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GRIT やり抜く力 により Mind Map: GRIT やり抜く力

1. 「やり抜く力」とは何か?なぜそれが重要なのか?

1.1. 第1章「やり抜く力」の秘密

1.1.1. 「肉体的・精神的にもっとも過酷」な環境

1.1.1.1. 米国陸軍士官学校の「ビースト」

1.1.1.1.1. 5人に1人は脱落

1.1.2. 最後まで耐え抜くのは「どんな人」か?

1.1.2.1. 著者は研究をした

1.1.3. もっとも「有望」なはずの人が次々と辞めていく

1.1.3.1. 入学審査ではSATが重要な決めて

1.1.3.2. ビーストで耐えぬけるかはSATは参考にならなかった

1.1.3.3. 困難に対処する能力は才能とは関係なかった

1.1.4. 挫折した後の「継続」がきわめて重要

1.1.4.1. 成功者にインタビューした結果

1.1.4.1.1. 挫折から立ち直る力が大事

1.1.5. 「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す

1.1.6. 「やり抜く力」はこうして測る

1.1.6.1. グリット・スケール

1.1.6.1.1. 結果

1.1.7. 才能があるのになぜ踏ん張れないのか?

1.1.7.1. 士官候補生にグリット・スケールをやらせた

1.1.7.2. 成績評価とグリット・スケールは一致しなかった

1.1.7.3. 才能はあっても、やり抜く力が強いとは限らない

1.1.8. 「学力、体力、適正」のちがいは問題にならない

1.1.8.1. 「ビースト」の脱落者と耐え抜いた物では、グリットスコアと相関があった

1.1.8.2. 営業マンにグリットスケールを実施

1.1.8.2.1. 半年後、55%の人が辞めていた

1.1.8.2.2. グリットスコアが相関

1.1.9. 「やり抜く力」が強い人ほど進学する

1.1.9.1. 高校生にグリットスケールを実施

1.1.9.1.1. 大学院の学位を取得する人はグリットスコアが高かった

1.1.10. グリーンベレーとの共同研究の結果

1.1.10.1. グリーンベレーの選抜コースは42%の人が脱落

1.1.10.1.1. やり抜く力強い人が残る

1.1.11. どんどん勝ち進んだ子供たちの共通点

1.1.11.1. スペリングコンテストの子供たちを調査

1.1.11.1.1. やり抜く力が強い生徒たちが勝ち残っていた

1.1.11.2. 「やり抜く力」と「才能」は別物

1.1.11.3. 才能はあっても、その才能を生かせるかどうかは、別の問題である

1.2. 第2章「才能」では成功できない

1.2.1. 「呑み込みが悪い」のによい成績を取る子どもたち

1.2.1.1. 著者が教師を初めてわかったこと

1.2.1.2. コツコツやる生徒のほうが最終成績は良かった

1.2.2. 粘り強く取り組めば「理解」できる

1.2.2.1. 才能があるからと言って成績がよいとは限らない

1.2.3. 才能、熱意、努力…なにが「成功する者」の秘密か?

1.2.3.1. 成功する人の研究

1.2.3.1.1. フランシス・ゴルトン

1.2.4. ひたすら「同じこと」を考え続ける

1.2.4.1. ダーウィンは知能が高いわけではなかった

1.2.4.1.1. 記憶力は悪かった

1.2.4.1.2. しかし、ダーウィンはしつこかった

1.2.5. 人は「本来の能力」をほとんど生かしていない

1.2.5.1. 人間は誰でもはかり知れない能力を持っているが、その能力を存分に生かし切ることができるのは、ごくひとにぎりの並外れた人びとにすぎない

1.2.5.2. なぜ「才能」を重視するのだろう?

1.2.6. 同じ能力なら「努力家」より「天才」を評価してしまう

1.2.6.1. 心理学者チアユン・ツァイの実験

1.2.6.1.1. ピアニストのプロフィールの紹介の仕方で評価が変わる

1.2.6.1.2. 天賦の才に恵まれたと紹介したほうが、プロの演奏家として成功する確率が高いと評価した

1.2.7. バイアスが生む「4年と4万ドル」の差

1.2.7.1. 起業家を無作為に2つのグループに分けて調査

1.2.7.1.1. 天才タイプと紹介された起業家のほうが評価された

1.2.7.2. 努力家タイプと天才タイプが同等になるのは

1.2.7.2.1. 起業して4年長く、開業資金が4万ドル多い、という条件が重なったときのみ

1.2.7.3. 天才タイプを評価してしまうバイアスがある

1.2.8. 「マッキンゼーの面接官」を喜ばせる単純な方法

1.2.8.1. SATスコアを見せびらかして才能をアピール

1.2.8.2. タレント重視

1.2.8.3. ウォー・フォー・タレント

1.2.9. なぜ「もっとも革新的な企業」が悲惨な末路を迎えたのか?

1.2.9.1. 才能ある人材以外は切り捨てろ

1.2.9.1.1. これがマッキンゼーでは良いとされていた

1.2.9.1.2. それを実践したエンロン

1.2.9.1.3. 自分の能力を見せつけろという文化

1.2.9.1.4. 元マッキンゼーであるジェフリー・スキリング

1.2.9.1.5. 狡猾な者ばかりが得をして正直者はバカを見る

1.2.10. 才能を「えこひいき」することの悪影響

1.2.10.1. 他の能力が影になるから

1.2.11. 「やってみなければわからない」という考え方

1.2.11.1. 著者の同僚

1.2.11.1.1. スコット・バリー・カウフマン

1.2.11.1.2. 学習遅延児だと思われていた

1.2.11.1.3. 学習障害のある学校にかよっていた

1.2.11.1.4. 「やってみなければわからない」という考えに触れた

1.2.12. 「知能テスト」はまったく信頼できない

1.2.12.1. スコットはいろんなことに挑戦を始めた

1.2.12.2. チェロ

1.2.12.2.1. 祖父の影響

1.2.12.3. 勉強においても芽が出始めた

1.2.12.3.1. 最終的にカーネギーメロン大学に入学できた

1.2.12.4. 才能自体は素晴らしいものだとしても才能を測定するテストはどれもウサンクサイ。

1.2.12.5. 才能に目を奪われてしまうと努力に目が行かなくなる

1.3. 第3章 努力と才能の「達成の方程式」

1.3.1. 一流の人は「当たり前のこと」ばかりしている

1.3.1.1. 競泳選手を対象にした研究論文

1.3.1.1.1. ダニエル・F・チャンブリス

1.3.1.1.2. 圧倒的なパフォーマンスをみると「生まれつき才能がある人」と決めつけてしまう

1.3.2. 圧倒されると「才能がすごい」と思ってしまう

1.3.2.1. 偉業をなしえるためには才能は重要ではない

1.3.2.2. ローディ・ゲインズとマーク・スピッツの事例

1.3.3. 自分が「ラク」だから人を神格化する

1.3.3.1. ニーチェ

1.3.3.1.1. 「あまりにも完璧なものを見たとき、我々は『どうしたらあんなふうになれるのか』とは考えない」。 その代わりに「魔法によって目の前で奇跡が起こったかのごとく熱狂してしまう」

1.3.3.1.2. なぜか?

1.3.4. 「才能」「努力」「スキル」「達成」はどう結びつくのか?

1.3.4.1. 著者は、セリグマン教授に指摘された

1.3.4.1.1. 分析ばかりしてるが、君には理論がない

1.3.4.1.2. 才能だけでは成功できないという基礎観察の域を出ていなかった。

1.3.5. 努力は「二重」に影響する

1.3.5.1. 「達成」を得るには「努力」が2回影響する

1.3.6. 「偉大な達成」を導く方程式

1.3.6.1. 陶芸家ウォーレン・マッケンジー

1.3.6.1.1. 最初の1万個は難しいんだよ。それを超えると、少しわかってくる

1.3.6.1.2. それと同時に、できの良い壺の出荷数も増えていった

1.3.6.2. 現代アメリカ文学における偉大な語り手のジョン・アーヴィング

1.3.6.2.1. 重度のディスレクシア

1.3.7. 「何分間走れるか」で、その後の人生が予測できる

1.3.7.1. ハーバード大学の研究者

1.3.7.1.1. 人びとがより幸福になり、人生で成功を収める秘訣を探るための研究

1.3.7.1.2. 20代の学生にトレッドミルで5分間走るように指示をした

1.3.8. 「今日、必死にやる」より「明日、またトライする」

1.3.8.1. ウディ・アレン

1.3.8.1.1. いったん始めたことは最後までやり遂げることの大切さ

1.3.8.2. トレッドミル実験へ著者が口出しするとしたら

1.3.8.2.1. トレッドミル実験の参加者に、本人が希望する場合は、翌日にもう一度挑戦してもよいことにする

1.3.8.2.2. 来る日も来る日も、目が覚めた途端にトレッドミルに乗り続けることが重要

1.3.9. 「2倍の才能」があっても「1/2の努力」では負ける

1.3.9.1. ウィル・スミス

1.3.9.1.1. 才能とスキルは別物だとはっきり認識する必要がある

1.3.9.2. 努力をしなければ、たとえ才能があっても宝の持ち腐れ

1.3.9.3. 努力をしなければ、もっと上達するはずのスキルもそこで頭打ち

1.3.9.4. 努力によって初めて才能はスキルになり、努力によってスキルが生かされ、様々なものを生みだすことができる

1.4. 第4章あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?

1.4.1. 「ものすごくがんばる」のは「やり抜く力」とはちがう

1.4.1.1. 瞬発力とはちがう

1.4.1.2. 目標が次々と変わるようではダメ

1.4.2. あなたの「やり抜く力」はどれくらいか?

1.4.2.1. グリットスケール

1.4.2.1.1. 結果

1.4.2.2. 「粘り強さ」のスコアのほうが、「情熱」のスコアを上回ることが多い

1.4.2.3. 「粘り強さ」と「情熱」はちがう

1.4.3. 「情熱」とは、ひとつのことに専念すること

1.4.3.1. 「情熱」とはひとつのことにじっくりと長いあいだ取り組む姿勢

1.4.3.2. グリットスケールの「情熱」に関する質問は、同じ目標にどれだけ継続的に取り組んでいるかを問うもの

1.4.4. 「哲学」がなければ失敗する

1.4.4.1. シアトル・シーホークスのコーチであるピート・キャロル

1.4.4.1.1. 君には人生哲学がありますか?

1.4.4.1.2. 明確に定義された哲学は、選手たちに指針や境界線を示して、みんなを正しい方向に導くことができる

1.4.5. 「究極的関心」が目標に方向を与える

1.4.5.1. 目標には上位、中位、下位の概念がある

1.4.5.1.1. 上に行くほど、抽象的かつ全体的な目標になる

1.4.5.2. なぜ?を繰り返すと、最上位の目標にたどり着く

1.4.5.2.1. 最上位の目標を「究極的関心」と言う

1.4.6. 「やり抜く力がない」とはどのような状態か?

1.4.6.1. 各目標がバラバラで関連性が低い場合は「やり抜く力」が弱いといえる

1.4.6.2. 夢を実現するための中位、下位の目標を具体的に設定できていない

1.4.6.2.1. ポジティブな空想

1.4.6.3. 目標がピラミッドのカタチをしていない

1.4.7. 「最上位の目標」が存在しない

1.4.7.1. 最上位の目標がない

1.4.7.1.1. ピラミッド形の目標がいくつも対立し、関連性がないケース

1.4.7.2. 仕事のピラミッドの頂点には、複数ではなくひとつの目標を据えるのが望ましい

1.4.8. バフェットがパイロットに伝授した「目標達成法」

1.4.8.1. 優先順位を決めるための3段階方式

1.4.8.1.1. 仕事の目標を25個、紙に書き出す

1.4.8.1.2. 自分にとってなにが重要かをよく考え、もっとも重要な5つの目標にマルをつける(5個を超えてはならない)

1.4.8.1.3. マルをつけなかった20個の目標を目に焼き付ける。そしてそれらの目標には、今後は絶対に関わらないようにする。 なぜなら、気が散るからだ。よけいなことに時間とエネルギーを取られてしまい、もっとも重要な目標に集中できなくなってしまう

1.4.8.2. 複数の目標を書こうとすると、中位の目標を書いてしまう

1.4.9. 「同じ目的」につながる目標を生かす

1.4.9.1. 「これらの目標は、共通の目的にどれくらい貢献するか」と考える

1.4.10. 「なんでも必死にがんばる」のは意味がない

1.4.10.1. 手段に過ぎない目標にまで「絶対にやり遂げなければ」と不毛な努力を続けても意味がない

1.4.10.2. 最重要の目標に向かって粘り強く努力を続けるには、ピラミッドの下位の目標に関しては臨機応変に態度を切り替える

1.4.11. 「グリーンベレー式」機転で目標に向かう

1.4.11.1. グリーンベレーのモットー

1.4.11.1.1. 機転、対応、克服

1.4.11.1.2. 何度やってもだめだったら、ほかのやり方を試すこと

1.4.12. どうしたら「自分に合った仕事」ができるか?

1.4.12.1. ときには軌道修正も必要である

1.4.13. 世界で「トップレベル」になるにはなにが必要か?

1.4.13.1. マンコフは図書館に行って、掲載されたマンガを1925年から1つ残らず調べた

1.4.13.2. 共通点を発見

1.4.13.2.1. 考えさせること

1.4.13.2.2. 独自のスタイルがあること

1.4.13.2.3. 個性がにじみ出てること

1.4.14. 「究極の目標」は絶対に変わらない

1.4.14.1. 重要度の高い目標はあきらめない

1.4.14.2. 下位の目標は軌道修正したら良い

1.4.15. IQと「功績の大きさ」は関係があるか?

1.4.15.1. 知能と功績の関連性は低かった

1.4.16. 偉大な人とふつうの人の決定的なちがいは「動機の持続性」

1.4.16.1. 動機の持続性

1.4.16.1.1. 遠くの目標を視野に入れて努力している(その日ぐらしとは正反対の態度)。晩年への備えを怠らない。明確な目標に向かって努力している

1.4.16.1.2. いったん取り組んだことは気まぐれに辞めない。気分転換に目新しさを求めて新しいものに飛びつかない

1.4.16.1.3. 意志力の強さ、粘り強さ。いったん目標を決めたら守り抜こうと心に誓っている

1.4.16.1.4. 障害にぶつかっても、あきらめずに取り組む。粘り強さ、根気強さ、辛抱強さ。

1.5. 第5章 「やり抜く力」は伸ばせる

1.5.1. 自分はどのようにして「こんな自分」になるのか?

1.5.1.1. 先天的に決まる部分と、後天的に影響を受ける部分と両方ある

1.5.2. 「やり抜く力」をつくる遺伝子とは?

1.5.2.1. 双子を対象にグリッドスケールを使った調査を実施

1.5.2.1.1. 経験による差も大きい

1.5.2.2. 「やり抜く力」や「才能」など、人生の成功に関わる心理学的な特徴は、遺伝子と経験の影響を受ける

1.5.2.3. 「やり抜く力」をはじめ、いずれの心理学的な特徴についても、その遺伝に関係する遺伝子はたったひとつではない

1.5.2.4. 遺伝率の推定値を見れば、形質の発現のしかたは人によってさまざまであることがわかるが、「平均」がどれだけ変化しているかは、遺伝率を見てもわからない

1.5.2.5. 環境による影響がかなり強い

1.5.3. この100年で人の「IQ」は異常に上がった

1.5.3.1. フリン効果

1.5.3.1.1. 過去100年で人びとの知能指数が飛躍的に高くなった

1.5.4. ひとりが賢くなると、まわりも賢くなっていく

1.5.4.1. バスケットボールはテレビが普及するに連れレベルが上った

1.5.4.1.1. 社会的相乗効果

1.5.5. 年上ほど「やり抜く力が強い」というデータ

1.5.5.1. 生きてきた時代背景でやり抜く力がかわるかも?

1.5.6. どんな経験が人の「性格」を変えるのか?

1.5.6.1. もしかしたら時代背景ではなくて単に「成熟」しているのかも?

1.5.6.1.1. それはデータが無いのでわからない

1.5.6.2. ただ、性格の特徴については長期的研究が行われている

1.5.6.2.1. 人生経験を重ねるにつれ、より誠実になり、自信や思いやりが増し、穏やかになる

1.5.6.2.2. 人格の成長が止まってしまう時期はない

1.5.7. 「環境」が変わると、一瞬で自分が変わる

1.5.7.1. 必要は「適応の母」なのだ

1.5.7.2. 著者の次女はオムツ離れをしなかったが、保育園のクラスが変わってオムツをしていない子供がいる環境では簡単にオムツ離れした

1.5.8. 現実が作用する「成熟の原則」

1.5.8.1. やり抜く力は、育つ時代の文化的な影響を受ける

1.5.8.2. やり抜く力は、年齢とともに強くなる

1.5.9. 「あきらめる」ことがいいとき、悪いとき

1.5.9.1. 重要度の高い目標はあきらめるべきではない

1.5.9.2. 重要度の低い目標はあきらめることもある

1.5.10. 「やり抜く力」を強くする4ステップ

1.5.10.1. 興味

1.5.10.1.1. この仕事が好きだ、という興味

1.5.10.2. 練習

1.5.10.2.1. きのうよりも上手になるように

1.5.10.2.2. 自分のスキルを上回る目標を設定してそれをクリアする

1.5.10.3. 目的

1.5.10.3.1. 自分の仕事は個人的に面白いだけでなく、ほかの人びとのためにも役立つと思えることが絶対に必要だ

1.5.10.4. 希望

1.5.10.4.1. 興味、練習、目的のすべての段階で希望は必要である

2. 「やり抜く力」を内側から伸ばす

2.1. 第6章 「興味」を結びつける

2.1.1. メガ成功者たちは必ず「同じこと」を言う

2.1.1.1. 200以上ものメガ成功者たちにインタビュー

2.1.1.1.1. 「この仕事が大好きだ」

2.1.2. 「堅実がいちばん」という考え方を説く人

2.1.2.1. 著書の父親が事例

2.1.2.1.1. そうしろと言われたから化学者になった

2.1.3. 「好きなことを仕事にする」は本当にいいのか?

2.1.3.1. 最終的な結論

2.1.3.1.1. 自分の興味のある仕事をしたほうが満足度がはるかに高い

2.1.3.1.2. 自分のやっている仕事を面白いと感じているときのほうが業績が高くなる

2.1.4. 金メダリストはどう「興味」を育むのか?

2.1.4.1. いろんなことを経験したあげく「興味あるもの」がわかる

2.1.4.2. すぐにはみつからない

2.1.5. 「情熱」は一発では人生に入ってこない

2.1.5.1. 料理研究家の事例

2.1.5.1.1. いろんな偶然が重なって、興味が駆り立てられていた

2.1.6. 自分ではっきりとは気づかずに「関心」を抱いている

2.1.6.1. 子どもは、おとなになったら何をしたいか、なんてわからない

2.1.6.2. 興味は、外の世界と交流する中で生まれる

2.1.6.2.1. 興味を持てるものと出会えるまでの道のりはすんなりいかない

2.1.6.2.2. ジェフ・ベゾス

2.1.6.3. 興味を持てることが見つかったら、長い時間を賭けて積極的に掘り下げていかなければならない

2.1.6.4. 強い興味を持ち続けるには、親、教師、コーチ、仲間など周囲の励ましや応援が必要

2.1.7. 「好き」にならないと、努力できない

2.1.7.1. 初心者は必死にうまくなりたいと思ってはいけない

2.1.7.1.1. ただ楽しむ

2.1.8. スキルは「数年ごと」に「3段階」で進歩する

2.1.8.1. 初期

2.1.8.1.1. やさしく面倒見のよいメンターが必要

2.1.8.1.2. 自分の好きなことを選ばせてもらえた子どもは、ますます興味を持って取り組む

2.1.9. 最初に厳しくしすぎると「取り返し」がつかなくなる

2.1.9.1. 初期はのびのびと遊びを通して興味を育む

2.1.9.2. 子供の頃からさまざまなスポーツを試した後、ひとつの競技に的を絞ったプロアスリートたちは、全体的に長期間成績が良い

2.1.9.3. いきなり専門分野でみっちりトレーニングした子どもたち

2.1.9.3.1. バーンアウトしやすい

2.1.9.4. エキスパートと初心者は動機づけの方法が違う

2.1.10. 興味を観察する親が、子どもの「情熱」を伸ばす

2.1.10.1. ニューヨーク・タイムズのパズル担当編集者

2.1.10.1.1. 母親の影響

2.1.10.1.2. 母親が大事に興味を引いてあげた

2.1.11. 親がジェフ・ベゾスに与えた独特の環境

2.1.11.1. 母親のジャッキーがキモ

2.1.11.1.1. 彼女はベゾスの興味を削がないように大いにやらせた

2.1.12. 人は「見慣れたもの」からは目をそらす

2.1.12.1. 普通の人は同じことをやり続けると飽きる

2.1.13. エキスパートは「ニュアンス」に興味を覚える

2.1.13.1. 新しいことにたいする興味は人間の根源的な欲求

2.1.13.1.1. 生きるため

2.1.13.2. 初心者の興味と、エキスパートの興味は別物

2.1.14. 取り組むべきことを「発見」する簡単な質問

2.1.14.1. 私はどんなことを考えるのが好きだろう?

2.1.14.2. いつのまにかよく考えているのはどんなこと?

2.1.14.3. 私が本当に大切に思っているのはどんなこと?

2.1.14.4. 私にとってもっとも重要なことは?

2.1.14.5. 何をしているときがいちばん楽しい?

2.1.14.6. これだけは耐えられないと思うことは?

2.1.14.7. クロスワードパズルの解き方からの引用

2.1.14.7.1. まずは好き嫌いをはっきりさせて、そこから積み上げていこう

2.1.14.7.2. とりあえずいいと思ったことをやってみる

2.1.14.7.3. うまくいかなかった場合は、取り消したってかまわない

2.1.14.8. 常に疑問を持って答えを探そう

2.1.14.9. 仲間を探そう

2.1.14.10. 興味をさらに深めることができるかどうか

2.1.14.11. 情熱に従って生きよ

2.2. 第7章 成功する「練習」の法則

2.2.1. メガ成功者は「カイゼン」を行い続ける

2.2.1.1. やり抜く力の鉄人たちにインタビュー

2.2.1.1.1. 一人残らずカイゼンをしている

2.2.1.2. つねにもっとうまくなりたい、という強い意欲を持っているんです

2.2.2. 「1万時間の法則」は本当か?

2.2.2.1. 多くのエキスパートたちは10年以上のべ1万時間は練習していた

2.2.3. 「意図的な練習」をしなければ上達しない

2.2.3.1. エキスパートたちは、ただ何千時間もの練習を積み重ねているだけではなくて「意図的な練習」を行っている

2.2.4. エキスパートはこの「3つの流れ」で練習する

2.2.4.1. ある1点に的を絞って、ストレッチ目標「高めの目標」を設定する

2.2.4.2. しっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す

2.2.4.3. 改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する

2.2.5. 「意図的な練習」の原則は誰にでもあてはまる

2.2.5.1. 練習をしつこく繰り返すことでスキルを習得することができる

2.2.5.2. ベンジャミン・フランクリン

2.2.5.2.1. 文章力を養った方法

2.2.5.2.2. 愛読誌「スペクテイター」に掲載されたエッセイを精選し、何度も繰り返し読みながらメモを取った

2.2.5.2.3. 原稿を見ずにそれらのエッセイを書いてみた

2.2.5.2.4. それから自分が書いた原稿とオリジナルの原稿を照合し、まちがった部分を見つけて修正した

2.2.5.2.5. 痛みなくして得るものなし

2.2.6. スペリングが強くなる「3つの秘密」

2.2.6.1. スキルの上達をもたらすものは?

2.2.6.1.1. 意図的な練習なのか?

2.2.6.1.2. そして意図的な練習をたくさん行うためのカギは「やり抜く力」なのか

2.2.6.2. 意図的な練習に当てはまるものは

2.2.6.2.1. 好きな本を読む。「スクラブル」などの単語力を鍛えるゲームで遊ぶ

2.2.6.2.2. 誰かにクイズを出してもらうか、パソコンソフトを使ってクイズに回答する

2.2.6.2.3. 他人の助けや道具に頼らずに、ひとりで練習する。たとえば、辞書に出てきた新しい単語を覚える、スペリング用のノートに書かれた単語を復習する、ラテン語やギリシャ語などの語源を覚えるなど。

2.2.7. 時間の長さより「どう練習するか」がカギ

2.2.7.1. やり抜く力の強い生徒は、やり抜く力の弱い生徒よりも練習時間が長かった

2.2.8. 「意図的な練習」は1日に3〜5時間が限界

2.2.8.1. 意図的な練習は極めて大変で少しも楽しくない

2.2.8.2. 意図的な練習は極めて過酷

2.2.8.3. 意図的な練習ができるのは最大1時間で、そのあとには必ず休憩を入れる。どんなに頑張っても1日3時間〜5時間が限界

2.2.8.4. 世界で活躍した選手たちも引退後は意図的な練習を続ける人はいない。

2.2.8.4.1. 練習そのものが楽しかったら続けてもおかしくないはずだが。

2.2.9. 「フロー」に入れば、努力はいらない

2.2.9.1. エリクソンは、意図的な練習はフローのように楽しくないと語る

2.2.9.2. 意図的な練習は計画して行うものだが、フローは無意識に起こる

2.2.9.3. チクセントミハイは努力の途中でもフローに入るという

2.2.10. 優れたパフォーマンスは「必死の努力」が生みだすのか?

2.2.10.1. エキスパートたちのパフォーマンスは、苦しい努力が生みだすのか?

2.2.10.2. それとも意気揚々とやってのけるのか?

2.2.11. 「フロー」と「やり抜く力」は密接に関連している

2.2.11.1. やり抜く力の強い人びとは意図的な練習を多くおこない、フロー体験も多い

2.2.11.2. 意図的な練習は行為であり、フローは体験である

2.2.11.3. 意図的な練習は準備の段階で、フローは本番で体験するものだ

2.2.12. 「目標設定→クリア」を繰り返し続ける

2.2.12.1. 競泳選手のゲインズ

2.2.12.1.1. 練習に行くのを楽しいと思ったことは一度もない

2.2.12.1.2. 練習は嫌いだが、水泳は好きだった

2.2.13. なぜ彼らはつらいことを「楽しく」感じるのか?

2.2.13.1. 多くのエキスパートたちも自分ができていないことに挑戦するのはイライラするし、不愉快だし、つらい

2.2.13.2. エキスパートたちは「意図的な練習」の時間が長く、楽しさも大変さも強く感じていた

2.2.13.3. 努力することで得られる結果の高揚感が癖になる

2.2.13.4. 困難なことに挑戦すること自体が好き

2.2.14. 困難な目標に挑戦するのを好んでいる

2.2.14.1. ケイティ・レデッキー

2.2.14.1.1. 挑戦すること自体が好き

2.2.15. ラクな「練習」はいくら続けても意味がない

2.2.15.1. 意図的な練習

2.2.15.1.1. 明確に定義されたストレッチ目標

2.2.15.1.2. 完全な集中と努力

2.2.15.1.3. すみやかで有益なフィードバック

2.2.15.1.4. たゆまぬ反省と改良

2.2.15.2. オリンピックのボート競技者の金メダリスト、マッズ・ラスムッセン

2.2.15.2.1. 日本のチームに招かれたとき

2.2.15.2.2. あまりにも練習時間が長いことに驚いた

2.2.15.2.3. ただ何時間も猛練習をして、自分たちを極度の疲労に追い込めばいいってものじゃない

2.2.16. 「優秀な人」の姿勢を知る

2.2.16.1. 子どもたちに意図的な練習を教えた

2.2.16.1.1. 生徒たちの練習や達成についての考え方は変えられることがわかった

2.2.17. 毎日、同じ時間、同じ場所での「習慣」をつくる

2.2.17.1. 大変なことをするにはルーティーンにまさる手段はない

2.2.17.2. メイソン・カリー

2.2.17.2.1. 天才たちの日課

2.2.17.3. ウィリアム・ジェイムズ

2.2.17.3.1. 毎日なにかをしようと思うたび、着手する決心をしなければできない人ほど、情けない人間はいない

2.2.18. 「いま、この瞬間」の自分を見ながらチャレンジする

2.2.18.1. 赤ちゃんは失敗を学ぶことが苦にならない

2.2.18.2. 大きくなるに連れて

2.2.18.2.1. 困惑

2.2.18.2.2. 恐れ

2.2.18.2.3. 羞恥心

2.2.18.3. 幼稚園の教諭は失敗しても平気に振る舞うようすを園児に見せる

2.2.18.4. 大変だったね、でも楽しかったね

2.3. 第8章 「目的」を見出す

2.3.1. 「これは人の役に立っている」と考える

2.3.1.1. 鉄人たちは「他者のため」と口にする

2.3.2. 幸福になる方法は「快楽を追うこと」と「目的を追うこと」

2.3.2.1. アリストテレスの説く幸福を追求する方法

2.3.2.1.1. 内なる良い精神

2.3.2.1.2. 利己的な目先の快楽を追求する

2.3.2.2. 当然、人間は社会的生き物

2.3.2.2.1. 周りの人に奉仕することで生存を高める

2.3.3. 彼らはどれだけ「快楽」と「目的」を追っているか?

2.3.3.1. 「目的」のスコアが高い人ほど「やり抜く力」が強い

2.3.3.2. ただ、鉄人は「快楽」を求めてもいる

2.3.3.3. 目的はほとんどの人にとって、とてもつもなく強力なモチベーションになっている

2.3.4. 3番目の答えの人は「やり抜く力」が強い

2.3.4.1. レンガ職人に「何をしてるんですか?」

2.3.4.1.1. 1番目

2.3.4.1.2. 2番目

2.3.4.1.3. 3番目

2.3.4.2. 3番目の回答をした人が一番やり抜く人が多い

2.3.5. 「意義を感じない仕事」を続けることは耐えられない

2.3.5.1. 意義を感じている職員はよく働いている

2.3.6. どの職業でも「天職」と感じている人の割合は変わらない

2.3.6.1. 仕事、キャリア、天職

2.3.6.1.1. 割合は職業によって変わるわけではない

2.3.6.2. 天職との出会いは、完成したものを見つけるものではない。自分から積極的に行動することが大事

2.3.7. 「ひと夏の経験」で人生のすべてが変わる

2.3.7.1. 著者のサマーブリッジという教育プログラムの講師をした経験

2.3.8. 「大きな目的」のためなら、粘り強くがんばれる

2.3.8.1. 著者の組織立ち上げの経験

2.3.8.1.1. 私利私欲ではなく「目的」があった

2.3.9. 「役に立ちたい」プラス「興味」が大きな力を生む

2.3.9.1. 利他と自己中心的

2.3.9.1.1. 勝者を目指しながら、人助けできることは可能

2.3.9.1.2. グラントの研究

2.3.10. 「手本の人物」に出会うことが重要な体験になる

2.3.10.1. ロールモデルと出会っている

2.3.10.1.1. そのあと「啓示」をうける

2.3.11. それは「社会」のどんな役に立つのか?

2.3.11.1. 今、自分のやっている仕事が、社会にとってどのように役立つかを考える

2.3.11.2. 学生への実験

2.3.11.2.1. Q.どうしたら世の中はもっとよくなると思いますか?

2.3.11.2.2. Q.いま学校で習っていることで、そのために役に立ちそうなことはありますか?

2.3.11.2.3. 生徒たちの学習への取り組みが著しく向上

2.3.12. もっと「意義」を感じられるように変化を起こす

2.3.12.1. いもの仕事を自分の「興味」「価値観」に合うように変えることができる

2.3.12.2. グーグルの社員への実験

2.3.12.2.1. どうしたらやりがいを感じられるか?

2.3.13. 「この人のようになりたい」と具体的に考える

2.3.13.1. ロールモデルからインスピレーションを貰おう

2.3.13.1.1. エクササイズ

2.4. 第9章 この「希望」が背中を押す

2.4.1. 「成績全体を下げる授業」をやめるべきか?

2.4.1.1. 著者の大学時代の神経生物学の事例

2.4.1.1.1. 成績が悪かった

2.4.1.1.2. TAから辞めたほうがいいとアドバイス

2.4.1.1.3. しかし、逆に専攻した

2.4.2. 手応えがないと「学習性無力感」にハマってしまう

2.4.2.1. マーティン・セリグマンとスティーブ・マイヤーの心理学の実験

2.4.2.1.1. 犬に電気ショック

2.4.2.1.2. 「無力感」をもたらすものは苦痛そのものではなくて「苦痛を回避できないと思うこと」だということが証明された

2.4.3. 「楽観主義者」は無力感を乗り越えられる

2.4.3.1. 悲観主義者

2.4.3.1.1. 自分の苦しみを変えようがない原因のせいにして、自分にはどうしようもできないと考える

2.4.3.2. 楽観主義者

2.4.3.2.1. 自分の苦しみは一時的で特定の原因があると考える

2.4.4. 「楽観主義者」か「悲観主義者」かがわかるテスト

2.4.4.1. 「つぎの状況を想像してください。ひとからやってほしいと頼まれた仕事がありますが、ぜんぶ終わりそうにありません。 ではつぎに、そのおもな原因をひとつ想像してください。どんな原因が頭に浮かびますか?」

2.4.4.1.1. 悲観主義者

2.4.4.1.2. 楽観主義者

2.4.4.2. 楽観主義者の方がスポーツやビジネスで成績が良い

2.4.5. 「鉄人」は楽観的に考える

2.4.5.1. 鉄人たちは「失望することがないかもしれない」と口を揃えて言う

2.4.5.2. 起きたデキゴトを、どう捉えるかが重要

2.4.6. 失敗への「解釈」のちがいが粘り強さを生む

2.4.6.1. ドウェックの実験

2.4.6.1.1. 無力感を覚えるとき

2.4.6.1.2. あ

2.4.7. マインドセットが「努力できるかどうか」を決める

2.4.7.1. 「知的能力に関する考え方」に関する4つの質問

2.4.7.1.1. 知的能力は人の基本的な性質であり、ほとんど変えることはできない

2.4.7.1.2. 新しいことを学ぶことはできるが、知的能力じたいを向上させることはできない

2.4.7.1.3. もともとの知的能力のレベルにかかわらず、かなり向上させることができる

2.4.7.1.4. 知的能力はつねに大きく向上させることができる

2.4.7.2. 最初のふたつのコメントに賛成し、あとのふたつのコメントに反対した場合は「固定思考」

2.4.7.2.1. 逆の場合は「成長思考」

2.4.7.3. ドウェックと著書の実験

2.4.7.3.1. 2,000名以上の高校3年生を対象

2.4.7.3.2. 成長思考のアンケートを実施

2.4.7.3.3. 成長志向とやり抜く力は比例していた

2.4.8. 子どものころの「ほめられ方」が一生を左右する

2.4.8.1. 周囲の人びとの反応によってマインドセットは形成される

2.4.8.2. KIPPという組織

2.4.9. 成績のいい子を特別扱いすると「固定思考」になる

2.4.9.1. 子どもは大人の言うことを聞くのは得意じゃないが、まねをするのは抜群にうまい

2.4.9.2. 心理学者テウン・パクの研究

2.4.9.2.1. 小学1年性と小学2年生を対象

2.4.9.2.2. 成績の良い生徒を特別扱い

2.4.9.3. カリフォルニア大学バークレー校教授

2.4.9.3.1. ジェニファー・チャットマン

2.4.10. 言葉と行動が「裏腹」になっていないか観察する

2.4.10.1. 固定思考の悲観的な自分にあだ名をつけると良い

2.4.11. 「つらい体験」で冒険心が旺盛になる

2.4.11.1. アウトワード・バウンド

2.4.11.1.1. 荒野で数週間のアウトドア生活を送る

2.4.11.1.2. 自分の力でどうにかできることを学ぶ

2.4.12. 心を「強くする」経験、「弱くする」経験

2.4.12.1. 若いラットは死ぬほどつらい経験をしても、自分の力でそのストレスを制御できた場合は、強くたくましくなる

2.4.13. この仕組みが「逆境に強い脳」をつくる

2.4.13.1. 逆境をの聞こえた経験が、逆境に強い脳を作ることがデキる

2.4.14. 脳は「筋肉」のように鍛えられる

2.4.14.1. 成長思考→楽観的に考える→逆境でも粘り強くがんばれる

2.4.14.2. 脳は常に変化する

2.4.14.2.1. IQスコアは向上する

2.4.14.3. 知能や才能についての考え方を改める

2.4.15. 「悲観的な考え方」をやめる

2.4.15.1. 楽観的に考える練習をする

2.4.15.2. 認知行動療法やレジリエンストレーニングを受ける

2.4.16. 「他人の力」を使って立ち直る

2.4.16.1. 人に助けを求める

2.4.16.2. ロンダの事例

3. 「やり抜く力」を外側から伸ばす

3.1. 第10章「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法

3.1.1. 「やさしい育て方」と「厳しい育て方」はどっちがいいか?

3.1.1.1. 厳しく育てたほうが良い

3.1.1.1.1. ジョン・ワトソン

3.1.1.2. 優しく育てたほうが良いという意見もある

3.1.1.3. どっちだろうか?

3.1.2. 育て方の優劣を決める「エビデンス」

3.1.2.1. 実際はどちらがよいか研究がない

3.1.2.2. エビデンスを探した

3.1.2.2.1. 厳しく育った側

3.1.2.2.2. のびのび育った側

3.1.3. 「やめられなかった」から成功した

3.1.3.1. スティーブ・ヤングの事例

3.1.3.2. 大学に入っても芽が出ず辞めたかったが、父親が許してくれない

3.1.3.3. 練習しまくって、成功した

3.1.4. 「能力」があるんだから続けなさい

3.1.4.1. 13歳のとき

3.1.4.1.1. 野球をやめたかった

3.1.4.1.2. 父親が許してくれない

3.1.4.1.3. 最終的には、野球部のキャプテンに

3.1.4.1.4. この経験が根本となっている

3.1.5. 「最後までやる習慣」を身につける

3.1.5.1. スティーブ・ヤングの両親のルーツ

3.1.5.1.1. 父親

3.1.6. 厳しくしつつも温かく支える

3.1.6.1. 中3のときの首タックルのとき母親は相手選手の母親に詰め寄って注意した

3.1.6.2. 分離不安症だったので、優しく付き合った

3.1.7. 「自分で決められる」感覚を持たせる

3.1.7.1. 大学1年の前期のつらい思い

3.1.7.1.1. 「帰ってくるな」と突っぱねる表面的な厳しさの裏にある愛情

3.1.7.2. 親が子どもに安心感を与える

3.1.7.3. 愛情ゆえの厳しさの根底にあるのは無私無欲の思い

3.1.8. 親が愛情深くて「どっしり」と構えている

3.1.8.1. フランチェスカの事例

3.1.8.1.1. 脳性麻痺と診断

3.1.8.1.2. 自分の夢を追い求める

3.1.8.1.3. 高校中退を両親は容認した

3.1.9. 自尊心が「自分ならできる」という自信につながる

3.1.9.1. フランチェスカの兄にも高校中退を容認していた

3.1.9.2. つらいときも諦めなかった理由

3.1.9.2.1. 自尊心があったから

3.1.9.3. なによりも受け入れられることが重要

3.1.9.3.1. 分別はつける

3.1.10. 自由を与えると同時に「限度」を示す

3.1.10.1. 自分の夢を追い求めれば良いと言いつつ、本人にとってやるべきことは無理にでもやらせる

3.1.10.2. 子どもたちには決まりごとを守らせ、やって良いことと悪いことははっきりと区別させた

3.1.11. 膨大な研究の「パターン」と一致した見解

3.1.11.1. この二人の事例から何を学ぶ?

3.1.11.1.1. 1つのパターンを発見した

3.1.11.2. 著者の見解

3.1.11.2.1. 「やさしい育て方」と「厳しい育て方」はどちらか一方しか選択できないようなものではない

3.1.11.2.2. どちらの家庭も、子どもの興味を第一にするという意味では「子供中心」だったが、 「何をすべきか」「どれくらい努力すべきか」「いつならやめてもよいか」などの重要なことは、必ずしも子どもに判断を任せなかった

3.1.12. どんな子育てがいいか「一目瞭然」の研究結果

3.1.12.1. 子育ての「4つのパターン」

3.1.12.1.1. 「賢明な育て方」が有効であることを示す科学的な根拠はすでに十分にある

3.1.13. 「賢明な育て方」診断テスト

3.1.13.1. 診断テスト

3.1.13.1.1. 診断テスト

3.1.13.2. クローバー印のコメントはダイヤ印のコメントとは逆の方向性を示しているので、子供の答えが「当てはまる」になるようなら、その育て方はむしろ心理学的に賢明でないことになる

3.1.14. 「親をまねる」という強力な本能

3.1.14.1. スタンフォード大学の実験

3.1.14.1.1. 大人がティンカートイを静かに遊んでいる様子を見せた子どもたち

3.1.14.1.2. 大人が人形を殴る様子を見せた子どもたち

3.1.14.2. 親と同じものに興味を持って取り組むようになる

3.1.15. 「やり抜く力」の鉄人の多くは、親を手本にしている

3.1.15.1. ベンジャミン・ブルームの実験

3.1.15.1.1. 世界トップクラスのスポーツ選手や芸術家が対象

3.1.15.1.2. 子どもたちにとって親がロールモデルになっていた

3.1.15.2. ただし「賢明な育て方」をする親がやり抜く力があるとは限らない

3.1.15.2.1. 子供にやり抜く力をつけたいなら、親が手本をみせるべき

3.1.16. 「高い期待」と「惜しみない支援」を組み合わせる

3.1.16.1. 親以外でも手本になる

3.1.16.2. ハーバード大の経済学者

3.1.16.2.1. ロン・ファーガソン

3.1.17. この「フィードバック」で意欲が激変する

3.1.17.1. 心理学者のデイヴィッド・イェーガーとジェフリー・コーエンの実験

3.1.17.1.1. 「高い期待を伝えるメッセージ」と「惜しみない支援」

3.1.17.1.2. 普通のフィードバック

3.1.17.1.3. 賢明なフィードバック

3.1.18. 「無理」という思い込みがなくなる体験を持つ

3.1.18.1. やり抜く力の鉄人達

3.1.18.1.1. 誰もが賢明な親に育てられたわけではない

3.1.18.1.2. しかし「誰か」に出会っていた

3.1.18.2. コーディ・コールマンの例

3.1.18.2.1. 恵まれない環境で育った

3.1.19. 「支えてくれる人」との出会いが成功をもたらす

3.1.19.1. 賢明な教師シャンテル・スミス先生

3.1.19.1.1. 成績優秀だったコーディを養子に迎えた

3.1.20. 「しっかりと見る」ことで変化を起こす

3.1.20.1. コーディは賢明な両親にも祖父母にも恵まれなかったが支援者がいた

3.2. 第11章「課外活動」を絶対にすべし

3.2.1. 「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な結果

3.2.1.1. 著者の娘のルーシー

3.2.1.1.1. レーズンの箱があけられなかった

3.2.1.1.2. バレエスタジオに通わせることにした

3.2.2. 「大変」なのに「楽しめる」唯一の行動

3.2.2.1. 課外活動に通わせることをおすすめする

3.2.2.1.1. 高校生になったら最低でも1年以上は取り組ませたい

3.2.2.2. とあるポケベルの研究

3.2.2.2.1. 授業

3.2.2.2.2. 友達と遊んでいるとき

3.2.2.2.3. 課外活動のとき

3.2.3. 「2年以上」「頻繁な活動」をした子は将来の収入が高い

3.2.3.1. 研究であきらかになったことは、課外活動はやりすぎるケースはめったにみられない

3.2.3.2. コロンビア大学の研究者マーゴ・ガードナー

3.2.3.2.1. 1万1000名のアメリカの10代の若者を対象

4. 著書

4.1. アンジェラ・ダックワース

4.1.1. ペンシルバニア大学心理学教授

4.1.2. ハーバード大学を出てオックスフォード大学で修士号

4.1.3. マッキンゼーでコンサルタントをして

4.1.4. 公立中学の教員を経て、現職

4.1.5. マッカーサー賞を受賞