あのGoogleやAppleも活用している 『わずか1分間でも深い思考ができるようになる哲学思考法』

Get Started. It's Free
or sign up with your email address
あのGoogleやAppleも活用している 『わずか1分間でも深い思考ができるようになる哲学思考法』 by Mind Map: あのGoogleやAppleも活用している 『わずか1分間でも深い思考ができるようになる哲学思考法』

1. 結論:まずイメージする。次にそれを疑う。そして視点を変え、再構築して、言語化する。この流れが「思考する」ということ。

2. 忙しすぎる今の時代に必要なものはなんだと思いますか?

2.1. それは「素早くかつ深く考える能力」だと思います。

2.2. どんどん新しいことが生まれ続けている今の時代では

2.3. それら一つ一つに対して時間をかけて判断していく猶予はありません。

2.4. しかし、時間がないからと言って

2.5. ただ早く判断すればいいだけではなく

2.6. 判断のためには、深い考えがなければいけません。

2.7. 今回の指南書は「1分間思考法」と勝手に題して、わずか1分間でも深い思考ができるようになる

2.8. 「哲学思考」を身に付けることを目的にしています。

2.9. 哲学は「難解なもの」というイメージを持つ方も多いと思いますが

2.10. その思考プロセスは非常にシンプルでどんな問題にも応用できます。

2.11. 深く考えるためのツールである「哲学」は実は素早く思考するためにも有効です。

2.12. その哲学思考を身に付けるために

2.13. そのノウハウを紹介した上で、身近なちょっとした疑問から普遍的な難問まで

2.14. どのように応用するのかを、おしゅんが実際に取り組んだ思考のプロセスを紹介していきます。

3. 1分間思考法とは

3.1. 哲学の思考プロセス

3.1.1. 哲学の思考プロセスをシンプルに分解すると

3.1.2. 「疑う」→「視点を変える」→「再編成する」

3.1.3. この三つ

3.1.4. 膨大な時間をかけて難問に向き合う時も、限られた時間内で答えを必要とするものでも

3.1.5. この思考プロセスは変わりません。

3.1.6. 具体的に説明していくと

3.1.7. 「どうして」とか「なぜ」といった疑問を抱く。

3.1.8. この疑問を抱く。疑うことが思考することの始まりです。

3.1.9. その上で、じゃあこれは何なのか。どういうなのかと、

3.1.10. あれこれ思いを巡らす。

3.1.11. 「あれこれ」というのは言い換えると、いろいろな視点で考えてみるということ。

3.1.12. いろいろな視点で考えて行ったあと、そこで得られた新たな考えを元に

3.1.13. 再構築して、最初のイメージを変えていく。

3.1.14. この流れが、哲学の思考プロセスです。

3.1.15. ちょっと抽象的でわかりにくいですかね。

3.1.16. 具体的に説明しましょう。

3.1.17. 例えば、暗闇でお化けのような物が見えた時

3.1.18. あれは「お化け」じゃないと疑った瞬間、それが何なのか高速で考えるはず。

3.1.19. なぜなら、私たちは理解できない物が怖いから。

3.1.20. 動物じゃないかとか、光が反射しているんじゃないかとか

3.1.21. いろいろな視点から情報を総合していきます。

3.1.22. これが、新たな情報を再編成して答えを導き出していくということ。

3.1.23. これが思考するという営みなのです。

3.1.24. どうでしょうか?

3.1.25. おしゅんはお化けが怖いので、ソワソワしてきました。

3.1.26. 思考するって結構簡単だと思いませんか?

3.1.27. では、次に1分間でやる際の具体例をみていきましょう。

3.2. 1分間思考法のやり方

3.2.1. 1分間の使い方

3.2.2. 先ほど説明した哲学思考の3つのプロセスに

3.2.3. トレーニングとして2つの工程を加えて説明します。

3.2.4. ①イメージする5秒

3.2.5. ②疑う5秒

3.2.6. ③視点を変える20秒

3.2.7. ④再編成する20秒

3.2.8. ⑤言語化する10秒

3.2.9. 新しく、①イメージすると⑤言語化するが登場しましたね。

3.2.10. やり方としては

3.2.11. まず、テーマをみてそれについて一般的なイメージや定義を思い浮かべる

3.2.12. イメージしたものを疑う。

3.2.13. 少なくとも3つくらいの視点で捉え直す。逆に捉えたら、とか意外なものからみたらとか

3.2.14. それらの視点から捉え直したテーマについて、再編成する。

3.2.15. その再構築したイメージで、テーマを言語化する

3.2.16. ここでのポイントは。言語化です。

3.2.17. 思考は言葉にしないと考えたとは言えません。

3.2.18. なぜなら、人間は言葉で考える生き物だからです。

3.2.19. この言語化って非常に重要ですが、難しい点でもありますよね。

3.2.20. モヤモヤしたイメージはあるけど、言葉で伝えられない。

3.2.21. このような経験をしたことは皆さんも多いかと思います。

3.2.22. このもどかしいモヤモヤを解消するためにも、正しい思考のプロセスを理解し、

3.2.23. 実践し、無意識にできるようにしていきましょう!

3.2.24. とはいえ

3.2.25. この説明だけだと、何となくしかわからないと思いますので

3.2.26. 次に、具体例と一緒にみていきましょう〜!

3.3. 思考する練習

3.3.1. ニューノーマルとは何か?

3.3.1.1. はい、もう一度、1分間思考法のプロセスを復習すると

3.3.1.2. イメージ→疑う→視点を変える→再構築する →言語化

3.3.1.3. これが流れです。

3.3.1.4. ではテーマである「ニューノーマル」とは何か?

3.3.1.5. まずイメージしましょう。

3.3.1.6. コロナ渦におけるニューノーマルな働き方。とか。

3.3.1.7. いろいろ言われてますよね笑

3.3.1.8. まずは、あなたが感じる「ニューノーマル」のイメージを捉えましょう。

3.3.1.9. 例えば、「コロナによって、今までのノーマルが変わった。」など。

3.3.1.10. そして次に、そのイメージを疑ってみます。

3.3.1.11. ニューノーマルと言われているけど、そもそもノーマルってなんだ?

3.3.1.12. いつのことをノーマルと言っているんだろう?

3.3.1.13. 今回のコロナだけ、ニューノーマルって言うのかな?

3.3.1.14. このように疑い、様々な視点で捉え直していきます。

3.3.1.15. リーマンショックの後にも、新しい常識は根付いていたんじゃないか?

3.3.1.16. ということは、ニューノーマルとは常識が変わること?

3.3.1.17. でも、変化の激しい時代において、常識とかは毎日少しずつ変化していますよね。

3.3.1.18. そことの違いはなんだろう。

3.3.1.19. 様々な視点で考えた結果、それらの情報を統合して再構築していきます。

3.3.1.20. 常識が変わることをニューノーマルというけれど

3.3.1.21. 単なる日々の変化とは異なる

3.3.1.22. 今回のようなニューノーマルと呼ばれているものの本質は、

3.3.1.23. 「ただ新しいということだけではなく、突然強いられた新しい常識。」のことなのではないか?

3.3.1.24. ということは、人は変化に対応していく生き物なので

3.3.1.25. 突然新しいルールに変わった今は驚いているけれど

3.3.1.26. 慣れていけば、ニューノーマルもただのノーマルになっていくだけになりそうだな。

3.3.1.27. どうでしょうか?

3.3.1.28. このように、思考のプロセスを明確に意識していくだけで

3.3.1.29. なんだか、頭がよくなったように感じませんか?

3.3.1.30. 今回はプロセスを詳細に説明しましたが

3.3.1.31. 次からは、もう少し簡潔に思考の一例として紹介していきます。

3.3.2. 仕事とは何か?

3.3.2.1. あなたにとって、「仕事」とはなんでしょうか?

3.3.2.2. 様々な仕事に共通していたのは、職場に行くとか、長時間働くということ

3.3.2.3. そしてそれによって対価をもらうこと

3.3.2.4. しかし、今はテレワークなどの働き方改革が登場しています。

3.3.2.5. 働き方改革の登場で、職場に行く、長時間働くことが仕事の定義ではなくなった。

3.3.2.6. そうすると、残るのは「対価をもらう」という部分

3.3.2.7. では、ボランティアは仕事とはいえないのでしょうか。家事は仕事ではないのでしょうか?

3.3.2.8. 私たちは、何かやらねばならないことを仕事と呼ぶようです。

3.3.2.9. そう考えると、仕事には純粋に対価をもらうだけのものから

3.3.2.10. 対価をもらわない活動まで含まれているのではないか。

3.3.2.11. そう捉えると、仕事とはもっと広く「誰かのために貢献すること」を仕事というのではないでしょうか。

3.3.2.12. つまり、「仕事をしなければ」というネガティブな感情だけでなく

3.3.2.13. 毎日「誰かに貢献している」と考えると、一生はもっと充実したものになりますよね。

3.3.3. いじめとは何か?

3.3.3.1. 一般的ないじめのイメージは、複数人。が1人を排除し、陰湿な嫌がらせを行うことというイメージですよね。

3.3.3.2. 嫌がらせには、心理的場合と物理的な暴力である場合もあります。

3.3.3.3. でも、必ずしも複数人対一人という構図ではありません。

3.3.3.4. 例えば、上司が部下とか、お局が新人とか、加害者は必ずしも複数である必要はなさそうです。

3.3.3.5. とすると、やはりいじめの本質は、陰湿な嫌がらせをする行為そのものなのではないか。

3.3.3.6. 心理学的にも社会的動物である人間は

3.3.3.7. 他社から認められることで初めて、事故を規定し役割を果たすことができるそうです。

3.3.3.8. つまり、自己肯定感や自尊心を破壊するいじめは、心にナイフを突き刺すような行為。

3.3.3.9. 人間は体だけで生きているわけではなく、人間はそれ以上に心で生きている。

3.3.3.10. だから、心にナイフを突き刺すような行為をしてはいけないのです。

3.3.4. 愛とは何か?

3.3.4.1. 愛にもいくつかの種類があります。

3.3.4.2. ここでは、「恋愛を意味する愛」について考えてみましょう。

3.3.4.3. 対象を自分と同等に評価する時、人の持つ常念は献身と呼べる。

3.3.4.4. あなたにとって、「愛」とは何でしょうか?

3.3.4.5. このように語っています。

3.3.4.6. デカルト曰く、愛の対象を自分以下に評価する時、その対象には単なる愛着を持つだけだ。

3.3.4.7. つまり、誰かを愛している時、というのは自分の全てを捧げてもいいと思っている。

3.3.4.8. 自分よりも価値が高いものと思っているときのことを、愛と呼ぶのではないでしょうか。

3.3.4.9. 人それぞれ答えがあっていいと思いますが、

3.3.4.10. 私は、この考え方にすごく共感しました。

3.3.4.11. あなたはどうでしょうか?

3.3.5. 大人には何か?

3.3.5.1. 大人って、何でしょうか?

3.3.5.2. この問い、かなり難しいですよね。

3.3.5.3. 日本では二十歳以上の人を成人と言いますが、それを=大人と言っていいのでしょうか。

3.3.5.4. でも、成人の年齢も時代とともに変わっていますよね。

3.3.5.5. とするなら、大人とは形式的に何歳になったとか、身体的にどこまで成長したかどうかが問題ではなく、

3.3.5.6. 社会を担える能力を持つに至ったかどうか、これこそが問われるべきなのではないか。

3.3.5.7. 言い換えると、他者の分まで責任を負うこと、負えるようになったことを大人になったと言うのではないか。

3.3.5.8. ポイントは、他者の分までという点

3.3.5.9. 子供だって、自分がやったことには自分で責任を負わなければなりませんが、

3.3.5.10. 他者の分まで責任を負わなければならないのが、大人の使命。

3.3.5.11. だから、いい年しても「子供」みたいな人はいるし、若くても「大人」な人がいる。

3.3.5.12. この他者の分まで責任を背負うことができた時、それを大人と言うのではないでしょうか。