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CSR3.0 by Mind Map: CSR3.0

1. CSR3.0とは

1.1. CSR3.0? CSR1.0: 慈善, CSR2.0: 本業を通じたCSR(いまここ), CSR3.0: 本業とCSRの統合!

1.1.1. CSR2.0の問題点。 1. やる理由がない, 2.リスク・マネジメント, 3. 事業ではない, 4. 業績が悪化すると切り捨て, 5. 従業員がシアワセになれない

1.1.2. 本業を通じたCSRについて。本業とCSRは別のもの。社会貢献の土壌の上で統合していこう、というのがCSR3.0。

1.1.2.1. 「CSRは利益といった話とは違う、別の次元の話」ほんとかな?「不況でもCSRは続けなければならない」なぜ? ⇒明確な答えは見つからない。肝になるのは「利益=企業の粗利」。CSRについて、利益とどう関連づけていくかが従業。

1.1.2.2. 植林活動や障害者支援が自分たちにとってどんな意味があるのか?について。CSRは四面楚歌。従業員からは給料、株主からは配当、業者からは値段をあげろ、顧客からは値段を下げろ。。色んな立場からの要求がある。

1.1.2.3. 自社の主力商品や基幹事業を知らない従業員はいない→ほとんどの社員は自社のCSR活動を知らない→CSRが事業に組み込まれていない。これは経営者の責任→社員が知らずにいても支障がない活動に意味があるのか?

1.1.2.4. 従業員が当事者意識を持てるCSR。それは、儲かるCSR。今、利益や儲けがCSR報告書はないのではないか。

1.1.2.5. 「CSRより雇用が大事」という批判。CSRは利益といった話とは違う別の次元の話、不況でもCSRは続けなければ、といった理屈が勝てるか?そうではなくて、雇用のためにもCSRという話はできないか?

1.1.3. 社会問題 - 行政 = CSR

1.2. 3.0 三種の神器! モチベーション 3.0、モチベーション3.0、CSR3.0

1.2.1. モチベーション3.0について。 1.0: 生存のための報酬, 2.0: 成果主義, 3.0: 世の中のために役にたってる感

1.2.2. コトラーのマーケティング3.0。 1.0: 製品志向, 2.0: 消費者志向, 3.0: 人間志向。社会貢献が成功の要因!

2. 進行

2.1. 株式会社ソーシャルプランニング竹井さんのセミナーがはじまりました。CSR3.0のお話です。

3. 質問

3.1. 質問タイム。人材戦略について。企業を変えるには?他社事例、黒船が車で変わらない。ロバートフィリップ「扉が開くときがある」扉が開くまで訓練するしかない。社会貢献の大きな波が来ている。考えていかなければ成らない。

3.2. NPOと企業の関係について。一言で言えば、企画提案力。どのようなサービスを提供できるか。Room to Readが成功したのは?ビジネスの言葉で語れるような環境づくり、提案力をつくるのが大事。企業がプロボノとする動きも出て来た。

3.3. 海外の例?海外の方が進んでいると思う。シェルの事例。アダムカヘンさん、紛争ファシリテータ。政府軍の司令官と、虐殺された人を同じテーブルで語らせるハードコア。マンデラが開放されたとき、シェルが送り込んで1週間、ワールドカフェ。クーデターを阻止。経済が安定し、利益。

4. 実例

4.1. コーズマーケティング: Bookoffの例。BOOKS TO THE PEOPLE (1)買い取り点数アップ→在庫は売り上げに直結。(2)新しい顧客の獲得→中高年層の取り込み。(3)社員のロイヤリティ(安いとお叱り解消)。(4)企業の自分探し

4.1.1. Bookoff、以前はコンプライアンスの問題があった。新たに就任した社長が会社の自分探しをはじめた。金銭やセクハラの問題が起きるのは、自分たちが何者かという認識がなかったのではないか。それで考えたのが、リユースのインフラ企業。そして「捨てない人のブックオフ」へ

4.2. BOPビジネス=CSR3.0。進化するユニクロのCSR。難民キャンプ支援=CSR2.0 自分のところの商品や店舗を利用して支援。儲かる?更にすごいのは、BOPビジネスに進化したこと=CSR3.0

4.2.1. ユニクロCSRの衝撃 1ドル衣料の開発→途上国から先進国市場へ→価格破壊。競争優位

4.2.2. ユニクロの本業とは?ハイテクを活用して、まったく新しい優れた商品を海、破壊的な価格で提供する。コアビジネスを生かすフィールドとしてBOPビジネスにすると、他社は追随できない。競争力、差別性、収益性UP!

4.3. タタモーターの30万円。日本に持って来ても買わないよ、というのはオヤジ。若者は借金して車買うのが理解できない。借金してでもピースボート乗って世界を見る若者。若者は30万円のただの車でいいのかも?価格破壊が起こる怖さがCSR3.0だが、ちゃんとやると強みに。

4.4. 資生堂のCSRの一貫としてやってきたライフクォリティビューティセミナー。肌の弱い方、おじいさんのため。ちゃんとお金をとってソーシャルビジネス化?CSR3.0へ!

4.5. 企業が非営利団体をつくる。従来の財団=慈善団体ではなく事業型非営利団体→マーケティング戦略の非営利団体。ガラス会社「エコ窓普及促進会」:夏は熱の70%以上が窓とドアから入ってくる。冬は40%以上が出て行く。省エネ、エコ、コールドドラフト現象(脳溢血)防止。

4.5.1. ガラス会社真テックスの本業は?窓をつうじて社会に貢献する 窓とは何か?窓にその未来を発想するという発想。

5. ヒント

5.1. ここからはネタ。広告代理店である電通のCSR2.0「伝える力(NPOへパンフレットなどの指導)」→電通が売り上げが延びるCSR3.0とは?本業は「新しい価値観を提示しそこに企業のお金を張りつける」だから、ホワイトバンドのような活動によるビジネスの開発。

5.2. トヨタのCSR「ハイブリッド・カー」→本業はものづくり?→トヨタの本業は強い組織を作ることでは?NPOやNGOに生かされれば、社会セクターは成長するのではないか。IBMがメーカーからコンサルに業態転換したように。

5.3. ヒント2。社員のボランティア活動→社員のプロボノ活動。お手伝いから、特殊なスキルが必要とされる。自分のスキルも鍛えられる。プロボノ活動だったら働く時間の10%を充てても良い、というのは費用のかからない社員研修になる。

5.4. ヒント3。NPOに寄付をする→一緒に寄付集めをする=CSR3.0。1億円を寄付に充てればそれで終わり。だがマーケティング予算に充てれば?その中にコーズマーケティングを組み込むことができれば商品の売り上げも上がる。お互いハッピー