1. 何が優先?
1.1. CO2削減が実現できるならすべて模索したい
1.1.1. 自社で考えたアイデアがある
1.1.1.1. アイデアがある場合、それに向けた熱回収、熱対策に向けて各メーカーと議論を行う
1.1.2. アイデアは無い
1.1.2.1. コンサルへ調査提案依頼
1.2. 安くしたい+徹底的に対策したい 投資回収が短い提案だったらOK
1.2.1. 自社で考えて、対策、なるべく外注工事に依頼しない方法を考えることが重要
1.2.1.1. やり方が分からない
1.2.1.1.1. コンサルに検討委託
1.3. 見た目だけやってます対策で良い
1.3.1. 太陽光パネルでもちょっと取付してみる? 太陽光発電≒15年回収前後? 温度差発電≒20年回収?
1.4. イニシャルコスト最優先
1.4.1. WEBで安い製品を探して自身で取り付けすれば安く済む
1.4.1.1. 従来どおりの昭和の工場と変わりないのでは?
2. 会社運営を考える
2.1. 今後のエネルギー価格の爆増に耐えられますか?
2.1.1. 世界人口爆発、2次曲線的に加速する温暖化、化石燃料の奪い合い+枯渇
2.2. CO2排出削減を無視して商売できますか?
2.2.1. 投資家、取引先大手企業、エンドユーザーから嫌われないですか?
2.3. 酷暑環境で社員は退職しないですか?
2.3.1. 環境対策を何もしなければ若手は見限ります
2.4. 補助金を期待する?
2.4.1. 近い将来、アメ(助成金)ではなくムチ(炭素税、CO2削減義務化等)がでることを想定すべき
3. 現状を知る
3.1. 工場の排熱30℃以上の箇所をすべて探す
3.1.1. 排気ガス、排水、作業環境など
3.1.1.1. 膨大な熱量が捨てられている箇所に優先順位をつける
3.2. 現場の運転状態を把握する
3.2.1. 各部温度、各部湿度、熱量、熱交換器能力(熱量、風量、温度差、圧力損失)、 ファン仕様、燃料種別、ボイラ効率、ボイラ排気ガス温度、排気ガス湿度など これらの情報がないと検討すらできない
3.3. ボトルネックを探る
3.3.1. 温風熱交換器
3.3.1.1. 現在の熱交換器は性能が非常に悪いことが確定(極悪)
3.3.1.1.1. 改善設計を行う?
3.3.2. ボイラ
3.3.2.1. 性能が悪い場合、機種変更又はヒートポンプ化
3.3.2.1.1. 高効率給湯器
3.3.2.1.2. 排気熱回収+ヒートポンプによる温水製造
3.3.3. 乾燥炉
3.3.3.1. ガス/ガス熱交換器による排気+湿度熱回収による吸気プレ加温)
3.3.3.2. 温水温度を低下させ、風量増加することで製品乾燥が実現できないか?試験を行う
3.3.3.3. 乾燥後の製品の重量減量比較で乾燥状態を管理すべき(現在は温水温度管理)
3.3.4. 乾燥炉空調
3.3.4.1. しっかりと冷房+除湿空調を行うことで乾燥炉の吸気の健全化、作業者の環境改善の両立が実現
3.3.5. 乾燥前製品のプレ乾燥を考える
3.3.5.1. 温室ハウス+温風乾燥
3.3.5.2. 減圧環境による水分蒸発
3.3.6. わからなければコンサル調査依頼
4. 省エネの順番って知ってます?
4.1. ①断熱設計
4.2. ②熱源温度の低下を模索
4.3. ③熱交換器の効率アップ
4.4. ④ヒートポンプで熱回収
4.5. ⑤太陽光発電? 温度差発電?
5. 温水温度80℃を低下させると
5.1. 温度がさがればさがるほどヒートポンプは省エネ運転
5.1.1. 高効率熱交換器の場合
5.1.1.1. 温水出力62℃で空気45℃を60℃出力可能かもー? (情報が確定していないため想定値)
5.1.1.1.1. メリット計算などはコンサル契約必要
5.2. 高効率給湯器でもある程度の省エネは可能
5.2.1. ≒マイナス10%の燃料削減
5.2.1.1. 都市ガス/LPガスに限る
6. ヒートポンプってどんな種類がある?
6.1. 空気熱源タイプ
6.1.1. 機器安い、大型
6.1.1.1. 性能悪い、メリット少ない
6.1.1.1.1. MDIでは提案しません
6.2. 水熱源タイプ
6.2.1. 小型、冷水出力=冷房タダ提案が可能
6.2.1.1. 冷水7℃を作ると性能低下 (汎用空調設計)
6.2.1.1.1. MDI製デマンド君(高効率冷房熱交) であれば17℃でも除湿冷房が可能
6.3. できれば60℃以下の温水
6.3.1. 乾燥は熱い温風でなくても乾燥しますよね
6.3.1.1. 洗濯物は夏より冬のほうが乾く
6.3.1.2. 小型でのラボテストを推奨
6.3.2. 低温下でさらに省エネができる