1. 心周期
1.1. 心拍動の周期
1.1.1. 心室の動きが基準
1.1.1.1. 収縮期
1.1.1.1.1. 等容性収縮期
1.1.1.1.2. 駆出期
1.1.1.2. 拡張期
1.1.1.2.1. 等容性弛緩期
1.1.1.2.2. 充満期
2. 心電図
2.1. 刺激伝導系の時間変化を図にしたもの
2.1.1. 不整脈や虚血性心疾患の有無が分かる
2.2. 記録されるもの
2.2.1. P波
2.2.1.1. 心房の興奮
2.2.2. QRS波
2.2.2.1. 心室の興奮
2.2.2.1.1. PQ間隔
2.2.2.1.2. T波が出るまでは興奮が続いている
2.2.3. T波
2.2.3.1. 心室の興奮消失
3. 血管
3.1. 大動脈
3.1.1. 中膜が弾性線維を含む
3.1.2. 弾性血管ともいう
3.2. 細動脈
3.2.1. 血管抵抗が大きい
3.2.1.1. 抵抗血管ともいう
3.2.2. 血管収縮神経支配が豊富
3.2.2.1. 血流調節に重要
3.3. 毛細血管
3.3.1. 血液と組織の間で物質交換が行われる
3.3.1.1. 交感血管
3.3.2. 血液脳関門がある
3.3.2.1. 身体を循環する血液と脳の環境を隔てる
3.4. 静脈
3.4.1. 血管抵抗が小さい
3.4.1.1. 伸展しやすく血液貯蔵所としての役割を持つ
3.4.1.1.1. 容量血管
3.4.2. 静脈還流
3.4.2.1. 心臓から出た血管が動脈を経て全身に血液を送り静脈を通って心臓に戻ること
3.4.2.1.1. 駆動の要因
3.4.2.1.2. 働きが悪くなることで血栓などの原因となる
4. 循環調節
4.1. 局所性
4.1.1. 血管収縮物質
4.1.1.1. セロトニン
4.1.1.2. エンドセリン
4.1.2. 血管拡張物質
4.1.2.1. ブラジキニン
4.1.2.2. ヒスタミン
4.1.2.3. 乳酸
4.1.2.4. 一酸化炭素
4.1.2.5. 二酸化炭素
4.2. 神経性
4.2.1. 自律神経による調節
4.2.2. 局所性やホルモン性に比べて短時間で作動する
4.3. ホルモン性
4.3.1. 長期にわたって循環を調節する
4.3.2. 血管収縮
4.3.2.1. カテコールアミン
4.3.2.2. レニンアンジオテンシン系
4.3.3. 血流量調節
4.3.3.1. バゾプレッシン
4.3.3.2. 心房性ナトリウム利尿ペプチド
4.3.3.3. アルドステロン
5. 循環の反射性調節
5.1. 圧受容器反射
5.1.1. 体位変換や運動などにより血圧が変化することで働く
5.1.1.1. 短期の循環調節に重要
5.1.2. 血圧上昇
5.1.2.1. 頸動脈洞や大動脈弓にある圧受容器の活動が亢進
5.1.2.1.1. 舌咽神経、迷走神経を通り延髄へ
5.2. 化学受容器反射
5.2.1. 動脈血中のO₂分圧減少やCO₂分圧やH⁺濃度上昇
5.2.1.1. 頸動脈小体、大動脈小体の末梢性化学受容器が興奮
5.2.1.1.1. 舌咽神経、迷走神経を通り延髄へ
5.3. 心肺部圧受容器反射
5.3.1. 循環血液量の調節を行う
5.3.2. 出血などで血液量が減少
5.3.2.1. 心肺部圧受容器を介して脳に情報が伝えられる
5.3.2.1.1. バゾプレッシン分泌促進
5.4. 体性感覚刺激による循環反射
5.4.1. 冷受容器の興奮
5.4.1.1. 皮膚の交感神経の活動が高まる
5.4.1.1.1. 皮膚血管収縮
5.4.1.2. 内臓血管支配の交感神経活動が低下
5.4.1.2.1. 腹部内臓の血流量が増加
5.4.2. 運動開始時
5.4.2.1. 骨格筋の血管が軽度拡張
5.4.2.1.1. 進行に伴って乳酸やCO₂が蓄積