Miroの代替ツールを一覧で比較
Miroの代替ツールの多くは、ボード数やファイル数に制限のある無料プランを用意しています。
MindMeisterは、オーストリア・ウィーンに本社を置くMeisterが提供するWebベースのマインドマップツールです。残りの6つはホワイトボードや作図ツールなので、必要な作業を基準に比較してください。Miroは比較の基準として掲載しているので、乗り換え前のツールと見比べられます。
ツール
向いている用途
無料プラン
対応環境
Miro(参考)
大規模なワークショップ、図解中心の作業
あり(編集可能なボード3つ)
Web、デスクトップ、モバイル
MindMeister
マインドマップ、構造的な思考
あり(マインドマップ3つ)
Web、iOS、Android
Lucidspark
チームでの構造化ブレインストーミング
あり(ボード3つ)
Web
FigJam
Figmaを使うデザインチーム
あり(下書き無制限)
Web、Mac、Windows
Mural
ファシリテーション型ワークショップ
あり(編集可能なボード3つ)
Web
Appleのフリーボード(Freeform)
Apple製デバイスを使うチーム
あり(Apple製デバイスで無料)
iPhone、iPad、Mac、Vision Pro
Canva Whiteboards
ビジュアルコンテンツを作るチーム
あり
Web、デスクトップ、モバイル
Whimsical
フローチャート、ワイヤーフレーム
あり(ボードオブジェクト月50個まで)
Web、Mac、Windows
まずはこの表で、Miroの競合ツールを2〜3つに絞り込みましょう。そのうえで以下の詳しい解説を読み、各ツールが日々の作業にどう対応するかを確認してください。
チームがMiroの代替ツールを探す理由
チームがMiroから乗り換えるのは、たいてい、よりシンプルで用途を絞ったツールが必要になったときか、無料プランの「編集可能なボード3つ」という制限が足かせになったときです。それ以外の理由は、ほとんどがコスト、機能の範囲、タイミングのいずれかです。
無料プランの制限:Miro Freeは編集可能なボード3つ、AIクレジットは月10まで
規模に応じたコスト:Miroはメンバー単位の課金のため、チームが大きくなるほど費用も増加
必要以上の機能:Miroは無限のホワイトボードに、ドキュメント、テーブル、スライド、Kanbanを組み合わせたツール。シンプルなブレインストーミングやマインドマップには、多機能すぎると感じる場合も
Miroをめぐる動き:Bending Spoonsは2026年9月10日にMiroの買収に合意しました。取引の完了は2026年第4四半期の見込みです。所有者が変わるこの時期に、選択肢を見直すチームも
とはいえ、Miroは今も多くのチームにとって有力な選択肢です。大規模なワークショップを開く場合や図解中心の作業が多い場合、Miroの豊富なテンプレートや250以上の連携機能に頼っている場合は、Miroを使い続けるのが合理的かもしれません。

2026年のおすすめMiro代替ツール7選
以下のMiroの代替ツールは、それぞれ特定の作業を得意としています。ボード上で最もよく行う作業と「向いている用途」が一致するものを選んでください。
各ツールは同じ項目で紹介しているので、並べて比較できます。
1. MindMeister:マインドマップに最適なMiroの代替ツール
MindMeisterは、アイデアに明確な形を与えます。中心となるトピックからブランチとサブトピックを広げ、チームで一緒にマインドマップを作り上げられます。MindMeisterは付箋を自由に貼るタイプのホワイトボードではないため、自由度の高いキャンバス作業にはMiroやMuralが向いています。
向いている用途:マインドマップ、ブレインストーミング、構造的な思考(個人でもチームでも)
主な機能:
コメント付きのリアルタイム共同編集
プロンプトやファイルからマインドマップを作成・拡張するAI(ベータ版、全プランで利用可能)
プレゼンテーションモードとアウトラインモード
トピックをタスクに変換できるMeisterTask連携
無料プラン:Basicでは、AI機能付きでマインドマップを3つまで作成できます。2026年6月30日以降、Basicプランではマインドマップをエクスポートできません。
Miroではなく選ぶ理由:MindMeisterはすべてのボードを構造化されたマインドマップとして作成するため、アイデアが増えても整理された状態を保てます。セキュリティ面では、MindMeisterはISO 27001認証を取得し、GDPR(EU一般データ保護規則)に準拠し、ドイツでホスティングされています。
2. Lucidspark:チームでの構造化ブレインストーミングに最適
Lucidsparkは、Lucidが提供するバーチャルホワイトボードです。チームで構造的にブレインストーミングするための機能がそろっています。チームでLucidchartを使って正式な図を作成しているなら、Lucidsparkは有力な候補です。
向いている用途:投票やタイマーを使った、チームでの構造化ブレインストーミング
主な機能:
投票、タイマー、ファシリテーター用ツール(Teamプラン)
Visual Activities
プレゼンテーションモード
Lucid AI
無料プラン:編集可能なボード3つ
Miroではなく選ぶ理由:Lucidsparkは、コピー&ペースト、ベクターPDF、CSVでMiroのボードを取り込めます。さらにLucidchartと連携して、正式な図も作成できます。
3. FigJam:Figmaを使うデザインチームに最適
FigJamは、Figmaが提供するオンラインホワイトボードです。デザインチームがすでにFigma Designで作業しているなら、FigJamでブレインストーミングやラフスケッチをデザインファイルのすぐそばに置けます。
向いている用途:すでにFigmaで作業しているデザインチーム
主な機能:
スタンプとエモート
タイマーと音楽プレーヤー
AIクレジット
FigJamとFigma Design間のコピー&ペースト
無料プラン:Starter(下書き無制限)
Miroではなく選ぶ理由:ホワイトボードとデザインファイルを1か所にまとめられます。また、FigJamはMiroのベクターPDFエクスポートからボードを取り込めます(Miroの有料プランが必要)。
4. Mural:ファシリテーション型ワークショップに最適
Muralは、ファシリテーターが進行するセッションに特化したツールです。振り返り(レトロスペクティブ)や計画会議など、構造化されたワークショップを行うチームに向いています。
向いている用途:ファシリテーション型のワークショップと振り返り
主な機能:
ファシリテーション機能
プライベートモード
Mural AI
振り返りやワークショップ向けのテンプレート
無料プラン:編集可能なボード(mural)を同時に3つまで、メンバー数は無制限
Miroではなく選ぶ理由:Muralはワークショップを前提に設計されているため、ファシリテーターがセッションを主導できます。無料プランでも、ボードに招待できるメンバー数に上限はありません。
5. Appleのフリーボード:Apple製デバイスを使うチームに最適
フリーボード(Freeform)は、iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro向けのApple純正ホワイトボードアプリです。チーム全員がApple製デバイスを使っているなら、フリーボードはすでにインストールされており、無料で始められます。
向いている用途:iPhone、iPad、Macで作業する個人やチーム
主な機能:
付箋、図形、写真、PDF、リンクを配置できる無限のキャンバス
1つのボードで最大100人とリアルタイム共同編集
Apple Pencilでの手書き、ダイアグラム、コネクタ
ボードの一部を保存してプレゼンテーションできるシーン
無料プラン:Apple製デバイスで無料(ボードは所有者のiCloudに保存)
Miroではなく選ぶ理由:フリーボードは無料で、Apple製デバイスに最初から入っています。ただし、ボードに参加する全員にApple AccountとApple製デバイスが必要なため、WindowsやAndroidのユーザーがいるチームには、マルチプラットフォーム対応のツールのほうが向いています。
6. Canva Whiteboards:ビジュアルコンテンツを作るチームに最適
Canva Whiteboardsは、Canvaのデザインワークスペースでオンラインホワイトボードを使える機能です。ラフなアイデアをデザインやプレゼンテーションに仕上げるコンテンツチームに向いています。
向いている用途:すでにCanvaでデザインしているビジュアルコンテンツチーム
主な機能:
Canva内で使えるホワイトボード
豊富なテンプレートライブラリ
ホワイトボードのアイデアを同じワークスペースでデザインやプレゼンテーションに変換
無料プラン:Canva Freeでもホワイトボードの共同編集が可能
Miroではなく選ぶ理由:アイデアと完成したビジュアルを同じツールにまとめられます。ブレインストーミングからデザインに移るときのエクスポート作業も不要です。
7. Whimsical:フローチャートとワイヤーフレームに最適
Whimsicalは、図をすっきりと見やすく保てるツールです。フローの整理、ワイヤーフレームのスケッチ、ドキュメント作成を並行して進めるプロダクトチームに向いています。
向いている用途:フローチャート、ワイヤーフレーム、構造化された図
主な機能:
フローチャート、マインドマップ、ワイヤーフレーム
AIによる生成
ドキュメントとボードを一体化
MacとWindowsのデスクトップアプリ
無料プラン:ボード数は無制限。ただし、ボードオブジェクトとドキュメントブロックはそれぞれ月50個までで、エクスポートには透かしが入ります。
Miroではなく選ぶ理由:Whimsicalは、構造化された図をすっきり描けるキャンバスです。一方、自由度の高いワークショップ用のボードには、引き続きMiroのほうが適しています。
無料で使えるMiroの代替ツール
無料で始めやすいのは、Canva WhiteboardsとAppleのフリーボードです。Canva Freeではホワイトボードの共同編集ができ、フリーボードはApple製デバイスで無料で使えます。MindMeister、Lucidspark、FigJam、Mural、Whimsicalも、制限付きの無料プランを用意しています。
無料プランは、ツールのお試しや軽い用途に向いています。多くはボード数、ファイル数、オブジェクト数に上限があるため、実際の作業量と照らし合わせて確認しましょう。
Canva Whiteboards:Canva Freeでホワイトボードの共同編集が可能
Appleのフリーボード:iPhone、iPad、Macで無料
MindMeister:Basicでマインドマップ3つまで(2026年6月30日以降はエクスポート不可)
Lucidspark:編集可能なボード3つ
FigJam:Starterプランで下書き無制限
Mural:編集可能なボード(mural)を同時に3つまで、メンバー数は無制限
Whimsical:ボード数は無制限、ボードオブジェクトとドキュメントブロックはそれぞれ月50個まで
Miro(参考):編集可能なボード3つ、AIクレジットは月10まで

マインドマップで比べるMindMeisterとMiro
マインドマップや構造化されたブレインストーミングにはMindMeisterが、大規模なワークショップや図解中心のホワイトボード作業にはMiroが適しています。
Miroは、自由形式のキャンバス上でマインドマップ機能を提供しています。一方、MindMeisterはマインドマップ作成に特化したツールです。アウトラインモード、フォーカスモード、次のステップにつなげるMeisterTask連携を備えています。2つのツールを並べて比べたい場合は、MindMeisterとMiroの機能比較をご覧ください。
Miroからほかのツールに作業を移行する方法
Miroで作成した内容は、ほかのツールに移行できます。MiroのボードをPDF、JPG、SVG、CSVでエクスポートし、これらのファイル形式に対応したツールに取り込みましょう。LucidsparkとFigJamは、どちらもMiroからのインポート方法を公式に案内しています。
新しいツールを使い始める前に、移行の計画を立てましょう。今後も必要なボードを見極めてください。古いボードは、PDFのアーカイブとして残しておけば十分な場合も多くあります。
Miroからのエクスポート:PDF、JPG、SVG、CSVに対応。無料プランでのエクスポートは低解像度で、透かし入り
Lucidspark:コピー&ペースト、ベクターPDF、CSVで取り込み可能
FigJam:MiroのベクターPDFエクスポートを取り込み可能(Miroの有料プランが必要)
MindMeister:Miroからのインポートには非対応。主要なアイデアをマインドマップとして作り直すか、RTFのテキストアウトラインを貼り付けるか、MindManager、XMind、Freemindのファイルをインポート
MindMeisterでは、AIマインドマップ生成機能を使って、プロンプトやアップロードしたファイルからマインドマップを作成することもできます。たたき台となる構成ができるので、あとはチームで整えていきましょう。
簡単な例を紹介します。チームでMiroの振り返りボードをCSVファイルとしてエクスポートしたとします。付箋に目を通し、「オンボーディング」「引き継ぎ」「ツール」といった主要なテーマを洗い出します。次に、それらのテーマを新しいマインドマップのメインブランチとして作り直し、各ブランチの下に重要なメモを追加します。
自分に合ったMiroの代替ツールの選び方
Miroの代替ツールは、ボード上で行う主な作業、チームがすでに使っているツール、許容できる無料プランの制限を基準に選びましょう。
マインドマップで考えるなら:構造化されたマインドマップ、AI、タスク連携を備えたMindMeister
デザインチームがFigmaを使っているなら:FigJam
ファシリテーション型のワークショップを行うなら:Mural
チームでiPhone、iPad、Macを使っているなら:Appleのフリーボード
ビジュアルコンテンツを作るなら:Canva Whiteboards
フローチャートやワイヤーフレームを描くなら:Whimsical
ブレインストーミングに加えてLucidchartも使うなら:Lucidspark
豊富なテンプレートを使って大規模なワークショップを行うなら:引き続きMiro
作業内容の異なる2つのチームを例に考えてみましょう。ある教員が新しい単元を計画し、テーマを授業、読み物、アクティビティに分けます。MindMeisterのマインドマップなら、単元全体をひと目で把握できます。生徒もリアルタイム共同編集で、自分のアイデアを書き加えられます。
一方、あるデザインチームは新しいアプリ画面をスケッチします。このチームがFigJamを選べば、スケッチをFigmaのファイルのすぐ隣に置けます。
自分の考え方に合うツールを選ぶ
誰にとっても正解となる、唯一のMiro代替ツールはありません。最適な選択は、主な作業、今使っているツール、許容できる無料プランの制限によって変わります。Miro自体も、大規模なワークショップや図解中心の作業では今も有力な選択肢です。
ボードに載せるのが構造化したいアイデアであることが多いなら、MindMeisterがそれを明確なマインドマップに変えます。マインドマップは共有も、プレゼンテーションも、タスクへの変換もできます。まずは無料のBasicプランで始め、無料のマインドマップテンプレートを1つ選んで、考えが形になっていく様子を確かめてください。
アイデアを整理してわかりやすいマインドマップに


