1. 3-3 業務委託契約での必要項目
1.1. 業務委託契約が必要な理由
1.1.1. 結論
1.1.1.1. 作成者やディレクターを守るため
1.1.1.2. 口約束で終わらせずに、トラブル防止にするため
1.1.2. 例えば...
1.1.2.1. 作成者が、納品できないようなクオリティの編集を提出してきたため ディレクターが一から編集しなおした
1.1.2.2. 報酬はどちらが受け取る?
1.1.2.2.1. 作成した側は、時間をかけて作業したことを主張 ディレクターは作成の報酬を全額没収したい
1.1.2.2.2. 業務委託契約を結んでいれば、法的な正当性を主張できる
1.2. 業務委託契約書の項目ごとの役割
1.2.1. ①業務内容
1.2.1.1. どこまでが誰の仕事なのかを明記しておく
1.2.1.2. →仮に定めた業務を遂行しなかった時に追求できる
1.2.2. ②報酬
1.2.2.1. 基本的な単価はいくらなのか
1.2.2.2. イレギュラーな場合は変更することができるのか
1.2.2.3. 研修期間はいくらにするのか(最初の10投稿〇〇円)
1.2.2.4. →お金関係のトラブルが一番大きいため
1.2.3. ③納期
1.2.3.1. 基本的に発注から何日なのか
1.2.3.2. 納期より早く納品してもらう場合は報酬をプラスするかどうか
1.2.4. ④宣伝利用
1.2.4.1. 作業者が編集した動画を営業用に宣伝していいかどうか
1.2.4.2. 協議の上、両者が納得した状態でないとNGにしておく
1.2.4.3. →書いてないと勝手に使う人が多いので注意
1.2.5. ⑤権利義務の譲渡禁止
1.2.5.1. 作業者がさらに他の人に仕事を渡していいかどうか(再委託)
1.2.5.2. →禁止しておかないと、どんどん◯次受けに流れていきクオリティが下がる
1.2.5.3. →何か問題が起こった時に誰が責任を追うかわからなくなるので注意
1.2.6. ⑥機密保持
1.2.6.1. 業務上で知り得た情報を誰かに流したり公表することを禁止
1.2.6.2. →明記しないとチームやクライアントの情報が漏洩する
1.2.6.3. →クライアントに訴えられた時、作成者に責任を追求できない
1.2.7. ⑦損害賠償
1.2.7.1. 両者がお互いに損害を与えた場合は金銭により損害を賠償する
1.2.7.2. →作成者のミスやバックれでできた損害を請求するため
1.2.7.3. →お互いの抑止力にもなる
1.2.8. ⑧中途解約
1.2.8.1. 契約中においても甲乙は2週間以上の猶予を持って本契約を解除することができる
1.2.8.2. →作成者が「辞めたいです」と言ってきた時に、2週間ゆうよを持たせることができる これについて書いていなければ、即日辞めることが可能なため、かなり危険
1.2.8.3. ※猶予期間は何日でも可能
1.3. 業務契約を結ぶことで、何かあったときに契約書を元に交渉することができる
1.3.1. テンプレート
1.3.1.1. https://docs.google.com/document/d/1RnLro84ctdMAjZWc8mrnciEC2VApKpIvWTHPg_kxU7U/edit?usp=sharing
1.4. 課題
1.4.1. 業務委託契約書テンプレートをダウンロードする