
1. 失敗
1.1. 移行スキル習得問題
1.1.1. 【内容】 小野薬品案件での失敗事例です。 渉さんから小野薬品案件の移行で何も指示がない状態だったので、何も準備せずに行くと、 渉さんから「え?何も準備してないの?」とかなり怒られました。 経験年数が増えてくると分かりますが、「困ったら聞いて」スタンスは皆結構やりがち。
1.1.2. 【教訓】 <<若手目線>> 何をするべきかを整理した上で、可能な限り自分で調べる。 1つのことを調べるのに30分以上かかるときは先輩に相談する。 <<先輩目線>> まずは相手にどこまで何をして欲しいかを伝える。 その上で相手が納得いってない・理解できてなさそうであれば、 適宜フォローするように心がける。
1.2. カーネルパニック問題
1.2.1. 【内容】 NTTデータセキスイシステムズでの失敗事例です。 透過的hugepagesの設定を行った際に記述内容が誤っていたことで、OSが起動しなくなりました。 (詳細は割愛) この時は渉さんに来てもらって、特殊な方法でOSブートを行って、解消してもらいました。
1.2.2. 【教訓】 (1)マニュアルと記載の相違がないかを正確に確認すること (2)設定内容が何を意図するのかをきちんと理解すること
1.3. 報告書そのままコピー問題
1.3.1. 【内容】 IBMの子会社案件での失敗事例です。 作業時のミスで初期化パラメータeventの設定を漏れており、 顧客に作業依頼を行いました。 報告書のテンプレートの特記事項に設定値が記載されていたので、設定値を そのまま設定手順に送付したところ、DBが起動しなくなったとのことで、 プチ炎上してしまいました。 原因は報告書記載の設定値が誤っていたからですが、 社内検証もせずに送ったことがそもそもダメでした。
1.3.2. 【教訓】 (1)社内検証は必ず実施すること(特に顧客に作業してもらうとき) (2)報告書や先輩が使用している資料が100%正しいとは限らないこと →疑うのも大事
1.4. 見積もり相違問題
1.4.1. 【内容】 プリセを担当していた際に、導入・移行・BR支援の説明を行い、 全て受注が完了した後のキックオフでBR支援は不要だということがわかりました。 理由はストレージ機能で日次バックアップを行っていて、そこに戻ればいいという要件だったので、 RMANでバックアップを取得する必要はなかったとのこと。
1.4.2. 【教訓】 (1)顧客は分かってないのに分かっている振りをしている場合もあるので、 できる限り誰でも分かる用語で説明するようにする。 (よくよく聞いたらRMANの意味すら分かっておらず) (2)メールで証跡を残すべき。 見積もりには前提を書いているけど、それだけだと不十分な時もある。
2. 成功
2.1. メールより電話
2.1.1. 【内容】 これはよくあるケースです。 顧客向けのメール文面を一生懸命書いたけど、想定していない回答があり。 改めて電話すると一瞬で解決しました。
2.1.2. 【教訓】 一番の理想はメールした後に電話でフォローする。 ただ、メール文面に30分も掛かるようであれば、 軽い気持ちでいいので、電話するほうがいい。
2.2. とりあえず図を描く
2.2.1. 【内容】 三ツ星ベルト案件での事例です。 顧客との打ち合わせでscanの説明をしたが、全然理解してもらえず。 ホワイトボードに図を書いて説明するとあっさり理解してもらえました。
2.2.2. 【教訓】 顧客説明時は事前に図を描いた資料を準備する。 もし時間がなければ、ホワイトボードあるかを事前に確認の上、 どのように説明するかを頭で整理した上で当日各様にする。