.8.2. 3時間ほどで消えるものを急性蕁麻疹

2.4.8.3. 6時間以上続くものを慢性蕁麻疹と分類してる

2.4.8.4. 蕁麻疹の跡が残る場合は他の病気の可能性も

2.4.8.5. 原因は食べ物のアレルギー・寒暖差・機械的刺激など様々

2.4.8.6. 爪でひっかいたり強くこすって腫れ上がる

2.4.8.6.1. 人工蕁麻疹と言う

2.4.9. 薬疹

2.4.9.1. 薬による湿疹

2.4.10. 酒皶洋皮膚炎

2.4.10.1. 長期間のステロイド使用による毛細血管の拡張が起こる

2.4.10.2. 顔や特に口周りに出てくる

2.4.10.3. ステロイドの使用を止めれば治まっていく

2.4.11. 湿疹患者のケア

2.4.11.1. 湿疹患者の肌は過敏な状態になっている

2.4.11.2. アルコールを含む化粧品を避けたり

2.4.11.3. パーマ剤などに触れないようにするなど気を付ける

2.4.11.4. 食事に関しては刺激物を避け

2.4.11.5. 便秘にならないような食生活を心がける

2.5. 口唇の疾患

2.5.1. 口の周りの湿疹としては口唇炎、口角炎などがある

2.5.2. 口唇炎は唇に触れる一時刺激やアレルギーが代表的

2.5.2.1. 原因物質を避けることで解決

2.5.3. 口角炎は唾液や食べ物によって口角の粘膜に細菌が付着して炎症を起こす

2.5.3.1. 口を舐める癖のある人が発症しやすい

2.5.3.2. 範囲が広がると口舐め病という症状になる

2.6. 温熱・寒冷による皮膚障害

2.6.1. 熱傷

2.6.1.1. 火傷のこと。熱傷は皮膚の傷害の程度によって

2.6.1.2. 第1度熱傷

2.6.1.2.1. 局所が赤く腫れ、ヒリヒリする

2.6.1.2.2. 数日で治る

2.6.1.3. 第2度熱傷

2.6.1.3.1. 第1度熱傷に比べ発赤、腫れ、痛みが強い

2.6.1.3.2. 水泡ができる

2.6.1.3.3. 表皮だけの熱傷なら傷を残さない

2.6.1.3.4. 真皮までの熱傷は傷が残る

2.6.1.4. 第3度熱傷

2.6.1.4.1. 真皮全体、または皮下組織までの熱傷

2.6.1.4.2. あるいはそれ以上の熱傷になると壊死して潰瘍を作る

2.6.1.4.3. 治療に相当時間がかかる

2.6.1.4.4. 治った後も傷跡を残し、場合によっては後遺症が残る

2.6.1.4.5. 第3度熱傷になると神経も焼けてしまっているので

2.6.1.4.6. 痛みはない

2.6.1.5. に分けられる

2.6.1.6. 応急処置

2.6.1.6.1. 水で熱傷部分を冷やす(15~30分)

2.6.1.6.2. 水泡は破らないようにする

2.6.1.6.3. 気道熱傷がある場合は救急搬送

2.6.2. 凍傷

2.6.2.1. 0度以下の低温に一定時間以上さらされて壊死する

2.6.2.2. 冬山登山の遭難者

2.6.2.3. 冷蔵庫に閉じ込められる事故等で起こる

2.6.3. 凍瘡

2.6.3.1. シモヤケのこと

2.6.3.2. 末梢の循環が悪い人が起こりやすい

2.6.3.2.1. 末端冷え性の人とか

2.6.3.3. 5度前後の温度に繰り返し触れることで

2.6.3.4. 手足などの抹消の血液循環が悪くなりうっ血を起こす

2.6.3.5. 腫れとかゆみの症状が出る

2.6.4. ヒビ・アカギレ

2.6.4.1. 寒い時期に起こりやすい

2.6.4.2. 寒さで血管が収縮し、汗腺・脂腺の機能が低下

2.6.4.3. 更に水仕事などで脂肪膜が取り去られると

2.6.4.4. ひび割れ・アカギレの症状が出る

2.7. 角化異常による皮膚疾患

2.7.1. 角化異常には

2.7.2. 落屑が目立つ病気と角質が厚くなる病気がある

2.7.3. 症例

2.7.3.1. 毛包性角化

2.7.3.1.1. 毛包の部分の角質だけ厚くなる

2.7.3.1.2. 皮膚にとげの様なぼつぼつができる

2.7.3.2. タコ・ウオノメ

2.7.3.2.1. 機械的刺激が続くとできる

2.7.3.2.2. タコは角質が硬くなるだけで痛みは無い

2.7.3.2.3. ウオノメは硬くなった角質が神経を圧迫するので痛い

2.7.3.3. サメハダ

2.7.3.3.1. 遺伝的に角質層が厚くザラザラしている状態

2.7.3.4. 進行性指掌角皮症

2.7.3.4.1. 思春期以降の女性の手の平・指の腹に起こりやすい

2.7.3.4.2. 皮膚が乾燥してかさかさになり、亀裂が生じ指紋が無くなる

2.7.3.4.3. 水仕事をすると悪化

2.7.3.4.4. ケア

2.8. 色素異常による皮膚疾患

2.8.1. 色素異常はメラニンによって起こる

2.8.2. メラニンが増えると色素沈着

2.8.2.1. 雀卵斑(ソバカス)

2.8.2.1.1. 主に顔部にできる

2.8.2.1.2. 目の周囲・頬・鼻根部にできることが多い

2.8.2.1.3. 米粒くらいの淡褐色または褐色の色素斑が左右対称にできる

2.8.2.1.4. 色白の人に多く、欧米人に多い

2.8.2.1.5. 紫外線を浴びると色が黒くなり悪化する

2.8.2.1.6. 遺伝性があるので親子でソバカスのある人も多い

2.8.2.1.7. 予防

2.8.2.2. 肝斑(シミ)

2.8.2.2.1. 主に女性にできやすい

2.8.2.2.2. 顔面・額・眉毛の上・目の下から頬・鼻の下などに

2.8.2.2.3. 左右対称にできる淡褐色の色素斑

2.8.2.2.4. 女性ホルモンのバランスが関係しているといわれ

2.8.2.2.5. 月経前・月経時・妊娠時・卵巣に病気がある・経口避妊薬の使用

2.8.2.2.6. 紫外線

2.8.2.2.7. これらによって色が濃くなる

2.8.2.2.8. 予防

2.8.2.3. 色素沈着型接触皮膚炎(女子顔面黒皮症)

2.8.2.3.1. 化粧品のカブレが繰り返されることで起こる色素沈着

2.8.2.3.2. 顔部・頸部に起こりやすく

2.8.2.3.3. 最初はカブレて赤みとかゆみが起こり

2.8.2.3.4. そのまま化粧品を使い続け赤紫褐色の色素沈着ができる

2.8.2.3.5. 昔は粗悪な化粧品が多く多発していたが、今は少なくなってきた

2.8.2.4. 色素性母斑(クロアザ)と青色母斑(アオアザ)

2.8.2.4.1. 小さいクロアザはほくろとよばれ誰にでもある

2.8.2.4.2. ほくろには硬い毛が生えることがある

2.8.2.4.3. 大きさは米粒くらいから大きいものまでさまざま

2.8.2.4.4. 成長と共に現れる場合もある

2.8.2.4.5. アオアザは青黒い斑ができる色素沈着

2.8.2.5. 太田母斑

2.8.2.5.1. 青色母斑の一種で女性にできやすい

2.8.2.5.2. 顔部にできやすく、青色、茶褐色、黒色などの色素沈着

2.8.2.5.3. 眼球結膜や口腔粘膜にも青色の色素斑がみられる

2.8.2.5.4. 最近はレーザーできれいに治療できる

2.8.3. メラニンが減ると白斑が起こる

2.8.3.1. 尋常性白斑(シロナマズ)

2.8.3.1.1. 表皮の色素細胞機能が停止して起きる

2.8.3.1.2. 大小の白い斑ができる

2.8.4. いずれも先天性・遺伝性・後天性のものがある

2.9. 血管腫

2.9.1. 生まれつき部分的に血管の数が多く、赤く見える母斑

2.9.2. 皮膚表面が盛り上がり顆粒状のイチゴのように見えるものを

2.9.3. イチゴ状血管腫とよぶ

2.9.4. 皮膚の内側にあって青白いものを海綿状血管腫とよぶ

2.9.5. 新生児の顔面に見られる色の薄いサーモンパッチは

2.9.6. 自然になくなる

2.9.7. イチゴ上血管腫も自然に無くなるが

2.9.8. 盛り上がりの大きいものはあとが残るので

2.9.9. レーザーによる治療を勧められる

2.10. 脂腺母斑

2.10.1. 頭皮内や顔面に発生

2.10.2. 円形脱毛症から始まり加齢と共にイボとなる

2.10.3. 基底細胞がんなどの悪性腫瘍を発生しやすくなるので

2.10.4. 子供のうちに切除するのが望ましい

2.11. 下肢静脈瘤

2.11.1. 遺伝的に血管壁が弱い人が年齢と共に、静脈が拡張・蛇行する

2.11.2. 静脈弁がうまく働かず血流が滞ることで起こる

2.11.3. 脱水状態になると起きやすい

2.12. 分泌異常による皮膚疾患

2.12.1. 皮膚の分泌腺は脂腺と汗腺

2.12.2. その分泌腺に異常があると様々な変化が現れる

2.12.3. 尋常性痤瘡(ニキビ)

2.12.3.1. ニキビは主に顔面、胸、背中等の脂腺の多い場所にできる

2.12.3.2. 思春期になるとでき始め、男性に多い

2.12.3.2.1. 皮脂の分泌が男性ホルモンの影響を受ける為

2.12.3.3. ニキビの症状は始め炎症の無い面皰が生じ、次に炎症を伴う膿疱へと進む

2.12.3.4. ニキビ菌によってでき、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄色ニキビに変化する

2.12.3.5. 閉鎖面皰(白ニキビ)

2.12.3.5.1. 毛包漏斗部が硬化して栓になり皮脂が出られない状態

2.12.3.5.2. 毛包内に皮脂が溜まり、ニキビ菌が増殖

2.12.3.5.3. 皮膚に小さな盛り上がりがみられる

2.12.3.6. 開放面皰(黒ニキビ)

2.12.3.6.1. 白ニキビの毛穴が開き、メラニン色素や酸化された皮脂などによって

2.12.3.6.2. 黒く見える状態

2.12.3.7. 赤ニキビ

2.12.3.7.1. ニキビ菌が増え好中球が集まり活性酸素を出すと

2.12.3.7.2. 炎症を生じ赤くなる

2.12.3.8. 黄色ニキビ

2.12.3.8.1. 赤ニキビが進み黄色い膿が溜まった状態

2.12.3.8.2. 膿疱が破れて膿が出ると更に強い炎症を起こす

2.12.3.8.3. 流れ出た膿が固まりニキビ跡になる

2.12.3.9. ニキビ発生の原因

2.12.3.9.1. 細菌因子

2.12.3.9.2. その他の因子

2.12.3.9.3. ニキビと性ホルモン

2.12.3.9.4. 日常生活のケア

2.12.4. 腋臭症(ワキガ)

2.12.4.1. 腋窩のアポクリン腺から分泌される汗に、刺激性のにおいがあるものをいう

2.12.4.2. アポクリン腺の機能が開始する思春期に発症する

2.12.4.3. 日本人は比較的少ない

2.12.4.4. 黒人や白人は半数以上はワキガ

2.12.4.5. 遺伝性のものだが、不潔にしていると発症しやすい

2.12.4.6. ケア方法

2.12.4.6.1. 清潔に保つ

2.12.4.6.2. 腋毛を剃る

2.12.4.6.3. デオドラント剤

2.12.4.6.4. 治らない場合手術

2.12.5. その他の付属器疾患

2.12.5.1. 酒さ(アカハナ)

2.12.5.1.1. 鼻や両頬に発赤と毛細血管の拡張が起こる

2.12.5.1.2. 酒飲みに多くみられる

2.12.5.2. 毛包虫性痤瘡

2.12.5.2.1. 毛包虫(にきびだに)は毛穴や脂腺内に常在する虫

2.12.5.2.2. 異常に増殖することによって起こる

2.12.5.2.3. にきびみたいな症状

2.12.5.3. 多汗症

2.12.5.3.1. 汗の分泌が異常に増加する病気

2.12.5.3.2. 全身に汗が出る場合と、手掌・足底・腋窩に限られる場合がある

2.12.5.4. 無汗症、乏汗症

2.12.5.4.1. 発汗がみられないのが無汗症

2.12.5.4.2. 発汗が少ないのが乏汗症

2.12.5.4.3. 体温調節ができなくなり熱中症になりやすい

2.12.5.4.4. 先天性のものと後天性のものがある

2.12.5.5. 汗疹(アセモ)

2.12.5.5.1. 汗孔がふさがれ汗が皮膚表面に出なくなり

2.12.5.5.2. 汗が汗管につまり、汗管が破れて皮膚内部流れ出るために起こる

2.12.5.5.3. 汗が蒸発し辛い太った人や赤ちゃんに出やすい

2.13. 化膿菌による皮膚疾患

2.13.1. 皮膚表面は常に細菌によって汚染されれているが

2.13.2. めったに化膿などはしない

2.13.3. それは皮膚表面の皮脂膜や角質層の皮膚浄化作用のよって防いでくれているため

2.13.4. 化膿性の炎症を起こす菌の総称を化膿菌と言います

2.13.4.1. 化膿菌の中に

2.13.4.2. ブドウ球菌

2.13.4.3. レンサ球菌

2.13.4.4. などがある

2.13.4.5. 化膿菌のほとんどがこの2つ

2.13.5. 症例

2.13.5.1. 伝染性膿痂疹(トビヒ)

2.13.5.1.1. 小児がかかりやすい

2.13.5.1.2. 表皮が化膿菌、特にブドウ球菌に侵されて起こる

2.13.5.1.3. 水泡や膿疱ができてやがて痂疲(かさぶた)になる

2.13.5.1.4. けがや虫刺され、鼻を触ったこときっかけで生じやすい

2.13.5.1.5. トビヒの膿の中には、化膿菌が多数存在する

2.13.5.1.6. これが他の皮膚について感染する為

2.13.5.1.7. 膿が他の部分に付かないように注意する

2.13.5.2. 毛包炎・癤・癰

2.13.5.2.1. 毛包に化膿菌、主にブドウ球菌が侵入したものが毛包炎

2.13.5.2.2. 炎症がさらに毛包の周囲や下方に進むと

2.13.5.2.3. 赤くかたい結節となり

2.13.5.2.4. 中心の毛包は壊死し、膿栓となり痛みが強くなる

2.13.5.2.5. この状態を癤という

2.13.5.2.6. 癤が進むと膿瘍となり軟らかくなる

2.13.5.2.7. 数個の癤が全体の局面を作ったものを癰という

2.13.5.2.8. これが顔面にできると面疔とよばれる

2.13.5.2.9. 髭の毛包に化膿菌が感染すると

2.13.5.3. 丹毒

2.13.5.3.1. レンサ球菌が傷口に入ることで起こる

2.13.5.3.2. 寒気と発熱、発赤と腫脹ができ痛みが強い

2.14. ウイルスによる皮膚疾患

2.14.1. ウイルスは細菌より小さく皮膚や粘膜を好んで病変を起こすものがある

2.14.2. 症例

2.14.2.1. 帯状疱疹(帯状ヘルペス)

2.14.2.1.1. 病原体は水痘・帯状疱疹ウイルス

2.14.2.1.2. 胸部、顔、頸、四肢などの片側だけに

2.14.2.1.3. 神経走行に一致して発疹が出きる

2.14.2.1.4. 結構痛い

2.14.2.2. 単純性疱疹(単純性ヘルペス)

2.14.2.2.1. 病原体は単純性疱疹ウイルス

2.14.2.2.2. 口唇やその周囲に小水疱が固まってできる

2.14.2.2.3. 免疫が落ちると同じ場所に繰り返しできる

2.14.2.3. 伝染性軟属腫(ミズイボ)

2.14.2.3.1. 小児の体幹、四肢に発生する

2.14.2.3.2. ぽつぽつと水泡のようなイボができる

2.14.2.3.3. 押すと中からかゆのようなものが出て感染しやすい

2.14.2.3.4. 病原体はポックスウイルス、プールで感染しやすい

2.14.2.4. 疣贅(イボ)

2.14.2.4.1. 病原体はヒト乳頭腫ウイルス

2.14.2.4.2. イボの種類としては

2.14.2.4.3. 尋常性疣贅

2.14.2.4.4. 青年性扁平疣贅

2.14.2.4.5. がある

2.14.2.5. 水痘(水疱瘡)

2.14.2.5.1. 病原体は水痘・帯状疱疹ウイルス

2.14.2.5.2. 小児に多く全身に発赤で囲まれた水泡ができる

2.14.2.5.3. 飛沫や接触で感染する

2.15. 真菌による皮膚疾患

2.15.1. 真菌とはカビのこと

2.15.2. 真菌の中には

2.15.3. 白癬菌

2.15.3.1. 高温多湿の環境で発病しやすい

2.15.3.2. シラクモ(頭部白癬)

2.15.3.2.1. 小学生くらいの子供に多い

2.15.3.2.2. 頭に10円玉くらいの白い斑ができる

2.15.3.2.3. 灰白色の鱗屑も見られる

2.15.3.2.4. 髪の毛も表皮のすぐ上で切れているので

2.15.3.2.5. その部分だけ禿げて見える

2.15.3.3. 体部白癬(ゼニタムシ)

2.15.3.3.1. 夏に発症しやすく成人も子供もかかる

2.15.3.3.2. 小さい紅斑ができだんだん大きくなっていく

2.15.3.3.3. かゆみがある

2.15.3.4. 股部白癬(インキンタムシ)

2.15.3.4.1. 青年男女の大腿内側、臀部、下腹部、陰部にできる

2.15.3.4.2. 発疹ができ、色素沈着がみられ強いかゆみを伴う

2.15.3.5. 足白癬・手白癬(ミズムシ)

2.15.3.5.1. 足の指の間や足底の皮膚に

2.15.3.5.2. かゆみのある小水疱や鱗屑、糜爛を生じる

2.15.3.5.3. 靴下や靴、ふろ場のマットなどから感染する

2.15.3.5.4. 爪にできた場合は爪白癬とよんでいる

2.15.3.5.5. 予防法

2.15.4. 癜風菌

2.15.4.1. 癜風(クロナマズ)

2.15.4.2. 成人の胸、背、腋窩、腹などに発生

2.15.4.3. 円形の発疹ができ、鱗屑がみられる

2.15.4.4. 痛みやかゆみが無いが汚らしく見える

2.15.5. カンジダ

2.15.5.1. カンジダ性指間糜爛症

2.15.5.1.1. 指間に紅斑が生じ、その後鱗屑が取れて糜爛の状態になる

2.15.5.1.2. 手では水仕事の多い職業に多い

2.15.5.2. カンジダ性爪囲炎・カンジダ性爪炎

2.15.5.2.1. 爪郭部周囲に発赤、浮腫ができる

2.15.5.2.2. 押すと軽い痛みがある

2.15.5.2.3. 水仕事の多い職業になりやすい

2.15.5.3. 口角糜爛症

2.15.5.3.1. 5~6歳の幼児から学童、または高齢者に多い

2.15.5.3.2. 両口角部に発赤、糜爛、亀裂を生じ落屑、痂疲を伴う

2.15.5.3.3. 口を開くと痛い

2.15.6. がある

2.15.7. 真菌による皮膚疾患で一番多いのは白癬菌によるもの

2.16. 衛生害虫による皮膚疾患

2.16.1. 虫によって起こる皮膚の異常になります

2.16.2. 疥癬(ヒゼン)

2.16.2.1. ヒゼンダニというダニの寄生によって起こる

2.16.2.2. かゆみがあり、感染力が強い

2.16.2.3. ダニは皮膚から離れると長くは生きられないが

2.16.2.4. 2週間程度は布団やシーツについている

2.16.3. 虱症

2.16.3.1. 付着する部位により、頭虱、毛虱、衣虱がある

2.16.3.2. 虫の吸血時に、虫の体内成分などによる

2.16.3.3. アレルギー反応として、強いかゆみが生じる

2.16.3.4. 頭虱に関しては子供に多く、ブラシの貸し借りなどで感染する

2.16.3.5. 髪の毛に付いた虱の卵はなかなか取れず

2.16.3.6. 白いふけと間違いやすい

2.16.4. ノミ・カ・トコジラミ(ナンキンムシ)

2.16.4.1. ノミ、カ、トコジラミに刺されると紅色の発疹ができる

2.16.5. ハチによるもの

2.16.5.1. スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなどで起こる

2.16.5.2. 激しい痛みと腫れが起こり

2.16.5.3. 繰り返し刺されるとアレルギー性のショックで死ぬ場合もある

2.16.5.3.1. アナフィラキシーショック

2.16.6. ガ(蛾)の幼虫によるもの

2.16.6.1. ドクガの幼虫には毒があり

2.16.6.2. 刺されると赤い丘疹を生じる

2.16.6.3. 強いかゆみを生じる

2.16.7. ドクガによるもの

2.16.7.1. 幼虫と同様に毒があり

2.16.7.2. 刺されると強いかゆみが起こる

2.17. 感染症の皮膚疾患の予防

2.17.1. 皮膚の感染性疾患は

2.17.2. 細菌(化膿菌)

2.17.3. ウイルス

2.17.4. 真菌

2.17.5. 小動物の寄生

2.17.6. などがあげられる

2.17.7. 予防としては消毒をしっかりと行うこと

2.17.8. 手指・器具・布類など正しい消毒法で行う

2.18. 毛と爪の疾患

2.18.1. 毛の疾患は本数、形態、色調に関するもの

2.18.2. 爪の疾患に関しても形状や色調に関するものがある

2.18.3. 毛

2.18.3.1. 白髪

2.18.3.1.1. 個人差はあるが20代~白髪が出始める人もいる

2.18.3.1.2. 遺伝の要素や免疫も関与しているといわれる

2.18.3.1.3. 白髪は色素細胞の働きが衰え

2.18.3.1.4. 原因

2.18.3.1.5. ケア

2.18.3.2. 脱毛症

2.18.3.2.1. 毛が抜け落ちることを脱毛症と言い

2.18.3.2.2. 先天的に毛の生えないものは無毛症とよぶ

2.18.3.2.3. 男性型脱毛症

2.18.3.2.4. 円形脱毛症

2.18.3.2.5. 結髪性脱毛症

2.18.3.2.6. パーマネントウエーブによる脱毛

2.18.3.3. 多毛症

2.18.3.3.1. 男性の場合腕や足に硬毛が生えたり

2.18.3.3.2. 髭が生えたりすることは第二次成長として普通のことだが

2.18.3.3.3. 女性にも同じような部位に硬毛が生える場合がある

2.18.3.3.4. 多毛症は主に女性において問題となる

2.18.3.3.5. 多毛の処理

2.18.3.4. その他の疾患

2.18.3.4.1. 毛髪縦裂症

2.18.3.4.2. 縮毛(チヂレゲ)

2.18.3.4.3. 黄菌毛

2.18.3.4.4. 抜毛癖

2.18.4. 爪

2.18.4.1. 代表的なもの

2.18.4.1.1. 爪甲の全体的変化

2.18.4.1.2. 爪甲の脆弱

2.18.4.2. 形状の変化

2.18.4.2.1. 陥入爪

2.18.4.2.2. 咬爪床

2.18.4.2.3. 巨爪床

2.18.4.3. 感染症と疾病

2.18.4.3.1. 爪真菌症(爪白癬・爪カンジダ)

2.18.4.3.2. 化膿性爪囲炎(瘭疽)

2.18.4.3.3. 緑膿菌感染(グリーンネイル)

2.19. 皮膚の腫瘍

2.19.1. 腫瘍は良性のものと悪性のものがある

2.19.2. 良性

2.19.2.1. 表皮母斑

2.19.2.1.1. 小丘疹が集まった状態

2.19.2.1.2. 脂腺母斑に似ている

2.19.2.2. 表皮嚢腫(粉瘤)

2.19.2.3. 脂漏性角化症

2.19.3. 悪性

2.19.3.1. 基底細胞がん

2.19.3.2. 日光角化症

2.19.3.3. ボーエン病

2.19.3.4. 有棘細胞がん

2.19.3.5. 悪性黒色腫

2.19.3.5.1. 色素性母斑から発生

2.19.3.5.2. メラノーマ

2.19.3.5.3. 皮膚がんの中で一番危険

2.19.4. 理容・美容とがん

2.19.4.1. 日焼けサロン

2.19.4.1.1. 紫外線を長時間当てることで発がんにつながる

2.19.4.1.2. またシミや皮膚の老化にもつながる

2.19.4.2. 理容・美容の作業環境

2.19.4.2.1. 理容師・美容室で使用する薬剤によって発がん

2.19.4.2.2. カラー剤の濃度を守ることや

2.19.4.2.3. 換気をするなどの対応が大事

2.19.4.3. 熱傷(火傷)とがん

2.19.4.3.1. 熱傷の瘢痕から有棘層がんができることがある

3. 第4章 皮膚と皮膚付属器官の生理機能

3.1. 対外保護作用

3.1.1. 機械的外力に対する保護作用

3.1.1.1. 皮膚は外力に対して結構強い

3.1.1.2. 刃物を使わない限り

3.1.1.3. 簡単には切れたり、裂けたりしない

3.1.1.4. それは

3.1.1.4.1. 表皮

3.1.1.4.2. 真皮

3.1.1.4.3. 皮下組織

3.1.1.4.4. のおかげ

3.1.2. 光線に対する保護作用

3.1.2.1. ここで言う光線っていうのは紫外線のこと

3.1.2.2. 紫外線は日光に含まれる

3.1.2.3. 皮膚は紫外線が内部に達しないようにしている

3.1.2.3.1. 吸収

3.1.2.3.2. 散乱

3.1.2.4. 皮膚に紫外線が当たると

3.1.2.4.1. メラニンが作られ色が黒くなる

3.1.2.4.2. ヘモグロビンが紫外線を吸収

3.1.2.4.3. 角質層が厚くなる

3.1.2.4.4. 汗をかき紫外線を遮る

3.1.2.5. 強い紫外線を長時間当てると

3.1.2.5.1. 発赤

3.1.2.5.2. 水泡

3.1.2.5.3. シミ

3.1.3. 化学的刺激に対する保護作用

3.1.3.1. 皮膚の表面には脂肪膜または酸膜とよばれる膜がある。

3.1.3.1.1. 弱酸性

3.1.3.1.2. アルカリを中和したり

3.1.3.1.3. 毒性を弱める

3.1.3.1.4. 脂肪膜と角質層のケラチンが化学的刺激から守っている

3.1.3.1.5. ケラチンは酸や弱いアルカリなどではほとんど傷害を受けない

3.1.3.1.6. ケラチン万能

3.1.3.1.7. ただし

3.1.3.1.8. 強いアルカリに対しては侵されやすい

3.1.4. 細菌、微生物に対する保護作用

3.1.4.1. 正常な皮膚では菌の繁殖がし辛い環境

3.1.4.2. 自己浄化作用

3.1.4.2.1. 仕組み

3.1.4.2.2. 脂肪膜が弱酸性のため、細菌の発育を抑制、死滅

3.1.4.2.3. 皮脂によって一部の細菌を殺菌

3.1.4.2.4. 皮膚常在菌が病原性の細菌の増殖を抑制

3.1.4.2.5. 皮膚に損傷があると細菌感染が起こりやすい

3.2. 体温調節作用

3.2.1. 人間は恒温動物

3.2.2. 体温を一定に保つ

3.2.2.1. 皮下脂肪

3.2.2.2. 頭毛

3.2.2.3. 皮膚

3.2.2.3.1. 毛細血管

3.2.2.3.2. 汗

3.3. 知覚作用と皮膚反射

3.3.1. 知覚作用とは

3.3.2. 触覚(圧覚)

3.3.2.1. 触点

3.3.3. 温覚

3.3.3.1. 温点

3.3.3.2. 皮膚では最も少ない

3.3.4. 冷覚

3.3.4.1. 冷点

3.3.5. 痛覚

3.3.5.1. 痛点

3.3.5.2. 皮膚では最も多い

3.3.6. 搔痒(かゆい)

3.3.6.1. かゆみ点

3.3.6.2. かゆみ点に機械的、物理的、化学的刺激が加わるとかゆみが起こる

3.3.6.3. かゆみは温めると強くなり、冷やすと弱くなる

3.3.6.3.1. お風呂に入った時かゆみが増すみたいな

3.3.7. これらを感じる作用

3.3.8. これらに触れた時

3.3.8.1. 熱いもの、冷たいもの触れたり

3.3.8.1.1. 反射的に手を引っ込める

3.3.8.2. 外の温度を感じ

3.3.8.2.1. 体温調節を行う

3.3.8.2.2. 鳥肌

3.3.8.3. この身体の反応

3.3.8.3.1. 皮膚反射

3.3.9. 皮膚を爪などでひっかくと

3.3.9.1. 白い線、赤い線ができる

3.3.9.2. その部位が腫れ上がる

3.3.9.3. 皮膚描記症

3.3.9.4. 蕁麻疹が出やすい人は強く出る

3.4. 分泌排泄作用

3.4.1. 皮脂の分泌

3.4.1.1. 前にやりましたが

3.4.1.2. 頭部、額が多い

3.4.1.3. 脂腺の発育は男性ホルモンによるもの

3.4.1.3.1. 思春期になると働きが盛んになる

3.4.1.3.2. 11歳~13歳くらいから

3.4.1.3.3. 20~25歳で最高

3.4.1.3.4. 高齢になると減少

3.4.1.3.5. 男性は女性よりも皮脂の分泌が多い

3.4.1.4. 外の温度が上がると分泌が盛んに

3.4.1.5. 脂肪膜の厚さも分泌に影響する

3.4.1.5.1. 厚さが一定になるまで分泌が続く

3.4.1.5.2. 石鹸等で脂肪膜を取り去ると分泌か高まる

3.4.1.5.3. 汗をかいて脂肪膜が流れ落ちても

3.4.1.5.4. 皮脂の分泌が高まる

3.4.2. 皮脂の生理作用

3.4.2.1. 皮脂の役割は

3.4.2.2. 角質層と毛の表面に脂肪膜を作り

3.4.2.3. 皮膚と毛に滑らかさと光沢を与え

3.4.2.4. 皮膚と毛から水分が蒸発するのを防ぐ

3.4.2.4.1. 皮脂が少なくなるとカサカサ

3.4.2.4.2. 荒れ性

3.4.2.4.3. 油性のクリームや乳液で保湿

3.4.2.5. 皮脂の中の脂肪酸が化膿菌や白癬菌を殺す

3.4.2.5.1. シェービングすると脂肪膜と

3.4.2.5.2. 角質層の一部が取り除かれる

3.4.2.5.3. その後汚い手で触ったりすると

3.4.2.5.4. 化膿したり

3.4.2.5.5. カミソリカブレ

3.4.2.5.6. 皮膚疾患を起こしたりしやすい

3.4.3. 皮脂が皮膚表面に分泌されると

3.4.3.1. 汗と混じって脂肪膜になる

3.4.3.2. 普通は水と油は混ざらないけど

3.4.3.3. 皮脂の中に乳化作用を行う物質が含まれる

3.4.3.3.1. 乳化とは

3.4.3.3.2. 水分と油が混じり合っている状態

3.4.3.3.3. マヨネーズとか

3.4.3.3.4. ドレッシングを振った後とか

3.4.3.3.5. 乳液とか

3.4.3.3.6. みたいな

3.4.4. 汗の分泌

3.4.4.1. 汗の主な役割

3.4.4.1.1. 体温調節

3.4.4.1.2. 自律神経によって支配されてる

3.4.4.1.3. 暑いときに全身から汗が出たり

3.4.4.1.4. 興奮した時や緊張した時に汗が出たり

3.4.4.1.5. すっぱいものや辛いもの食べたり

3.4.4.2. 汗の出どころ

3.4.4.2.1. エクリン腺

3.4.4.2.2. アポクリン腺

3.5. 呼吸作用

3.5.1. カエルとかは皮膚呼吸ができる

3.5.2. 人間はできません

3.6. 吸収作用

3.6.1. 健康な皮膚では一定の条件で物質を取り入れるはたらきを行っている

3.6.1.1. 経皮吸収

3.6.2. 角質層の細胞間に脂性成分が存在しているので

3.6.3. 脂溶性物質

3.6.4. 水にも油脂にも溶ける物質

3.6.5. 吸収されやすい

3.6.6. 油同士は混ざるので

3.6.7. 経皮吸収には2つの経路があります

3.6.7.1. 表皮経路

3.6.7.1.1. 表皮を経て真皮まで行く経路

3.6.7.2. 皮膚付属機関経路

3.6.7.2.1. 毛包、脂腺、汗腺を通って真皮まで行く経路

3.6.8. 吸収されやすい物質

3.6.8.1. ステロイドホルモン

3.6.8.1.1. 手荒れした時に処方される塗り薬

3.6.8.2. ビタミンA・E・Dなどの脂溶性ビタミン

3.6.8.2.1. ハンドクリーム等

3.6.9. 密封包帯

3.6.9.1. 薬剤を皮膚に塗ってラップ

3.6.9.2. その上から包帯で密閉

3.6.9.3. 吸収促進効果

3.6.9.4. ハンドクリームを塗って

3.6.9.5. 綿手袋をしても同じように吸収促進

3.6.9.6. カブレやすい人は注意

3.7. 貯蔵作用

3.7.1. 皮下組織には皮下脂肪として余分な栄養物質を蓄えている

3.7.2. 皮膚には多くの水分が含まれている

3.7.2.1. 子供は8割くらい

3.7.2.2. 成人は6割くらい

3.7.2.3. 年をとっても皮膚に含まれる水分はかなり多い

3.8. 免疫・解毒・排除作用

3.8.1. 皮膚に病原菌や異物が侵入すると

3.8.1.1. 白血球の好中球や単球が集まって

3.8.1.2. 貪食して殺菌、溶菌、分解、処理をする

3.8.2. 化学物質が侵入すると

3.8.2.1. 化学物質とは

3.8.2.1.1. 人工的に作られた物質

3.8.2.1.2. 洗剤とか化粧品に入っていたり

3.8.2.1.3. 農薬、除草剤に入っていたり

3.8.2.1.4. いたるところで使われてます

3.8.2.2. 好中球やマクロファージが

3.8.2.3. 酵素などを産生、分泌

3.8.2.4. 分解、解毒、処理をする

3.8.2.5. マクロファージとは

3.8.2.5.1. 細菌などを貪食、消化する細胞

3.8.2.6. 処理しきれない場合

3.8.2.6.1. さらに高度な免疫的な排除作用を開始

3.8.2.6.2. ランゲルハンス細胞やマクロファージが

3.8.2.6.3. 細菌の成分や抗原性化学物質を取り込み分解処理を行う

3.8.2.6.4. 更に

3.8.2.6.5. リンパ球に抗原情報を与え

3.8.2.6.6. それらに対する抗体や感作リンパ球を増殖

3.8.2.6.7. 免疫作用により処理・排除

3.8.2.6.8. すごく難しく書いてありますが

3.8.2.6.9. これが予防接種の仕組み

3.9. 再生作用

3.9.1. 角化

3.9.1.1. 正常な皮膚の表皮は、古くなった角質細胞がはげ落ち

3.9.1.2. 基底細胞が分裂して

3.9.1.3. 新しい表皮細胞を作る

3.9.2. 皮膚の再生能力は優秀

3.9.3. 皮膚に欠損が生じてもやがて修復される

3.9.4. 欠損が表皮に限られる場合は基底細胞が残っていれば

3.9.5. まったく瘢痕を残さず回復する

3.9.6. 真皮の結合組織が損傷すると

3.9.7. 再生はするけど傷跡が残る

3.10. 毛のはたらき

3.10.1. 機械的な刺激やごみなどを防ぐ

3.10.1.1. 頭毛、鼻毛、眉毛、睫毛など

3.10.2. 保温機能

3.10.2.1. 人間にとってはそこまで重要じゃない

3.10.2.2. 服着るし

3.10.2.3. ロングの人がショートにすると涼しい

3.10.3. 装飾的機能

3.10.3.1. 見た目を変化させる

3.10.3.2. 美の観点からすると重要

3.11. 爪のはたらき

3.11.1. 保護作用

3.11.1.1. 爪はとっても硬い

3.11.1.2. 指先を守る

3.11.2. 武器

3.11.2.1. 動物限定

3.11.3. 美容

3.11.3.1. マニキュア

3.11.3.2. ペディキュア

3.11.4. 爪も再生能力があります

3.11.4.1. 爪母が保存されていれば再生する

3.11.4.2. 爪母の一部が欠損すると

3.11.4.3. その部分は変形したり

3.11.4.4. 再生できなくなる

4. 第3章 皮膚の循環器系と神経系

4.1. 皮膚の血管

4.1.1. 生理解剖でも血管についてはやりました

4.1.1.1. 酸素や栄養素を与える役目

4.1.1.2. 皮膚でも同じ

4.1.2. 皮膚にも血管が通っています

4.1.2.1. 教科書の図を見てください

4.1.2.2. 皮膚では多くの場合動脈と静脈が並んで走ってる

4.1.2.3. 皮膚の深い所から

4.1.2.4. 上に登るように通ってる

4.1.2.5. 毛包、脂腺、汗腺、毛乳頭にも血管が通っている

4.1.2.6. 顔とか頭は血管発達している

4.1.2.6.1. 血管(血液)の色が表面に出てくる

4.1.2.6.2. 走った時に顔が赤く火照ったり

4.1.2.6.3. プールとかに入って冷えると唇が真っ青になったり

4.1.2.6.4. 貧血になると青白くなったり

4.1.2.6.5. 血流の状態によって変化する

4.1.2.6.6. 健康状態が分かる

4.2. 皮膚のリンパ管

4.2.1. リンパ管も生理解剖でやった

4.2.2. 真皮の真皮乳頭層から始まる

4.2.2.1. 起始部リンパ管

4.2.2.2. 先端は手袋のようになっている

4.2.3. 恒常性の維持

4.2.3.1. 常に同じ状態を維持

4.2.4. 異物の除去

4.2.5. 免疫

4.2.6. がん細胞が転移にも関与する

4.2.7. 皮膚のリンパも軽めのマッサージが効果的

4.2.7.1. むくみ解消

4.3. 皮膚の神経

4.3.1. 知覚神経

4.3.1.1. 皮膚感覚

4.3.1.2. 温覚、冷覚、触覚、痛覚及びかゆみ

4.3.1.2.1. 表皮、真皮、皮下組織及び毛包周囲などに

4.3.1.2.2. これらを感知する感覚受容器がある

4.3.2. 自律神経

4.3.2.1. 皮膚では交感神経のみ

4.3.2.2. 汗腺

4.3.2.2.1. 分泌

4.3.2.2.2. 発汗

4.3.2.3. 立毛筋

4.3.2.3.1. 収縮

4.3.2.3.2. 鳥肌

4.3.2.4. 皮膚血管

4.3.2.4.1. 血管の収縮、弛緩を調節

4.3.2.5. リンパ管

4.3.2.5.1. 収縮、弛緩

4.3.2.6. 皮膚ではこれらが自律神経の支配を受けている

4.3.2.7. 脂腺だけは神経支配を受けていない

4.3.2.7.1. 勝手に出る

5. 第2章 皮膚付属機官の構造

5.1. 毛

5.1.1. 本数

5.1.1.1. 全身に約130~140万本

5.1.1.1.1. 頭毛は約10万本

5.1.1.1.2. 手掌、足底等毛が生えない部位もある

5.1.2. 形状

5.1.2.1. 教科書の図を見てみましょう

5.1.2.2. 直毛

5.1.2.2.1. まっすぐ

5.1.2.2.2. 日本人や中国系の人に多い

5.1.2.3. 波状毛

5.1.2.3.1. ウエーブ、うねり

5.1.2.3.2. 西洋人に多い

5.1.2.4. 球状毛

5.1.2.4.1. 縮れ

5.1.2.4.2. 黒人さんに多い

5.1.2.4.3. 黒人さんの縮毛矯正はしんどい

5.1.2.5. 毛根の形で変わる

5.1.3. 断面

5.1.3.1. 直毛

5.1.3.1.1. 円形

5.1.3.2. 波状毛、球状毛

5.1.3.2.1. 楕円、三角

5.1.4. 太さ

5.1.4.1. 0.005~0.2mm

5.1.4.1.1. 頭毛は約0.1mm

5.1.4.2. 人種、年齢、性別、部位によってさまざま

5.1.5. 生え方

5.1.5.1. 睫毛、耳毛、眉毛以外の毛は皮膚表面に斜めに生えている

5.1.5.2. 毛の生える方向は各部位で一定

5.1.5.2.1. 毛の生える方向を毛流と言います

5.1.5.2.2. へアセット、スタイリング時に毛流を考えるのは大事

5.1.5.2.3. ボリュームを押さえたいところは毛流に沿って

5.1.5.2.4. ボリュームアップしたいときは逆らう

5.1.5.3. 頭頂部、腋窩、鼠径部

5.1.5.3.1. この部位の毛流は渦巻き状

5.1.5.3.2. 毛渦(つむじ)

5.1.5.3.3. つむじの毛が立ち上がる人が多い

5.1.5.3.4. ここに根元からセニング入れると大変

5.1.5.3.5. 短い毛がぴんぴん立っちゃいます

5.1.5.3.6. クレームになります

5.1.6. 構造

5.1.6.1. 教科書の図を確認しましょう

5.1.6.2. 毛幹

5.1.6.2.1. 皮膚表面に出ている部分

5.1.6.2.2. 目に見える

5.1.6.3. 毛根

5.1.6.3.1. 皮膚内部にある部分

5.1.6.4. 毛球

5.1.6.4.1. 毛根の根っこ

5.1.6.4.2. 真皮と接する部分

5.1.6.5. 毛根の外側をさやのように毛包が包んでいる

5.1.6.5.1. 毛包は三層構造になっていて外側から

5.1.6.5.2. 結合組織性毛包

5.1.6.5.3. 外毛根鞘

5.1.6.5.4. 内毛根鞘

5.1.6.5.5. と並んでいる

5.1.6.5.6. 外毛根鞘と内毛根鞘は表皮性毛包とよばれている

5.1.6.6. 輪切りにして拡大すると

5.1.6.6.1. 3つの層からなっている

5.1.6.6.2. 毛髄質

5.1.6.6.3. 毛皮質

5.1.6.6.4. 毛小皮(キューティクル)

5.1.6.6.5. よく海苔巻きに例えられる

5.1.6.6.6. 毛髄質、毛皮質の厚さで毛の硬さが決まる

5.1.7. 毛周期

5.1.7.1. 成長期

5.1.7.1.1. 毛が伸びる時期

5.1.7.1.2. 頭毛は2~6年

5.1.7.1.3. 全体の85~90%

5.1.7.2. 退後期

5.1.7.2.1. 毛の成長が停止して、退縮する時期

5.1.7.2.2. 頭毛は2週間

5.1.7.2.3. 全体の1%

5.1.7.3. 休止期

5.1.7.3.1. 発毛停止の時期

5.1.7.3.2. 3~4か月

5.1.7.3.3. 全体の9~14%

5.1.7.4. 頭毛は成長期が長く、休止期が短い

5.1.7.5. 部位によって毛周期は様々

5.1.7.5.1. 睫毛は2~5ヶ月

5.1.7.5.2. 眉毛は1~2か月

5.1.7.5.3. 主に成長期の長さが異なる

5.1.7.6. 毛の成長速度

5.1.7.6.1. 毛が1日にどれくらい伸びるのかは

5.1.7.6.2. 部位によって異なります

5.1.7.6.3. 髪の毛の場合、男性の頭頂部で約0.44㎜、女性は約0.45㎜

5.1.7.6.4. 側頭部は男性で約0.39㎜

5.1.7.7. サロンでカットした時は毛先が揃っていても

5.1.7.7.1. 1か月くらいすると毛先がばらつく

5.1.7.7.2. 毛先がばらつくのは毛周期がそれぞれ違うから

5.1.7.7.3. 毛先がばらついてスタイリングし辛くなる

5.1.8. 性状(成分)

5.1.8.1. ケラチンというタンパク質でできている

5.1.8.1.1. ケラチンは皮膚の所で出てきました

5.1.8.1.2. 皮膚と髪の毛は同じ成分

5.1.8.1.3. ケラチン分子は鎖状に並んでいる

5.1.9. カラーやパーマをすると

5.1.9.1. 髪の毛の成分、ケラチンも変化

5.1.9.2. 乾燥

5.1.9.3. もろくなる

5.1.9.4. ブリーチした髪にパーマをかけると

5.1.9.4.1. ひどい場合切れます

5.1.9.4.2. パーマもだれる

5.1.9.4.3. ダメージ具合を見て

5.1.9.4.4. 特にカラーとパーマの同時施術は色々考えないと失敗する

5.1.9.4.5. 1週間くらい開けるのがいい

5.1.10. 立毛筋

5.1.10.1. 毛包に付いている

5.1.10.1.1. ただし

5.1.10.1.2. 睫毛、鼻毛、眉毛、腋毛などにはない

5.1.10.2. 収縮

5.1.10.2.1. 鳥肌反応

5.1.10.2.2. 毛が直立し、毛孔が持ち上がる

5.1.10.2.3. 自律神経によるもの

5.2. 脂腺

5.2.1. 毛包の鈍角側

5.2.2. 立毛筋の上方

5.2.3. 毛包に開口

5.2.3.1. 一部の脂腺は

5.2.3.2. 毛に関係なく独立している

5.2.3.3. これを独立脂腺という

5.2.3.4. 独立脂腺は口唇・口腔粘膜・眼瞼・乳輪などに見られる

5.2.4. 皮膚や毛に油を与えている

5.2.5. 手掌、足底には無い

5.2.6. 頭毛の生えている部位、額、鼻翼

5.2.7. 眉間、鼻翼の周辺、下顎等

5.2.8. 多く分布している

5.2.8.1. 1章でやりましたがニキビのできやすい部位

5.2.8.2. 頭皮に関してはふけが出やすい

5.3. 汗腺

5.3.1. エクリン腺(小汗線)

5.3.1.1. 真皮の深い所

5.3.1.2. 糸くずを丸めたような形

5.3.1.3. 表皮突起の内部をコルクの栓抜きのように

5.3.1.4. 螺旋を描きながら皮膚表面に開口

5.3.1.5. 手掌、足底が最も多く、次に額が多い

5.3.1.6. ほとんど水分と塩分

5.3.1.6.1. あまり臭くない

5.3.1.7. 口唇の一部以外全身に分布

5.3.2. アポクリン腺(大汗線)

5.3.2.1. エクリン腺より大きい

5.3.2.2. 外耳道、腋窩、乳輪、臍部(へそ)、会陰部のみ

5.3.2.3. 真皮の深い所、または皮下組織にある

5.3.2.4. 毛包と平行に走り、脂腺よりさらに上方で毛包内に開口

5.3.2.5. タンパク質、脂質、糖分などいろいろ含まれる

5.3.2.5.1. 分泌される汗の濃度が濃い

5.3.2.5.2. くさい

5.3.2.5.3. 肉ばかり食べて野菜を食べない人はなお臭い

5.3.2.5.4. 腋が臭くなると腋臭症(ワキガ)

5.3.3. 汗腺はこの2つ

5.3.4. 開口場所に関しては教科書の図を見て覚える

5.3.4.1. 開口部の違いが重要

5.4. 爪

5.4.1. 角質層が変化したもの

5.4.2. 成分はケラチン

5.4.3. 成長周期が無い

5.4.3.1. 絶えず成長を続けている

5.4.3.2. 髪の毛みたいに抜け落ちたりしない

5.4.3.3. 想像するだけで痛い

5.4.3.4. 成長速度

5.4.3.4.1. 1日に約0.1㎜伸びる

5.4.4. 約7~12%の水分と、0,15~0.76%の脂肪分が含まれている

5.4.5. 高齢になると縦溝ができたりする

5.4.5.1. 病的に深くなると

5.4.5.2. 割れ目ができ

5.4.5.3. もろくなる

5.4.5.4. ビタミンA不足が原因

5.4.6. 爪に関しては美容理論でもやるのでここではさらっと

6. 第1章 皮膚の構造

6.1. 皮膚の表面

6.1.1. 皮膚小溝

6.1.1.1. くぼみ

6.1.1.1.1. 凹凸が少ないときめが細かいとか言われる

6.1.2. 皮膚小稜

6.1.2.1. 高まり

6.1.2.1.1. 指腹では渦巻き状

6.1.2.1.2. 指紋

6.1.3. 皮野

6.1.3.1. 皮膚小溝に囲まれた部分

6.2. 皮膚の断面

6.2.1. 表皮

6.2.1.1. 教科書の図を見てください

6.2.1.2. 角質層

6.2.1.2.1. ケラチンというタンパク質でできている

6.2.1.2.2. 20~30%の水分を含んでいる

6.2.1.2.3. 水分が10%以下になると荒れ性

6.2.1.3. 顆粒層

6.2.1.4. 有棘層

6.2.1.5. 基底層

6.2.1.5.1. 細胞分裂して表面へ移動していく

6.2.1.5.2. 色素細胞(メラノサイト)

6.2.1.6. 『かくかゆうき』で覚えると覚えやすい

6.2.1.7. ランゲルハンス細胞

6.2.1.7.1. 基底層から有棘層に散在する

6.2.1.7.2. 免疫に関与する細胞

6.2.1.7.3. リンパ球

6.2.1.8. 顆粒層から基底層までの細胞は

6.2.1.9. デスモソームでくっついている

6.2.1.9.1. ランゲルハンス細胞と色素細胞は

6.2.1.9.2. デスモソームでくっついていない

6.2.2. 真皮

6.2.2.1. 膠原繊維

6.2.2.1.1. コラーゲンというタンパク質が主成分

6.2.2.1.2. 機械的外力、化学的刺激から守る

6.2.2.1.3. 真皮の大部分がこれ

6.2.2.2. 弾性繊維

6.2.2.2.1. エラスチンというタンパク質が主成分

6.2.2.2.2. 弾力を与える

6.2.2.3. 膠原繊維と弾性繊維の間は

6.2.2.3.1. 基質という物質で埋め尽くされている

6.2.2.3.2. 基質はゼリー状でムコ多糖類というタンパク質からできている

6.2.2.3.3. ムコ多糖類の主成分はヒアルロン酸

6.2.3. 皮下組織

6.2.3.1. 脂肪細胞で脂肪が作られる

6.2.3.2. 女性のほうが厚い

6.2.3.3. 衝撃が内部に及ばないようにクッションの役割

6.2.3.4. 断熱材の働き

6.2.4. 皮膚の総面積と厚さ及び重さ

6.2.4.1. 総面積約1,6㎡

6.2.4.2. 厚さ約2~2.2㎜(表皮と真皮を合わせて)

6.2.4.3. 重さ約3㎏(表皮と真皮を合わせて)

6.2.4.4. 皮下脂肪を含めると9㎏

6.2.5. 表皮と真皮の境は

6.2.5.1. 表皮突起と真皮の乳頭が入り組み

6.2.5.2. 波状になっている

6.3. 頭の皮膚

6.3.1. 厚くて強い

6.3.2. ゴムのような硬さと弾力

6.3.3. 脂腺が多く脂ぎってる

6.4. 顔の皮膚

6.4.1. 薄くて柔らか

6.4.2. 部位によって厚さに差がある

6.4.3. 汗腺、脂腺が多い

6.4.3.1. 汗をかきやすい

6.4.3.2. ニキビができやすい

6.5. 耳と首すじの皮膚

6.5.1. 耳

6.5.1.1. 薄く、皮下脂肪がほとんど無い

6.5.2. 首

6.5.2.1. 神経が多い

6.6. 体幹の皮膚

6.6.1. 腹側より背側のほうが厚い

6.6.2. 軟毛が生えている

6.7. 陰部・肛門の皮膚

6.7.1. 粘膜に近い性質

6.7.2. メラニンが多い

6.8. 手掌・足底の皮膚

6.8.1. 角質層が厚い

6.8.2. 脂腺は無い

6.8.3. 汗腺が多い

6.8.4. 皮下脂肪が多い