認知バイアスマップ Cognitive bias map 主な参照:「認知バイアス一覧」「誤謬一覧」暁 美焔 ©️ revised by Re nomor 2022 ©️ ver.1.0 ...

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認知バイアスマップ Cognitive bias map 主な参照:「認知バイアス一覧」「誤謬一覧」暁 美焔 ©️ revised by Re nomor 2022 ©️ ver.1.0 本マップの2次利用については制限を求めませんが、 必ず「Re nomor 2022 ©️」と出典を利用物に記載してください。 により Mind Map: 認知バイアスマップ Cognitive bias map  主な参照:「認知バイアス一覧」「誤謬一覧」暁 美焔 ©️  revised by Re nomor 2022 ©️ ver.1.0  本マップの2次利用については制限を求めませんが、 必ず「Re nomor 2022 ©️」と出典を利用物に記載してください。

1. 社会心理・社会科学(合理的決定・社会的選択) (心的過程=帰属/動機付け) ↓ コミュニケーション / 意思決定・判断・行動(有権者)

1.1. 暗黙知(バイアス含む)・統合知

1.2. リテラシー(読解力)

1.3. 総合政策学(ビジョン・ミッション・達成方法)

2. 誤謬

2.1. 欺瞞的な目的で使用される。

2.2. 非形式的誤謬の多くは、意見の操作に使用される。

2.3. 閣僚や官僚によるあいまいな発言 (それも軟硬兼施の術なのか?)

2.4. 立証責任の転嫁(主張者側)

3. 政治

4. [認知バイアス]

4.1. 十分な意味でない場合 - 意味を求めると、幻想を呼び起こすことがあります。 私たちは時に、思い込みで埋めた細部を想像し、実際にはない意味や物語を構築してしまうのです。

4.1.1. 疎なデータにもストーリーやパターンを見出します。

4.1.1.1. 作話(記憶関連) Confabulation

4.1.1.1.1. 「正直な嘘」

4.1.1.2. クラスター錯覚(認識、選択、行動決定) Clustering illusion

4.1.1.2.1. 少数の意見も、SNSなどで拡散するとあたかも席巻したかに見える。

4.1.1.3. サンプルサイズに対する鈍感さ(信念形成) Insensitivity to sample size

4.1.1.3.1. アンケート・世論調査での母集団

4.1.1.4. 確率の無視(認識、選択、行動決定) Neglect of probability

4.1.1.4.1. テロの脅威・法制度

4.1.1.4.2. 原発再稼働

4.1.1.5. 逸話的誤信(認識、選択、行動決定) Anecdotal fallacy

4.1.1.5.1. アネクドタルの誤謬 Anecdotal fallacy

4.1.1.6. 妥当性の錯覚(信念形成) Illusion of validity(ex. バーナム効果)

4.1.1.6.1. 口コミ・商品レビュー

4.1.1.6.2. イラク戦争でのサダム・フセインの「大量破壊兵器」、 アフガニスタン戦争でのウサマ・ビンラディンの追跡

4.1.1.7. 覆面男の誤謬(信念形成) Masked man fallacy(ex. 認識論的誤謬 Epistemic fallacy)

4.1.1.7.1. 「測定して認識にいたった」から「事実がそうである」という論理のギャップ (官僚が、認識を事実とすり替えて答弁することは多々ある)

4.1.1.8. 再発見錯覚(認識、選択、行動決定) Recency illusion (ex. 頻度錯誤 Frequency illusion、マインホフ現象 Baader–Meinhof phenomenon, 周波数バイアス Frequency bias)

4.1.1.8.1. 言語においてはしばしば「新しい変化は思ったより古い変化」であり, 「頻繁な現象は思ったより稀な現象」(これについては,逆もまた真なり)である

4.1.1.9. ギャンブラーの誤謬(認識、選択、行動決定) Gambler’s fallacy

4.1.1.9.1. ギャンブラーの誤謬、適用するか否か

4.1.1.10. ホットハンドの誤謬(認識、選択、行動決定) Hot-hand fallacy(cf. ギャンブラーの誤謬)

4.1.1.10.1. 金融市場における重要な行動バイアス (ex. GPIFの運用、日銀の上場投資信託(ETF)買いによるホットハンド期待→株高)

4.1.1.10.2. ホットハンド勝者

4.1.1.11. 錯誤相関(信念形成) Illusory correlation

4.1.1.11.1. ステレオタイプ形成要因 (ex. Covid-19:人流抑制=感染拡大防止)

4.1.1.11.2. マイノリティの暴力をその実行者の人種に見る傾向(人種差別)

4.1.1.12. パレイドリア(認識、選択、行動決定) Pareidolia(ex. シミュラクラ現象、ロールシャッハテスト)

4.1.1.13. 擬人観(認識、選択、行動決定) Anthropomorphism

4.1.1.13.1. 政治的に保守的な消費者が、リベラルな消費者よりも消費財を擬人化する可能性

4.1.2. 情報に新たな具体例やギャップがあるたびに、われわれは固定観念や一般論、過去の履歴から特徴を補っていくのです。

4.1.2.1. 集団帰属の誤り(社会関連) Group attribution error (ex. 根本的帰属の誤り Fundamental attribution error)

4.1.2.1.1. 権威主義が大衆に受け入れられていること、および独立した専門家や自由な報道機関への有権者の不信感についての、説明の一つ

4.1.2.2. 究極的な帰属の誤り(社会関連) Ultimate attribution error

4.1.2.2.1. 党派性に関連する心理的要因への説明

4.1.2.2.2. 共産との協定は「一方だけが有効と言い続けてもあまり意味ない(泉健太)」 共産は順守求める

4.1.2.2.3. 「仲間に冷たいからじゃね?」(室井卯月)

4.1.2.3. ステレオタイプ(社会関連) Stereotyping

4.1.2.3.1. 広告における特定の形態のジェンダーステレオタイプ

4.1.2.3.2. 「一般論として、女性の数だけを増やすのは考えものだということが言いたかった」(森喜朗)

4.1.2.4. 本質主義(社会関連) Essentialism

4.1.2.4.1. フェミニズム=本質主義≠平等主義

4.1.2.5. 機能的固定(認識、選択、行動決定) Functional fixedness

4.1.2.5.1. ハンマーネイル症候群

4.1.2.6. モラル信任効果(社会関連) Moral credential effect

4.1.2.6.1. 「良いことをしたのだから」と、汚職して金や権力を不正にため込むなど

4.1.2.6.2. 政治における道徳「あなたの政治はあなたの道徳を形作るかもしれません」

4.1.2.7. 公正世界仮説(社会関連) Just-world hypothesis(cf. ミーンワールド症候群 Mean world syndrome)

4.1.2.7.1. 伊藤詩織さんへの誹謗中傷、生活困窮者への誹謗中傷

4.1.2.8. 誤謬からの議論(信念形成) Argument from fallacy

4.1.2.8.1. 論理への議論(argumentum ad logicam) (ex. 従軍慰安婦に関する「吉田証言」の真偽と「歴史修正主義」)

4.1.2.9. 権威バイアス(信念形成) Authority bias

4.1.2.9.1. 政治における権威バイアス

4.1.2.9.2. ミルグラム実験・アイヒマンテスト

4.1.2.10. 自動化バイアス(認識、選択、行動決定) Automation bias

4.1.2.10.1. アルゴリズムスコアへの司法の依存は自動化バイアスにつながる可能性

4.1.2.11. バンドワゴン効果(社会関連) Bandwagon effect(ex. 勝ち馬に乗る)

4.1.2.11.1. 選挙前の世論調査

4.1.2.12. プラセボ効果(信念形成) Placebo effect(ex. 病は気から)

4.1.2.12.1. バイアス除去:二重盲検法

4.1.3. 私たちは、身近にあるものや好きな人が、身近でないものや好きでない人よりも優れていると想像しているのです。

4.1.3.1. ハロー効果(社会関連) Halo effect

4.1.3.1.1. 高学歴・キャリア・スキル・有名人

4.1.3.1.2. 魅力的な人(ex. 新庄剛志)

4.1.3.1.3. プロジェクトX論

4.1.3.2. 内集団バイアス(社会関連) In-group bias

4.1.3.2.1. 身内贔屓・差別

4.1.3.2.2. 政治信条(体制・反体制)

4.1.3.3. 外集団同質性バイアス(社会関連) Out-group homogeneity bias

4.1.3.3.1. 自分と異なるグループの人間はみんな同じに見え、 一括りにしてしまう(ex.「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです(安倍晋三)」

4.1.3.4. 異人種効果(記憶関連) Cross-race effect

4.1.3.5. チアリーダー効果(社会関連) Cheerleader effect

4.1.3.5.1. アイドルのグループ化

4.1.3.6. よく通る道効果(社会関連) Well-traveled road effect

4.1.3.7. NIH症候群(社会関連) Not invented here syndrome(ex. 自前主義)

4.1.3.8. 反応性切り捨て(社会関連) Reactive devaluation

4.1.3.8.1. イスラエル・パレスチナ問題

4.1.3.9. ポジティブ効果(社会関連) Positivity effect

4.1.3.9.1. TwitterやInstagramのようなSNSでの知覚

4.1.4. 私たちは、確率や数字を単純化して考えやすくしているのです。

4.1.4.1. メンタル・アカウンティング(信念形成) Mental accounting

4.1.4.1.1. 人の非合理な意思決定は、行動経済学で利用。

4.1.4.1.2. 10万円の特別定額給付金

4.1.4.1.3. バラマキ政策

4.1.4.2. 正常性バイアス(信念形成) Normalcy bias

4.1.4.2.1. 放射能災害での「正常性バイアス」

4.1.4.3. 確率の誤謬に訴える(信念形成) Appeal to probability fallacy

4.1.4.3.1. テロ攻撃の過大評価

4.1.4.4. マーフィーの法則(認識、選択、行動決定) Murphy’s Law

4.1.4.5. 劣加法性効果(認識、選択、行動決定) Subadditivity effect

4.1.4.5.1. 公企業・公益事業の自然独占

4.1.4.6. 生存者バイアス(信念形成) Survivorship bias(cf. win-win situation)

4.1.4.6.1. 自己責任論・「身の丈にあった受験(文科大臣)」

4.1.4.6.2. 死人に口なし

4.1.4.7. ゼロサムバイアス(認識、選択、行動決定) Zero sum bias

4.1.4.7.1. NILリターン

4.1.4.7.2. cf. プラスサムゲーム 「TPP騒動から見えるゼロサム・縮み思考」 (独立行政法人経済産業研究所上席研究員 山下一仁)

4.1.4.8. 額面効果(認識、選択、行動決定) Denomination effect

4.1.4.8.1. 高額紙幣廃止・キャッシュレス社会

4.1.4.9. マジカルナンバー7±2(認識、選択、行動決定) Magic number 7+/-2

4.1.4.9.1. コミュニケーション理論(ミラーの法則 Miller’s law)

4.1.4.9.2. 選挙パンフレット・ポスターの構成

4.1.5. 私たちは、他人が何を考えているかを知っているつもりでいます。

4.1.5.1. 知識の呪い(社会関連) Curse of knowledge

4.1.5.1.1. とても頭がいいが、実際の教えがひどい先生

4.1.5.1.2. 「先が読めすぎる」という政治家としては重大な「欠点」(枝野前党首)

4.1.5.1.3. 製品についての知識が豊富な営業担当者は、知識の少ない営業担当者に比べてむしろ不利になる

4.1.5.1.4. 知識の呪いを回避する方法

4.1.5.2. 透明性の錯覚(社会関連) Illusion of transparency

4.1.5.2.1. 自己と他者を融合的に捉えている場合に起きる。

4.1.5.2.2. ミスコミュニケーション

4.1.5.3. スポットライト効果(記憶関連) Spotlight effect

4.1.5.3.1. バリー・マニロウ実験

4.1.5.4. 外部代行者の錯覚(社会関連) Illusion of external agency (ex. 今の自分は他人のおかげ、インポスター症候群)

4.1.5.4.1. 自分の挙げた成果に関して、「どうせ」「ただの」という表現を使う。

4.1.5.5. 非対称な洞察の錯覚(社会関連) Illusion of asymmetric insight

4.1.5.5.1. 日韓関係

4.1.5.5.2. 立憲民主党と他の政党との関係

4.1.5.6. 外因性インセンティブエラーバイアス(社会関連) Extrinsic incentive error

4.1.5.6.1. アンダーマイニング効果

4.1.5.6.2. レッテル貼り

4.1.5.6.3. バイアス除去:自分の動機を推測するのと同じように、他の人の動機を推測しようとすること

4.1.6. 私たちは、現在の考え方や思い込みを、過去や未来に投影しているのです。

4.1.6.1. 後知恵バイアス(信念形成) Hindsight bias

4.1.6.1.1. 「ほら!言ったこっちゃない」「なぜ、あのとき〇〇しなかったんだ?」

4.1.6.1.2. 政治選挙の後、人は自分の予測を実際の結果に遡及的に調整する傾向

4.1.6.2. 結果バイアス(認識、選択、行動決定) Outcome bias

4.1.6.3. 道徳的運(社会関連) Moral luck

4.1.6.3.1. 「津波は天罰(石原都知事)」 「経済成長感じない人は「よほど運がない(麻生太郎)」

4.1.6.4. 凋落主義(社会関連) Declinism

4.1.6.4.1. 超大国としての米国の衰退

4.1.6.5. 伸縮効果(記憶関連) Telescoping effect

4.1.6.6. バラ色の回顧(記憶関連) Rosy retrospection

4.1.6.6.1. 「明治維新150年」を祝う政府主催の式典

4.1.6.7. インパクト・バイアス(認識、選択、行動決定) Impact bias

4.1.6.7.1. 選挙での敗北=トラウマ

4.1.6.8. 悲観主義バイアス(認識、選択、行動決定) Pessimism bias

4.1.6.8.1. 防衛的悲観主義者

4.1.6.9. 計画の誤謬(認識、選択、行動決定) Planning fallacy

4.1.6.9.1. コストの過小評価(2020東京オリンピック競技大会)

4.1.6.10. 時間節約バイアス(認識、選択、行動決定) Time-saving bias

4.1.6.11. イノベーション推進バイアス(認識、選択、行動決定) Pro-innovation bias

4.1.6.11.1. 原子力楽観論

4.1.6.12. 投影バイアス(社会関連) Projection bias

4.1.6.12.1. 他の人が自分と同じような政治的意見や属性を持っていると思い込むこと。

4.1.6.13. 抑制バイアス(認識、選択、行動決定) Restraint bias

4.1.6.14. 自己一貫性バイアス(記憶関連) Self-consistency bias(ex. 政治的信念)

4.1.6.14.1. コミットメント=思考のショートカット

4.2. 多すぎる情報 - 私たちは、すべてを見るわけではありません。 私たちがフィルターにかける情報の中には、実は有用で重要なものもあるのです。

4.2.1. 私たちは、すでに記憶の中に呼び覚まされたものや、頻繁に繰り返されるものに注目します。

4.2.1.1. 利用可能性ヒューリスティック(信念形成) Availability heuristic

4.2.1.1.1. 政治=利用可能性ヒューリスティックの代表例

4.2.1.1.2. 「私はもう50年、タバコを吸い続けています。そしてわが家でも、 自由にタバコを吸い続けておりまして、子どもが4人、孫が6人、 一切誰も不満は言いませんし、みんな元気に頑張っております」 (「受動喫煙対策」に反対する大西英男議員)

4.2.1.2. 注意バイアス(認識、選択、行動決定) Attentional bias

4.2.1.2.1. 保守派とリベラル派の選択的な注意バイアスが政治的信念の違いに寄与する可能性

4.2.1.3. 真理の錯誤効果(信念形成) Illusory truth effect

4.2.1.3.1. 選挙キャンペーン、広告、ニュースメディア、政治的プロパガンダなどの分野で重要な役割を担っている。

4.2.1.3.2. ウソも百回つけば本当になる(例:「お仕着せ憲法(安倍晋三)」)

4.2.1.4. 単純接触効果(社会関連) Mere exposure effect

4.2.1.4.1. 「悪い露出というものはない'There's no such thing as bad exposure.'」 メディアへの露出→好感

4.2.1.5. 文脈効果(記憶) Context effect

4.2.1.5.1. 「文脈で申し上げた(安倍晋三)」

4.2.1.6. 手がかり依存性忘却(記憶) Cue-dependent forgetting

4.2.1.7. 気分一致記憶バイアス(記憶) Mood-congruent memory bias

4.2.1.8. 頻度錯誤(認識、選択、行動決定) Frequency illusion(ex. バーダー・マインホフ現象 Baader–Meinhof phenomenon, 周波数バイアス Frequency bias)

4.2.1.8.1. 企業のロゴ=さまざまなプラットフォームで錯覚を引き起こすことができる優れた方法。

4.2.1.8.2. 政治家のポスター

4.2.1.9. 共感ギャップ(信念形成) Empathy gap

4.2.1.9.1. コミュニケーション能力 ブラウン首相の失敗(有権者は彼に何も感じない)

4.2.1.10. 不作為バイアス(信念形成) Omission bias(ex. 現状維持バイアス、トロッコ問題)

4.2.1.10.1. メディア・バイアス

4.2.1.10.2. フィルター・バブル(↔︎メディア・バイアス評価)

4.2.1.11. 基準率誤謬(認識、選択、行動決定) Base rate fallacy

4.2.1.11.1. 数値による誤謬

4.2.1.11.2. 印象による誤謬

4.2.2. 奇抜なもの/面白いもの/視覚に訴えるもの/擬人化されたものは、 奇抜でないもの/面白くないものよりも、より強く印象に残ります。

4.2.2.1. 奇抜さ効果(記憶) Bizarreness effect

4.2.2.2. ユーモア効果(記憶) Humor effect

4.2.2.2.1. コミュニケーション能力 ブラウン首相の失敗(メディアゲーム)

4.2.2.3. レストルフ効果(記憶) Von Restorff effect

4.2.2.3.1. 選挙ポスター、ビラ、看板等のデザイン

4.2.2.3.2. パーソナルカラー

4.2.2.4. 画像優位性効果(記憶) Picture superiority effect

4.2.2.4.1. プレゼンテーション

4.2.2.4.2. 選挙ポスター、ビラ等の構成(イメージ戦略)

4.2.2.4.3. イメージコンサルタント

4.2.2.5. 自己関連付け効果(記憶) Self-relevance effect

4.2.2.5.1. アイコンタクト

4.2.2.5.2. 表情

4.2.2.6. ネガティビティ・バイアス(認識、選択、行動決定) Negativity bias

4.2.2.6.1. スキャンダルや失言

4.2.3. 私たちは、何かが変化したときに、それに気づきます。

4.2.3.1. アンカリング(認識、選択、行動決定) Anchoring

4.2.3.1.1. 政治上のアンカーポイント

4.2.3.2. コントラスト効果(信念形成)Contrast effect (ex. 選好逆転効果 Less-is-better effect)

4.2.3.2.1. 相手を説得できない場合(アンカーポイントから離れていると判断される)

4.2.3.3. フォーカシング効果(信念形成) Focusing effect

4.2.3.4. 貨幣錯覚(認識、選択、行動決定) Money illusion

4.2.3.4.1. 名目賃金引き上げ政策

4.2.3.4.2. 名目金利に基づく株式の売買行動

4.2.3.5. フレーミング効果(認識、選択、行動決定) Framing effect

4.2.3.5.1. 政治をどのように「フレーム化」するか?

4.2.3.5.2. 文法と比喩による政治的メッセージのフレーミング

4.2.3.5.3. 大衆の基準点と対比した表現をする。

4.2.3.6. ヴェーバー‐フェヒナーの法則(認識、選択、行動決定) Weber–Fechner law

4.2.3.6.1. 「ちょうど顕著な差の閾値 "just noticeable difference threshold"」という概念

4.2.3.6.2. 政府が自宅待機命令を出すかどうかの判断は Weber-Fechnerの法則を反映している

4.2.3.6.3. ウェーバー・フェヒナーの法則が 成熟した民主主義国家における公共支出の増加を説明

4.2.3.7. 保守性バイアス(信念形成) Conservatism bias(ex. 現状維持バイアス Status quo bias)

4.2.3.7.1. 政治的保守性とネガティブバイアス・ポジティブバイアス

4.2.3.8. 区別バイアス(認識、選択、行動決定) Distinction bias

4.2.4. 私たちは、自分の既存の信念を確認するような細部に惹かれます。

4.2.4.1. 確証バイアス(信念形成) Confirmation bias

4.2.4.1.1. 対立を引き起こす要因

4.2.4.1.2. 対立の兆候を、無視または誤解させる可能性

4.2.4.1.3. 自分で選んだからにはその選択により コミットする作用(コントロール感)が働く(自分の選択を正当化)

4.2.4.2. 直接立証バイアス(信念形成) Congruence bias

4.2.4.3. 購入後の合理化(認識、選択、行動決定) Post-purchase rationalization(ex. バイヤーズストックホルム症候群)

4.2.4.4. 選択支持バイアス(記憶) Choice-supportive bias

4.2.4.5. 選択的知覚(信念形成) Selective perception

4.2.4.5.1. 特定の候補者を支持する有権者は、 その候補者の立場を自分の立場と整合するように選択的に知覚する。

4.2.4.6. 観察者期待効果(信念形成) Observer-expectancy effect(ex. 確証バイアス、実験者バイアス、観察効果)

4.2.4.6.1. ホーソン効果 Hawthorne effect

4.2.4.6.2. 賢馬ハンス

4.2.4.6.3. バイアス除去:二重盲検法

4.2.4.7. 期待バイアス(信念形成) Expectation bias

4.2.4.8. ダチョウ効果(信念形成) Ostrich effect

4.2.4.8.1. 政治的エコーチェンバー(ex. 反緊縮派・俗流MMTer)

4.2.4.9. 主観的検証(信念形成) Subjective validation(ex. フォア効果 Forer effect)

4.2.4.9.1. ポピュリストの政治指導者のレトリック

4.2.4.9.2. 陰謀論

4.2.4.10. 継続的影響効果(信念形成) Continued influence effect

4.2.4.10.1. メディアの情報・政治家による疑わしい主張

4.2.4.11. センメルヴェイス反射(信念形成) Semmelweis reflex

4.2.4.11.1. 政治家が喫煙に対する政策を導入するのに何十年もかかった。

4.2.4.11.2. センメルヴァイス反射への対策:カウンター説明・インバージョン

4.2.5. 私たちは、自分自身の欠点以上に他人の欠点にすぐ気がつきます。

4.2.5.1. バイアスの盲点(信念形成) Bias blind spot

4.2.5.1.1. マイサイドバイアス MySide bias

4.2.5.1.2. 誤った情報に正確なデータを提示するだけでは必ずしもうまくいかない

4.2.5.2. ナイーブ・シニシズム(社会関連) Naïve cynicism(cf. ナイーブ・リアリズム)

4.2.5.2.1. SNSに蔓延する「冷笑主義」

4.2.5.3. ナイーブ・リアリズム(社会関連) Naïve realism

4.2.5.3.1. イスラエル対パレスチナ

4.2.5.3.2. 偽の合意効果 False consensus effect

4.3. 迅速な行動が必要 - 素早い決断は重大な欠陥がある可能性があります。 いくつかの素早い反応や判断に飛びつくのは、 不公平・利己的などと逆効果になります。

4.3.1. 行動するためには、自分が影響を与えることができるという自信を持ち、 自分のしていることが重要であると感じることが必要です。 但し、それがどのようなバイアスに基づいているか、また それぞれのバイアスの成立要件を知る必要があります。

4.3.1.1. 自信過剰効果(認識、選択、行動決定) Overconfidence effect

4.3.1.1.1. 判断の主観的な自信が、客観的な実際の評価よりも高くなる傾向。 主観的な確率の誤認の一例であり、以下の3つの方法で定義。 (1)自分の実際のパフォーマンスを過大評価すること (2)自分のパフォーマンスを他者と比較して過大評価すること (3)自分の信念の正確さに不当な確信を示すことである過精密さ 例:ある問題に対して「99%正解している」と評価した答えの正解率は60% 訴訟、ストライキ、戦争、株式市場のバブルやクラッシュの原因

4.3.1.2. 自己中心性バイアス(記憶関連) Egocentric bias(ex. 偽の合意形成)

4.3.1.2.1. 他の人がしたことよりも、自分のしたことを過大評価する傾向(年齢が高くなるほどこの傾向が強い) 例:公正な行動については「わたし」という言葉から書き始めるが、公正ではない行動については、「人は」という言葉から書き始める

4.3.1.2.2. 偽の合意効果 False consensus effect

4.3.1.3. 楽観バイアス(認識、選択、行動決定) Optimism bias

4.3.1.3.1. 自分自身がネガティブな出来事を経験する可能性が低いと誰かに信じさせる・自分のリスクを他の人よりも少ないと見なす傾向

4.3.1.3.2. Covid-19「蔓延防止対策・緊急事態宣言」

4.3.1.4. 社会的望ましさというバイアス(社会関連) Social desirability bias

4.3.1.4.1. 「良い行動」を過大報告したり(ex. 投票率)、「悪い行動」や望ましくない行動を過小に報告する

4.3.1.4.2. 匿名性と機密性(社会的望ましさのバイアスがある項目のより高い報告を引き出すことができる)

4.3.1.5. 第三者効果(社会関連) Third-person effect

4.3.1.5.1. 自分だけはメディアに踊らされたりはしない・なぜ友人は、あんなにメディア報道を鵜呑みにするんだろうかと不思議に思う。

4.3.1.5.2. 「あなたは、テレビや新聞など公共性のあるメディアが放送する内容には規制が必要だと思いますか。また、そう思う理由は何でしょうか。」に対して、 「メディア規制が必要、なぜなら、他人はメディアに踊らされやすいから」と答える。

4.3.1.6. フォア効果(信念形成) Forer effect(ex. バーナム効果)

4.3.1.6.1. 「あの人は私のことをなんでも言い当てられる」

4.3.1.7. バーナム効果(信念形成) Barnum effect

4.3.1.7.1. 「この人は私のことを理解してくれている」と心的距離を縮めたり、好意を抱いたりする

4.3.1.8. コントロールの錯覚(信念形成) Illusion of control

4.3.1.8.1. サイコロを振る時に、小さい目を出したいときは優しく振って、大きい目を出したいときは力強く振る。 「自分が(確率をも)コントロールしている」

4.3.1.9. 偽の合意効果(社会関連) False consensus effect

4.3.1.9.1. 「周りは自分と同じはず」

4.3.1.10. ダニングクルーガー効果(社会関連) Dunning-Kruger effect

4.3.1.10.1. 無知の知・夜郎自大

4.3.1.11. 難易度効果(認識、選択、行動決定) Hard-easy effect

4.3.1.11.1. 困難な仕事でどれほど成功するかについて過度に自信を持っており、簡単な仕事でどれほど成功するかについて自信がない

4.3.1.12. 優越の錯覚(社会関連) Illusory superiority

4.3.1.12.1. 「愚か者は自分が賢いと思っているが、賢い者は自分が愚か者であることを知っている(シェークスピア)」

4.3.1.13. レイク・ウォビゴン効果(記憶関連) Lak Wobegone effect(ex. 自己高揚バイアス)

4.3.1.13.1. 「自分は事故に遭わない」「いつでも禁煙・喫煙することができる」「自分は酒に酔わない」など、 自分だけにはある状況が当てはまらないと客観的な根拠もなくいうことが当てはまる。

4.3.1.14. 自己奉仕バイアス(社会関連) Self-serving bias

4.3.1.14.1. セルフ・ハンディキャッピング Self-handicapping

4.3.1.14.2. 集団レベルで働く同様のバイアスを集団奉仕バイアスと呼ぶ。

4.3.1.15. 根本的な帰属の誤り(社会関連) Fundament attributio error

4.3.1.15.1. 友だちが遅刻したのはだらしがない(内的帰属)せいだと思う。(外的帰属:電車の遅延)

4.3.1.15.2. 有権者がこの「根本的な帰属の誤り」を犯すと、政治家の成功を再選に有利な個人的特性に過度に帰属させることになる。

4.3.1.16. 行為者-観察者バイアス(社会関連) Actor-observer bias

4.3.1.16.1. 自分が遅刻した時は電車の遅れのせいだと思うが、友だちが遅刻した時はだらしがないせいだと思う。

4.3.1.17. 防衛的帰属仮説(社会関連) Defensive attribution hypothesis

4.3.1.17.1. 被害者が自分に似ていると加害者の罪はより重いと考え、加害者が自分と似ていると罪はより小さいと考えてしまう

4.3.1.18. 特性帰属バイアス(社会関連) Trait ascription bias(ex.ステレオタイプや偏見の形成)

4.3.1.18.1. アウトグループ同質性バイアス(集団レベルでの同様のバイアス)

4.3.1.19. 努力の正当化(認識、選択、行動決定) Effort justification(ex. 認知的不調和,IKEA効果)

4.3.1.19.1. 「私たち人間は、労力をかけたものが大事に思える」

4.3.1.20. リスク補償(認識、選択、行動決定) Risk compensation(ex. ペルツマン効果)

4.3.1.20.1. リスク恒常性(ホメオスタシス)=せっかく減ったリスクが、リスキーな行動により埋まってしまう

4.3.1.20.2. 「リスク補償による相殺は、事実上完全であり、規制によって高速道路の死亡者数は減少していない」(ペルツマン効果)

4.3.1.21. ペルツマン効果(認識、選択、行動決定) Peltzman effect(ex. リスク補償)

4.3.1.21.1. 例:COVID-19感染に係る行動規制では感染は減らない。

4.3.2. 集中力を持続させるために、目の前にある身近なものを優先してしまうのです。

4.3.2.1. 双曲割引(認識、選択、行動決定) Hyperboli discounting

4.3.2.1.1. 「遠い将来なら待てるが、近い将来ならば待てない」という、今までの経済学理論では説明できない非合理的行動を説明する概念

4.3.2.2. 新しさに訴える論証(認識、選択、行動決定) Appeal to novelty(ex. 詭弁)

4.3.2.2.1. 「そのやり方はもう古いよ。最新の方法を使うべきだ」

4.3.2.3. 身元のわかる犠牲者効果(社会関連) Identifiable victim effect

4.3.2.3.1. 誰だかわからない人の危機よりも、誰だかわかっている人の危機に対して、より強く反応する傾向を、身元のわかる(顔のわかる)犠牲者効果と言う。 「この難病で苦しんでいる子どもは翔太くんという名前で、まだ2歳になったばかりです」

4.3.2.3.2. 一人の子供が井戸に落ちたら世界は救出のために大騒ぎするが、大気汚染で数万人が死んでも大して騒ぎにならない。

4.3.3. 何かを成し遂げるためには、すでに時間とエネルギーを投入したものを 完成させることがモチベーションになると言うこと。

4.3.3.1. コンコルド効果(認識、選択、行動決定) Sunk cost fallacy(ex. 埋没費用効果)

4.3.3.1.1. 2020東京五輪

4.3.3.2. 立場工程(認識、選択、行動決定) Irrational escalation

4.3.3.2.1. 一度始めた公共事業はなかなか中止できない。

4.3.3.3. コミットメントのエスカレーション(認識、選択、行動決定) Escalation of commitment

4.3.3.4. 損失回避(認識、選択、行動決定) Loss aversion

4.3.3.4.1. 青島都政による「世界都市博」中止

4.3.3.5. IKEA効果(認識、選択、行動決定) IKEA effect(ex. 努力の正当化)

4.3.3.6. 困難処理効果(記憶関連) Processing difficulty effect

4.3.3.7. 記憶の生成効果(記憶関連) Generation effect

4.3.3.7.1. 知識の呪いを回避する方法

4.3.3.8. ゼロリスクバイアス(認識、選択、行動決定) Zero-risk bias

4.3.3.8.1. 新型コロナウイルス感染の公衆衛生への公的介入

4.3.3.9. 気質効果(認識、選択、行動決定) Disposition effect

4.3.3.10. ユニットバイアス(認識、選択、行動決定) Unit bias

4.3.3.10.1. 「ナッジ(nudge)」=肘で軽くつついて人を動かすことに利用 (ex. 行動経済学「METIナッジユニット」政策)

4.3.3.11. 擬似確実性効果(認識、選択、行動決定) Pseudocertainty effect

4.3.3.11.1. Covid-19「蔓延防止対策・緊急事態宣言」

4.3.3.12. 保有効果(認識、選択、行動決定) Endowment effect

4.3.3.13. バックファイア(裏目)効果(社会関連) Backfire effect

4.3.3.13.1. ソーシャルメディアでの反論と炎上

4.3.4. 間違いを避けるために、集団の中での自律性や地位を保ち、不可逆的な決定を避けようとする動機付けがあるのです。

4.3.4.1. システム正当化(社会関連) System justification

4.3.4.1.1. 社会システムの現状肯定、自分の地位や立場も分相応(身の丈)なものだと考えてしまうこと。

4.3.4.1.2. 格差社会の肯定

4.3.4.1.3. 主観的な power 感(a sense of power)の高低 / 高power者と低power者

4.3.4.2. 心理的レアクタンス(信念形成・社会的影響) Reactance

4.3.4.2.1. 政治的レアクタンス=政治的疎外感や不信感

4.3.4.3. 逆心理(社会的影響) Reverse psychology

4.3.4.3.1. 「私や妻が関係していたら辞める(安倍総理大臣)」 → 公文書改竄(赤城事件)・忖度

4.3.4.4. おとり効果(認識、選択、行動決定) Decoy effect

4.3.4.4.1. 第三の候補者・第三極(ex. 維新・国民民主)

4.3.4.4.2. 「ナッジ(nudge)」=肘で軽くつついて人を動かすことに利用

4.3.4.5. 社会的比較バイアス(社会関連) Social comparison bias

4.3.4.5.1. シャーデンフロイデ(独: Schadenfreude) 「ざまあみろ」「他人の不幸は蜜の味」

4.3.4.5.2. SNS=社会的比較増幅メディア

4.3.4.6. 現状維持バイアス(認識、選択、行動決定) Status quo bias

4.3.4.6.1. メディアの役割=メディアのニュース報道が現状を支持するバイアスである場合

4.3.4.6.2. チョムスキーのプロパガンダモデル

4.3.5. 私たちは、複雑で曖昧な選択肢よりも、単純に見える選択肢や、より完全な情報を持っている選択肢を優先します。

4.3.5.1. 曖昧性効果(認識、選択、行動決定) Ambiguity bias

4.3.5.2. 情報バイアス(認識、選択、行動決定) Information bias

4.3.5.2.1. 同じ情報源のニュースを読み続けると「非合理的」な行動をとるようになる

4.3.5.3. 信念バイアス(信念) Belief bias

4.3.5.3.1. 既存の信念と一致する議論は論理的でなくとも受け入れる

4.3.5.3.2. 議論がいかに論理的であっても、既存の信念と矛盾する議論は受け入れない

4.3.5.4. 韻踏み効果(認識、選択、行動決定) Rhyme as reason effect (ex. イートン・ローゼン現象 Eaton-Rosen phenomenon)

4.3.5.4.1. 韻を踏んだ政治的キャッチワード

4.3.5.4.2. ヒップホップの政治的影響 (ex. ノルウェーで大規模な政治的言説の対象となった曲=Lars Vaularの「KemSkjøtSivJensen」)

4.3.5.5. 自転車置き場効果(社会関連) Bike-shedding effect (ex.パーキンソンの凡俗法則 Parkinson's Law of Triviality)

4.3.5.5.1. 無駄な議論・些細でどうでも良いこと(Triviality)が議論の中心となってしまう。

4.3.5.6. デルモア効果(社会関連) Delmor effect

4.3.5.7. 合接の誤謬(認識、選択、行動決定) Conjunction fallacy

4.3.5.7.1. リンダ問題

4.3.5.7.2. 代表性ヒューリスティック

4.3.5.7.3. 合接の誤謬を発動させれば、実際には起こる確率の 少ないことも高いと判断してしまう。

4.3.5.8. オッカムの剃刀(認識、選択、行動決定) Occam’s razor(ex. 還元主義 Reductionism cf. 複雑系 complex system)

4.3.5.8.1. 説明するために必要以上に多くの仮定を用いるべきではない

4.3.5.8.2. 説明する理論・法則は比較的に単純な方がよい(思考節約の原理) あるか分からないことは「ない」と仮定すること。

4.3.5.8.3. 問題に対する答えは最も単純であることが多い

4.3.5.8.4. 必要が無いなら多くのものを定立してはならない。少数の論理でよい場合は多数の論理を定立してはならない。

4.3.5.9. 選好逆転効果(認識、選択、行動決定) Less-is-better effect(ex. コントラスト効果)

4.4. 何を覚えればいいのか? 私たちの記憶は誤りを増強します。 後々のために覚えていることもありますが、 それは記憶全体をより偏ったものにし、 私たちの思考回路をより損なわせる可能性があります。

4.4.1. 私たちは、いくつかの記憶を後から編集し補強しています。

4.4.1.1. 記憶の誤帰属(記憶) Misattribution of memory

4.4.1.1.1. 三要素(誤帰属 Cryptomnesia、虚偽記憶 False memory、出所混同 Source confusion)

4.4.1.1.2. ソーシャルメディアのプラットフォームは三要素を満たす(例:スラックティビズム Slacktivism,クリックティビズム Clicktivism)

4.4.1.2. 暗示性(記憶) Suggestibility

4.4.1.2.1. 被暗示性と催眠性の関係(ex.大衆, cf.市民)

4.4.1.3. 間隔効果(記憶) Spacing effect

4.4.1.3.1. 選挙間の時間的間隔(国政選挙と地方選挙が連続する中、有権者は政治的経験を如何に記憶しているか?

4.4.2. 私たちは、一般性を形成するために具体性を捨てます。

4.4.2.1. 暗黙の関連性(記憶) Implicit associations

4.4.2.1.1. 暗黙記憶(cf.明示記憶)

4.4.2.1.2. 暗黙のステレオタイプ(社会) Implicit stereotypes

4.4.2.1.3. ステレオタイプ・バイアス(記憶) Stereotypical bias

4.4.2.1.4. 偏見(信念形成) Prejudice

4.4.2.1.5. 暗黙の関連性テスト Implict-association test (IAT)

4.4.2.1.6. 単一ターゲット(ST)暗黙の関連性テスト(ST-IAT)/ スイスの事例

4.4.2.2. ネガティビティ・バイアス(認識、選択、行動決定) Negativity bias

4.4.2.2.1. ネガティビティ・バイアスの個人差と政治的イデオロギーの相関

4.4.2.3. フェード効果バイアス(記憶) Fading affect bias (FAB)(ex. ポシティブ・バイアス)

4.4.2.3.1. 政治分野でのFAB評価

4.4.3. 私たちは、出来事や記憶を重要な要素に落とし込みます。

4.4.3.1. ピーク・エンドの法則(記憶) Peak–end rule

4.4.3.1.1. 恋人との思い出(一番楽しかったこと・別れ際)

4.4.3.1.2. 最高(ポジティブ)と最悪(ネガティブ)の記憶

4.4.3.1.3. 印象操作(行動経済学)

4.4.3.2. 平準化と鮮明化(記憶) Leveling and sharpening

4.4.3.2.1. 平準化を行う者(レベラー)

4.4.3.2.2. 鮮明化を行う者(シャープナー)

4.4.3.3. 誤情報効果(記憶) Misinformation effect

4.4.3.3.1. 誤情報(市井のうわさ系=流言・デマ、 マスメディア系=誤報・虚偽報道・世論誘導の為の情報操作、 行政系=誤報の発表・世論誘導の為の情報操作)

4.4.3.4. 持続時間の無視(認識、選択、行動決定) Duration neglect

4.4.3.5. 序列回憶(記憶) Serial recall effect

4.4.3.5.1. プライマシー効果 primacy effect

4.4.3.5.2. リセンシー効果 Recency effect

4.4.3.6. リストの長さの効果(記憶) List-length effect

4.4.3.7. モダリティ効果(記憶) Modality effect

4.4.3.7.1. 提示モダリティとしては,視覚, 聴覚,視覚+聴覚の3パターン

4.4.3.8. 記憶抑制(記憶) Memory inhibition

4.4.3.8.1. リベラル派と保守派の記憶抑制の違い

4.4.3.9. 部分手がかり効果(記憶) Part-list cueing effect

4.4.3.9.1. エリート・キュー Elite Cues と政策決定

4.4.3.9.2. ソーシャル・キュー Social Cues

4.4.3.10. 序列位置効果(記憶) Serial position effect

4.4.3.11. 接尾辞効果(記憶) Suffix effect

4.4.3.11.1. ex. 安倍総理の答弁

4.4.4. 私たちは、経験の仕方によって、記憶の保存方法を変えているのです。

4.4.4.1. 処理水準効果(記憶) Levels of processing effect

4.4.4.1.1. 精緻化リハーサル(Elaborative Rehearsal)

4.4.4.2. テスト効果(記憶) Testing effect

4.4.4.3. 無心性(記憶) Absent-mindedness

4.4.4.4. 舌先現象(記憶) Tip of the tongue phenomenon

4.4.4.4.1. ターゲットの不想起

4.4.4.5. 次席効果(記憶) Next-in-line effect

4.4.4.6. グーグル効果(記憶) Google effect

4.4.4.6.1. デジタル性健忘 (digital amnesia)

5. ポスト・トゥルース post-truth

6. [論理] 命題への論証・推論(妥当性→前提と結論) 論証の過程に論理的または形式的な明らかな瑕疵があり、 その論証が全体として妥当でないこと(間違っている)があります。 (ex. 政治的言説に於ける論理的誤謬)

6.1. 前提は正しいが、結論を導く論証(演繹)の構造そのものに形式的瑕疵があり論理的プロセスでなくなっています (形式的誤謬 formal fallacy)。形式的誤謬は、推論の論理形式を調べることによって検出できます。

6.1.1. 可能性に訴える論証(論法以外の形式的誤謬) Appeal to probability(ex. マーフィーの法則)

6.1.1.1. 「可能性の有無(前提)」と「可能性の程度」の混同

6.1.1.2. メディアリテラシー

6.1.2. 誤謬からの議論(論法以外の形式的誤謬 / 信念形成) Argument from fallacy

6.1.2.1. 論理への議論(argumentum ad logicam) (ex. 従軍慰安婦に関する「吉田証言」の真偽と「歴史修正主義」)

6.1.3. 基準率誤謬(論法以外の形式的誤謬 / 認識、選択、行動決定) Base rate fallacy

6.1.3.1. 数値による誤謬

6.1.3.2. 印象による誤謬

6.1.4. 合接の誤謬(論法以外の形式的誤謬 / 認識、選択、行動決定) Conjunction fallacy

6.1.4.1. リンダ問題

6.1.4.2. 代表性ヒューリスティック

6.1.4.3. 合接の誤謬を発動させれば、実際には起こる確率の 少ないことも高いと判断してしまう。

6.1.4.3.1. 政治家・官僚の答弁

6.1.4.3.2. メディアの報道

6.1.4.3.3. ソーシャルメディアの情報

6.1.5. 覆面男の誤謬(論法以外の形式的誤謬 / 信念形成) Masked man fallacy(ex. 認識論的誤謬 Epistemic fallacy)

6.1.5.1. 「測定して認識にいたった」から「事実がそうである」という論理のギャップ (官僚が、認識を事実とすり替えて答弁することは多々ある)

6.1.5.1.1. 「なぜ、◯◯理論は間違っている(間違っていない)、とあなたは主張できるのですか?」 「なぜなら、実験して測定するとそういう結果になったためです」

6.1.5.1.2. MMT(現代貨幣理論)での事実と認識

6.1.5.1.3. 政治的議論における覆面男の誤謬の一般的な例

6.1.5.1.4. ファクトチェック

6.1.5.1.5. メディアリテラシー

6.1.6. 存在の誤謬(論法の形式的誤謬) Existential fallacy

6.1.6.1. 三段論法(推論形式)での例

6.1.7. 接続詞の肯定(論法の形式的誤謬) Affirming a disjunct

6.1.8. 後件肯定(論法の形式的誤謬) Affirming the consequent

6.1.8.1. cf. アブダクション(仮説形成)においては必須で使われる (ex. 様々な仮説の事前確率を見積もるというベイズ確率)

6.1.9. 前件否定(論法の形式的誤謬) Denying the antecedent

6.1.9.1. 最高裁死刑合憲判決文には、反対解釈=前件否定が使われている。

6.1.10. 否定的な前提からの肯定的な結論(論法の形式的誤謬) Affirmative conclusion from a negative premise

6.1.11. 排他的な前提の誤り(論法の形式的誤謬) Fallacy of exclusive premises

6.1.12. (三段論法に於ける)4つの用語の誤謬(論法の形式的誤謬) Fallacy of four terms

6.1.13. 大概念不当周延(論法の形式的誤謬) Illicit major

6.1.14. 小概念不当周延(論法の形式的誤謬) Illicit minor

6.1.15. 肯定的な前提からの否定的な結論(論法の形式的誤謬) Negative conclusion from affirmative premises

6.1.16. 媒概念不周延の誤謬(論法の形式的誤謬) Fallacy of the undistributed middle

6.2. 有効な論理形式を持ちながら、一つまたは複数の前提が誤っているために不健全となります (非形式的誤謬 Informal fallacy)。非形式的誤謬は、推論の内容と、 場合によっては推論の目的に依存します。つまり、非形式的誤謬は、形式論理 (記号、演繹、述語論理など)のシステムでは簡単に表現できない推論の誤りです。

6.2.1. 関連性の誤謬 Fallacies of Relevance

6.2.1.1. 石に訴える論証 Appeal to the stone

6.2.1.2. 無知に訴える論証 Argument from ignorance

6.2.1.2.1. 佐渡金山で朝鮮人労働者が連行され働かされたことは 真であると証明されていないから偽である。 (正確な答えを知らない無知であることを利用した論理の飛躍)

6.2.1.3. 個人的懐疑に基づいた論証 Argument from personal incredulity

6.2.1.3.1. 「気候変動が存在するとは思わない」 (その存在に対する自らの不信以外に主張の証拠を提示していないことを示す)

6.2.1.3.2. 「それがどのように真実であるかわからない」 (理解ができない以外に主張の証拠を提示していないことを示す)

6.2.1.3.3. ドナルド・トランプが大統領選挙に勝ったことは信じられない。彼は頭が良いと思われないからだ」

6.2.1.4. 吐き気を催す論証 Ad nauseam

6.2.1.4.1. 安倍晋三首相の国会質疑での応答

6.2.1.5. 中庸に訴える論証 Argument to moderation

6.2.1.5.1. 野党共闘

6.2.1.6. 論点先取 Begging the question

6.2.1.6.1. 「安保法案は、戦争法案だから反対」

6.2.1.6.2. 自己の結論に有利な前提を一方的に宣言してしまうこと、が野党に多い?

6.2.1.7. 立証責任の転嫁 Shifting the burden of proof

6.2.1.7.1. 原発訴訟における立証責任の転換

6.2.1.7.2. 大津地裁において出された高浜原発3,4号機についての再稼働禁止仮処分決定の内容

6.2.1.8. 循環論法 Circular reasoning

6.2.1.8.1. 「論敵が間違っているのは自説が正しいからである」

6.2.1.8.2. 菅内閣官房長官の「全く問題ない」、「批判は当たらない」などの答弁

6.2.1.8.3. 独断主義

6.2.1.8.4. バルヴァー主義 (Bulverism)

6.2.1.9. 原因と結果の循環 Circular cause and consequence

6.2.1.9.1. 花無心招蝶(はなはむしんにしてちょうをまねく)・禅問答

6.2.1.10. 砂山のパラドックス Sorites paradox(ex. 連続的誤謬 Continuum fallacy)

6.2.1.10.1. 交戦権はこれを認めない、ではどこまでが「自衛」なのか?

6.2.1.11. 前後即因果の誤謬 Correlation proves causation(cf. 相関関係)

6.2.1.11.1. メディア・リテラシーや科学的視点で、この誤謬を知ることは重要。

6.2.1.12. 相関の抑制 Suppressed correlative

6.2.1.13. 曖昧さによる誤謬 Fallacy of ambiguity

6.2.1.13.1. 国会質疑での事例

6.2.1.14. 生態学的誤謬 Ecological fallacy

6.2.1.14.1. 統計データの取扱いに関する誤謬(ex. シンプソンのパラドックス Simpson's paradox)

6.2.1.14.2. 「平均値の罠」

6.2.1.15. 合成の誤謬 Fallacy of composition

6.2.1.15.1. 「家計の貯蓄」ミクロの視点とマクロの視点

6.2.1.16. 分割の誤謬 Fallacy of division

6.2.1.16.1. 政治での事例

6.2.1.17. 誤帰属 False attribution(ex. 虚構に訴える論証)

6.2.1.17.1. マタイ効果「金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に(経済資本の累積的優位性)」

6.2.1.18. 恣意的な引用 Quoting out of context(ex. 文脈を無視した引用、又は、切り取り)

6.2.1.18.1. ネット上の切り取り文化「140字じゃ足りないし,本一冊は読んでくれない」

6.2.1.19. 偽の権威に訴える論証 False authority

6.2.1.19.1. 立場・肩書きへの訴え(専門分野が無関係な権威)

6.2.1.20. 誤った二分法 False dilemma

6.2.1.20.1. 白黒思考 (black-and-white thinking)

6.2.1.20.2. 「OR」の誤用による誤謬

6.2.1.21. 抱き合わせの誤謬 Package-deal fallacy

6.2.1.21.1. 「私の対戦相手は、より高い税金と福祉に反対票を投じた保守派です。したがって、彼は銃規制と中絶にも反対します。」

6.2.1.21.2. タイプB企業の悪い行動をタイプA企業に帰すること (企業を非本質的な特性である市場シェアでグループ化すること)

6.2.1.21.3. 陰謀論に与しているから、ワクチン接種に反対なのだろう。

6.2.1.21.4. 「AND」の誤用による誤謬

6.2.1.22. 誤った等価関係 False equivalence

6.2.1.22.1. ポスト・トゥルース(post-truth)

6.2.1.22.2. 両論併記

6.2.1.23. 多重質問の誤謬 Fallacy of many questions

6.2.1.23.1. マデレーン・オルブライトの後悔

6.2.1.23.2. 多重質問という煽り(2ちゃんねるの煽り合いや議論)

6.2.1.24. 単一原因の誤謬 Fallacy of the single cause

6.2.1.24.1. 犯人探し

6.2.1.25. 陰謀の誤謬 Furtive fallacy

6.2.1.25.1. 陰謀論

6.2.1.26. ギャンブラーの誤謬(認識、選択、行動決定) Gambler’s fallacy

6.2.1.26.1. ギャンブラーの誤謬、適用するか否か

6.2.1.27. 歴史家の誤謬 Historian's fallacy(cf. 歴史的誤謬 Historical fallcy)

6.2.1.27.1. 「日本の真珠湾への奇襲攻撃は、攻撃が差し迫っているという 多くの兆候があったために、米国にとって予測できたはずだ」

6.2.1.28. ホムンクルスの誤謬 Homunculus fallacy(ex. 無限後退、cf.循環論法)

6.2.1.28.1. 現代貨幣理論(MMT)の租税貨幣論

6.2.1.29. 論争のインフレ Inflation of conflict

6.2.1.29.1. 「経済学者はケインズ経済学と古典派経済学の どちらを使うかについて合意できないので、経済学は無価値だ」

6.2.1.30. ウィスキー・スピーチ(相対主義の誤謬) If-by-whiskey

6.2.1.30.1. ネガティブな「テロリスト」と、ポジティブな「パルチザン」

6.2.1.31. 不完全な比較 Incomplete comparison

6.2.1.32. 一貫性の無い比較 Inconsistent comparison

6.2.1.33. 意図の誤謬 Intentionality fallacy

6.2.1.34. 結論への飛躍(論理の飛躍) Jumping to conclusions(JTC)

6.2.1.34.1. 飛躍方法

6.2.1.34.2. 厚生年金基金廃止論(民主党政権時代)

6.2.1.35. やかんの論理 Kettle logic

6.2.1.36. ルーディックの誤謬 Ludic fallacy

6.2.1.37. モラルに訴える論証 Moral high ground

6.2.1.37.1. 「道徳的高み」は政治において実際に重要なのでしょうか?

6.2.1.38. 道徳主義の誤謬 Moralistic fallacy (cf. 自然主義の誤謬)

6.2.1.38.1. なぜ戦争は起こるのか?

6.2.1.39. 動くゴールポスト Moving the goalposts

6.2.1.39.1. ゴールポストが動く(明確な基準、合意点がないという意味) ex. 日韓歴史問題

6.2.1.40. 自然主義的誤謬 Naturalistic fallacy(cf. 道徳主義の誤謬)

6.2.1.40.1. 弱肉強食論

6.2.1.41. 涅槃の誤謬 Nirvana fallacy(ex. 科学の不完全性に訴える誤謬 Science was wrong before

6.2.1.41.1. 米国の禁酒法

6.2.1.42. 主張による証明 Proof by assertion

6.2.1.42.1. 議事妨害

6.2.1.43. 冗舌による証明 Proof by verbosity(ex. 脅迫による証明 Proof by intimidation、ギッシュギャロップ Gish Gallop)

6.2.1.43.1. 公開討論会で討論相手がギッシュギャロップを駆使する場合の対処法

6.2.1.43.2. 菅直人元総理の指摘

6.2.1.44. 検察官の誤謬 Prosecutor's fallacy

6.2.1.44.1. コリンズ訴訟

6.2.1.45. 証明のし過ぎ Proving too much

6.2.1.46. 心理学者の誤謬 Psychologist's fallacy

6.2.1.47. 関連の誤謬 Referential fallacy

6.2.1.48. 回帰の誤謬 Regression fallacy

6.2.1.48.1. 統計学で見る間違った結論を導いてしまう危険性

6.2.1.49. 具象化誤謬 Reification

6.2.1.49.1. マルクスの物象化論

6.2.1.49.2. ルカーチの物象化論

6.2.1.50. 訴求的決定論 Retrospective determinism

6.2.1.51. ショットガン議論 Shotgun argumentation(ex. チューバッカ弁論 Chewbacca defense)

6.2.1.52. 些細な異議 Trivial objections

6.2.1.52.1. 野党による国会でのクイズ大会や与党の揚げ足取りをやめさせて、建設的な議論をさせる方法はありますか?

6.2.1.53. 特別な懇願 Special pleading

6.2.1.53.1. ダブルスタンダード

6.2.1.54. 誤った方向 Wrong direction

6.2.2. 論点をすり替え、無関係な結論を導きます。 (燻製ニシンの虚偽 Red herring)

6.2.2.1. 人身攻撃 Ad hominem(ex. 社会性に訴える論証 Argumentum ad cellarium)

6.2.2.1.1. 野党やマスメディアが安倍総理の【人格攻撃 ad hominem】を行い?!

6.2.2.2. 井戸に毒を盛る誤謬 Poisoning the well

6.2.2.3. 罵倒の誤謬 Abusive fallacy

6.2.2.3.1. 誹謗中傷 Name calling

6.2.2.4. 空虚な真理 Vacuous truth

6.2.2.5. 権威に訴える論証 Appeal to authority(cf.人身攻撃)

6.2.2.5.1. 国会に参考人招致された憲法学者の意見

6.2.2.6. 業績に訴える論証 Appeal to accomplishment

6.2.2.6.1. 候補者の「過去の業績評価」

6.2.2.7. 結果に訴える論証 Appeal to consequences

6.2.2.7.1. 原爆投下は戦争終結を早め、日本本土の地上戦を避け多くの人命を救った。 だから原爆投下は正しい。(肯定形・希望的観測)

6.2.2.8. 感情に訴える論証 Appeal to emotion(ex. 恥に訴える論証 Appeal to shame)

6.2.2.8.1. 「宣伝効果のほとんどは人々の感情に訴えかけるべきであり、 いわゆる知性に対して訴えかける部分は最小にしなければならない(ヒトラー)」

6.2.2.8.2. 安倍首相が記者会見で示したパネル

6.2.2.9. 恐怖に訴える論証 Appeal to fear

6.2.2.9.1. 「恐怖に訴える論証」を指す用語:FUD

6.2.2.9.2. プロパガンダの手法:レッテル貼り Labelling

6.2.2.9.3. 「悪夢の民主党政権(安倍晋三)」

6.2.2.10. 世辞に訴える論証 Appeal to flattery

6.2.2.11. 同情論証 Appeal to pity

6.2.2.11.1. 「子供たちのことを考えろ」誤謬 Think of the children

6.2.2.12. 嘲笑に訴える論証 Appeal to ridicule

6.2.2.13. 憎しみに訴える論証 Appeal to spite

6.2.2.13.1. シャーデンフロイデ(独: Schadenfreude) 「ざまあみろ」「他人の不幸は蜜の味」

6.2.2.14. 希望的観測 Wishful thinking

6.2.2.14.1. 「日本の原発でそういう事態は考えられない(安倍晋三)」

6.2.2.14.2. ポジショントーク

6.2.2.15. 動機に訴える論証 Appeal to motive

6.2.2.15.1. 「〇〇の手先だから」(外発的動機付け)

6.2.2.15.2. 「〇〇主義者だから」(達成動機付け)

6.2.2.15.3. 「人でなしだから」(内発的動機付け・人格攻撃)

6.2.2.16. 自然に訴える論証 Appeal to nature(ex. 伝統に訴える論証)

6.2.2.16.1. 「伝統を破壊するから反対だ」

6.2.2.17. 新しさに訴える論証(認識、選択、行動決定) Appeal to novelty(ex. 詭弁)

6.2.2.17.1. 「そのやり方はもう古いよ。最新の方法を使うべきだ」

6.2.2.18. 貧困に訴える論証 Appeal to poverty

6.2.2.18.1. 「金持ちは政治家になってはいけない(ムヒカ大統領)」

6.2.2.18.2. 「いちご農家で育ち…出稼ぎのない世の中を作りたい(菅義偉)」

6.2.2.18.3. 清貧

6.2.2.19. 富裕に訴える論証 Appeal to wealth

6.2.2.19.1. 「(菅氏は)比較的豊かな農家だったとの説もある(小川淳也)」

6.2.2.19.2. 「お金持ちの子はお金持ち(になる)」

6.2.2.20. 伝統に訴える論証 Appeal to tradition

6.2.2.20.1. 守旧派(構造改革における抵抗勢力)

6.2.2.21. 沈黙からの議論 Argument from silence(ex. 検閲に訴える論証 Appeal to censorship)

6.2.2.21.1. 慰安婦問題

6.2.2.22. 威力に訴える論証 Argumentum ad baculum(ex. 賄賂に訴える論証 Appeal to bribery)

6.2.2.22.1. 「我々が提出する法律の説明は、全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから(安倍晋三)」

6.2.2.22.2. 「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる(安倍晋三)」 →近畿財務局での改ざん=赤城氏自死

6.2.2.23. 衆人に訴える論証 Argumentum ad populum (ex. コンセンサスによる真実 Truth_by_consensus)、 三人成虎の誤謬 Three men make a tiger)

6.2.2.23.1. ポピュリズム

6.2.2.24. 関連付けの誤謬 Association fallacy (ex. ヒトラーに訴える論証 Reductio ad Hitlerum、 ゴドウィンの法則 Godwin's Law))

6.2.2.24.1. 橋下徹

6.2.2.25. バルヴァー主義 Bulverism

6.2.2.25.1. 「安保法案答弁でも嘘とヤジ…安倍晋三は小学生時代から嘘つきだったという新証言が…」

6.2.2.26. 前世紀の遺物に訴える論証 Chronological snobbery

6.2.2.27. 相対的窮乏の誤謬 Fallacy of relative privation

6.2.2.27.1. 「5500万円の予算が野党が一斉に税金の無駄遣いと非難するのは、 会計の重要性原則からすれば的外れだ(高橋洋一)」

6.2.2.28. 発生論の誤謬 Genetic fallacy

6.2.2.28.1. トーン・ポリシング tone policing

6.2.2.29. 決めつけ言葉 Judgmental language

6.2.2.29.1. 「悪夢の民主党政権(時代)」

6.2.2.29.2. 「(共産党に)現在も暴力革命の方針に変更はないと認識している(安倍晋三)」

6.2.2.30. プープーの誤謬 Pooh-pooh(ex. 嫌悪の知恵 Wisdom of repugnance、 悪魔への制裁 Sanctioning the devil)

6.2.2.30.1. 「主張自体に議論するべき価値が無い」、「俗説は相手にしても仕方がない」

6.2.2.30.2. 自己検閲

6.2.2.31. 藁人形(案山子)論法 Straw man fallacy

6.2.2.31.1. 「日本がTPPに参加すると、盲腸で700万円掛かるようになる」と聞いて、 驚いた。どうも関西のテレビ番組のなかで、TPPについてそんなことを 解説するジャーナリストがいたそうだ。アメリカも、他国の公的保険を アメリカ並みにせよなんて馬鹿げたことは決して言わない。(高橋洋一)

6.2.2.32. テキサス狙撃兵の誤謬 Texas sharpshooter fallacy

6.2.2.32.1. 「日教組が強いところは学力が低い」

6.2.2.33. 罵倒の誤謬 Abusive fallacy

6.2.2.33.1. 誹謗中傷 Name calling

6.2.2.34. お前だって論法 Tu quoque (ex. 「じゃあ○○はどうなんだ?」論法 Whataboutism)

6.2.2.34.1. 東京裁判と<tu quoque>の軛(くびき)

6.2.2.34.2. 「お前もやったではないか?(ラテン語のtu quoque)」論法は政治、外交、国際社会では問題を難しくする

6.2.2.35. 空虚な真理 Vacuous truth

6.2.2.36. 二つの間違いは正しくならない論法 Two wrongs make a right

6.2.3. 存在しない因果関係、あるいは主張された因果関係に十分な証拠がないことを主張することで誤謬が発生します。 (非因果的誤謬 Non Causa Pro Causa)

6.2.3.1. 割れ窓の寓話 Parable of the broken window

6.2.3.1.1. 「戦争は経済に有益である」との主張

6.2.3.2. 定義主義的誤謬 Definist fallacy

6.2.3.2.1. 積極的平和主義(安倍晋三)

6.2.3.3. 友達に訴える議論 Friend argument

6.2.3.3.1. 「ブロッホ博士は高貴なユダヤ人(Edel Jude)です。 すべてのユダヤ人が彼のようであるならば、ユダヤ人の問題はありません。(ヒトラー)」

6.2.3.4. すべり坂論法 Slippery slope(ex. ドミノ理論)

6.2.3.4.1. [米英軍が]イラクから撤退すれば(ブレア首相)

6.2.3.4.2. テロリストの脅迫に屈すれば(産経新聞社説)

6.2.3.4.3. 『命の選別をするのか』とか言われるでしょ? 命、選別しないとダメだと思いますよ。(大西つねき氏)

6.2.3.5. 帰謬法(背理法) Reductio ad absurdum

6.2.4. その他の非形式的誤謬

6.2.4.1. 「間違いですらない」主張 Not even wrong

6.2.4.2. ウィッグの誤謬 Toupee fallacy

6.2.4.2.1. 「全てのカラスは黒い」(ヘンペルのカラス Hempel's ravens)

6.2.4.3. 敵の敵は味方の論証 My enemy’s enemy

6.2.4.4. 労働塊の誤謬 Lump of labour fallacy

6.2.4.5. スタックの誤謬 Stack fallacy

6.2.5. 前提条件は結論に関連しているものの、結論を弱く補強しているに過ぎず、誤った一般化が生み出されることになります (誤った一般化 Faulty generalizations)

6.2.5.1. 例外の一般化 Converse accident

6.2.5.1.1. 「一般化のワナ」

6.2.5.2. 真のスコットランド人論法 No true Scotsman

6.2.5.3. チェリー・ピッキング Cherry picking

6.2.5.3.1. チェリーピッキングによる情報操作

6.2.5.4. 生存者バイアス(信念形成) Survivorship bias(cf. win-win situation)

6.2.5.4.1. 自己責任論・「身の丈にあった受験(文科大臣)」

6.2.5.4.2. 死人に口なし

6.2.5.5. 間違った類推 False analogy

6.2.5.5.1. 若者は本当に右傾化しているのか?

6.2.5.6. 早急な一般化 Hasty generalization (ex. ナットピッキング Nutpicking、成功例に訴える論証 Pragmatic fallacy、 スポットライトの誤謬 Spotlight fallacy)

6.2.5.6.1. レッテル貼り Labelling

6.2.5.7. 誤解を生む極端例 Misleading vividness

6.2.5.8. 逸話的誤信(認識、選択、行動決定) Anecdotal fallacy

6.2.5.8.1. アネクドタルの誤謬 Anecdotal fallacy

6.2.5.9. 圧倒的な例外 Overwhelming exception

6.2.5.9.1. 「我国はいつも他国との友好関係を大切にしている。我国の国益に反しない限り。」

6.2.5.10. クリシェ(思考を終わらせる決まり文句) Thought-terminating cliché

6.2.5.10.1. 「それはあなたの意見です。」

6.2.5.10.2. 「今はその時ではありません。」

6.2.5.10.3. 「では、私の行動にはどのような影響がありますか?」

6.2.5.10.4. 「同意しないことに同意しましょう。」

6.2.5.10.5. 「度々同じ質問で、さきほども申し上げたが」

6.2.5.10.6. スローガンの使用は、多くの場合、決まり文句の形式

7. 論理思考(真理関係) (論理≠思考力) ↓ 議論 / 法律(立法府)

7.1. 論理学

7.1.1. 仮説形成・仮説推論(アブダクション)

7.1.2. 検証システム・論争システム

7.1.2.1. 法律 e-Learningシステム

7.1.2.2. 平成 29 年度電子経済産業省構築事業 『国会会議録等の分析高度化への 人工知能利活用の可能性検証に関する調査研究』

7.1.2.2.1. ロードマップ

7.2. 法政策学(法律学から政策研究・立法政策)

8. [議論] 立証責任(主張者側)

8.1. 議論の入り口には入るが、根拠など示さなくても良いと開き直って立証責任を果たさない論法

8.1.1. 信念に訴える論証 Appeal to faith

8.1.2. 私もかつては I used to be an atheist

8.1.2.1. 「私のかつての考えというものは・・今は、・・非常に尊重しております。」 (選択的夫婦別氏、別姓制度に反対の署名をした件、丸川国務大臣答弁)

8.1.3. 何か問題でも? What's the harm?

8.1.4. 私には自分の意見を述べる権利がある I'm entitled to my opinion

8.1.4.1. 「同意しないことに同意しましょう」

8.1.5. 相対主義者の誤謬 Relativist fallacy

8.1.5.1. 「私にとっての"真実"は、あなたにとっての"真実"とは異なる」

8.1.6. もう何度も議論した Point refuted a thousand times

8.1.7. 人身攻撃 Ad hominem(ex. 社会性に訴える論証 Argumentum ad cellarium)

8.1.7.1. 野党やマスメディアが安倍総理の【人格攻撃 ad hominem】を行い?!

8.1.8. 怠惰な帰納 Slothful induction

8.2. 議論の本題に入らせない事によって立証責任を果たさないまま議論する方法

8.2.1. 質問するだけ Just asking questions

8.2.2. 質問をはぐらかす Question dodging

8.2.2.1. 回避(Evasion)する論法

8.2.2.1.1. 質問の無視

8.2.2.1.2. 質問に答えず、質問自体にコメントする

8.2.2.1.3. 質問自体を批判する

8.2.2.1.4. 質問に答えない言い訳をする

8.2.3. 意味のない議論で混乱させる

8.2.3.1. 論点のすり替え Irrelevant conclusion

8.2.3.1.1. ご飯論法

8.2.3.1.2. 論点をすり替え、無関係な結論を導きます。 燻製ニシンの虚偽 Red herring

8.2.3.1.3. お前だって論法 Tu quoque (ex. 「じゃあ○○はどうなんだ?」論法 Whataboutism)

8.2.3.2. バズワードの使用 Use of buzzword

8.2.3.2.1. 「成長戦略」

8.2.3.3. 意味の無い主張 Meaningless statement

8.2.4. 正当化されていない前提を用いて議論を混乱させ、本題には入らせない Unjustified Premise

8.2.4.1. 論点先取 Begging the question

8.2.4.1.1. 「安保法案は、戦争法案だから反対」

8.2.4.1.2. 自己の結論に有利な前提を一方的に宣言してしまうこと、が野党に多い?

8.2.4.2. 空虚な真理 Vacuous truth

8.2.5. 難しく時間のかかる問題を持ち出す事で本題には入らない

8.2.5.1. 一方的な徹底議論 One-way hash argument

8.2.5.2. 議論の内容よりも方法 Style over substance

8.2.5.3. その場の誤謬 On the spot fallacy

8.2.5.3.1. 憲法の条文を質すなど、まるで「クイズ」のような形で 安倍首相の憲法理解を問おうとした(民主・小西洋之参院議員)

8.2.5.4. ギッシュギャロップ Gish Gallop

8.2.5.5. チューバッカ弁論 Chewbacca defense(ex. ショットガン議論 Shotgun argumentation)

8.3. 議論の本題に入って根拠らしき理由は示すが、立証責任を果たしていない論法

8.3.1. 可能性に訴える論証(論法以外の形式的誤謬) Appeal to probability(ex. マーフィーの法則)

8.3.1.1. 「可能性の有無(前提)」と「可能性の程度」の混同

8.3.1.2. メディアリテラシー

8.3.2. 誤帰属 False attribution(ex. 虚構に訴える論証)

8.3.2.1. 赤狩り Red-baiting

8.3.3. アネクドタルの誤謬 Anecdotal fallacy

8.3.3.1. トランプの話は個人的なエピソードから 始まるアネクドータルリード(anecdotal lead)ばかりで ストレートリード(straigh lead)がない。

8.3.3.2. 「私はもう50年、タバコを吸い続けています。そしてわが家でも、 自由にタバコを吸い続けておりまして、子どもが4人、孫が6人、 一切誰も不満は言いませんし、みんな元気に頑張っております」 (「受動喫煙対策」に反対する大西英男議員) 利用可能性ヒューリスティック Availability heuristic

8.3.4. 無知に訴える論証 Argument from ignorance

8.3.4.1. 佐渡金山で朝鮮人労働者が連行され働かされたことは 真であると証明されていないから偽である。 (正確な答えを知らない無知であることを利用した論理の飛躍)

8.3.5. 未来への逃避 Escape to the future

8.3.5.1. 擬似科学

8.3.5.2. 現代貨幣理論(MMT)の租税貨幣論

8.3.6. ホムンクルスの誤謬 Homunculus fallacy(ex. 無限後退、cf.循環論法)

8.3.6.1. 現代貨幣理論(MMT)の租税貨幣論

8.3.7. 恣意的な引用 (文脈を無視した引用、切り取り) Quoting out of context(cf.藁人形(案山子)論法、権威に訴える論証)

8.3.7.1. NHKの「切り取り報道」(ウィシュマさん事件での上川法相発言)

8.3.8. 権威へのリンク Linking to authority

8.3.9. 述べられていない仮定 Unstated assumption

8.3.10. 不当な結論 Non sequitur

8.3.11. 早急な一般化 Hasty generalization (ex. ナットピッキング Nutpicking、成功例に訴える論証 Pragmatic fallacy、 スポットライトの誤謬 Spotlight fallacy)

8.3.11.1. レッテル貼り Labelling

8.3.12. ウーズル効果 Woozle effect

8.3.12.1. 都市伝説、ファクトイド

8.4. あれこれ理由をつけて議論の入り口にも入らず、立証責任を果たさないまま批判する方法

8.4.1. 無敵の無知論証 Invincible ignorance fallacy

8.4.1.1. 藁人形(案山子)論法 Straw man fallacy

8.4.1.1.1. 「日本がTPPに参加すると、盲腸で700万円掛かるようになる」と聞いて、 驚いた。どうも関西のテレビ番組のなかで、TPPについてそんなことを 解説するジャーナリストがいたそうだ。アメリカも、他国の公的保険を アメリカ並みにせよなんて馬鹿げたことは決して言わない。(高橋洋一)

8.4.2. 動機に訴える論証 Appeal to motive

8.4.2.1. 「〇〇の手先だから」(外発的動機付け)

8.4.2.2. 「〇〇主義者だから」(達成動機付け)

8.4.2.3. 「人でなしだから」(内発的動機付け・人格攻撃)

8.4.2.3.1. 安倍晋三は小学生時代から嘘つきだった、から

8.4.3. 結果に訴える論証 Appeal to consequences

8.4.3.1. 原爆投下は戦争終結を早め、日本本土の地上戦を避け多くの人命を救った。 だから原爆投下は正しい。(肯定形・希望的観測)

8.4.4. 「提灯持ち!」と言う切り札 Shill Card(ex. レッテル貼り Labelling)

8.4.5. 恥に訴える論証 Appeal to shame (ex.感情に訴える論証 Appeal to emotion)

8.4.5.1. 「そのような主張をして恥ずかしくないのか」

8.4.6. プープーの誤謬 Pooh-pooh(ex. 嫌悪の知恵 Wisdom of repugnance、 悪魔への制裁 Sanctioning the devil)

8.4.6.1. 「主張自体に議論するべき価値が無い」、「俗説は相手にしても仕方がない」

8.4.6.1.1. 日韓歴史問題

8.4.6.2. 自己検閲

8.4.7. 権威に訴える論証 Appeal to authority(cf.人身攻撃)

8.4.7.1. 国会に参考人招致された憲法学者の意見

8.4.8. 前世紀の遺物に訴える論証 Chronological snobbery

8.4.9. 悪魔への制裁 Sanctioning the devil

8.4.10. 赤狩り Red-baiting

8.4.10.1. 誤帰属 False attribution(ex. 虚構に訴える論証)

8.4.11. ヒトラーカード Hitler Card

8.4.11.1. 「そのような主張はナチズムと同じで危険である」

8.4.12. 人種カード Race Card

8.4.12.1. 「そのような主張はレイシズムである」

8.4.13. 女性カード Woman Card

8.4.13.1. 「そのような主張は女性差別である」

9. [プロパガンダ(技術)] 認知操作(認知バイアスの戦略的利用) によって自説に誘導します。

9.1. 宣伝技術

9.1.1. スローガン Slogan

9.1.2. 美辞麗句 Virtue words

9.1.3. 美しい人々 Beautiful People

9.1.4. きらびやかな一般論 Glittering generality

9.1.5. 庶民性に訴える Common man

9.1.6. 婉曲法 Euphemism

9.1.7. フレーミング効果(認識、選択、行動決定) Framing effect

9.1.7.1. 政治をどのように「フレーム化」するか?

9.1.7.2. 文法と比喩による政治的メッセージのフレーミング

9.1.7.3. 大衆の基準点と対比した表現をする。

9.1.8. 恐怖、不安、疑念 Fear, uncertainty and doubt / FUD

9.1.9. 認知的不協和への解消 Cognitive_dissonance

9.1.9.1. 好感度の高い芸能人による宣伝

9.1.9.1.1. 矛盾する認知の定義の変更・過小化

9.1.10. オペラント条件づけ Operant conditioning

9.2. 説得技術

9.2.1. フット・イン・ザ・ドア技術 Foot-in-the-door technique

9.2.1.1. 「自衛隊を明記するだけ」お試し改憲

9.2.2. ドア・イン・ザ・フェイス技術 Door-in-the-face technique

9.2.2.1. 「政治生活に関連した社会的影響の技術」 Techniques of social influence with reference to political life

9.2.3. クリシェ(思考を終わらせる決まり文句) Thought-terminating cliché

9.2.3.1. 「それはあなたの意見です。」

9.2.3.2. 「今はその時ではありません。」

9.2.3.3. 「では、私の行動にはどのような影響がありますか?」

9.2.3.4. 「同意しないことに同意しましょう。」

9.2.3.5. 「度々同じ質問で、さきほども申し上げたが」

9.2.3.6. スローガンの使用は、多くの場合、決まり文句の形式

9.2.4. 一つだけの選択肢 Pensée unique

9.2.4.1. マーガレット・サッチャー(元英国首相)のモットーであるTINA(「代替手段はありません」)

9.2.4.2. 2010年の欧州ソブリン危機への対応に関連して、アンゲラ・メルケル首相が「代替案なし」という用語を使用

9.2.4.3. 2013年、デービッド・キャメロン首相は、「別の方法があれば、私はそれを取るだろう。しかし、代替手段はない」と述べた。

9.2.5. 他の選択肢を選ばせない Dictat

9.2.5.1. アンクル・サム Uncle Sam

9.2.6. 愛情の爆撃 Love bombing

9.2.6.1. 「私はあなたのすべてが大好きです。」

9.2.6.2. 「あなたを幸せにしたいんだ(山本太郎)」

9.2.7. 極端な単純化 Oversimplification

9.2.7.1. 「トランプ政権の税制策は金持ちにとって大きな勝利である」とのメディアの見出し

9.2.8. 許容範囲(社会的判断理論) Latitudes of acceptance

9.2.8.1. 社会的判断理論と銃規制

9.2.9. 旗を振る Flag waving

9.2.10. 第三者技術 Third party technique

9.2.10.1. Dappi

9.3. 批判技術

9.3.1. 論点をすり替え、無関係な結論を導きます。 燻製ニシンの虚偽 Red herring

9.3.2. ステレオタイプ・バイアス(記憶) Stereotypical bias

9.3.2.1. 政策立案・決定におけるステレオタイプ・バイアス

9.3.3. 人身攻撃 Ad hominem(ex. 社会性に訴える論証 Argumentum ad cellarium)

9.3.3.1. 野党やマスメディアが安倍総理の【人格攻撃 ad hominem】を行い?!

9.3.4. レッテル貼り Labelling

9.3.5. 連座の罪 Guily by association(ex. ヒトラーに訴える論証 Reductio ad Hitlerum)

9.3.5.1. 野田聖子の夫は元暴力団員だから、野田聖子も反社だとすること。

9.3.6. 冗舌による証明 Proof by verbosity(ex. 脅迫による証明 Proof by intimidation、ギッシュギャロップ Gish Gallop)

9.3.6.1. 公開討論会で討論相手がギッシュギャロップを駆使する場合の対処法

9.3.6.2. 菅直人元総理の指摘

9.3.6.2.1. 「立民が逃げ回るならば党本部に乗り込む。維新を怒らせたらどうなるか徹底的に思い知らせる(維新の会)」 =脅迫による証明 Proof by intimidation

9.3.7. ロードされた言語 Loaded language

9.3.7.1. 「私たちの軍隊」

9.3.8. 誹謗中傷 Name calling

9.3.9. 恐怖に訴える論証 Appeal to fear

9.3.9.1. 「恐怖に訴える論証」を指す用語:FUD

9.3.9.2. プロパガンダの手法:レッテル貼り Labelling

9.3.9.3. 「悪夢の民主党政権(安倍晋三)」

9.3.10. 藁人形(案山子)論法 Straw man fallacy

9.3.10.1. 「日本がTPPに参加すると、盲腸で700万円掛かるようになる」と聞いて、 驚いた。どうも関西のテレビ番組のなかで、TPPについてそんなことを 解説するジャーナリストがいたそうだ。アメリカも、他国の公的保険を アメリカ並みにせよなんて馬鹿げたことは決して言わない。(高橋洋一)

9.4. 詭弁技術

9.4.1. 権威に訴える論証 Appeal to authority(cf.人身攻撃)

9.4.1.1. 国会に参考人招致された憲法学者の意見

9.4.2. 誇張 Exaggeration

9.4.3. 最小化 Minimisation(cf. 誇張 Exaggeration)

9.4.3.1. 「たいしたことではありません。」

9.4.4. 偽情報 Disinformation

9.4.4.1. 怪文書

9.4.5. 難読化(蒙昧化) Obfuscation

9.4.6. チェリー・ピッキング Cherry picking

9.4.6.1. チェリーピッキングによる情報操作

9.4.7. 古典的条件付け Classical conditioning

9.4.7.1. パブロフの犬・パブロフの条件付け Pavlovian conditioning

9.4.8. 嘘と欺瞞 Lying and deception

9.4.9. ハーフ・トゥルース Half-truth

9.4.9.1. 小池都知事:関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を 中止「六千人が正しいのか、正しくないのか特定できない」=「虐殺」でない?

9.4.10. 黒か白かの誤謬 Black and white fallacy

9.4.11. 述べられていない仮定 Unstated assumption

9.4.12. 不当な結論 Non sequitur

9.5. 世論支配技術

9.5.1. 感情に訴える論証 Appeal to emotion(ex. 恥に訴える論証 Appeal to shame)

9.5.1.1. 「宣伝効果のほとんどは人々の感情に訴えかけるべきであり、 いわゆる知性に対して訴えかける部分は最小にしなければならない(ヒトラー)」

9.5.1.2. 安倍首相が記者会見で示したパネル

9.5.2. 個人崇拝 Cult of personality

9.5.3. 大きな嘘 Big Lie

9.5.3.1. 「2020年の米国大統領選挙は不正選挙だ」(トランプ)

9.5.4. ニュースの管理 Managing the news

9.5.5. スケープゴート Scapegoating

9.5.5.1. 被害者への非難 Victim blaming

9.5.5.1.1. 「津波は天罰(石原都知事)」 「経済成長感じない人は「よほど運がない(麻生太郎)」

9.5.5.1.2. 「責任は全て敵にある。重要なのは"私の責任ではない"と 主張するのではなく、"あいつの責任だ"と突っぱねる事だ。 単なる責任回避では卑怯者と批判されるだけだ(ヒトラー)」

9.5.6. 合理化(言い訳) Rationalization

9.5.6.1. とある「理念」を打ち出し、その「崇高な理念」を破壊しようとする者達の 「言論の自由」の弾圧を正当化するなど

9.5.7. 吐き気を催す論証 Ad nauseam

9.5.7.1. 安倍晋三首相の国会質疑での応答

9.5.8. 敵を悪魔化する Demonizing the enemy

9.5.8.1. 「人民の敵」「国家の敵」

9.5.9. ミリューコントロール Milieu control

9.5.9.1. 社会的同調圧力等によるマインドコントロール

9.5.9.1.1. 人身攻撃 Ad hominem(ex. 社会性に訴える論証 Argumentum ad cellarium)

9.5.9.1.2. 論点をすり替え、無関係な結論を導きます。 (燻製ニシンの虚偽 Red herring)

9.5.9.2. 「宣伝の範囲は広く行い、戦う組織は堅固にせよ。支持者を多くし、党員は少なくすべし。」、 「熱狂する大衆のみが操縦可能である(ヒトラー)」

9.5.10. バンドワゴン効果(社会関連) Bandwagon effect(ex. 勝ち馬に乗る)

9.5.10.1. 選挙前の世論調査

10. 認知バイアスマップを参照した記事

10.1. 事実を要求すること

10.2. ほぼ全ての戦争がメディアの嘘の結果である

10.3. メディア・バイアスを知ること

10.4. 同情の度合いは目の色に応じてはならない

10.5. マデレーン・オルブライトの後悔

10.6. 只者ではない(タモリ)

10.7. ほぼ全ての戦争がメディアの嘘の結果である(続き)

10.8. ゼレンスキーの「盾」は高くつく

10.9. バビ・ヤール "Babi Yar" の意味すること

10.10. 彼はKreshchatykのいくつかの木にぶら下がるだろう