「矯正歯科選び方」

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「矯正歯科選び方」 により Mind Map: 「矯正歯科選び方」

1. 選ぶ際の要素

1.1. 技術力

1.1.1. 医者の資格

1.1.1.1. 認定医

1.1.1.1.1. 日本臨床矯正歯科医会

1.1.1.1.2. 矯正の専門医

1.1.1.1.3. 認定医とは

1.1.1.1.4. 臨床指導医とは

1.1.1.2. 注意

1.1.1.2.1. 認定医・専門医という言葉を使って集客して、実際には回転率を上げてスタッフが多くの患者をさばいている、みたいな場合も

1.1.1.2.2. 認定医の先生本人が診てくれるとは限らない

1.1.2. 矯正専門の歯科かどうか

1.1.2.1. 矯正の診断に必要なセファログラム(頭部X線規格写真)撮影が可能か

1.1.2.1.1. 矯正専門の歯科にはある

1.1.2.2. セファログラムに加えて3次元的にレントゲン撮影ができるCTが置いてある歯科医院さんを選ぶとより詳しい検査や診断ができる

1.1.2.3. 日本では誰でも矯正歯科の看板が掲げら れるため患者さん自身で医院を選択するのが難しいのも事実

1.1.2.3.1. 矯正歯科を専門としている歯科医が常勤 しているかどうかを確認

1.1.2.4. 日本では、歯学部を卒業し歯科医師国家試験に 合格すると、歯科医師免許がもらえる

1.1.2.4.1. 自由標榜制

1.1.2.5. 歯科医院の標榜種類

1.1.2.5.1. 一般専門歯科医院

1.1.2.5.2. 矯正歯科専門院

1.1.2.5.3. 歯科・矯正歯科

1.1.3. 治療の症例・実績が多い

1.1.3.1. 自分と同じような症例があると安心できる

1.1.3.2. 注意

1.1.3.2.1. これは成功例しか載っていなくて、失敗例が沢山あるかもしれない

1.1.3.2.2. 複数の矯正装置を取り扱っている

1.1.4. 積極的に知識を吸収しているかどうか

1.1.4.1. Webサイト内にあるブログやニュースリリースのページに、学会参加などの活動が報告されているかを見て、そうした最新の情報に対する感度・姿勢を知るヒント

1.2. 態度

1.2.1. 技術力の裏付けにもなる

1.2.1.1. 言語化してきちんと方針を患者に伝えられるということは、症例を見てどんな治療を行うべきかが見えているということ

1.2.2. メリット・デメリットや期間などをきちんと伝えてくれる

1.2.3. たとえ確かな矯正技術を持っていて治療実績が豊富だとしても、患者に対して丁寧に・わかりやすく治療方針の説明などを行なってくれなければ、不安が残る

1.2.4. 先生との相性や受付の対応・雰囲気など

1.2.5. 初回カウンセリングで見極める

1.2.5.1. 医師本人がカウンセリングしてくれるか

1.2.5.2. 質問に満足な回答をしてくれるか

1.2.5.3. 精密検査をしっかり行っているか

1.2.6. 担当する歯科医師が親身になってくれて相談しやすい

1.2.6.1. 矯正治療は長期にわたって治療が行われる

1.2.6.1.1. たくさんの不安や相談事が出てくる

1.2.6.2. 治療方針についての丁寧な説明や、 質問に対して真摯に答えてれる

1.2.6.2.1. 初回相談時に歯科医院の雰囲気を確かめる

1.3. 費用

1.3.1. 費用体系が明確

1.3.1.1. 〇〇円〜としか書いていないところは注意

1.3.1.1.1. 見積書を出してくれるか

1.3.1.2. 矯正治療は自由診療である

1.3.1.2.1. 治療を受ける歯科医院によって料金体制が変わる

1.3.1.2.2. 矯正治療の基本料金の相場

1.3.1.2.3. 費用を抑えることをどこまで重視するかは人それぞれ

1.3.2. 初心相談重要

1.3.2.1. カウンセリング

1.3.2.1.1. 歯並びが正常かどうか専門機関で相談可能

1.3.2.1.2. 無料のところもあるが、目安として3000ー5000

1.3.2.2. 初心相談の際に確認・整理しといたほうがいいもの

1.3.2.2.1. 歯並びの気になる点

1.3.2.2.2. どのように治してほしいか

1.3.2.2.3. 今までかかった大病の有無

1.3.2.2.4. 抜歯経験の有無

1.3.2.2.5. 顎関節の痛みの有無

1.3.2.2.6. 今治療を行うべきかどうか

1.3.2.2.7. 治療に必要な期間

1.3.2.2.8. 治療方法の詳細

1.4. 利便性

1.4.1. 矯正中は月に1回の頻度で通院する必要あり

1.4.1.1. しかも2-3年

1.4.2. 立地

1.4.2.1. 通いやすいかどうか

1.4.2.1.1. 家から近い

1.4.2.1.2. 通勤時に便利

1.4.2.1.3. 駅から近い

1.4.3. すぐに対応してくれるか ずっと対応してくれるか

1.4.3.1. 矯正が外れるなど、トラブルが発生することもある

1.4.3.2. 担当の医師が常勤だとベスト

1.4.3.2.1. 転勤がない方が良い

1.4.3.2.2. 外部から招いている場合もある

1.4.3.2.3. 矯正の知識がある歯科衛生士やスタッフが在籍しているのかも確認

1.4.3.3. 在籍している医師が全員矯正に対応できるか

1.4.3.4. 転院可能か

1.4.4. 予約のとりやすさ

1.4.4.1. 予約システム

1.4.4.2. 混雑状況

1.4.4.2.1. 予約しても実際行ってみると結構待たされることも

1.4.5. 診療時間

1.4.5.1. 休日もやっているか

1.4.5.2. 夜遅くまでやっているか

1.5. 口コミ・評判

1.5.1. ネットでの評価や口コミ

1.5.1.1. でも、正直どこまで信用できるかわからない

1.5.1.1.1. サクラの可能性も否定できない

1.5.2. 周囲の人の口コミ

1.5.3. 基本的に、数ある症例の中の一つに過ぎないので、どこまで信じてよいかはわからない

1.5.4. おそらく、口コミに頼らざるを得ない状況なのではないか

2. 矯正歯科

2.1. よくない咬み合わせや歯並びを、矯正装置をつけて ゆっくりと歯を動かすことで理想的な状態に整えていく歯科治療

2.2. 患者さんの歯を生かすことを最優先するため、 基本的に治療中に歯を削ることはない

2.3. 審美歯科

2.3.1. 歯を削って人工物を歯にかぶせるなどの方法で 短期的に見た目をよくする方法

2.3.1.1. よくない歯並びを早く治したいという人には期間的には適

2.3.2. 削った歯は二度と戻ってこないこと、 また歯にかぶせた人工物は取り替えが必要 になる場合を理解する必要あり

3. 矯正の種類

3.1. ブラケット(ワイヤー)矯正

3.1.1. ブラケットと呼ばれる装置を歯に装着し、 ブラケットとワイヤーをつないで動かしたい方向に 適切な力をかけることで歯を移動させて矯正する方法

3.1.2. 最近では、透明や白色のブラケットで 目立ちにくいものもあるので、 歯の表側に装置が着いてもそこまで気になることもない

3.1.3. 表側矯正

3.1.3.1. 歯の表面にブラケットを装着する

3.1.3.2. メリット

3.1.3.2.1. 適応範囲が広く、多様な状態の歯並びの治療が可能

3.1.3.2.2. 矯正装置が外れるのを防ぐため、硬い食べ物、 ねばりの強い食べ物などが制限される場合がある

3.1.3.2.3. ワイヤーや矯正装置が人の目に入りやすい

3.1.3.2.4. 取り外し不要

3.1.3.2.5. マウスピースに比べて歯の移動速度がはやい

3.1.3.2.6. 細やかな調整が可能

3.1.3.3. デメリット

3.1.3.3.1. 装着による強い痛みが起こったり、 金属で口腔内を傷つけたりすることがある

3.1.3.3.2. 装置が外れてしまうことがある

3.1.3.3.3. 歯磨きがしにくい

3.1.3.3.4. 取り外しの装置を併用して矯正治療をしていくことがある

3.1.3.3.5. ワイヤー矯正のブラケットがプラスチックや セラミック、ジルコニアなどで作られたもの

3.1.3.4. 審美ブラケット

3.1.3.4.1. メタルブラケット

3.1.4. 裏側矯正

3.1.4.1. 歯の裏側にブラケットを取り付けて装着する。 動かしたい方向に適切な力をかけることではを移動させる

3.1.4.1.1. 第三者から矯正器具が見えにくい利点

3.1.4.2. メリット

3.1.4.2.1. ワイヤー矯正と同様、取り外し不要

3.1.4.2.2. 外側(歯の表面からは)ほぼ矯正装置が見えない

3.1.4.3. デメリット

3.1.4.3.1. 表側矯正に比べてドクターの手間や高い技術が必要なため、費用が高い

3.1.4.3.2. 表側矯正よりも矯正力を弱める必要があるため適応範囲が限られる

3.1.4.3.3. 表側矯正と同様口腔内を傷つける可能性や、 痛み、食事の制限がある

3.1.4.3.4. 慣れるまで発音しづらい

3.1.4.3.5. 歯磨きが難しい

3.1.4.3.6. 治療期間が長くなる

3.1.4.3.7. 噛み合わせの位置を上げることが多い

3.1.4.3.8. 表側にも装置がつくことがある

3.2. マウスピース矯正

3.2.1. デジタル技術で自分の歯並びに合わせた精巧なマウスピースをデザイン。 それを装着することによって矯正する方法

3.2.1.1. マウスピースは透明であるため 目立ちにくく、着脱も自由

3.2.1.2. ブラケットやワイヤーは使わず、透明のマ ウスピースを矯正装置として使用

3.2.1.3. ブランドによっては、歯科技工士さんの 手作業や、マウスピースメーカーの調整

3.2.1.4. 治療段階に応じてあたらしいマウスピースに変えていき、 歯並びを綺麗なものにしていく

3.2.2. 普段通りに歯磨きができる

3.2.2.1. ブラケット矯正に比べて歯周病や虫歯にかかるリスクは低い

3.2.3. 軽度の歯のでこぼこの方におすすめな治療法

3.2.3.1. 全ての症例の方に対応できないのがデメリット

3.2.4. まとめ

3.2.4.1. メリット

3.2.4.1.1. 周りの人がほとんど気付かないほど目立ちにくい

3.2.4.1.2. 取り外しが可能のため、食事制限や歯が 磨けないということはない

3.2.4.1.3. 歯ごとに適した力をかけることができるため、 表側矯正や裏側矯正に比べて痛みが少ない

3.2.4.1.4. 金属で口腔内を傷つけることが少ない

3.2.4.1.5. 金属のアレルギーの心配がない

3.2.4.1.6. マウスピースは使い捨てなので清潔

3.2.4.2. デメリット

3.2.4.2.1. 適応できる症例に限りがある

3.2.4.2.2. 歯並びが悪いことで起こる悩みやトラブルを解決することを目的

3.2.4.2.3. 装着時間を守らないと治療の効果が出ない

3.2.4.2.4. マウスピースの洗浄を自分でしたりなど、自己管理が必要

3.3. そもそも矯正歯科治療とは

3.3.1. 歯並びや噛み合わせが悪いことを不正咬合という

3.3.1.1. 歯並びが気になり、笑顔や人との会話に 自信を持てない

3.3.1.2. 発音が不明瞭になる

3.3.1.3. 食べ物がうまく噛めない

3.3.1.4. 口が自然に閉じず、 口呼吸になり口臭等の原因に

3.3.1.5. うまく歯を磨けず、虫歯や歯周病の原因に

3.4. ハーフリンガル矯正

3.4.1. 上顎側に裏側矯正、下顎側にワイヤー矯正を施す矯正方法。 それぞれの目立ちやすさ、発音のしにくさ等のデメリットを減らす。

3.5. コンビネーション矯正

3.5.1. 治療の前半をワイヤー矯正(舌側矯正含む)、治療の後半をマウスピース矯正で行う矯正方法。 ワイヤー矯正の適応範囲の広さでさまざまな症状をカバーし、後半のマウスピース矯正で快適に治療期間を過ごす。

3.6. インプラント矯正

3.6.1. 歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正方法。歯茎の骨部分に小さなネジを埋め込み、これを軸として歯を動かし矯正する方法。 (※)ワイヤー矯正またはマウスピース矯正と併用する方法です。

4. 一般的な矯正歯科医院の治療の流れ

4.1. 初診相談

4.1.1. 本人の悩み・不安・疑問点を明確に

4.1.2. 治療全体にかかる費用や今後の流れなど、納得がいくまで話し合い

4.1.3. 費用の目安:0〜10,000円(無料のクリニックも多い)

4.1.4. 歯科によっては初診相談後すぐに次のステップである精密検査に

4.1.4.1. 通院が面倒な方は、事前に確認

4.2. 精密検査・診断

4.2.1. レントゲン撮影

4.2.2. 歯の型取り

4.2.3. 顔の写真撮影

4.2.4. 現状の把握や今後の治療方針を決める上で重要なステップ

4.2.5. 精密検査の費用の目安:30,000円~60,000円

4.3. 準備

4.3.1. 精密検査の結果をもとに、今後の治療計画や矯正方法を決定

4.3.2. 矯正装置作成のために再度、歯の型取りを行う

4.3.3. 準備期間

4.3.3.1. 裏側矯正

4.3.3.1.1. 装置を作製するのにあたり、歯の型採りから1~2ヶ月程

4.3.3.2. マウスピース矯正

4.3.3.2.1. マウスピースが海外から届くため少し時間がかかり、 歯の型採りから1~2ヵ月後に矯正装置が完成

4.4. 矯正治療開始

4.4.1. 矯正器具の装着作業はおよそ1~2時間前後で完了

4.4.2. 装着後の通院

4.4.2.1. 一般的に3〜6週間のペースで通院

4.4.2.2. 2~3年ほど矯正が続く

4.4.3. 毎回の調節費用の目安

4.4.3.1. 5000円前後が目安

4.4.3.2. トータルフィーシステム制の矯正歯科医院の場合

4.4.3.2.1. 毎回の調節費が矯正治療費に含まれている

4.5. 保定期間

4.5.1. 歯並びが整い、歯を動かす治療が終了すれば、 矯正器具を外すことが可能

4.5.1.1. 器具を外した後は保定期間

4.5.2. 矯正治療をした後はもとの位置に歯が戻りやすい

4.5.2.1. それを阻止するための リテーナーという保定装置を装着

4.5.3. 一般的には数ヶ月に1回の通院、2年ほど保定期間

5. 治療中のトラブル

5.1. 唇の裏に当たって痛い

5.1.1. 矯正治療による痛みや違和感は個人差

5.1.2. ワイヤー矯正では、器具が口の中のどこかに 当たったり擦れたりする

5.1.2.1. 口内炎の発生や痛みが生じる場合がある

5.2. 治療中に虫歯・歯周病が悪化

5.2.1. 矯正装置が付いているとどうしても歯磨きがしにくく 虫歯や歯周病が起こりやすいから

5.2.2. 器具に汚れが溜まりやすい箇所を覚えて 重点的に歯磨きをする

5.2.3. 毎食終わりの歯磨きを徹底する

5.3. 元に戻ってしまった

5.3.1. 保定期間中、保定装置であるリテーナーを使わないでいると 歯が後戻りする場合がある

5.3.2. 後戻りしてしまうと最悪の場合再治療を行うことになるため、 サボらずリテーナーを装着

5.3.3. 頬杖なども歯に力が加わり、後戻りの原因になるので注意が必要