医学部進学を考えている皆さんへ

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1. 僕の自己紹介

1.1. 小畑 郁弥 上野丘69期生、現在大分大学医学部4年生

1.2. 高校時代

1.2.1. 運動部(カヌー)に所属し、週7で練習。高3の9月まで続ける。

1.2.2. 早いときは朝5時に起きて朝練後に登校し、放課後はすぐ部活に向かう

1.2.3. 遅いときは9時頃まで残って自主練

1.2.3.1. 授業の合間は常に何か食べている

1.3. 部活と両立して平日3時間休日6時間毎日コツコツ勉強、そして無事現役合格

1.3.1. できるはずもなく......

1.3.2. 評定平均が足りずAO試験が受けられない

1.3.3. センター試験の点数も目標に届かず医学部の受験ができない

1.4. 卒業後の4月からは

1.4.1. それまで部活に費やしていた時間や体力、情熱を全て勉強に向ける

1.4.2. 1年間でセンター試験の点数が140点伸び、今度こそ本当に無事医学部合格

2. 皆さんからの質問を交えて医学部について紹介

2.1. 医学部入学まで(進路選択)

2.1.1. 医学部に入った理由(医師になりたいと思ったわけ)

2.1.1.1. 中3の時にTVのドキュメンタリーで救急医にあこがれる

2.1.1.2. 高1の時に決定的出来事

2.1.2. 進路決定時に明確な目標はあったか

2.1.2.1. 明確ではないが、漠然と人の命を救いたい、自分と同じような思いをする人をなくしたいと思っていた

2.1.2.2. 入学時から明確な目標を抱いていた同級生は(再受験や編入性を除いて)ほとんどいなかった印象

2.1.3. 医学部の学生は全員が全員強い意志があって入学してきたのか

2.1.3.1. 全員が全員ではない

2.1.3.2. 学力が高く周囲に勧められたから

2.1.3.3. 中には生まれた時から医者になることが決まっていた同級生も..

2.1.4. 医学部でなければどの学部に行っていたか

2.1.4.1. スポーツ系の学部に行って競技を続けてトレーナーとかになっていた?

2.1.4.1.1. この選択肢は浪人後にも真剣に考えなおしたことがあります

2.1.4.2. 工学部に行ってカヌーを作る側になっていた?

2.1.4.3. 文系科目の方が好きだったので文学部か法学部?

2.1.5. 大学の選び方

2.1.5.1. もし目標が明確に決まっていれば、それができる大学

2.1.5.2. 大学6年間を過ごしたい土地、将来働きたい地域

2.1.5.3. 進級しやすい(留年しにくい)大学

2.2. 高校生活

2.2.1. 学校以外の時間をどう使っていたか

2.2.1.1. ほぼ部活...

2.2.2. 1日のスケジュールと学習時間

2.2.3. モチベーション維持方法

2.2.3.1. 本気でやる気が出る時、焦り始める時がいつか来ます......

2.2.4. 息抜きの方法

2.2.4.1. 部活、ご飯、たわいない時間

2.3. 医学部入学まで(学習面)

2.3.1. どれくらいの成績だったか

2.3.1.1. 定期テストは平均~平均より少し下

2.3.1.2. 模試、実力テストは平均~平均より少し上

2.3.2. 勉強面で心がけていたこと

2.3.2.1. なんとか授業に置いて行かれないように頑張る

2.3.3. 実践してよかった勉強法

2.3.3.1. 苦手分野やテスト、模試で間違えた問題をまとめたフォルダ

2.3.3.2. 問題の急所を意識してやり直す

2.3.4. 数学の勉強の仕方

2.3.4.1. ある程度解法を暗記しておく

2.3.5. 早くからやっておくべきこと

2.3.5.1. 強いて挙げるなら英単語?

2.3.6. 理系苦手の克服法

2.3.6.1. 暗記⇒使う⇒理解の順番にしてみる

2.3.6.2. 習うより慣れろ?

2.3.7. 勉強しても成績が伸びない時

2.3.7.1. 頑張り方を見直してみる

2.3.7.2. 個人的には努力は実るとは限らないと思ってます。

2.4. 医学部受験

2.4.1. 理科と社会の選択

2.4.1.1. 物理or生物⇒絶対に医学部を受けるならならどちらでも大丈夫

2.4.1.2. 社会⇒特に好みがないのなら地理

2.4.2. 勉強しておくべき科目

2.4.2.1. 受験のために

2.4.2.1.1. 英語、数学、国語

2.4.2.2. 入学後のために

2.4.2.2.1. 英語、数学(データの分析)、生物

2.4.3. 受験で一番辛かったこと

2.4.3.1. 現役の時

2.4.3.1.1. 成績が上がらない、時間がない、焦り...

2.4.3.2. 浪人の時

2.4.3.2.1. とにかく単調な毎日、今年受からなかったらどうしようという不安

2.4.4. テスト時、受験時心掛けていたこと

2.4.4.1. 受ける時

2.4.4.1.1. 一つの問題に時間をかけすぎない、潔く切り捨てることも大切

2.4.4.2. 受けた後

2.4.4.2.1. 間違えた問題だけに注目する。受けた後すぐ復讐する

2.5. 医学部入学後

2.5.1. 入学後どんなことをしているのか

2.5.1.1. 6年間のスケジュール、各学年の学習内容

2.5.1.2. 大学生の一日

2.5.1.2.1. 授業のある日

2.5.1.2.2. 休日(土日祝日)

2.5.1.2.3. 長期休暇

2.5.2. 医学部に入って良かったこと、楽しかったこと

2.5.2.1. 良かったこと⇒医学の勉強は意外と面白いし、正しい知識や検索リテラシーが身につく

2.5.2.2. 楽しい大学生活!

2.5.3. 大学の部活について

2.5.3.1. 運動部から文化部まで幅広い部活があります

2.5.3.2. 基本的に医学生のみで構成されている

2.5.3.3. 本学の部活に入ることも可能ではあるが大分大学の場合はかなり大変...

2.5.4. 後悔したこと、大変だったこと、きつかったこと

2.5.4.1. 僕は後悔していませんが、周りに後悔している友人はいます

2.5.4.2. 勉強は大変です。留年の不安が付きまとっています...

2.5.4.3. 医学誌最初の関門、解剖学実習のお話

2.5.4.3.1. 約2か月間かけて4~5人班で1体のご遺体を文字通り頭から足まで余すところなく解剖していきます

2.5.4.3.2. 肩から腕を外したり、心臓などの臓器を取り出したり、頭蓋骨を割って脳を取り出したり

2.5.4.3.3. すごくハードな日々ですがこれが多くの医大生の最初の関門です

2.5.5. 高校時代と勉強内容、勉強時間の違い

2.5.5.1. 大学の先生は教えるプロではなくて、医学・研究のプロなので高校の先生ほど教えるのは上手くない

2.5.5.2. 教科書によって書いている内容が違うことがある(学説の違いがある)

2.5.5.3. 自ら学ぶ力が必要とされる

2.5.6. 医学を学ぶ楽しさ

2.5.6.1. 体や病気の仕組みがわかる

2.5.6.2. ガセ情報に惑わされにくくなる?⇒コロナ禍で役に立ちました

2.5.7. 入学後変わった価値観

2.5.7.1. 医師の仕事は患者さんの病気を治すことだと思っていた

2.5.7.1.1. 全員が全員治って家に帰れるわけではない

2.5.7.1.2. 患者さんの看取りや、最期に希望をかなえてあげたり

2.5.7.1.3. 人生の終わり方にも関与する

2.5.7.2. 医師は皆患者さんを救うことにやりがいを感じて仕事をしていると思っていた

2.5.7.2.1. そういう医師が大半だが、完全に仕事として考えている医師もいる

2.5.7.2.2. 仕事が大変なA科よりも、忙しくないB科になりたいというように

2.5.7.2.3. 自分がやりたいことではなく、業務の内容で科を決める医師が年々増えてる印象らしい...

2.5.7.2.4. ⇒診療科間の医師数の差

2.5.7.3. 先生から言われたひとこと

2.5.7.3.1. 例えば金融業なら1度の取引で損失を出しても、次の取引で莫大な利益を出せればトータルは大きなプラス

2.5.7.3.2. でも医師は、超難しい手術成功させたとしても、次の簡単な手術で失敗をしてしまったら意味がない

2.5.7.3.3. 患者さんはたった1つの命を自分に預けてくれているのだから、その覚悟をもって接しなければいけない。

3. 入学後にそれまでと違いを感じたこと

3.1. 医学部は受験よりも入った後の方がきついとよく言われるが、

3.1.1. 僕個人は受験勉強の方がかなりしんどかったと感じています

3.2. 真面目な大人しい人ばかりかと思っていたけど、

3.2.1. 活発な人も多く、部活、旅行、恋愛、アルバイト、趣味などで学生生活を充実させています。

3.3. でもやっぱり根は真面目な人たちの集まりなので

3.3.1. テスト前は皆で勉強して教えあったり

3.3.2. 皆できつい勉強を乗り越えています

4. 最後に皆さんにどうしても伝えたいこと

4.1. 医学部に入るということはどういうことだと思いますか...?

4.1.1. 医師を目指すということ?

4.1.2. 6年間も勉強しないといけない?

4.1.3. 社会に出るのが周りより遅れる?

4.2. 僕が思うことは

4.2.1. 医学部を受けるということは18歳にして「医師」という職業の採用試験を受けること

4.2.2. 18歳にして自分が今後人生で従事する職業を決めてしまうということ

4.2.3. 今までほとんど学んだことがない医学という学問をこれから6年間かけて学ぶ決心をすること

4.3. 大げさに言って怖がらせてしまったかもしれませんが、

4.3.1. これは文理選択の時にもそう言えるだろうし

4.3.2. 医学部以外の学部を選ぶにしてもある程度同じことが言えますよね

4.4. だから、

4.4.1. これから自分の進路を選ぶことは、自分の未来を決めること

4.4.2. 自分の選択肢を絞っていくこと(狭めていくこと)だと考えてほしいです

4.5. 最期の質問「高校生の時にしておいた方がいいこと」

4.5.1. 自分の「人生」について真剣に考えてみてください

4.5.2. いろんなものに触れる機会、経験を積極的に得に行ってほしいです

4.5.3. そして、今夢中になれることに打ち込んでください

4.6. ご清聴ありがとうございました。

4.6.1. 何か聞きたいことがあれば [email protected] まで